「わくわく・どきどき」の学びを目指して

1月21日(木)

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 昨日は、6年生の説明文についての紹介をしました。今日は、4年生が国語の時間に学習している「ウナギのなぞを追って」の説明文を紹介します。(写真上)
 この説明文は、昨年度までの教科書にも掲載されていました。内容はとてもおもしろいものなのですが、かなり専門的な語句が出てきたり、理科や社会の知識が必要でもあり、4年生には難しい説明文です。「うなぎは、新月の頃に合わせて、一斉にたまごを産んでいるようなのです。」というところでは、月の満ち欠けとの関係が説明されています。(理科に関する部分)また、海流に乗って稚魚が日本に到達することや、地図上の方位を使って流れてくる方向が説明されています。(社会科に関する部分)
 「ウナギのなぞを追って」を書いたのは、海洋生物学者の塚本勝巳さんです。その内容は、大人が読んでも大変興味深いものになっています。川や湖に生息しているウナギについて、その生態は長年にわたり謎とされてきました。「どうも海に行って卵を産んでいるようだ。」ということぐらいしか分かっておらず、海の中のどこで卵を産み、どのようにして川に戻って来るのかということは、なかなか研究が及んでいませんでした。
 この説明文を読んでまず驚くのが、日本中のウナギが二千キロメートルも離れたマリアナ諸島の海底で産卵をしているということです。(説明文では、この場所を突き止めるまでの苦労を、段落ごとに順を追って説明しています。)なぜわざわざそんなに遠いところまで卵を産みにいかなければならないのでしょうか? さらにびっくりするのが、広い海の中でごく小さなウナギの稚魚を探した調査の様子です。プランクトンネットを使って海水の中から数ミリメートルの稚魚を探していくのは、気の遠くなるような作業だったことでしょう。それだけに、1.6ミリメートルの卵をやっと見つけた時の喜びは、計り知れないものがあったはずです。調査を始めてから36年の年月が経っていたというので、これにも驚きます。
 現在は、日本の沿岸にやってきたウナギの稚魚を捕まえで養殖をするのが一般的な方法のようです。しかし最近は、ウナギに卵を産ませて育てていく完全養殖の研究も進んでいます。近い将来、近大マグロならぬ「近代ウナギ」が登場することがあり得るのではないでしょうか。そして、その研究の様子が説明文となり、小学校の教科書に掲載される日が来るかもしれません。
 6年生の英語の授業では、「What`s your best memory?」(一番の思い出は何?)という学習をしていました。6年生は、今月に入って卒業アルバムの文集ページの仕上げを行っているところです。6年間を振り返って作文を書いたり、クラスの寄せ書きページに思い出を載せたりしました。改めて英会話文にして、小学校の思い出を友達同士で楽しく伝え合っていました。さらに、「What did you enjoy?」(何を楽しんだの?)という会話も入れ、進んで友達と英語を通じた交流を行っていました。(写真中)
 自分が使っているスマートフォンには、翻訳アプリが入っています。外国語の授業を見た後、校長室に戻ってきて授業で取り上げていた会話文をスマートフォンに向かって発音してみるようにしています。ショックなのは、自分はうまく発音していると思っていても、全く違う英語が表示される場合が多いことです。ALTの先生を通じて習っている今の子ども達の方が、ずっと発音が良い英語を話せるようになっているはずです。(でも、このアプリがあることで、外国の人に出会っても自信をもって会話ができそうです。日本語で話すと、英語の発音が出てくるという優れものです。)
 3年生は、社会科で「かわる道具とくらし」の学習をしています。学校に保管してあった昔の道具類を廊下に展示し、いつでも見られるようにしています。コロナ禍のために、社会科見学に行けなくなってしまったのが残念でした。毎年3年生の社会科見学として、石神井公園にある「ふるさと文化館」に行っています。展示室にはたくさんの昔の道具があり、詳しく説明を聞くことができます。(ぜひ機会があったら出かけてみてください。)
 今回、廊下に並べた昔の道具は、学校の資料室(北校舎2階の2年1組の隣の部屋)にあったそうです。なかなかおもしろいものがたくさんあります。まず、黒電話です。近くにいた子ども達に電話の使い方を聞いてみました。ダイヤルの番号を回すのは知っていたようですが、「最初に受話器を取る」ということは知らなかったようです。(写真下)
 他には、茶釜と柄杓(ひしゃく)や鰹節削り器がありました。鰹節削り器は、箱を開けるとかんなが入っていて、鰹節を動かして手動で削っていく道具です。下の引き出しに削り節がたまります。子どもの頃、お正月に父親の実家に行くと、いつも鰹節を削るお手伝いをさせてもらいました。削りたての鰹節のいい香りの記憶とともに、祖母の顔を思い出します。

1月20日(水)

