「わくわく・どきどき」の学びを目指して

9月18日(金)

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 3年生の音楽の授業で、鑑賞教材の指導をしていました。先週までは、ドヴォルザーク作曲の「ユモレスク」を鑑賞していました。バイオリンの音色と旋律の変化を楽しむ教材です。チェコ出身のドヴォルザークがアメリカに渡り、バカンスの間に作った小品集の1曲が「ユモレスク」です。楽し気な主題が印象的ですが、ボヘミアの哀愁を感じさせる中間部の旋律もすばらしい曲です。
 それに対して今回は、サンサーンス作曲の「白鳥」を鑑賞しました。チェロがピアノの伴奏で奏でる有名な曲です。サンサーンスが作曲した「動物の謝肉祭」という組曲の1曲ですが、いかにも湖面を優雅に進む白鳥の姿を感じさせます。音楽の授業としては、チェロとピアノの旋律の流れを楽しむことをねらいとしています。3年生なりに、バイオリンとの違いを感じ取り、チェロの音色に対して、「ゆったりした感じ」や「音に深みがある」ととらえた子がいました。(写真上)
 できれば子ども達に、生の演奏を聴かせてあげたいものです。毎年10月に「おはなしコンチェルト たんぽぽの会」が体育館で行われています。洗足学園音楽大学の学生さん達が来て、子ども達に絵本の読み聞かせと生演奏を行っていただく会です。今年は、1学期中に中止の連絡が届きました。コロナ禍のために、学生が学校を訪問することを控えたいとのことでした。毎年様々な楽器を子ども達の目の前で演奏してもらっていただけに残念です。
 チェロの音色は、自分も昔から大好きです。バッハの無伴奏チェロ組曲は、自分にとって欠かせない曲です。お経のように、一週間に一度は必ず聞いています。
 3年1組で保健の授業がありました。3年生の保健の授業は4時間扱いで、「健康な生活」についての指導をしています。来週水曜日に3組で行う研究授業は、その内の3時間目の授業です。今日の1組の学習は、最後の4時間目にあたる授業でした。(1組が先行して授業を行い、それを受けて2組、3組と授業を進めています。)
 今日の授業では、健康のためにどのような環境を作ればよいのかを考えさせました。ちょうど今年はコロナウイルスのこともあり、換気の重要性が子ども達にも知られています。たくさんの人が部屋の中にいる場合、換気をどのように行う方がよいのかを考えました。
 換気をする時、窓は一方向だけではなく、部屋の両側の窓を開けることで空気がすばやく入れ替わります。今日の授業では、それを示すために、部屋の模型を作って子ども達に見せていました。箱の中に線香の煙を充満させ、両側の窓を開くと、煙がたくさん外に出ていくのが分かりました。(写真中)
 今日は、2校時に5年1組(体育)、3校時に2年2組(道徳)の授業観察がありました。5年生は、校庭の砂場を使い、走り幅跳びの学習をしていました。助走から空中姿勢まで、何度か練習を積み重ねてきたようで、高学年らしくたくましい幅跳びの様子が見られました。(写真下)
 また、子ども達同士で記録を測定し合い、励まし合っている様子も見られました。そういう点でも、4年生の頃と比べてずいぶん成長したなと感じることができました。全員紅白帽を白にして授業を始めました。自身の新記録が出ると、帽子の色を赤に変えていくのですが、授業の終わりにはほとんどの子が赤帽子になっていました。

9月17日(木)

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 2年生は、算数の時間に「計算のしかたをくふうしよう」という学習をしています。3つの数のたし算は、どこからたしても同じ答えになることを( )の式を用いて確かめます。(結合法則)今日、2組で学習していたのは、たし算を工夫することで、暗算ができるようにする内容でした。
 「26+7」の計算は、筆算を行わないで答えを求めるにはどうしたらよいでしょうか。子ども達から、いろいろな考え方が出てきました。26を20と6に分けて考えると・・・20+6+7から、20+13=33となります。また、26を23と3に分けて考えると・・・23+3+7から、23+10=33となります。さらに、7を4と3に分けて考えると・・・26+4+3=33となります。つまり、2つの数のたし算の一方の数を分解し、3つの数のたし算にすると計算が楽になるということが分かります。
 3年生の算数に「暗算」の単元が出てきます。(2ケタ+2ケタの暗算)その学習にもつながる内容です。計算の工夫は、数のセンスを磨くことにあります。先ほどの26+7の場合、数をどう分解すればちょうどの数字になるかを見つけるところがポイントでした。数を見て、パッと10になる組み合わせが見い出せなければなりません。まさにセンスなのです。
 昔、ボーリング場の点数は、自分で紙に書いて計算していました。あれは暗算にとても良かったと思います。つまり、数のセンスを磨くためにもです。子どもの頃、親戚のおじさんに連れられてボーリング場に行きました。スコアの書き方を教えてもらったのですが、おじさんの計算の速さにびっくりしました。(それもそのはず、おじさんは計理士をしている人でした。)低学年では、繰り上がりや繰り下がりの計算を何度も繰り返して練習します。数のセンスを磨くために、とても大切なことなのです。
 今日から授業観察が始まりました。校長と副校長とで、全ての先生の授業を見て指導し、授業力の向上を図るために実施します。今日は、3校時に図工室の授業を見に行きました。3年2組の「のこぎりひいて、ザク、ザク、ザク」の授業でした。のこぎりで切った木切れの特徴を生かし、組み合わせてできる形を工夫して表現するという内容です。3年生の子ども達は、今月に入り初めてのこぎりの使い方を習っていました。その頃に比べて、ずいぶん上手になったなと感じました。たくさんの木切れを組み合わせて、動物や家、乗り物など、様々な想像が広がった作品が生まれていて、とても楽しそうでした。(写真中)
 面白いなと思ったのは、図工室の掲示物です。「おもいやりの心」「おもいきりの心」「けじめの心」と、3つの心をめあてにして図工の授業をしていることが分かります。「おもいやりの心」は、自分の作品も友達の作品も大切にするということです。「おもいきりの心」は、チャレンジすることを楽しむということです。そして「けじめの心」は、毎回かたづけをきちんとするということです。図工の作品は、子ども達の心を反映します。図工の学習を通じて、子ども達の心を育てているのだなと改めて思いました。
 4年生が、あおぞら農園に行っていました。理科の実験のために土を取りに行ったようでしたが、ツルレイシ(ゴーヤ)がこの前見た時よりもさらに茂っていることに気がつき、驚いていました。また、1年生の畑のヒマワリが一斉に咲き、見頃を迎えていました。(写真下)
 種を密にまいたためか、品種の違いか、3年生のヒマワリよりもスラっと背が高く咲いていました。みんなで背伸びをしているみたいに、競い合って高くなったような気がします。

9月16日(水)

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 今日のALTはマイケル先生の日でした。今までマスク姿だったマイケル先生が、今日からマウスシールドを着用して授業をしていただくことになりました。(写真上)3,4年生の外国語活動や5,6年生の英語の授業では、ALTの先生の発音を真似ながら声に出して覚えていくことが大切です。そのためにも、英語の発音の口の動きを見ることが欠かせません。
 このマウスシールドを購入するために、2か月近く前から注文をしていました。全国で需要が多いためか、2学期のスタートには間に合わず、やっと昨日届きました。全ての先生分を購入しています。体育の授業及び外国語(高学年は英語)の指導の際に着用します。あの猛暑の時に間に合っていれば…という思いもありますが、これで少しは先生方の指導が行いやすくなったはずです。
 ところで、5年3組の英語の授業では、クイズ形式で外国の小学校の様子を出題していました。フランスとイギリス、アメリカ合衆国を取り上げていましたが、いずれの国も学校に保護者が送り迎えをするということに子ども達は驚いていました。また、イギリスの学校では、おやつの時間があり、先生も子ども達も午前中におやつを食べているそうです。それにしても、毎日給食を教室で食べているのは、日本だけのことではないでしょうか。子ども達が、学校教育とは別なところでゆっくりとランチを食べるという時代は、いつになったらやってくるのでしょうか。
 今日の中休みに、ミッキー池は大変な騒ぎになりました。カメ吉よりもずっと小さいカメが姿を現したのです。以前から「ミッキー池にもう1匹カメがいる。」という話は聞いていました。私もだいぶ前にちらっと姿を見たことがありました。しかし、そのカメよりもさらに小さなカメのような気がしました。
 水面に時折顔を出すカメは、小さいだけでかわいらしさが倍増で、あっという間に子ども達の人気の的となりました。逆に、普段は一番人気のカメ吉がふてくされてしまったみたいでした。(写真中・・・赤い矢印がそのカメで、青い矢印がカメ吉です。)
 たまたま昨日買ってきたカメ専用のエサをあげてみたら、小亀もおしいそうに食べていました。毎日エサをあげて、人に寄ってくるようにさせていきたいと思います。「小さい方のカメは、名前なんていうんですか?」と聞いてきた子がいました。今日見に来ていた子ども達の間では、自然に「カメ助」と名前がつけられていました。いつかカメ助も、ミッキー池の真ん中にある島に堂々と乗っかる日が来るかもしれません。あわよくば、カメ吉の背中に乗ってくれたら最高です。
 5校時に、1年3組の足育の研究授業がありました。練馬区の教育課題研究指定校として、いよいよ研究授業のスタートです。日本学校体育研究連合会の足育推進委員会で作成された資料から、1年生用にくつの正しいはき方をメインに授業を組み立てた内容でした。今日の授業のために、1組と2組でも事前授業を行い、指導内容の検討を重ねてきました。
 授業では、実際に教室に用意した自分の外ばきを使って、正しいくつのはき方を試してみました。「べりべり とんとん ぎゅう ぴた」の合言葉でくつをはいた後、教室や廊下を歩いてみました。「足がぴったりな感じ」、「歩きやすい」、「気持ちがいい」…と、子ども達から声が上がりました。(写真下)
 昨年度に続き、研究の講師として土屋先生にお越しいただきました。また、今回は、足育のご専門の校長先生(練馬区内の校長先生です)にも講師としてご指導をいただきました。授業後の協議会では、講師の先生から「足育を授業として位置付けて指導している学校は珍しいです。」という言葉をいただきました。研究発表会に向けて、大きなアピールポイントになりそうです。来週は保健の研究授業、さらに体育の研究授業が続いていきます。

