「わくわく・どきどき」の学びを目指して

12月11日(金)

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 1年生の子ども達は、「ごっこ遊び」が大好きです。そんな1年生にぴったりの国語教材が「ものの 名まえ」です。
 この単元では、「言葉には意味によるまとまりがあること、さらには、一つ一つの名称(下位語)と全体の名称(上位語)という関係があること」を学習します。例えば、「くだもの」という上位語に対して、「バナナ」や「りんご」、「みかん」という下位語があるということを理解させます。
 そして、様々な言葉集めをする学習を通して、「お店屋さんごっこ」の活動へと結び付けていきます。「お店の名前(上位語)は何にするか」と「どんな品物(下位語)を置くか」をグループで話し合わせ、品物の絵を描いてお店屋さんごっこの準備を進めていきます。
 3組では、今日の1校時に、お店ごとのリハーサルをしていました。この単元のもう一つのねらいは、「話すこと・聞くこと」です。つまり、お店側の子は、お客さんに対して「いらっしゃいませ。」や「何にしましょうか。」と話します。一方、お客さん側の子は、「○○をください。」とか「○○はありますか。」と聞きます。たずねたり応答したりという会話のやり取りを学習する内容でもあるわけです。子ども達は、実際にお店屋さんごっこをする本番の日を楽しみにしているようでした。(写真上)
 ところで、子どもは「ごっこ遊び」を通じて、多くの能力を身につけることができると言われています。表現力や想像力、言語力やコミュニケーション力、さらにはルールを守る社会性も含めて、幼児期から学童期にかけて身につけさせたい力がたくさんあるのが「ごっこ遊び」です。再来週には全校で子どもまつりがありますが、これも大切な「ごっこ遊び」と言えます。
 今週火曜日に、4年2組が理科室で実験をしている様子をお伝えしました。空気の温度と体積の変化についての実験でした。今日は、1組が「水の温度と体積の変化」を調べる実験を行っていました。
 試験管の上まで水をいっぱいに入れ、その試験管を熱湯で温めていきます。しばらくすると、水面がふくらんでくる様子を見ることができます。(写真中)つまり、水を温めると体積が増えるということが確かめられました。
 空気を温めると体積が増えるということは、子ども達は日常生活の中でとらえている場合が多いです。へこんだピンポン玉をお湯に入れて膨らませたり、浮き輪を日向に置いておいたらパンパンに膨らんだ・・・という経験をしたことがある子がいるのではないでしょうか。一方、水の温度による体積の変化は、空気の変化よりもわずかなため、日常生活で気がつくことはあまりありません。やかんでお湯を沸かしても、それほど目に見えて増えるというわけではありません。(逆に、水蒸気になって出ていくものもある。)
 水ではありませんが、液体を温めると体積が増えるということを知らせる例として、日本酒があります。とっくりに日本酒を入れて燗をすると、常温の時よりも増えている様子がはっきりと分かります。
 5年生は、音楽の時間に鑑賞教材「剣の舞」の学習をしています。まず1回目の鑑賞では、全曲を聴いて感想を自由に書き出していきます。(写真下)音楽が始まるやいなや、体を上下に揺らしながら聴いていた子が何人かいました。また、「あっ!」という声も…テレビやCMなどでも聴いたことがある曲です。「運動会だ」と言っていた子もいました。
 剣の舞は、ロシアの作曲家ハチャトゥリアンの代表的な曲です。もともとは、バレエ音楽「ガイーヌ」の中の1曲です。ハチャトゥリアンは、ロシアといってもコーカサス地方の出身で、東洋と西洋の様々な民族音楽が混じり合う土地で育ちました。民族音楽の専門家から作曲の道に入ったという経歴があり、どの曲にも独特な「土臭さ」が感じられます。興味のある方は、組曲「仮面舞踏会」のワルツをぜひ聴いてみてください。ハチャトゥリアンらしい、なんとも魅力的な曲です。

12月10日(木)

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 2年生は、毎日かけ算九九を繰り返し唱えながら覚えています。とにかく毎日続けて練習することが大切で、一度言えるようになったからと安心してはいけません。条件反射的に九九が言えるようになるには、体に染みつくまで覚える繰り返しが欠かせません。また、間違えて覚えてしまった九九があると、それを後から直すのは大変です。学校では先生が、家庭では保護者の方が聞いてあげることが大切です。
 2年生では、九九の定着のために「かけ算マスターへの道」というカードを使っています。なわとびカードのように検定試験があり、合格するとシールを貼ることができるカードです。(写真上)九九の各段に対して、「見てスラスラ」、「見ないでスラスラ」、「さかさま」、「バラバラ」、「2回連続」、「3回連続」という欄があります。「さかさま」は、「下がり九九」とも呼ばれているもので、「2×9、2×8。2×7・・・」のようにかける数を9から順に少なくしていく唱え方です。「バラバラ」は、先生がランダムに出題した九九をすぐ言えなければなりません。
 毎日全員の九九検定をしてあげる先生も大変ですが、一日の学校生活の中で時間をとって行っています。合格のシールが増えていくことを励みに、毎日の九九の暗唱に取り組ませていきます。
 余談ですが…2年1組の教室の後ろに水槽があり、ドジョウが元気よく泳ぎ回っていました。エサとしてパンくずのようなものを与えているようです。10月頃、生き物係の子ども達がミッキー池でつかまえたドジョウです。きっと他のドジョウたちは、冷たい池の中で眠っている毎日のはずです。教室のドジョウ達は、2年1組の子ども達につかまえてもらってよかったと思っているのかもしれません。
 6年生は、家庭科の時間に「まかせてね 今日の食事」という学習をしています。1食分の献立を考え、調理実習を行う学習単元です。(調理実習は、各家庭で行っていただく予定)
 1食分の献立を立てる際に大切なのが、栄養のバランスがとれた食事になっているかということです。そのことを学習するために、すばらしいお手本が学校にはあります。毎日の給食です。
 まず、給食の写真(ホームページで毎日紹介しているもの)を子ども達に見せて、何種類の食材を使っているのかを考えさせました。1日の給食メニューだけでも、スープやサラダ、ご飯に混ぜ込んだりと、実に多くの食材が使われていることが分かりました。
 次に、毎月配られている献立表(給食だよりの裏面)を全員に配布し、気がついたことをワークシートに書き出していきました。(写真中)献立表から様々なことが分かります。毎日のメニューに対して、使われている食材が赤・黄・緑に細かく示されています。どの日も必ずそれぞれの仲間に入る食材がたくさん記されています。また、エネルギーやたんぱく質、脂質、カルシウムなどが全て計算されていて、小学生が必要な分量に合わせるように考えられていることも分かってきました。
 子ども達が大すきなメニューばかりを出していたら、きっと栄養価は偏ってしまうでしょう。「栄養士さんはすごいな…」と6年生なりに感じることができたのではないでしょうか。1日に30品目の食材を食べるとよいと言われています。なかなか30品目は難しいことですが、昼間の給食で結構たくさんの食材をまかなっています。1日3食のうちの2食は、各家庭での食事です。子ども達の各家の栄養士さん達もがんばってください。
 3年生は、理科の時間に「電気の通り道」の学習をしています。豆電球の明かりをつけるために、乾電池と導線を使っていろいろ工夫して配線を考えてきました。豆電球の明かりをつけるためには、電池の+極と−極から出た導線が、豆電球を通って一つの輪になるように配線することが大切であるということが分かりました。(回路という言葉を教えます。)
 そこで3年2組では、「豆電球をソケットなしで明かりをつけるにはどうすればよいだろう」ということをテーマに実験を行いました。使うものは、ソケットをはずした豆電球と乾電池、導線2本です。いろいろな予想が出てきたつなぎ方を試していく中で、明かりがつくつなぎ方を発見した子ども達から声が上がりました。そして、教室内から次々と「わかった!」という声が聞こえるようになりました。(写真下)
 豆電球やソケットのつくりを教科書で確かめてみると、電球の中のフィラメントも含めて一つの通り道になっていることが分かります。

12月9日(水)

