「わくわく・どきどき」の学びを目指して

7月16日(木) その2

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 1年生の教室で、道具箱の整理整頓の指導が行われていました。道具箱は、ふたを開けて、机の中に両方が入れ物になるようにして入っています。片方は、その日の学習用具で、朝登校したらランドセルの中身をそちらに移します。もう片方は、ハサミやのり、算数ブロック、クーピーなどが入っています。授業中に何度も道具を出し入れすることもあり、道具箱の中が整っていないと、学習に乗り遅れてしまうきっかけになります。1年生の時から整理整頓がしっかりできるようにさせておきたいものです。
 先生がお手本として、道具箱の中身の置き方を一つずつ指導していましたが、一つ取り出すたびに床に物が落ちてしまう子もいて大変そうでした。(写真上)整理整頓は、物がすぐに取り出せるとともに、使いやすいかどうかということが重要です。学年が上がってくると、大切なプリントが道具箱の奥の方から出てくる(それも、家の人に渡す期限をだいぶ過ぎてから…)という子が見られるようになります。一概には言えませんが、整理整頓が苦手なほど忘れ物が多い傾向になります。
 昔、担任をしていた頃、机の中に配布したプリント類がいつもたまり、道具箱がパンパンになっていた子がいました。時々、その子の机の前方にあるすき間から、古いプリントがシュレッダーのように飛び出してくるほどでした。あまりにも学校からの大切なプリントが届かないので、週末の夕方、そっと家の人が教室に来るようになりました。机の中身を取り出し、プリントを持ち帰り、道具箱をきれいにして帰って行くようになりました。1週間に1回、きれいになる道具箱を見ても、その子は全く気がつかなかったようでした。
 2年生は、生活科の時間に「まちが大すき たんけんたい」という学習をしています。自分が知っている田柄の町の好きな場所について、友達に分かりやすく知らせようという学習です。2年生は、田柄小の学区内をどの程度知っているものなのでしょうか? 自分の家から学校までの通学路、遊びに行く友達の家、公園、よく行くお店や通っていた保育園や幼稚園など…。一方で、知らない場所はその何倍もあるはずです。
 今日の授業では、一人ずつ前に出て、カードに書いたことを発表していました。(写真下)スイミングや学童、児童館、コンビニやスーパーなど、どんなものがあり、どんな場所かを発表していました。2学期の生活科の時間には、いくつかの方面に分かれて町探検に行く予定です。生活科の学習を通じて、田柄の町が大好きな子ども達になってほしいものです。

7月16日(木) その1

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 今朝は、校庭で「委員会発表集会」がありました。各委員会の委員長が前に出て、委員会の仕事の紹介や全校へのお願い事項を伝えていました。1学期は、児童集会や体育朝会、音楽朝会を実施しないことにしています。今回の委員会紹介は、全員がその場で話を聞くだけであることと、委員会が始まったこの時期に行う意義のあるものなので実施することにしました。
 どの委員会の委員長も、話し方や話の内容、そして発表の態度がすばらしく、全校のお手本となる姿でした。2学期は、毎週木曜日の朝、様々な子ども達の集会や体育・音楽朝会ができるようにと願っています。
 図工の話題を3つお伝えします。まず、1年生は図工の時間に、「チョッキン パ でかざろう」という作品に取り組んでいました。折り紙を1/4に折ってから、ハサミで切り込みを入れて開くと、素敵な模様が出来上がります。できた模様をクラスのみんなでつなげると、すばらしい飾りの完成です。折り紙を開いた時にどんな模様が広がるかを想像し、ワクワクしながらハサミを入れていたようです。(写真上)
 ハサミは、幼稚園や保育園でもよく使っていた道具です。折り紙を重ねて切るので、しっかり力を入れて切る必要があります。また、細かな切れ込みを入れるなど、自分の思った方向にハサミを動かすことも大切な勉強になります。図工の学習では、こういう経験がとても重要です。
 3年生は、図工の時間に「光と色のファンタジー」という作品に挑戦しています。ボール紙を一定の太さで切り、接着剤でトーレシングペーパーに自分がデザインした形になるように付けていきます。反対側は、カラーセロハン紙を切って貼り付けます。トレーシングペーパー側が手前になるように窓ガラスにかざすと、光を通して素敵なステンドグラスのような作品が出来上がります。(写真中)
 完成した後は、作品の良さが十分味わえるように、できたら東側〜南側の窓に展示できればと思います。日差しが強く蒸し暑くなるこの時期、幻想的な美しさを通じて、心地よい涼しさを演出してくれることでしょう。
 6年生は、「12年後の私」という題名で、フィギュア芯材と紙粘土を使って未来の自分の姿を想像して作っています。まず、作りたいポーズに合わせて、芯材を自由に曲げていきます。(写真下)次に、絵の具を混ぜ込んだ紙粘土を芯材に取り付け、人間の体に仕上げていきます。
 机や椅子など、人物とセットで必要なものも手作りしていく予定です。スポーツをしているポーズもあれば、様々な仕事をしている場面を表現している作品もあります。6年生にとっての12年後は、24歳です。どんな社会人として活躍しているでしょうか。作品が完成し、全員の未来の姿が一斉に展示されるのを楽しみにしていたいと思います。

7月15日(水)

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 今日は、火災を想定した避難訓練が予定されていました。1校時後半に行う予定でしたが、実施直前になって霧雨が降り始めたため、来週に延期することにしました。
 先月の避難訓練は、教室で放送を聞き、地震の対応(机の下に身をかくす)を行って終了にしました。今月から避難訓練は、いつも通りに校庭に避難するところまで実施します。密を避けることも大切ですが、非常時に命を守ることの方が優先度が高いと判断しました。
 1年生の教室では、火災の場合の訓練があることが先生から伝えられ、防災頭巾をすばやく身につけられるように練習をしていました。入学してから、防災頭巾を取り出すのは初めてだったようです。銀色にピカピカ光る防災頭巾をかぶると、みんなとてもうれしそうにしていました。(写真上)
 給食の時間に、1年生の教室を回ってみました。今日の献立にししゃもが出ていたので、「どうかな〜」と思って様子を見に行きました。(どうかなというのは、ししゃもをちゃんと食べているかどうかということです。)給食が始まって、ちょうど1か月が経ちます。毎日よく食べていた給食でしたが、やはりししゃもがお皿の上にきれいに残っていた子がたくさん見られました。器用に頭と骨を分けながら食べていた子もいました。
 「家で食べたことない」と言っていた子が多かったので、クラス全員に聞いてみました。やはり、6〜7割の子が家ではししゃもを食べたことがないようでした。給食のニュースにもあるように、成長期の子ども達にとって、カルシウムは必要不可欠な栄養素です。また、いろいろな食材に興味をもたせることも、毎日の食事の役割と言えます。
 6年生は、国語の時間に「私と本」という学習をしています。自身の読書の仕方について振り返り、本とのかかわりについて考えさせる学習単元です。今日は、そのまとめとして、子ども達がブックトークを行っていました。(写真中)
 6年生ともなると、自分の好きな本のジャンルはだいたい決まってくるものです。物語やファンタジー、ノンフィクションの本が好きという子もいれば、エッセイ集のような本が好きという子もいるのではないでしょうか。ブックトークでは、自分の好きな本を手にみんなの前に出て、本の内容や感想を伝えていきます。友達が読んでおもしろかったという本は、自然に手にしたくなるものです。今後もぜひ読書に親しみ、多くの種類の本に目を向けてほしいと思います。
 6年生は、家庭科の時間にエプロンの製作に取りかかり始めました。型紙がプリントされた布教材は、以前子ども達にカタログが配布されていました。何種類もある中から、自分の気に入ったデザインのエプロンを注文し、学校に届いていました。今日は、外側の線に沿って布を裁断したり、ミシンを使って縫う作業をしました。
 エプロンのデザインは、年々いろいろなものが見られて楽しいものです。東京オリンピックのエンブレムが入ったものからカップラーメンのキャラクターがデザインされたもの、さらには「自分を超えろ」という文字が大きく書かれたものまでありました。(写真下)
 今年は給食着の代わりにエプロンを着用させているので、2学期からは自分で製作したエプロンを着けて給食当番ができそうです。