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 6年生は、国語の時間に「メディアと人間社会」という説明文の学習をしています。今年の教科書から新しく入った教材で、作者は池上彰さんです。教科書には、ご本人の写真も載っています。(写真上)池上さんについては、テレビにも多く出演されている方なので、子ども達もよく知っているでしょう。元NHK記者からスタートし、現在はフリージャーナリストとして活躍中です。NHKにいた時は、週刊子どもニュースという番組の初代お父さん役を長らく務めていたことでも有名です。
 NHKを退社後もテレビの各局からの出演依頼が多いのは、その分かりやすい解説の仕方にあるのではないでしょうか。そして、なんでも実によく知っていると感心するほどの情報量をもっている方です。その池上さんが書いた説明的な文章なので、小学生にも受け取りやすいということで教科書に採択されたのでしょう。
 6年生の国語の授業では、文章全体の構成を考えながら読み、各段落の要旨をとらえることを中心に学習を進めていきます。全体は、「始め・中・終わり」に分けられ、「中」にあたる段落では、歴史的な順序に合わせたメディアの登場について説明しています。「文字を使った伝達」から始まり、「電波」、「映像」、「インターネット」と、段落ごとに各メディアについて紹介しています。そして最後の段落では、「人間の欲求を意識してメディアとつき合うことの大切さ」を筆者の主張としてまとめています。いかにもメディアで活躍されている池上さんらしい文章だなと感じました。
 教科書には、続けてもう1つ説明文が掲載されています。「大切な人と深くつながるために」という、鴻上尚史(こうがみしょうじ)さんが書いた文章です。人と会話をする時間を増やしていき、「コミュニケーションの練習をしている」と思い、上達させていくことが大切であること。そして、「大切な人とのコミュニケーションをする機会を増やしていこう」という主旨で書かれた説明文です。
 大人も子どもも、SNSを利用した社会が当たり前になりつつあります。直接会話することの重要性を、国語の教材を通して訴え、警鐘を鳴らしているようにも感じられます。
 3校時は、けやきルームの授業観察に行きました。2つの部屋に分かれて、3人ずつの児童への小集団指導が行われていました。感染症対応として、本来なら全員で行っているところを、2つに分けて人数を減らしていました。また、一人一人の机に飛沫防止のアクリル板を立てて授業を行っていました。(写真中)
 3学期のけやきルームの指導は、今週からスタートしています。そこで、初日の今日は、冬休みの出来事と3学期のめあてを発表するスピーチから始めました。自分の教室のような大人数の中で発表するのが苦手な子も、けやきルームの少人数の場所では、自分の言いたいことをしっかりと話すことができます。けやきルームでは、こういう経験を積ませることによって、自信を高めていくように指導しています。授業の後半は、冬に関する言葉を集めたビンゴゲームをして盛り上がりました。
 4校時は、2年2組の道徳の授業観察を行いました。「空色の自転車」という資料を使った、生命尊重について考える授業でした。交通事故にあって、意識不明の重体になっていたかんた君のところに、先生や友達が次々とお見舞いに来ます。家族の支えもあり、やっと意識が回復して松葉づえをつきながらリハビリに励むようになりました。リハビリをがんばる主人公の気持ちを考えながら、後段では命の大切さについて考えさせました。(写真下)
 道徳の授業では、年間を通じてどの学年もたくさんの内容項目を指導しています。その中で最も指導が難しいのが、「生命尊重」にかかわる内容です。2年生のこの資料では、主人公の命に対し、周りの多くの人たちが心配をするとともに、回復を喜んでくれました。そういう中から「自他の生命を尊重する心」へと結び付けて指導しています。

1月19日(火)

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 3学期も、先生達の授業の様子を見て回る「授業観察」を今日から行っています。校長と副校長で1時間の授業を観察し、後日の面談を通じて、教員の指導力向上に結び付けていきます。
 今日は、2校時に2年1組の道徳の授業を見に行きました。道徳の教科書に掲載されている「おせちのひみつ」という資料を使った授業でした。日本の国の文化に親しみ、愛着をもとうとする心情を育むことをねらいとした授業でした。
 まず、お正月に食べるおせち料理には、どんな意味が込められているのかを学習しました。おせち料理は、昔から日本に伝わる料理で、お祝いの意味合いがあることはなんとなく分かりますが、一つ一つの料理の意味を知っている人は大人でも少ないのではないでしょうか。
 担任の先生が、「おせち料理を食べた人〜」と聞いただけで、子ども達は口々に「栗きんとんがおいしいよ」とか「たくさん食べ過ぎた…」と話していました。(写真上)
 では、子ども達の大好きなその栗きんとんが、どういう意味でおせちに入っているかと言うと・・・「光り輝く黄色で、豊かに暮らせるように」という願いが込められているそうです。黒豆は「まめに働いて過ごせるように」、れんこんは「穴が開いていて先が見えることから」、ごぼうは「長く根を張り、しっかり生きるため」、かまぼこは「紅白のめでたさと、日の出の形から」、昆布巻きは「喜ぶ(こぶ)」、えびは「腰が曲がるまで長生きできるように」・・・と、それぞれ『寿』に通じる意味合いがあります。(道徳の教科書には、おいしそうな写真と説明が載っています。)さらに、おせちを重箱に入れるのにも理由があります。重箱は、重ねる箱です・・・「おめでたいことを重ねる」という意味があるそうです。
 続いて授業の後半は、おせち料理のように人々の願いが込められているものについて考え合いました。お祭りや七五三、ひな祭り、節分など、様々な文化が日本にあります。そして、その多くは、健康や豊作を祈願したことが始まりとなっています。特にそれらの中でも多いのは、子どもの成長を願う行事です。昔は、疫病などで命をおとす子どもがたくさんいました。親の願いは、「まず何よりも、健康な子に育ってほしい」ということであったのです。「勉強ができる子になってほしい」とか、「スポーツ選手になってほしい」という現代の親の希望は、昔の親からしたら贅沢すぎる願いであると言えそうです。
 1年生は、生活科の時間に「きたかぜとあそぼう」という学習をしています。今日は、2組と3組が風車を作って遊んでいました。生活科の教科書には、ぐにゃぐにゃ凧と風車の作り方が載っていて、「かぜにはどんな力があるのかな?」と書いてあります。3年生から始まる理科の学習につながるような言葉です。確かに、1,2年生の生活科は、3年生以上の学年の理科や社会科につながる部分が多くあります。自然の中から遊びを見つけ、楽しむ段階が生活科であり、科学的に確かめていくのが理科の学習とも言えます。
 子ども達が作った風車は、紙コップを切り開いて羽にし、竹ひごやストローで回転する仕組みになっています。作り終わった子から中庭に出て回してみました。勢いよく走ると、すごい勢いで風車が回転しました。体の前に風車を持って、池の周りをぐるぐる走り続ける子もいました。今日は、ちょうど北風が強く吹いていたので、止まって手に持つだけでも羽が回転していました。子ども達は、いろいろな不思議に気がついていたようです。(写真中)
 先週金曜日から、校内書き初め展が始まりました。夕方の4時から行っている書き初め展の公開では、毎日数名の保護者の姿を見かけます。校内でも、他のクラスや学年の作品を見て学ぼうと、クラスごとに書き初めを見に行っています。
 6年生が、同じ階の4年生の書き初めを見学していました。(写真下)3年生以上の毛筆は、今年からお手本の文字が変わりました。ですから、6年生にとっては初めて見る書き初めです。(6年生が4年生の頃は、「流れる星」を書いていました。)

