「わくわく・どきどき」の学びを目指して

7月3日(金)

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 3年生の各教室でカブトムシを飼育しています。3年生の先生が田舎の方から各クラス用に取り寄せたもので、蛹(さなぎ)の状態で先月から教室に置いてありました。カブトムシは、幼虫の期間が一番長く、9月頃に卵からふ化すると、専用の土の中で過ごします。5〜6月頃が蛹の期間で、土の中に蛹室を作ってじっとしています。最初の頃は珍しがって飼育ケースをのぞき込んでいた子ども達は、じっとして動かない蛹にちょっと興味が薄れてきていました。また、3年生は日に日に大きくなっていくカイコの世話に手がかかり、カブトムシどころではなくなってきていました。それが一転、真っ黒のテカテカ光るカブトムシの成虫が誕生すると、子ども達の関心を一気に集めることになりました。(写真上)
 カブトムシの成虫の寿命は、2〜3か月くらいです。子どもの頃、よく家に飛んできたカブトムシを育てたことがありますが、そんなに長生きをしたためしがありません。今から思うには、飼育の仕方が間違っていたからです。昔は、カブトムシやクワガタを育てるために、スイカやモモを与えたものでした。今のような昆虫ゼリーがなかった時代です。虫たちは、お腹をこわして寿命を縮めてしまったのでしょう。
 しかし、田舎に住んでいたため、カブトムシやクワガタ、カミキリムシなど、子ども達が虫かごに常備する虫を捕まえる環境は整っていました。夜になると、家の網戸には、たいてい何らかの虫が光に誘われてやって来ていたからです。他にも必要のない虫たちがたくさんいました。網戸をすり抜けて、家の中は蚊取り線香をたいてもいろいろな虫が飛び交っていました。今の子ども達がそんな時代に行ったとしたら、家の中の虫の多さにまずびっくりすることでしょう。
 4年生の理科「とじこめた空気や水」の学習として、空気でっぽうの実験セットで遊ぶ様子を先日お伝えしました。今日は、教室で同じ実験セットを使い、水と空気の縮み方の違いを確かめていました。
 プラスチックの筒の中に、水と空気が半分ずつ入っています。棒を上から押し込み、筒の中の様子を観察しました。(写真中)結果は、水の目盛りは変わらず、空気の部分だけ縮まりました。この結果から、空気は押し縮めることができても、水は押し縮めることができないということが分かりました。(さらに、水だけで実験してみると、全く押し縮めることができないことが分かります。)
 教科書には、お店で売られているパック詰めの豆腐の写真が載っていて、「積み重ねられていても、中身の豆腐がつぶれない理由を考えよう」と書いてあります。豆腐の入れ物は、豆腐以外の部分は水で満たされています。水が縮まないということが理解できれば、「なるほど、そういうわけか…」と納得できます。
 一方、3年生の理科の学習では、「ゴムや風でものをうごかそう」という実験をしています。3年生では、今まで生き物教材を中心に理科の学習が進められていました。初めての実験内容です。ゴムは、伸ばしたりねじったりすると、元に戻ろうとする性質があります。3年生も実験セットを購入し、楽しみながら学んでいます。ゴムの伸び縮みで発射する車を使い、ゴムを少し伸ばした時とたくさん伸ばした時とで、どれだけ車が遠くまで動いたかを調べます。
 ちょうど3年生は、算数の時間に長さの学習で巻き尺の使い方を習ったばかりです。友達と協力して、何m何cm動いたかを一生懸命調べていました。(写真下)

7月2日(木)