9月15日(火)

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 3年生の理科の時間に、「動物のすみかを調べよう」という学習をしていました。昆虫などの動物を見つけて、どのような動物がどこにいて何をしているのかを調べる学習です。
 観察カードを手に、外に出てきた子ども達は、昆虫のいそうな場所を探し回っていました。中庭のミッキー池付近にいた子ども達は、オレンジ色のチョウチョを見つけました。黒い斑点模様があるキタテハというチョウです。さらに、緑色の光沢のあるカナブンを発見しました。カナブンは、大きな木の樹液を吸いに集まってきます。確かに、近くにクヌギの木がありました。
 一方、学童の建物の近くにも子ども達が集まっていました。学校の敷地内で、唯一草むららしい場所があるところです。(写真上)例年なら、この時期にバッタ類が多く見られる場所なのですが、見つけることができませんでした。今年は9月に入っても残暑が厳しかったためでしょうか。この間見つけたショウリョウバッタも、まだ小さかった気がします。
 虫をつかまえるなら、私の家の近くに招待したいくらいです。土手の草むらにはたくさんの昆虫がいます。また、近くの田んぼでは、恐ろしくなるくらいのイナゴが飛び交っています。
 別の時間に、2年生のクラスも虫探しに外に出ていました。飼育ケースの中には、カマキリが入っていました。つかまえた子ども達が、自慢気に見せてくれました。裏のあおぞら農園にいたそうです。そういえば、あおぞら農園ではたくさんの花や野菜の苗が植えてあるとともに、夏草が生い茂ったままです。新たな虫の住み家ができ上っているのかもしれません。
 5年生は、今日から家庭科の時間に、ミシンの使い方の学習が始まりました。今年も地域連携事業の一つとして、ミシンを使う授業に地域の方に入っていただくようにしています。(写真中)また、保護者の方にも一緒に入ってもらい、糸のかけ方やミシンの操作の支援をしていただきました。
 家庭科室には、2人に1台ずつ使える数のミシンがありますが、一斉に指導が始まると、担任一人では手が足りません。地域の方はもちろんですが、保護者の方々にボランティアで授業支援に入っていただけるのは、とてもありがたいことです。
 1年1組は、給食の時間に牛乳で乾杯をしていました。(写真下)午前中、授業の様子を見に教室に入ったら、「ビー玉がビンの中にいっぱいになりました。」と子ども達が教えてくれました。最初は何のことか分からなかったのですが、いろいろな子ども達に聞いた話を総合するとこういうことです。・・・クラスでいいことがあると、ビー玉貯金がたまっていきます。今日は、クラス全員がチャイム着席をすることができたので、先生がビー玉を入れてくれました。そうしたら、今までためていたビー玉貯金がいっぱいになったというのです。
 ビー玉がビンにいっぱいになると、クラスみんなで「お楽しみ」ができるそうです。そこで今回は、「牛乳で乾杯!」ということになりました。・・・という経過を知るために、何人かの子が説明をしてくれました。なるほど…。

9月14日(月)

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 朝晩の気温が少し下がりました。今日は、自分の家の近く(埼玉県)でも、そして学校の敷地内でも、シジュウカラのさえずりを久し振りに聞くことができました。急にセミの声が聞かれなくなっただけに、鳥の声が目立つようになったのかもしれません。今日は、校庭で全校朝会を行いました。最初は、先週見つけたあいさつについての話から始めました。
・・・先週、とても素敵なあいさつを発見しました。廊下で出会った子が、「校長先生、おはようございます。」とか、「校長先生、こんにちは。」とあいさつをしてきたのです。「校長先生」と、目の前の相手の名前をつけてあいさつをするだけで、こんなにもすばらしいあいさつになるのだなと、新しい発見をした気分になりました。友達同士でのあいさつにおいても、「○○さん、おはよう。」とか、「○○くん、おはよう。」というように、相手の名前を呼んであいさつをしてみてください。さらに気持ちのよいあいさつが交わせると思います。・・・
 全校朝会での話は、効果バツグンです。今日は、いたるところで「校長先生、こんにちは」とあいさつをしてくる子ども達に出会いました。
 続けて全校朝会では、相手の目を見てあいさつをすることの大切さについて話をしました。そして、話をする時にも目を見ることが大切であるということも。
・・・これは、お話をする時も同じです。学習中に、隣の人同士で自分の考えを伝え合う場面があります。あるいは、グループで意見交換をする時があります。きちんと、自分の考えを伝える相手の方を見て話をしているでしょうか。忘れ物をしたことを先生に伝える時には、きちんと先生を見てお話ができているでしょうか。けんかをしてしまい謝る時に、きちんと相手を見て「ごめんなさい。」と言えているでしょうか。
 「目は口ほどに物を言う」ということわざがあります。普通、言葉は、口を使ってしゃべることで相手に言いたいことを伝えます。一方、人の目も、口で話すのと同じくらい自分の気持ちを相手に伝えることができるというのです。今は感染症予防のために、お互いに向き合い、マスクをしたままで話をすることになります。マスクが無い時と比べて、顔の表情が分かりにくくなっていますが、目だけでちゃんと相手に気持ちを伝えることができます。ただし、相手を見て話をしなければそれは伝わりません。忘れ物をした時の反省した気持ちや、相手に謝る時の「ごめんなさい」という気持ちは、相手の目を見て言わなければ、「反省していないな」ととらえられてしまいます。
 一方、「目で訴える」という言葉もあります。だまっていても、目だけで言いたいことが伝わるということです。授業中に、先生の質問が分かった子は、手を挙げて指名してもらうのを待ちます。指導している先生は、手の挙げ方とともに、一人一人の目を見て評価をしています。「あっ、この子はちゃんと分かっているな。」とか、「少し自信がなさそうだな。」とか、「発表したくてうずうずしているな。」ということが、手を挙げている子の目を見てちゃんと分かっているのです。
 逆に、授業中に先生の目を見て、何を言おうとしているのか感じ取ることができますか? 担任の先生が何も言わなくても、先生の目を見て次に何を話されるのかを感じ取れる子になってください。そのためには、いつも話をされている先生の目をしっかり見ていることが大切です。・・・
 電話で話をするのと直接会って話をするのとでは、どちらがお互いの気持ちが伝わりやすいでしょうか。もちろん、直接会って、面と向かって話をする場合です。それだけ「相手の目を見て話をする」ということは重要なことです。これは、子どもも同じです。ぜひご家庭でも、お子さんの目を見て話をすることを意識してみてください。
 2年生は、生活科の時間に、「作ってためして」という身近な材料を利用して遊ぶものを作る学習をしています。今日は、割りばしと輪ゴムを使って紙玉を飛ばす、パチンコを作っていました。割りばしと割りばしを、輪ゴムを使って組み合わせていくのが難しそうでした。(写真上)
 割りばしは、飲食店ではあまり見かけなくなりました。また、最近の割りばしは、竹製のものが多く出回っています。スーパーでお弁当を買った時にもらえるのは、ほとんどが竹製の割りばしです。竹製の方が丈夫なようですが、工作で使うには不向きかもしれません。
 3年生の理科「音のふしぎ」の学習として、糸電話作りをしていました。音の学習は、今回の教科書から久し振り(20年振りです)に小学校で扱うことになりました。昔は、1,2年生でも理科の授業がありました。紙コップと糸を使って、糸電話でよく遊ばせていたものです。3年生の子ども達は、糸電話を初めて手にした子が多かったようです。糸をピンと張った時に音が良く聞こえることや、糸や紙コップの底が振動して音を伝えていることを確かめていました。(写真中)
 今日から、今年度の放課後学習教室(地域未来塾)を開始しました。2年前から、田柄小で「地域連携事業」の一環として行っています。今年度も、2年生と3年生の子ども達(各学年15〜20名ほど)が放課後参加しています。指導者は、地域にお住まいの協力者の皆様です。算数の基礎・基本のプリントを中心に、既習内容を復習するプリントを使い、さっそく今日からていねいに個別指導をしていただきました。今後も、月2回程度実施していきます。(写真下)

