「わくわく・どきどき」の学びを目指して

2月8日(月) その2

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 今日から家庭学習強化週間が始まりました。今年度は、全学年一斉に各学期に1回ずつ(1週間ずつ)、家庭学習強化週間を実施しています。1学期から使ってきたカードも、いよいよ最後のページにこの1週間の記録をつけることになりました。
 どのクラスでも家庭学習強化週間のカードが配布され、自分のめあてを記入させていました。(写真上)今日から14日(日)まで毎日、家に帰ってから取り組んだ学習の記録をつけていくことになります。学習した内容や時間を細かく記録する欄もあります。また、家の人のサインをもらう欄と担任の先生の印を押す欄もあるので、毎日家庭と学校とでチェックしながら励ましていきます。
 家庭学習強化週間は、時間だけ長ければよいというものではありません。内容が伴わなければ意味のないことで、だらだらと学習していて時間だけ過ぎていくのでは「強化週間」になりません。しかしとりあえずは、自分の机に向かって集中して学習する習慣を身につけさせたいものです。まず大切なのが、学習のための環境づくりです。家庭によって事情はあると思いますが、テレビやゲーム等の音が無い状態で学習ができるようにしなければなりません。(家の人たちの協力が必要です。)
 今週は、各クラス担任から漢字練習や計算問題、音読等の宿題がいつも通りに出されます。中・高学年では、それプラス自分で学習を見つけて行わないと、目標時間(学年×10分)に達しません。自分で学ぼうとする力が身につけられたら、家庭学習強化週間の真の狙いが達成できたことになるでしょう。
 朝、写真屋さんが6年生の授業風景の撮影に来ていました。1校時は音楽の様子を、2校時は図工の授業の様子を撮影してもらいました。卒業アルバム用の写真撮影は、すでに1学期に撮りました。その時は、クラス写真や学年写真、教室での授業の様子などを写しました。その後、2学期の運動会や学芸会、移動教室が中止となったため、体育発表会や持久走記録会の写真を撮影してもらいました。体育着の写真ばかりでは…とのことで、今回専科の授業風景を追加することになったというわけです。
 音楽室も図工室も、各クラスが順番に入れ替わりながら写真を撮ってもらいました。音楽室では、ちょうど今練習している合奏の練習風景を撮影してもらいました。子ども達の真剣な表情が卒業アルバムに加わることになりました。(写真中)
 4年生は、社会科の時間に「染め物のさかんな新宿区」の学習をしています。(写真下)新宿区に伝統工芸が残っていること、さらに染め物が行われていることは、大人でもなかなか知らないことではないでしょうか。教科書には、神田川を使って、昔と同じ方法で染めた反物(たんもの)を洗っている写真が載っています。
 さらに、染め物づくりが新宿区に残っている理由についても詳しく書いてあります。人々が着物を着ていた江戸時代には、神田や浅草辺りで染め物が盛んだったそうです。大正時代に入り町がにぎやかになるにつれ、川が汚れ始めてきました。染め物の職人さんたちは、きれいな水を求めて川をさかのぼり、新宿区に移ったというわけです。
 ところで、以前この「伝統工芸」の学習は、5年生の社会科の内容でした。保護者のみなさんの中には、5年生の社会科見学が、自動車工場(群馬県のスバルや川越のホンダなど)と小川町の和紙づくりだった方がいらっしゃるのではないでしょうか? 関越に乗って、小川町まで紙すき体験に子ども達を連れてよく行ったものです。小川町には、個人で開いている工房がたくさん残っていて、和紙の原料の説明を聞いたり、一人ずつ紙すき体験をさせてくれるところがありました。後日、乾燥が終わった和紙が学校に届き、筆を使って詩を書いたりして利用したものでした。

