「わくわく・どきどき」の学びを目指して

8月28日(金)

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 4年生は、体育の時間に「ソフトバレーボール」の学習をしています。ネット型のゲーム運動としての学習です。ビーチボールのような柔らかいボールを使い、サーブは相手コートにボールを投げ入れて開始します。基本はボールを両手でキャッチし、味方にパスをします。アタックをする時だけ片手でボールを打ち、相手コートへの攻撃ができます。(写真上)
 1校時の授業でしたが、体育館はすでに30度に近い気温になっていました。しかし、気温よりも気になったのが湿度の高さです。昨年度より体育館に、熱中症指数を計測する機器が設置してあります。「危険」ランプが点滅した場合は運動を控えることになっていますが、今日はその一歩手前の「厳重警戒」が点滅していました。湿度が60〜70パーセントぐらいあったため、気温のわりに熱中症指数が上がったようです。
 体育館では、朝から入口やギャラリーの窓を全て開け、換気対策とともに風が入るようにしています。また、3台ある大型扇風機を稼働して、常に風を送るようにもしています。さらに、水筒を体育館に持ってくるようにさせ、授業の途中でも水分補給ができるように配慮しています。
 一方、校庭での体育の授業も気がかりなところです。今週から、手に持って計測することができる熱中症指数計を常に職員室に置くようにしました。校庭の気温、湿度、熱中症指数を1日に何回か測るようにしています。今日の校庭は、やはり湿度が高いために、熱中症指数が大きい状態が続きました。3,4校時の体育のクラスには声をかけ、こまめに休憩を入れたり早めに授業を終わるようにさせたりしました。また、昼休みに外で遊びたい子は、帽子をかぶって出るようにもさせています。結局、先週まで続いていた猛暑は、今週もなかなか収まる気配がありませんでした。来週には、過ごしやすい程度の残暑になってほしいものです。
 6年生は、国語の時間に「いちばん大事なものは」という対話の学習を行っています。「話すこと・聞くこと」の学習の一つですが、いろいろな友達と意見交流をすることで、自分の考えを深めていくことをねらいとした内容になっています。
 まず、自分自身が大事にしていることを考えます。3人のグループになり、お互いの意見を発表し合います。さらに別のグループを作り、意見交流をしていきます。最後に、いろいろな友達と会話をしたことから、自分の考えを広げたり深めたりして意見をまとめます。
 会話を通じて「対話」する力を身につけるとはどういうことでしょうか…。会話は2人以上の仲間でする話であり、とりとめもない話も含めたおしやべりです。一方の「対話」は、2人で向き合って行う話し合いで、意思疎通を図るものです。しっかり相手の話を聞くとともに、自分の意見を押し付けるのではなく、理解させ納得させなければなりません。6年生ならではの国語の学習であると感じました。
 ところで、意見交換やグループでの話し合い活動は、7月頃から各学年の授業で実施しています。マスクを着用し、近過ぎない距離感をもって行うようにさせています。どの教科でも、友達との交流が大切な学習となるので、こういう活動なしに小学校の授業は成り立ちません。(写真中)
 もう一つ、6年生の授業から・・・理科「月と太陽」の学習です。月の形と変化の仕方を調べたりすることから、月と太陽の位置関係について学ぶ単元です。昼間出ている(見ることができる)月もありますが、多くは家庭に帰ってからの観測が必要になる学習なので、指導が難しい部分があります。
 そこで今日は、ボールにライトの光を当てながら、月と太陽の位置関係を理科室で確かめる実験をしていました。(写真下)ボールが月で、ライトが太陽の光です。そして、観測している子が地球の位置にあたります。写真の右側にいる子から見たボール(月)は、半月が見えているはずです。しかし、見る位置が変わってこの写真を撮っているカメラ側からは三日月に見えています。
 本物の月はというと・・・今日は夕方、南の空に半月が見えるはずです。そして、来週水曜日の満月に向けて、少しずつふくらんでいく様子を見ることができます。

8月27日(木)

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 今日は、足育に関する指導が、いろいろな学年で行われていました。
 まず、登校後の8時半から、体育朝会として「足指体操」をそれぞれの教室で行いました。先週、夏休み中に先生達が集まって研修した「足指体操」です。足育のための動きを曲に合わせて考え、田柄小独自の「足指体操」につくり上げたものです。
 夏休み中に保健委員会と運動委員会の児童が集まり、動画を作成しました。今日は、各教室で一斉にその動画を見ながら、全員が裸足になって体操を行いました。この体操は教室で手軽にできるので、今後も各クラスで取り組んでいくようにします。
 1校時は、6年3組で足育の授業がありました。自分のはいている靴が足に合っているかを考える活動を通して、正しい靴のはき方や靴の選び方について学習する内容でした。
 まず、各自がいつもはいている外靴を教室に用意し、観察することから始めました。かかとやつま先がすり減ってきていたり、中敷きが傷んできている靴が見られました。次に、足のトラブルについて学びました。高学年では、40パーセントの児童が何らかの足のトラブルを抱えているそうです。そして、年齢が上がるにつれて、足のトラブルの割合が増えていくことも分かりました。
 そこで大切になるのが、「靴を正しくはくこと」と「足に合った靴をはくこと」です。6年生がはいている外靴は、ひも靴の子がほとんどでした。実際にいつもどのように靴をはいているのかを確認したところ、ひもはしばってあるままの状態で、足を出し入れして使っている子がほとんどでした。正しくは、足を入れたらかかとをトントンと地面に打ちつけ、それから靴紐を結びます。ぎゅっと、紐を引っ張って固くしばります。(写真上)
 靴を買う時は、少し大きめの靴を買うようにしている子がほとんどのようでした。子どもの足はすぐに大きくなるからと、どうしても実際の足の大きさよりも上のサイズの靴を選んでしまいがちです。これは大きな間違いで、子どもの足の生育にマイナスになります。ぜひその時の足の大きさにぴったり合ったものを選んで買うようにしてください。(家の人に伝わることを願って担任が指導していました。)
 2校時には、1年1組で足育の授業がありました。げんきくんとへとへとくんが出てくるお話を聞いて、元気に過ごすための秘密を学習しました。「姿勢を正しくすること」や「外遊びをしっかりすること」、そして「靴をきちんとはくこと」が大切であると、子ども達は気づいていきます。
 そこで、正しい靴のはき方について、各自実際に外靴を使って学びました。(写真中)「ベリベリ トントン ギュウ ピタ」のはき方です。1年生は、マジックテープ式の靴をはいている子がほとんどです。まずは、マジックテープをしっかりはがします。(ベリベリ)次に、足をしっかり入れたらかかとを地面に打ちつけます。(トントン)最後に、マジックテープをしっかり引っ張って(ギュウ)留めます。(ピタ)
 1年生は、9月16日(水)に足育の研究授業を行います。今日の1組の授業を基に指導案を組み直し、2組の授業、そして3組の研究授業へとつなげていきます。
 3年生は、理科の時間に「音のふしぎ」について学習しています。「物から音が出たり伝わったりするときには、物が震えているということ」、「音の大きさが変わるときには、物の震え方が変わるということ」などを実験を通じて確かめる学習です。「音」と言えば、音楽室です。今日は音楽室を借りて、いろいろな楽器から音が出る様子を目で見たり手を当てて調べていました。(写真下)
 3年生の音の学習は、今回の学習指導要領改訂で新しく入ってきた単元です。実は、20年前までは小学校の理科の教科書に音の学習がありました。その頃の指導要領の改訂で、音の学習は中学校で指導することになり、しばらく小学校の教科書からなくなっていました。ですから、私のような経験年数の長い教員にとっては、「音の学習が戻ってきたんだね・・・お帰り〜」という気持ちなのです。

8月26日(水)