9月12日(土)

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 「1年生が、熱心に新聞を読んでいる!?」と思われそうですが、これは国語のカタカナの学習をしているところです。(写真上)
 1年生は、2学期に入ってから、カタカナの練習をしています。カタカナの読み方や書き方だけでなく、どのような場合にカタカナが使われるのかも学習します。今日は3組で、新聞に書かれている文字を使って、カタカナの学習をしていました。まず、新聞にたくさん書かれている文字の中からカタカナを探し、赤鉛筆で囲みました。ハサミで切り取ってカードに貼ると、カタカナの言葉が集まります。国の名前や外国の人の名前、野菜や果物など、いろいろなカタカナの言葉集めができました。
 1年生は、1学期にひらがなを学習しています。そして、2学期に入ってからは、漢字とカタカナを新たに学習します。1年生で学習する内容は、国語の時間だけでもとても多いことが分かります。カタカナの学習で困るのは、一度全てのカタカナを指導しても、その後の学習の中でそれほど多くカタカナが出てくるわけではないので、なかなか習熟が進まないということです。(それだけに、これからは読書が大切になってくるのですが…)
 中学校の先生方の声として、カタカナが書けない中学生の話を聞いたことがあります。学力が低い子ほどカタカナがすぐに出てこない、あるいは誤りが多いというのです。大人でもカタカナの「シ」と「ツ」や「ソ」と「ン」の書き方が違う人を見かける時があります。小学校での基礎学力の重要性を感じます。
 4年1組が、パソコン室でローマ字入力の練習をしていました。先日は、3年生が国語の時間にローマ字を学習していることをお伝えしたばかりです。これも先ほどのカタカナの学習と一緒で、一時的にローマ字を覚えても、その後の生活で活用しなければなかなか定着していきません。
 ローマ字入力を身につけるには、タイピングソフトを利用するのが一番です。パソコン室には小学生用のタイピングソフトが用意してあるので、楽しみながら学ぶことができます。友達と競い合いながら、ローマ字入力の練習をしていました。(写真中)毎日練習したら、小学生でも簡単にブラインドタッチで入力することができるようになるはずです。
 今日は、パソコン室が盛況でした。続いて6年3組がパソコン室を利用していました。6年生は、総合の学習の時間に、1学期から世界遺産について調べてきています。いよいよ調べたことをまとめて発表をする段階が近づいてきました。
 今日は、パワーポイントを使った発表資料の作成に取り組んでいました。(写真下)スライドに文字を入力したり画像を貼り付けたりしながら作り上げていくと、画用紙や模造紙に書いてまとめるのとは違った感じに仕上がります。
 6年生の子ども達に聞いてみると、家にパソコンがあっても、パワーポイントを使うのは初めてという子がほとんどのようです。練馬区では、今年度末までに児童用タブレットを全小中学校に児童・生徒数分配備する予定とのことです。教育現場のICT化が、急速に進んできています。

9月11日(金)

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 今朝、正門で登校の様子を見守っていると、飼育ケースを大切そうに抱えた子がやって来ました。聞いてみると、ヤモリが入っていると言います。昨日、ベランダにいたヤモリを家の人がつかまえてくれたそうです。よくカナヘビをつかまえて学校に持ってくる(教室で飼育する)子がいますが、ヤモリは珍しいなと思いました。
 ヤモリは夜行性で、街灯の明かりに寄ってきます。足の裏に特殊な器官があり、壁にぴったりとくっついて歩くことができます。小さな虫を捕えて食べるようです。似たような動物にイモリがいますが、お互いに全く別の生き物です。イモリは水辺に住む両生類であるのに対して、ヤモリは爬虫類です。
 ちなみに、ヤモリを漢字で書くと、「家守」あるいは「守宮」・・・文字の通り、昔から家を守ってくれる動物とされてきました。田柄小の周囲には、いろいろな生き物がいるのだなと思いました。
 3年生の音楽の授業では、リコーダーの練習が始まっています。初めて手にしたリコーダーでしたが、1学期までは学校で音を出すことができませんでした。2学期からは、ハンカチなどを用意して、吹いた後の始末をしながら練習を開始しています。今日は、「シ」の音を使って、タンギングの練習を行っていました。(写真上)
 また、全員が一斉にリコーダーを演奏するのではなく、人数を半分ずつに分けて吹くようにさせています。さらに、リコーダーの練習が終わったら、すぐにマスクをつける約束にもなっています。全員が一斉にリコーダーを吹けるようになれば、もっと練習する時間を取ることができるのですが…。でも、やっと音楽室からいろいろな学年のリコーダーの音色が聞こえてくるようになり、いつもの学校の風景に少し近づいた感があります。
 2年生は、国語の授業で「ことばでみちあんない」という学習をしています。今月、いろいろな学年で紹介している国語の「対話の学習(話す・聞く)」の単元です。教科書には、公園の地図が載っています。女の子が友達に電話で待ち合わせ場所を伝えているのですが、「ばら園の前をしばらく行ったら右に曲がって。そこにあるベンチで待っているよ。」という内容なのですが、道が2本あったりベンチがあちこちにあったりして、待ち合わせ場所が定まりません。自分だったらどういう言葉で説明をするかを考える学習です。(写真中)
 また、友達の説明をメモを取りながら聞き、理解するという「聞くこと」の学習でもあります。さあ、2年生の子ども達は、自分なりにきちんと相手に分かるように説明することができるでしょうか。
 1年生が、生活科の学習で、アサガオの種取りをしていました。毎日暑い日が続く中でも、まだ元気に花を咲かせている鉢もあります。花が終わった後の茶色い実を手に取って中を割ると、黒い種がたくさん出てきました。大切そうに集めて、自分の封筒の中にそっと入れていました。(写真下)
 思い返すと、今年は臨時休校中の5月にアサガオの栽培セットを持ち帰り、各家庭で種まきをしています。その時手にした種と同じものが、何倍にも増えて収穫することができたわけです。今後は、アサガオのつるを利用した生活科の学習も行っていく予定です。

9月10日(木)

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 1年生は、図工の時間に「うきうきボックス」という作品に取り組んでいます。子ども達は、自分の家から集めてきた空き箱を使い、「この箱を何に変身させようかな」と考えながら作っていました。動物や乗り物、宇宙人を作っている子もいました。(写真上)
 空き箱は、事前に学年だよりで連絡をしてあったので、いろいろな形や大きさの箱を持ち寄ることができました。ティッシュペーパーの箱やお菓子の箱の他に、アイスの空き箱を持ってきた子が何人かいました。また、トイレットペーパーの芯を集めてきた子もたくさんいました。様々な形を組み合わせながら、子ども達の頭の中でいろいろな想像がふくらみ、夢のある作品になっていきます。
 今回の工作は、接着剤(木工用ボンド)の使い方について学習する内容にもなっています。全員に学年でまとめて購入したボンドが配られ、箱と箱を接着する際に使わせています。糊よりも強力にくっつくボンドを使うことで、思い通りの作品に仕上げることができます。
 箱の組み立てが終わると、折り紙などできれいに飾って完成になります。最初は「うきうきネコ」という作品名だった子が、なんとなくネズミに見えてきたというので、「うきうきネズミ」という題名に変更していました。1年生なりに、考えに考えて工作に取りかかっているのだなと思いました。
 5年生は、国語の授業で「敬語」の学習をしています。敬語には、丁寧語と尊敬語、謙譲語があることや、それらの敬語には人と人とのつながりを円滑にする働きがあることを学びます。
 日常生活の中に敬語があるということは、5年生なりに理解はしています。しかし、友達に対する言葉づかいが多いためか、先生や目上の人に対する言葉づかいに慣れていない子がほとんどです。語尾に「です」や「ます」をつける丁寧語を使うことができても、尊敬語や謙譲語を正しく使うのは、子どもにとってとても難しいことです。(大人でも、厳密に正しく敬語が使える人は少ないのではないでしょうか。)
 授業では、隣同士で実際に敬語を使いながら会話をしてみました。普段は、「昨日の夜、何食べたの?」と言っている子が、「昨日の夜は、何をお食べになりましたか?」と尋ねていました。子ども同士の会話としては、相当な違和感を感じていたようです。(写真中)
 今日から、今年度の「たがら元気アップタイム」がスタートしました。給食後、掃除の時間と昼休みを合わせ、30分以上もの時間を確保して実施します。17学級、全てのクラスが一斉に運動に親しむ時間で、担任の先生とクラスの子ども達とが一緒になって汗をかく楽しさもあります。
 田柄小は、校庭や体育館以外に、けやき広場や中庭、バスケットコート、芝生など、運動する場所に大変恵まれています。(今日は、屋上も使って実施しました。)学級数に合わせてたくさんの運動種目が用意してあり、次回は種目をローテーションして、いろいろな運動に取り組めるようにしています。今年度田柄小は、区の教育課題研究指定校として、体育科の研究に取り組んでいます。この元気アップタイムの取り組みも研究の一つとしてとらえ、今後も子ども達の体力向上につなげていきます。(写真下)