1月18日(月) その2

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 コロナ禍での授業は、区のガイドラインが2学期よりも厳しくなったこともあり、様々な制約のもとで実施をしています。先生が一方的に説明して教え込む授業であれば、感染リスクを減らしてどんどん学習を進めることは可能でしょう。また、そのような授業であれば、オンラインで十分です。しかし、少なくとも小学校の先生達は、そのような授業はしません。「対話的で主体的な学び」という言葉を昨年度まで盛んに聞いているのではないでしょうか。今年度からスタートした学習指導要領の核となる言葉です。
 教師と子ども達、さらには子ども同士の対話がなければ本当の学びのある授業にはなりません。6年生の教室では、4人グループでの話し合いを授業の中で行っていました。もちろん密を避けて、机は極力離すようにしています。(写真上)
 2年生の音楽の授業では、鑑賞教材「ゆかいな時計」を扱っていました。オーケストラで時計の動きを表現した曲です。ウッドブロックが時計の「チック、タック…」と秒針が動く様子を表し、目覚ましのベルの「ジリリリ…」をトライアングルが担当しています。2年生の子ども達にも、すぐに情景が思い浮かび、分かりやすくて楽しい曲です。(写真中)
 正式な曲名は、ルロイ・アンダーソン作曲の「シンコペイテッド・クロック」です。4小節目にシンコペーションが入り、規則正しいはずの秒針が一瞬足踏みをするような動きを見せます。アンダーソンらしい、独特のコミカルさとユーモアを取り入れた小品です。
 放課後、家庭科室にて「地域未来塾」が行われていました。未来塾は、2学期から2年生と3年生の希望者対象に、月1〜2回程度実施しています。5校時が終わった後、2年生の子ども達がやってきました。密にならないように、今年度は全体の人数を減らして実施しています。今日は、2学期に習ったかけ算九九の復習問題にチャレンジしていました。地域の方々が講師となり、丸付けや個別指導をしてくださっています。(写真下)

1月18日(月) その1(全校朝会の話)