7月14日(火) その2

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 5校時に、2年1組で足育の授業がありました。昨年度より田柄小学校は、練馬区教育課題研究指定校として、体育の授業研究に取り組んできています。今年度は、昨年度の研究成果を基に、保健と足育の分野も取り入れて授業研究を進めていきます。
 「足育」とは聞きなれない言葉ですが、「足についての正しい知識を得て、正しい靴の選び方や履き方などを知ることで、いつまでもトラブルのない足を育てる」ということです。
 今日の2年生の授業では、まずいろいろな動物の足の形から、人間の足の構造との違いを考えさせました。次に、足指体操をしました。つま先やかかとだけで足踏みをしたり、足指ジャンケンをしたりしました。靴と靴下をぬぎ、素足を机の上に出して行う学習は、開放感もあって子ども達は大喜びでした。(写真上)
 足育の授業は、他の学年もそれぞれの発達段階に応じた内容で指導をしていきます。足育を通じて、子ども達が自分の足の健康について少しでも興味をもっていけるように指導していきます。
 1年生が中庭に出て、アサガオの花を使った色水遊びをしていました。ペットボトルに水と今日咲いた花びらを入れてよく振ります。たちまちぶどうジュースやブルーベリージュースの出来上がりです。(写真中)
 アサガオの花びらは、色水遊びに最適です。自分も1年生の頃、子ども用の科学雑誌の付録にあった色水セット(小さなすり鉢と筆がついてきました。)を使って、家に咲いていた花びらを集めて遊んだのを思い出しました。
 アサガオの花から採った汁は、酸性とアルカリ性を調べるリトマス紙の代わりにもなります。アサガオの花の汁に酢やレモン汁などをたらすと、色が様々に変化します。6年生の理科で学習する「水溶液の性質」の発展学習としても最適です。
 理科室では、6年生が葉の気孔細胞の観察を行っていました。葉の裏側の薄皮をはがし、顕微鏡で観察すると、たくさんの気孔細胞を見ることができます。ツユクサの葉は、この薄皮が簡単に取れるのでとても重宝します。
 顕微鏡をのぞきながら、気孔細胞が見えるたびに子ども達は「うわぁ〜」と声を上げていました。人が汗をかくように、植物にも水分を蒸散させる仕組みがちゃんとあることを知ってびっくりしていたようです。(写真下)

7月14日(火) その1

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 6年1組で、保健の授業を行っていました。6年生は、「病気の予防」について保健の時間に学習することになっています。なぜ病気になるのかということや、どうしたら病気を防ぐことができるのかということについて学習を進めていきます。今日は、「病気の起こり方」の学習をしました。(写真上)
 一言で「病気」と言っても、いろいろな病気があります。風邪やインフルエンザ、心臓病やがん、虫歯も病気です。それらの病気にかかってしまう原因を考えると、病原体が身体に入ってくることだけでなく、環境や生活の仕方、体の抵抗力などが関わり合って病気になることが分かります。(同じようにインフルエンザのウイルスが体内に入ってきても、体に抵抗力があれば病気にはなりません。)
 逆に考えるならば、病気にならないための生活の仕方や環境を維持する努力をしなければならないということです。子ども達から、いくつかの意見が出されました。「マスクをしてウイルスが入らないように防ぐ」、「3密にならないようにする」…さすがに、現在のコロナ禍における模範回答が出されました。「遅くまで起きていない。」、「食べ物の好き嫌いをしない。」…さすがは6年生、不摂生は病気のもとということが良く分かっています。大人だと、さらに「飲みすぎない。」、「タバコを吸わない。」、「ストレスをため込まない。」ということが加わるでしょうか。
 1年生の算数の時間が、いよいよ算数らしくなってきました。この1か月半、数を数えたり数の分解をしたりしてきました。今週から「たし算」の学習をしています。お話の内容から、「ある数とある数を合わせること」を「たし算」と言い表すことを学びました。そして、「+」や「=」の記号を使って式に表す方法を学習しています。「算数らしくなってきた」というのは、ノートに式や答えを書く学習になってきたということです。(写真中)
 家庭科室では、5年生がフェルトを使った小物づくりに挑戦していました。先月から家庭科の学習が始まり、玉結びや玉止め、いろいろな縫い方の練習をしてきました。それらの技能を使い、実際にフェルトを縫い付けることで小物の製作に取りかかりました。
 2枚のフェルトを縫い付ける時は、フェルトの端の部分を巻き込むようにして縫う「かがり縫い」をしていきます。ティッシュケースやマスコットを作っている子が多く、どの子も真剣な表情で製作していました。(写真下)

7月14日の給食

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献立名           麦ご飯
              じゃがいものカレー煮
              キャベツの旨味炒め
              牛乳


一口メモ

 今日は、じゃがいものカレー風味の煮物、「じゃがいものカレー煮」の献立です。
 じゃがいもと言えば、給食でもよく登場する熱や力のもとになる食品です。その他にも、体の調子を整えるビタミンCや、お腹の中を掃除する食物繊維も多く含まれています。
 じゃがいもは、南アメリカのアンデス山脈が原産地です。今から400年ほど前に、インドネシアのジャワ島から日本にやって来ました。「ジャガタラ」という場所から来たので、初めは「ジャガタライモ」と呼ばれていたのが、いつの間にか「じゃがいも」に変わったそうです。
 今日ののじゃがいもは、日本に初めてじゃがいもが伝えられた長崎県のものを使っています。

7月13日(月) その2

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 先週から、クラスごとに計測と視力検査を実施しています。先週は6年生から始まり、数名ずつ保健室に来て身長と体重の計測と視力検査をしました。今日は、いよいよその最後となる1年生の日でした。1年生にとっては、今年度初めての計測と検査です。保健室に入ったのも初めてという子が多くいました。
 計測は、通常の年であれば年間3回実施しています。4月、9月、1月と、毎学期の最初に行い、身長と体重の変化を見ることができました。しかし今年は、ようやく行うことができたのがこの7月です。今後は、2学期の終わりか3学期にもう一回行うこととし、年間2回の計測とします。
 視力検査は、離れた位置から視力測定器を使って測定します。普段であれば、黒いしゃもじのようなもので片目を隠して行いますが、今年は道具を使わせることができず、自分の手で片目をふさぐ原始的な方法で行いました。(写真上)
 「C」のすき間が空いている方向が合っていれば、見えているということです。視力は、子どもの時から大切にしたいものです。長い休業中に、ゲームの時間が多くなった子ども達は、視力が低下していないでしょうか。学校では、4段階に分けて視力を測定しています。A…「1.0が見える」、B…「0.7が見える」、C…「0.3が見える」、D…「0.3が見えない」の4段階です。
 4年生は、理科の時間に「星の明るさや色」の学習をしています。「星には、明るさや色に違いがあるだろうか。」ということを中心に、夏の大三角形を基に学習していきます。
 今日は、星座早見盤の使い方について学習をしていました。(写真下)しかし、教室でいくら学習しても、実際の星を観測しなければ意味がありません。宿題として、「今日の夜空の星を観測してきましょう。」と言いたいところですが、しばらくは難しそうです。今週もずっと雨マークが並んでいます。次に東京で星を見ることができるのは、いったいいつになるのでしょうか。