2月8日(月) その1

 今日の全校朝会で、「宿題はなぜあるの?」という内容で話をしました。お子さんに聞かれた時は、ぜひ参考にしてください。
・・・『今日から14日の日曜日まで、「家庭学習強化週間」に位置付けています。家に帰ってから、毎日出されている宿題を中心に、自分でしっかり学習に取り組む習慣をつけていきましょう。家庭学習強化週間は、各学期に1週間ずつ設定して行っています。「学年×10分」を目安の時間としていますが、今年度最後の取り組みですから、今まで以上に目標時間も内容も充実させていきたいですね。
 ところで、宿題をするのは、この家庭学習強化週間のことだけではありません。どこのクラスでも、宿題は毎日のように出されています。それは、田柄小だけのことではなく、ほぼ日本のどこの学校でも、宿題をきちんと行うという習慣をつけさせているはずです。日本の学校では、昔から宿題がたいてい出されています。校長先生の子どもの頃も宿題がありましたし、みなさんの家の人達も宿題をする習慣をつけて大人になってきたはずです。
 では、なぜ宿題があるのでしょうか? なぜ宿題をやらなければならないのでしょうか? きっと、そういうことを疑問に思っている子が多いのではないでしょうか。宿題を行わなければならない理由を3つに分けて説明します。
 まず1つ目の理由は、「授業理解と知識の定着化のため」です。人間の脳は、いろいろな情報が入ってきても、しばらくたつと忘れてしまうということが起こります。それは、時間がたつほど記憶が薄れていくものです。例えば、新しい漢字を1つ習ったとします。1日たって覚えていたとしても、1週間、1か月・・・と時間がたっていったら、誰でも忘れてしまうものです。大人でも、普段使っている漢字はすぐに思い出せますが、しばらく振りに出てきた漢字は忘れてしまっているものです。計算の仕方を覚えるということも同じです。1日たったら忘れてしまっていて、授業の最初に復習問題があり、「ああ、そうやるんだった。」と思い出すことがありますよね。このように、新しく習ったことをしっかり身につける(記憶させる・定着させる)ためには、繰り返し復習する必要があるのです。また、学校の勉強は、昨日学習したことを基に今日の学習があります。せっかく新しいことを習うのに、前の時間や前の学年での内容が身についていなければ、その時点で学習に追いついていけないことになります。
 宿題が必要な理由の2つ目は、「学習習慣を身につけるため」です。勉強というものは、本来は自分で行うものです。みなさんは今、毎日学校に来て勉強をしているという気持ちでいるでしょう。小学校ではそれでよいのですが、中学校に行ったら試験のために自分で勉強をしなければならなくなります。さらに高校、大学と進学すると、もっと自分で勉強する姿勢が大切になってきます。大人になったら勉強をしていないと思いますか? 学校の先生達も日々いろいろなことを勉強しています。きっとみなさんの家の人達も、仕事をするうえでの勉強がたくさんあるはずです。大人になってからのそういう勉強は、自分で全てやらなければならないのです。ですから、そういう大人に向かっていくために、小学生のうちから宿題があり、自分で勉強をする習慣を身につけるようにさせているのです。
 宿題が必要な理由、最後の3つ目は、「自分で考えて行動する力を身につけるため」です。毎日宿題をしっかり行っている子は、高学年になってくると見通しをもって行動ができるようになってきます。つまり、「今日の宿題は、何分位でできそうかな。」とか、「友達と遊ぶ約束があるから、その後に宿題をしよう。」とか、「今日の宿題は時間がかかりそうだから、帰ってからすぐにやった方がいいな。」というように、自分の行動を自分で考えて管理する力が身についてくるのです。
 正直に話すと、校長先生は子どもの頃、いつもぎりぎりになってやっと宿題をするタイプの子でした。土曜日の宿題(昔は、土曜日にも学校がありました。)は、いつも最悪の状態でした。宿題があることは分かっていても、「明日、日曜日にやればいいや」と考え、日曜日の朝になると「お昼から宿題をやろう」と考え、夕方になると「サザエさんが終わったらやろう」と考え・・・結局、日曜日の夜寝る前に泣く泣く宿題をするということが毎週続いていました。でも、そういう経験があったから、次第に見通しをもって自分で考えて行動する力が身についたのだと思います。
 さあ、今日は宿題がなぜあるか、なぜ宿題をしなければならないかということについてお話をしました。宿題は、毎日の学習のために、そして大人に向かっていくために大切なものです。今日からの「家庭学習強化週間」に、しっかり取り組んでいきましょう。』・・・