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 5年2組で、書写(毛筆)の学習がありました。今日は、小筆の使い方の練習をしていました。習字道具を使って行う授業は、年間を通じてそれほど多くとることができません。毛筆の指導は、3年生から行ってきていますが、ほとんどが大筆で書く文字の練習です。しかし、提出する作品には必ず自分の名前を小筆で書かなければなりません。書き初めの時には、「自分の名前も作品の一つ」と指導しているので、小筆の使い方にも慣れておくようにしたいものです。
 今日の課題は、「五年」と「自分の名前」です。お手本の文字は、全員分を担任の先生が作成しました。(パソコンで楷書体を打ち出したものです。)筆の持ち方や姿勢の指導の後、各自黙々と取り組む姿が見られました。(写真上)
 昨日のホームページで、そろばんを習ったことがあるということを書きました。それと同時に、習字も習っていたことがあります。書道塾というよりは、個人で子ども達を集めて教えるようなところにお世話になりました。2年生から5年生の頃まで通いました。自分にとって、唯一長く続いた習い事です。
 しかし、いつも大筆で書く文字の指導ばかりだった気がします。特に作品をどこかに出すわけでもなかったので、名前を書く必要がなかったのかもしれません。ということを理由に…私は毛筆の指導には自信がありますが、小筆で書く文字は見せられるようなものではありません。受付で筆ペンとサインペンが並んでいたら、迷わずにサインペンを手に取るタイプです。
 5年2組には、何人か習字を習いに行っている子がいるのでしょう。筆の持ち方からしてうまいなぁと思いました。子どもの頃の習い事は、一生の宝物になるでしょう。
 1年生は、算数の時間に「のこりはいくつ ちがいはいくつ」の学習をしています。1学期にひと桁のたし算を習いましたが、2学期は「ひき算」を初めて学習します。
 ひき算は、どういう場面で使うでしょうか? 「何個あるうちの何個を使った」「何人いるうちの何人が帰った」「何匹いるうちの何匹かが逃げた」・・・これらは全てひき算の考え方ですが、「のこりはいくつ」のひき算です。授業では、算数ブロックを使って考えさせていきます。問題のお話の通りにブロックを動かすようにさせて、残ったブロックを求めることがひき算であることを理解させていきます。
 ひき算は、専門用語で「求残」「求補」「求差」という3つの種類に分けられます。前述のひき算は、残りを求めるので「求残」です。これは1年生でも分かりやすいタイプのひき算です。今日、3組で行っていた問題は、「金魚が5匹います。黒い金魚は2匹です。オレンジ色の金魚は何匹ですか?」という問題でした。取ったりいなくなったりすることがひき算と思い込んでいる子は、これがひき算であるとはなかなか理解しにくいものです。ブロックを操作させることで、「求残」と同じ動かし方をすることに気づかせ、ひき算であることを理解させていきます。
 授業では、答えが分かっていてもなかなか式が書けない子がいました。(写真中)今後、さらに「求差」のひき算を学習します。簡単そうで実は難しい、1年生の算数です。
 3年3組が、理科の時間にあおぞら農園の観察に行きました。5月の臨時休校中に学年の先生達でまいた種は、その何倍にも大きく成長していました。ホウセンカやヒマワリは種をつけ始めていました。同じく、枝豆やオクラも実が収穫時期を越え、茶色く実っている様子をはっきりと見ることができます。(写真下)
 枝豆は、緑色でふっくらとしたおいしそうなものもありますが、すでに茶色いさやとなっていました。枝豆は、そのまま実らせておくと、茶色いさやの中に「大豆」ができます。
 一方のオクラも、緑色の大きな実は20センチほどに達し、下の方の実はすでに茶色くなっていました。(中には、オクラの丸い種がぎっしり詰まっています。)スーパーで売っているオクラは、7〜8センチで収穫しています。写真のように20センチにもなると、硬くて食用にはなりません。
 ちなみに、オクラはアオイ科の植物です。花はとてもきれいなクリーム色で、ハイビスカスやフヨウの花に似ています。(どちらもアオイ科の植物です。)オクラは、花後2〜3日で食用サイズの実になるため、毎日観察していないと収穫時期を逃してしまいやすい野菜です。花びらも食用にすることができます。

8月25日(火) その2

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 今日は、いろいろなクラスで夏休みの自由研究発表会が行われていました。昨日すでに発表会を行ったところは、廊下にテーブルを出して作品が展示されています。今日発表会が行われたクラスを全て見ることができたわけではありませんが、いくつかを紹介します。
 まず、6年3組の発表会を見に行きました。「新聞のコラムを読んで、感想や自分なりの意見をまとめた研究」…家の人に勧められて取り組んだようでしたが、自身の力を高めるためにも良い内容だったと思います。「活性炭の電池実験」…活性炭の他に、アルミホイルや食塩水を使って電気を発生させる実験です。その他、1,2組の自由研究も含めて多く見られたのは、歴史上の人物について調べてまとめた研究です。ちょうど社会科で歴史を学習していることもあり、興味・関心がある子が多いようです。また、コロナウイルス関連の研究が多く見られたのは、今年ならではのことです。感染者数をグラフに詳しく表した研究や、ウイルスの特性について調べた研究、感染症の歴史を調べた研究などがありました。また、調理実践をして、レシピや作り方を写真を入れてまとめた研究もいくつか見られました。(アイスやカレー、麻婆豆腐など…)
 6年生が発表しているところへ、1年生が見学にやって来ました。(写真上)今年は3週間の夏休みということで、低学年は自由研究の宿題を出していませんでした。校内を回って、展示してある自由研究を見て回っていたようです。6年生が一人ずつ前に出て発表している姿を見て、目を真ん丸にしていました。
 次に、4年1組の発表会を見に行きました。家で飼っている動物について調べた研究がありました。一人はインコで、もう一人はハムスターです。2人とも、ペットとしてとても愛情をもって育てていることが伝わってきました。自分の誕生日についての研究がありました。歴史をさかのぼると、有名な人物が生まれたり、重要な出来事があったりした日であることがまとめられていました。また、釣った魚を写真に撮り、発表していた子もいました。南方の海の珍しい魚ばかりで、クラスのみんなから注目を浴びていました。
 染め物について実際に自分で取り組み、まとめた研究がありました。バラの花やナス、玉ねぎ、コーヒーなど、いろいろな材料で白い布を染めてみた研究です。布の素材によって染まり方が違ってくることにも触れていたので、さらに続けて研究してみたいという意欲を感じる内容でした。(写真中)
 最後に、3年1組の発表会です。「1個の卵から2つの目玉焼きを作る研究」…テレビで見たような記憶がありますが、卵を凍らせて半分に切ってから焼く方法です。写真を使ってまとめ、実践したことが良く分かりました。ペルセウス座流星群についての研究では、伊豆下田で撮ったすばらしい星空の写真が貼ってありました。練馬区めぐりをした子が2人いました。練馬区の地図に、見てきた場所の写真を貼ってまとめてありました。3年生の社会科で学習している内容とも重なり、家族で社会科見学に行ってきた様子が伝わってきました。
 ぜひ見たかったのが、大きな椅子を作ってきた子の発表でした。昨日の朝、金ピカの大きな椅子を手に正門を入ってきたので、その時から気になっていました。作品名は、「ソーシャルディスタ椅子」だそうです。材料は、ホームセンターなどで工夫してパーツになるものを買いそろえて作ったようです。頭の部分がビニールシートで覆われるようになっていて、マスクを外すことが可能になる椅子です。(写真下)
 3,4年生の自由研究は、家の人達もがんばったなという印象です。自由研究は、図工や家庭科の作品とは違い、家の人が手伝ってあげて大いに結構です。「夏休みにあんな作品を作ったっけ…」と、親子の懐かしい思い出として心に残っていくことでしょう。

