1月19日(火)今日は、2校時に2年1組の道徳の授業を見に行きました。道徳の教科書に掲載されている「おせちのひみつ」という資料を使った授業でした。日本の国の文化に親しみ、愛着をもとうとする心情を育むことをねらいとした授業でした。 まず、お正月に食べるおせち料理には、どんな意味が込められているのかを学習しました。おせち料理は、昔から日本に伝わる料理で、お祝いの意味合いがあることはなんとなく分かりますが、一つ一つの料理の意味を知っている人は大人でも少ないのではないでしょうか。 担任の先生が、「おせち料理を食べた人〜」と聞いただけで、子ども達は口々に「栗きんとんがおいしいよ」とか「たくさん食べ過ぎた…」と話していました。(写真上) では、子ども達の大好きなその栗きんとんが、どういう意味でおせちに入っているかと言うと・・・「光り輝く黄色で、豊かに暮らせるように」という願いが込められているそうです。黒豆は「まめに働いて過ごせるように」、れんこんは「穴が開いていて先が見えることから」、ごぼうは「長く根を張り、しっかり生きるため」、かまぼこは「紅白のめでたさと、日の出の形から」、昆布巻きは「喜ぶ(こぶ)」、えびは「腰が曲がるまで長生きできるように」・・・と、それぞれ『寿』に通じる意味合いがあります。(道徳の教科書には、おいしそうな写真と説明が載っています。)さらに、おせちを重箱に入れるのにも理由があります。重箱は、重ねる箱です・・・「おめでたいことを重ねる」という意味があるそうです。 続いて授業の後半は、おせち料理のように人々の願いが込められているものについて考え合いました。お祭りや七五三、ひな祭り、節分など、様々な文化が日本にあります。そして、その多くは、健康や豊作を祈願したことが始まりとなっています。特にそれらの中でも多いのは、子どもの成長を願う行事です。昔は、疫病などで命をおとす子どもがたくさんいました。親の願いは、「まず何よりも、健康な子に育ってほしい」ということであったのです。「勉強ができる子になってほしい」とか、「スポーツ選手になってほしい」という現代の親の希望は、昔の親からしたら贅沢すぎる願いであると言えそうです。 1年生は、生活科の時間に「きたかぜとあそぼう」という学習をしています。今日は、2組と3組が風車を作って遊んでいました。生活科の教科書には、ぐにゃぐにゃ凧と風車の作り方が載っていて、「かぜにはどんな力があるのかな?」と書いてあります。3年生から始まる理科の学習につながるような言葉です。確かに、1,2年生の生活科は、3年生以上の学年の理科や社会科につながる部分が多くあります。自然の中から遊びを見つけ、楽しむ段階が生活科であり、科学的に確かめていくのが理科の学習とも言えます。 子ども達が作った風車は、紙コップを切り開いて羽にし、竹ひごやストローで回転する仕組みになっています。作り終わった子から中庭に出て回してみました。勢いよく走ると、すごい勢いで風車が回転しました。体の前に風車を持って、池の周りをぐるぐる走り続ける子もいました。今日は、ちょうど北風が強く吹いていたので、止まって手に持つだけでも羽が回転していました。子ども達は、いろいろな不思議に気がついていたようです。(写真中) 先週金曜日から、校内書き初め展が始まりました。夕方の4時から行っている書き初め展の公開では、毎日数名の保護者の姿を見かけます。校内でも、他のクラスや学年の作品を見て学ぼうと、クラスごとに書き初めを見に行っています。 6年生が、同じ階の4年生の書き初めを見学していました。(写真下)3年生以上の毛筆は、今年からお手本の文字が変わりました。ですから、6年生にとっては初めて見る書き初めです。(6年生が4年生の頃は、「流れる星」を書いていました。) |
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