「わくわく・どきどき」の学びを目指して

7月8日(水)

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 3年生は、国語の時間に「気もちをこめて『来てください』」という学習をしています。手紙を書く学習内容で、相手や目的を意識して、伝えたいことを明確にして手紙を書くことをねらいとしています。また、敬体と常態との違いに注意して、ていねいな言葉を使った手紙文の書き方を学びます。
 今回、郵便局からのご厚意で、官製はがきと手紙の書き方のテキストを全員分いただくことができたので、それを使って指導を行いました。送り先の郵便番号や住所、氏名等は、あらかじめ学年だよりで伝えてあったので、家の人に聞いてきていました。おしじいちゃんおばあちゃんや、親戚の方々に宛てて手紙を書いていた子が多かったようです。
 教科書では、「運動会や学習発表会など、見に来てほしい行事のことを考えて手紙にしよう」と書かれています。しかし、こういう状況を考慮して、学校で今がんばっていることなどについてお知らせをする内容で指導していたようです。今日は、本番の官製はがきに清書する時間でした。どの子も緊張の面持ちで鉛筆を握っていました。(写真上)
 ところで、現在はがきの料金は63円です。年賀状を出したことがあるという子は多いようですが、はがきの値段は知らなかったようです。はがきの料金については、意外に大人でも知らない人が多いです。(昨年の10月に、消費税の増税とともに62円から63円になりました。)ちなみに封書は、82円から84円になっています。
 6年生は、算数の時間に「分数のわり算を考えよう」という学習をしています。1年生の算数から、学年が上がるにつれて「+、−、×、÷」の四則計算を習ってきました。さらに、小数や分数を習うと、整数と同じようにそれぞれの四則計算も学習してきました。そして、その最後になるのが、「分数÷分数」の計算です。
 分数を分数で割るということは、日常的にあまりないことです。「5/8÷2/3」の式になる問題を考えられるでしょうか? 教科書に出てくるとしたら、「2/3平方メートルの壁を塗るのに、5/8リットルのペンキを使いました。1平方メートルを塗るには、何リットルのペンキが必要ですか?」というような問題になります。普通、小数で表すものを無理やり分数で表しているので、あまり現実的ではない問題になってしまいます。もうここまでくると、「小学校の算数の時間は、りんごの絵が出てくるような具体物の問題が標準」というしばりはなくても良いのではないかと思います。
 実際、6年生の教室の黒板を見ると、ぎっしりと数式のみが並んでいます。(写真中)6年生の算数が、中学校の数学に近づいてきました。
 2年生の教室では、音楽の授業が行われていました。「音楽に合わせて」という単元で、「小さなはたけ」の曲に合わせた身振りを工夫する学習です。「♪ちいさな畑をたがやして ちいさな種をまきました ぐんぐん育って春が来て ちいさな花が咲きました ポッ」…という1番の歌詞から始まり、2番、3番…と続きます。CDで音楽を流しながら、子ども達が前に出て順に発表していました。どの子もみんな楽しそうに振りをつけていました。(写真下)
 今はまだ、音楽の時間に歌うことは自粛中です。でも、・・・自然に歌が出てしまいます。

7月7日(火)

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 1年生は、国語の時間に「くちばし」という説明文の学習をしています。小学校の国語の授業で、物語文とともに毎学期必ず学習する教材として、「説明文」があります。この「くちばし」は、小学校で最初に習う説明文です。鳥のくちばしについて、問答形式で分かりやすく説明している文章なので、クイズに答えているような楽しい気持ちで読み進めることができます。
 「これは、なんのくちばしでしょう。」という文と絵による問いかけがあり、ページをめくると「これは、○○のくちばしです。」と答えが書かれています。さらに、そのくちばしの様子を詳しく説明する文章が書かれているという構成になっています。鳥は、きつつきとおうむ、はちどりが出てきます。それぞれのくちばしに特徴があり、子ども達にとって興味がもちやすい鳥が選ばれています。
 今日の授業では、先生がプリントを用意し、教科書の本文を見ながら書き込むようになっていました。先生が説明してからプリントに書き込む作業が始まりました。机上には、教科書とプリントと筆箱が用意してあり、1年生の子ども達にとっては、もうそれだけで机からはみ出してしまいそうです。(写真上)実はこの力…「それぞれの学習用具をどのように置いて勉強するか」ということは、この先6年間の学びを大きく左右することに通じる力なのです。
 様々な教科の学習をしていると、教科書を出したりドリルを用意したり、ハサミやのりを使ったりと、次々と学習用具を机の上に準備して授業が進められていきます。そのたびに、道具箱の中から「あれがない、見当たらない…」とやっていては、学習に遅れが生じてしまいます。また、机上が整理できない子の中には、ドリルや教科書の段差がある上にノートを置いて書くのが平気な子がいます。でこぼこの状態で書いても、きれいな文字が書けるはずがありません。整理整頓の力は、学習理解にじわじわと影響してくるものです。
 3年生は、算数の時間に「暗算」の学習をしています。数の構成に着目して、暗算の仕方を考えることを目標とした単元です。2位数どうしのたし算やひき算の暗算を考えていました。「暗算ができなくても、筆算ができればいいんじゃないの…」と思うかもしれませんが、暗算でどのように計算をするかということは、算数的な考え方を深めるとともに、算数を学ぶ面白さにもつながります。
 「44+29」は、どのように計算して73という答えを出しますか? 十の位と一の位どおしをたして、60+13=73という考え方がまずあります。29を20と9に分け、44+20=64、64+9=73とする考え方。29があと1で30になることから、44を43と1に分け、43+30=73とする考え方。あるいは、29を30と見て、44+30=74、74−1=73とする考え方もあります。まだ他にもいろいろな考え方で暗算ができますが、自分なりに暗算ができるということと、いろいろな考え方ができるということが大切です。(写真中)
 黒板には、算数の合言葉として、「『は』やく、『か』んたんに、『せ』いかくに、『どん』なときでも。」と書かれたカードが掲示してありました。(頭文字をとって、『はかせどん』としていました。)算数で学習する内容の全てに共通するのは、まさにこれらの目的のためと言えます。日常の生活に算数が生きるためには、素早く簡単に計算ができなければなりません。そして、正確な答えでなければならず、どういう場合でも使える計算であるということが重要です。
 4年生は、理科の学習としてツルレイシ(ゴーヤ)を育てています。5月の休業中にあおぞら農園に植えた苗が、みるみる大きく育ってきました。畑に行って全員で観察を行っていました。(写真下)
 ツルレイシは、がっしりと組んである支柱のてっぺんまでつるが伸び、すでにたくさんの黄色い花が咲き始めていました。まだ実はできていませんが、きっと夏休みに入った頃にはたくさんの実がぶら下がっていることでしょう。
 観察しながら、「ゴーヤは苦いから嫌い。」と言っている子がいました。確かに、子どもが好んで食べる野菜ではありません。大人になると、「あの苦みがおいしいのに…」と思うようになるのでしょう。
 夏野菜と言えば、昨日と今日の給食に、「冬瓜(とうがん)」が使われていました。スイカを少し縦長にしたような大きな冬瓜が畑にごろごろと実ってくる時期です。いろいろな煮物やみそ汁の具としておいしいのですが、たぶん冬瓜も家庭ではあまり買うことのない野菜なのかもしれません。