8月25日(火) その1

画像1 画像1
画像2 画像2
 1年生は、国語の時間に漢字の学習が始まりました。2学期から使う漢字ドリルが配られ、さっそく裏にペンで名前を書きました。たくさんの漢字が書いてある中身を見ながら、これから勉強していくのがとても楽しみな様子でした。
 小学校6年間で習う漢字は、全部で1006字あります。1年生では、そのうちの80字をこれから学習していくことになります。1年生で習うのは、比較的画数が少なく、子ども達が日常的によく使う漢字がほとんどです。
 記念すべき、小学校で最初に習う漢字は、昨年までは「大」と「小」でした。今年は教科書が改訂になったため、「木」から始まっています。「やくそく」というお話に「木」という漢字が出てきます。続いて、「うみのかくれんぼ」という説明文で「大」と「小」の漢字を習います。
 漢字の学習では、書き順や「とめ、はね、はらい」を正しく書くことが重要です。先生のお手本に合わせて、指で空中に大きく「木」の字を書いていました。(写真上)
 4年生は、算数の時間に、そろばんの学習をしていました。(写真下)そろばんの学習は、3年生と4年生の教科書に記載されています。3年生では、そろばんによる数の表し方や簡単なたし算ひき算を学習します。4年生では、大きな数の位取りとともに、たし算ひき算の習熟を習います。と言っても、それぞれの学年での指導時間を合わせても、5時間程度の扱いでしかありません。結局、そろばんというものに触れる程度で終わってしまうのが現状です。ですから、先生達の中には、「教科書が改訂になったけれど、まだそろばんを教えるの?」という気持ちが少なからずあるようです。
 私は子どもの頃(小学校2年生の数か月間でしたが…)、そろばん塾に通っていました。かけ算、わり算まで習った記憶があります。しかし、多分今は、そういう習い事を経験していない先生達が多いはずです。そろばんを否定する気持ちは全くありませんが、プログラミング教育が入ってきた今回の教科書改訂において、今後の行方が気になる学習ではあります。

8月24日(月)

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 今日から、2学期の学校生活が始まりました。夏休みの宿題を持って、子ども達が元気よく登校してきました。各教室で健康観察を済ませ、校庭で始業式を行いました。(以下、始業式での話より)
・・・今年は、3週間余りの短い夏休みになりました。いつもの年なら、7月に葉かげの集いや金魚市があったり、8月に盆踊りやラジオ体操があったりと、たくさんの行事が行われているはずでした。今年は、コロナウイルス感染症の影響で、たくさんの人が集まる行事は全て中止になっています。
 きっとみなさんの家では、田舎に行ったり旅行に行ったりするのをためらって、家族で過ごすことの多い夏休みになったのではないでしょうか。それは、校長先生も同じです。学校に来ていた日もありましたが、休みの日はだいたい家で過ごしていました。
 今日から2学期の学校生活がまたスタートします。6月に学校が久し振りに再開された時、「学校に来ると、友達に会えるから楽しいです。」と言っていた子がたくさんいました。今日、3週間ぶりに登校してきて、久し振りにたくさんの友達がそろいました。それだけでもうれしいと感じますよね。学校では、学習も生活もいろいろな友達と一緒に活動することで、楽しい経験ができます。分かる喜び、できたという喜びは、難しいことや初めてのことに向かってがんばるから味わえます。2学期も、たくさんのことにがんばる田柄小の子であってほしいと思います。
 さて、そんな楽しい学校生活も、健康であることが第一です。今学期も、コロナウイルス感染症対策をしっかりと行っていきましょう。マスクを外してよい時以外は、必ずマスクをつけること。そして、自分の物以外をさわった後は、必ず手を洗うこと。この2つをしっかり守るだけで、感染症を防ぐ大きな効果があると言われています。校長先生も、校長室に戻って来るたびに手を洗うようにしています。1日に何十回も手を洗うようにしています。みなさんも、自分でできる感染症対策をしっかりと行っていくようにしてください。まだ暑い日が続きそうです。熱中症にも気をつけながら、毎日元気に過ごしましょう。・・・
 続いて、児童代表の言葉は、4年生が担当しました。(写真上)2学期の目標として、2つのことを発表していました。給食を残さずに食べることと、出会った先生や主事さんに大きな声であいさつをするという目標です。今日は、教室で2学期の目標をカードに書いていたクラスがたくさんありました。長い2学期です。自分の目標を実現するために、今日からがんばってほしいと思います。
 夏休み明け、ということで、午前中は席替えをしたり係決めをしたりしていたクラスが多く見られました。また、自由研究の名札カードを作ったり、1学期の漢字復習テストに取り組んだりする様子も見られました。
 6年1組では、夏休みの思い出を一人ずつスピーチし合っていました。(写真中)4年1組でも同様に、3週間の思い出を紹介し合っていました。豊島園のプールに行った子が多かったようです。(そう言えば、この夏で豊島園は閉園です。)家族でドラえもんの映画を見に行きましたと発表した子もいました。(私も同じく見に行きました。)ゲームばかりしていて叱られましたという子も…。(なかなか出かけることができず、家庭で過ごすことが多かったのでしょう。学校が始まって良かったですね。)
 1年生が、あおぞら農園の観察のために外に出てきました。1学期にいろいろな種をまきました。ヒャクニチソウが赤や黄色、白の花をきれいに咲かせています。手前のうっそうと茂った中に、フウセンカズラなどが成長してきていました。1年生のヒマワリはこれから花をつけるようですが、隣の3年生のヒマワリは立派な花を咲かせています。(写真下)1年生の子ども達よりもずっと背が高く、まさに「真夏の花」という感じです。

8月22日(土)

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 22日(土)の夜7時から、PTAおやじの会と「練馬の星空を楽しむ会」の皆さんによる、星空観察会が行われました。今日も練馬では、昼間の気温が35度近くまで上がりましたが、児童と保護者を合わせて150名以上もの参加がありました。
 今年は、学校行事がほとんどできない状況もあり、開催について悩んだところもありました。しかし、おやじの会の皆さんの熱意もあり、感染症対策に万全を期すということで、実施の運びとなりました。
 校庭には、大きな天体望遠鏡の他に、スクリーンやモニターが設置されていました。直接目で望遠鏡をのぞかなくてよいように、そこに星を映し出すことにしていました。夕方までは一面厚い雲におおわれていましたが、開始前からところどころに晴れ間が見え始めました。ちょうど人が集まり始めた頃、天体望遠鏡が南の空に出ていた木星と土星の姿をとらえました。時折雲に隠れることもありましたが、スクリーンやモニターを通したことで、全員が見ることができました。
 一方、体育館ではプラネタリウムの投影が行われ、なるべく分散して会に参加できるようになっていました。
 今年は3週間の短い夏休みでしたが、休み中の最後の思い出となる夜になりました。おやじの会の皆様には、冷たい飲み物の用意もしていただき、どうもありがとうございました。

8月21日(金)

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 今朝も、Zoom会議システムの使い方を全員で研修しました。初めて取り組んだ昨日よりも使い方に慣れ、職員室のパソコン画面上に全教室の「入室」がすぐに確認できました。また、昨日課題となった、電子黒板画面から音声を出すこともすぐに解決しました。
 試しに今日は、Zoomで模擬全校朝会を行ってみました。テーマは、「今年の夏休み」でした。まず私が夏休みの様子を話した後、続いて副校長先生が夏休みの思い出を話しました。各教室を回ってみると、画面が大きいだけに、パソコンのカメラに近づいて話をすると、相当な迫力で子ども達に語りかけることになると分かりました。(写真上)
 10時ぴったりに、飼育委員会の児童が2名職員室にやって来ました。うさぎのショコラの当番活動に責任をもって取り組んでいました。えさやりと水の取り換え、フンの掃除をした後は、プール脇の広場に連れて行って、散歩をさせてあげたりもします。(写真中)
 普段は、校庭の飼育小屋にいるショコラですが、夏休み前に担当の先生が職員室に連れてきました。夏場は暑いので、毎年ケージに入れて職員室内でお世話をしています。職員室で飼っていると、毎日いろいろな先生達が目にするので、人懐っこいショコラも安心するようです。・・・というよりも、我々の方が毎日そのかわいらしさに癒されています。
 今年もサクラ草の苗が順調に育ってきています。6月下旬から、発芽した苗をビニールポットに少しずつ植え替えてきました。現在は、小さいサイズのポット苗を二回り大きいビニールポットに植え替えている毎日です。
 暑い夏が苦手な植物だけに、なんとかこの猛暑をしのいでほしいものです。日陰で育てているものの、毎日朝晩2回の水やりを欠かすことができません。サクラ草は、涼しくなってくれば成長が著しくなってきます。今はがまんの日々です。今年は、9月下旬頃から、全校児童に一人一鉢の植え替え作業を指導する予定です。(写真下)

