「わくわく・どきどき」の学びを目指して

6月25日(木)

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 家庭科は、日常生活の「衣・食・住」について学ぶ教科です。裁縫道具を使って製作をする「衣」と、調理実習をメインに学習する「食」にばかり目が行きがちですが、「住」についても学習していることを忘れてはなりません。
 6年生は、家庭科の時間に「夏をすずしくさわやかに」という学習をしています。夏の快適な住まい方について学ぶ内容です。教科書や家庭科ノート(ワークブック)の資料を見ながら、普段の生活の中で行われている様々な工夫について考えました。(写真上)
 蒸し暑い夏を快適に…と言えば、まずエアコンや扇風機を思い浮かべます。しかし、電気エネルギーだけに頼らなくても、多くの工夫が行われていることが学習を通じて分かってきました。まずは、「衣替え」です。夏用の衣服や寝具に変えたり、カーペットやカーテンを夏用にすることは、快適に過ごすための工夫です。また、風通しを良くする工夫も各家庭で考えられているはずです。
 さらに、昔から行われてきた日本の風習として、打ち水や風鈴があります。実際に気温を下げるというよりも、音や風情を楽しむことで涼を得てきました。また、直射日光や西日をさえぎるために、簾(すだれ)や葦簀(よしず)を使うのが習わしでした。最近は、簾や葦簀を知らない人たちが増えてきているようです。ホームセンターではまだ売られていますが、都会では需要がないのでしょうか。(あるいは、おしゃれな日よけのタープになってきているためかもしれません。)どちらも日光をさえぎり、風を通す自然素材です。一般に、簾は吊るして使い、細い竹を割って作られています。一方、葦簀は立てかけて使い、植物の葦(あし)を糸でつなげて作られています。
 3年生で書写(毛筆)の指導が始まりました。初めて習字の道具を使う子が多く、みんなとても楽しみにしていたようです。毛筆の指導には、準備やかたづけの仕方も含まれています。今日、実際に書いたのは数枚ですが、多くのことを学んでいました。(写真中)
 まず、書く時の姿勢から筆の持ち方までの指導を受けました。そして、筆は立てるようにして持ち、ひじを平らにして腕全体を動かすようにすること…最初から全てその通りにできるようになるのは難しいことですが、真剣に半紙に向かって書いていました。(今日の作品は、横画と曲線の練習でした。)
 6年生の外国語の学習風景です。(写真下)5,6年生は、昨年度までの外国語活動が教科となり、英語を書いたり読んだりする内容がすでに始まっています。評価も行われることから、ワークテストも当然実施します。あるいは、今後は宿題として英語の課題が出されることもあるでしょう。中学校の英語の授業風景に近づいてきた印象があります。

6月24日(水)

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 登校後の健康観察が終わったクラスから校庭に出て、1年生を迎える会の準備を行いました。いつもの年は体育館で行っているので、校庭でこのような会を実施するのは初めてです。芝生前に1年生が並ぶ場所を作り、他の学年が取り囲むように整列しました。
 まずは、1年生の入場です。4年生が担当する花のアーチをくぐって、担任の先生に先導されて1年生が入ってきました。一人一人の胸には、2年生からもらったドラえもんのペンダントが揺れていました。
 司会進行は、昨年度の代表委員が担当しました。本来ならば、各学年が順番に出し物を行いながら1年生にお祝いのメッセージを届けるところですが、今年は6年生の代表児童による「田柄レンジャー」のみ行いました。これだけは縮小できないプログラムと言いたいところですが、通常は5色のレンジャーが登場するところを3色のレンジャーにして行いました。
 田柄レンジャーは、「たがらっ子宣言7」を伝えるためにいつもやって来ます。あいさつや返事、話の聞き方や言葉づかい、廊下の歩行、外遊びなどについて示された田柄小の基本ルールが「たがらっ子宣言7」です。その中から具体的な場面を劇にして、1年生に分かりやすく演じていました。1年生の子ども達は、今日の出来事で一番印象に残ったのではないかと思うくらいくぎ付けになって見ていました。(写真上)
 2校時の後半に、今年度最初の避難訓練がありました。予告有りの地震の訓練でした。今回は、密になることを考慮し、校庭への避難は行わずに放送での指導のみとしました。
 小学校で初めての避難訓練を行う1年生の様子を見に行きました。10時15分に副校長先生の非常放送が入ると、学習を止めてみんな静かに放送を聞いていました。「地震です。すぐ机の下にもぐり、机の脚をしっかり持って頭を守りなさい。」という放送で、みんなすばやく自分の机の下に入りました。(写真中)
 幼稚園や保育園でも避難訓練を定期的に行ってきたと思います。小学校では、毎月必ず避難訓練を実施します。地震の訓練の他にも、火災や不審者対応等も含め、様々な想定でいざという時の避難の仕方を指導していきます。
 今日は、1日かけて主事さん達が芝生で作業をしていました。委託している会社から何人か人が来て、手伝っていました。これは、自動で芝刈りをする機械を設置するための工事をしているところです。(写真下)
 田柄小の芝生は、一年中手入れがよく行われているので、子ども達の遊び場として有効活用しています。その芝生は、日々の主事さん達の手入れの賜物です。年間に何度も、朝早くから芝刈りをしてもらっています。今回、委託の会社で芝刈りを自動で行うマシンを購入したとのことで、今日から設置して試してみることになりました。
 まず、芝生の周囲を取り巻くようにコードを埋め込みました。自動芝刈り機は、芝生の縁に来るとそれを感知して向きを変えます。機械本体は、国旗掲揚塔付近の箱の中に入っています。夜中に2時間ずつ芝生の上を行ったり来たりして、芝の表面を少しずつ刈り込みます。2時間動いたら元の場所に戻ってきて充電し、しばらくしたらまた芝を刈り…を3回繰り返す設定になっているそうです。動いている最中に機械に触れると警報音が鳴るという優れもので、外国製とのことでした。
 留守中に部屋の掃除をする丸い機械が出回っていますが、「芝生の手入れにもそういう時代が来たか」という感じです。明日の朝、ちゃんと仕事をして箱の中に戻ってきているかを確認したいと思います。

6月23日(火)