9月9日(水)

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 今日も朝からギラギラとした太陽が昇り、子ども達は汗だくになって登校してきました。
 1年生の子ども達は、教室での朝の用意が終わると、アサガオの鉢の水やりに出てきます。2学期に入ってから、クラスごとに種取りをしたようですが、引き続き毎日アサガオの花が咲いている鉢があります。
 そんな子ども達を何人か集めて、東門側にあるザクロの木について話をしてあげました。春にオレンジ色の花をつけたザクロの木に、今年はたくさんの実がつきました。今までこんなに実がなったのは、初めてのことです。4年前に、東門が新しく工事されることになり、この辺りにあった木を伐採することになりました。その中から、どうしてもザクロの木だけは残してほしいとお願いし、場所を少しずらして植えてもらいました。木を移植すると、場合によっては枯れてしまうこともあるそうです。しかし、その後ザクロの木は順調に生育し、今年は見事にたくさんの実をつけたというわけです。
 1年生の子ども達にザクロの実を触らせてみました。(写真上)まだ実はかたく、熟すにはあと1〜2か月はかかりそうです。熟してくると、外側がはじけて中の赤い実が見えてきます。子どもの頃は、口の中が赤くなるほど、ザクロの実をよく食べたものでした。ほとんどが種なので、酸っぱい中に感じるかすかな甘い汁を吸いながら、種を吐き出して味わいます。
 2年生は、算数の時間に「時計を生活に生かそう」という学習をしています。1年生の頃、算数で「何時」と「何時半」の時計の読み方を勉強してきています。2年生では、さらに時刻と時間の意味や1時間は60分間あること、午前と午後の意味、1日は24時間あることなどについて学びます。
 時刻と時間の概念は、日常的に使っているものの、2年生にとっては難しい内容です。「時刻」とは、時の流れの1点を示しています。(9時とか、9時15分というように…)一方の「時間」は、時刻と時刻の間の量のことを言います。(15分間とか、30分間というように…)
 その後、時刻と時間を合わせた問題が出てきます。「9時40分の30分後の時刻は?」とか、「9時40分の1時間前の時刻は?」というような問題です。せめて教室の時計を見ながら答えられればよいのですが、時計の長針と短針の関係が分かっていないとそこまで理解がいきません。
 今日の2組の授業では、午前と午後の時間の学習をしていました。教室の時計の針を動かしながら、12時のところで午前と午後が分かれることを指導していました。同じ9時でも、1時間目が始まった午前9時もあれば、夜布団に入る頃の午後9時もあります。子ども達の1日の生活を思い浮かべさせながら、午前と午後の時間について教えていました。(写真中)
 時刻と時間の学習は、理解できたかどうかがはっきりとする内容です。教科書は、2時間扱いになっていますが、それだけで全員に理解させるのは難しいことです。単元名の「時計を生活に生かそう」という名の通り、日常的に時計を読ませたり、「あと何分で何時になる」と考えさせたりすることが大切です。2年生のお子さんがいるご家庭では、ぜひ時計を意識した会話を心がけてみてください。この時期に理解できていなくても、今後どこかで時間や時刻の概念が身についてくるはずです。気長に教えていくことが大切です。
 一方、6年生の算数では、「円の面積」についての学習が進められています。「円の面積=半径×半径×円周率」と教えてしまえば、すぐに練習問題に入っていくことができます。しかし、小学校の算数では、そういう教え方はしません。
 まず、月曜と火曜の算数2時間を使って、おおよその円の面積について考えました。半径10cmの円の面積は、一辺が10cmの正方形の3倍より大きく、4倍よりは小さいということ。さらに、方眼紙を使うことで、曲線部分の面積を概算して求めたりもしました。
 そこで今日は、いよいよ公式に結びつく円の面積の求め方について考えていきました。円を半径で切り分け、並べていくと、限りなく長方形に近い形に置き換えることができます。(写真下)その長方形の縦は「半径」であり、横の部分は「円周の半分」にあたります。「円周の半分」とは、「直径×円周率÷2」であり、「直径÷2=半径」であることから、「半径×円周率」と整理することができます。ということから、円の面積は「半径×半径×円周率」が導かれます。
 これぞ数学的な面白さ・・・なのですが、6年生の何人が「そうか!」や「なるほど!」と思えたでしょうか。

9月8日(火)

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 今朝、東門を出た道路側からフェンス越しに、吉田さんの畑を見に行ってみました。土日や昨日は、どしゃ降りの雨にあたったと思うので、少し心配になりました。しかし、3年生がまいた大根の種は、順調に生育していたようで安心しました。
 ビニールマルチがかかった長いうねが3本あり、一斉に大根の双葉が伸びてきていました。マルチの穴1つに対し、大根の種を3粒まいたのですが、ところどころ1本や2本しか芽が出ていないところがありました。3年生の子がまき忘れたというよりも、中にはうまく発芽しない種が含まれていたということです。それだけに、野菜栽培では複数の種をまき、後から間引きをする方法で育てていくわけです。
 5年1組で、百人一首を行っていました。2人一組で向かい合っての対戦でした。(写真上)田柄小には、百人一首が何セットかあり、よく高学年で年間を通じて取り組むクラスがあります。昨年度4年生の時に取り組んだことがある子が何人かいたようで、張り切って対戦に臨んでいました。
 今日は、上の句と下の句を印刷したプリントを机の上に置き、先生が読む上の句をヒントに取り札を探していました。子どもは覚えが早いので、何度か練習するうちにたくさんの句を暗記してしまいます。子ども達の国語の教科書を開いていただくと分かりますが、どの学年にも日本古来の文学や古典に関する学習がところどころに入ってきています。小学生の頃から、それらの言葉の響きや昔の仮名遣いなどに親しませていくことが重要です。
 4年生は、図工の時間に、「彫って 刷って 見つけて」という作品に取り組んでいます。彫刻刀を使った、木版画の作品を制作します。彫刻刀を使うのは、4年生にとって初めての経験です。まず今日は、彫刻刀の正しい使い方を先生から習い、板の裏側を使って試し彫りに挑戦しました。(写真中)
 彫刻刀を使う授業では、けがをしないようにする指導が重要になります。まず、版画作業版を使い、彫る板が動かないように固定させることが、けがの防止の第一歩といえます。そして、彫刻刀は必ず両手を添えて持つようにさせることです。彫刻刀の刃よりも前に自分の手が出ないようにすれば、けがをすることはまずありません。
 彫刻刀の種類によって、鋭い線ややわらかな線を表現することができます。三角刀や丸刀などを試しながら、どんな削れ方がするかを慎重に試し彫りしていました。
 3年生は、国語の時間にローマ字の学習をしています。現在の教科書では、指導時数は少ないのですが、3,4年生の国語の時間にローマ字の指導をすることになっています。ローマ字指導のねらいは、児童の身近なローマ字表示のものについて、読み書きができるようにするところにあります。(写真下)
 道路標識や駅の表示板など、現在は街を歩けばいたるところにローマ字表記が使われています。また、総合の学習等でパソコン室を利用することが多くなるのも中学年の頃からです。キーボードを打つためにも、ローマ字の習得が欠かせません。
 ローマ字には、大きく分けて「ヘボン式」と「訓令式」とがあります。例えば、「し」はヘボン式では「shi」と表しますが、訓令式では「si」です。国語の時間に指導するローマ字は、訓令式を教えることになっています。しかし、外国語活動が3,4年生で入り、高学年になると英語の時間として書く指導も入ってきています。英語の表記に近いのはヘボン式であることを考えると、今後検討の余地があるのかもしれません。