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 3年生の国語の教科書に、「冬のくらし」という単元があります。生活の中で冬らしさを感じる言葉についての語彙を増やしたり、身の回りで冬を感じたものについて文章に表したりする学習をします。
 3年生の国語の教科書には、それぞれの季節に応じて「春のくらし」から「冬のくらし」までの単元があり、2時間扱いで1学期から学習をしてきました。ちなみに、2年生は「〇がいっぱい」、4年生は「〇のたのしみ」(〇には、春夏秋冬が入る)という季節の単元が同じようにあります。
 3年生の教科書には、まず「ゆき」という川崎 洋さんの詩が載っています。(写真上)「はつゆき ふった こなゆき だった くつの下で きゅっきゅっとないた どかゆき ふった のしのし ふって ずんずん つもり ねゆきに なった べたゆき ふって ぼたゆき ふって ざらめゆきに なって もうすぐ 春だ」
 新潟生まれの私にとっては、この詩に出てくるどの雪も、とても身近なものとして育ちました。「ねゆき」は漢字では「根雪」と書きます。3年生の子ども達はいろいろ想像していたようですが、これこそ雪国で生活した人でないと分からないでしょう。11月の下旬頃から、雨が次第にみぞれ混じりになり、地面に雪が積もるようになってきます。しかしそれらの雪は、晴れた日や雨の日になると融けてしまい、また地面が見えてきます。それをしばらく繰り返した後、12月下旬に一度大雪の日がやってきます。するとその雪は全て融けずに残り、1月、2月と降り続く雪の土台となって残っていきます。それを「根雪」と言います。
 「ドカ雪」は「大雪」のことで、一晩で本当に1m以上積もる時があります。大雪が降る時は不思議と静かで、しんしんと積もっていきます。気温が低いと粉雪になりますが、日本海側では「べた雪」と呼ばれる湿った雪が降ることが多いです。「ぼた雪」も同様に湿り気が多く、雪の結晶がくっつき合って大きめの雪がぼたぼたと落ちてくるから「ぼた雪」です。2月に入ると、昼間のうちに表面が融け、翌朝の冷え込みでまた凍るを繰り返すようになってきます。そうするうちに、一度積もった雪の上の部分がまるでザラメのような氷の粒状に変わっていきます。これが「ザラメ雪」です。雪国にも晴れる日が少しずつ見られるようになってきた証拠で、待望の春が近づいてきたことを感じさせてくれます。
 5年生は、理科「もののとけ方」の学習で、水溶液の水分を蒸発させて溶けている物質を取り出せることを学びました。そこで、発展的な学習として、食塩の結晶作りに挑戦していました。(写真中)
 まず、水に食塩をこれ以上溶けきれなくなるまで溶かし、飽和水溶液を作ります。モールで好きな形を作り、糸でしばって水溶液につかるようにします。後は、静かな場所に置いて何日か待つだけです。この「静かな場所」が大切で、なるべく振動のない戸棚などに置いておくのが一番です。数日後には、モールの周りに食塩の結晶がついてくるのが確認できます。
 さらに大きな結晶を作る場合は、一度できた食塩の結晶を核にして糸でつるし、数か月かけて放置しておくようにします。また、ミョウバンを使うと、食塩よりも手軽に大きな結晶を作ることができます。
 5年生は、算数の時間に「面積の求め方を考えよう」という学習をしています。まず、この単元の最初に、平行四辺形の面積の求め方について学習しました。平行四辺形を同じ大きさの長方形に形を変えることで、「底辺×高さ」の公式を導き出しました。そこで今日は、三角形の面積の公式について考えました。(写真下)
 算数の学習で基本となるのは、「既習事項を使って新しい学習を解決する」ということです。ここまで、正方形や長方形、平行四辺形の面積の公式は学習済みです。ということは、三角形の面積をこのいずれかの図形に変形できれば、公式を生み出すことができるということです。いろいろな変換の仕方がありますが、合同な三角形を2つ合わせると平行四辺形ができます。平行四辺形の面積は「底辺×高さ」なので、それを半分にするので、「底辺×高さ÷2」という公式が導き出せます。
 「わかった!」とか、「なるほと!」と思えた子は、算数の面白さが感じられた子です。実は教員側も、この学習は算数を教えていて「面白い!」と思える単元なのです。

12月8日(火)

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 2年生は、今月の図工の時間に「カッターナイフタワー」という作品に取り組み始めています。図工でカッターナイフを扱うのは、2年生が初めての経験となります。そこでまず今週は、カッターナイフの安全な使い方を知り、紙を切り抜いたり切り起こしたりしながら、基本的な技能に慣れるための学習を行っています。
 カッターナイフは、はさみで切るのとは違い、鋭角な切り口や滑らかな曲線を切り出すことができます。また、はさみが入らない部分でも、カッターナイフであれば容易に切り込みを入れることができて便利です。さらに何よりも、紙をきれいに切る快さが味わえることこそカッターナイフの持ち味と言えるでしょう。
 先生から十分な安全指導がなされてから、全員に1本ずつカッターナイフが渡されました。(もちろん、カッターマットを敷いたうえで行います。)今日は、色画用紙にクレパスで描いた家の周りをカッターナイフで切る練習を行いました。(写真上)
 まず、カッターナイフの持ち方が大切です。小さな部分を切る時には鉛筆のように持ち、大きなものや長い部分を切る時には上から押さえるように持つことが基本となります。さらに、カッターナイフの刃が紙に接する角度が重要なポイントです。しかし、これは自分でやりながらつかんでいく感覚です。「どうしたらどうなる」ということは、何度も経験しながら上達していくものです。なかなか思うように切れなくて苦戦していた子もいたようですが、少しずつカッターナイフの切り口の美しさが分かってきたようでした。
 4年生は、理科の時間に「ものの温度と体積」の学習をしています。初めて理科室で行う実験内容です。空気や水、金属の体積の変化に着目して、それらと温度の変化とを関係付けて調べることを目的とした学習です。さらに、実験器具の扱い方の技能も身につけていきます。
 今日は、4年2組の子ども達が、「空気の温度と体積の変化」の実験を行っていました。試験管の中の空気が、温かくなった時と冷たくなった時とでどのように変化するのかを実験で確かめました。試験管の口に石鹸水で膜をつけ、お湯の入ったビーカーや氷水の入ったビーカーに入れて実験しました。・・・試験管をお湯につけると、石鹸水の膜がシャボン玉のように膨らんできました。(写真中)逆に、氷水で冷やすと、膜が試験管の中に入っていきます。これらのことから、空気は温まると体積が増え、冷たくなると体積が減るということが分かりました。
 続いて次の時間に、温度による水の体積の変化についても実験しました。水は、温度による体積の変化があるでしょうか? ・・・空気ほど顕著ではありませんが、水も同様に温めると体積が増え、冷やすと減るということが確かめられます。この単元に入り、いかにも理科の実験という感じが高まってきました。子ども達の興味・関心も同様に高まってきたことでしょう。
 3年生は、図工の時間に「初めてのくぎ打ち」の授業をしています。1学期にのこぎりの使い方を学習して作品づくりをしましたが、今度は金づちを使ってくぎの打ち方を学んでいきます。(金づちの持ち運び方や、くぎの管理についても指導しています。)
 金づちは、打ち始めと打ち込み、打ち終わりがそれぞれ大切です。打ち始めは、くぎを手で支えて板に立つようにさせます。金づちの柄の首に近い部分を持ってトントンと打ち、安定したらくぎから手を離します。次の打ち込みは、金づちの柄じりの方を持って、力を入れずに打ち込んでいきます。最後の打ち終わりでは、金づちの丸みのある方で打ち、くぎをしっかりと板の中に納まるようにします。
 金づちを使ってくぎを打つだけでも、いくつかの段階とコツがあるものです。2年生のカッターナイフと同様に、まずは何度も試して慣れることです。子ども達は、たくさんのくぎを自由に使って木片に打ち込み、マスコットのような作品を楽しそうに作っていました。(写真下)

12月7日(月)

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 今日の全校朝会では、前半に書き初めについての話をしました。
・・・『先週から、書き初めの練習に取り組むクラスが増えてきました。どの学年にも、冬休みの宿題として書き初めの宿題が出されます。また、冬休みが明けて3学期に入るとすぐに書き初めを行い、校内書き初め展が開かれます。そのためにも、まずは今学期中に書き初めの練習にしっかり取り組むことが大切です。
 1,2年生は鉛筆で書く「硬筆」、そして3年生以上は習字道具を使って書く「毛筆」による書き初めです。硬筆も毛筆も、書き初めを行う上でまず一番大切なことは、「お手本をしっかり見る」ということです。書き初めを行う時には、左側にお手本を置き、筆を入れる位置や文字の長さ、文字の太さなどを確認しながら書いていきます。上手に書く人は、必ずお手本と自分が書く用紙を見比べながら、ゆっくりと書き進めていきます。ですから、書き初めを上手に書こうと思ったら、何度もお手本を見ながら一画ずつていねいに書いていくことが大切です。
 次に、一枚書き終わったら、自分が書いた作品とお手本をよく見比べてみましょう。中心が少しずれていたり、漢字とひらがなのバランスが取れていなかったりと、いろいろな改善点に気がつくはずです。完全にお手本通りに書ける人はいません。お手本と見比べることで、次の一枚を書く時に自分はどこに気をつけたら良いかという目標が見つかります。
 最後に、学年と名前もていねいに書くようにすることが大切です。3年生以上の毛筆では、学年と名前を書く位置も重要になってきます。これもお手本を参考にしてみてください。書き初めは、自分の学年と名前も作品の一つです。最後までていねいに取り組み、自分の納得のいく作品が書けるようにがんばりましょう。』・・・(後半は、いじめ撲滅宣言と暴力はいけないという話をしました。)
 2年3組では、さっそく朝会が終わった1校時に、書き初めの練習を行っていました。2年生は、硬筆で「きれいなはつ日の出を見ました。新しい一年がはじまります。」と書きます。
 担任の先生が、それぞれの文字のポイントを説明し、一行ずつていねいに練習するように指導していました。また、姿勢を正して書くように子ども達に声をかけていました。低学年の硬筆での書き初めでは、間違えても消しゴムを使ってはいけないことになっています。どれだけ集中して書くことができるかということも大切です。(写真上)
 今日から中休みに5分間走が始まりました。土曜日の持久走記録会に向けて、全校児童が一斉に校庭を走ります。低学年は内側の周回コースを、そして高学年は外側の周回コースを走ります。学年ごとにスタート地点を変えて、なるべく分散するように取り組ませていきます。
 6年生は、学年合同で体育の授業を行い、記録会に向けた練習を重ねています。5,6年生は、1400m(200mを7周)走ります。今日で3回目の練習だったようで、だいぶ自分のペースを保ちながら走ることができるようになってきていました。2人組のペアの子が声をかけ、各周回のタイムを伝えてあげていました。(写真中)
 今日の給食は、「練馬スパゲティ」でした。子ども達の大好きな献立の一つです。大根おろしにツナを混ぜたソースをかけたスパゲッティで、家庭ではなかなか作らない料理ではないでしょうか。特に今日は、昨日区内で行われた「練馬大根引っこ抜き大会」で収穫された大根を使っています。どこのクラスでも、競ってお代わりに子ども達が並ぶほどの人気でした。
 今日の給食に合わせて、3年生の廊下に、いろいろな種類の大根が展示されました。全部で5種類の大根が、それぞれの大根の名前と説明を加えて展示されています。休み時間に、たくさんの子ども達が見に来ていました。(写真下)
 まず、「練馬大根」です。他の大根に比べていかに細長いかがよく分かります。繊維質ですじが多いので、昔からたくあん漬けなどに利用されてきました。次に、最も一般的な「青首大根」です。煮物やサラダ、大根おろしなど、様々な料理で食べられています。次に、白くて大きくて太い「おふくろ大根」です。首が細くて下の方がふっくらとしています。煮物向きの大根です。今の時期は、おでんに最適です。次に、ちょっと変わった大根が2つ・・・「紅心大根」は、丸い形の大根で、やわらかく甘みがあるのが特徴です。甘酢漬けや千枚漬け、サラダで使われる大根です。もう一つは、「紅くるり大根」です。浅漬けやサラダの他に、スープや煮物にも使われるそうです。周りは緑色ですが中が赤い大根なので、煮物やスープにすると赤い色が出てくるそうです。
 これら全ては、栄養士さんがいろいろなお店を回り、子ども達のために買い集めてきてくださったとのことでした。