7月13日(月) その1

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 全校朝会は、校庭で行いました。コンビニのレジ袋を手にしながら、今月1日から始まった「レジ袋の有料化」についての話をしました。
・・・(前段は省略します)これは、全国で毎日大量に使われているプラスチック製のレジ袋を減らすための取り組みです。今までただでもらえていたものにお金がかかるとなれば、なるべく代わりの入れ物をいつも用意しようという気持ちになります。レジ袋を減らすことでゴミが少なくなります。しかし、それだけの理由でレジ袋の有料化が行われたのではありません。もっと深刻な理由がありました。
 紙袋とレジ袋で説明します。紙袋の原料の「紙」は、木(植物)からできています。ですから、紙袋が捨てられていても、やがては分解されて土に返っていきます。一方のレジ袋は、プラスチックでできています。プラスチックは、石油をもとに工場で作られた新しい物質です。プラスチックが捨てられた場合は、長い年月で細かくはなっていくものの、プラスチックとしての成分は変わらずにずっと残ったままになります。実は、それが地球上での大問題となり、世界中の国々でレジ袋の使用を禁止するようになったのです。
 何年か前に、ウミガメやクジラの胃袋から大量のレジ袋が発見されたというニュースがありました。海に漂っていたレジ袋を誤って飲み込んでしまい、それが原因で死んでしまったそうです。また、小さな魚の体の中からもプラスチックが見つかっています。世界中の海に流れ着いたレジ袋が、長い月日でマイクロプラスチックと呼ばれる目に見えないほどの細かいプラスチック片になっていきます。それが魚の胃袋に入り、さらにその魚を食べた大きな魚の体の中にもマイクロプラスチックが入っていきます。人間も魚を獲って食べますから、私達の食生活にも影響するのではないかと心配されています。
 プラスチックは、人間が考えたとても便利な物質です。レジ袋だけでなく、いろいろなところにプラスチックが使われています。レジ袋の使用を減らすだけでなく、ゴミの分別をしっかり行うことも大切です。東京都では、ペットボトルは専用のゴミ入れに捨てるように決められています。学校では、プラスチック製のゴミは「ブラごみ」として分けて捨てるようにしています。給食で出るストローやストローの袋はきちんと集めて捨てるようにします。遠足でお弁当やおやつを食べた時に、小さなビニールを落としただけでも先生達は厳しく注意をします。少しのゴミでも落とさないようにすること、そして自分が出したゴミはきちんと持ち帰って分別して捨てることを、子どもの時から自然にできるようにしていかなければなりません。みなさんが大人になった時の地球環境のために、一人一人が心がけていくことが重要です。・・・
 自分のかばんの中には、いつもレジ袋を入れるようにしています。しかし、今回の取り組みで日本からレジ袋の使用が減ったとしても、プラスチックごみ全体から見たらほんの数パーセントの削減にしかならないということを知っておく必要もあります。フロンガスの使用を禁止してオゾン層への影響を阻止したように、マイクロプラスチックによる環境破壊への影響は間に合うのでしょうか。
 今日は、教育アドバイザー訪問がありました。新規採用の先生に対して授業を見て助言・指導をしていただきました。2校時は、2年生の算数の授業を、そして3校時は3年生の理科の授業を見ていただきました。
 2年生の算数は、100より大きな数を数える学習でした。10のまとまりを意識して、正確に数えようとがんばっていました。(写真上)
 3年生の理科の授業では、ゴムの伸び縮みの力を使って車を動かす実験を行いました。子ども達が自分の家から様々なゴムを用意してきて、遠くまで車を動かそうと夢中になって実験をしていました。(写真下)

7月11日(土)

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 1年生の道徳の授業で、「きんのおの」の学習がありました。・・・木こりが木を切っている時に、自分の斧を湖に落としてしまいました。湖の中から神様が現れ、金や銀の斧を見せられても自分の斧ではないと言い、鉄の斧を見せられると「私の斧です。」と正直に答えました。その話を聞いた仲間の木こりは、わざと斧を湖に落とし、神様が差し出した金の斧を見て自分の斧であるとうそをつきます。神様は、斧を持ったまま湖の中に姿を消しました。・・・「金の斧、銀の斧」という題名で有名なお話です。
 道徳の授業では、たいてい実際の生活とは違った模範解答を答える子が多いものです。このお話で「自分が木こりだったら…」と問われると、ほとんどの子は「正直に言う」と答えるでしょう。しかし、普段の生活の中では、うそをついてしまったり、ごまかしてしまったりすることは誰にでもあることです。そして、そうした時の後味の悪さも、誰もが経験した覚えがあるものです。
 正直に話をするとどんな気持ちになるのかということを、先生が子ども達に聞いてみると、「すっきりする。」「うれしい。」「気持ちがいい。」「ほっとする。」という言葉が出てきました。逆に、うそをついてしまった時の気持ちも、自分の経験から子ども達はよく分かっています。「だから、いつもうそをつかずに生活をしたいね。」となります。
 授業の最初に、「どうしてうそをついてはいけないのでしょう?」と聞くと、「家の人に叱られるから。」とか、「バチが当たるから。」と子ども達は答えていました。確かに、小さい時からそうやって教えられてきたのでしょう。…それだけで、1年生は正直だなと思います。
 3年生の理科の授業では、ゴムの力に続いて「風の力」の学習をしています。ゴムの力で使っていた実験セットの車に、今度は帆を取り付けて風の力で動く仕組みにしました。最初は、廊下に出て、下敷きであおいで風を送りながら調べてみました。遠くまで車が動くのは、たくさん風を送った時であることが分かりました。次に送風機を使い、強い風と弱い風の場合とで、動く距離の違いを調べる実験をしました。それぞれの違いを正確に実験しようと、真剣に取り組む様子が見られました。(写真中)3年生の子ども達は、理科の勉強は楽しいなと感じることができたはずです。
 4年生は、先週まで学習していた「とじこめた空気」の学習に続いて、「とじこめた水」の実験をしていました。水は、空気のように押し縮めることができません。「水をとじこめて力を加えても体積は変わらない」ということが分かりました。
 その性質を利用して、今までの実験セットを使うと、水鉄砲で遊ぶことができます。校庭に出て、みんなで思いっきり水鉄砲を楽しみました。(写真下)濡れることを覚悟の上か、全員体操着に着替えて実験をしていました。4年生の子ども達は、理科の勉強は楽しいなと感じることができたはずです。

7月10日(金)