9月7日(月)

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 台風10号の影響で、昨日から関東地方でも時折強い雨が降っています。今朝は、ちょうど児童が登校する直前から雨が激しくなりました。長靴に履き替えてくるのが間に合わなかったようで、運動靴がびしょぬれになった子がたくさんいました。
 全校朝会は、初めてZoomを使って行いました。職員室のパソコンと各教室のパソコンをZoomでつなぎ、職員室からの映像と音声を教室の電子黒板に映し出すようにしました。全校朝会は、いつも6年生のあいさつ当番の児童が朝礼台の前に来て言葉を言っています。今日は、あらかじめ職員室に4名を呼び、パソコンに向かって全校児童と朝のあいさつをしました。(写真上)校内の様々な教室から、「おはようございます!」という元気のよい声が響いてきました。
 今日は、「1位をめざそう」という内容の話をしました。
・・・(前半省略)校長先生は、全ての子ども達に1位をめざしてもらいたいと思っています。これは、かけっこだけのことではありません。学習面も生活面でも、全てのことについてです。学習面での1位とは何でしょう? テストの点数がクラスで1番ということでしょうか。「自分は無理」と思った子は、こう考えればよいのです。ノートの文字をていねいに書いて、クラスで1番をめざしてください。あるいは、手を挙げて発表する回数を増やして1番をめざしてみましょう。1日の学校生活の中で、きっと誰かがよく発表して1位になっているはずです。あるいは、先生に「教科書を開きましょう」と言われたら、真っ先にそのページを開くことで1位をめざしてください。授業の始めと終わりにあいさつをします。号令がかかったら、真っ先に背筋を伸ばして姿勢をよくして1位になりましょう。
 みんなが1位をめざそうという気持ちになったら、クラスも学年も、そして学校全体もどんどんよくなっていきます。先週水曜日に、たてわり班活動の1回目の集まりがありました。自分の班の6年生は、親切にしてくれましたか? どの班よりも1番だったでしょうか。遊びの計画を立てた後、教室で楽しくゲームをしていた班がありました。この一年間を通じて、田柄小で1番仲良しで楽しいたてわり班をめざしてください。
 先週火曜日には、練馬区の教育指導課から3人のお客様が来て、各クラスの授業の様子を見ていただきました。廊下ですれ違う子の多くが「こんにちは」と気持ちのよいあいさつをしていました。後から、「子ども達のあいさつがすばらしい学校ですね。他のどの学校よりもすばらしいです。」と話されていました。田柄小は、練馬区であいさつが1番の学校であると褒められたのです。
 あいさつも、常に1番をめざしていれば、どんどんよくなっていきます。自分の登校班は、あいさつで1番と言えるでしょうか。校長先生は、今日はこの班が1番かなと感じながらみなさんとあいさつをしています。まずは、自分の登校班の中で一番素敵なあいさつをめざしてみてください。相手の目を見て、相手に届く声で、自分からあいさつをして1番をめざすのです。全てのことに1位になろうとがんばる、そういう田柄小の子どもであってほしいと願っています。・・・
 職員室からは、パソコンの画面に鏡のように映った自分の姿が見えるだけですが、音声だけの放送朝会よりも子ども達に話しかけているという実感は得ることができました。今後も、雨天時の全校朝会などでZoomを利用していきます。
 6年生は、社会科の歴史の学習で、室町文化について学んでいます。室町時代の文化には、現代にまで受け継がれているものが多くあります。文化を学ぶことにより、歴史を過去のものとしてだけとらえるのではなく、現代の人々の生活の基になっているという意識をもたせることにつながります。
 室町文化には、茶の湯や生け花、水墨画といった人々の心に根付く「日本らしさ」がたくさん見られます。今日は、6年2組で水墨画を自ら描いてみることを通じて、室町文化を体験していました。水墨画とは、墨一色で描く絵画のことです。墨汁に水を混ぜて薄墨を作りながら、濃淡を表現していきます。子供たちは、画家雪舟になった気分で、水墨画に挑戦していました。(写真中)
 2学期に入り、低学年の教室から、歌声や鍵盤ハーモニカの音が聞こえてくるようになりました。通常のように大きな声で歌ったり、鍵盤ハーモニカを全員で自由に練習したりとまではいきませんが、感染症に十分気をつけながら、徐々に指導を開始しています。
 2年3組では、鍵盤ハーモニカの指導前にしっかり手洗いとうがいをさせてから、「タンギング」の練習を行っていました。子ども達は、やっと音を出すことができてうれしそうでした。(写真下)

9月4日(金)

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 1校時に、3年1組で保健の授業が行われていました。3年生は、保健の時間に「健康な生活」について学習をしています。保健の授業は、年間を通じて4時間程度の扱いです。しかしそれだけに、きちんとした指導計画のもとで授業を行わなければなりません。また、特に今月下旬には、3年3組で保健領域の研究授業を予定しています。今日の1組の授業は、その研究授業の先行授業として行われました。同学年の先生達や校内の先生達が何人か参観に来ていました。
 今日は、健康な生活をおくるために必要な「体の清潔」についての学習をしました。1校時の授業だったので、朝登校してから、全員が手を洗ったばかりの状態でした。しかし、アルコールを含ませた脱脂綿で手指や手の甲、手首をこすってみると、茶色い汚れがついてきました。(写真上)
 「手を洗ったはずなのに…」とか、「昨日の夜、お風呂に入ったはずなのに…」と思った子が多かったようです。特に今の時期は、暑くて汗をたくさんかくので、目に見えない汚れがたくさん付着しやすくなっています。
 授業では、手を洗った後にきれいなタオルで拭いた手と、しばらく洗っていないタオルで拭いた手の実験結果(細菌を寒天培養した結果)も示されました。それらのことから、体を清潔にするために大切なことを考えました。
 今日の授業を基に、学年でさらに検討を重ねて研究授業に向かうことでしょう。
 10時から、3年生の「大根の種まき体験」がありました。気温が高かったため、熱中症の心配がありました。そこで、学校であらかじめ種まきの事前指導を先生達で行っておき、畑にいる時間をなるべく短くできるようにしました。
 学校の隣の吉田さんの畑では、ニンジンやブロッコリーの苗がすでに育ち始めていました。そして、3年生が種まきをする大根用の畝がきれいに用意され、ビニールマルチが張られていました。まず、吉田さんから大根の種まきのポイントについて説明を聞きました。ビニールマルチの穴1つに、指先で3つの穴(人差し指の爪の深さ)を開けます。そこに大根の種を1粒ずつまいていき、土をかぶせて終了です。田柄小学校の給食の食材にもなる大根です。クラスごとに畑の端から端まで広がり、全部で960個のマルチの穴に、ていねいに種まきをしました。(写真中)
 子ども達は汗だくでしたが、土はからからに乾いていました。最後に長く伸ばしたホースから水を霧のようにまいて土を湿らせていました。吉田さんの話では、普段は水やりをせずに自然の雨で育てているそうです。さすがにこの暑さと乾燥した土では芽が出そうにないと話されていました。
 今回まいた種は、「夏つかさ」という青首大根の品種です。早ければ55日で収穫できるそうです。その前に…3年生は2週間後に、間引きの体験でまたお世話になります。
 5年生は、社会科の時間に「米作りのさかんな地域」についての学習をしています。2組では、子ども達の家で食べているお米の袋を持ち寄り、授業に使っていました。
 「あきたこまち」や北海道の「ななつぼし」、新潟の「こしひかり」など、様々な米袋が見られました。また、5kgや10kgの米袋がほとんどでしたが、中には30kgの米袋を持ってきた子もいました。(写真下)「JAめぐみの」と書いてあったので、岐阜県から送ってもらったお米でしょうか。日本では、全国各地で米作りが盛んであることが分かります。
 私の住んでいる埼玉県では、そろそろ早い品種の稲刈りが始まる頃です。今月下旬から、新米が次々と出てくるので楽しみです。ちなみに、私の家では近くの農家から玄米で買うようにしています。家庭用精米機で、必要な分だけ精米しながらご飯を炊いています。精米したてのお米は、味が違います。