8月20日(木)

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 今日も、朝から研修会や会議があり、2学期の学校生活のスタートに向けた準備が行われました。
 まず、午前中に行ったのは、食物アレルギー対応研修会です。田柄小では、毎年必ず行っています。音楽室に先生方と栄養士さんが集まり、食物アレルギーの対応の仕方について学びました。給食でアレルギー対応をしている児童は、校内にたくさんいます。毎月、栄養士さんが中心になり、保護者の方とも連絡を取り合いながら除去食の対応をしています。
 アレルギー反応は、様々な要因で起こる可能性があります。もちろん除去対応のミスがあってはならないことですが、予期していなかった食材や体調不良からアレルギー反応が出る場合もあります。田柄小でのアレルギー対応のマニュアルを全員でしっかり確認しました。
 次に、エピペンの打ち方についても研修をしました。エピペンを常備している子どもにアレルギー反応が出たという想定で、実際にどういう手順でどのように打ったらよいかを全員で確認しました。(写真上)来週月曜日からすぐに給食が始まります。校内には様々な食物アレルギーがある子ども達がたくさんいるということを念頭に、給食指導を行っていきます。
 練馬区では、学校でもZoomのシステムの活用が盛んに言われるようになりました。他校との会議に使用するだけでなく、校内での活用も考えられます。感染症予防を考えると、Zoomを使って職員室のパソコンと各教室の電子黒板をつなぐのは、大変有効な手段になります。今後、雨のために校庭で全校朝会ができなかった場合は、ぜひ利用してみたいと思います。
 ちょうどICT支援員さんが来校していたので、各教室でZoomが使えるように設定の仕方を教えてもらいました。IDとパスワードを入力すると、職員室のパソコンから話しかける先生のアップが電子黒板に大きく映し出されました。(写真中)さらに書画カメラを使うと、双方で画像を共有して話し合うことができます。今後、利用の仕方を考えていきたいと思います。
 5年生の子ども達が、稲の観察に来ていました。(写真下)夏休み中に何回か観察して記録を書くことが宿題になっているようです。
 学校の田んぼに苗を植えて2か月が経ちました。よく見ると、池の近くの稲から「穂」が伸びてきて、白い小さな花が咲いています。今週観察に来た子ども達は、気がついたでしょうか? 稲の花はとっても小さく、多分言われないと分からない形をしています。ヒントは、カメ吉のいる池に近い方の稲から出ている「穂」をよく見ることです。

8月19日(水)

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 残暑お見舞い申し上げます。
 来週から始まる2学期の学校生活に向けて、今日から先生達の準備が始まっています。午前も午後も、様々な会議や研修会が続きました。
 午前中は、足育の研修会を音楽室で行いました。今年度、田柄小の体育科の校内研究での柱の一つとして取り組んでいる「足育」です。今日は、日本教育シューズ協議会の武原先生に講師としてお越しいただきました。
 まず初めに、自分の足に合った靴の選び方や正しい靴のはき方についての研修を行いました。あらかじめ、音楽室を取り囲むように0.5センチずつサイズの違う運動靴がずらりと並べられていました。さらに足幅のサイズが3段階に分けて用意されていたので、足の長さと幅に合った靴を探すことができるようになっていました。この日のために、先生達も先月一人一人の足型を取るとともに、足計測を行っていました。その測定結果を基に、自分の足に合った靴を見つけていきました。
 靴のはき方にもポイントがあります。かかとをトントンとして、足にぴったりとなじませてから紐をしばることが大切です。また、紐をしっかり引っ張り、きつめにしばることが重要です。実際に私もやってみましたが、今まで少し大きめの靴を選んでしまっていたことが分かりました。また、足指の部分は動きがあっても、他の部分は靴と密着している状態がベストなはき方となることが実感できました。
 研修の後半では、フットプリントを使って取った子どもの足型から、様々な足のトラブルについて教えていただきました。土踏まずの形成は、幼少期から学童期にほぼ完成します。それだけに、足に合った靴を選び、正しいはき方を子どもに教えること、さらには足を育てるための運動が大切であることを学びました。
 研修の中で、「いもむし歩き」と「跪座(きざ)」の運動も実践しました。「いもむし歩き」は、足指を曲げ伸ばしして前に進む運動です。また、「跪座(きざ)」は、両膝をついて、足を爪先立てた状態で腰をおろした姿勢です。
 午後は、2学期に全校で実施する足指体操の研修会も行いました。夏休みに、運動委員会と保健委員会の子ども達が集まって、足指体操の動画を作りました。それを見ながら、子ども達への指導の仕方をみんなで研修しました。

7月31日(金)

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 1学期の最終日を迎えました。雨が上がり、校庭で終業式を行うことができました。
 1学期は、4月6日の始業式と入学式でスタートしました。しかし、翌日から2か月間の臨時休業となり、家庭で一人一人が課題に取り組む日々が続きました。ようやく6月1日から学校が再開され、授業が始まりました。こう考えてみると、1学期の4か月間のうちの半分しか学校生活がなかったことが分かります。そして、休業中の2か月間と学校生活があった2か月間とでは、ずいぶん違いを感じるものです。昨日、今学期の振り返りをしたクラスがあり、ある子が「学校があって勉強ができることが、とても楽しいことだと分かりました。」と言っていたそうです。その通りだと思います。子どもにとっては、学校がコミュニティーの場であり、学習以外にも多くのことを学び、経験する大切な場所であるのです。
 終業式の児童代表の言葉は、3年生が行いました。「漢字練習をがんばりたい。」「友達と仲良く過ごしていきたい。」と、2学期に向けた抱負もしっかり発表していました。(写真上)
 終業式に続いて生活指導担当の先生から、夏休み中の生活についての話がありました。色画用紙を見せながら、全校児童に分かりやすく話をしていました。まず、水色の色画用紙です。これは、川や海、プールなどの水遊びでの危険に関する話でした。次は、赤の色画用紙です。花火は、大人の人と一緒に行いましょうという内容でした。続いて黄色の色画用紙です。すぐに「信号機!」という声が1年生から聞こえてきました。その通りで、交通安全に関する話でした。最後は、黒い色画用紙・・・不審者に注意しましょうという話でした。もし雨だったら、校内放送で終業式を行う予定でした。放送だと色画用紙を見せることができません。生活指導の話はどうする予定だったのでしょう?
 2年生の教室で、キャリアパスポートの指導が行われていました。(写真中)キャリアパスポートは、文部科学省から通知が出され、今年度から全国の小・中・高等学校で行われることになったキャリア教育です。文科省のホームページでは、「自らの学習状況やキャリア形成を見通したり振り返ったりしながら、自身の変容や成長を自己評価できるように工夫されたポートフォリオのことである」と定義されています。もっとわかりやすく説明すると、・・・自身の目標や各行事等の振り返りをカードに記録し、ファイルに入れてとっておき、次学年に引き継いでいけるようにするものです。このファイルは、中学校や高等学校に行っても進学先に送って継続して使用していきます。
 とりあえず今年は、学校でクリアファイルを全員分購入し、教室で保管するようにします。2学期には、一度家庭に持ち帰り、家の人からも記入してもらうことがあるかもしれません。毎年積み重ねて用紙が増えてくるので、今後はもっと分厚いファイルが支給されることになるのではないかと思います。
 各クラスで夏休み前の指導が行われていました。夏休みの課題については、本日配布の学年だよりに詳しく書かれていますので、ご家庭で確認の上、毎日計画的に取り組むことができるように見てあげてください。
 1年生は、小学校で初めての夏休みを迎えます。国語や算数の問題が印刷されたプリントを含め、絵日記や読書などが課題に出されているようです。(写真下)今週は、毎日少しずつ荷物を持ち帰っています。今日もたくさんの荷物を持った子ども達が下校していきました。
 午後からは、久し振りに陽が差し始め、いよいよ梅雨明け間近という気配になってきました。しかし、今日もまた東京都の感染者数は記録を更新し、感染の勢いが止まっていません。夏休み中は、感染症に十分に気をつけて生活するようにお願いいたします。学校ホームページは、しばらくお休みになります。1学期の学校教育へのご協力に感謝申し上げます。