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 1年生の教室で席替えがありました。先月から学校が再開し、クラスの全員がそろって学習が始まってから、約1か月が過ぎました。1学期の後半に向け、気持ちを切り替える意図があっての席替えです。また、1年生にとっては初めての席替えでもありました。
 最初に先生が黒板に向かい、新しい座席順で一人ずつの名前を書いていきました。机と椅子は、一年間同じものを各自が使用することになるので、座席ごと全てを移動させなければなりません。一斉に移動が始まり、教室中の机と椅子があちこちに動き出しました。後ろから前に動く子もいれば、廊下側から窓側に移動する子もいます。新しい座席に向かいながら、どんな友達との出会えるのかなとわくわくしながら机を動かしていたようです。(写真上)
 低学年のうちは、「席替えは担任の先生が決めるもの」というのが定石のようです。学年が上がるにつれて、様々な席替えの方法が出てきます。子ども達にとって、一番納得する方法が「くじ引き」かもしれません。いずれにせよ、新しい座席に替わったことで気分を一新し、学習にしっかり取り組めることが何よりも大切です。
 今日から、6年生の卒業アルバム用写真の撮影が始まりました。「もう卒業アルバム?」と思われるかもしれません。確かに、いつもの年であれば、10月頃から撮影が始まります。今年は、学校が再開されているうちに写真を撮っておこうという理由で、どこの学校も今頃からアルバム用写真の撮影が始まっているそうです。
 今日は、まず個人写真を会議室で撮りました。機材を持ち込み、会議室が写真スタジオのようになりました。一人ずつ笑顔を向けてシャッターが次々と切られていきました。今の子ども達は、写真を撮られることに慣れているせいか、自然な笑顔を見せることがとても上手だなと思いました。
 子ども達の写真撮影の前に、校長室で私の顔写真も撮ってもらいました。きっと引きつったような笑顔か、不自然な笑顔になっているのではないかと思います。
 給食の時間には、6年生の各クラスで食事風景を撮ってもらいました。現在は全員が前を向き、グループにならずに食べています。事前に写真屋さんと相談し、むしろ「こういう年だった」と後から思い出せるので、そのままの座り方で写真を撮ることにしました。(写真中)
 5校時は、中庭に全員が集まって、学年集合写真を撮影しました。来週は、クラス写真を撮ってもらう予定です。すでにお伝えしてあるように、今年度の移動教室が中止になりました。卒業アルバムで、毎年3ページも使って写真を載せていた行事がなくなったため、その分いろいろな場面を撮っておいてもらう予定です。2学期以降も、様々な行事が行えることを願っていますが…。
 今週から、休み時間にバスケットコートをフラフープの遊びの場として開放しています。学年ごとに使用できる日を決め、運動委員会の児童がフラフープを用意することになっています。今まで休み時間に、竹馬や一輪車の貸し出しをしていました。(今年もよく利用している子がいます。)
 昨年度から田柄小は、練馬区の体育の研究指定校になっています。日常的に運動に親しむ子をめざし、学校の運動スペースや遊び道具を積極的に使わせるためにフラフープの活用を考えました。フラフープで遊んでみようという子はまだ少ないようですが、フラフープでいろいろな運動ができることを子ども達に知らせ、たくさんの子に親しんでもらいたいと思います。
 今日は、6年生の先生がフラフープの技を子ども達に見せていました。3本まとめて回していました。(その前は、4本まとめて回していました!)子ども達はもちろんびっくりしていましたが、道路を歩いていた人も思わす立ち止まるほど感心されていました。(写真下)

7月9日(木)

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 今日は、2年生が吉田さんの畑に行って枝豆の収穫体験を行う日でした。あいにくの雨のため、収穫していただいた枝豆のさや取りの作業を学校で行うことになりました。
 雨の中、朝から畑で全校分の枝豆を収穫して、車で学校まで届けていただきました。まず、各教室で吉田さんのお話を聞きました。枝豆の種は、3月25日にビニールハウス内でまいたそうです。その後、4月中旬に畑に植え付けをして、今朝収穫したと話されていました。枝豆のようなマメ科の野菜は、根に根粒菌がつくことによっておいしい実ができるそうです。根粒菌がついたところは、根に丸いこぶのような塊がついているのでよくわかります。実際に根についた根粒菌を書画カメラで拡大して見せていただきました。(写真上)種まきした土には根粒菌が含まれていなかったので、種に根粒菌をまぶしてからまいたそうです。話を聞くことで、農家の苦労がよく伝わってきました。
 今日収穫した枝豆は、「湯上がり娘」という品種名がつけられています。調べてみると、枝豆の数ある品種の中でも特に有名なものであることが分かりました。「香りがよく、甘みが強いのが特徴で、茶豆のような香りが食欲を一層そそります。ふっくらとした食感で、ついつい何粒でも食べたくなるほどの旨さです。甘くて柔らかく、茹でている匂いがさらに一層食欲をそそります。」・・・まさにその通りで、午前中ずっと良い香りが給食室から漂ってきていました。そして、給食の時間に各教室を回ってみると、枝豆を食べている子ども達の手が止まらないといった様子でした。
 1年生は、生活科の時間に「なつとともだち なつのくうきをかんじよう」という学習をしています。夏の暑い日差しを感じたり、梅雨の時期に雨の日が多いことを体感させたりする中から、夏の自然現象や生き物に関心をもたせていきます。ですから、低学年の生活科では、今日のような雨降りの日も大切な学びの場となります。
 中庭から校庭を回って「雨の日のお散歩」をするだけで、子ども達は様々な発見をしていました。中庭では、ちいさなカマキリやクロアゲハ、ダンゴムシを見つけていました。カマキリは、卵からかえってまだ1か月ほどなのか、とっても小さな体でありながら、ちゃんとカマキリならではの「構え」をしていました。
 田柄小の子ども達は、雨の日に長靴をはいてくる子の割合が多いです。学校の門をくぐると、校庭以外は土の部分がありませんが、結構水たまりがたくさんできます。わざわざ水たまりに入っていくのが子どもの習性ですが、長靴をはいていれば安心です。水たまりを歩くことで、また新たな発見をしているのでしょう。(写真中)
 吉田さんの畑に出かける学年は、年間を通じてたくさんあります。畑に入る時は長靴が必要なので、田柄小に通う子ども達にとっての必需品とも言えます。
 6年生の音楽の時間に、リコーダーの指導が行われていました。曲は、「マルセリーノの歌」です。スペイン映画「汚れなき悪戯」に出てくる曲で、当時日本語の歌詞をつけて大ヒットした曲でもあります。(私が生まれる以前の話ですが…)
 確かに、一度聴いたら忘れられないメロディーです。それも、リコーダーの澄んだ音色にぴったりの曲なのですが・・・リコーダーは指使いのみの練習で、今は吹くことができません。音が出せない状況ではありますが、みんな真剣に練習をしていました。(写真下)

7月8日(水)

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 3年生は、国語の時間に「気もちをこめて『来てください』」という学習をしています。手紙を書く学習内容で、相手や目的を意識して、伝えたいことを明確にして手紙を書くことをねらいとしています。また、敬体と常態との違いに注意して、ていねいな言葉を使った手紙文の書き方を学びます。
 今回、郵便局からのご厚意で、官製はがきと手紙の書き方のテキストを全員分いただくことができたので、それを使って指導を行いました。送り先の郵便番号や住所、氏名等は、あらかじめ学年だよりで伝えてあったので、家の人に聞いてきていました。おしじいちゃんおばあちゃんや、親戚の方々に宛てて手紙を書いていた子が多かったようです。
 教科書では、「運動会や学習発表会など、見に来てほしい行事のことを考えて手紙にしよう」と書かれています。しかし、こういう状況を考慮して、学校で今がんばっていることなどについてお知らせをする内容で指導していたようです。今日は、本番の官製はがきに清書する時間でした。どの子も緊張の面持ちで鉛筆を握っていました。(写真上)
 ところで、現在はがきの料金は63円です。年賀状を出したことがあるという子は多いようですが、はがきの値段は知らなかったようです。はがきの料金については、意外に大人でも知らない人が多いです。(昨年の10月に、消費税の増税とともに62円から63円になりました。)ちなみに封書は、82円から84円になっています。
 6年生は、算数の時間に「分数のわり算を考えよう」という学習をしています。1年生の算数から、学年が上がるにつれて「+、−、×、÷」の四則計算を習ってきました。さらに、小数や分数を習うと、整数と同じようにそれぞれの四則計算も学習してきました。そして、その最後になるのが、「分数÷分数」の計算です。
 分数を分数で割るということは、日常的にあまりないことです。「5/8÷2/3」の式になる問題を考えられるでしょうか? 教科書に出てくるとしたら、「2/3平方メートルの壁を塗るのに、5/8リットルのペンキを使いました。1平方メートルを塗るには、何リットルのペンキが必要ですか?」というような問題になります。普通、小数で表すものを無理やり分数で表しているので、あまり現実的ではない問題になってしまいます。もうここまでくると、「小学校の算数の時間は、りんごの絵が出てくるような具体物の問題が標準」というしばりはなくても良いのではないかと思います。
 実際、6年生の教室の黒板を見ると、ぎっしりと数式のみが並んでいます。(写真中)6年生の算数が、中学校の数学に近づいてきました。
 2年生の教室では、音楽の授業が行われていました。「音楽に合わせて」という単元で、「小さなはたけ」の曲に合わせた身振りを工夫する学習です。「♪ちいさな畑をたがやして ちいさな種をまきました ぐんぐん育って春が来て ちいさな花が咲きました ポッ」…という1番の歌詞から始まり、2番、3番…と続きます。CDで音楽を流しながら、子ども達が前に出て順に発表していました。どの子もみんな楽しそうに振りをつけていました。(写真下)
 今はまだ、音楽の時間に歌うことは自粛中です。でも、・・・自然に歌が出てしまいます。