9月3日(木) その2

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 6年生は図工の時間に、「12年後の私」という作品に取り組んでいます。1学期から製作し始め、ようやく完成間近になってきました。12年後の自分の姿を思い浮かべ、フィギュア芯材と紙粘土を使って表現する作品です。
 7月に取りかかったばかりの頃は、どんな仕事に就いている姿かまだ見えてきませんでした。次第に、凝りに凝ってテーブルや椅子を木材で作ったり、素敵な洋服を身にまとわせたりし始め、各自思い浮かべた未来像がはっきりと伝わるようになってきました。
 サッカー選手としてシュートを決めた瞬間や、パティシェとなってお菓子を作っている姿、中には立派なウエディングドレスを身にまとっている姿も見られます。また、トリマーとして、台の上にのせた犬の毛をカットしている自分を作品にした子もいました。(写真上)
 6年生にとっての12年後は、24歳です。その頃は、立派な社会人として活躍していることでしょう。
 普段は飼育小屋でのんびりとしているショコラが、今日は忙しい一日となりました。1年生は、生活科の時間に「なかよくなろうね 小さなともだち」という学習をしています。小動物や昆虫などの身近な生き物に関心をもち、すすんで触れ合おうとすることを目的とした学習です。
 担任の先生が、ショコラをケージに入れて用意し、クラスの子ども達に順番に見せていました。(写真下)今まで校庭の飼育小屋の網越しに見てはいましたが、こんなに間近で見るのは初めてです。そっと手を差し出してショコラの背中をなでてあげた子もいました。
 「かわいい〜」という言葉の他に、「ひげがたくさんはえてる。」とか「なんで黒目しかないの?」と話していた子もいました。自分の席とケージを何度も往復しながら、観察カードにショコラの絵を描き上げていました。「なんかネコみたいになっちゃった。」と言っていた子もいましたが、1年生の子の絵もまたかわいらしかったです。
 5校時までかけて3クラスの観察が終わり、ショコラはホッとしていたようです。

9月3日(木) その1

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 今日から、学校医の先生方による各検診が始まりました。今日は耳鼻科検診があり、午前中いっぱいかけて耳鼻科の飯塚先生に全クラスの検診をしていただきました。(写真上)
 本来であれば、4月に各種健康診断が行われています。しかし今年は、十分な感染症対策をして行うということになり、どこの学校でも2学期に実施することになりました。また、保健室よりも広い場所で行うように指示があったため、北校舎1階の多目的室を検診場所としました。廊下にはビニールテープで待機線が引かれ、間隔を開けて並ぶようにさせています。
 校医の先生方には、区で配布されたフェイスシールドをつけて検診をしていただいています。今日の検診の様子を見ていると、一人の子を診るたびに手指の消毒を行うなど、徹底した感染症予防対策が行われていました。明日から再来週にかけて、さらに内科検診や歯科検診、眼科検診が予定されています。
 3年生は、図工の時間に「のこぎり引いて ザク、ザク、ザク」という学習をしています。3年生にとって、初めてのこぎりの使い方を学習する内容です。今までのこぎりを使ったことがあるという子が何人かいましたが、初めてという子が多かったようです。持ち運び方や片付け方など、安全指導をしっかり行ったうえで作品づくりに取りかかりました。
 3年生の子ども達にとっては、角材を切り落とすだけでも一苦労のようでした。片足でしっかり木を固定しながら、のこぎりで真っすぐに切らなければなりません。何度か手を止め、気合を入れ直してまた挑戦していました。そのため、切り口に休んだ跡が現れていたものがたくさん見られました。しかし、苦労して切った木片は、それだけで十分な作品価値があるほど貴重なものに思えていたようです。(写真下)
 今後、のこぎりの使い方に慣れてきたら、どのような作品ができ上ってくるのか楽しみです。

9月2日(水)

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 1年生の子ども達が、自由研究の作品を見るために校内を巡っていました。「授業中なので、廊下に置いてある自由研究の作品を静かに見るようにしましょう。」と担任の先生に言われて見学に行きました。しかし、ついつい目の前にある初めて目にする作品を見て、思わず声が出てしまったようです。(写真上)
 1年生にとっては、工作や裁縫で作った作品や、虫の絵が描いてある作品などにまず目が向くようです。「いいな〜、わたしも作ってみたいな〜」という声があちこちから聞こえてきました。
 3週間という短い夏休みだったので、今年に限り1,2年生は自由研究を宿題にしませんでした。もし自由研究の課題を出していたら、どんな作品が集まっていたことでしょう。親子で工作をしたり、親子で料理をして写真に撮ってまとめたりと、きっと楽しい時間が増えていたかもしれません。(その分、親は悩んだかも…)来年はいつも通りの夏休みを迎え、低学年の自由研究が見られるといいなと思います。
 3年生は、国語の時間に「山小屋で3日間すごすなら」という学習をしています。先日は、6年生の「対話」の学習について紹介しましたが、3年生にとっての対話の学習がこの単元です。「子ども探検隊として、3日間山小屋で過ごすことになりました。普段子どもだけではできないことをして、自然とふれあうなら、どんな物を持って行きたいですか?」という問いかけがあり、持ち物の決まりとして、「食料、水、着替え以外のもので、グループで5つまで持っていけます。」と書かれています。
 まず、グループでしたいことと持っていきたい物を出し合い、その中から話し合って整理していきました。川で遊びたければ、水中メガネや釣りざお、バケツなどが必要になります。また、星空の観察をしたいのであれば、望遠鏡や懐中電灯が必要になります。
 次に、グループで「対話」を通して持っていく5つの物を決めていきます。国語の学習なので、ここが一番大切なところです。自分の意見だけを主張するのではなく、きちんと友達の意見を聞いて考えをまとめていかなければなりません。話すこと・聞くことの学習です。(写真中)
 5年生は、理科の時間に「植物の実や種子のでき方」の学習をしています。まず、アサガオの花のつくりを調べ、中心におしべとめしべがあることや、おしべの先に花粉があることなどを学びます。そして、種子ができるためには花粉が重要な働きをするということを学んでいきます。
 今日は、理科室でアサガオの花粉を顕微鏡で観察していました。(写真下)アサガオの花粉を顕微鏡で見ると、一粒一粒は丸い形をしているのですが、周りにとげのような突起物がついていることが分かります。ちなみに、植物の種類によって花粉の形や大きさが異なります。
 中庭では、1年生の子ども達が自分のアサガオの鉢のところに行き、黒い種をたくさん収穫していました。1年生なりに、花が終わった後に実がなる(種ができる)ということに気づいていきます。1年生のアサガオ栽培は生活科の学習ですが、小学校の学習内容全体が、学年の発達段階に合わせて系統立てて構成されています。
 この後5年生は、理科の時間に台風の学習があります。ちょうど大きな台風が西日本を通過中です。ニュースや天気予報を見るようにしましょう。

9月1日(火)

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 6年1組で、明日のたてわり班活動1回目の事前指導が行われていました。1学期は、感染症対策のこともあり、たてわり班活動はまだスタートさせていませんでした。2学期からは、マスク着用の徹底と、密接・密集を避けながら実施していきます。
 たてわり班活動は、1〜6年生まで全学年の子ども達から構成される仲間づくりの取り組みです。年間を通じてたてわり班ごとに一緒に遊ぶ時間を設けたり、2月末には一緒に給食を食べたり(お別れ給食会)もしています。異学年の児童同士が交流することで、新たな仲間づくりを行い、校内での交流を広げていく目的があります。そして何よりも、6年生が最上級生としての力を発揮する場でもあります。様々な行事が中止となった現在、6年生にとっては、自分達の力を発揮する大切な取り組みがいよいよやって来ます。
 それだけに、6年生の各クラスでは、担任の先生がしっかりと事前指導をしておく必要があります。1つの班には4人の6年生が配置されます。そして、さらにAグループとBグループに分かれるので、基本2人ずつで1〜5年生をまとめなければなりません。
 明日の5校時は、全校児童がそれぞれの教室に分かれて、自己紹介をしたり遊びの計画を立てたりします。今日は、そのやり方を1班ずつシュミレーションし、みんなでアドバイスをし合っていました。(写真上)下学年の子ども達との出会いが、今から楽しみな様子でもありました。
 6年3組では、「コロナに負けるな」というテーマで、道徳の授業が行われていました。今まで様々なコロナウイルス関連の差別や偏見、誹謗中傷が報道されてきています。その一つに、「県外ナンバーいじめ」があります。他の都道府県ナンバーの車に対して、嫌がらせを行うというものです。中には、その地域に住んでいながら、他県ナンバーのまま車に乗っている人も大勢います。勘違いされないために、「他県ナンバーですが、県内在住です」というステッカーが販売され、多くの人が使っているそうです。・・・考えてみると、とても残念なことであり、嫌な世の中になってしまったなと思います。子ども達も、そのニュースのことはよく知っていたようでした。(写真中)
 誰もが感染症にかかってしまう可能性があります。身近な人が感染症にかかったら…という不安があるのは十分に理解ができても、差別や偏見は許されることではありません。今日の授業は、道徳というよりも学級指導的な内容ではありましたが、身近で感染者が出る前にしっかりと指導しておくべきことだと感じました。
 今日は、4〜5校時に指導課訪問がありました。練馬区の教育指導課から3名のお客様が来校し、全クラスの授業を参観していただきました。1クラスあたりほんの数分ずつの参観でしたが、田柄小の子ども達や先生方、そして学校環境のすばらしさをたくさん褒めていただきました。落ち着いて授業を受けている様子や掲示物のすばらしさ、清々しいあいさつなど・・・田柄小の先生達が日々指導していることがそういうところに成果として現れるのだと、外部からのお客様に教わったような気がします。
 指導課訪問では、体育の様子も参観していただきました。5校時の体育館体育では、3年1組が表現運動を行っていました。3年生は、体育の時間に「スパイ・キッズになって体を動かそう」という学習をしています。生き物や乗り物など、いろいろなものになりきり、体全体を使って表現します。場面が変わるたびに、子ども達は手足を様々に動かしながら体育館中を動き回っていました。(写真下)
 普段の年だったら、運動会のダンスに時間をかけて、体育の「表現運動」としていました。今年は運動会が中止になったため、体育の時間に各学年が表現運動をきちんと指導していきます。

