「わくわく・どきどき」の学びを目指して

2月17日(水)

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 5年2組では、国語(書写)の時間に、習字道具の小筆を使って百人一首を書いていました。自分のお気に入りの百人一首から、友達と上の句・下の句を分担して書く「共同作品」のようでした。
 5年生は、1学期から百人一首に熱心に取り組んできました。20首ずつ覚える期間を決めて、クラスで対戦を重ねた後、学年で「百人一首チャンピオンシップ」を開いてきました。いよいよ明日、最後の20首の学年チャンピオンシップが開かれる予定です。
 小学生のうちに覚えた記憶は、一生の財産になると言われています。私は、4年生の時に都道府県と県庁所在地を覚えました。当時の担任の先生の指導で、夕方6時から放送していた「こどもニュース」を見て、白地図に記入する宿題が大好きでした。そのおかげで、日本の地理が好きになりました。
 百人一首は、親戚の家で「坊主めくり」をしたのがきっかけで、買ってもらったことがあります。その後、高学年の時に学校の授業で指導があったのでしょう、何首か覚えたことがあります。それらの句は、今でも強く記憶に残っています。
 「衣干すてふ 天の香具山」を書いていた子がいました。(写真上)「春過ぎて夏来にけらし 白妙の 衣干すてふ 天の香具山」という持統天皇の一首です。この句は、「もう春が過ぎて夏が来たようだ。天の香具山では、真っ白な衣を干す景色が見られるというが、なるほど衣替えの季節で、白い衣がはためいている。」という意味で詠まれています。
 しかし、私が小学生の頃に先生から教わったのは、もう一つの解釈の仕方があるということでした。「てふ」は「ちょう」と読みます。「蝶々」のことでもあることから、羽を休めて乾かす蝶々の様子と重ねて詠んだ句であると習いました。そういうこともずっと後まで残る記憶になるものです。
 今日から、連合図工展に出品する作品の校内展示が始まりました。南校舎1階の保健室前の掲示板に、各クラスの代表作品が展示してあります。学校だよりでもお伝えしたように、区の連合図工展は、書き初め展と同様に中止となりました。本来であれば、区立美術館に区内全校の作品が集まり、盛大に図工展が開催されていたところでした。今年は、各学校で開催することになりました。田柄小では、4年生と6年生はクラス2点ずつ、他の学年はクラス1点ずつ作品が選ばれています。後日、代表に選ばれた子ども達には、出品証の表彰をする予定です。
 休み時間や体育館への行き来の際に、作品に引き寄せられるようにして足を止める姿が見られます。近づいてみたり離れてみたりしながら、細かくていねいに作られた作品の様子に見入っていました。(写真中)
 5校時に、6年生が5年生に「田柄ソーラン」の踊り方を伝授する会を開いていました。けやき広場を使い、5,6年生がクラス単位で外に出て、6年生のソーランの踊り方をじっくりと見せてもらっていました。(写真下)
 今年度は、秋の運動会が中止になりました。本来だったら、5年生が地域の方から指導していただき、運動会で披露していたはずの田柄ソーランでした。今回教えてもらうことになったのは、6年生の卒業前に自分達がソーランを受け継ぎ、田柄小の伝統を守っていきたいということからです。また、来週金曜日にある「6年生を送る会」までに練習し、6年生の前で踊る姿を見せたいという思いもありました。
 6年生にお手本を見せてもらった後は、5年生も参加して踊り方を練習しました。ビデオに3クラス分を収めたので、これから5年生は、練習を毎日重ねていくことでしょう。
 ところで、6年生は昨年度の運動会で踊ったソーランをよく覚えていたものです。・・・6年生の先生方に聞いてみると、5年生から話をもらい、学年で必死になって踊り方の練習に取り組んできたそうです。6年生にとっても、卒業前に田柄小の伝統を守る大切な使命を果たすことができたという満足感が得られたのではないでしょうか。

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