12月4日(金)

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 来週土曜日の持久走記録会に向けて、学年での練習が始まっています。持久走月間中は、毎朝校庭に大きな周回コース(200m)が引かれています。休み時間に自主的に走る子が多くなってきました。そして、今週から学年で合同の体育の時間を設けて、子ども同士で記録を取り合う様子も見られるようになってきました。
 1,2年生は、4周(800m)を走ります。赤白のペアになり、友達が走った周回を記録してあげることも本番に向けた練習として行っています。1年生にとっては、初めての持久走記録会です。今日の1回目の練習では、まだ走るペースがつかめていない子がほとんどでした。かけっこのように全力で走ったかと思うと、つかれて歩き始めたり…という姿があちこちで見られました。「最後まで走り通す」という目標でどれだけがんばれるかが大切です。来週も何度か学年で練習を積み重ねながら本番の日に備えていきます。(写真上)
 3年生以上は、ペアの子の周回数を数えるとともに、タイムを計測していきます。持久走用にスポーツタイマーがあるので、1周ごとのタイムを記録することができます。高学年では、後でその記録を振り返り、同じペースで走ることができたかを調べることもしています。
 3,4年生は5周(1000m)、5,6年生は7周(1400m)を走ります。自分自身の記録更新をめざして、あと1週間練習を続けていきます。
 北校舎の階段の踊り場に、「先生方の足型クイズ」が掲示してあります。保健委員会の子ども達が作成した足育に関する掲示物です。足型の下にある「答え」をめくると、どの先生の足型かが分かります。(写真中)
 夏季休業中に、先生達もフットプリントを使って足型を取りました。自分自身で足型を実際に取ってみると、いろいろなことに気がつくものです。足の指が3〜4本しか写っていない「浮き指」であったり、土踏まずの形がいろいろであったりということが分かりました。
 「浮き指」の足型は、若い先生に多く見られました。足型を取った学年の子ども達にも、多くの「浮き指」が見られています。浮き指は、体のバランスや姿勢にも影響してくると言われています。田柄小で足育に取り組んだことで、このような足のトラブルについて、先生方も正しい知識を得ることができました。
 浮き指の原因の一つとして、靴の選び方が挙げられます。サイズが小さすぎる靴を履いていると、足を締め付けてしまうために成長を阻害します。逆に大きすぎる靴を履いていると、歩くたびに足が靴の中で滑り、つま先が靴の内側に強く当たってしまうため、結果的に浮き指になってしまいます。自分に合った靴を履くことが大切であるということです。
 6校時に、2学期最終の委員会活動がありました。美化・環境委員会の子ども達には、毎回委員会の担当の先生にお願いして、様々な作業をしてもらっています。今日は、1か月前に6年生が植え付けたビオラの手入れを全員で行いました。(写真下)
 日当たりのよい場所に置いてあるので、次々に花をつけていますが、春まで花を咲かせ続けるには花がら摘みが欠かせません。パンジーやビオラは、花が終わるとすぐに種をつけてしまいます。種をつけるとそのために栄養分が使われるため、花数が少なくなってしまいます。ビオラはパンジーよりも花が小さく、また一株にたくさんの花が咲くため、この作業はとても大変です。委員会の子ども達の手で一斉に行うことができて、とても助かりました。
 ところで、(写真下)の右側に咲いているピンクの花が、先日お伝えした学校で一番に咲いた6年生のサクラ草です。さらに次々とつぼみが上がってきているので、今後が楽しみです。(6年生の鉢は、他にも咲き始めているサクラ草がいくつかあります。)

12月3日(木)

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 今日から計測が始まりました。今年度は、1回目の計測を7月に行っています。本来であれば各学期の始めに行うのですが、今年度は6月から始まったこともあり、大きく予定を変更して実施しています。
 今日は、6年生が身長と体重の計測を行いました。6年生にとっては、これが小学校で最後の計測となります。この6年間で、どれだけ身長や体重が増えたことでしょう。きっと身長が伸びて、家の人をすでに上回っている子が多いのではないでしょうか。全校朝会で整列している6年生の近くに行くと、目線の位置が1学期と随分変わったことに気がつきます。(写真上)
 相変わらず6年生の子ども達は、休み時間によく1年生と遊んでくれています。校帽をかぶって動き回る1年生の相手をしている6年生は、学校の先生がいるのかと見間違うほど体の大きさの違いを感じるものです。先週から持久走月間が始まっていますが、休み時間に校庭を自主的に走っているのは、圧倒的に6年生が多いです。常に全校児童のお手本としてがんばっているなと感心します。
 2年2組が、生活科の学習でサクラ草の観察をしていました。毎朝水やりをしていながらも、まじまじと自分の鉢のサクラ草を観察すると、いろいろ気がつくことがあったようです。(写真中)
 クラスで何人かかわいらしい花を咲かせた子もいますが、ほとんどの子はこれからという状態です。茂ってきた葉をかき分けながら、中心につぼみを見つけて喜んでいました。(ほとんどの子の鉢につぼみが見られるので、冬休み前には多くの花が咲きそうです。)
 また、葉裏に白い粉がついていることに気がついた子もいました。学校で育てているサクラ草は、正式名称を「プリムラ・マラコイデス」といいます。もともと中国の標高の高い場所に自生していた植物で、園芸用に品種改良されたものです。花の下や葉の裏には、時折白い粉がふいたようになっているものが見られます。プリムラ・マラコイデスの和名が「ケショウザクラ(化粧桜)」と呼ばれる由来はそこにあります。
 先月から、ホームセンター等の園芸店で花付きの苗が売られるようになってきました。「マラコイデス」あるいは「メラコ」と書かれている苗がそうです。ただ、売られている苗は矮化剤で処理してあるのか、コンパクトで花茎が短いものが多いです。
 同じプリムラの種類に、「ジュリアン」と「ポリアンサ」と「オブコニカ」があります。ポリアンサは、ジュリアンを少し大きくしたタイプです。この2つは寒さに大変強く、とてもカラフルな花色がたくさんあり、寄せ植えなどによく使われています。オブコニカは、マラコイデスの花びらを大きくしたような花姿です。花びらの濃淡の入り方がとてもきれいで、以前よく鉢花を購入していました。(直射日光をそれほど必要としないのですが、寒さに強くないのが難点です。)冬から春の花壇に、パンジーやビオラ、ガーデンシクラメンもいいですが、プリムラの仲間も重宝します。
 5年生は、図工の時間に「じっと見つめてみると」という作品に取り組んでいます。自分の靴をじっくりと観察して、絵に表そうという学習です。各自がいつもはいている外靴を用意して、まずはいろいろな角度から観察をしてみました。すり減ってきている部分やひもが食い込んでいるところ、傷がついてしまったところなど、毎日使っている靴なのにいろいろな発見があるものです。
 次に、どんな角度から描いたらいいだろうということも考えながら、鉛筆で下書きを始めました。中には、習い事で使っているのかバレエシューズを用意してきた子もいました。きっと、厳しい練習の思い出や発表会の思い出が、たくさんこのシューズにしみ込んでいるのではないでしょうか。いい絵ができそうです。(写真下)
 靴の絵には、自分にも忘れられない思い出があります。6年生の頃、小学校の思い出として残したい絵を描いて、自分の卒業アルバムに挟み込むことになりました。ランドセルを描いた子が多かったのですが、自分は運動靴を描きました。大切に使っていた赤いラインの入ったひも靴でした。細いサインペンで輪郭を描き、水彩絵の具で色をつけました。・・・と、何十年も前のことですが、その絵のことをはっきりと覚えているくらい思い入れのある絵が描けたのです。5年生の子ども達にとっても、ずっと記憶に残る作品となるようにがんばってほしいと思います。

12月2日(水)