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 昨日から、読書旬間が始まりました。田柄小学校では、毎年6月と10月に読書旬間を設け、全校で本に親しめるように指導しています。今年は臨時休業があったため、期間を2週間に縮小して実施することにしました。また、普段の年であれば、PTAの図書ボランティアの方々にお願いして、全クラスに読み聞かせの取り組みも行っていますが、今回はそれも実施することができません。
 しかし、読書の習慣をつけることはとても大切なことです。子ども達の実態に合わせて図書室を利用し、本に親しめるようにしていきます。今週と来週は、8時半からの15分間(朝モジュールの時間)を全校の読書タイムとしています。各教室の様子を見て回ると、自分で借りた本や、学級文庫の本を夢中になって読む様子が見られました。(写真上)
 高学年の中には、自分の家から本を毎日用意してきている子もいます。だんだん自身の読みたいジャンルが決まってくる頃です。社会の変化によって、情報機器を見る機会が圧倒的に増えてきていますが、本を手に取って読書をするという昔ながらの基本的な学習習慣は絶やさないようにしたいものです。
 子どもの頃、町の図書館に行くのが大好きでした。高学年の頃は、江戸川乱歩の少年探偵団シリーズが大好きでした。また、クラスの女の子が読んでいた本を薦められ、そのシリーズを次々と読んだ思い出もあります。自分が読んでいる推理小説とは違い、女の子の淡い青春小説だったので、ドキドキしながら自分の部屋にこもって読みました。
 先月まで、いつも利用している川越の図書館が休館していました。インターネットを通じて2月に予約した本が、今月初めにやっと借りることができました。光が丘図書館も再開しています。土日に家族でぜひ出かけて本を借りてきましょう。
 1年生が体育館に集まり、明日の1年生を迎える会の練習をしていました。(写真中)1年生を迎える会は、当初4月に入学して10日ほど経ったところで行う予定でした。全校児童が体育館に集まり、盛大に行うのが田柄小の毎年の習わしでした。今年は残念ですが、校庭で縮小して行うことにしています。
 プログラムの最後に、「1年生のお礼の言葉」があります。例年は、「お礼の出し物」として「1年生になったら♪」の替え歌をうたったりしています。しかし、今年は元気な歌声を聞かせることもできません。代表児童と1年生全員による呼びかけの形でお礼の言葉を伝えます。
 セリフはこんな内容です。・・・「ぼくたち わたしたちは、1年生になりました。」「とてもうれしいです。」(うれしいです。)「校庭で遊ぶのも楽しみです。」「お兄さん、お姉さん、仲よくしてください。」(仲よくしてください。)「田柄小のことをもっとたくさん知りたいです。」「よろしくおねがいします。」(よろしくおねがいします。)・・・カッコ内は、全員で言うセリフです。
 今日は、2年生からドラえもんペンダントのプレゼントもあったようです。司会の代表委員や6年生の田柄レンジャーの練習も準備されているようです。明日が楽しみです。
 4年生が、図工の時間に製作した作品の鑑賞会を行っていました。「ふしぎなたね」という作品です。絵に貼り付けてある種の部分は、分散登校中に絵の具で染めた紙粘土を使って作りました。先週は、その種からどんな花が咲くかを想像して絵を描いて仕上げました。
 今日は、みんなで教室を回り、一人一人の作品を展覧会のように鑑賞しました。作品の題名を見ながら絵を鑑賞すると、なるほどとうなずけるものがたくさん見つかりました。図工の時間では、「図工ノート」が用意されていて、毎時間の振り返り等が記録できるようになっています。各自の作品は、先生が写真に撮ってノートに記録してくれています。今日は、友達の作品を見て印象に残ったことを記入しました。(写真下)図工の授業は、作品を制作することが主となる活動ですが、「鑑賞すること」も大切な学習の一つとなっています。

6月22日(月) その2

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 今日から登校時は、地区ごとの登校班でそろって学校に来ることになっています。あいにくの雨の中での登校となりましたが、傘をさして1列で歩いてくる様子が見られました。また、各班の高学年の児童が前後につき、新しく登校班に入った1年生を気づかう様子も見られました。
 1年生の教室で音楽の授業を行っていました。感染症拡大予防として、「音楽の授業では歌わない」とか、「リコーダーや鍵盤ハーモニカは吹かない」という制限が現在もあります。低学年は担任の先生が、3年生以上は音楽専科が指導をしていますが、日々工夫を重ねながら授業が行われています。
 本来ならば、1年生の教室から元気のよい歌声が響き渡ってくるのが小学校の風景です。その日常が今は変わってしまっているため、歌声が聞こえないという寂しさを感じます。
 今日は、先生がひく伴奏に合わせてリズムを打つ練習をしていました。(写真上)また、田柄小の校歌を昨年の6年生が歌った音源を使い、歌声を聞く学習をしました。自分の入学した学校の校歌です。まずは元気よく歌わせてあげたいものですが、それはいつになったらできるのでしょうか。
 一方、2年生は、その田柄小の校歌を1年生にプレゼントする準備をしていました。校歌の歌詞を拡大コピーした紙に、クラスのみんなで絵を飾り付けていました。(写真中)
 2年生の生活科の学習として、「1年生にしてあげたいこと」を考える学習があります。あさっては、全校で1年生を迎える会(校庭で行う縮小バージョン)があります。2年生は、1年生へのプレゼントを担当することになっています。その一つとして、校歌の歌詞を毎年渡しています。やはり2年生も、歌詞を渡すだけでなく、実際に歌ってプレゼントしてあげたかったのではないでしょうか。
 3年生は、社会科の時間に練馬区の学習をしています。教科書として使用している「わたしたちの練馬区」には、広げて使える練馬区の大きな地図がついています。練馬区を通っている大きな道路や高速道路、鉄道などを調べたり、どんな施設や場所がどこにあるのかを調べたりしていきます。(写真下)
 地図を見ながら、区内にある様々な場所を探して印をつけていました。「練馬文化センター」は、練馬区の中心部の練馬駅の北側にあります。何人かは催し物を見にホールに行ったことがあるようです。「石神井公園ふるさと文化館」は、3年生の社会科見学で毎年行く場所です。石神井公園の自然豊かな場所と合わせて、ぜひ訪れたいところです。「東映アニメーション」は、東大泉にあります。アニメーションミュージアムとして、館内を見学することができるようになっています。練馬区は、アニメ産業の町としても有名です。
 こうしてみると、練馬区は広いなと思います。この春に、区の人口が74万人を超えたそうです。自分が教員として最初に練馬区に採用になった時は、「人口は60万人」と聞いていました。現在は、23区で第2位の人口を誇る区となりました。一方、農地面積ではナンバーワンです。今後も、この1位は続いてほしいものです。

6月22日(月) その1

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 離任式朝会がありました。校庭で実施する予定でしたが、雨のために放送を通じて行うことにしました。
 最初に、縮小して行う離任式のことと、武井副校長先生の紹介をしました。
・・・本来ならば、体育館にたくさんの離任された職員のみなさんを招いて行う予定でした。しかし、それぞれの学校では授業が再開されたばかりのため、代表として武井副校長先生にお越しいただくことにしました。各クラスで、様々な先生方や主事さん方に手紙を書きました。離任された武井副校長先生以外の教職員の方々へは、みなさんのお手紙を郵便で送る予定です。きっといつか、田柄小でがんばっている姿を見に来てもらえる機会があると思います。どの職員の方々も、みなさんの成長を楽しみにされていることでしょう。
 さて、改めて武井副校長先生を紹介します。田柄小学校で3年間勤務していただきました。校長先生と一緒に、学校全体の運営に関する仕事をしていただきました。武井先生は、算数の専門の先生でもあります。3年生や4年生のそろばんの授業の時に指導していただいた思い出のある子がいるのではないでしょうか。また、コマ回しが得意な先生です。1年生の生活科の授業の時に、コマ回しの達人として指導していただきました。その他にも、運動が得意な先生です。休み時間になわとびの跳び方を教えてもらった子もいましたよね。
 今年度より、武井副校長先生は、同じ練馬区の南町小学校に異動されました。これから2年生の代表の子に手紙を読んでもらいます。今までの感謝の気持ちをもって一緒に聞きましょう。・・・
 代表児童は、2年生から選出されました。手紙を読む子と、花束を渡す子が放送室にやって来ました。心を込めて書いた手紙を全校放送で発表するとともに、感謝の気持ちを鉢花と一緒に渡しました。
 その後、武井副校長先生に各クラスを回ってもらい、子ども達にお別れの挨拶をいただきました。しばらく振りに会った子ども達が、とても落ち着いて生活をしていることを喜ばれていました。離任された他の教職員の方々にも、子ども達の手紙を通じて元気にがんばっている様子がきっと伝わることでしょう。

6月19日(金)

