「わくわく・どきどき」の学びを目指して

1月20日(水)

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 6年生は、国語の時間に「メディアと人間社会」という説明文の学習をしています。今年の教科書から新しく入った教材で、作者は池上彰さんです。教科書には、ご本人の写真も載っています。(写真上)池上さんについては、テレビにも多く出演されている方なので、子ども達もよく知っているでしょう。元NHK記者からスタートし、現在はフリージャーナリストとして活躍中です。NHKにいた時は、週刊子どもニュースという番組の初代お父さん役を長らく務めていたことでも有名です。
 NHKを退社後もテレビの各局からの出演依頼が多いのは、その分かりやすい解説の仕方にあるのではないでしょうか。そして、なんでも実によく知っていると感心するほどの情報量をもっている方です。その池上さんが書いた説明的な文章なので、小学生にも受け取りやすいということで教科書に採択されたのでしょう。
 6年生の国語の授業では、文章全体の構成を考えながら読み、各段落の要旨をとらえることを中心に学習を進めていきます。全体は、「始め・中・終わり」に分けられ、「中」にあたる段落では、歴史的な順序に合わせたメディアの登場について説明しています。「文字を使った伝達」から始まり、「電波」、「映像」、「インターネット」と、段落ごとに各メディアについて紹介しています。そして最後の段落では、「人間の欲求を意識してメディアとつき合うことの大切さ」を筆者の主張としてまとめています。いかにもメディアで活躍されている池上さんらしい文章だなと感じました。
 教科書には、続けてもう1つ説明文が掲載されています。「大切な人と深くつながるために」という、鴻上尚史(こうがみしょうじ)さんが書いた文章です。人と会話をする時間を増やしていき、「コミュニケーションの練習をしている」と思い、上達させていくことが大切であること。そして、「大切な人とのコミュニケーションをする機会を増やしていこう」という主旨で書かれた説明文です。
 大人も子どもも、SNSを利用した社会が当たり前になりつつあります。直接会話することの重要性を、国語の教材を通して訴え、警鐘を鳴らしているようにも感じられます。
 3校時は、けやきルームの授業観察に行きました。2つの部屋に分かれて、3人ずつの児童への小集団指導が行われていました。感染症対応として、本来なら全員で行っているところを、2つに分けて人数を減らしていました。また、一人一人の机に飛沫防止のアクリル板を立てて授業を行っていました。(写真中)
 3学期のけやきルームの指導は、今週からスタートしています。そこで、初日の今日は、冬休みの出来事と3学期のめあてを発表するスピーチから始めました。自分の教室のような大人数の中で発表するのが苦手な子も、けやきルームの少人数の場所では、自分の言いたいことをしっかりと話すことができます。けやきルームでは、こういう経験を積ませることによって、自信を高めていくように指導しています。授業の後半は、冬に関する言葉を集めたビンゴゲームをして盛り上がりました。
 4校時は、2年2組の道徳の授業観察を行いました。「空色の自転車」という資料を使った、生命尊重について考える授業でした。交通事故にあって、意識不明の重体になっていたかんた君のところに、先生や友達が次々とお見舞いに来ます。家族の支えもあり、やっと意識が回復して松葉づえをつきながらリハビリに励むようになりました。リハビリをがんばる主人公の気持ちを考えながら、後段では命の大切さについて考えさせました。(写真下)
 道徳の授業では、年間を通じてどの学年もたくさんの内容項目を指導しています。その中で最も指導が難しいのが、「生命尊重」にかかわる内容です。2年生のこの資料では、主人公の命に対し、周りの多くの人たちが心配をするとともに、回復を喜んでくれました。そういう中から「自他の生命を尊重する心」へと結び付けて指導しています。

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