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 5年生は、国語の時間に「やなせたかし アンパンマンの勇気」という読み物教材の学習をしています。この単元は、アンパンマンの生みの親である「やなせたかし」さんについての伝記を読み、自分の生き方について考えることをねらいとしています。(写真上)
 読書は好きでも、ほとんど物語を読むことが多く、伝記はあまり読んだことがないという子が多いのではないでしょうか。また、アンパンマンのアニメは、5年生の子ども達にとってとてもなじみが深く、絵本やテレビを通して幼い頃から目にしてきています。この教材は、今年度から新しく入ってきました。伝記のジャンルへの取りかかりとして、さらにその内容のすばらしさから、5年生に大変ふさわしい教材であると感じました。(この伝記の作者は、梯 久美子さんです。)
 出だしは、東日本大震災の時に被災地のラジオで流れていた「アンパンマンのマーチ」のことから始まります。避難所の子どもたちが、「アンパンマンのマーチ」を大合唱していたというニュースが報じられ、やなせたかしさんは、強く心を動かされました。
 「アンパンマンのマーチ」の歌は、やなせたかしさん本人が作詞した歌です。「そうだ うれしいんだ 生きる よろこび たとえ 胸の傷が いたんでも」・・・自分は、今まで何気なくこの歌を聞いていましたが、言われてみれば、震災のような非常時に、どんなに元気づけられる歌でしょうか。それも、被災地の子ども達が繰り返し大合唱していたというのですから…。当時、やなせさんは92歳でした。そのニュースを知ったやなせさんは、「ぼくも何かできることをしなければ」と、力を奮い起こしたといいます。
 さらに、やなせさんの漫画家として成功するまでの経歴を読み進めていくと、生き方・考え方のすばらしさが見えてきます。幼かった頃の環境や戦争体験が、大きくやなせさんの生き方に根付いていたことが感じ取れます。本当の正義とは、本当の勇気とは…という思いが、あのアンパンマンのアニメが誕生するきっかけになっていたわけです。
 5年生は、教科書の音読の宿題が出されていると思います。ぜひご家庭の皆さんも、やなせたかしさんの伝記に触れてみてください。
 4年生の音楽の教科書に、「日本のお祭りをたずねて」というページがあります。2ページに渡り、日本各地の有名なお祭りの写真が紹介されています。4年生の音楽では、日本や世界の国々に伝わる音楽を聴き比べて、表現を工夫する学習を行います。
 先週までのソーラン節の学習に続いて、今日は日本の各地のお祭りの様子を動画で鑑賞しました。(写真中)まず、浅草で5月に行われている「三社祭り」です。4年生は、2学期の社会科の学習で習ったばかりなので、よく知っています。続いて、日本の三大祭りの一つである「天神祭り」・・・花火と豪華な船が幻想的なお祭りです。そして、秋田の有名な祭りである「竿灯(かんとう)祭り」・・・連なる提灯を米俵に見立てて、豊作を祈るお祭りです。音楽の授業なので、聞こえてきた音に注目させてDVDを見ました。太鼓や鐘など、日本独特の音とリズムを聴くことができました。
 さて、音楽の時間になぜお祭りか・・・これは、音楽の起源に関係があります。人類の歴史にとって、音楽ははるか昔、人間が言葉を話すよりも前に音楽が存在したのではないかとも言われています。そして大切なのは、音楽は祭りや踊り、儀式、祈りの手段として世界的に発展してきたということです。(バロック時代も、教会音楽として栄えた歴史があります。)
 日本での「雅楽」も、宮廷や寺院、神社などの行事や儀式で盛んに演奏されてきました。そして、和太鼓は、各地のお祭りでは欠かせない楽器です。
 5年生は、理科の時間に「もののとけ方」の学習をしています。今日は、溶け残った食塩やミョウバンをさらに溶かす方法を考えて実験していました。前時に、水溶液には溶けきれなくなる限界があるということを実験しています。食塩水もミョウバン水も、ある程度を越えるといくらかき混ぜても溶けきれずに粒が残ります。
 「底に沈んで溶けきれない粒を溶かすにはどうすればよいか」・・・まず子ども達から出てくるのが、「水を増やす(加える)」と「温める」という考え方です。カップ麺の容器にお湯を入れ、湯煎して溶けるかどうかを確かめていました。(写真下)
 ところで、昨年までは5年生のこの単元では、食塩とホウ酸を使って実験をしていました。今年の教科書では、ホウ酸の代わりにミョウバンが使われています。食塩に対して、温度による溶解度が大きく違う物質として、以前はホウ酸を主に使っていました。ところが、最近は「ホウ酸=害虫駆除」というイメージが強くなったため、漬物などで利用されるミョウバンに換えたようです。また、ミョウバンは大きな結晶を作ることもできるので、もののとけ方の教材として良いのかもしれません。

12月1日(火)

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 4年生が図工の時間に作っているタイトルは、「たがらガーデン」です。「こんなガーデンがあったらいいな」と、自分で思い描いたすてきな庭を製作中です。クラフト粘土を使って作った植物をもとに、各自思い思いの庭を完成させていきます。そのガーデンには、守り神の妖精も加わるようで、出来上がりが楽しみです。
 植物が植わっている庭には、土も必要です。木工用ボンドを塗った上にこげ茶色の粉をふりかけて、ジオラマのような庭に仕上がってきました。(写真上)実は・・・このこげ茶色の粉は、ドリップ式のコーヒーの粉を使っています。もちろん、コーヒーを入れ終わった後の粉を再利用したものです。どおりで以前から、図工室外の日当たりのよい場所にコーヒーの粉が大量に干してあったわけです。さらにその元をたどると、職員室にあるコーヒーメーカーから出てきた粉で、先生達が味わったコーヒーを使っているということになります。
 今日から12月に入りました。12月というと、「今年の漢字」が年末の風物詩として話題になる頃です。今年の漢字は、日本漢字能力検定協会が毎年行っている漢字を広めるためのキャンペーンイベントです。もう今年で26年目を迎えるようです。毎年多くの応募がある中から、今年は14日(月)に発表されることになっています。
 5年1組の教室では、一人一人が今年の漢字を真剣に考えていました。世相から考える子もいれば、自分自身のこの一年間から当てはまりそうな漢字を考えた子もいました。今年の漢字とともに、なぜその漢字を選んだのかという理由も書き添えていました。(写真中)どんな漢字一文字が出てきたと思いますか?
 「友」(コロナで友達と会えない日が続いた。友達が大切だと思った。)、「前」(改めてどんなことにも前向きに生活しなければいけないと思った。)、「喜」(5年1組になって喜びが増えたから。これからももっと喜びを増やしていきたいから。)、「新」(新型コロナウイルスの影響が大きかった。5年生になって新しく英語の授業が始まったり、他にも新しい学習がたくさんあったりした。)・・・感心しました! 5年生なりに、よく考えて漢字一文字を決めていました。
 ネットでは、様々な予想が見られます。やはり今年は新型コロナウイルス感染症関連の文字がたくさん候補に挙がっているようです。「禍」、「菌」、「粛」、「病」、「厄」・・・と、あまり印象のよくない漢字が多い中、「密」が一番有力ではないかという情報を見つけました。さて、どうなるでしょうか。
 1年生は、算数の時間にひき算の学習をしています。たし算の学習では、2学期に繰り上がりのあるたし算を学習しました。それと同様に、ひき算についても、1学期の学習から発展させて繰り下がりのあるひき算を学習する内容になっています。(「十何」−「一位数」のひき算です。)
 今日の問題は、「どんぐりが13こあります。9こつかいました。どんぐりはなんこのこっていますか?」というお話で、「13−9」という式が立ちました。まずは、全員が机の上に算数ブロックを用意して、具体物を操作することから答えを見つけさせました。答えは「4」です。
 重要なのは、ブロックをどのように動かしたか…ということです。(写真下)たいてい、3通りのやり方が出てきます。まず、13個のブロックを端から一つずつ取り除いていく方法です。(1,2,3・・・9まで数えながら除き、残りが4になる。)これは、「数え引き」とも呼ばれる方法です。次に、13からまず3個取り除き、残りの10からあと6個取り除いて4にする方法です。(引く数の9を3と6に分けて考える方法)これは、「減減法」と呼べるものです。最後に、10から9個取り除き、残った1個に3をたして4とするやり方です。(引かれる数の13を10と3に分けて考える。)これは、「減加法」と呼べるものです。
 どのやり方でも答えは出せますが、算数ではより簡単な方法(数が大きくなっても簡単に計算ができるということ)に取り組めるようにしていきます。授業では、一度に9を引くことができる「減加法」の良さに着目させ、計算方法として定着させていきます。

11月30日(月)