7月7日(火)

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 1年生は、国語の時間に「くちばし」という説明文の学習をしています。小学校の国語の授業で、物語文とともに毎学期必ず学習する教材として、「説明文」があります。この「くちばし」は、小学校で最初に習う説明文です。鳥のくちばしについて、問答形式で分かりやすく説明している文章なので、クイズに答えているような楽しい気持ちで読み進めることができます。
 「これは、なんのくちばしでしょう。」という文と絵による問いかけがあり、ページをめくると「これは、○○のくちばしです。」と答えが書かれています。さらに、そのくちばしの様子を詳しく説明する文章が書かれているという構成になっています。鳥は、きつつきとおうむ、はちどりが出てきます。それぞれのくちばしに特徴があり、子ども達にとって興味がもちやすい鳥が選ばれています。
 今日の授業では、先生がプリントを用意し、教科書の本文を見ながら書き込むようになっていました。先生が説明してからプリントに書き込む作業が始まりました。机上には、教科書とプリントと筆箱が用意してあり、1年生の子ども達にとっては、もうそれだけで机からはみ出してしまいそうです。(写真上)実はこの力…「それぞれの学習用具をどのように置いて勉強するか」ということは、この先6年間の学びを大きく左右することに通じる力なのです。
 様々な教科の学習をしていると、教科書を出したりドリルを用意したり、ハサミやのりを使ったりと、次々と学習用具を机の上に準備して授業が進められていきます。そのたびに、道具箱の中から「あれがない、見当たらない…」とやっていては、学習に遅れが生じてしまいます。また、机上が整理できない子の中には、ドリルや教科書の段差がある上にノートを置いて書くのが平気な子がいます。でこぼこの状態で書いても、きれいな文字が書けるはずがありません。整理整頓の力は、学習理解にじわじわと影響してくるものです。
 3年生は、算数の時間に「暗算」の学習をしています。数の構成に着目して、暗算の仕方を考えることを目標とした単元です。2位数どうしのたし算やひき算の暗算を考えていました。「暗算ができなくても、筆算ができればいいんじゃないの…」と思うかもしれませんが、暗算でどのように計算をするかということは、算数的な考え方を深めるとともに、算数を学ぶ面白さにもつながります。
 「44+29」は、どのように計算して73という答えを出しますか? 十の位と一の位どおしをたして、60+13=73という考え方がまずあります。29を20と9に分け、44+20=64、64+9=73とする考え方。29があと1で30になることから、44を43と1に分け、43+30=73とする考え方。あるいは、29を30と見て、44+30=74、74−1=73とする考え方もあります。まだ他にもいろいろな考え方で暗算ができますが、自分なりに暗算ができるということと、いろいろな考え方ができるということが大切です。(写真中)
 黒板には、算数の合言葉として、「『は』やく、『か』んたんに、『せ』いかくに、『どん』なときでも。」と書かれたカードが掲示してありました。(頭文字をとって、『はかせどん』としていました。)算数で学習する内容の全てに共通するのは、まさにこれらの目的のためと言えます。日常の生活に算数が生きるためには、素早く簡単に計算ができなければなりません。そして、正確な答えでなければならず、どういう場合でも使える計算であるということが重要です。
 4年生は、理科の学習としてツルレイシ(ゴーヤ)を育てています。5月の休業中にあおぞら農園に植えた苗が、みるみる大きく育ってきました。畑に行って全員で観察を行っていました。(写真下)
 ツルレイシは、がっしりと組んである支柱のてっぺんまでつるが伸び、すでにたくさんの黄色い花が咲き始めていました。まだ実はできていませんが、きっと夏休みに入った頃にはたくさんの実がぶら下がっていることでしょう。
 観察しながら、「ゴーヤは苦いから嫌い。」と言っている子がいました。確かに、子どもが好んで食べる野菜ではありません。大人になると、「あの苦みがおいしいのに…」と思うようになるのでしょう。
 夏野菜と言えば、昨日と今日の給食に、「冬瓜(とうがん)」が使われていました。スイカを少し縦長にしたような大きな冬瓜が畑にごろごろと実ってくる時期です。いろいろな煮物やみそ汁の具としておいしいのですが、たぶん冬瓜も家庭ではあまり買うことのない野菜なのかもしれません。

7月6日(月)

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 今日の全校朝会は、雨のために放送で行うことにしました。放送室にあいさつ当番の6年生の子ども達がやってきて、全校にあいさつを呼びかけました。放送室にいても北校舎から元気のよいあいさつの声が返ってくるのが分かりました。
 今日は、「家庭学習強化週間」についての話をしました。今日から12日(日)までの一週間を「家庭学習強化週間」として位置付けて、宿題等に取り組むことになっています。「学年×10分」の目安の時間を提示していますが、宿題以外の学習にどう取り組んでよいのか迷う子が多いはずです。そこで、具体例を基に学習内容のヒントを伝える話をしました。
・・・まず、読書です。先週までの2週間は読書旬間でした。引き続き読書を行うのも大切な学習です。さらに学習を深めたい人は、声に出して読書をしてみてください。音読をするということです。読書は普通、目で読む黙読ですが、声に出して読むことでまた違った力を身につけることができます。次に、教科書の文章をノートに書き写す視写(文章を見て、その通りに書き写すこと)もお勧めの学習です。「勉強することがない」という子は、とりあえず視写をしてみましょう。国語の教科書を開いて、点や丸、漢字などに気をつけながら、ノートにていねいに書き写していくのです。国語の教科書だけでなく、算数や理科、社会の教科書の視写でも良いです。
 次に、漢字ドリルや計算ドリルの初めの方に戻って、もう一度行う学習です。一度行ったことを再び学習することを「復習」と言います。一学期の最初の学習を振り返り、もう一度行う復習は、とても大切な学習です。「復習」に対して、「予習」という言葉があります。まだ学校で習っていない学習を自分で先に勉強するのが「予習」です。自分はがんばれるぞという子は、ぜひ「予習」にチャレンジしてみましょう。国語の教科書のまだ学習していないところを音読しても良いし、新しい漢字の書き順を調べたり、言葉の意味調べをしたりしても良いでしょう。今度習う算数の問題を教科書の説明を見ながら解いてみるのも良いですね。
 3年生以上の子は、理科や社会科の学習があります。生き物や歴史上の人物、都道府県に関することなど、自分で興味をもったことを調べることもすばらしい学習になります。しかも、自分で調べたいことを自由に選んで学ぶことができるのですから、これほど楽しい学習はありません。ただし、本で調べた、インターネットで調べたで終わるのではなく、調べて分かったことをノートに書いてまとめることが欠かせません。
 その他にも、5,6年生は外国語の学習で、英語を書いたり読んだりする学習があります。家庭科の裁縫を家でやってみるのも良いでしょう。こうして考えてみると、宿題以外に自分で学習することはたくさん見つかります。家庭学習強化週間を通じて、自分から進んで学習する姿勢を身につけていきましょう。・・・
 ぜひ、各ご家庭で、どんな学習に取り組めたかを確認してあげてください。
 6年生の教室で、国語の時間にグループ討論のような形式の授業が行われていました。「密」になる話し合い活動は自粛しているところですが、ソーシャルディスタンスを考えた、十分に距離をおいた話し合い活動になっていました。(写真上)討論の内容は、「テレビ放送が良いか、YouTubeが良いか」という内容のようでした。繰り返し見られるとか、自分の好きな動画を検索して見ることができるなど、YouTube派の意見が多かったようです。
 1年生の算数の授業で、「0というかず」の学習をしていました。「0」は、何て読むでしょう? 『ゼロ』でしょうか『レイ』でしょうか。正解は、『レイ』です。算数では、「0」は『レイ』と読ませています。「0」の書き方の指導も1年生で行う大切な学習です。上から反時計回りに書きます。(写真中)
 ちなみに、「0」を下から時計回りにぐるりと書くのは、「〇(まる)」を書く時です。
 6年生は、先月の図工の時間に、「切って開いて生まれた世界」という作品に挑戦してきました。グラデーションのように色を塗った下地に、黒い色画用紙をカッターで切り開いた切り絵作品を重ねます。切り絵がカッターの鋭い切り口の美であるのに対し、絵の具のグラデーションが効果的に映える作品です。
 今日は、次の学習に入る前に、友達同士の作品を鑑賞し合いました。そして、友達の作品のすばらしさを何人かが発表していました。友達に認めてもらえると、ますます作品が輝いて見えてきます。(写真下)