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 4年生は、社会科の時間に「わたしたちの東京都」という教科書を使って学習をしています。3年生の社会科では、練馬区の学習を主として行っていましたが、今度は東京都全体に学習範囲を広げて学んでいきます。
 「わたしたちの東京都」は、練馬区教育委員会で作成している4年生の教科書に合わせた副教材です。昨年までは、「わたしたちの練馬区・東京都」として、2年間使う分厚い冊子でした。今年度から学年ごとに分かれたので、使いやすくなっています。
 今日は、1組で東京都の地形について学習をしていました。(写真上)等高線によって色分けされた東京都全体を調べてみると、地形の特色が見えてきます。山地、丘陵地、台地、低地のそれぞれに色分けされた地図は、西側に行くほど標高が高く、東側に行くほど低くなっています。練馬区に住んでいるだけでは分かりにくいことですが、東京にも山間部があることや、たくさんの島があることを学んでいきます。
 3年生は、算数の時間に「わり算」を学習しています。1年生でたし算とひき算を習い、2年生ではかけ算(九九)を学習してきました。いよいよ四則計算の最後のわり算を学んいきます。
 教科書に、2つの文章題があります。「6個のあめを、2人で同じ数ずつ分けると、1人分は何個になりますか。」「6個のあめを、1人に2個ずつ分けると、何人に分けられますか。」・・・どちらもわり算の式が立てられ、「6÷2=3」で答えを求めることができます。しかし、同じわり算でも意味が全く異なってきます。具体物(おはじき)を操作して2つの文章題を考えてみるとよく分かります。(写真中)
 わり算には、2つの考え方があります。先ほどの文章題の前者を「等分除」、後者を「包含除」と言います。つまり、全体をいくつかに、同じ数ずつに分けるわり算が等分除で、全体をいくつかずつに分けていくわり算が包含除です。わり算は、4年生以上の算数の中で、多くの学習に関係してきます。単位量あたりの大きさや割合を求める問題、平均を求める学習にもわり算がつながっていきます。
 3年生が育てているカイコが大きくなってきました。エサは、人工のものからクワの葉へと切り替え、毎日新鮮な葉っぱをあげながら教室で育てています。カイコの成長は、そのフンの大きさからも分かります。毎朝、飼育している箱の中に大きな黒い粒々が見られるようになってきました。
 2組では、机の上にカイコを1匹ずつ載せて、じっくりと観察をしていました。(写真下)「口は分かるけど、目はどこだろう?」「足は何本あるの?」…と、いろいろな疑問も生まれてきます。総合の学習の時間では、自分の課題を見つけて調べていくことが重要です。観察する中から次の学習へと、また関心が広がっていきました。
 先日、登校途中にダンゴムシをつかまえて、手のひらに乗せてきた子がいました。子どもは、虫が大好きです。いろいろな虫を飼育することは、子どもにとって命の大切さを学ぶ場にもなります。最近、ミッキー池にトンボが現れるようになりました。いよいよ夏本番に近づき、たくさんの虫たちが見られるようになってきます。

6月18日(水)

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 6年生は、社会科の時間に「憲法とわたしたちの暮らし」の学習をしています。日本国憲法の3つの柱について学んでから、国会や内閣、裁判所のはたらきについて、学習を進めているところです。
 3組では、内閣のはたらきについて学習をしていました。(写真上)内閣では、国会で決めた予算を使い、国民の暮らしを支える仕事をしています。また、内閣には様々な府や省、庁が置かれ、分担して仕事をしていることも学びます。テレビのニュースをよく見ている子は、総理大臣のみならず、何人かの国会議員の顔と名前を知っているようでした。
 ところで、6年生の社会科と言えば、「日本の歴史」を最初に思い浮かべるのではないでしょうか? 今年から教科書が新しくなり、練馬区で採用している教科書会社では、今まで3学期に指導していた政治分野を1学期の始めに指導するように組み替えました。
 小学生の時から政治に関心を持たせておくことは、とても重要なことです。ドラマやバラエティー番組だけでなく、ニュース番組を見せることで子どもの関心は違ってきます。「10万円の給付金が配られた」とか、「7月からスーパーの袋が有料化になる」、「都知事選が始まる」という、最近の社会的な出来事を知ることにつながります。
 5年生が、学年合同で50m走のタイム測定を行っていました。(写真中)クラス単位の授業だと、担任の先生がストップウォッチを持つので、2人で走らせることになります。しかし、3クラスで一緒に行うことで、6人ずつ走らせることができ、お互いのタイムをグンと伸ばすことができます。
 長い休校で、体力の低下が心配されていました。でも、一人一人の走りを見ていると、高学年らしい力強さを感じることができました。久し振りに全力で走ったこともあり、ゴールした後は芝生で大の字になってハアハア言っている子が多かったようです。
 1年生は、今週から連絡帳に明日の連絡を書くように指導しています。黒板の文字をその通りに書き写すのには、まだだいぶ時間がかかっていますが、小学校6年間を通じてとても大切な習慣です。しっかり連絡帳に書くとともに、家で連絡帳を見て明日の用意をすることができるようにしていきます。(写真下)
 学年が上がるにつれて、忘れ物が少ない子と多い子とにはっきりと分かれてくるものです。どこでどう違ってくるのでしょうか? 高学年で忘れ物が多い子は、担任の先生が毎日連絡帳を書いたかをチェックしてあげても治らないものです。家に帰ってから連絡帳を見ないで用意をしているからです。
 また、学習用具の準備の仕方にも原因がある場合が多いです。よくあるのは、ランドセルの中身から明日の時間割でいらないものを抜き出し、明日必要な教科を追加するやり方です。また、たくさんある教科書やドリル、ノート類から「これは必要」「これはいらない」と、バラバラにランドセルに入れていくやり方をする場合です。明日の1時間目の国語は、国語として1セットまとめて用意(教科書とノート、漢字ドリル、漢字練習帳)し、次に2時間目の算数で必要なものをセットにして用意し・・・と準備をしていくことが大切です。低学年のうちは、きちんとそういうそろえ方ができるように見てあげるのが親の役割となります。
 逆に、親が全部やってしまうのも、高学年になって忘れ物が多い子を生む原因になります。親は子どもに、「手をかけずに目をかけること」が鉄則です。

6月17日(水)

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 1年生が育てているアサガオが、ぐんぐんと成長してきました。1年生は、毎朝登校するとすぐに中庭に出て、自分の鉢にたっぷりと水やりをしています。つるが長く伸び始めてきたので、支柱を立てることにしました。化成肥料を追肥してから、さっそく支柱を組み立てました。(写真上)これから夏の日差しをたっぷりと受けながら、ますます元気に育っていくことでしょう。色とりどりの花が見られるのももう少しです。
 1年生は、今日から給食の時間が始まりました。みんなとても楽しみにしていたようです。今日は初めてだったので、4校時からクラスごとに給食指導が始まりました。手をきれいに洗ったり、準備の仕方について担任の先生から話を聞いたりしていました。
 感染症予防のために、1年生の給食はしばらくの間、給食主事さんや先生達の手で配膳をすることにします。また、1年生には給食用のお盆を全員分購入し、衛生面への対応も行っています。
 今日のメニューは、コメッコカレーライスと牛乳でした。どの子も、「カレーが大好き!」と言っていました。よっぽどおいしかったのか、みんなぺろりと食べてしまいました。
 今週から図書室の利用が始まっています。昨年度末から図書室の本のデータベース化が進められ、休業中に全ての本にバーコードが取り付けられました。今までは借りたい本をカードに書いてスタンプを押してもらう貸し出しが、全てパソコンで管理できるようになりました。(写真中)
 来週から読書旬間が始まります。いつも自分の手元に読みたい本を準備しておき、読書に親しめるように指導をしていきます。しばらくは休み時間の利用はできませんが、各クラスの図書の時間を利用して本を借りるようにさせていきます。
 図書室でも感染症予防の対応を行っています。まず図書室に入ったら、全員がアルコールで手指の消毒をします。また、返却した本はすぐに本棚に戻さずに、書架に保管しておきます。数日経ってから、図書管理員さんに本を戻してもらうようにしています。
 今日からけやきルームの指導がスタートしました。最初は、一人あたり1時間ずつの指導から始めていきます。今日は、2〜3名ずつの子ども達を集めて、小集団指導が行われていました。まずは、一人ずつ前に出て自己紹介を行いました。小集団の学習では、けやきルームの先生達が全員入って指導が行われます。子ども同士だけでなく、今年度指導していただく先生方との新たな出会いの日となりました。
 今日の指導では、離任された先生方への手紙も書きました。けやきルームで昨年度お世話になった先生方へ、気持ちが伝わるようにと考えながら書きました。臨時休校が続き、いつも通りの離任式はできません。来週の月曜日に行うのは、代表で武井副校長先生に来ていただく離任式朝会です。離任された他の先生方へは、子ども達の手紙を郵送する予定です。
 ところで、けやきルームでも感染症予防の対策がきちんと行われていました。飛沫防止のパーテーションとして、子ども達の机の前にアクリル板を立てて対応しています。(写真下)