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 今朝は、3週間振りに全校朝会がありました。今日は、「毎日続けること」という題名で話をしました。
・・・みなさんにとって「毎日続けていること」に、どんなことがあるでしょうか? 学校生活に関係があることで言えば、あいさつもそうですし、毎朝検温カードを提出すること、学校内では必ずマスクをすること、そして宿題をすることも毎日続けていることの一つです。あることを最後まで続けていくということは、とても大切なことです。続けるということは、がまん強さでもあり、ねばり強さにもつながります。特に、学習をするうえで重要なのが、このがまん強さやねばり強さであると言えます。
 2年生のみなさんは、算数の時間にかけ算九九の学習をしています。かけ算九九は、1日や2日、一週間で身につくものではありません。毎日毎日何度も繰り返して、お経のように唱えながら覚えることが大切です。3年生以上のみなさんもそのようにして覚えてきました。そして、2年生のうちにしっかり九九を覚えておかないと、3年生以上の算数の学習で大変苦労するということも知っています。
 3年生は、体育の時間に鉄棒の学習に取り組んでいます。また、4年生は、マット運動に挑戦しています。鉄棒もマット運動も、誰もが1回の練習できれいに技ができるようになるわけではありません。何度も何度も練習を続けることでできるようになっていきます。「きっと自分にはできない」とあきらめてしまうか、「絶対にできるまでがんばろう」と思って挑戦し続けるか、自分自身の心のもち様で決まってくるのです。
 先週から持久走月間が始まりました。休み時間に校庭を元気よく走る子が増えてきました。持久走は、まさに毎日続けることが重要です。そして、自分で「今日は何周走る!」と決めたら、最後までしっかり走り切るように続けていくことが大切です。来週の土曜日に、持久走記録会があります。毎日校庭を走ることを続けていき、最後まで走り切るがまん強さ、ねばり強さを身につけていきましょう。・・・
 続いて、サクラ草のことについても話しました。すでに花が咲き始めた鉢があることや、今の時期の手入れのポイントについて話しました。手入れで大切なのは、鉢の中の落ち葉や枯れた葉を取り除くことと、水やりをたっぷり行うことです。葉っぱが茂ってきているので、土にしっかりしみ込ませるように水をあげなければなりません。サクラ草に水やりと愛情を注ぐことも、「毎日続けること」として取り組んでいくように伝えました。
 2,3校時に、2年生が生活科の学習で、町探検に出かけました。学校を出発してから、まず光が丘公園にある区立図書館をめざして歩いて行きました。光が丘図書館は、団体貸し出しで学校でもよく利用させてもらっています。2年生の子ども達も、たくさんの子が利用カードを持っていると話していました。
 続いて、公園の芝生広場まで歩いて行きました。1年生の春、みんなで遠足に来てお弁当を食べた場所です。大きなイチョウの木が黄色く染まる下で、しばらく自由遊びの時間を過ごしました。(写真上)今日は日差しがとても暖かく、芝生広場で伸び伸びと遊ぶことができました。公園内では、ところどころで犬を連れた人たちの集まりが見られました。犬も人間も、広い公園内でゆったりと過ごす時間はとても幸せそうでした。
 2年生の町探検は、帰りに光が丘第八小とけやき台団地、近隣の文具店、田柄公園を通って学校に無事到着しました。
 1年生は、「家族にこにこ大作戦」に取り組んでいます。生活科の学習として、「家庭生活を支えている家族のことや、自分でできることなどについて考え、自分の役割を積極的に果たすこと」をめあてとした学習です。
 まず、「家族がにこにこしている時とは、どんな時であるのか」について考えました。(写真中)クラス全体で出てきた意見では、『みんなで一緒に過ごしている時』(食事やテレビ、お出かけなど)が多く出されていたようです。次に、『家族のために何かをした時』です。これは、お手伝い関係のことを指しています。日頃から「自分のできるお手伝いをしていこう」という気持ちに結び付けていきます。もう一つは、『自分ががんばっている姿を見た時』です。勉強をがんばっている様子や、体育発表会でがんばった姿は、家の人がにこにこするということが分かりました。
 4年生は、これから理科室を使った実験内容が多くなってきます。今まで理科の授業は、教室で行っていました。アルコールランプや実験用コンロを使うなど、いよいよ高学年の理科に近い内容になっていきます。そこで、理科室がどんなところかを知る「理科室探検」を行いました。
 顕微鏡やビーカーなど、理科室ならではの物品がたくさん並んでいることが分かりました。中でも、4年生の子ども達にとっては、理科室の棚の上に置いてあったニワトリや魚の標本が真っ先に気になっていたようでした。(写真下)

11月28日(土)

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 今日は、4年生から6年生の体育発表会「田柄陸上」がありました。前回の低学年の部に続いて快晴に恵まれ、子ども達が力いっぱい走る姿を保護者の皆様にご覧いただくことができました。
 本来であれば、各教室での授業の様子を公開したいところです。(写真上)は、3年1組の道徳の授業の様子です。保護者の参観が無くてもこんなにみんな張り切って手を挙げているのですから、きっとどの子も家の人に普段の授業の様子を見てもらいたいと思っているはずです。
 今後の学校公開の予定については、来週月曜日に配布する学校だよりに記載しました。10月は、1年生のみ3日間教室の授業公開を行いました。2〜6年生は、体育館と校庭の体育の授業を参観していただきました。今月は学年ごとに体育発表会を公開し、12月は第二土曜の持久走記録会を公開します。
 教室内の授業公開は、1月と2月に予定しています。各学年とも、平日の3日間を授業公開とするように考えています。なるべく分散して授業を見ていただけるように計画中です。
 1校時は、4年生の体育発表会でした。80m走の後のリレーは、学年全体を4チームに分けて行っていました。半周ずつの全員リレーは、大接戦となりました。4年生は、学年で実行委員を決めて取り組んできました。司会や代表の言葉を話す子が、ところどころでマイクを持つ場面がありました。学年が一体となって取り組んできた様子が伝わったことと思います。
 5年生は、1校時に屋上に集まり、チームごとに作戦会議を開く時間をとりました。(写真中)リレーは、学年全体を6チームに分け、3チームずつ競い合いました。走順はもちろん、バトンゾーンをどのように使ってバトンを渡したらよいかということは、作戦としてとても重要です。友達同士で教え合う姿に、5年生としての成長を感じました。2校時の本番での走りに、練習の成果が全て表れていたように思います。
 6年生は、小学校最後の運動会が行えず、今日の「田柄陸上」がその代替行事となりました。ところどころに児童代表の言葉を入れ、子ども達の思いを伝えるように構成されていました。夏休み後、急に大きくなった6年生を見ていると、運動会の最後を飾る組体操でどんな姿を見せていたのだろうかという思いをもちます。組体操が終わり、フィナーレで6年生全員が清々しい表情で集まり「ありがとうございました!」とあいさつをして退場していく・・・整然と集合している姿から、きっと毎年活躍してきた6年生のように、あるいはそれ以上の感動を伝えてくれたのだろうという思いをもちました。(写真下)
 力強い走りの100mに続き、リレーは学年全体を4つのチームに分けて競い合いました。バトンパスの練習を何度も繰り返してきたことが感じられるすばらしい戦いでした。子ども達一人一人が、達成感や充実感がたっぷり味わえた田柄陸上になりました。

11月27日(金)

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 1校時に、4年1組が体育館でマット運動の授業を行っていました。体育館にたくさんの練習場所を設け、各自の課題に合わせていろいろな技の練習ができるように工夫されていました。開脚前転と開脚後転の他に、側転を練習していた子がたくさんいました。
 器械運動の練習では、自分自身で技の評価を行うのはとても難しいものです。「もっと足を真っすぐ上に振り上げる」とか、「膝を伸ばして」ということは、やっている本人にはなかなか感じ取れません。そこで、友達同士で見合う・教え合うという活動が大切になります。そのためにも、学習に入る前に、各技のポイントをしっかり伝えて授業を進めるようにしています。また、拡大した掲示物を用意し、子ども達が技のポイントを振り返ることができるようにもしています。
 ところで、(写真上)は何という技でしょうか? 「補助倒立ブリッジ」の練習をしているところです。補助をする2人組が手をつなぎ、まず倒立をする子の肩に腕が当たるように支えます。次に、倒立をして体が倒れてきたところの腰の部分にもう片方の腕をあてがいます。(写真上はちょうどその瞬間)最後に、ブリッジの姿勢を保持するように支えます。
 これを練習していくと、次第に補助なしで「倒立ブリッジ」ができるようになっていきます。最初のうちは、倒立してそのまま背中からマットに落ちてしまう子がほとんどです。まず、腕を真っすぐに伸ばした壁倒立を練習していくことが第一段階です。そして、ブリッジをしっかり練習することです。倒立からブリッジに移るには、相当な衝撃に耐えなければブリッジが崩れてしまいます。それができたところで補助を入れて練習すると、次第に一人で技ができるようになっていきます。
 2年1組の教室で、「いじめ撲滅宣言」の作成に取り組んでいました。(写真中)今月は、6月に続いて2回目のふれあい月間です。毎年練馬区では、11月のふれあい月間に合わせて、いじめをなくすための取り組みを全小中学校で実施しています。「いじめ防止ポスター」や「いじめ防止標語」を募集する年がありますが、今年は各学校で「いじめ撲滅宣言」の作成に取り組むことになりました。
 低学年には「撲滅宣言」という言葉は難しいのですが、「いじめについて自分はどうしたいですか? 言葉に表してみましょう。」という投げかけで指導しています。2年1組の子ども達からは、「みんなでいじめをなくそう」、「だれにでもなかよくしよう」、「見て見ぬふりをしないようにしよう」、「かならずきみをたすけるよ」という言葉が見られました。
 今後は、各学年から代表作品を選び、校内に掲示するとともに、区の募集に提出します。また、全校児童の作品も各教室に掲示する期間を設ける予定です。
 6年生は、国語の時間に狂言「柿山伏」の学習をしています。日本の文化や伝統に関心をもたせるとともに、音読を通して狂言の面白さを表現する力を身につけることを目的とした学習です。「柿山伏」は、主人公「山伏」が柿を盗もうとしたところ、柿の持ち主に見つかり、猿や鳶(トビ)などのまねをさせられ、自分の罪をおおい隠そうとする姿を面白おかしく描いている作品です。日本の伝統文化である狂言を、「柿山伏」の物語を通して理解することで、伝統芸能の面白さや、昔の人々の生き方を考えさせていくことにつなげていきます。
 6年1組では、狂言「柿山伏」の動画を視聴し、実際の舞台の様子をつかんでいました。(写真下)狂言は、独特なリズムや言い回しが随所に見られます。今年の6年生の子ども達にとっては、狂言は少し身近なものなのかもしれません。それは、最近よくテレビで、日本の伝統芸能の狂言ネタでブレイクしている芸人さんを見かけるからです。「〜でござる。」とか「〜じゃ。」、「そろりと参ろう。」など、テレビの番組でよく出てくる言葉として知っているかもしれません。確かに、狂言は当時の庶民にとっての娯楽として親しまれ、今でいう「コント」のようなものでした。

11月26日(木)