7月3日(金)

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 3年生の各教室でカブトムシを飼育しています。3年生の先生が田舎の方から各クラス用に取り寄せたもので、蛹(さなぎ)の状態で先月から教室に置いてありました。カブトムシは、幼虫の期間が一番長く、9月頃に卵からふ化すると、専用の土の中で過ごします。5〜6月頃が蛹の期間で、土の中に蛹室を作ってじっとしています。最初の頃は珍しがって飼育ケースをのぞき込んでいた子ども達は、じっとして動かない蛹にちょっと興味が薄れてきていました。また、3年生は日に日に大きくなっていくカイコの世話に手がかかり、カブトムシどころではなくなってきていました。それが一転、真っ黒のテカテカ光るカブトムシの成虫が誕生すると、子ども達の関心を一気に集めることになりました。(写真上)
 カブトムシの成虫の寿命は、2〜3か月くらいです。子どもの頃、よく家に飛んできたカブトムシを育てたことがありますが、そんなに長生きをしたためしがありません。今から思うには、飼育の仕方が間違っていたからです。昔は、カブトムシやクワガタを育てるために、スイカやモモを与えたものでした。今のような昆虫ゼリーがなかった時代です。虫たちは、お腹をこわして寿命を縮めてしまったのでしょう。
 しかし、田舎に住んでいたため、カブトムシやクワガタ、カミキリムシなど、子ども達が虫かごに常備する虫を捕まえる環境は整っていました。夜になると、家の網戸には、たいてい何らかの虫が光に誘われてやって来ていたからです。他にも必要のない虫たちがたくさんいました。網戸をすり抜けて、家の中は蚊取り線香をたいてもいろいろな虫が飛び交っていました。今の子ども達がそんな時代に行ったとしたら、家の中の虫の多さにまずびっくりすることでしょう。
 4年生の理科「とじこめた空気や水」の学習として、空気でっぽうの実験セットで遊ぶ様子を先日お伝えしました。今日は、教室で同じ実験セットを使い、水と空気の縮み方の違いを確かめていました。
 プラスチックの筒の中に、水と空気が半分ずつ入っています。棒を上から押し込み、筒の中の様子を観察しました。(写真中)結果は、水の目盛りは変わらず、空気の部分だけ縮まりました。この結果から、空気は押し縮めることができても、水は押し縮めることができないということが分かりました。(さらに、水だけで実験してみると、全く押し縮めることができないことが分かります。)
 教科書には、お店で売られているパック詰めの豆腐の写真が載っていて、「積み重ねられていても、中身の豆腐がつぶれない理由を考えよう」と書いてあります。豆腐の入れ物は、豆腐以外の部分は水で満たされています。水が縮まないということが理解できれば、「なるほど、そういうわけか…」と納得できます。
 一方、3年生の理科の学習では、「ゴムや風でものをうごかそう」という実験をしています。3年生では、今まで生き物教材を中心に理科の学習が進められていました。初めての実験内容です。ゴムは、伸ばしたりねじったりすると、元に戻ろうとする性質があります。3年生も実験セットを購入し、楽しみながら学んでいます。ゴムの伸び縮みで発射する車を使い、ゴムを少し伸ばした時とたくさん伸ばした時とで、どれだけ車が遠くまで動いたかを調べます。
 ちょうど3年生は、算数の時間に長さの学習で巻き尺の使い方を習ったばかりです。友達と協力して、何m何cm動いたかを一生懸命調べていました。(写真下)

7月2日(木)

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 1年生は、生活科の学習としてミッキー池でザリガニ釣りをすることになりました。今日は、1組の子ども達が釣りざおを手に中庭に出てきました。
 釣りざおに結ばれたタコ糸の先には、餌としてスルメイカがついています。グループで順番に釣りざおを持つことになっていて、さっそく子ども達が池をのぞき込みながら糸を垂らしていきました。
 池の中は、スイレンの葉が生い茂っているものの、あちこちにザリガニの赤いハサミが見え隠れしています。今年度に入ってザリガニ釣りをしたのは、今日の1年1組が最初でした。池の中のザリガニ達も、両手のハサミをバンザイさせながら、待ち構えていたかのように顔をのぞかせてきました。それほど待つ間もなく、あっという間にザリガニが釣り上げられ、子ども達から歓声が沸き上がりました。(写真上)
 ザリガニの寿命は6〜7年と言われています。1年生が生まれた頃からミッキー池にいたザリガニも多くいるということになります。釣り上げられたザリガニは、グループごとに丸い水槽の中に集められました。大きな年代物のザリガニもいれば、小ぶりなザリガニもいます。子ども達が水槽をのぞき込むたびに、バシャバシャと元気よく跳ね回っていました。
 後で給食の様子を見に行きながら、後ろのロッカーの上に置かれた水槽をのぞいてみました。水槽の中に入って観念したのか、24匹のザリガニ達はすっかりおなしくなっていました。一方、1年生の子ども達は、今日の給食のたこめしをおいしそうに食べていました。(その後、ザリガニは水槽に1匹ずつにして、あとは逃がしてあげました。)
 2年生は、算数の時間に「長さのたんい」の学習をしています。1年生の頃の長さ比べの学習では、直接長さを比較したり、任意の物を使って「何個分」というように比べたりしてきました。2年生では、普遍的な単位のmmとcmを知り、ものさしの使い方を学習します。
 今日は、ものさしを使って長さを実際に測ったり、ものさしの読み方について学習していました。(写真中)ものさしは、学校で人数分をそろえて使わせています。昔は各家庭で購入してもらっていましたが、ものさしよりも定規を使う方が一般的なため、学校で貸し出すようにしています。
 ちなみに、ものさしと定規の違いは何でしょうか? ものさしは、長さを測るためのものです。目盛りは必ず一番端が0になっています。また、材質は竹かステンレスでできていて、伸び縮みしにくいものになっています。一方の定規は、長さを測るだけでなく、直線を引くためのものです。そして、定規には目盛りに数字が書いてあります。
 ものさしには、目盛りの他に黒と赤の点が書いてあるだけです。長さを測るためにものさしを2年生で使う理由は、この目盛りの打ち方がポイントになっています。5mmや1cmの区切りや、5cmと10cmごとに大きな目盛りがついています。数字が書かれていないだけに、自分で目盛りを数えて長さを測ることになります。そうすることで、目盛りの数え方が身についていきます。さらに、長さの感覚も次第に身につくというわけです。
 1年生は、図工の時間に多目的室に行き、「いろいろならべて」という造形遊びを楽しんでいます。大きさや色が様々に用意された色画用紙を用いて、それらを自由に組み合わせることで自分の好きな形を作っていきます。(写真下)円や正方形、長方形の色画用紙を手に、「何を作ろうかな?」と考えながら、乗り物や建物、動物・・・と、想像が広がっていきました。
 できた作品は、先生が写真に撮ってくれます。後でクラスの子ども達の作品をスライドショーで見せ合えば、立派な鑑賞会を行うことができます。