 月曜日の全校朝会は、放送室からZoomを使って行いました。6年生のあいさつ当番の子ども達(4名)が元気よくあいさつをしてから開始しました。今日は、俳優の福本清三さんについての話をしました。Zoomだと、写真を拡大して画面に映しながら話をすることができます。福本さんについては、先日のニュースで訃報を聞いたばかりでした。ぜひ子ども達に話をしておきたいと考えていた内容です。
・・・『今日は、この写真の人物についてのお話をします。(写真を見せながら)刀を手に持っていますね。昔のお侍さんの格好をしています。昔から時代劇のテレビドラマや映画に出演してきた、役者の福本清三さんです。今までたくさんの時代劇に出演してきましたが、福本さんの顔や名前はあまり知られていません。なぜかというと、福本さんはいつも正義の味方と戦う悪役ばかりで、チャンバラのシーンに登場すると、主役の役者さんに刀で斬られてすぐに倒れて死んでしまう役をしてきたからです。(2枚目と3枚目の写真を見せながら説明する)時代劇に出ては刀で斬られて倒れる…ということを昔からずっと演じてきた、いわゆる『脇役』の役者さんでした。福本さんは、いつかきっと主役になって、時代劇で顔を知られる役につきたいなと考えていました。
 そんな福本さんは、ある時、大俳優の萬屋錦之介さんから声をかけられました。「おい、おまえ、死に方がうまいのぉ。死に方がうまいということは、芝居がうまいということや。」と言われたのです。その言葉を聞いて、福本さんはハッと気がつきました。「萬屋さんのような大俳優が、いい芝居だと言ってくれた…。そうか、主役だけで映画が成り立っているんやない。脇役といっても、おれも映画に必要な俳優の一人なんや。」と考えるようになったのです。
 それから福本さんは、主役の俳優さんが強くかっこよく見えるように、刀で斬られて倒れて死ぬ演技を自ら研究し、工夫していきました。そして、脇役を演じ続けて44年目のある日、「今度、ハリウッドで作られる『ラスト・サムライ』という時代劇映画に出ていただけませんか。」という電話がかかってきました。福本さんは、「どこかでだれかが見ていてくれるんやな。」とつぶやいたそうです。福本さんのこのお話は、以前小学校5年生の道徳の資料として取り上げられたことがありました。みなさんは、福本さんの生き方からどのようなことを感じたでしょうか?
 学校の中では、一人一人がいろいろな役割をもって生活をしています。目立つ役割もあれば、目立たない役割もあるでしょう。でも、それらのどれもが、学校生活においてとても大切な役割となっているのです。12月に行った子どもまつりのことを思い出してみてください。店番の時に、それぞれどんな役割をしていたでしょうか。ゲームの説明をする係や点数を数える係もあれば、受付でハンコを押す係の子もいました。中には、倒れたペットボトルを直す役割や、ストップウォッチで15秒間計るだけの子もいたかもしれません。でも、その役割一つ一つが、自分達のお店のためにとても大切なものであったということを忘れてはなりません。
 高学年の委員会活動でもいろいろな役割があり、目立たないところできちんと仕事をしている姿を見かけます。みんなが休み時間に遊んでいる時に、うさぎのお世話をしている委員会や、竹馬をきれいに直してくれている委員会の子がいます。そういう姿を、きっとだれかがどこかで見ているのです。
 実は、今日お話しした福本清三さんは、今月1日、病気のために亡くなられました。   77歳でした。「日本一の斬られ役」として、映画やテレビで活躍してきた福本さんを惜しむ声が、全国から寄せられたということです。』・・・

1月15日(金)

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 今日から、校内書き初め展が始まりました。各教室の廊下に、3学期に入って書いた全員の力作が展示されています。1,2年生の硬筆で書いた書き初めは、色画用紙の台紙に貼って掲示しました。また、3年生以上の毛筆作品は、雲華紙(うんがし)という台紙に貼るようにしています。
 書き初めは、少し離れた位置から見るとよいと言われます。中心がそろっているか、文字のバランスはどうか、とめ・はね・はらいの筆づかいはどうか・・・様々な視点で見ると、一人ずつの作品の良さが感じられます。
 各学年で選んだ代表児童の作品は、全校分をまとめて南校舎1階に展示しました。(保健室の向かい側の掲示板です。)登校後、さっそくいろいろな学年の子ども達が見に来ていました。(写真上)
 都の書き初め展を始め、区展も今年は中止になってしまいました。本来ならば、練馬区立美術館に代表作品が飾られる予定でした。きっと毎年楽しみにしていた子もいたことでしょう。練馬区では、各校の代表者にいつも通り出品証を用意することにしています。後日、全校朝会で紹介し、表彰をする予定です。
 本日から、保護者の皆様にも書き初め展を公開いたします。平日の16時〜17時に、児童玄関よりお入りください。
 2学期の後半から作成してきた、6年生の卒業文集に向けた取り組みがいよいよ大詰めとなってきました。クラスの寄せ書きページが出来上がりつつあります。また、1組では、作文ページの清書に真剣な表情で取り組む様子が見られました。(写真中)
 下書きを何度も繰り返し、やっと出来上がった原稿を見ながら、ペンを使って清書用紙に向かっていました。当然、間違えたら消しゴムで消すことはできません。先生に修正液で消してもらうことになります。一文を書くたびに、何度も大きく深呼吸をしながら、時間をかけてていねいに書き進めていました。
 文集にした作文の内容は、一人一人いろいろです。6年生の思い出から、体育発表会について書いた子や、6年間の自分の成長について書いた子、あるいは織田信長から学んだことについて書いた子もいました。今年度の卒業アルバムは、卒業後しばらく経ってから届くことになります。作文の内容も、緊張してペン書きした文字も、全て一生の思い出として残ることでしょう。
 1年3組の教室で、道徳の授業がありました。「せかいの こどもたち」という資料を使い、「国際理解、国際親善」にかかわる内容でした。教科書には、6つの国の子ども達が遊んでいる場面の写真が載っています。それぞれに「アメリカ」、「ネパール」、「チリ」、「インドネシア」、「フィンランド」、「トーゴ」という国名がついている他は、文章は何も書いてありません。どうやって授業を進めるのでしょう?
 まず、自分が知っている国の名前を発表し合います。次に、教科書の6つの国の子ども達の写真を見て気がついたことを話し合います。さらに、日本の生活や遊びと似ているところや違うところを探して発表します。そして最後に、世界の子ども達と、どんなことをしてみたいかを考えさせます。
 テレビを通じて、様々な国の気候や生活の様子について知っている子がたくさんいました。先生がフィンランドの写真を出すと、「サンタさんがいる国だ!」とか、「サンタさんは飛行機に乗ってくるんだよ。」という声が飛び交いました。
 また、子ども達が住んでいる地域で、いろいろな国籍の人を見かける場合もあるでしょう。そういう方々への関心を広げていくことも、道徳の学習の一つとなっています。