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 今日の外国語の授業では、ALTとしてマイケル先生に来ていただきました。木曜日はマリア先生の日ですが、急遽代役としての指導です。マイケル先生と言えば、先月アメリカに帰国した先生の名前です。子ども達から「えっ、もう日本に戻ってきたの?」という声が聞かれましたが、そのマイケル先生とは違う別のマイケル先生でした。
 6年2組の外国語の授業では、子ども達がALTの先生のところに行って、1対1で会話をする学習をしていました。カードに英語で自己紹介を書き、その内容をマイケル先生に伝えます。また、マイケル先生に質問する英文を考え、会話文に入れていました。(写真上)
 子ども達からの質問・・・「好きなことは何ですか?」に対して、「shogi(将棋)」という言葉が返ってきたのにはびっくりしました。後でマイケル先生に聞いてみると、チェスが得意で、将棋は少しできる程度と話されていました。とても気さくな先生で、私も片言の英語交じりの日本語でしばらく話をしてみました。・・・日本には1年前から来ているそうです。スウェーデンの出身とのことでした。スウェーデンは寒い国ですよねと聞くと(これは日本語です)、日本の気候はちょうどいいと言っていました。中庭で話をしていたので、子ども達のサクラ草を指さして「サクラ草です・・・え〜と、プリムラです。」と説明しましたが、「???」のようでした。「食べるのですか?」と聞かれたので、「ノーノー、notベジタブル・・・フラワー」と言ったら通じたようでした。
 今日は校庭で、4,5,6年生のリレーの練習が、それぞれ1時間ずつ行われていました。あさっての体育発表会に向けた学年練習です。どの学年も、バトンの受け渡しがとても上手になりました。また、チームごとに応援をする姿も見られ、子ども同士で高め合っていく様子にも高学年らしさを感じます。
 4年生は、2クラスを4つのチームに分けて学年リレーを行います。一人半周ずつ走ってバトンをつないでいきます。(5,6年生は、一人1周ずつのリレーです。)バトンゾーンをたっぷり使いながらも、ラインをオーバーしないように気をつけていました。走りは真剣そのものです。(写真中)今のところ、あさっての天気も良さそうです。どうぞお楽しみに…。
 6年3組が、パソコン室でプログラミングの授業を行っていました。算数の教科書会社からリンクしているソフトを使ったプログラミングでした。10人の子ども達がいて、身長の小さい順に並び換えるためのプログラムを考えるという内容でした。大きい数が小さい数よりも前にあったら、どんなプログラムを組み合わせて指示を出していけばよいのかを考えていきます。
 「もし身長が隣の選手と比べて今の選手が大きければ順番を入れ換える」と「小さければ順番を入れ換えない」という「if」に相当する指示を、端から順に繰り返しながら並び換えをしていきます。そして、並び換えがなくなったところで終わりにするという指示も出さなければなりません。プログラミング的思考の初歩的なものなのかもしれませんが、大人でも迷うほどなかなか正解が見つからない難しい問題でした。(写真下)
 自分が大学生の頃は、もちろん今のようなパソコンは存在していませんでした。大学の4年間、地球物理の気象に関する研究室に入っていました。気象研はデータ解析がほとんどだったので、大学の工学センターのコンピュータをよく使っていました。自分で数式のプログラムを組み、穴を開けたカードを読み込ませてコンピュータで計算させるということをよくやっていました。・・・あれから数十年経ち、パソコンなしではいられない世界になっています。そして、プログラミング的な思考を生かした仕事をしている人がたくさんいる世の中でもあります。未来で活躍する子ども達に不可欠な力として、これからさらに学校教育に導入されていく気配を感じます。

11月25日(水)

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 1年生は、算数の時間に「かたちあそび」の学習をしています。先週から、手さげにいろいろな箱を詰め込んで1年生が登校してきていました。「図工の時間に何か作るのかな?」と思っていましたが、算数の学習で使う箱でした。
 「かたちあそび」の単元は、1年生にとって初めての習う図形の学習です。身の回りにあるいろいろな立体について、その特徴をとらえることがねらいとなっています。そして、立体図形の構成要素としての平面図形の理解を図っていきます。
 1組では、まず持ってきたいろいろな箱を使い、グループごとに東京タワーを作りました。(写真上)子ども達が家から集めてきた箱は、大きさも形も様々なものがあります。中でも一番多かったのが、お菓子の箱です。ふたを開けてクンクンと匂いを確かめている子もいました。その他には、マスクの箱も見られました。今年ならではの光景です。
 何度か箱を積み上げていくうちに、土台とする箱や上の方にふさわしい箱などの気づきが生まれてきます。また、箱の向きも大切な要素であることが分かってきます。形の概念は、こうした遊びを通じて形成されていくわけです。昔から、小さな子どもの遊び道具として、積み木が使われてきました。色や大きさ、面の形と、知らず知らずのうちに算数の基本となる形の概念を育てることにつながってきていたわけです。
 ちょうど1週間前、5年生の図工作品「色を重ねて ゆめを広げて」という彫り進み版画についてお伝えしました。今日は、その作品を利用してカレンダー作りに取り組んでいました。(写真中)
 印刷した版画作品を切り取り、2021年のカレンダーの台紙に貼り付けます。さらに、空いているスペースに自分へのメッセージを入れて出来上がりです。まさに、自分だけのオリジナルカレンダーが完成しました。
 来年の自分へのメッセージは、どの子も真剣に考えていました。「勇気をもって 楽しい一年に」「何事にもあきらめない心を大切に」「明るく 楽しく 前向きに」「自分を信じて生きる一年間」・・・どれもすばらしい言葉です。作品を持ち帰ったら、ぜひ各ご家庭で利用してもらいたいと思います。カレンダーは、一年間部屋に飾るものなので、常に視界に入って自分自身を奮い立たせてくれることでしょう。
 今年もあと一か月余りとなりました。確かにそろそろカレンダーを準備する頃です。私が買うのは、いつも花か犬のカレンダーです。校長室は犬のカレンダーで、すでに先日買ってきました。(ポメラニアンの俊介くんのカレンダーにしました。2年前に亡くなってからも、相変わらず人気のようです。)花のカレンダーは、吉見町のガーデンセンターでいつももらってきます。この連休中に行ってきました。親戚にシクラメンの鉢を選んで贈り、レジでカレンダーをもらうのが我が家の定番コースです。
 先週の5年生に続き、6年生もクラスごとに学力テストの問題に取り組んでいます。今日、6年2組では、算数のテスト問題に真剣に向かう姿が見られました。(写真下)
 当初、4月に実施する予定だった「全国学力学習状況調査」です。全国の小学6年生全員が一斉に受けるテストなので、かなり大掛かりなものですが、1学期早々に中止という連絡が入りました。その後、各学校にテスト用紙が届き、「12月末までに活用すること」と通知が来ました。田柄小では、クラスごとに実施するとともに、昨年度までの既習内容の復習に役立てるために活用していきます。
 このテストは、知識理解だけでなく、様々な知識や技能をもとに、それらを活用する力を試す内容となっています。普段のワークテストとはまた違った試験として、子ども達にとっては難しかったのではないでしょうか。

11月24日(火)

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 1,2校時に、3年3組が図工の授業を行っていました。3年生は、先月から今月にかけて、「なかよしハウス」という作品に取り組んできました。段ボールを専用のカッターで切る学習から始まり、自分が考えた楽しい家になるように製作を続けてきました。家の中に登場する主人公(人や動物など)や家具、遊び道具、食べ物などは、全て絵の具で色づけしたクラフト粘土で作ってあります。長年にわたって愛され続けている人気おもちゃ、「〇〇ファミリー」シリーズのような趣のある作品が出来上がりました。
 今日は、完成した作品の発表(鑑賞会)の時間でした。「友だちの家に遊びに行って、よいところや工夫しているところを見つけよう」というめあてで授業が始まりました。まず、自分と同じテーブルの友達との作品交流を行いました。自分の作品で作った主人公を手に、友達の「なかよしハウス」に遊びに行きます。女の子2人が、それぞれ自分のマスコットを手にして男の子のハウスの前にやって来ました。「ピンポーン、こんにちは!」…すでに女子の2人は自分のマスコットになり切っています。「遊びに来ました。家の中を見せてください。」と言ったかと思うと、マスコットを家の中に入れていきました。
 最初はそういう設定に照れていた男の子でしたが、ようやくその「ごっこ遊び」に慣れてきたのか、家の中にあるものを紹介し始めました。たくさんのおにぎりが作ってあるハウスでした。(写真上)
 授業中にマンガを読んでいるのではありません。2年1組で道徳の授業が行われていました。道徳の授業は、教科書に書かれているいろいろなお話を読む中から、自分の心や行動を考える時間にしていきます。しかし、毎回文章ばかりの読み物資料とは限りません。今回の「どうしよう」という内容は、場面絵をもとに構成されたマンガのようになっています。(写真中)
 教室に忘れ物をした私が戻って来ると、ちょうど花瓶を割ってしまったゆかちゃんを見つけます。ゆかちゃんは、誰も見ていないことを確認して、教室からそっと出ていきました。そして最後の絵は、私が割れた花瓶を前に「どうしよう。」と悩む場面で終わっています。
 この授業でねらいとする価値は、「善悪の判断」です。花瓶を割ってしまったゆかちゃんを見つけた「私」の立場で考えさせます。(ゆかちゃんの立場で授業を展開すると、「正直・誠実」の価値項目になります。)自分が正しいと思うことでも、他人の目や人間関係を気にすると、なかなか行動に移すことができないということがあるものです。そして、他人が悪いことをしていると思っていても、それを見過ごしてしまった経験は誰にでもあるでしょう。そうした人間の弱さを乗り越えて、自分がよいと判断したことを積極的に行えるように考えさせていきます。
 3年生は、理科の時間に「電気の通り道」の学習をしています。豆電球がつく時の回路について学んだり、電気を通すものと通さないものがあることを実験で確かめる学習です。学年で各自の実験用セットを購入し、授業を進めていきます。3年1組では、今日はまず電池ボックスや導線の準備から行いました。実験セットは、全てが完成した状態で箱に入っているわけではありません。導線を同じ長さに切り分けたり、電池ボックスにつなぐところのビニールをむいたりと、説明書を見ながらの準備が必要です。実は、その準備自体が電気の通り道を理解するうえで重要な工程となっています。
 昔と違って、乾電池(単一)と豆電球を初めて手にしたという子がたくさんいたようです。豆電球は、ソケットに回して入れなければ使えません。感心したのは、子ども同士の教え合いです。豆電球がついた子が、他の子のところに行ってつなぎ方を見てあげていました。(写真下)