2月5日(金)

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 1年生は、生活科の学習で「ふゆを見つけにいこう」という学習をしています。立春が過ぎて、暦の上では春になりました。また、昨日は午後から南風が強くなり、史上最も早い時期の「春一番」が吹きました。しかし、体感的にはまだまだ寒さが続く冬と言ってよいでしょう。今朝もミッキー池に氷が張っていたくらいです。
 1年3組では、「ふゆのビンゴカードであそぼう!」というワークシートが配られていました。縦3マス×横3マスのビンゴカードには、「たんぽぽのはっぱ、ツバキ、うめのつぼみ、かれてるはっぱ、サクラソウ、こおり、かぜ、はっぱのない木、しもばしら」の9つの言葉と絵が書いてありました。外に出て、友達と一緒にこれらを探しに行く勉強です。「あれは、あそこに行けば見つかるよ。」と、ちゃんと分かっていた子もいたようです。
 中庭に出てすぐに、サクラ草と氷、風、葉っぱのない木、枯れてる葉っぱに丸印がつきました。ちなみにサクラ草は、全員の鉢にきれいな花が咲きました。隣からチューリップの芽が顔をのぞかせています。
 次に霜柱を見つけることになり、「あそこだ!」とほとんどの子が走って行ったのが、校庭の築山です。休み時間に、普段からよく1年生が遊んでいる場所です。築山の滑り台の後ろの斜面は、一日中陽が当たらない場所です。足で踏むと、ザクザクと音がして土が沈んでいきます。土を掘り返して霜柱の氷のかけらを手に取って確かめていた子もいました。3校時にこの学習をして正解でした。昼休みには霜柱がすっかり融けてしまい、土はぐちゃぐちゃになっていました。
 梅は、けやき広場の体育館横にあります。白い梅の花が咲き始めています。ツバキもけやき広場で花を見ることができます。ビンゴカードの残りは、たんぽぽの葉っぱになりました。たんぽぽは、冬の間は葉っぱがロゼット状に地面に広がっています。あおぞら農園にあるだろうと、何人かの子がやってきました。それに近い仲間の植物はありましたが、たんぽぽは見つかりませんでした。
 しかし、その代わりに見つかったのが「フキノトウ」でした。地面から黄緑色のふっくらとしたつぼみがたくさん顔を出していました。(写真上)フキノトウであることを教えてあげると、名前を知っていたのはほんの数名でした。
 私にとって、フキノトウが一番春を感じさせる植物であり、春の味覚という印象があります。新潟に住んでいた子どもの頃は、2月といえどもまだ雪がたくさん残ったままでした。学校から帰って友達と遊ぶ場所は、辺り一面真っ白な雪野原です。しかしそんな雪国にも、春はちゃんとやってきます。太陽の熱を吸収する木の幹の周りは、雪解けが早くなります。2月下旬になり、大きな木の近くから地面が見えてきます。そっと雪をどけると、フキノトウがちゃんと顔を出していました。両手でつかめるだけのフキノトウを採り、家に持ち帰りました。
 どうやって味わったと思いますか? 私の母は、いつも刻んでみそ汁に浮かべてくれました。また、味噌と混ぜてご飯にのせて食べました。子どもにとっては苦いフキノトウですが、あの独特の香りと苦みは、私に春を強く印象づけてくれたのです。
 6年生は、図工の時間に「芸術家の心にふれて」という学習をしています。2学期の終わりに、アートカードゲームを行いました。世界の様々な芸術家の作品に親しむことができるカードから、いろいろな表現方法があることを知りました。
 そして3学期に入り、それらの名画の中からお気に入りの作品を見つけて、自分なりに絵の具を使って表現をしています。ゴッホやモネ、あるいは日本の浮世絵をモチーフに、原画を真剣に見ながら作品を仕上げていました。筆のタッチを真似てみたり、色使いを工夫してみたりと、自分のオリジナルの名画を製作しています。(写真中)
 今月、1年生は、近隣の保育園や幼稚園との交流会を予定しています。例年のように学校内を案内したり、一緒に遊ぶことはできません。校庭で簡単な会を開くことを計画しています。そこで、来年度小学校に入学を控えている年長組の子ども達に、少しでも小学校の様子を知ってもらおうと、動画(DVD)をプレゼントすることにしました。
 動画の内容は、学校の様々な場面についてみんなで紹介をするように作っています。今日は、2組の子ども達が体育の授業について紹介する場面を撮りました。跳び箱遊びや平均台を使った運動を行い、楽しく学習をしている様子をビデオに撮りました。(写真下)
 先日、サクラ草について紹介するグループに私も登場することになりました。子ども達に呼ばれてカメラの前に立ち、「毎日、水と愛情をたっぷりあげるとよく育ちます。」と話しました。久し振りに緊張しました。