7月30日(木)

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 2年生は、国語の授業で「あったらいいな こんなもの」という学習をしています。「話すこと・聞くこと」の学習単元で、自分で考えた道具について、相手に分かりやすいように順序を考えて話すことを主にした学習です。
 教科書には、ドラえもんが大きく描かれていて、子ども達の興味を引きます。ドラえもんが四次元ポケットから出す道具は、子どもだけでなく大人も「あったらいいな」と思うものばかりです。2年生の子ども達は、自分なりにどんな道具を考えたでしょうか…。絵と文章で説明を書き、一人ずつ発表会を行っていました。(写真上)
 大人が考えると、せいぜい「もどり薬」や「リサイクル紙幣」でしょうか。(ちなみに、「もどり薬」は、1錠飲むと10年若返る薬です。「リサイクル紙幣」は、紙ごみを集めて入れると、新札になって出てくる機械です。私が考えました。)
 2年生の子ども達が考えた道具には、夢があるなと思いました。「病気バック」は、病院に行かなくても、なんでも病気を治すことができる道具が入っているバックだそうです。病気かどうかが分かるセンサーや、たくさんの薬が入っているそうです。コロナで大変な今の世の中に、本当にあってほしい道具だと思いました。「三つ目シェフ」は、お母さんの料理を手伝ってくれるぬいぐるみだそうです。お母さんが夏休みにお弁当を作るのが大変そうなので考えついたと書いてありました。家の人の苦労がよく分かっているなと思います。「ホラー読み取りカメラ」は、怖い夢を体から追い出して、楽しい夢ばかりにしてくれる道具だそうです。毎日見ている夢が、ほとんど怖い夢ばかりだから考えついたと書いてありました。子どもの切実な願いから考えついた、面白いアイデアだなと思いました。
 1年3組が、多目的室で学級レクを行っていました。明日で転校してしまう友達のお別れ会を兼ねて行っていたようです。教室から椅子を持って行き、丸くなって座り、フルーツバスケットをしていました。
 一人一人に果物の名札がつけられていて、「りんごとぶどう!」とか「バナナとイチゴ」というように、移動する子を指名していきます。「フルーツバスケット!」と言うと、全員が一斉に移動しなければなりません。みんなキャーキャー言いながら動き回っていて楽しそうでした。見ていると、なんとなく鬼になりたがっていた子が分かってきて面白かったです。(写真中)
 3年生は、1学期の音楽の時間に初めてリコーダーを習いました。しかし、学校では一度も吹いたことがなく、指の動きだけの練習でした。リコーダーの音を知っている4年生以上の子ども達にはそれも仕方ないと思えるのですが、3年生の子ども達は吹いてみたくてうずうずしています。今日は、夏休みの課題として出されたリコーダー練習の説明が行われていました。(写真下)
 簡単な指の動きだけで吹ける曲の練習が課題として出されています。リコーダーの持ち方が左右逆の子が時々見られます。また、吹いてはいけないリコーダー指導で一番難しいのが、「タンギング」です。家庭では、音が出せるだけでうれしくなるリコーダー練習です。思う存分練習できるのは良いのですが、きちんとタンギング(1音ずつ舌でトゥ、トゥ、…と切ること)ができるかをぜひ見てあげてください。

7月29日(水)

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 1年生の教室で、交通安全の指導をしていました。警察署からいただいたDVDを使いながら、道路や横断歩道を歩く時の交通安全について学習しました。(写真上)
 例年は、1学期中に1年生の交通安全教室を開き、歩行訓練も実施しています。昨年も光が丘警察からお巡りさんに来ていただき、道路標識や信号機の説明を聞いてから、実際に学校の周りの道路を歩いていました。昨日のニュースでは、コロナの影響で外出が少なくなったたこともあり、全国的に交通事故の件数は減っているそうです。しかし、特にこれからは、夏休み中の交通事故が心配です。信号のない交差点が多かったり、道幅が狭いわりに車がスピードを出す道路が多かったりします。夏休み中は自転車の乗り方に気をつけるとともに、各家庭で交通安全を十分に意識した生活ができるようにお願いします。
 2年生が、ミッキー池でザリガニ釣りをしていました。昨年度、1年生の時にもザリガニ釣りをしているので、とても手慣れていました。たくさん釣れた中からグループで1匹を残し、池に逃がしてあげました。
 2年生は生活科の時間に、「めざせ生き物はかせ」という学習をしています。身近な生き物に関心をもち、観察したり飼育したりしていきます。今日は、田柄小で一番身近な生き物であるザリガニをつかまえて、観察することになったようです。
 大切な1匹を飼育ケースに入れて教室に戻ると、さっそくみんなで観察カードに記録をしました。形や色、大きさを調べて、絵と文で仕上げました。何人もの子が平気な顔でザリガニを手でつかみ、いろいろな向きから観察をしていました。(写真中)多分、他の学校よりも田柄小の子ども達の方が、ザリガニを手で持ち上げることができる子が圧倒的に多いはずです。
 3年生は、総合の学習の時間にカイコを育ててきました。今月上旬には、たくさんの繭を作りました。担任の先生が、繭を集めて冷蔵庫に入れてしまっておきました。カイコが繭から出てくると、繭玉に穴が開き、工作ができなくなってしまうからです。(どんなカイコの成虫(蛾)が出てくるのかは、教室で何匹かそのまま育てて見せています。)
 今日は、繭玉を一人2個ずつ使って工作をしました。あらかじめどんなものを作りたいかを考えて、使う材料を用意させてきていました。クラス全体でいろいろなアイデアにあふれる作品が出来上がりました。半分にした繭玉の中に小さな鈴を上手に入れていた子がいました。(写真下)また、キーホルダーの金具を用意してきて、繭玉の人形を取り付けた子もいます。大切に育てたカイコが、思い出に残る作品に生まれ変わりました。
 カッターナイフで繭玉を2つに割ると、中からさなぎが出てきました。冷蔵庫に入れてあったので、もう動きません。さなぎを大切にボンドで貼り付け、作品として飾った子がいました。また、クラスみんなのさなぎを集めて、クワの木の根元にお墓を作ってきた子達もいました。カイコを育てたことで、大切な命の学習にも結び付きました。

※3年生のカイコの学習に関して、あさって配布の学校だより巻頭言にも記載しました。ぜひお読みください。

7月28日(火)