11月20日(金)

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 3年3組では、朝からみんなで教室の大掃除をしていました。(写真上)昨日、教室の換気をするために窓を開けていたところ、校庭からの強風でかなり砂が入ってきてしまいました。みんなで雑巾を手に床ぶきをしていくと、雑巾が真っ黒になるほど砂ぼこりが取れました。
 11月の中旬を過ぎていますが、今週はとても暖かな日が続いています。昨日は、練馬区で25度近くまで気温が上がりました。先月、ラニーニャ現象がまだ続いているという情報がありました。ラニーニャ現象とは、南米ペルー沖の海面水温が平年より低い状態が続くことを言います。ラニーニャ現象が起こると、日本付近では夏季に太平洋高気圧が北に張り出しやすくなり、気温が高くなる傾向にあります。一方、冬季は、西高東低の冬型の気圧配置が強まり、気温が低くなる傾向となります。(エルニーニョ現象の逆)実際に、12月や1月の長期予報では、平年よりも全国的に気温が低くなるのではないかということが伝えられています。
 今月、気温が高くて好都合だったのは、まず第一に校庭での体育の授業でした。今月は、体育発表会が行われるために、どのクラス・学年も走る練習を盛んに行ってきました。(高学年は、来週の発表会に向けて、今まさにがんばっているところです。)
 もう1つは、全校で育てているサクラ草にとって都合のよい気候であるということです。今日気がついたのですが、6年生のサクラ草の中に、ピンク色の花をつけた鉢を1つ見つけました。20年近くサクラ草を育ててきましたが、こんなに早く花を咲かせたのは初めてです。確かに全校で最初に植え替え作業をしたのは6年生からでしたが、きっと他の学年の鉢からも、今後花芽が伸びてくることでしょう。
 サクラ草の生育に差が出る要因の一つに、植え替え時期があります。これは、他の全ての植物(特に野菜)にも言えることですが、いかに根をしっかり張らせるかということにかかわってきます。暖かいうちにしっかり根を張ることで、苗が立派に育っていきます。
 4年生は、理科の時間に「季節と生き物」の学習をしています。年間の季節に合わせて行っている学習で、今まで春〜夏〜秋の植物や動物の様子について調べてきました。今回は、冬の生き物の様子について調べます。と言っても、先ほどお伝えしたように11月の気温が高いので、まだ秋という感じがする中での学習となりました。
 動物は、冬の間をどのように過ごしているでしょうか。特に、春から夏にかけてたくさん見られた昆虫は、最近見かけなくなっています。カマキリのように卵で冬を過ごすものもあれば、カブトムシのように幼虫で冬を越すものもいます。では、テントウムシはどうでしょうか? テントウムシやダンゴムシ、カメムシなどは、成虫のまま越冬するものがほとんどです。たいてい、落ち葉や木の皮の下に集まってじっとしています。それにしても…テントウムシが1匹ずつではなく、集団で冬を越すというのが不思議です。みんなで体を寄せ合うことで暖が取れるということなのでしょうか。(写真中)
 そう言えば、ミッキー池のカメ吉もカメ助も、そしてザリガニも姿を見せなくなりました。10月下旬頃から見かけません。きっと池の底の泥の中で暖かな春を待っているのでしょう。
 今日も南風が時折強く吹き、校庭に砂ぼこりが舞い上がっていました。そんな中でも、子ども達は元気よく遊んだり運動したりしていました。4校時に校庭で体育の学習をしていた1年1組は、ボールを使った運動遊びを行っていました。
 2人組で向かい合い、ボールを投げたり捕ったりというキャッチボールの学習をまず行いました。投げ方をいろいろと工夫し、上から投げたり下から投げたり、両手で投げたり、バウンドさせて投げたりと、ボールに慣れることから始めていきます。(写真下)
 「投げる」という運動では、まずたくさん経験させることが大切です。普段スポーツを習っていなければ、なかなかボールを投げるという動作をする機会がありません。小さい頃からのキャッチボールはとても大切な運動経験になります。ぜひご家庭でも、親子でキャッチボールをしてみてください。

11月18日(水)

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 5年生は、図工の時間に「色を重ねて ゆめを広げて」という掘り進み版画に挑戦しています。彫り進み版画は、「彫る」と「刷る」を色を変えながら何度か繰り返していく版画です。色を考えながら彫り進み、刷るごとに彫った形が表れてくるので、毎回刷った後の感動があります。このことは、実際にやってみると理解できるものの、未経験の子ども達にどこをどの色にするかを考えて彫らせるのはとても難しいことです。しかし、彫り進み版画の仕組みを理解していなくても、何度か刷りを重ねるうちに自然と仕組みが分かってくるものです。彫っては刷り、彫っては刷りを繰り返すので時間はかかりますが、多色刷りの美しさに子ども達は満足していたようでした。(写真上)
 江戸時代に栄えた日本文化の一つ「浮世絵」には、この木版画の多色刷りの技法を使ったものが数多く存在しています。もっとも有名なものに、葛飾北斎の「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」があります。現在の横浜沖から富士を眺めた絵で、「浮世絵と言えば、これ!」というくらい世界的に有名な作品です。北斎が長年に渡って描いてきた波の作品の中でもダイナミックな構図と静と動が交錯する圧巻の浮世絵です。この同じ作品が、世界各地の有名な美術館に存在しているのは、多色刷りの版画であるからです。
 ついでにお話しすると、この北斎の浮世絵は、当時のヨーロッパの芸術家にも大きな衝撃を与えました。作曲家のドビュッシーは、あの有名な交響詩「海」の作曲の際に、浮世絵の影響を受けたのではないかと言われています。
 6年生は、家庭科の学習で「まかせてね今日の食事」という学習をしています。今までの家庭科での学習を生かして、バランスの取れた1食分の献立を考える学習です。とは言っても、6年生になってからまだ調理実習を1回も行っていません。(行うことができない状況です。)本来ならば、1学期から2学期にかけて、炒め物の料理や卵を使った料理の実習が済んでいた頃でした。
 そこで、計画は立てますが、調理は各家庭で行っていただくということで学習を進めています。2組では、炒め物の料理を1品、卵を使った料理を1品ずつ考えさせていました。それぞれ教科書や家庭科ノートにいくつかの料理が載っているので、それらを参考に計画を立てていた子が多かったようです。中には自分のこだわりがあるのか、凝りに凝った料理を計画していた子もいます。(写真中)
 炒め物で悩んでいた子に話を聞くと、「野菜が嫌いなので…」と話していました。自分で作れば、きっとおいしく感じるはずです。そのための家庭科の学習でもあります。
 5年生は、算数の時間に「比べ方を考えよう(単位量あたりの大きさ)」という学習をしています。5年生の算数の学習で一番の山場となるとても大切な単元です。
 先週までは、その前の単元「ならした大きさを考えよう」という「平均」を求める学習をしてきました。今度は、込み具合を比べる学習です。体育館に30人いる場合と教室に30人いる場合では、教室の方が混み合っています。校庭に全校児童がいる場合と校庭に30人がいる場合では、全校児童がいる場合の方が混んでいます。では、体育館に30人いる場合と校庭に全校児童がいる場合とでは、どちらが混み合っているでしょうか? こういう場合に単位量あたりの人数で比較する必要が出てきます。
 今日は、人口密度について学習していました。(写真下)北海道と沖縄県、東京都では、それぞれの人口と面積が様々です。同じ面積(1平方キロメートル)あたりの人数を算出して比べるのが人口密度の考え方です。
 この後、「速さ」についても学習していきます。速さは、同じ単位量(時間)に進んだ距離で表されます。昨年度まで6年生で学習していた内容が、今年から5年生で学習することになりました。

11月17日(火)