1月14日(木)

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 みそ汁の塩味が足りない時に、何と言いますか? 「このみそ汁は、○○〇。」
 きっと、「みそ汁の味がうすい」というように、「うすい」を使うと答えた方は、東京(あるいは関東)出身の方ではないでしょうか。私は、(私の両親も含めて)「みそ汁の味があまい」というように「あまい」という言葉を使います。味が薄いことを「あまい」と表現する人たちは、全国的に見ると多いようです。北海道を含めた東日本や九州・中国地方の人たちも「あまい」という言葉を使っているようです。
 5年生の国語の教科書に「方言と共通語」という学習があります。5年1組では、塩味が足りない時の表現について、全国にどのような方言があるのかを学習していました。教科書には、日本地図に方言を色分けした分布図が載っています。先ほどの「うすい」を使う人たちは、関東の他に、静岡県〜紀伊半島、高知県と、太平洋側の地域に分布しているようです。(写真上)
 関西では、塩味が足りない場合に「みずくさい」という言葉を使うようです。子ども達は、びっくりしていました。そしてもう一つ色分けしてあるのは、「しょうむない」あるいは「しょむない」という言葉です。石川県〜富山県の北陸地方の人たちの方言です。
 きっと、さらに詳しく分布を調べると、塩味が足りないことを表すだけで、もっといろいろな方言が使われているのでしょう。ちなみに、塩味が濃いことを何と言いますか? 「味が濃い」が共通語であれば、「からい」は方言なのでしょうか。「このみそ汁は、ちょっとからいな…」は、「辛い」のではなく、「塩味がきつい」ということを言っています。私が幼少期を過ごしてきた新潟では、「しょっかい」という言葉を使っていました。しょっぱい味が濃い時に「しよっかい」です。
 毎年、「方言の授業」を5年生対象に行っています。元小学校の校長をされていた先生に来ていただき、クラスごとに出前授業をしてもらっています。今年は来週の土曜日に行う予定でしたが、来月の27日に延期しました。鹿児島県喜界島出身の先生による授業です。今年も5年生に授業をしていただけるといいなと思っています。
 2年3組で、毛糸を使ってあやとりをしていました。2年生は、生活科の学習として、昔遊びに取り組んでいます。担任の先生から「ほうき」の作り方を教わりながら、指で一生懸命毛糸をたぐっていました。(写真中)
 あやとりは、昔遊びの一つになってしまっているのですね。クラスの子ども達に聞いてみましたが、今日初めてあやとりをしたという子がほとんどでした。私が小学生の頃は、クラスであやとりが流行っていました。女の子だけでなく、男の子も夢中になってやったものです。さかずきや豆電球の作り方は、手に毛糸をかければ今でもできます。東京タワーやはしごを作ったりと、難しい技ができる子がクラスのヒーローになったものでした。また、ひもを長くして、二人で取り合う「二人あやとり」も楽しいものです。
 折り紙もそうですが、手先を使う遊びは、昔遊びと言わずに日本の伝承遊びとしていつまでも残していきたいものです。
 4年生は、社会科の時間に年間を通じて東京都の学習をしています。3学期は、「豊かな自然環境を守り生かす八丈島」の学習からスタートしています。八丈島は、同じ東京都でありながら温暖な気候に恵まれた島であり、観光地としても有名です。1組では、漁業の特色について資料を基に学習をしていました。
 八丈島で獲れる魚の資料には、トビウオやムロアジの名前が載っていました。伊豆諸島の特産品の「くさや」は、このトビウオやムロアジを使って作られています。また、漁獲量で一番多いのは、キンメダイでした。伊豆の旅番組では、必ずと言ってよいほどキンメの煮つけとして登場する高級魚です。
 1年前に、5年生(現6年生)の下田移動教室がありました。2日目の朝、水族館に行く前に、漁港の様子を見学に行き、キンメダイが水揚げされる様子を間近に見ました。水深の深いところにいる魚なので、目が猫の目のように光って見えます。(それで「金目鯛」です)
 教室の電子黒板に真っ赤なキンメダイが映し出されると、子ども達から「おいしそ〜」という声が上がりました。(写真下)今年の4年生は、来年度6月に下田移動教室が予定されています。下田の港で、本物のキンメダイをぜひ見てきたいものです。
 
※昨日の理科の問題の答えです。正解は、「振り子が往復する時間はどれも同じ」です。おもりの重さによって振り子の振幅は変化しません。言い換えると、木の球と鉄の球を同じ高さから落としても、同時に地面に落ちるということです。(球の大きさは同じとします。)

1月13日(水)