2月4日(木)

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 図工の授業では、絵や工作の内容がほとんどですが、「造形遊び」としての図工の学習が位置付けられています。今週の1年生の図工の時間は、「ねんどとなかよし」という造形遊びを楽しみました。
 1学期にも、粘土を使った学習を行っています。また、2学期には、絵の具に粘土を混ぜた「どろどろ粘土」で造形遊びを楽しみました。今回は、粘土で動物を作ることを目標に、大きな粘土をこね始めました。「何にしようかな…」と考えながら作品に向かう子もいれば、最初から自分で決めた動物をイメージして作り始めた子もいました。(写真上)
 粘土を使った造形遊びは、子どもが創造する力や工夫する力を培っていく上で、欠かすことのできない遊びです。ああしてみようこうしてみようと格闘する中で、粘土の特性を体感させてあげることが大切です。また、粘土には、やり直しのきく自由な形づくりの楽しさがあります。出来栄えよりも、「もっとつくりたい」という思いを引き出すことをねらいとしているのが、低学年で行う造形遊びです。
 5年生は、総合の学習の時間に「米米プロジェクト」に取り組んできています。年間を通じて、米作りに関する様々な学習を積み重ねてきました。1学期は田植え体験、2学期は稲刈り〜脱穀体験を中心に、実際に米作りを通して学習をしました。3学期は、さらに米作りに関する調べ学習を行い、発表会に向けた準備をしています。
 今日は、5年生の3クラスとも、パソコン室を使う時間を設定していたようです。稲の品種や世界の米料理、稲作農家の仕事について等、各自のテーマは様々です。また、発表の仕方もいろいろで、調べたことを画用紙にまとめている子もいれば、パワーポイントで発表しようとパソコンに向かっている子もいます。(写真中)
 今年は、6月の田植えと10月の稲刈りが、学校のミッキー田んぼでしか体験することができませんでした。昨年度までは、毎年5年生が埼玉県の川島町にある島村農園さんの田んぼにバスで行っていました。本物の田んぼに足を入れ、田植え体験も稲刈り体験もさせてもらうのが、田柄小独自の取り組みとなっていました。コロナ禍の影響で、その2つの体験ができなかったのが本当に残念です。
 米米プロジェクトの発表会は、19日(金)に行う予定です。そして、その発表会には、田植えと稲刈りでお世話になるはずであった、島村農園の二松さんと我らが地域の吉田さんにお越しいただくことになっています。
 6年生は、理科の時間に「私たちの生活と電気」の学習をしています。この単元では、まず「電気は、つくりだしたり蓄えたりすることができること」を学習し、手回し発電機とコンデンサーを使った実験を行います。手で発電機のハンドルを回すという運動エネルギーが電気エネルギーに換えられることや、コンデンサーに一時的に電気を蓄えておくことができることを実験で確かめます。
 さらにこの単元では、豆電球の他に光を出す道具として「発光ダイオード」があることを学習します。発光ダイオード(LED)は、今では様々な家電や信号機等に使われているため、子ども達にとっても身近なものになりました。テレビもパソコンもスマートフォンも、ほとんどの明かりが発光ダイオードを使ったものになっています。その理由は、消費電力が格段に低く抑えられるところにあります。
 そのことを調べる実験を、6年3組が行っていました。コンデンサーに同じ量の電力を蓄え、豆電球をつないだ時と発光ダイオードをつないだ時とで、どちらが長い時間明かりががついているかを調べる実験でした。(写真下)当初、教科書にこの単元が入ったばかりの頃は驚きがあったものですが、今は教員も子ども達も、それほと新鮮味は感じていません。LEDライトの普及もそうですが、充電をして使用するものが日常的にあふれてきたからです。