8月31日(月)

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 8月31日の朝を迎えました。普段の年であれば、「あぁ、明日から学校が始まる…」という思いで過ごす一日ですが、今年は先週からすでに学校が始まっています。一時の猛暑よりも少し気温は下がりましたが、相変わらず朝からムッとするような湿度の高さです。
 今日の全校朝会では、自由研究についての話をしました。
・・・3年生以上の学年では、夏休みの宿題の一つに自由研究がありました。2学期が始まり、各クラスで夏休みの自由研究の発表会が行われていました。いくつかの教室を回り、その発表の様子を見ることができました。また、廊下に展示されている全てのクラスの自由研究も見せてもらいました。今年は短い夏休みでしたが、いろいろなアイデアや工夫があるすばらしい自由研究がたくさん見られました。
 自由研究は、「自由」というだけあって、自分の興味のあることや得意なこと、好きなことを自由に取り組める宿題です。でも、夏休み前までは「あれもやってみたい」「これもやってみたい」と意欲満々でも、実際に夏休みに入るとなかなか取り組むまでが大変という子もいたのではないでしょうか。3年生以上のみなさんは、友達の自由研究を見てどう感じたでしょうか。理科や社会科に関係する自由研究では、調べたことをまとめるだけでなく、実際に自分で実験したりその場所を訪れたりしたものがありました。また、工作や家庭科作品などの自由研究では、作品を作るだけでなく、材料や作り方を詳しく紹介しているものがありました。取り組みのアイデアとともに、そのまとめ方や作品の紹介の仕方にも工夫があってすばらしいなと感じました。
 校長先生がさらにすごいなと思ったのは、夏休み中に毎日続けていた自由研究があったことです。3週間、毎日日記を書いた自由研究がありました。また、毎日1品ずつ料理を作り、その記録をまとめた自由研究がありました。小さなことを続けるということも、すばらしい自由研究になるのだなと思いました。・・・
 全校朝会の話の後半は、いつもと趣向を変えて、セミの話をしました。「校長先生の自由研究」ということで、田柄小で見られるセミについて、写真を見せながら話をしました。朝会が終わってから、南校舎1階の廊下にセミの写真を掲示しました。休み時間にたくさんの子ども達が集まってきて、それらの写真に見入っていました。(写真上)特に、セミの幼虫から成虫に羽化するところの写真に関心が集まっていたようです。幼虫から出てきたばかりの成虫は、真っ白な体がところどころ青く光って見えます。(子どもの頃、一度だけその瞬間に出会ったことがあり、脳裏に焼き付いています。)
 朝会では、幼虫が地面から出てきた穴が木の周りにたくさんあることや、枝先にたくさんのセミの抜け殻がついていることを話しました。さっそく中休みに、けやき広場の木々についている抜け殻をたくさん見つけた子ども達がいました。セミの抜け殻にさらに別の抜け殻が覆いかぶさるようについているほど、たくさん見つけることができました。
 6年生は、体育館での体育の時間に、マット運動に取り組んでいます。低学年の頃のマット遊びから、様々なマット運動の技に取り組んできました。6年生では、「倒立前転」のような大技にも挑戦していきます。
 倒立前転とは、倒立(逆立ち)した状態から前転に入って、起き上がるまでの一連の流れの動作のことを言います。倒立した状態で、高さのあるところから、首を曲げて前転に入るので、初めてやるときには少し恐怖心が出てしまうかもしれません。まずは、倒立がしっかりできるようにすることが重要です。腕を曲げないでひじを伸ばすこと、足を曲げずに膝を伸ばすこと・・・友達同士で補助をし合いながら、きれいな倒立ができるようにしていきます。(写真中)
 今年は、どこの学校も運動会が中止となり、6年生が組体操を行う光景が見られなくなりました。組体操の練習を行うと、特に子ども達の腕の力が弱いことに気がつきます。友達を支えたり持ち上げたりする運動で、なかなか腕に力が入らなくて苦労するものです。組体操でも、大抵は2人組の技として倒立を練習します。自分の腕でしっかり体重を支えられるように、今年はマット運動を通じて身につけさせていきます。
 4年2組が、理科の時間にツルレイシ(ゴーヤ)の観察を行っていました。今年は、例年以上に生育が旺盛で、たくさんの実をつけています。いかにも苦くておいしそうな緑色の実もあれば、すでに熟してはじけそうなオレンジ色の実もたくさん見られました。(写真下)
 子ども達に聞いてみると、ゴーヤは家で食べないと言っていました。購入して食べる家庭は少ないのでしょうか。私の家では、よく近所で畑をやっている方からゴーヤをいただきます。チャンプルーのような炒め物で食べることがほとんどです。この夏は何回いただいたことか…。暑さに強いゴーヤです。今年の猛暑は、ゴーヤにとっては最高の夏だったのかもしれません。

8月28日(金)

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 4年生は、体育の時間に「ソフトバレーボール」の学習をしています。ネット型のゲーム運動としての学習です。ビーチボールのような柔らかいボールを使い、サーブは相手コートにボールを投げ入れて開始します。基本はボールを両手でキャッチし、味方にパスをします。アタックをする時だけ片手でボールを打ち、相手コートへの攻撃ができます。(写真上)
 1校時の授業でしたが、体育館はすでに30度に近い気温になっていました。しかし、気温よりも気になったのが湿度の高さです。昨年度より体育館に、熱中症指数を計測する機器が設置してあります。「危険」ランプが点滅した場合は運動を控えることになっていますが、今日はその一歩手前の「厳重警戒」が点滅していました。湿度が60〜70パーセントぐらいあったため、気温のわりに熱中症指数が上がったようです。
 体育館では、朝から入口やギャラリーの窓を全て開け、換気対策とともに風が入るようにしています。また、3台ある大型扇風機を稼働して、常に風を送るようにもしています。さらに、水筒を体育館に持ってくるようにさせ、授業の途中でも水分補給ができるように配慮しています。
 一方、校庭での体育の授業も気がかりなところです。今週から、手に持って計測することができる熱中症指数計を常に職員室に置くようにしました。校庭の気温、湿度、熱中症指数を1日に何回か測るようにしています。今日の校庭は、やはり湿度が高いために、熱中症指数が大きい状態が続きました。3,4校時の体育のクラスには声をかけ、こまめに休憩を入れたり早めに授業を終わるようにさせたりしました。また、昼休みに外で遊びたい子は、帽子をかぶって出るようにもさせています。結局、先週まで続いていた猛暑は、今週もなかなか収まる気配がありませんでした。来週には、過ごしやすい程度の残暑になってほしいものです。
 6年生は、国語の時間に「いちばん大事なものは」という対話の学習を行っています。「話すこと・聞くこと」の学習の一つですが、いろいろな友達と意見交流をすることで、自分の考えを深めていくことをねらいとした内容になっています。
 まず、自分自身が大事にしていることを考えます。3人のグループになり、お互いの意見を発表し合います。さらに別のグループを作り、意見交流をしていきます。最後に、いろいろな友達と会話をしたことから、自分の考えを広げたり深めたりして意見をまとめます。
 会話を通じて「対話」する力を身につけるとはどういうことでしょうか…。会話は2人以上の仲間でする話であり、とりとめもない話も含めたおしやべりです。一方の「対話」は、2人で向き合って行う話し合いで、意思疎通を図るものです。しっかり相手の話を聞くとともに、自分の意見を押し付けるのではなく、理解させ納得させなければなりません。6年生ならではの国語の学習であると感じました。
 ところで、意見交換やグループでの話し合い活動は、7月頃から各学年の授業で実施しています。マスクを着用し、近過ぎない距離感をもって行うようにさせています。どの教科でも、友達との交流が大切な学習となるので、こういう活動なしに小学校の授業は成り立ちません。(写真中)
 もう一つ、6年生の授業から・・・理科「月と太陽」の学習です。月の形と変化の仕方を調べたりすることから、月と太陽の位置関係について学ぶ単元です。昼間出ている(見ることができる)月もありますが、多くは家庭に帰ってからの観測が必要になる学習なので、指導が難しい部分があります。
 そこで今日は、ボールにライトの光を当てながら、月と太陽の位置関係を理科室で確かめる実験をしていました。(写真下)ボールが月で、ライトが太陽の光です。そして、観測している子が地球の位置にあたります。写真の右側にいる子から見たボール(月)は、半月が見えているはずです。しかし、見る位置が変わってこの写真を撮っているカメラ側からは三日月に見えています。
 本物の月はというと・・・今日は夕方、南の空に半月が見えるはずです。そして、来週水曜日の満月に向けて、少しずつふくらんでいく様子を見ることができます。