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 今朝、東門の前を2年前に卒業した中学生が、ノートを片手に足早に学校に向かっていました。声をかけると、今日から試験が始まるとのことでした。
 小学校には「定期考査」はありませんが、単元ごとのワークテストやプリント類で学習の定着を確認しています。また、国語では漢字テスト、算数では計算テストのようなミニテストがつきものです。1年生でも、2学期から漢字を習い始めているので、漢字テストが時々行われています。
 今日の1校時、2組で行われていた漢字テストでは、「川」や「水」、「空」、「月」などの漢字が出題されていました。「きれいな□(かわ)の□(みず)。」や「□(そら)に□(つき)がでる。」というように、漢字だけではなく、文章の中に出てくる漢字を書く問題になっていました。(写真上)
 漢字を忘れてしまったら、また練習して覚えるしかありません。その繰り返しで、たくさんある漢字を誰もが覚えていくようになるのですから。昔からよく行われてきた漢字練習の方法がいくつかあります。しかし、「同じ漢字だけを何回も書かせるのはムダな練習」と言われてきました。漢字のノートに「川」をマス目に一列書き、次の列は「水」だけ書くというやり方です。私は、子どもの頃の宿題がそのような方法だったような記憶があります。鉛筆を持つ手が真っ黒になったものです。
 自身が教員になって心がけたのは、「文章で書かせて練習する」ということでした。「きれいな川の水」という文章を3回練習させます。そして、ドリルの裏のページ(平仮名だけで書かれた「きれいなかわのみず」)を見ながら、自分でテストしてみるという方法です。漢字は、お手本を見ながら書く練習も大切ですが、覚えたかどうかは何も見ないで書けるかを試すことが重要です。
 最近は、小学生用に楽しく取り組める漢字ドリルが発売されています。漢字練習に対して、いかに興味をもたせるかということも大切ですね。
 6年生の音楽の時間に、「サウンド・オブ・ミュージック」の映画の一部を鑑賞していました。1965年に公開されたジュリー・アンドリュース主演のミュージカル映画です。55年前の映像とは思えないほどきれいな作りの映画です。(写真中)
 「サウンド・オブ・ミュージック」は、もともとは1959年にブロードウェイで初演されたミュージカル作品でした。オーストリアのザルツブルクを舞台にしたこの物語では、「ドレミの歌」や「エーデルワイス」などの多くの名曲が歌われています。それらは、現在の小学校の音楽の授業に欠かせない曲になっています。3年生で「ドレミの歌」、4年生で「エーデルワイス」、そして6年生で「サウンド・オブ・ミュージック」をリコーダー演奏で練習していきます。まさに、名曲は時代を超えて愛され続けるということでしょうか。
 6年生の理科「土地のつくりと変化」の学習では、地層のでき方について学習を進めています。地層は、長い年月をかけてできるものですが、2通りのでき方があります。1つは、流れる水のはたらきでできる地層です。川から運ばれてきた土砂が海底に堆積して地層になるという場合です。もう一つは、火山のはたらきでできる地層です。火山灰や火山弾が堆積して地層ができる場合です。
 今日は、理科室で火山灰の観察をしていました。地学の学習では有名な「椀がけ法」というやり方で、簡単に火山灰に含まれている鉱物を取り出すことができます。まず用意するのは、赤玉土や鹿沼土といった園芸用土です。赤玉土は、関東ローム層を焼いて固めた土です。元々は、昔関東地方に降り積もった火山灰でできた土です。(関東地方のほとんどの表土は、この関東ローム層です。)鹿沼土は、その中でも特に栃木県の鹿沼地方にあるローム層で、赤城山の噴火で積もった火山灰からできています。
 それらの土を蒸発皿に少し入れ、水を加えながら親指の腹でこすっていきます。濁った上澄み液を捨てながら、水を加えて何回か繰り返すとザラザラとした粒状のものが残ります。それらを双眼実態顕微鏡で観察すると、たくさんの鉱物を見ることができます。長石や石英、黒雲母などを確認することができます。また、火山によってこれらの鉱物の成分が違うので、日本の各地の火山灰を集めて比較するのも楽しいものです。
 小学校ではそこまで詳しい内容は学習しませんが、顕微鏡をのぞいてキラキラ光る物体を見つけて、子ども達はとても楽しそうでした。(写真下)

11月16日(月)

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 3年生は、国語の時間に「すがたをかえる大豆」という説明文の学習をしています。内容は、大豆やその加工食品について書かれたもので、子ども達にとってとても身近な題材になっています。ただ、大豆の加工食品は見ただけでは原料が大豆とは分からないものが多いので、子ども達にとっては驚く内容もあります。また、自分の食生活や日本の食文化を見つめ直すことにもつながるので、食育という観点からも貴重な題材となっています。
 この説明文のつくりは、大豆をおいしく食べるための工夫を5つの例で説明している典型的な解説型の文章となっています。「初め」、「中」、「終わり」の全体の組み立てを読み取った後、「中」の段落が並列の関係にあることを読み取っていきます。
 ここまでは説明文の読み取りで、「読む」力をつける単元です。しかし、それに続けて「書く」内容も入ってきます。「食べ物のひみつを教えます」という単元が続き、自分自身が人に伝えたいと思う食べ物について調べてから、それを説明する文章を書くという学習です。
 まずは、大豆のように様々な料理や食材になっている食品について調べることから始めていきます。3年生は、光が丘図書館からそれらのヒントとなる本をたくさん借りてきました。米や麦などが、様々な食品の素になっている様子を本で知り、子ども達は興味をもって見入っていました。(写真上)米は、お菓子や日本酒の材料、あるいは米粉としてパンにも利用されています。また、麦はうどんやパン、ケーキ、ビールなどに利用されています。今後、調べた内容からどんな説明文に表すことができるでしょうか。
 5年生が各教室で、東京都の学力調査の問題に取り組んでいました。(写真中)毎年7月の初めに、都内の小学5年生に「学力向上を図るための調査」が一斉に実施されてきました。ところが、「今年は実施しない」という通知が、すでに春に示されました。その後、今度はテスト用紙が送られてきて、「学校ごとに2学期中に活用すること」と指示がありました。
 テストは、4年生までの学習内容が出題範囲となっていて、国・社・算・理の4教科があります。田柄小では、各クラスで12月中に取り組むようにしていきます。今年は、個人や学校全体の結果を提出することはしませんが、今後の指導や授業改善に役立てていく予定です。5年生は、来年度になると全国学力学習状況調査が控えています。こういう試験問題のやり方に、少しずつ慣れていく必要があります。
 3年生は、今日の算数の時間から「重さをはかって表そう」という学習に入りました。今まで「量と測定」の学習で習ってきたのは、長さと水のかさの単位についてです。長さの単位は、2年生(mm、cm、m)と3年生(km)で学習しました。水のかさの単位は、2年生(dl、l、ml)で習っています。重さの概念については、3年生で初めて学習することになります。
 授業では、最初に2つの物について「どちらが重いか」を考えさせました。とりあえずは、見た目で判断する方法と、手に持って比べる方法があります。子ども達は、「大きいもの=重いもの」や、「鉄でできているもの=重いもの」と考えやすいものです。また、2つの物を左右の手で持ったとしても、微妙な重さの違いとなると、どちらかを言い当てるのは難しくなります。
 そこで、てんびんを用意して、2つの物の重さ比べをすることにしました。30cmものさしの両側に紙コップをつるし、比べる物を入れて釣り合いを調べる方法です。鉛筆や消しゴム、定規、コンパスなど、身近にある物を取り出して、次々と調べていきました。(写真下)
 今後は、長さやかさの学習で普遍単位を習ったように、重さにも単位(g、kg)があることを習います。そして、さらに大切なのは、ある量がどの程度の重さであるのか、見当をつけられるようにすることです。長さやかさは見当をつけやすいですが、重さの概念を身につけるのは大人でもとても難しいことです。

11月14日(土)

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 気持ちのよい秋晴れのもと、1年生から3年生の体育発表会「田柄陸上」が開催されました。各回とも、たくさんの保護者の皆様にご参観いただき、ありがとうございました。このコロナ禍でも、子ども達が元気いっぱいに過ごしている様子をご覧いただけたのではないでしょうか。
 2校時は、1年生の発表でした。整列も準備運動も、この体育発表会の練習でずいぶん上手にできるようになりました。50m走は、自分のコースを守って真っすぐ走ることをめあてに練習してきました。スタート前に緊張していた子も、全力で走るうちにそんなことも忘れてがんばる姿が見られました。(写真上)リレーも、練習とは違った緊張感をもって臨んでいたようです。たくさんの家の人達にがんばりを見てもらえて大満足の様子でした。
 3校時は、2年生が行いました。練習の時から大接戦の折り返しリレーでしたが、今日はさらに気合が入ったすばらしい競い合いになっていました。2年生になると、自分のチームを盛り立てようと、友達同士の関わり合いが随所に見られるようになります。
 そして、4校時は3年生の発表でした。実行委員が前に出てきて司会やルール説明をするなど、子ども達の手で開催する発表会になっていました。短距離走は、昨年度の運動会よりも30m距離が伸び、さらにコーナーを走る部分もありました。力強さが増した気がします。また、リレーでは、どのチームもバトンパスがとても上手でした。練習の成果を感じました。3年生では、リングバトンを使用する場合が多いのですが、高学年と同じ棒バトンで挑戦していました。
 いつもの年の運動会とは違った取り組みではありましたが、練習によって子ども達が成長した様子を感じる体育発表会になりました。残念だったのは、学年ごとに保護者の参観を入れ替えなければならなかったことです。1年生から3年生までの発表を続けて見てもらえたら、子ども達の発達段階の違いを感じていただけたはずです。また、子ども達がお互いに他の学年の競技を見て学ぶことも重要です。来年は、全校児童と保護者が一堂に会した、いつもの運動会ができるようにと願っています。
 6年生の教室で「租税教室」がありました。練馬東税務署の方を特別ゲストに迎え、子ども達に税金の仕組みを分かりやすく教えていただきました。1校時から3校時まで、各クラスに1時間ずつ出前授業をしていただきました。
 子ども達は、品物を買った時に、消費税が10パーセントつくということは良く知っています。しかし、お店側の立場になると、その消費税分のお金はどうなるのだろうという疑問が生じてきます。そこで、「確定申告」についての説明がありました。
 また、学校や消防署、警察など、税金で運営されている施設がたくさんあることや、税金を公平に集めるための工夫について、ワークシートをもとにみんなで考えました。所得によって税率を変える仕組みについての基礎を子どもなりに考えていました。(写真中)
 5年生が、総合の学習で育ててきた稲の「脱穀ともみすり」の作業を行っていました。(写真下)5年生が学校の田んぼで育てた稲は、先月下旬から刈り取りを始め、しばらく廊下に干してありました。まず、脱穀は手作業です。稲穂から手で種もみを取り除いていきました。牛乳パックや定規、茶わんなどを使って行う方法もよく行われます。
 続いて「もみすり」ですが、田柄小では立派なすり鉢が5年生用に用意してあります。種もみを入れてソフトボールで強く押していくと、もみ殻と玄米に分けることができます。と言っても、結構大変な作業です。現在では全て機械で行われているわけで、昔の人の苦労を感じることができたようです。

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