2月3日(水)

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 今日の1,2校時は、けやきルームで個別指導の授業観察を行いました。
 けやきルームでの個別指導は、教員と子どもが1対1で授業を行っています。個別指導の内容は、学校生活や日常での活動を円滑に過ごせるための力を養うことを目的としています。子ども自らが、主体的で積極的な活動を通して自立を目指すということから、自立活動とも呼ばれる指導です。さらにその指導内容は、「健康の保持」、「心理的な安定」、「人間関係の形成」、「環境の把握」、「身体の動き」、「コミュニケーション」の6つの区分に分類することができます。
 子どもがそれぞれの課題をもって巡回指導を受けているわけですが、一人一人の課題は異なります。指導にあたっている先生方は、個々の課題に合った教材を工夫して日々の指導にあたっています。
 1校時は、最初に「ナンバータッチ」をしました。(写真上)ホワイトボードに1〜20までの数字カードを貼り、数字を探して素早くタッチしていきます。最初は1から20まで順に探していきました。次に、先生が言った数字をタッチします。難易度を上げて、3つ(あるいは4つ)言われた数字を覚えておき、「ハイ」という合図でタッチしていきました。さらに難易度を上げて、複数個言われた数字を小さい順にタッチしていくということにもチャレンジしていました。最近、物忘れが目立ってきた私にはぴったりのトレーニングになりそうです。
 ナンバータッチは、眼球運動として素早く正確に対象を見る力を養うことに効果があります。(スマホやパソコンを見る時間が多い方々にもぴったりなトレーニングです。)また、広い視野でものを見る力や、手と目の動きを連動させる力をつけるためにも効果があると言われています。それだけに、スポーツ選手も取り入れている訓練です。
 その他にも、2枚の絵を見比べて間違いを探すプリントや、漢字の読み方のフラッシュカードに取り組んでいました。また、2校時の個別指導でも、ビジョントレーニング(眼球運動)や、続けて書かれた文字から言葉を見つけるプリントを使うなど、それぞれの子ども達の課題に合わせて指導が行われている様子がうかがえました。
 3校時は、1年2組と1年3組の授業観察に行きました。2組では、「どちらがひろい」という算数の学習をしていました。1年生の算数では、1学期に「どちらがながい」という単元において、長さ比べの学習をしています。また、2学期には、「どちらがおおい」という単元で、かさ(体積)の大きさを比べる学習がありました。3学期の「どちらがひろい」では、面積の概念を扱う学習になっています。
 教科書には、2つのレジャーシートの広さを比べる問題や、2つのお皿の大きさを比べる問題が載っています。「広さ」を比べる方法には、どのようなことが考えられるでしょうか。見た目で比べるというのも一つの方法ですが、正確性に欠けます。子ども達からは、2つを重ねてみるという考えが出されました。さらに、「端と端をくっつけて比べる」や「向きを合わせて比べる」というように、きちんと調べようとする考えが発表されていました。(写真中)
 また、直接比較できない場合には、同じ大きさのタイルの数で比べるという問題にも取り組みました。4年生の面積の学習にそのままつながる内容となっています。
 3組では、国語の「どうぶつの赤ちゃん」の授業を参観しました。この単元の最初の時間として、内容が今まで学習してきた「くちばし」や「じどうしゃくらべ」と同じ説明文であることをまず確認しました。そして、先生の範読を聞きながら教科書に線を引き、初発の感想をまとめていきました。ライオンやシマウマ、カンガルーの赤ちゃんについて書かれている説明文です。初めて知ったことやびっくりしたこと、すごいと思ったことをきちんと感想にまとめていました。
 さらに、隣同士で自分の感想を発表し合う活動も取り入れて学習を深めていました。(写真下)緊急事態宣言の延長により、学校公開が再度中止せざるを得なくなりました。(本日、プリントを配布しています。)きっと、今日の1年生各クラスの授業の様子をご覧になられたら、10月の公開日からの成長をしっかり感じ取っていただけたことでしょう。