6月16日(火)

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 今日からALTの先生が入った外国語の授業が始まりました。今年度から5,6年生は外国語が教科となり、年間70時間(週2時間)学習することになります。また、3,4年生の外国語活動も昨年度までの実施時数から増加し、年間35時間(週1時間)行うことになります。
 指導時数が増えることから、ALTが2名体制となり、火曜と水曜はマイケル先生、木曜と金曜はマリア先生に授業支援をしていただきます。マイケル先生は、今年度から田柄小のALTとして着任されたばかりです。今日の授業では、各教室でまず自己紹介をしてもらったり、子ども達からの質問に答えてもらったりしていました。
 マイケル先生は、アメリカ合衆国のジョージア州の出身だそうです。まず、食べ物の話がたくさん出てきました。日本のお寿司が大好きだそうです。さらに、ハンバーガーとポテト、コーラのセットの絵を見せながら、話が盛り上がりました。アメリカでは、フライドポテトとは言わないようです。「フレンチフライ」と言っていました。また、盛んにコーラのことも話されていました。調べてみると、ジョージア州のアトランタにコカ・コーラの本社があるようです。
 「いつから日本に来ているんですか?」という質問に、「three months」・・・なんと、3か月前の3月に来日したそうです。このコロナの影響で、大変だったことでしょう。通りで、日本の好きな場所に「柴又」という答えしか出てこなかったわけです。
 子ども達は、いろいろなことを聞くものです。「好きな花は?」の質問に対して、「ポインセチア」と答えていました。インターネットで検索すると、電子黒板に子ども達も見たことがある花が出てきました。「クリスマスの時の花だ!」(写真上)メキシコ原産の植物なので、温暖なジョージア州ではたくさん自生しているのでしょうか。
 昨日から、校庭で体育の授業が始まっています。今日は、2校時に1年1組が校庭に出て体を動かしていました。体育の授業では、熱中症予防を考えてマスクを外してよいことになっています。(教員はマスク着用です。)しかし、身体接触を伴う活動については制限があり、しばらくは基本的な技能や体力トレーニングを行うこととされています。
 前半に、校庭を広々と使って走る運動をしました。後半は、校庭の南側に移動し、遊具を使った運動遊びを行いました。登り棒やうんてい、ジャングルジムなど、子ども達の大好きなものばかりです。担任の先生も子ども達に負けじと登り棒につかまりました。先生のお手本というのは、とても大切なものです。思わず子ども達から拍手が起こりました。それと同時に、「一番上まで行ってみて!」という声まで上がりました。(写真中)
 先週から5年生の田んぼに水が入りました。代かきをした後の田んぼは、ちょうどいい感じに細かな泥が堆積した状態になっています。今日は、5年1組が先陣をきって田植え体験をしました。(写真下)
 本来ならば、2週間前に埼玉県川島町の島村農園さんの田んぼに行って田植えが終わっていた頃です。今年は実際の田んぼに行くことはできませんでしたが、学校の田んぼを使い、島村農園さんからいただいてきた苗を大切に育てていきたいと思います。
 ミッキー池の1つは、毎年5年生の田んぼとして利用しています。不思議なことに、代かきをしてすぐに水面にびっしりと水草が広がってきました。種として田んぼの土の中に混ざっていたのでしょう。さらに田植えが終わると、なぜか毎年田んぼの中で暮らす生き物たち(ミジンコやミズスマシなど)が現れてきます。いただいた苗についてきたのか、今朝も来ていたカモが運んでくるのか…不思議です。

6月15日(月) その2

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 今日から学校給食が始まりました。昨年度の2月28日以来、3か月半振りの給食です。子ども達も先生達も、そして保護者の皆様も、「待ちに待った給食」となりました。
 しかし、今日の給食再開までに、何度校内の教職員で会議を開いてきたことでしょう。感染症予防対策を厳重に実施しているこの状況下で、一番神経を使うのが給食の提供です。その準備から配膳、食事風景まで、全てが今までにない新しい生活様式へと様変わりしました。
 まず、全員手をよく洗って席に着きます。給食当番は、自分の家から用意してきたエプロンと三角巾を身につけます。さらに当番の子は、再度手を洗うとともに、手指をアルコール消毒します。毎回ビニール手袋が3枚ずつ配布されます。給食を盛り付ける児童がお皿を持つ手にその手袋をつけます。(写真上)
 給食を配る係の子は、お盆に載せてお皿を順に運んでいきます。そして、座って待っている子が自分の食べる給食のお皿を直接受け取るようにします。(配る係の子はお皿に触らないようにする。)全校の給食準備の様子を見て回ると、ここが一番難しかったように思えました。(写真中)
 配膳が終わり、「いただきます」のあいさつは、全員前を向いたまま静かに行われました。今まで4人のグループで机を合わせて楽しく過ごしていた会食の時間が、とても静かなひと時になりました。お皿にスプーンがカチカチと当たる音だけがよく聞こえてきました。(写真下)
 献立は、配膳がしやすいように栄養士さんに考えてもらっています。しばらくは品数が少なくなりますが、感染症予防のための手立てです。何はともあれ、給食をみんなでおいしくいただけたことだけでもありがたいと思わなければなりません。

6月15日(月) その1

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 2週間にわたる分散登校が終了し、今週は全校児童が各教室に入って学習する「第二段階の学校生活」に移行しました。登校の様子を見ていると、全校児童が一斉に正門と東門から入ってきて、学校に活気が戻ったように感じます。密な部分はどうしても避けられないところはありますが、教室に入ると座席は相変わらず隣同士をつけずに離したままです。できる範囲でのソーシャルディスタンスを保つようにしていきます。
 今週も、全校朝会は放送で行いました。・・・先週は、「新しい生活様式」というお話をしました。感染症予防のために、今までと違った生活の仕方を新たに取り入れていくことが大切です。今日登校してきて、「あっ、ここが変わった」と気づいた子がいたのではないでしょうか。手を洗う流しの近くに、赤や黄色のビニールテープで線が引かれました。今日から全員が一度に登校するため、手を洗う時に混み合うことが予想されます。そういう時は、きちんと順番を守るとともに、人と人との間を空けて待つようにします。最近では、スーパーやコンビニのレジを待つ場所にもこういう線が引いてあり、お互いの距離をとって並ぶことが新しい生活様式になっています。
 他にも今日から新たに始まることとして、中休みがあります。1年生のみなさんは、今週は教室で過ごすようにしますが、2年生以上は休み時間に外遊びをすることができます。外遊びをする時は、熱中症予防も考えて、無理のないように遊ぶようにしましょう。外遊びの際は、マスクを外して良いことにします。衛生面を考えて、きちんとマスク入れにしまってから外に行くようにします。
 外で遊ぶ時にも、「新しい生活様式」を考えなければなりません。みなさんは、「3密を避ける」という言葉を知っていますか? 感染症を防ぐためには、3つの密を避けることが必要です。それは、「密閉、密集、密接」の「3つの密」のことを言います。このことは、学校が再開してすぐに、各クラスで担任の先生からも指導がありました。先ほど話した流しの前に並ぶ時の約束は、「密集」を避けるためのものです。一方、休み時間には、「密接」を避けるように意識してください。「鬼ごっこをしていて、友達の背中にタッチ」ならいいのですが、友達に抱きついたり肩を組んだり、手をつないだりというのは「密接」になります。これからの遊びの中では、してはいけないことになります。
 友達とおしゃべりをしたり、一緒に遊んだりできるから学校生活が楽しいものになります。しかし今は、お互いの健康を守ることが第一です。「友達との距離を保ち、密集にならないこと」、そして「友達の身体にくっつかず、密接にならないこと」をしっかり守って、楽しい学校生活を過ごすようにしましょう。・・・
 どのクラスも、今日が本格的な学級開きとなりました。2週間前にも行っていましたが、もう一度クラス全員が集まったところで自己紹介を行う様子が見られました。
 特に1年生は、周りにいる子ども達とはまだお互いのことが良く分かっていません。先週までは、隣や前後の席が空いていたわけですから…。今日初めてクラスの仲間として声を聞いたり話をしたりする子がたくさんいたことでしょう。一人ずつ、自分の名前と「よろしくおねがいします。」という言葉で、自己紹介をしていました。(写真上)
 6年生の各教室では、クラス全員がそろったところで、今年度の委員会活動の所属を話し合って決めました。(写真中)昨年度の3月がまるまる1か月間休校となったことにより、5年生の締めくくりが十分にできずに最高学年を迎えることになりました。さらに、6年生になっても2か月間最高学年としての実感をもてないままこの時期になってしまいました。6年生の先生達は、これから実施できる範囲での様々な取り組みの中で、最高学年としての意識をもたせていくことになります。どの委員会も、学校にとって欠かせない役割であることをしっかりと自覚して取り組んでほしいと思います。
 2年生以上は、中休み(20分休み)の時間が今日から始まりました。熱中症も心配しなければならない時期です。しばらくは、教室で静かに過ごすことも可とします。しかし、どんなに暑くても子ども達は外遊びが大好きです。久し振りに校庭に出て遊ぶ子ども達の楽しそうな声が響き渡りました。
 校庭では、スカシユリがきれいに咲き始めました。暑さに負けずに過ごす子ども達を応援するかのように、見事な花を開いていました。(写真下)