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 3年3組が、1校時にパソコン室を利用していました。3年生は、総合の学習の時間に、お正月について調べる学習をしています。インターネットの検索機能を使って調べてみようということで、パソコン室に来ていたようです。
 パソコン室を使って授業を行う学年は、4年生以上で多く見られます。3年生では、まずパソコンの使い方に慣れさせることから始める必要があります。検索して調べるには、キーワードとなる言葉を入力しなければなりません。3年生は、2学期に国語の時間を使ってローマ字を習いました。ローマ字表を見ながら、そしてキーボードの配列から文字を探しながらパソコンに向かっていました。(写真上)
 コロナ禍の影響もあり、学校におけるICTの推進が急速に求められるようになってきました。以前から教育のICT推進については予算化されてきていましたが、3年計画であったものを前倒しして今年度に移行することになったようです。ということで、練馬区でもいよいよ児童一人に一台のタブレットパソコンが配備されることになりました。今月から来月にかけて、区内の全小中学校にタブレットパソコンが届きます。(本校は、来月上旬に全校児童分が届く予定です。)タブレットパソコンは、学校や家庭での学習に利用していくことになります。つまり、ランドセルに入れて持ち運びながらそれぞれの場所で活用するということです。
 学校では、子ども達への指導にかかわる教員の研修や各学級での指導が必要になります。また、各家庭にプリント等でガイドラインをお伝えしたり、利用における同意書をお願いしたりしていかなければなりません。その準備は、今年度中に始まっていきます。今後、順次お伝えしていくようにします。
 昨日は、2年生の図工の学習についてお伝えしました。今日は、1年生の図工の様子を紹介します。1,2校時に、1年1組で図工の授業が行われていました。題名は、「おしらせします! にっこりニュース」です。2年生の図工と同じく、冬休み中の楽しかった出来事を絵に表す学習でした。
 一人一人の絵を見て回るだけで、とても楽しい冬休みの情景が伝わってきました。たこ揚げや家族で買い物に行った絵、自転車に乗っている場面などが、クレヨンで伸び伸びと描かれていました。昨日の2年生と同じく、ケーキの絵がありました。聞いてみると、やはりお誕生会をみんなでしたそうです。
 きれいな着物を着ている絵がありました。休み中に七五三のお祝いをしたそうです。着物を着て写真を撮ってもらったのでしょうか。そういえば、私の住んでいる隣の市(川越市)の神社では、11月から12月にかけて、毎週のように七五三で訪れる人たちが見られました。今年は、時期をなるべく分散して行うようにしているのかなと感じていたところです。(写真中)
 5年生は、理科の時間に「ふりこの動き」の学習をしています。今日は、理科室で5年1組が実験をしていました。糸に重りをつけた振り子を左右に振り、その振幅がどんな条件によって変わってくるのかを調べる実験です。振り子を左右に振って1往復する時間は、何によって変わってくるでしょうか? まず、実験として考えられるのが、振れ幅です。大きく振った時と小さく振った時とでは、往復する時間に違いが出てくるでしょうか? 次に、糸の長さです。短い糸と長い糸とで、振り子の振幅に差が出てくるでしょうか?
 そしてもう一つは、重りの重さの違いによる実験です。今日は、その実験を行っていました。重りは3種類あります。木製、ガラス製、金属製と3種類の丸い球状の重りです。(大きさは3つとも同じです…これが重要!)
 もちろん、振れ幅と糸の長さは同じにして実験をします。ストップウォッチを手に、10往復の時間を計測します。実験結果を正確にするために、3回実施して平均を出します。みんな真剣な表情で行っていました。(写真下)
 実験の予想を聞いて回ると、それぞれ違った考え方に分かれました。重さが違っても往復する時間は同じという予想。重い方がゆっくりと動きそうだから、軽い方が速いという予想。重い方が力強く感じるから速いという予想。・・・さあ、結果はどうなったと思いますか? 正解は、明日お知らせすることにします。

1月12日(火)

