「わくわく・どきどき」の学びを目指して

1月28日(木) その1

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 1校時に、3年3組の授業観察に行きました。道徳の教科書に載っている「ありがとうの気持ちをこめて」という資料を使い、「感謝」について考える授業でした。
 資料は、東日本大震災直後のお話です。つかさは、一時的に避難していた町からやっと自分の家に戻ることになりました。そこで見たのは、警察や自衛隊、消防の人たちが必死に災害救助に尽くしている姿でした。そのような人たちに向けて、つかさは挨拶を始めます。やがて姉も加わり、毎日手を振って感謝の気持ちを伝えていきました。・・・授業では、2人の姿を通して、自分たちの生活を支えてくれている人々にどのような思いを伝えたいかについて考えさせていきます。そして、その人たちの存在意義に対する理解を深め、尊敬と感謝の気持ちをもとうとする実践意欲と態度を育てることをねらいとして授業を進めていきます。
 この資料は、実話に基づいて作られています。実際に東日本大震災の直後に、2人の姉弟が救助活動をする人たちに向かって3か月以上も感謝の気持ちを伝え続けていたことが新聞に載りました。『夕方、福島市飯野町青木の峠道。警視庁のパトカーが来た。2人はカレンダー裏に書いた「おかえり!!」「いつもありがとう」のメッセージを急いで広げ、手を振って「お疲れさまでした」と大きな声をかけた。警察官も手を振り返した。・・・(朝日新聞より)』
 実話は説得力があります。最初は教科書の挿絵と文章で考えていた子ども達でしたが、先生から新聞記事になったことを伝えられると、スッと背筋を伸ばして写真に見入っていました。(写真上)
 2校時は、6年3組の国語の授業観察に行きました。「漢字を正しく使えるように」という言葉の学習についての授業でした。同じ読み方をする漢字について、適切な字を選択する方法を知ることをねらいとした授業内容でした。いわゆる「同音異義語」を正しく選択して使うという学習です。(写真下)
 「しょう人数で学習する。」の「しょう」は、「小」か「少」か? 正解は、「少人数」です。同じ音(ショウ)の場合は、訓読みを考えると分かりやすくなります。「少」は、訓読みで「少ない」なので、「少人数」となります。では、同じ訓読みの漢字ではどうでしょうか。「破れる」と「破れる」の漢字を例にします。「試合にやぶれる」は、「敗れる」の方を使います。敗北や敗退なと、熟語で考えるとその文にふさわしい漢字が分かってきます。
 パソコンで文章を作ると、自動変換してくれるので便利です。一方で、どちらの漢字を使うのか、いつも迷う字があります。「始め」と「初め」です。「一日のはじめに顔を洗います」・・・どちらの漢字を使いますか? 「開始」という意味なので、「始め」ですよね。「はじめはできなかったが、次にできるようになった」は、「最初」という意味から「初め」です。「始め」と「初め」の違いは、「開始」なのか「最初」なのかにありますが、とても微妙な場合があるので、悩む時が多いです。

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