6月12日(金)

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 2年生が育てている野菜の苗が大きく育ってきました。1か月前に学年の先生達で植え替えをし、休業中に一度各家庭に持ち帰ってお世話をしてもらいました。今月に入ってまた学校に鉢を持ってきてもらってからは、気温が高くなったこともあり、日に日に成長していく様子が分かります。
 今年の2年生は、ピーマンとミニトマトの2種類の苗を購入しました。一人ずつどちらかの野菜を育てていますが、時々生活科の時間を使って、お互いの野菜の様子を観察し合うようにしています。(写真上)ピーマンは、すでに1個目の収穫ができそうなほど実がふくらんできました。一方のミニトマトは、黄色い花がたくさん咲き始めています。
 ところで、ピーマンとミニトマトは、どちらもナス科の夏野菜です。さらに、2つの野菜の共通点は、子どもの嫌いな野菜ベスト10に入っているということです。数年前までは、ピーマンが1位でトマトが2位という時代があったようです。最近は、ナスやセロリが上位に入ってくるようになりました。(しかし、トマトの名誉のために付け加えるならば、子ども達の好きな野菜の1位はトマトです。)
 来週から給食が始まりますが、ピーマンはよく使われる食材です。きっと各家庭でも、子どもが食べやすいようにと工夫しながら料理に使っているのではないでしょうか。一方のトマトは、給食で生で出されることはほとんどありません。トマトソースやスープとして献立に上がる場合がほとんどです。トマトは、自分が子どもの頃の味と随分変わりました。昔のトマトはもっと酸味があり、青臭い野菜だった気がします。品種改良は、野菜の分野でも目覚ましい進歩を遂げています。最近は、フルーツよりも甘いトマトが出回るようになりました。
 1年生は、国語の時間に「ききたいな ともだちのはなし」という学習をしています。国語の授業では、「読むこと」や「書くこと」が中心のように思われがちですが、「話すこと」と「聞くこと」も国語で身につける大切な力です。
 今日はまず、自分の好きな遊びについて近くの友達に話して伝える学習をしました。続いて、聞き取った友達の好きな遊びをクラスのみんなに伝える学習もしました。「〇〇さんがすきなあそびは○○です。こんどいっしょに○○をしたいです。」という話型を与え、クラスの前で一人ずつ発表しました。(写真中)
 対話の基本は「聞くこと」です。日常的に「聞く」活動を積み重ねることで、対話力が身についてきます。今日まではまだ分散登校だったため、1年生にとってはまだそれほど友達との交流がない日々でした。来週からは教室内がにぎやかになり、日常的に友達と「聞く」「話す」活動が増えてくることでしょう。
 再来週、1年生を迎える会を予定しています。いつもの年のように体育館に全校児童が集まって行うことはできません。校庭に全校児童が並び、1年生を迎え入れる簡単な会を計画しています。
 2年生は、1年生にプレゼントを用意して渡す役割があります。そのプレゼントの一つが、アサガオの種を入れたメッセージ付きの袋です。(写真下)昨年の秋に自分のアサガオから種をとり、大切に保管してきました。新1年生にプレゼントして育ててもらおうとずっと楽しみにしてきた種です。
 本来ならば1年生を迎える会は4月の中旬のはずでした。その頃にアサガオの種のプレゼントを渡すことができたならば、まき時にちょうど良かったのですが…。1年生の手に届くのは今月の下旬になりますが、すぐに種をまけば8月頃には花が見られるかもしれません。ぜひ、昨年の1年生が収穫した種を育ててみてください。

6月11日(木)

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 1年生は、算数の時間に「いくつといくつ」という学習をしています。数の合成と分解を考える思考力をつけていきます。「5はいくつといくつに分けられるかな?」と問いかけ、おはじきを操作しながら、「1と4」や「2と3」の分け方を見つけていきます。
 拡大提示装置を使い、電子黒板に先生の手が大きく映し出されました。最初に5個あったおはじきのうちの2個が見えています。「先生の手の中には何個のおはじきがかくれているでしょう?」…わかった子の手が元気よく挙がりました。(写真上)
 これから学習していく、たし算やひき算の計算問題の基となる準備運動的な問題です。先ほどの手の中のおはじきは、「5−2=3」という思考に結びついていきます。また、今後は6〜10までの数についても合成や分解を繰り返し学習していきます。実は、この「いくつといくつ」の学習は、1年生の算数の全てを制すると言っても良いほど重要な考え方なのです。
 2学期以降、繰り上がりのあるたし算や繰り下がりのあるひき算があり、1年生の算数の山場を迎えます。例えば「8+5」では、「8は、あと2で10になる」ことと、「5は、2と3に分けられる」ことを使って計算していきます。算数は系統的な学習であると言われます。一つの学びが必ず今後の学習に結びつくため、一つ一つしっかり身につけておく必要があります。
 ところで、写真上のように子ども達が挙手した時に、指導している先生はどういうところを見ていると思いますか? まず、手の挙げ方と表情です。自信があるかないか、どの子が理解できていてどの子がまだわかっていないかを知る手がかりになります。また、学習への関心があるかどうかを知ることもできます。先生は、繰り返し同じ質問をするなどして、いろいろな子が発表できるようにします。(だれもが答えられる質問を適宜入れていく)そうすることで、学習への参加意欲を個々に評価しているのです。
 2年生は、国語の説明文「たんぽぽのちえ」を学習しています。(写真中)たんぽぽは2年生の子ども達にとって身近な植物でもあるので、興味をもって取り組める説明文になっています。また、題名になっている「知恵」が、たんぽぽのどういう性質を言っているのかを探しながら読み取っていくおもしろさがあります。
 大人が読んでも、初めて知るたんぽぽの知恵があります。例えば…たんぽぽの花が咲き終わった後、花の軸が地面に倒れている理由を知っていますか? 教科書には、こう書いてあります。「かれてしまったのではありません。花とじくをしずかに休ませて、たねに、たくさんのえいようをおくっているのです。」…今後、道ばたに咲いているたんぽぽを見る目が変わりそうです。
 5年2組で、書写の授業がありました。筆順と字形に注意して、「成長」の二文字に取り組みました。(写真下)
 筆順は、文字をバランスよく整えて書くために重要であると言われます。小学校の漢字練習では、筆順も正しく指導することになっています。「成」も「長」も、筆順を間違えやすい漢字です。ちなみに・・・「成」の一画目は、縦画(左払い)です。一方、「長」の一画目は、縦画です。そして、二画目から五画目まで横画が続きます。恥ずかしい話ですが、自分は教員になって初めてこの二文字とも書き順を間違えて覚えていたことに気がつきました。しかも、「成」は自分の名前(誠)の一部分であったのに…。
 その後も、子ども達に新出漢字を指導しながら自分の書き順の間違いをいくつか見つけてきました。「飛」、「座」、「版」などです。間違いを見つけた時は、自分の人生で何回間違えて書いてきたのだろうと反省しながら、何十回も空中に正しく練習し直したものです。それが今では、若手の先生達の書き順間違いを厳しく指摘する校長になっています。