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 2年生は、3学期最初の図工の時間に、「楽しかったよ!」という題名の絵を描いています。冬休みのことを振り返り、楽しかった出来事を絵に表す学習です。画用紙に、それぞれ冬休みのことを思い出しながらクレヨンを手にしていました。
 冬休みに入ってすぐに「GO TO」がストップしたこともあり、家の中で過ごす時間が多かったことでしょう。また、親戚の家などにも行けず、いつもとは全く違う年末年始を過ごした子がほとんどだったのではないでしょうか。
 今日は、1,2校時に3組で図工の授業がありました。子ども達が描いた絵を見て回ると、ステイホームでもとても楽しそうな表情をした人物がたくさん描かれていました。たこ揚げやけん玉、一輪車、家族でトランプをしているところなどが上手に描き表されていました。
 大きなケーキにたくさんのろうそくが灯されている絵を描いていた子がいました。聞いてみると、冬休み中に誕生日を迎え、家族でお祝いしてもらったそうです。チョコレート色をしたホールケーキが、とてもおいしそうでした。(写真上)
 今日から、なわとび月間がスタートしました。なわとび月間中は、休み時間になわとびカードを使って友達と検定をしながら級を進めていきます。すでに先週のうちになわとびカードが配られていたこともあり、カードの色塗りがどんどん進んでいる子がいました。
 全校児童の多くがなわとびに取り組むようになっても、田柄小の敷地は広いので、十分に運動を楽しむことができます。中庭では、1年生から3年生の多くがなわとびに挑戦していました。(写真中)また、東門側のバスケットコートもなわとびの練習場所として開放しています。反対側のけやき広場では、おもに4〜6年生がなわとびを行っていました。高学年は、二重跳びやはやぶさに挑戦している子が多く、回転している縄が見えないほどです。
 なわとびは、呼吸機能を高めるとともに、リズム感や持久力を高めることにもつながる優れた運動です。寒い日でも、すぐに体を温めることができます。今週から4週間かけて、さらに体育の時間も含めてなわとびの技を高めていきます。
 2年1組では、道徳の時間に「お年玉をもらったけれど」という資料を使った授業が行われていました。道徳の内容項目の「節度・節制」にあたる資料です。
 修二君は、お父さんとお年玉を使ってサッカーボールを買おうとしていました。買い物に行く前に友達と出会い、お店でサッカーのカードを買いました。なかなか欲しいカードが出てこなかったので、ついたくさん買ってしまいました。午後、お父さんとスポーツ店に行ったら、残ったお年玉でサッカーボールを買うことができませんでした。・・・お金を無駄遣いしてしまうことは、だれにでもよくあることです。子ども達にとっては、とても考えやすく身近な話題であるだけに、よく手を挙げて意見を発表していました。(写真下)
 自分も2年生か3年生の頃、似たような経験があります。自分が貯金箱代わりにしていたビニール袋に、10円玉が5枚入っていることに気がつきました。喜び勇んで駄菓子屋さんに行き、大盤振る舞いでお菓子を買いあさりました。たくさんの駄菓子を何の疑いもなく買ってしまいました。(その頃の50円は、子どもにとっては大金でした。)
 家に帰ると、「今月のおこづかいを入れといてあげたよ。」と母親に言われてハッとしました。そう言えば、以前から月ごとにおこづかいをもらうことに決まっていたのでした。だまってお金を入れておく母親も母親ですが、何の計画もなくあっという間にお金を使ってしまった自分が情けなくなりました。・・・そういう経験を積んで、子どもはお金の大切さを学んでいくものです。

1月9日(土)

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 3学期に入り、どの学年も書き初めに取り組み始めました。低学年は硬筆で書きます。全員が心を落ち着かせたところで清書用紙が配られ、お手本を1行ずつ折って左側に置き、ゆっくりていねいに書き始めました。1,2年生は、昨日と今日で何枚か清書用紙を書かせていました。残りの清書用紙を来週書き、その中から校内書き初め展に出す作品を決めていきます。
 4Bの濃い鉛筆で書くのですが、すでにだいぶ短くなってきている子がいました。冬休み中にもたくさん練習をしていたのでしょう。12月から何度か書き初めの指導をしてきました。姿勢に気をつけ、集中して取り組む力が身についてきたように感じます。
 3年生以上の書き初めは、毛筆です。今年は、全学年が体育館で一斉に書き初めを行うことにしました。教室で行うよりも密にならずに取り組むことができます。(体育館用のストーブ3台を使い、十分に換気をしながら取り組みました。)昨日5年生が書き初めを行い、今日は1,2校時に4年生、3,4校時に6年生が実施しています。(3年生は、来週火曜日です。)
 6年生は、小学校最後の書き初めということになります。体育館に入ると、一枚一枚に集中して取り組む真剣な姿が見られました。体育館のフロアやステージ上、ギャラリーをぐるっと回って、いろいろな角度から子ども達の様子を見ました。さすが最高学年です。集中力が書く文字にしっかり表れているなと思いました。(写真上)写真からは分かりませんが、体育館には終始音楽が流されていました。宮城道雄の「春の海」など、お正月らしく箏の音色が響いていました。(他学年も同様)
 6年生が書く文字は、「将来の夢」です。筆づかい(とめ・はね・はらい)も大切ですが、まずは中心をそろえて全体をバランスよく書くことがポイントになります。そのために大切なことの一つに、「書き順」があります。「将」の字の1画目はどこから始めるでしょうか? 正解は、縦画です。
 6年生の「将来の夢」は、卒業文集の寄せ書きにも載せられています。6年2組では、2校時に卒業文集の寄せ書きページの作成に取り掛かっていました。(写真中)プロフィールのページでは、自身の似顔絵とともに、生まれ変わったら何になりたいかが書いてありました。クスっと笑えるものがいくつかありました。
 その他にも、クラスの思い出を川柳にした寄せ書きや、心に残った出来事を集めた寄せ書きページもありました。「つらいこともあったけど、とても楽しいクラスでした。」と書いてあったので、「つらかったことってどんなことなの?」と聞いたら、「長なわの時にひっかかったらどうしようって、すごい大変なんですよ…」と言っていました。6年2組は、5年の時から長なわでとてつもない記録を出すクラスですが、それだけにプレッシャーを抱えながら取り組んできたのでしょう。それもいい思い出です。
 1年生の道徳の教科書に「にほんの あそび」という資料があります。日本に昔から伝わる遊びとして、竹馬やこま回し、羽根つき、すごろくなどの絵が描いてあります。生活科でも、1年生は昔遊びに取り組んでいるところですが、なぜ道徳の教科書にこういう学習があるのでしょうか。
 道徳の内容項目の中に、「伝統と文化の尊重、国や郷土を愛する態度」があります。日本に伝わる遊びのよさについて考えさせることから、日本や郷土への愛着を深め、親しみをもって生活しようとする子どもを育てることをねらいとしています。
 1年1組では、「福笑い」を取り上げて、みんなで遊んでみました。それも、手作りの福笑いです。顔の輪郭を描き、目や鼻、口などのパーツを作り、2人組で遊んでみました。出来上がった顔を見て、みんな大笑いをしていました。(写真下)
 今の子ども達にとっては、「遊び=ゲーム」という感覚が強いのではないでしょうか。身近なもので簡単に楽しめる日本の伝統遊びから、「日本の良さ」を1年生なりに体感できたようです。

