パラリンピック大会の意義について考えよう(2)

車いす体験の模様 車いす体験の模様 弱視疑似体験の模様 弱視疑似体験の模様 シッティングバレーの様子 シッティングバレーの様子
車いす体験では、自分の手で車いすが操作できるものと、完全に介助者に押してもらうタイプのものを体験しました。スロープを使って体育館の外に出たり、戻ったりするときに、介助の難しさを感じていたようです。また、車いすにブレーキ(ストッパー)がついていることを知らなかった人も多かったようです。
弱視疑似体験では、高齢者体験に用いる視野が狭くなるゴーグルと、手足に重りをつけて動きが鈍くなるという機材を身につけ、動いてみる体験をしました。介助者になった人は、どう介助してよいか分からず、苦労していました。また体験が終わって装具を外した人からは、「ああ、軽くなった。こりゃ、たいへんだ」など、障害がある方の大変さが身に染みて理解できた感想が聞かれました。
障害者スポーツでは、シッティングバレーを体験。両足をしばっておしりを付け、トスを回しましたが、かなりたいへんな様子でした。しかし、自分が動きづらいことを体験したためか、相手がレシーブしやすいようにパスを上げようとする姿が見られました。
この授業の特長は、必ず介助者をつけてバディで活動することです。各種障害の体験をして理解するだけでなく、介助のことも体験することで、「多様性と調和」の具現化に向けて意義深い授業になったと思います。
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