6月10日(水)

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 6年生は、算数の授業で「文字を使って式に表そう」という学習をしています。(写真上)今まで小学校で習ってきた算数では、数量関係を〇や□を使って表してきました。それを新たにXやYを使って表し、文字を使った式として扱います。
 今年度から、新しい学習指導要領による学習が始まりました。教科書の内容を見ると、ところどころに新たな学習が入ってきています。この単元は、中学校より移行され、新しく6年生で学習する内容として今年度から追加されました。(昨年度までの教科書では、XとYは比例のところで出てきていました。しかし、文字と式の学習に移行されたのは、今回の教科書が初めてです。)
 内容はそれほど難しいわけではありませんが、XとYが出てきたことで、なんとなく高度な学習に感じたり、中学校の数学のように感じたりするものです。実際に6年生は、間もなく中学校に進学するという事実に直面しています。文字を用いた式の簡潔性や一般化など、その素地を小学校の段階で養うことは、今後の学びを連続的に行うという観点からも意味があります。
 1年生の図工の学習が始まりました。図工の時間は、子ども達の大好きな学習の1つです。自由に絵を描いたり工作をしたりすることができるのですから…。今日は、休業中に家で描いた「すきなものいっぱい」の絵の中から1つを選び、「自分のマークを描こう」という学習をしました。
 廊下に飾ってあった、休業中に描いた5枚の画用紙がまず戻されました。自分の好きなものを描いた絵だったので、食べ物や動物、花や虫など、いろいろな絵がありました。その中からさらに自分のお気に入りを選んで描くのですが、まず画用紙いっぱいに大きく描くのが難しかったようです。課題で描いてきた紙よりも大きな画用紙になりました。でも、クレパスを使って一度描き始めると、みんな夢中になって色をぬっていました。(写真中)
 子どもの絵には、物語があります。どうしてその絵を描いたのかを聞いただけで、たくさん語ってくれるものです。絵を描かせたら、一緒にお話を聞いてあげることも大切です。
 5年生は、理科の時間に「天気の変化」の学習をしています。まずは、自分の目で見た気象観測・・・雲の様子や雲の動き、天気と気温の変化など、目で見て記録をすることから興味・関心を高めていきます。次に、情報を活用して学習を行うことができる単元でもあります。気象衛星からの雲画像やアメダスの雨量情報は、日本付近のどこで雨が降っているかがすぐに分かります。また、天気がどのように移り変わっていくのかを知る手がかりにもなります。
 授業では、教室の電子黒板に実際のアメダスによる雨量データを映し出していました。今日の午前中は、四国地方で雨が降っていることが分かりました。(写真下)
 テレビの天気予報を毎日見るようにすると、「雲の動き=天気の移り変わり」がよく分かります。ただ、理科の学習では、自分の体で感じた感覚や実際に見た事象をまず大切にしなければなりません。今日は、朝から晴天で日差しが強く、暑くなりました。お昼前から風が強くなり始めるとともに、雲が出始めました。夕方には空一帯が雲におおわれてきました。…というようにです。
 明日から雨の予報が出ています。そろそろ関東地方も梅雨入りでしょうか。

6月9日(火)

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 5年生の社会科の学習では、「日本の国土と世界の国々」について学んでいます。世界地図や地球儀を見ながら、世界のどこにどんな国や大陸があるかを調べていきます。教科書では、「世界地図を使ってワールドツアーに出かけよう」というページがあります。子ども達は、テレビなどを通じていろいろな国の様子に興味・関心をもっていることでしょう。
 以前は、地図帳や資料集の写真を見ながら世界の国々の様子を学んでいました。ところが、教室に電子黒板が入り、インターネットにも通じている環境になったため、学習の幅が広がりました。グーグルアースを使ってクラスのみんなで自由に世界の各地を調べることができるようになりました。
 グーグルアースは、バーチャル地球儀システムです。世界中の衛星写真を、まるで地球儀を回しているかのように閲覧することができます。世界の都市名を入力すると、画面が一気にその都市の上空から見た視点へと移動します。さらに、画面をピンチアウトすることで、ある地点を拡大して見ることができます。
 子ども達から、「イタリアのベネチアに行ってみたい」というリクエストがありました。ベネチアは、水の都として有名です。道路の代わりに水路が使われてきた歴史があります。そこで、グーグルアースでベネチアへ・・・。街並みをどんどん拡大していくと、確かに水路がたくさん見えてきました。そして、その水路に並ぶ多くの船を見つけることができました。(写真上)国内も国外も、今は旅行ができない状況ではありますが、こうやってグーグルアースを使えば少しは旅行気分が味わえそうです。
 1年生が、あおぞら農園で草花の種まきをしていました。先日教室で観察した花の種を、みんなで1年生の畑にまくことになりました。昨日の3年生と一緒で、夏の草花にとっては種まきの時期がとっくに過ぎています。きっとどの花の種もあわてて芽を出し、初夏の日差しを浴びながらぐんぐん成長していくことでしょう。
 2組は、ヒャクニチソウの種をまきました。細長くとても小さな種を先生からもらい、畑の畝に沿ってまいていきました。かなり深い穴を開けて種をまいてしまう子がいたりと、クラスの半数の子ども達の指導とはいえ、担任の先生は目を離すことができません。(写真中)
 ヒャクニチソウは、漢字で「百日草」と書きます。それだけ次々と花を咲かせていく植物です。最近は、様々に品種改良されたカラフルな色合いやコンパクトな草姿のものが出回っています。昔はヒャクニチソウを畑に植えておき、お墓参りの時の切り花として利用したものです。
 5年生の家庭科の授業が始まりました。小学校で初めての家庭科の授業ということで、どの子も楽しみにしていたようです。家庭科は、しばらくの間は調理実習を行うことができません。単元を入れ替えながら工夫して進めていきます。今日は、針に糸を通したり、玉結びの実習を行いました。子ども達の裁縫セットはまだ届いていません。学校の道具(針刺しと縫い針1本、糸、糸切りばさみ)を使い、まずは糸通しから挑戦しました。(写真下)
 糸はなめるのではなく、糸切りばさみで斜めに切って針穴に通りやすくしてから行います。最初は苦戦していた子ども達でしたが、一人ができると次々に「できた!」という声が上がりました。
 次は、玉結びに挑戦です。ここでも電子黒板が活躍していました。玉結びの指の動かし方を動画で繰り返し見ながら取り組みました。玉結びは、人差し指に糸を巻き付けてから親指の腹でこするようにして糸をくぐらせるのがポイントです。手先の器用さを磨く大切な学習であると思いました。

6月8日(月)