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 登校後すぐに、広報委員会の児童が手分けをして全校の各教室に行きました。広報委員会で作成した第1号の新聞が出来上がり、全校児童に配布するためです。広報委員会で新聞を作成したことを説明し、一人ずつに配布しました。(写真上)
 広報委員会は、田柄小に今年度新しくできた委員会活動です。学校の様々な情報を集め、新聞を発行して全校児童に広める役割を担っていきます。第1号の新聞は、校長室にも掲示しました。最初の新聞にふさわしく、盛りだくさんのニュースが書かれています。
 まず、17学級全ての学級目標が掲載されています。クラスごとに個性あふれる学級目標があり、面白いなと思いました。また、「芝生ロボ参上!」というニュースが目を引きました。田柄小には、校庭の南校舎側に広い芝生があります。その芝刈りをするロボットが導入されたというニュースです。(写真入りです。)昼間は国旗掲揚塔近くの青い木の箱の中に収められていますが、夜になると毎日決まった時間に動きまわり、芝生をきれいに刈り取っていきます。上手に取材して記事にしてあるなと思いました。
 全員に1枚ずつ配布してあるので、ぜひご家庭で実物をご覧ください。第2号の新聞は2学期になるでしょうか。今後も、広報委員会の新聞を楽しみにしていきたいと思います。
 学期末となり、今週は様々なクラスでテストに取り組む様子が見られます。5,6年生の外国語も同様です。6年生の教室では、英語の聞き取りテストがあったようで、英語の発音を聞きながら、ワークテストの問題に答えていました。
 一方、5年生の外国語の授業では、ALTのマイケル先生と1対1で英会話をする簡易な試験が行われていました。英語であいさつを交わしたり、マイケル先生が質問をして誕生日を答えさせたりしていました。(写真中)
 中には、英語で何を聞かれたのかわからずに、黙り込んでしまった子もいました。マイケル先生がそっと日本語で「プレゼントニ ナニ モライタイデスカ」と教えてあげていました。間違えても良いから、自信をもって英語の発音をしていくことが大切です。
 5年生の家庭科の学習で、お茶を入れる実習を行っていました。家庭科の調理実習は、1学期の間は控えてきました。しかし、お茶の実習は直接食べ物を扱わないことや、ガスコンロの使い方等の基本を学んでおく必要があることから、今学期中に実施することにしました。
 まず、やかんに分量の水を入れ、コンロにかけてお湯を沸かします。急須には、緑茶かほうじ茶を選んでグループの人数分の茶葉を入れます。お湯を注いで湯飲みにつぎ分けるだけのことですが、全体を見ていると「お茶を入れるのは、今日が初めての経験」とすぐに分かりました。確かに今の時代、電気ポットが代わりになり、やかんを火にかけてお湯を沸かすことは大人でもなかなかしなくなったことです。(私は、家でコーヒーを入れる時はやかんを火にかけますが…)
 そもそも、「急須が家にあるか」ということ自体、どうなのでしょう? ほとんどの子が「自分の家にはない」と言っていました。熱いお茶は家で入れることがなくなったという生活様式の違いが感じられます。「紅茶を入れるポットはある」と言っていた子がいました。飲んでいるものが違うのですね。お茶と言ったら、今は冷たいペットボトルのお茶のことをイメージする時代です。
 熱いお茶を恐る恐るつぎ分けていた子ども達の様子を見ていて、貴重な経験をしているなと思いました。(写真下)

7月27日(月)

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 いよいよ1学期最後の一週間が始まりました。普段の年であれば、今頃はセミの大合唱が聞こえてきているはずです。しかし、相変わらずはっきりとしない天候に、控えめなセミの声しか聞こえてきません。今日は、まず校庭で全校朝会を行いました。
 今朝は、「簡単なことほど難しい」という話をしました。先週の避難訓練では、ところどころで移動する列を止めて、先頭を歩く先生達が注意を与えていました。途中でしゃべった子がいたからです。「だまって歩く」…これほど簡単なことはないのに、時と場合によっては難しいことになります。
・・・(前半省略)学校生活の中には、簡単なことであるのに難しいことが他にもたくさんあります。例えば、この全校朝会の後、昇降口で靴をぬぎ、うわばきをはきます。今はいている外靴は、つま先を奥にして靴箱に入れることになっています。向きをそろえて靴を入れるという簡単なことではありますが、全員の靴がしっかりそろって入れられていることはなかなかありません。違う方向を向いている靴があったり、片方の靴が落ちていたりすることがあります。特に、休み時間の終わりにあわてて戻ってきたからなのでしょうか、きちんとそろっていない靴を見かけることが多いです。ぬいだ靴を手で持って靴箱に入れる…こんな簡単なことなのですが、毎回しっかり行うことは難しいことなのですね。
 「簡単なことほど難しい」…学習中も、そのように感じる場面がたくさんあります。例えば、先生の指示で教科書を開くということです。「○ページを開きなさい。」と言われてすぐに教科書を開いているでしょうか? これもとても簡単なことだと思うのですが、各教室の授業を見に行くと、何人かが教科書をすぐに開いていない場面を見かけます。授業中に違うことを考えていたリ、みんなと違うことをしていたりすると、先生が指示した内容を聞きのがし、教科書を開くのが遅れてしまいます。
 「簡単なことほど難しい」…話を聞くことだけでなく、書くことにもそれは言えます。授業中は、黒板に書かれた文字をノートに書き写す時間があります。学習のめあてをノートに書いたり、学習のまとめを書き写したりします。「黒板の文字を見て、その通りにノートに書き写す」…1年生の時から授業中に行ってきていることです。特に難しく考えることはなく、黒板を見て自分のノートに書くだけであるのに、一人一人に差が生じることがあります。書き始めるのに時間がかかる子がいたり、黒板に書かれている通りに書き写せていない子がいたりします。
 その他にも、学校生活の中には、簡単なことほどきちんとできていないことがたくさんあります。手をしっかり洗うこと、ハンカチで手をふくこと、登下校では校帽をきちんとかぶること、名前を呼ばれたら「ハイ」と返事をすること、週末にうわばきを持ち帰ること…全て簡単なことの積み重ねで学校生活が行われています。今週一週間で、いよいよ1学期の学校生活が終了します。今学期のまとめをするにあたり、日常の簡単なことがしっかりできていたのかを振り返ってみましょう。・・・
 3年生は、体育の時間に「ティーボール」というベースボール型のゲームを行っています。初めて野球をするうえで一番技術的に難しいのが、投げたボールを打つことです。ティーボールでは、それを解消するために、ボールをティーの上に置き、バッターが打つというルールで行っています。他にも、打ったボールをファーストに投げるのではなく、守備位置にボールを戻したところでバッターアウトになります。それまでに打者が進んだ塁(三角コーンの上に卓上ベルが置いてあります)が得点になります。また、打った後に打者がバットを指定の位置に置くだけでも1点が入るというルールです。工夫次第で全員が楽しめるゲームができるものです。(写真上)
 6年生の理科の時間に、「生物どうしの関わり」を学習しています。生き物の世界には、「食物連鎖」の関係があることを学びます。NHKの動画クリップを使い、授業が行われていました。ニジマスを解剖して胃の中を開くと、たくさんの小魚(ワカサギ)が出てきました。(写真中)さらにそのワカサギの胃袋の中からは、水中の微生物であるミジンコが出てきました。では、ミジンコは何を食べているのかというと、さらに小さな水中の微生物をエサにしています。
 1年生の教室では、今学期のまとめのプリントを行っていました。(写真下)1学期の学習は、実質先月と今月の2か月間ではありましたが、いろいろなことを習いました。国語は、ひらがな五十音の書き方や簡単な文章の書き方を習いました。算数では、答えがひと桁のたし算とひき算まで学習しています。
 夏休み中も課題が出て、毎日1学期の復習をすることになります。2学期の学習につなげていくためにも、夏休みの宿題にしっかり取り組めるようにさせたいものです。

7月22日(水)