2月2日(火)

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 4年生の理科「もののあたたまり方」の学習は、先週の金属の温まり方に続いて、水の温まり方の実験を行っています。今日は、2組が理科室で実験をしていました。
 まず、500ccのビーカーに水を入れ、濃いめに溶いた絵の具をスポイトでビーカーの底の方にたまるようにそっと注入します。(ビーカーの水全体に混ざらないように、慎重に行うのがポイントです。)次に、ビーカーを実験用コンロに乗せて、底の隅の方に火が当たるようにセットします。そこまで準備ができたら、さあいよいよ実験です。
 コンロを点火すると、すぐに底にたまっていた絵の具が動き始めました。下から上へ、渦を巻き上げるように絵の具が動いていく様子が分かりました。子ども達は、ビーカーの横からその様子を見ながら、はっきりと水の動きを感じ取っていました。(写真上)
 実験を続けていると、その水の動き(対流)が激しくなり、全体の水が混ざり合って絵の具の色が均等になっていきます。今年の教科書から、絵の具を使った実験になりました。昨年度までの教科書は、おがくずを使って水が対流によって温まっていく様子を実験することになっていました。(私が担任をしていた頃は、おがくずの代わりに味噌を使ったものでした。)
 教科書には、示温インクを使った実験も載っています。紫色の液体でできていて、温度が高くなるとピンク色に変色するインクです。しばらく温めていると、ビーカーの上の方が先にピンク色になることが分かります。このことから、水はまず火に近い底の方で温まり、次に上の方に行くということが分かります。
 家庭用のお風呂が、水から沸かすタイプの風呂釜であると、経験のある子がいるのではないでしょうか。お風呂が沸いたと思って入ったら、上の方は熱いのに、下の方がまだ冷たかった…という経験です。
 3校時に6年2組の授業観察がありました。体育館で、走り高跳びの授業を参観しました。子ども達がとても意欲的に授業に取り組み、高跳びのフォームがしっかり身についている様子がよく分かる授業でした。(写真中)
 体育の授業では、「場の設定」がとても重要です。体育館内のスペースをいかに有効に活用し、効率よくまた安全に活動できるかを考えなければなりません。特に安全面では、跳ぶ方向を決まった向きにそろえることが重要です。今日の授業では、全ての場で体育館の中央に向かう方向に跳ぶように設定していました。
 さらに体育の授業では、子ども同士の教え合いも技能を高めていくために大切です。「1・2・123」と、助走のリズムを同じグループの子が発してあげたり、跳んだ後にすぐ改善点を教えてあげたりする様子が見られました。教員は、それぞれ専門とする教科をもっています。自分が専門とする教科は、知らず知らず指導に熱が入ります。高学年の子は、担任の先生のそういうところをしっかり感じ取っているようで、子ども達も自然に先生の専門教科が大好きになっていくものです。
 5校時は、5年2組の保健の授業を見に行きました。5年生は、「けがの防止」について学んでいます。体育の授業で保健の授業があるのは、3年生以上の学年です。保健の学習は、多くても学期に3〜4時間程度しかありません。今日は、けがの種類と原因について考える内容でした。田柄小の保健室に来室する児童のデータを基に、学校内のどこでどんなけがが多いのかを学んでいました。
 授業の後半では、各自の考えをミニホワイトボードに書き出し、黒板に貼って意見集約を行っていました。(写真下)5年生は、学年全体でこのホワイトボードを個人持ちにして授業に活用しています。クラスの子ども達の全員の意見を集めて授業に参加させるためにも、とても便利なボードです。
 今日、ついに田柄小にも、全校児童分のタブレットパソコンが届きました。きっと近い将来、各自の意見をタブレットに入力して先生に送信すると、全員の意見が電子黒板にすぐに表示される…というような授業になっていくのでしょう。
 タブレットパソコンについての保護者向けの説明書と同意書(全家庭に記入して提出していただきます。)は、近日中に配布する予定です。