8月27日(木)

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 今日は、足育に関する指導が、いろいろな学年で行われていました。
 まず、登校後の8時半から、体育朝会として「足指体操」をそれぞれの教室で行いました。先週、夏休み中に先生達が集まって研修した「足指体操」です。足育のための動きを曲に合わせて考え、田柄小独自の「足指体操」につくり上げたものです。
 夏休み中に保健委員会と運動委員会の児童が集まり、動画を作成しました。今日は、各教室で一斉にその動画を見ながら、全員が裸足になって体操を行いました。この体操は教室で手軽にできるので、今後も各クラスで取り組んでいくようにします。
 1校時は、6年3組で足育の授業がありました。自分のはいている靴が足に合っているかを考える活動を通して、正しい靴のはき方や靴の選び方について学習する内容でした。
 まず、各自がいつもはいている外靴を教室に用意し、観察することから始めました。かかとやつま先がすり減ってきていたり、中敷きが傷んできている靴が見られました。次に、足のトラブルについて学びました。高学年では、40パーセントの児童が何らかの足のトラブルを抱えているそうです。そして、年齢が上がるにつれて、足のトラブルの割合が増えていくことも分かりました。
 そこで大切になるのが、「靴を正しくはくこと」と「足に合った靴をはくこと」です。6年生がはいている外靴は、ひも靴の子がほとんどでした。実際にいつもどのように靴をはいているのかを確認したところ、ひもはしばってあるままの状態で、足を出し入れして使っている子がほとんどでした。正しくは、足を入れたらかかとをトントンと地面に打ちつけ、それから靴紐を結びます。ぎゅっと、紐を引っ張って固くしばります。(写真上)
 靴を買う時は、少し大きめの靴を買うようにしている子がほとんどのようでした。子どもの足はすぐに大きくなるからと、どうしても実際の足の大きさよりも上のサイズの靴を選んでしまいがちです。これは大きな間違いで、子どもの足の生育にマイナスになります。ぜひその時の足の大きさにぴったり合ったものを選んで買うようにしてください。(家の人に伝わることを願って担任が指導していました。)
 2校時には、1年1組で足育の授業がありました。げんきくんとへとへとくんが出てくるお話を聞いて、元気に過ごすための秘密を学習しました。「姿勢を正しくすること」や「外遊びをしっかりすること」、そして「靴をきちんとはくこと」が大切であると、子ども達は気づいていきます。
 そこで、正しい靴のはき方について、各自実際に外靴を使って学びました。(写真中)「ベリベリ トントン ギュウ ピタ」のはき方です。1年生は、マジックテープ式の靴をはいている子がほとんどです。まずは、マジックテープをしっかりはがします。(ベリベリ)次に、足をしっかり入れたらかかとを地面に打ちつけます。(トントン)最後に、マジックテープをしっかり引っ張って(ギュウ)留めます。(ピタ)
 1年生は、9月16日(水)に足育の研究授業を行います。今日の1組の授業を基に指導案を組み直し、2組の授業、そして3組の研究授業へとつなげていきます。
 3年生は、理科の時間に「音のふしぎ」について学習しています。「物から音が出たり伝わったりするときには、物が震えているということ」、「音の大きさが変わるときには、物の震え方が変わるということ」などを実験を通じて確かめる学習です。「音」と言えば、音楽室です。今日は音楽室を借りて、いろいろな楽器から音が出る様子を目で見たり手を当てて調べていました。(写真下)
 3年生の音の学習は、今回の学習指導要領改訂で新しく入ってきた単元です。実は、20年前までは小学校の理科の教科書に音の学習がありました。その頃の指導要領の改訂で、音の学習は中学校で指導することになり、しばらく小学校の教科書からなくなっていました。ですから、私のような経験年数の長い教員にとっては、「音の学習が戻ってきたんだね・・・お帰り〜」という気持ちなのです。

8月26日(水)

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 5年2組で、書写(毛筆)の学習がありました。今日は、小筆の使い方の練習をしていました。習字道具を使って行う授業は、年間を通じてそれほど多くとることができません。毛筆の指導は、3年生から行ってきていますが、ほとんどが大筆で書く文字の練習です。しかし、提出する作品には必ず自分の名前を小筆で書かなければなりません。書き初めの時には、「自分の名前も作品の一つ」と指導しているので、小筆の使い方にも慣れておくようにしたいものです。
 今日の課題は、「五年」と「自分の名前」です。お手本の文字は、全員分を担任の先生が作成しました。(パソコンで楷書体を打ち出したものです。)筆の持ち方や姿勢の指導の後、各自黙々と取り組む姿が見られました。(写真上)
 昨日のホームページで、そろばんを習ったことがあるということを書きました。それと同時に、習字も習っていたことがあります。書道塾というよりは、個人で子ども達を集めて教えるようなところにお世話になりました。2年生から5年生の頃まで通いました。自分にとって、唯一長く続いた習い事です。
 しかし、いつも大筆で書く文字の指導ばかりだった気がします。特に作品をどこかに出すわけでもなかったので、名前を書く必要がなかったのかもしれません。ということを理由に…私は毛筆の指導には自信がありますが、小筆で書く文字は見せられるようなものではありません。受付で筆ペンとサインペンが並んでいたら、迷わずにサインペンを手に取るタイプです。
 5年2組には、何人か習字を習いに行っている子がいるのでしょう。筆の持ち方からしてうまいなぁと思いました。子どもの頃の習い事は、一生の宝物になるでしょう。
 1年生は、算数の時間に「のこりはいくつ ちがいはいくつ」の学習をしています。1学期にひと桁のたし算を習いましたが、2学期は「ひき算」を初めて学習します。
 ひき算は、どういう場面で使うでしょうか? 「何個あるうちの何個を使った」「何人いるうちの何人が帰った」「何匹いるうちの何匹かが逃げた」・・・これらは全てひき算の考え方ですが、「のこりはいくつ」のひき算です。授業では、算数ブロックを使って考えさせていきます。問題のお話の通りにブロックを動かすようにさせて、残ったブロックを求めることがひき算であることを理解させていきます。
 ひき算は、専門用語で「求残」「求補」「求差」という3つの種類に分けられます。前述のひき算は、残りを求めるので「求残」です。これは1年生でも分かりやすいタイプのひき算です。今日、3組で行っていた問題は、「金魚が5匹います。黒い金魚は2匹です。オレンジ色の金魚は何匹ですか?」という問題でした。取ったりいなくなったりすることがひき算と思い込んでいる子は、これがひき算であるとはなかなか理解しにくいものです。ブロックを操作させることで、「求残」と同じ動かし方をすることに気づかせ、ひき算であることを理解させていきます。
 授業では、答えが分かっていてもなかなか式が書けない子がいました。(写真中)今後、さらに「求差」のひき算を学習します。簡単そうで実は難しい、1年生の算数です。
 3年3組が、理科の時間にあおぞら農園の観察に行きました。5月の臨時休校中に学年の先生達でまいた種は、その何倍にも大きく成長していました。ホウセンカやヒマワリは種をつけ始めていました。同じく、枝豆やオクラも実が収穫時期を越え、茶色く実っている様子をはっきりと見ることができます。(写真下)
 枝豆は、緑色でふっくらとしたおいしそうなものもありますが、すでに茶色いさやとなっていました。枝豆は、そのまま実らせておくと、茶色いさやの中に「大豆」ができます。
 一方のオクラも、緑色の大きな実は20センチほどに達し、下の方の実はすでに茶色くなっていました。(中には、オクラの丸い種がぎっしり詰まっています。)スーパーで売っているオクラは、7〜8センチで収穫しています。写真のように20センチにもなると、硬くて食用にはなりません。
 ちなみに、オクラはアオイ科の植物です。花はとてもきれいなクリーム色で、ハイビスカスやフヨウの花に似ています。(どちらもアオイ科の植物です。)オクラは、花後2〜3日で食用サイズの実になるため、毎日観察していないと収穫時期を逃してしまいやすい野菜です。花びらも食用にすることができます。

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