7月1日(水)

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 3年生の朝の会の様子を見に行きました。登校後、8時30分から45分までは朝モジュールの時間です。(先週と今週は読書旬間のため、全校で朝読書に取り組んでいます。)朝の会は、8時45分から55分までの10分間あります。日直の当番の子が前に出てきて、みんなで朝のあいさつをしてから始まります。3年1組では、その後に1分間スピーチを行っていました。その日の日直が、最近の出来事をみんなの前で話すことになっています。友達と一緒に遊んだことを上手に発表していました。スピーチが終わってから、「何か質問はありませんか?」と聞くと、何人かの子の手が挙がりました。(写真上)
 私も担任をしていた時は、必ず1分間スピーチを朝の会に取り入れていました。子どもにとって、クラス全員の前で話をするということは、とても大切な機会になります。日頃よく発表している子はともかく、なかなか発表する機会がなかったり発表することが苦手だったりする子にとっては、かなりのプレッシャーになるようです。しかし、それだけ重要な経験となり、話す力を身につける大切な場にもなります。2人ずつ毎日行っていくので、1か月に1〜2回順番が回ってきます。繰り返していくことで、話す内容を考えてくるようになったり、自信をもって話すことができるようになったりしていきます。
 また、クラスの子ども達にとっては、「聞くこと」の学習にもなります。友達のスピーチを聞いて質問ができるということは、しっかり内容を聞いていたということです。担任の先生は、その日のスピーチをした子だけでなく、質問をした子についても評価をしています。
 本日、全校で腎臓健診(尿検査)の容器を配布しました。明日は、朝一番の尿を採って、忘れずに提出するようにさせてください。各教室では、養護教諭が作成した資料を基に、何のために尿検査を行うのかを指導していました。1年生の教室でも、担任の先生が分かりやすく教えてあげていました。(写真中)
 「おしっこは、腎臓でつくられます。腎臓は、そら豆のような形をしていて、背中側の腰の上に左右1個ずつあります。」…図には、血管と腎臓、膀胱の絵と説明が書いてあります。「腎臓は、体の中の血をざるでこしていらないものを出しておしっこをつくり、体の外に出しています。」…血液の中に含まれる老廃物を尿として体外に出しているわけです。「尿検査は、おしっこの中の成分を調べます。本来は、体に必要なものまでおしっことして体の外に出てしまっている時、腎臓や膀胱などがうまく働いていないことがあります。おしっこは、体の外側から見たのではわからない病気を知らせてくれる、大切なものです。」…最初に尿検査の容器を見せて「キャー」とか「ワ〜」とか言っていた子たちが、しっかり説明を聞くようになります。
 資料には、明日の朝、尿検査を忘れない方法も書いてありました。「枕元やトイレに検査キットを置いておく」「トイレのドアにメモやプリントを貼っておく」…どの家庭でも、いろいろな工夫をして忘れないように心がけているのではないでしょうか。
 4年生は、図工の時間に「木のパズル」を製作しています。板に絵を描き、パズルのピースのように切り取るために、電動糸のこを使用します。今日は、機械の使い方に慣れるために、段ボールを切って練習をしました。(写真下)
 直線やカーブ、ジグザグ、描いた線の通りに切るなど、段ボールを使って練習をしておくだけで技能が上達します。4年生にとっては、最初はちょっと緊張する道具ではありますが、思い通りに板を切ることができる喜びが味わえます。糸のこの刃の替え方も含めて、安全に使うことができるように指導していきます。

6月30日(火)

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 今日で6月が終わります。梅雨の真っ只中ということで、今日から雨の日がまた続く予報が出ています。梅雨の時期から夏にかけて咲く花として有名なのが、アガパンサスです。アガパンサスはさわやかな涼感のあるブルーの花を多数咲かせ、立ち姿が優雅で美しい植物です。
 田柄小には、中庭のプランターに植えられていて、先週から花が咲き始めています。全く手のかからない丈夫な花で、毎年何も手入れをしていないはずなのに、この時期にきれいな花を咲かせています。(写真上)アガパンサスの花色は、薄紫〜ブルーがほとんどですが、時折白いアガパンサスを見かける時があります。
 登校後、1〜3年生の子ども達はすぐ中庭に出て、自分の鉢の水やりを行います。1年生のアサガオは、赤や青の花が咲き始めてきました。つるがどんどん伸びてきて、立てた支柱の上からはみ出るほどになってきました。2年生の野菜の鉢は、ピーマンを育てている子はすでに1個目を収穫したようです。ミニトマトは、青い小さな実がつき始めています。3年生は、ダイズとホウセンカの種を3週間前にまきました。種まきの時期は遅くなったものの、発芽後はぐんぐん成長してきています。
 水やりが終わってすぐ教室に戻るはずが、ついつい池の中をのぞき込んでザリガニやカメに気を取られてしまうようです。先生の声が聞こえて、あわてて昇降口に向かっていきました。
 6年生は、総合的な学習の時間に「世界の中のわたしたち」というテーマで、「世界遺産調べ」に取り組んでいます。まず、世界遺産の写真が載っているカードを基に、興味をもって調べてみたいものを一人一つずつ決めました。世界遺産は、ユネスコ総会で採択された世界遺産条約に基づいて登録された、文化財や景観、自然などの人類が共有すべき価値をもつものを言います。(現在、世界中で1121件の世界遺産が登録されているそうです。)
 日本にも、文化遺産が19件、自然遺産が4件、合計23件の世界遺産が登録されています。一覧を見ると、今まで自分が旅行で行った場所が世界遺産に登録されていた(あるいは後から登録された)場所であることに気がつきました。
 調べたい世界遺産を決めた子は、さっそくパソコンを使って情報を得ていました。(写真中)世界各地の有名な建物や自然であるだけに、誰もが一目で行ってみたいと思うようなすばらしい写真ばかりでした。今後、どのようにまとめをして発表原稿に仕上げていくかが大切です。
 5年生は、理科の時間に「メダカのたんじょう」についての学習をしています。5年生の各教室では、今月からメダカを飼っています。これも休校が長引いたことが影響していて、本来ならば1か月前にメダカを飼い始めておきたかったところです。メダカは、水槽内の環境が落ち着き、水温の上昇とともに卵を産み始めます。
 今日は、メダカのオスとメスの体のちがいについて調べていました。オスとメスは、お腹のふくらみのちがいの他に、背びれとしりびれにそれぞれ特徴があります。(写真下)
 ところで、メダカは絶滅危惧種に指定されています。もう20年ほど前になりますが、このニュースが流れた時は驚きました。日本中の田んぼや池、小川にたくさんいるはずと思っていたメダカが絶滅危惧種というのですから…。ただこれは、急激に絶滅危機にあるというのではなく、今後の環境が大切であるという警鐘ともとれる話題でした。ヒメダカ(学校で購入したオレンジ色のメダカ)のように、品種改良されたメダカを放流すると、野生のメダカの遺伝子が失われていく原因になると言われています。鑑賞用に作り出した生き物のしっぺ返しが、「絶滅危惧種」という言葉として返ってきているわけです。