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 1年生は、生活科の学習としてミッキー池でザリガニ釣りをすることになりました。今日は、1組の子ども達が釣りざおを手に中庭に出てきました。
 釣りざおに結ばれたタコ糸の先には、餌としてスルメイカがついています。グループで順番に釣りざおを持つことになっていて、さっそく子ども達が池をのぞき込みながら糸を垂らしていきました。
 池の中は、スイレンの葉が生い茂っているものの、あちこちにザリガニの赤いハサミが見え隠れしています。今年度に入ってザリガニ釣りをしたのは、今日の1年1組が最初でした。池の中のザリガニ達も、両手のハサミをバンザイさせながら、待ち構えていたかのように顔をのぞかせてきました。それほど待つ間もなく、あっという間にザリガニが釣り上げられ、子ども達から歓声が沸き上がりました。(写真上)
 ザリガニの寿命は6〜7年と言われています。1年生が生まれた頃からミッキー池にいたザリガニも多くいるということになります。釣り上げられたザリガニは、グループごとに丸い水槽の中に集められました。大きな年代物のザリガニもいれば、小ぶりなザリガニもいます。子ども達が水槽をのぞき込むたびに、バシャバシャと元気よく跳ね回っていました。
 後で給食の様子を見に行きながら、後ろのロッカーの上に置かれた水槽をのぞいてみました。水槽の中に入って観念したのか、24匹のザリガニ達はすっかりおなしくなっていました。一方、1年生の子ども達は、今日の給食のたこめしをおいしそうに食べていました。(その後、ザリガニは水槽に1匹ずつにして、あとは逃がしてあげました。)
 2年生は、算数の時間に「長さのたんい」の学習をしています。1年生の頃の長さ比べの学習では、直接長さを比較したり、任意の物を使って「何個分」というように比べたりしてきました。2年生では、普遍的な単位のmmとcmを知り、ものさしの使い方を学習します。
 今日は、ものさしを使って長さを実際に測ったり、ものさしの読み方について学習していました。(写真中)ものさしは、学校で人数分をそろえて使わせています。昔は各家庭で購入してもらっていましたが、ものさしよりも定規を使う方が一般的なため、学校で貸し出すようにしています。
 ちなみに、ものさしと定規の違いは何でしょうか? ものさしは、長さを測るためのものです。目盛りは必ず一番端が0になっています。また、材質は竹かステンレスでできていて、伸び縮みしにくいものになっています。一方の定規は、長さを測るだけでなく、直線を引くためのものです。そして、定規には目盛りに数字が書いてあります。
 ものさしには、目盛りの他に黒と赤の点が書いてあるだけです。長さを測るためにものさしを2年生で使う理由は、この目盛りの打ち方がポイントになっています。5mmや1cmの区切りや、5cmと10cmごとに大きな目盛りがついています。数字が書かれていないだけに、自分で目盛りを数えて長さを測ることになります。そうすることで、目盛りの数え方が身についていきます。さらに、長さの感覚も次第に身につくというわけです。
 1年生は、図工の時間に多目的室に行き、「いろいろならべて」という造形遊びを楽しんでいます。大きさや色が様々に用意された色画用紙を用いて、それらを自由に組み合わせることで自分の好きな形を作っていきます。(写真下)円や正方形、長方形の色画用紙を手に、「何を作ろうかな?」と考えながら、乗り物や建物、動物・・・と、想像が広がっていきました。
 できた作品は、先生が写真に撮ってくれます。後でクラスの子ども達の作品をスライドショーで見せ合えば、立派な鑑賞会を行うことができます。

7月1日(水)

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 3年生の朝の会の様子を見に行きました。登校後、8時30分から45分までは朝モジュールの時間です。(先週と今週は読書旬間のため、全校で朝読書に取り組んでいます。)朝の会は、8時45分から55分までの10分間あります。日直の当番の子が前に出てきて、みんなで朝のあいさつをしてから始まります。3年1組では、その後に1分間スピーチを行っていました。その日の日直が、最近の出来事をみんなの前で話すことになっています。友達と一緒に遊んだことを上手に発表していました。スピーチが終わってから、「何か質問はありませんか?」と聞くと、何人かの子の手が挙がりました。(写真上)
 私も担任をしていた時は、必ず1分間スピーチを朝の会に取り入れていました。子どもにとって、クラス全員の前で話をするということは、とても大切な機会になります。日頃よく発表している子はともかく、なかなか発表する機会がなかったり発表することが苦手だったりする子にとっては、かなりのプレッシャーになるようです。しかし、それだけ重要な経験となり、話す力を身につける大切な場にもなります。2人ずつ毎日行っていくので、1か月に1〜2回順番が回ってきます。繰り返していくことで、話す内容を考えてくるようになったり、自信をもって話すことができるようになったりしていきます。
 また、クラスの子ども達にとっては、「聞くこと」の学習にもなります。友達のスピーチを聞いて質問ができるということは、しっかり内容を聞いていたということです。担任の先生は、その日のスピーチをした子だけでなく、質問をした子についても評価をしています。
 本日、全校で腎臓健診(尿検査)の容器を配布しました。明日は、朝一番の尿を採って、忘れずに提出するようにさせてください。各教室では、養護教諭が作成した資料を基に、何のために尿検査を行うのかを指導していました。1年生の教室でも、担任の先生が分かりやすく教えてあげていました。(写真中)
 「おしっこは、腎臓でつくられます。腎臓は、そら豆のような形をしていて、背中側の腰の上に左右1個ずつあります。」…図には、血管と腎臓、膀胱の絵と説明が書いてあります。「腎臓は、体の中の血をざるでこしていらないものを出しておしっこをつくり、体の外に出しています。」…血液の中に含まれる老廃物を尿として体外に出しているわけです。「尿検査は、おしっこの中の成分を調べます。本来は、体に必要なものまでおしっことして体の外に出てしまっている時、腎臓や膀胱などがうまく働いていないことがあります。おしっこは、体の外側から見たのではわからない病気を知らせてくれる、大切なものです。」…最初に尿検査の容器を見せて「キャー」とか「ワ〜」とか言っていた子たちが、しっかり説明を聞くようになります。
 資料には、明日の朝、尿検査を忘れない方法も書いてありました。「枕元やトイレに検査キットを置いておく」「トイレのドアにメモやプリントを貼っておく」…どの家庭でも、いろいろな工夫をして忘れないように心がけているのではないでしょうか。
 4年生は、図工の時間に「木のパズル」を製作しています。板に絵を描き、パズルのピースのように切り取るために、電動糸のこを使用します。今日は、機械の使い方に慣れるために、段ボールを切って練習をしました。(写真下)
 直線やカーブ、ジグザグ、描いた線の通りに切るなど、段ボールを使って練習をしておくだけで技能が上達します。4年生にとっては、最初はちょっと緊張する道具ではありますが、思い通りに板を切ることができる喜びが味わえます。糸のこの刃の替え方も含めて、安全に使うことができるように指導していきます。

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