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 今週も午前と午後に分かれた分散登校が続きます。(先週とは、A・Bグループの指導時間が入れ替わりました。)
 登校後、健康観察が終わったところで放送を入れ、朝会を行いました。今日は、「新しい生活様式」という話をしました。前半は、全員がマスクをしっかり着けて生活をすることがお互いの命を守ることにつながるということを話しました。そして後半は、「あいさつについて」の話をしました。
・・・先週、午前の部の子は「おはようございます」、午後の部の子は「こんにちは」と元気よくあいさつをしている子がたくさん見られました。しかし、あいさつも「新しい生活様式」に変える必要があります。つい大きな声であいさつをしてしまいがちですが、これからは大きな声よりも気持ちが伝わるあいさつを心がけましょう。マスクをしたままのあいさつでは、なかなか相手に届くあいさつが難しいように感じますが、次の2つのことを心がけるだけで、気持ちが相手に伝わるあいさつになります。
 1つ目は、相手の目を見てあいさつをすることです。マスクをしているとお互いの表情が見えにくいものですが、目と目を合わせることで気持ちが通じ合います。続いてもう1つは、あいさつの言葉と同時に少し頭を下げることです。先週のみなさんのあいさつの仕方を見ていて気がつきました。マスク越しの声の大きさでも、小さく頭を下げることで、きちんとあいさつの気持ちが伝わってくるのだなと思いました。
 さあ、1日の生活の中でたくさんのあいさつの場面があります。地域の方々や通学案内の方へ、そして学校の先生方、主事さん方へ、「新しい生活様式」で心に伝わるあいさつを心がけましょう。・・・
 1年生の国語の時間に、「うたにあわせて あいうえお」の学習をしていました。「あかるい あさひだ あいうえお いいこと いろいろ あいうえお うたごえ うきうき あいうえお…」毎年、4月に入ると1年生の教室から元気のよい群読が聞こえてくるものです。2か月遅れではありますが、今年も1年生の音読練習が始まったなと感じました。
 学校では、教科書を両手でしっかり持ち、背筋を伸ばして音読をする「姿勢」についても指導します。音読の宿題は、小学校6年間で最も多い宿題です。ぜひご家庭でも、読む姿勢に注意することから取り組んでみてください。(写真上)
 ところで、「うたにあわせて あいうえお」は、工藤直子さんが作った詩です。工藤直子さんの詩や物語は、国語の時間にこれからもたくさん出てきます。授業では、自分達で「まねっこ詩」を作ることにも挑戦します。「あさから あついな あいうえお」など、言葉のリズムを楽しんだり、言葉集めの楽しさを味わったりします。
 3年生は、理科の時間にダイズとホウセンカの種まきをしました。「植物を育てよう」という単元では、ヒマワリやオクラ、ダイズ、ホウセンカなどの種をまき、その成長の様子を調べることになっています。先月配信した動画では、3年生の先生達が種まきをする様子が映っていました。それらの苗は、もうすでに畑で大きくなりつつあります。
 ダイズもホウセンカも、本来ならば5月の連休明けには種まきをしたかったところです。今日まいた種が、早く発芽してぐんぐん成長してくれることを願っています。(写真中)
 4年生の教室で、図工の授業が始まりました。今週までは、専科の授業は教室で実施します。今日は、「ふしぎなたね」という作品に挑戦しました。紙粘土に絵の具を混ぜてカラー粘土を作り、自分で自由に想像した種を製作していました。(写真下)
 今日は種を作るまでの段階でしたが、植物の種はやがて芽を出し成長し、花を咲かせます。さあ、自分が考えた不思議な種からどんな花が咲くでしょうか? きっと次回以降の図工の時間では、発芽した後の植物を想像してさらに作品を発展させていくようです。

6月5日(金)

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 1年生の生活科の学習では、いろいろな草花の種をまいて育てていきます。今日はまず、クラスごとに学校裏のあおぞら農園に行き、畑の草取りや土を耕す作業をしました。
 一方、教室では、これから育てていく草花の種を観察しました。アサガオの種はすでに植え付けてあるので、それ以外の植物の種について勉強しました。ヒマワリ、マリーゴールド、オシロイバナ、コスモス、ヒャクニチソウ、ワタバナ、フウセンカズラ…です。それらの中から4種類を選んでプリンカップに入れ、じっくりと観察をしました。(写真上)
 実際に種を間近でよく見ると、いろいろな形や色、大きさがあるということに気がつきます。マリーゴールドやコスモスは細長い種の形をしていて、消しゴムの消しかすと見間違うほどでした。フウセンカズラの種は、黒地に白いハートマークがついていて特徴的です。それぞれどんな花が咲くのかな?と楽しみになってきたようです。
 3年生は、理科の学習として「こん虫の育ち方」の学習をしています。本来であれば、4月に計画を立て、モンシロチョウがキャベツに卵を産み付けに来るところから観察を始めさせたいところでした。3年生の先生達は、5月の動画配信やホームページを使ってモンシロチョウが成長する様子を伝えてきました。しかし、やはり本物を見ることが一番の勉強であり、生きた知識へとつながります。
 3年生の廊下には、キャベツの苗を植え付けてあるプランターがいつも置いてあり、子ども達が毎日観察できるようにしています。今日は、虫メガネを使って大きく育ってきた幼虫の様子を観察していました。(写真中)
 モンシロチョウは、卵から幼虫〜さなぎ〜成虫というサイクルを秋までに4〜5回繰り返すと言われています。今、3年生の子ども達が観察しているのは、春から2サイクル目となるモンシロチョウです。4〜5月に育った第一世代が結構キャベツの葉を食べつくしていたこともあり、かなり穴だらけのキャベツの葉に幼虫が住みついています。
 先日、自分の家の近くの土手の上を散歩していたら、たくさんのモンシロチョウが飛び交っていました。自然界では、様々な天敵が存在します。モンシロチョウが成虫になる確率は、1〜2パーセントだそうです。それを考えると、辺りをひらひらと舞っているモンシロチョウは、とても厳しい生存競争に生き残ってきたヒーローのような存在に見えてきます。
 分散登校が始まり、1週間が終わります。今週は、今年度の学級開きを行うとともに、各教科の指導も日に日に本格化して実施してきました。また、学級指導として、各学年の実態に合わせた感染症予防のための指導も行っています。
 4年1組では、練馬区から各校にデータで送られてきた資料を使い、感染症の拡がりについて指導をしていました。(写真下)第1の感染症となるのは「病気」です。日本でもたくさんの感染者が発生してきました。そして、その原因となるウイルスが未知なものであることから、第2の感染症として「不安」が生まれます。人は不安があると本能的にウイルス感染にかかわる人を遠ざけようとし、それが第3の感染症「差別」が生まれます。さらにその差別を受けるのが怖くて受診するのをためらい、病気の拡散を招きます。・・・「病気」→「不安」→「差別」という負のスパイラルが今回の感染症を大きなものにしているということを学びました。
 この連鎖を断ち切れるのは、「差別をなくす」ことです。今回の緊急事態宣言下では、医療関係者や運送業、清掃業の人たちへの差別が問題になりました。そのことに対する指導資料が、さらに東京都から送られてきたので、来週以降機会を見つけて子ども達に指導していきます。

6月4日(木)