1月8日(金)

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 緊急事態宣言の発令と同時に、3学期の学校生活が始まりました。しばらくの間は、6月の学校対応の感覚に戻しながら、感染症対策に慎重に取り組んでいきます。ということで、しばらくの間は、校庭で全校児童を集めずに朝会や集会を行うこととしました。
 登校後の始業式は、Zoomを使って実施しました。放送準備室に職員室のパソコンを移動し、17学級の各教室とオンラインでつなぎました。始業式の初めに「おはようございます」と画面に向かってあいさつをすると、北校舎の1年生の教室から元気のよい「おはようございます!」の声が返ってきました。(あまり大きな声は困るのですが…)始業式では、以下のような話をしました。
・・・『13日間の冬休みが終わりました。みなさんは、どのような冬休みを過ごしたでしょうか。全国的に感染症拡大が広がってきたため、この年末年始は家族で過ごすことが多かったのではないでしょうか。そのような中でも、きちんと毎日検温をして記録をしたり、進んでお手伝いをがんばったり、書き初めの課題に取り組んだりすることができた子はとても立派です。
 毎日の検温や進んでお手伝いをする、書き初めの宿題を行う…きっと今、「そんなのあたり前のことなのに…」と思った子はいませんか? その通り、検温をすることやお手伝いをすること、書き初めの宿題をすることは、あたり前のことです。でも、そのあたり前のことをきちんと行うのは、全ての生活の基本となるとても重要なことなのです。学校生活の中にもたくさんの「あたり前」があります。あいさつをすることもそうですし、名前を呼ばれたら返事をすること、先生の話を黙って聞くこと、相手に悪いことをしたら「ごめんなさい」と謝ることも「あたり前」のことです。
 考えてみてください。学校の先生方も家の人達も、みなさんがあたり前のことをいい加減に行った時には厳しく注意するのではないでしょうか。宿題をやってくるのはあたり前のことです。また、休み時間の終わりのチャイムが鳴ったら遊びをやめて教室に向かうのもあたり前のことです。
 さあ、新しい年を迎え、2021年(令和3年)が始まりました。新しい年を迎えると、だれもが気持ちを新たにして生活をがんばろうと思うものです。今年の目標をしっかりもち、今日から3学期の学校生活もがんばっていきましょう。そしてそのためには、日々の生活の基本となる「あたり前のことをあたり前に行うこと」が大切です。』・・・(さらに後半は、感染症対策についての話もしています。)
 児童代表の言葉は、5年生が担当しました。朝から緊張した面持ちで放送室に代表の子が来ていました。聞いてみると、2学期の終わりにクラス全員が作文を書き、立候補で代表者を決めたそうです。3学期の目標として、授業中に手を挙げてたくさん発表することや、6年生をお手本として最高学年をめざしたいということを堂々と発表していました。(写真上)
 校内を回ると、一年の始まり、そして学期始めということもあり、今年の目標や3学期の目標を書かせていたクラスが多く見られました。(写真中)どの学年の子ども達も、4月から一つ上の学年になるということを意識して「がんばろう!」という気持ちをもつものです。
 目標をしっかりもって日々の生活に臨むということは、子どもも大人も大切なことです。果たして我々大人は、しっかり目標を定めて生活しているでしょうか…。「早く旅行に行きたい」とか、「みんなで食事に行けたらいいのに」という夢や願望はいくらでもありますが、「今年こそ〇〇をしよう」、「○○ができるようにがんばる」という目標もなく新年を迎えてしまったような気がします。「子どもってすごいな、えらいな。」と改めて思います。
 6年3組では、キャリア教育のアンケート用紙に向かう姿が見られました。(写真下)今年も6年生へのキャリア教育として、PTAおやじの会の皆さんに授業をしていただくことになりました。6人の様々な仕事をされている方々をお招きして、その仕事の内容や苦労、喜びを語っていただく授業です。
 アンケート用紙には、「警察官・IT関連企業・公務員・保育士・自動車関連企業・ピアノ講師」の仕事が書かれていました。その中から自分が聞いてみたい職業を選び、第1〜第3希望を決めるようになっていました。当日は、体育館で6人の講師のブースを作り、子ども達に何か所か回って話を聞くようにさせます。また、子ども達がその職業の方から聞いてみたい内容を調べるアンケートにもなっていました。
 6年生は、2学期に職業調べをしています。自分が目指したい仕事については、おおよその内容を調べてきました。今度は、実際に仕事をしている方々から生の話を聞く機会となります。今月の23日(土)に予定していますが、場合によっては延期になるかもしれません。

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