6月29日(月)

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 校庭で全校朝会を行いました。学校が再開してから、全校朝会は放送で行ってきていました。校庭に全校児童が集合して朝会を行うのは、久し振りのことです。「大きく前へならえ」をして、前後の間隔を十分にとってから始めました。
 今日は、「自分のクラスを好きになろう、学校を好きになろう」という話をしました。分散登校後、クラスの仲間が全員そろって学校生活が始まり、2週間が経ちました。先週までの様子を見ていると、学級目標をクラスみんなで話し合ったり、クラス遊びを楽しんだりする姿が見られました。新しいクラスの仲間づくりをしている今の時期に合わせて、まず自分のクラスをよく知るとともに、クラスを好きになろうという内容で話をしました。
・・・学習も生活も、この一年間一緒に過ごしていく仲間、それが自分のクラスです。担任の先生を中心に、この一年間みんなでなかよく楽しく過ごし、すばらしいクラスにしていきたいですね。まずは、「自分のクラスが大好き!」と思えることが大切です。そしてそのためには、担任の先生やいろいろな友達とたくさん会話をすることが必要です。今年度の終わりの3月末、一年間の学校生活が終わった時に、「あぁ、このクラスでよかったな。」と思えるようでありたいものです。・・・
 子ども達には、田柄小を好きになり、自分の母校としての誇りを持ち続けてほしいものです。続いて、全校朝会の後半は、学校を好きになろうという話をしました。
・・・さて、次は自分達の学校、田柄小を好きになろうという話です。みなさんは、田柄小学校のどんなところが好きですか? 広い校庭や芝生で遊べるところ、大きなけやきの木があるところ、中庭にミッキー池がありいろいろな生き物がいるところ…校長先生も同じ思いでこの田柄小学校が大好きです。他にも、こんなところが大好きです。上級生が下級生にやさしいところ、あいさつをしっかりするところ、先生に注意されると素直に直そうとするところ…全て田柄小のすばらしいところです。みなさんも、田柄小の良いところ、すばらしいところをたくさん見つけてみてください。
 ところで、そんなすばらしい田柄小の子どもとしての証になるのが校帽です。(実物を見せながら)この田柄小の校帽も校長先生は大好きです。いろいろな学校に校帽がありますが、黄色や青色の帽子の学校がほとんどです。この校帽の色は、田柄小のトレードマークの緑色です。そして、田柄小を表しているのがここについている学校のマーク(校章)です。
 (校章の拡大図を見せながら)63年前、田柄小学校ができてすぐに学校のマークを作ることになりました。たくさんの応募作品の中から選ばれたのがこの校章でした。校章をよく見ると、中心に田柄小と書いてあり、周りに花びらのような形が描かれています。これは、大根の花びらをデザインしたものです。田柄小学校ができた頃は、この辺り一面が大根畑だったそうです。どんな場所にも適応し、すくすくと成長する大根のように、子ども達がたくましく育ってほしいという願いが込められてこの校章ができました。
 そんな田柄小を誇りに思い、校帽をしっかりかぶって登下校するようにしましょう。そして、もっともっと田柄小のことが大好きと思えるようになってほしいと思います。・・・
 1年生にとって、初めての全校朝会でしたが、最後までしっかりお話を聞いていました。(写真上)
 先週の金曜日に、今年度最初の委員会活動がありました。さっそく今日から、それぞれの委員会児童による当番活動が始まっています。放送委員会は、朝の放送からお昼の放送まで、活動の様子が全校放送によってよく伝わってきます。特にお昼の放送は、給食委員会の児童と一緒に、放送室から全校に情報を届けています。(写真中)
 4年生は、理科の時間に「とじこめた空気や水」の学習をしています。理科の実験を通じて楽しく学習を進めるために、実験セットを購入しました。空気を押し縮めた時の手ごたえを確かめたり、体積の変化を調べたりする透明の筒は、そのまま空気でっぽうとして遊ぶことができます。今日は、外に出てみんなで空気でっぽうを思う存分楽しみました。(写真下)
 理科の授業では、実験道具を使った遊びの中から疑問や発見が生まれてくるものです。

6月26日(金)

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 田柄小学校では、昨年度に引き続き練馬区教育課題研究指定校として、体育の研究に取り組んでいます。1学期は研究授業を行うことができませんでしたが、2学期には各学年の授業研究を実践していく予定です。また、体育科の研究として、校庭や体育館で行う「運動」だけでなく、「保健」の授業や「足育」の授業にも取り組んでいきます。
 「足育」とは、足についての正しい知識を得て、正しい靴の選び方や履き方などを知ることで、いつまでもトラブルのない足を育てるという教育からできた言葉です。昨年度末に、1年生と4年生(現在の2年生と5年生)の足型を計測しました。今週は、今年の1年生の足型を測りとったところです。足型をとってみると、土踏まずがどれだけできているかということや、足の指がしっかり地面をとらえているかということなどが分かってきます。
 足育の研究に向けて、子ども達へのアンケート調査も行っています。運動することが好きかどうかから始まり、普段の生活の様子を聞く項目、そして自身の外靴に関する質問などからなるアンケート調査です。(写真上)
 校内で履くうわばきについては、昨年度全校に呼びかけたこともあり、学校で推奨するくつを使っている子がほとんどになりました。体育館で運動する授業が始まってきたので、今までのうわばきとの違いを感じている子も多いのではないでしょうか。
 一方、子ども達の外靴は、様々なものが使われています。小学校ではマジックテープ式の靴を使っている子がほとんどです。高学年にななると、ひも靴の子どもの割合が高くなりますが、2〜4年生でもひも靴の子を見かけます。ただ、そのひも靴も、履くたびにひもを結び直しているかどうかが重要です。
 今年度一年間かけて足育に取り組み、どのような成果を得ることができるのかを楽しみにしたいと思います。
 学校が再開して、今日で4週間が経過しました。学校生活になじめるように、段階を踏んで授業や給食への取り組みを行ってきただけに、生活リズムが順調にできつつあるように感じます。また、各教室での学習進度も、休校分を取り戻すように順調に進められています。様々なクラスで、テスト用紙に取り組む姿も見られるようになりました。
 今日は、1年生の教室で算数のテストが行われていました。(写真中)1年生は、先週から算数の時間に「いくつといくつ」の学習をしてきました。「5は、4と□」のように、数を分解する問題がありました。指を折りながら、一生懸命考えて答えを書いていた子が見られました。
 6校時に、今年度最初の委員会活動がありました。5,6年生の子ども達が、10の委員会に分かれて所属し、学校の大切な仕事を担います。田柄小では、一年間を通して同じ委員会を続けていきます。
 今年から新しい委員会ができました。昨年度まであった音楽委員会を取りやめ、新たに「広報委員会」ができました。新聞等を作成し、全校児童に様々な情報を伝える委員会です。
 今日は、まず各委員会の組織づくりを行いました。委員長や副委員長、書記の役割を決めます。広報委員会の委員長決めでは、ほとんどの6年生が立候補し、前に出てきました。(写真下)委員長になることができるのは1名ですが、こういう意気込みがきっと一年間仕事を継続していくうえでの大きな力になることでしょう。
 放送委員会や給食委員会も来週から仕事が始まります。先週から毎日、副校長先生が給食の放送をしていましたが、その任がやっと終わったようです。

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