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 今回の学校再開にあたり、練馬区では国のガイドラインに基づいた「教育活動上の対策」が考えられています。その一つに、「感染予防対策を講じてもなお感染の可能性が高い一部の実技指導などについては、年間指導計画を見直し、指導の順序を変更する等の工夫を行う。」という項目があります。その具体例として、体育では身体接触を伴う活動は行わないことが挙げられています。その他にも、音楽での歌唱指導や管楽器(リコーダー等)の指導を行わないことや、家庭科の調理実習を実施しないということが記載されています。これらのことは、様々なメディアでも取り上げられてきているので、ご存知の方が多いことでしょう。
 そんな中で授業が始まって、実際はどうするの?と思われるはずです。正直なところ、指導する先生達が一番悩み、知恵を出し合いながら授業に臨んでいるのが実態です。
 5年2組の教室で、音楽の授業が行われていました。電子黒板に「こいのぼり」の楽譜が映し出され、演奏に合わせてリズム打ちをする授業でした。(写真上)歌をうたうことはできませんが、自分の手を使って拍子をとることは可能です。伴奏が流れると、思わず歌を口ずさんでしまいやすくなりますが、しばらくの間はがまんです。音楽室や低学年の教室から、子ども達の元気な歌声が聞こえてくるのが小学校の当たり前の風景なのですが、今はその「当たり前」がない状態です。
 黒板には、立派なこいのぼりが掲げてありました。今日の授業のために、先生が自宅から持ってきたそうです。休校のために1か月時期が過ぎてしまいましたが、こいのぼりが子ども達を励ましてくれているように感じられました。
 1年生は、今日初めて体育の学習を行いました。今日の一番の目標は、上手に着替えをすることです。着替えの手順について話を聞いてから、体操着に着替えました。脱ぎ終わった衣服をたたみ、机の上に整頓しておくこともきちんとできていました。
 全員が真っ白な体操着に着替え終わり、教室の中でできる体操をみんなで行いました。(写真中)他の学年も、まだ校庭や体育館に出る体育の授業は行っていません。教室内での体操は、他の学年・クラスでも時々取り入れ、運動不足気味の休業明けの体を軽く動かすようにさせています。
 今年度から、3,4年生の外国語活動と5,6年生の外国語科の授業が本格スタートとなります。特に5,6年生にとって、昨年度までの外国語活動から教科としての「外国語(英語)」になったことは、日本の教育史での大きな変革と言える出来事です。
 外国語活動では、「話すこと」と「聞くこと」が中心の授業でした。そこに、「書くこと」と「読むこと」が加わり、教科として学んでいくことになります。今日は、6年1組で先陣を切って最初の授業が行われていました。まずは、アルファベットの大文字と小文字を書く学習です。教科書の他にワークブックが用意され、英語の罫線ノートを使って書く練習を行いました。(写真下)
 3,4年生の外国語活動の時間も含めて、ALTの先生が今月下旬から指導に来ていただくことになっています。担任の先生と一緒に楽しく外国語を学んでいけるようにします。

6月3日(水)

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 今週は、午後の部に登校しているのはBグループの子ども達です。12時半を過ぎた頃から、次々と正門から「こんにちは!」という元気な声とともに登校してきます。今までは、正門を通る時には「おはようございます」というあいさつが決まり文句であっただけに、おとといの月曜日は「おはようございます…あっ、『こんにちは』だ。」と言っていた子が多く見られました。3日目になって、ようやく午後のあいさつにも慣れてきたようです。
 分散登校中の専科の授業は、できる授業形態であれば各教室で行うようにしています。理科の授業は、本来は理科室で実施したいところですが、しばらくは各教室で指導することになります。
 6年生の理科で最初に学習するのは、「ものの燃え方」の単元です。実際は、理科室に行ってグループごとに様々な実験を行うはずでした。集気びんの中に火をつけたろうそくを入れ、ふたをした時としない時の炎の変化を調べることから始まります。そして、線香の煙を近づけると、ろうそくが燃えている集気びんの中に空気が出入りしている様子が分かります。(写真上)
 子ども達にとって「理科の勉強が好き」という一番の理由は、「実験ができるから」です。理科では、実験や観察の技能習得も大切な学習要素となっています。正しく安全に実験を行う力は、やはり実際に各自が行わなければ身に付きません。今はこのような状況なので教師実験で進めていきますが、早くいつも通りの子ども達が大好きな実験ができるようになってほしいものです。
 1年生の算数は、「なかまづくりとかず」の学習から始まります。数の大小を1対1対応の方法で比べます。数を数えなくても、絵の中から比べたいものを線で結んでいくことでどちらが多いか少ないかが分かります。また、線で結べない場合は、ブロックに置き換えて比べるようにします。
 先生の指示で、黄色いブロックや白いブロックを教科書の絵の上に置いていきました。(写真中)1年生の算数では、ほとんどの時間にブロックを操作する学習が行われます。今後、数のまとまりや分解を考えていくうえでも、具体物を通して理解していくことが大切です。
 また、ブロック操作には、算数の学習以外にも小学校低学年で身につけさせたい要素が含まれています。身の回りのものを整理したり、先生の指示通りに素早く準備をしたりする力が高まっていきます。小学校の授業では、まず先生の指示を理解し、その通りにできることが学習理解の第一歩であると言えます。
 3年生は国語の時間に、「国語辞典の使い方」の学習をしています。休業中に、3年生の先生達が国語辞典の使い方の動画を作成して公開していました。動画を見るだけでなく、実際に家でも辞典を引いてみたでしょうか?
 国語辞典は、言葉の意味を調べたり、言葉の使い方、漢字の書き表し方を調べる時に使います。授業では、国語辞典の「つめ」「はしら」「見出し語」などの用語を指導するとともに、とのような仕組みで辞典に言葉が並んでいるのかを学びます。そして何よりも、実際に自分で辞典を引きながら、すばやく言葉を見つける練習を積ませることが大切です。(写真下)
 きっと、このホームページを読んでいる皆さんは、「もう何年も国語辞典なんて手にしていないな…」と感じていらっしゃるでしょう。(私も同じです)「漢字を度忘れしたら、スマホやパソコンがあるから大丈夫」という時代になってしまいました。しかし、そういう時代だからこそ、子ども達に国語辞典の使い方を身につけさせることが重要です。

6月2日(火) その2

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 1年生が、生活科の学習として「学校探検」を行いました。校内の様子では、図書室の中を見学したり、保健室や職員室の様子を見て回りました。また、校長室を訪れたクラスもあります。1列になって校長室の中を案内すると、いろいろなものがあって、どの子も目をキョロキョロさせながら部屋の中を見回していました。(写真上)
 壁の上の方には、歴代の校長先生の写真が並んでいます。一人の子が真っ先に気がつき、指さしました。また、お客さんが来てお話をするためのソファーがあったり、たくさんの書類が入った棚に気がついた子もいます。・・・生活科の学習としては、そういう気づきがほしいところですが、1年生が喜びそうなものが校長室にはたくさんあり、子ども達の関心は違う方に行ってしまいました。ドラえもんやリラックマのぬいぐるみがあったり、かわいらしい犬のカレンダーがあったりと、そちらの方の印象が強かったようです。「お花がいっぱい咲いてる…」とつぶやいていた子もいました。そのうち校長先生のことが分かってくるでしょう。(校長室を留守にしていた時間帯もあり、全てのクラスを案内することができませんでした。ごめんなさい。)
 3年生は、総合の学習の時間にカイコを育てていきます。休業中の動画配信でもカイコが生まれてきた様子が映し出されていました。(先週の水曜日、28日の動画でした。)今日は、初めて実物のカイコを見て観察することができました。しかし、観察をするとなると、子ども同士が顔を寄せ合ってしまうことになります。そこで、拡大提示装置を使い、電子黒板に大きく映し出されたカイコを見ながら観察をしました。(写真下)生まれてまだ1週間ほどなので、体長は1センチにも満たないほどです。元気よく動いてエサを食べていました。(別に、シャーレに入ったカイコを虫メガネでも直接観察させてもいました。)
 カイコの卵は、練馬区の理科部の先生達でまとめて購入し、各学校の希望に応じて毎年配布するようにしています。本来ならば、5月の連休明けに卵が届き、もうある程度幼虫が大きくなっている頃でした。しかし、5月の休校が決まったため、しばらく冷蔵庫に入れておき、卵から出てくる時期をぎりぎりまで遅らせてもらうことにしました。その努力があって、生まれた直後の様子から観察することができているというわけです。
 エサは、緑色の固形物を与えています。これは、カイコのために作られた人工飼料で、3年生の先生が購入しました。カイコのエサと言えば「クワの葉」ですが、成虫になるまでには大量のクワの葉が必要になります。学校のクワの木の実情からすると、なるべく人工飼料を食べさせてからクワの葉にエサを切り替えていく必要があります。不思議なことに、一度本物のクワの葉を与えてしまうと、人工飼料は一切食べなくなってしまうのです。

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