「わくわく・どきどき」の学びを目指して

2月18日(木)

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 2年生は、国語の時間に「スーホの白い馬」の物語文の学習に取り組んでいます。この物語は、モンゴルを舞台にしたお話です。スーホという心優しい少年と、白い馬との悲しい物語です。また、この物語では、「馬頭琴」という楽器の起源が描かれています。馬頭琴とは、2本の弦で音を奏でる楽器で、二胡とも言われています。楽器の一番上の部分が馬の形になっているのが、名前の由来です。モンゴルでは国民的な楽器で、広く親しまれています。
 今日、2年2組では、モンゴルの民族衣装を画像で紹介するとともに、馬頭琴の実物を子ども達に見せていました。(写真上)この馬頭琴は、3年生の先生の私物です。以前、モンゴルに旅行に行った際に買ってきたそうです。
 馬頭琴は、その名の通り、さおの先に馬の彫刻が彫られています。また、弓は馬のしっぽの毛を束ねて作られていて、「草原のチェロ」とも例えられています。二千年以上の歴史があり、モンゴルでは馬頭琴を弾くと、その家に幸福が訪れると言われています。
 子ども達からは、当然のように「音が聞きたい」と声が上がりました。来月、馬頭琴奏者の方に来ていただき、演奏を聴く会を開く予定です。それにしても、モンゴルへの旅行の際に、写真を撮ってくるならまだしも、実際に馬頭琴を買ってくる(土産用のものだとしても)というのはすごいことだと思いませんか? 演奏法を学んで自分の趣味にしようという思いで買ったのではありません。「2年生を担任した時に使える」と思って購入してきたはずです。
 こういう気持ちは、教員をしていると必ず頭のどこかにあるものです。私はそれを「職業病」と名付けていました。例えば、観光地や名勝地に出かけると、人物を入れない写真も撮っておこうとします。「○年生の社会科で使えるな」とか「○年生の国語で使えそう」とか、すぐに考えてしまうのです。ですから、家族で旅行に行っても、素直に景観にとけこめずに、余計なことを考える自分がいて嫌になる時がありました。
 5年生は、社会科の時間に「くらしと産業を変える情報通信技術」の学習をしています。情報通信技術と言うよりも、「ICT」と言った方が一般的な用語でしょうか。社会科の内容は、教科書の改訂のたびにその時代に合ったものへと差し替えられていきます。教科書では、電子マネーや店のレジのPOSシステム、さらにはAI(人工知能)についての内容も掲載されるようになりました。このようなICT活用社会や大量の情報化社会において、今後どのように生活をしていけばよいか、そしてどのようなことに気をつけていかなければならないかを考えさせることを学習のねらいとしています。
 5年2組では、ICTを駆使して育てた「ミガキイチゴ」を取り上げて授業をしていました。(写真中)ミガキイチゴとは、宮城県山元町で生まれたブランドイチゴです。1粒1000円の『食べる宝石』とも呼ばれ、全国的に有名になりました。10年前の東日本大震災で被害に遭い、その後ITによるデータ管理システムを取り入れて復活したという経緯があります。長年培ってきた農家の匠の技を全てデータ化することで、今までにない生産体制をつくりあげることに成功しました。以前このニュースを聞いた時、一度食べてみたいとは思ったものの、残念ながらまだ味わったことがありません。
 2年生が、自分の成長を振り返る生活科の学習をしていることは、先週お伝えしました。今日3組では、家の人からの手紙を全員に渡し、読んだ感想をまとめさせていました。(写真下)
 家の人からの手紙は、子ども達にはサプライズとなるように、あらかじめ学年で各家庭に用意をお願いしてあったものです。どの子も自分のお父さんやお母さんからの手紙をじっと見つめて、何度も何度も読み返していました。
 手紙には、小さい時によく泣いていたことや、毎日かわいがって育ててきたことなどが書かれていました。また、小学校に入ってがんばっている様子や成長を感じうれしいこと、さらにこれからも何事にもくじけずにがんばってほしいという希望が書かれていました。(何人かの手紙を見させていただきました。)私までうれしくなる手紙ですから、家の人からの手紙をもらった子ども達は、どんなにかうれしかったことでしょう。これから学校では、感謝の気持ちへと結びつけて学習をさらに深めていきます。

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