2月1日(月) その2

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 6年生は、社会科の時間に「世界の中の日本」の学習をしています。世界には様々な国があり、生活習慣や文化などに違いがあることや、各国に国旗と国歌があり、その国の象徴として大切にされていることを学習する単元です。3年生から5年生までの社会科でも、日本の国旗について触れる部分がありますが、はっきりと示して指導するのは6年生の社会科のこの単元です。
 地図帳の最終ページを開くと、世界のたくさんの国の国旗を見ることができます。子ども達が知っている国旗がたくさんありました。また、似たような国旗や変わったデザインの国旗もあります。教科書には、日本の国旗の歴史についての記述が載っています。「日本の日章旗(日の丸)は、江戸時代の末、外国の船との区別をはっきりさせるため、幕府が日本船の船印として決めたものです。明治政府も、日本の商船旗と定め、やがて国旗として扱われるようになりました。」と書かれています。
 さらに教科書には、オリンピックなどの世界大会での表彰式の写真が取り上げられています。メダルを獲得した選手の国旗が掲げられ、それぞれの国の象徴として扱われている様子が伝わってきます。(写真上)
 一方、国歌については、教科書にこのように記載があります。「君が代は、平安時代につくられた和歌をもとにして明治時代に今日のような旋律がつけられました。君が代には、日本の国がいつまでも繁栄し続け、平和であることを願う気持ちが込められています。」(さらに、「日の丸と君が代は、平成11年にそれぞれ日本の国旗と国歌に法律で定められました」とも書かれています。)
 ところで、日本の国旗は知っていても、国歌を知らない子(歌えない子)がいるのではないでしょうか。毎年、3月の卒業式の練習とともに、5,6年生が君が代の斉唱を練習しています。今年の卒業式は、6年のみの参加となり、今のところ歌わないことになっています。ピアノ演奏のみの国歌となりそうです。
 3年生は、音楽の時間に鑑賞教材「アルルの女」から「メヌエット」(ビゼー作曲)を聴いていました。ハープの伴奏に乗って、フルートの優美な旋律が奏でられる有名な曲です。3年生の子ども達は、教科書でハープやフルートの写真を目にして、やっと楽器のイメージがもてたようでした。(写真中)
 「アルルの女」は、2つの組曲があり有名ですが、もともとは劇の付随音楽として作曲されました。(メヌエットだけ、他の歌劇からの引用です。)どれもきれいな曲や華やかな曲ばかりですが、「アルルの女」のストーリー自体は、とても小学生に紹介できないような内容です。
 それはともかく、最初に聴いた印象として、「レストランで食事をしている時に流れそうな曲」とプリントに書いていた子がいました。とてもいい感覚をもった子です。ただ気をつけたいのは、曲の後半にオーケストラが和音を強奏するところが出てきます。今日、初めて聴いていた3年生も、全員がそこでビクッと体を震わせていました。
 3年生は、社会科で「かわる道具とくらし」の学習をしています。昔の道具について調べる中から、昔の道具の使われ方や今の道具との違いについて考える単元です。今日は、パソコン室を使って昔の道具について調べていました。洗濯機や炊飯器など、特に家庭用の電化製品は時代とともに移り変わってきた様子が顕著に表れています。そして、昭和を知る(というか昭和で育った)我々世代には、とても懐かしいものばかりに見えました。
 昔のテレビについて調べていた子がいました。(写真下)ブラウン管式の奥行きのある箱型のテレビが並んで写っています。最初は白黒テレビでした。私の小学校時代の途中までは、白黒テレビでした。それでも、ウルトラマンのカラータイマーは、赤く点滅していたように感じます。
 その後のカラーテレビについては、「家具のようなテレビだった」と説明が書いてありました。これも、実物を見て育った方でないと分からないでしょうね。ブラウン管の周りの木の部分がやたら大きく、木目調の大きな箱型のテレビだった時代があります。さらに、なぜか紙芝居の扉のような蓋がついていたりするテレビもありました。最初の頃は、チャンネルはダイヤル式でガチャガチャと回していました。(NHK総合からTBSまでが遠かった。)
 今の子ども達も、現在使っているパソコンやスマートフォン、ゲーム機が、同じように「昔の道具調べ」の中に出てくる頃がやってくるはずです。