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 朝学習の時間に、1年1組で足育の授業が行われていました。「かかとのはたらき」について考える内容でした。
 まず、足の部分の名前を確認しました。足の指とかかとは分かりますが、「土踏まず」を知らない子がほとんどでした。次に、歩く時に最初に地面につく場所を考えさせました。1年生の子ども達だと、頭で考えるよりも実際に歩いてみる方が分かりやすいようです。教室内を歩かせてみると、かかとが最初に床につくことが分かりました。
 赤ちゃんがつかまり立ちをしている写真が映し出されました。赤ちゃんは、初めて歩き始める時はつま先立ちの状態です。しかし、しばらくして歩くことができるようになると、かかとをついてかかとから歩き始めるようになります。では、人はなぜかかとを使って歩くようになっているのでしょう。・・・それを知るために、片足の靴と靴下をぬいで、自分のかかとに触らせてみました。「かたい」と言った子もいれば、「プニプニしている」と表現した子もいました。
 実は、このプニプニがヒントになっています。つまり、かかとの辺りは皮膚が他の部分よりも固くなっているものの、骨との間に脂肪があり、クッションのような役割をしています。そこで、「かかとのクッションを使って歩こう」ということを学習のまとめとしました。(写真上)
 また、うわばきや外靴のかかとをつぶしてはいている子がいないかということも話題にしています。かかとをつぶして靴をはくと、スリッパをはいた時のようになり、かかとをしっかり使った歩き方になりません。「靴は、かかとをつぶさないではこう」ということも学習のまとめとして指導しています。
 1校時の後半に、火災の避難訓練を行いました。先月は地震の訓練をしましたが、教室での対応で終わりにし、放送で振り返り指導を行っていました。通常通りに校庭まで避難したのは、今年度初めてのことです。
 防災頭巾を身につけて、静かに全校児童が校庭南側に集まってきました。児童の整列・点呼が終わると、各担任が副校長先生に報告をします。(写真中)避難開始の放送から全員の避難を確認するまで、5分近くかかります。
 避難訓練は、毎月1回実施しています。その訓練を真剣に行うことが、自分の命とともに周りの人の命を救うことにつながります。まず非常時には、だまって話を聞くことが重要です。1年生は、初めて校庭への避難を経験しましたが、事前指導の成果もあり、きちんと行動することができました。
 3年生は、理科の時間に「植物を育てよう」という学習をしています。1学期の始めから2学期に植物が枯れるまで、継続して観察していく学習です。あおぞら農園に行き、3年生の畑の花や作物の様子を観察記録に残していました。
 花はひまわりとホウセンカ、野菜は大豆とオクラを種から育てています。種をまいたのは、5月の臨時休業中のことです。ちょうど種まきから2か月が経ちました。ひまわりは、子ども達の胸の高さまで成長してきています。つぼみはまだ見られず、花は夏休み中に咲きそうです。ホウセンカは、白い花がたくさん咲き始めていました。休業中に種をまいたのは3年生の先生達でした。(当時、その様子を動画配信していました。)ホウセンカの種はたくさんあったのでしょうか…ホウセンカは、苗がびっしりと茂っています。大豆は、すっかり枝豆が実っていました。収穫したくなりますが、これは理科の勉強なので、2学期に枯れて大豆になるまでそのままにしておかなければなりません。オクラも花が咲いた後に実がなっていました。それもちょうどよい収穫サイズのオクラで、とてもおいしそうでした。(写真下)
 昔、趣味で畑を借りて野菜を育てた経験があります。オクラも毎年挑戦しましたが、土日だけの畑管理には不向きの作物でした。オクラは1日ですぐに実が大きくなります。あまり大きく育ったオクラは固くて食べられません。来週になると、3年生のオクラもお化けのように大きくなっていることでしょう。

7月21日(火)

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 朝学習の時間を使って、1年生に足育の指導が行われました。以前からお伝えしているように、田柄小では今年度の体育の校内研究に「足育」を含めて取り組んでいます。1年生にも行える足育として、今回は「足の清潔」を取り上げました。先週から養護教諭が1年生の各クラスをまわり、「足を清潔にしよう」という内容で15分ほどの指導を行っています。今日は、1年3組で指導を行いました。
 普段の学校では、「手洗い」の指導は頻繁に行ってきています。しかし、足の清潔に関しては指導した覚えがありません。せいぜい週末に、「うわばきをきちんと持ち帰って、よく洗ってきなさい。」と声をかけるくらいです。直接足を洗うのは、家庭でお風呂に入る時ぐらいのことなので、学校では指導範囲外と考えがちです。
 まず、体のどの部分に汗をかくか、子ども達に聞いてみました。頭や顔、わきの下、背中…と、いろいろな部位が出てきた中で、足という意見もありました。そこで、足の裏も汗をかくことを伝え、1日にどれだけの汗が足の裏から出ているのかをクイズにしました。・・・答えが牛乳瓶1本分(200ml)と知り、みんなびっくりしていました。
 次に、実際に足をどのようにして洗ったらよいのかを学習しました。うわばきと靴下をぬぎ、かかとからつま先、さらには足の指の間までしっかり洗うように、先生のまねをしながら練習しました。(写真上)
 短時間での足育授業でしたが、足を清潔にするために「靴や靴下をきちんと洗うこと」と「足は、指の間や爪までていねいに洗うこと」が大切であると分かりました。「今日、お風呂でやってみたい!」と、とても反応の良い子ども達でした。
 1年生の生活科では、シャボン玉遊びに続いて「砂遊び」の学習が行われています。(生活科の「なつとともだちになろう」の学習です。)今日は、1,2校時に1組、3,4校時に2組が校庭の砂場に行って授業をしました。
 あらかじめ連絡してあったので、家からお砂場セットやペットボトルなどを用意してきていました。砂遊びが開始になると、友達と一緒に川や海を作ったり、泥だんごを作ったりと、いろいろな発想が次々とうかんできました。バケツやペットボトルを使って水をくんでくると、様々な世界が広がり始めました。(写真中)
 裸足で泥水の中に入ったりすることで、足の感触を楽しんでいた子もいます。子どもの発育にとって、砂遊びや泥遊びはとても大切なものであると言われています。単に造形する喜びを味わうだけでなく、手や足の感覚を通じて得るものがあります。今年の夏休みは、海水浴に行くのが難しいかもしれません。学校の砂場を使うことで、浜辺での砂遊びの気分が少しは味わえたかもしれません。
 5校時に、3年1組で足育の授業がありました。3年生の足育では、自分のはいている靴に着目し、正しい靴のはき方を中心に指導をします。自身が現在使っている外靴を用意し、普段どのようにはいているのかを確認し合いました。(写真下)
 3年生では、マジックテープ式の外靴をはいている子がほとんどです。中にはそのまま足を突っ込んで終わりという子も見られました。多くの子は、マジックテープを一旦はがしてから足を入れ、テープで固定していました。しかし、正しい靴のはき方は、さらにコツがあります。
 オノマトペを使うと、「ベリベリ、トントン、ギュウ・ピタ」が正しい靴のはき方です。ベリベリでマジックテープをはがします。トントンは、かかとを地面に打ちつける音です。そうすることによって、靴に足がフィットするとともに、つま先側に少しすき間が生まれます。(靴の中で自由に足指が動かせる)最後のギュウ・ピタは、マジックテープをしっかり引っ張って留めることを指します。
 考えてみると、大人も運動靴をはく時に、ひもを毎回ほどいてからトントンし、靴ひもをしばっているでしょうか? 私は土日に散歩をする時に運動靴をはいていますが、足を突っ込んでいるだけでした。これからはひもを毎回ほどいてから足を入れ、トントンしてからひもをしばりたいと思います。

