3月18日(木)しばらく練習の時間を取った後、5分間の計測が始まりました。どのクラスからも、「ハイ、ハイ・・・」というなわを回して入るタイミングのかけ声が、元気よく聞こえてきました。なわに引っかかった子がいると、すぐに「ドンマイ」という声もありました。計測が終わったクラスから、大きな歓声や拍手が沸き起こりました。 お昼の放送で、記録の発表がありました。1年生は、前回は「大波小波」で跳んでいましたが、今回は「8の字跳び」にどのクラスも挑戦していました。(3クラスとも100回以上跳べていたので立派です。) 跳んだ回数では、今回も6年2組がずば抜けてすごい記録を出しました。830回でした。前回(2学期)の記録を大幅に上回ったのも6年2組でした。前回の505回よりも、325回も記録を伸ばしました。 どのクラスも、2学期よりも3学期と、記録を更新してがんばりました。全校の子ども達は、今まで6年2組の練習の様子を何度も目にしてきました。なわの回し方や跳び方を見て、自分達もがんばろうという気持ちになることができたのは、6年2組のおかげです。自分のクラスの記録だけでなく、全校の子ども達に良い影響を与えた6年2組に、大きな拍手を送りたいと思います。 ところで、昨日は桜の開花宣言についてお伝えしましたが、今日はハナモモの開花をお伝えします。中庭に面した1年生の教室からハナモモのきれいな花がたくさん見られます。1組の窓の外には、濃いピンク色のハナモモが、そして2組の外には白いハナモモが咲き始めました。(写真上) ハナモモと言うと、ピンクの花を思い浮かべるかもしれません。山梨県の笛吹市一帯は、もうすぐピンク色の花で彩られます。桃の花が一面に咲き、それはそれは見事です。春休み中に、以前行ったことがあります。夏の時期に桃狩りに行くのもよいものですが、春の桃の花畑を見に行くのもお勧めです。 私は、ハナモモの白色が大好きです。白い花というと、いろいろな種類の花がありますが、ハナモモの白花ほど輝かしくまぶしい白色はありません。真っすぐ素直に育つ、子どもの純白さ、純真さを象徴するような白い花です。 6年生は、算数の時間に「算数卒業旅行」という学習をしています。外国の算数に触れたり、日本の昔の算数問題に挑戦したりする学習です。昨日、私が6年生に出した問題にも近いものが含まれています。 日本で独自に発達した数学に「和算」があります。特に、江戸時代の後期に数学ブームが起きて盛んになったそうです。その後、明治時代に西欧数学が輸入され、和算は日本の教育現場から姿を消してしまいました。しかし、そのすばらしい文化や内容が見直され、今も各方面で活用されています。 今日、3組で挑戦していたのは、「油分け算」と「入れ子算」、そして「算額」でした。(その前のページには、有名な「鶴亀算」も載っています。)算額というのは、和算の問題をつくり、その問題と解き方、答えを板に書き、神社や寺に奉納したものを言います。次第に問題だけが書かれたものが奉納されるようになり、かなりな難問が考えられるようになったとのことです。日本の算術もなかなかレベルの高いものでした。 3組では、子ども同士で解き方の交流をしていました。(写真中)式を求めて解くというよりも、地道に図を書いて考えていく方が良い場合もあります。根気との勝負が分かれ道のようでした。それにしても、昔の人はよくこういう問題を考えついたものだと思います。 同じ時間、6年2組の教室には、5年2組の子ども達が訪れていました。5年生は、最高学年をめざして、6年生からバトンをもらうための準備に取りかかっています。「最高学年とはどういう心構えが必要か。そして、最高学年では何をすべきか。」・・・まずは自分達で考えてから、実際にこの一年間最高学年を務めてきた6年生にインタビューをしようと、教室までやってきたというわけです。(写真下) 6年生は、5年生からの質問に、一つ一つていねいに答えてあげていました。「1年生のお世話の時に、どんなことを気をつけていましたか。」「最高学年として、一番大変だったことは何ですか。」・・・5年生から「先輩」として慕われる立場となり、6年生にとっては少し照れくさいような気になったようです。 6年生は、その後3,4校時に、体育館で卒業式の練習を行いました。入場から証書授与まで、その練習の様子を見に行きました。そして、今日始めて証書授与の練習に私が入って指導しました。お辞儀の仕方や歩き方、視線の位置など、修正したい箇所がたくさん見つかりました。卒業式当日まで、ちょうど一週間となりました。今後も、しっかりと練習を積み上げていきます。 |
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