2月1日(月) その1

 今日の全校朝会(Zoomによる朝会)では、「立春と節分の話」をしました。
・・・『今日から2月に入りました。カレンダーを見ると、2月3日(水)に「立春」と書いてあります。今までずっと、2月4日が立春と思っていましたが、今年は2月3日になっています。調べてみて初めて分かったのですが、これは124年振りのことだそうです。
 季節を表すために、「二十四節気(にじゅうしせっき)」というものがあります。1年を春夏秋冬の4つに分け、さらにそれぞれを6つに分けているので、4×6で24の季節の移り変わりを表す言葉が決められています。(二十四節気の表を見せながら)春分や夏至、秋分、冬至など、みなさんも聞いたことのある言葉が並んでいます。12月の冬休み前、12月21日に「冬至」の日がありました。カボチャを食べたり、ゆず湯に入ったりした子がいたでしょう。年が明けて1月20日は「大寒」でした。次の「立春」までの2週間が一年で最も寒いと言われる頃です。確かに先週は、雨から雪に変わる寒い日がありましたよね。
 二十四節気を見ると、一年の始まりを立春から始めています。それぞれの季節の分かれ目を「節分」と言いますが、特に一年の始まりとされている立春の前の日を「節分」と呼んでいます。昔は、季節の分かれ目、特に年の分かれ目には邪気が入りやすいと考えられていました。邪気とは、体の具合が悪くなる原因不明のものです。昔は、今ほど医療が発達していませんでした。伝染病や様々な病気は、邪気が体に入ってきたからであると考えられていました。そこで、その邪気を鬼に見立てて、鬼を追い払う豆まきの風習が生まれました。
 今の世の中では、社会の悪い出来事や病気を「鬼」と見立てて豆をまきます。鬼は、人の心の中にも住みつくと言われています。自分自身の心の中に、どんな鬼がいますか? 忘れ物が多い鬼、言葉づかいが悪い鬼、あいさつの声が小さい鬼、チャイムが鳴っているのに遊びをやめない鬼、うわばきをきちんとそろえない鬼・・・いろいろな鬼がいるのではないでしょうか。明日は、それぞれの家で豆まきをするところが多いでしょう。豆まきをすることも大切ですが、自分で自分を変えていこうとする気持ちがなければ、鬼は住みついたままになってしまいますね。
 最後に、ふれあい月間についてのお話をします。練馬区では、毎年6月と11月、そして2月をふれあい月間に位置付けています。11月のふれあい月間には、全員がいじめ撲滅宣言を考え、校内に掲示しました。練馬区の他の学校も、そして全国の様々な小学校でも同じような取り組みをしています。しかし、それでもいじめがなくならないのはなぜでしょうか。「いじめは心の病気である。」とも言われています。まさに、心に鬼が住みついてしまったのかもしれません。しかし、周りの子ども達が「自分は絶対に一緒になっていじめはしない。」とか、「これはいけないことだから先生に伝えてやめさせよう。」という気持ちをもてば、大きないじめになる前にやめさせることができます。一人一人の正義感と勇気が大切です。みんなでいじめのない、楽しい学校生活が送れるように努力していきましょう。』・・・

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