7月20日(月) その2

画像1 画像1
画像2 画像2
 2年生が生活科で育てているピーマンとミニトマトが次々と実り、収穫時期を迎えています。(写真上)しかし、今年は雨の日が多く、ミニトマトは実がはじけてしまったものがたくさん見られました。
 先の3年生が見学に行った吉田さんのミニトマトは、ビニールハウスで育てていました。しかも、苗を植え付けてから1滴も水を与えていないと言われていました。それだけトマトは乾燥した場所でよく育つとともに、むしろ水を切った方が甘みが凝縮するのです。
 一方、ピーマンを育てている子も、気温の上昇とともにあっという間に実が大きくなってきていました。ピーマンも収穫時期を逃してしまうと、色が赤く変色してしまいます。
 野菜の栽培では、根をしっかり張らせることが大切です。小学校のアサガオ用のプラ鉢では、土が入る量が少ないため、ある程度まで育ったところで苗が弱ってきてしまいます。子ども達の鉢の大きさが、さらに縦に3倍、横に2倍以上あれば、ずいぶん成長が違っていたことでしょう。
 4年2組の教室では、保健の授業が行われていました。4年生の保健の授業では、「育ちゆく体とわたし」という学習をします。今日はその第一時、「変化してきたわたしの体」を学習していました。(写真下)
 子ども達は、年間に何度か行われている計測を経験しているので、身長や体重が少しずつ増えてきていることに気がついています。身長の伸びに注目すると、小学校〜中学校〜高校とぐんぐん伸びていくことが分かります。しかし、みんながみんな同じ身長の伸び方であるとは限りません。高学年になって急激に身長が伸びる子もいれば、中学生になってから身長が一気に伸びる子もいます。体の変化には、個人差があるということを学んでいました。
 毎日子どもと接していると、身長の伸びはなかなか気がつかないものです。しかし、夏休み中に田舎に行ったりすると、久し振りに会った親戚の方々から「大きくなったなぁ」と言われます。特に高学年の子ども達は、この夏を越えた頃、背の順が変わってくるほど成長が顕著にみられるものです。

7月20日(月) その1

画像1 画像1
画像2 画像2
 昨日から、久し振りに夏の日差しが戻ってきました。今日の全校朝会は、校庭で行いました。
 今日は、「『心づかい』と『思いやり』」という話をしました。前半は、まず先週までの「ふれあい月間」を振り返りました。「ふれあい月間」は、人と人との温かな心のつながりを確認するためにあります。そして、いじめや差別のない学校生活にしていくためにも行っています。次に、新型コロナウイルスの感染症により、新たな差別・偏見が問題になっている事実を取り上げました。感染症にかかった人やその家族、医療関係者やその家族…と、様々な人に対する差別や偏見が広がっていて、大きな社会問題にもなっています。世の中から差別や偏見がなくなるためには、全ての人が温かい心と人への思いやりをもつことが大切です。そこで、話の後半では、子ども達の身近な生活を取り上げて話をしました。
・・・以前、テレビのCMで「『心』は誰にも見えないけれど、『心づかい』は見える。『思い』は見えないけれど、『思いやり』は誰にでも見える」というメッセージが流れていました。その通りだなと思います。人が何を考えているか、という心の中は見えません。でも、その人がしたちょっとした行動から「心づかい」が見えてきます。例えば…授業中、音をたてないように静かに廊下を歩いている子がいました。どんな「心づかい」であるか分かりますか? 授業をしているクラスに迷惑がかからないように、という「心づかい」です。また、提出物を出す時に、相手の方に向きをそろえて出すというのも「心づかい」です。
 一方、人が何を思っているかという「思い」も目には見えません。でも、「思いやり」のある行動は、はっきりと目で見ることができます。例えば…先日、登校班で先頭を歩いていた班長の子が、時々後ろを振り返って歩くスピードを調節してあげていました。同じ登校班の低学年の子ども達への「思いやり」です。
 このように、学校生活のところどころで田柄小の子ども達の「心づかい」や「思いやり」を見ることができます。これからも、このような温かい心がたくさん見られる学校になっていくようにしていきましょう。社会全体の差別や偏見をなくしていくために、まずは自分の身近なところから「心づかい」と「思いやり」の行動を増やしていくことが大切です。・・・
 3年生は、社会科の時間に「農家の仕事」について学習をしています。練馬区では、キャベツや大根を作っている農家が多いことを学びました。さらに、農家の人たちの苦労や工夫を調べることも大切な学習となります。田柄小の近所には、すばらしい「畑の先生」がいらっしゃいます。各学年の農業体験や、学校給食でお世話になっている吉田さんです。今日は、直接吉田さんの畑にうかがい、たくさんの農家の秘密を聞くことができました。
 「吉田さんの畑で採れる野菜は、なぜおいしいか?」子ども達の様々な質問に答える中から、土にこだわりがある栽培方法に秘密が隠されていることが分かりました。堆肥をたっぷりとすき込み、化学肥料や農薬を最小限に抑えた農法(有機栽培)が行われています。説明している吉田さんの後ろには、藁や米ぬかを発酵させて作っている堆肥が、山のように積み上げられていました。(写真上)
 ミニトマトは、ビニールハウスの中で作られています。一切水を与えないことで、糖度の高い甘みを作り出しています。(ミニトマトは、売り物用には作っていないというから驚きです。)そんなミニトマトを、先生達が代表して何種類か味見をさせていただきました。トマトベリー(本当にイチゴのような形をしています!)やプヨ姫(本当に手触りがプヨプヨしています!)など、こんなにもミニトマトがフルーティで甘く、おいしいものかとびっくりしました。(写真下)
 田柄の地には多くの畑があり、吉田さんの他にも情熱をもって農業をされている方がたくさんいらっしゃいます。この学習を通じて、子ども達が農業の大切さを理解するとともに、練馬区を誇りに思えるようになってほしいと願っています。

7月18日(土)

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 1年生は、生活科の「なつとともだちになろう」の学習として、シャボン玉遊びを行いました。雨が降っていたため、体育館に行く渡り廊下を使って遊びました。
 虹色に光る美しいシャボン玉には、子どもを引きつける魅力があります。シャボン玉遊びは、今まで多くの子ども達が経験したことのある遊びです。しかし、経験しているのは、市販の道具でのシャボン玉遊びがほとんどです。生活科の学習では、身近にある道具を使うことで、自分なりに考えたり工夫したりして遊ぶことができるようにしていきます。遊びの中で何度も創意工夫を重ねることで、「次はこうしたい」と考えながら活動していくようになります。
 また、シャボン玉遊びは、個人の「やってみたい」という思いを満たすだけでなく、「ねえ、見て!」と、友達と自然にかかわり合う姿も期待することができます。(写真上)
 今回は、雨のために活動場所が限られたため、ストローで吹くシャボン玉だけを行いました。今後天気が良かったら、他の道具も使い、もっと大きなシャボン玉遊びに挑戦するそうです。
 3年生は、理科の時間に「ゴムや風でものをうごかそう」という学習をしてきました。そのまとめとして、ゴムや風で動くおもちゃ作りに取り組みました。
 材料は、実験セットで使った車を基本とし、遠くまで動くようにさせるためにどんな仕組みを工夫したらよいかを考えさせました。強力なゴムの発射台を考えた子もいれば、風の抵抗を受けやすくするために大きな帆を取り付けた子もいました。
 最後に、体育館にある大型扇風機の前で友達と競走をして遊びました。(写真中)風で動くおもちゃは、単に風を受けるための帆を大きくすれば良いと考えがちですが、そうとも限らないことが分かりました。筒型の帆を考えた子がいて、さまざまな改良を重ねていくうちにかなり遠くまで進むようになっていました。子どもの試行錯誤の力はすごいなと感心させられました。
 4年1組で、足育の授業がありました。まず、自分の足は、体重を支えて毎日歩いているということを再確認しました。1日平均1万歩を歩いているとすると、一年間に換算すると札幌まで歩いていることになります。
 次に、長い距離を歩くことができる足の秘密について学習しました。江戸時代の人の足跡を調べると、足の裏にくぼみがあります。一方、生まれたばかりの赤ちゃんの足裏は平らになっています。これらのことから、人は歩くことによってくぼみ(「土踏まず」という言葉で教えています。)ができていくことが分かりました。
 授業の後半は、土踏まずに3つの役割(「クッション・バネの役割」、「重いものを支える役割」、「バランスをとる役割」)があることを知り、土踏まずを育てる足指体操に全員で取り組みました。
 靴下をぬぎ、足指をしっかりマッサージしたり、足指ジャンケンを行ったりしました。教室で裸足になることはめったにないので、子ども達は開放的になり、とても楽しそうでした。(写真下)

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

お知らせ

学校だより

保健だより

給食だより

献立表

相談室

お知らせ(けやきルーム)