7月6日(月)

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 今日の全校朝会は、雨のために放送で行うことにしました。放送室にあいさつ当番の6年生の子ども達がやってきて、全校にあいさつを呼びかけました。放送室にいても北校舎から元気のよいあいさつの声が返ってくるのが分かりました。
 今日は、「家庭学習強化週間」についての話をしました。今日から12日(日)までの一週間を「家庭学習強化週間」として位置付けて、宿題等に取り組むことになっています。「学年×10分」の目安の時間を提示していますが、宿題以外の学習にどう取り組んでよいのか迷う子が多いはずです。そこで、具体例を基に学習内容のヒントを伝える話をしました。
・・・まず、読書です。先週までの2週間は読書旬間でした。引き続き読書を行うのも大切な学習です。さらに学習を深めたい人は、声に出して読書をしてみてください。音読をするということです。読書は普通、目で読む黙読ですが、声に出して読むことでまた違った力を身につけることができます。次に、教科書の文章をノートに書き写す視写(文章を見て、その通りに書き写すこと)もお勧めの学習です。「勉強することがない」という子は、とりあえず視写をしてみましょう。国語の教科書を開いて、点や丸、漢字などに気をつけながら、ノートにていねいに書き写していくのです。国語の教科書だけでなく、算数や理科、社会の教科書の視写でも良いです。
 次に、漢字ドリルや計算ドリルの初めの方に戻って、もう一度行う学習です。一度行ったことを再び学習することを「復習」と言います。一学期の最初の学習を振り返り、もう一度行う復習は、とても大切な学習です。「復習」に対して、「予習」という言葉があります。まだ学校で習っていない学習を自分で先に勉強するのが「予習」です。自分はがんばれるぞという子は、ぜひ「予習」にチャレンジしてみましょう。国語の教科書のまだ学習していないところを音読しても良いし、新しい漢字の書き順を調べたり、言葉の意味調べをしたりしても良いでしょう。今度習う算数の問題を教科書の説明を見ながら解いてみるのも良いですね。
 3年生以上の子は、理科や社会科の学習があります。生き物や歴史上の人物、都道府県に関することなど、自分で興味をもったことを調べることもすばらしい学習になります。しかも、自分で調べたいことを自由に選んで学ぶことができるのですから、これほど楽しい学習はありません。ただし、本で調べた、インターネットで調べたで終わるのではなく、調べて分かったことをノートに書いてまとめることが欠かせません。
 その他にも、5,6年生は外国語の学習で、英語を書いたり読んだりする学習があります。家庭科の裁縫を家でやってみるのも良いでしょう。こうして考えてみると、宿題以外に自分で学習することはたくさん見つかります。家庭学習強化週間を通じて、自分から進んで学習する姿勢を身につけていきましょう。・・・
 ぜひ、各ご家庭で、どんな学習に取り組めたかを確認してあげてください。
 6年生の教室で、国語の時間にグループ討論のような形式の授業が行われていました。「密」になる話し合い活動は自粛しているところですが、ソーシャルディスタンスを考えた、十分に距離をおいた話し合い活動になっていました。(写真上)討論の内容は、「テレビ放送が良いか、YouTubeが良いか」という内容のようでした。繰り返し見られるとか、自分の好きな動画を検索して見ることができるなど、YouTube派の意見が多かったようです。
 1年生の算数の授業で、「0というかず」の学習をしていました。「0」は、何て読むでしょう? 『ゼロ』でしょうか『レイ』でしょうか。正解は、『レイ』です。算数では、「0」は『レイ』と読ませています。「0」の書き方の指導も1年生で行う大切な学習です。上から反時計回りに書きます。(写真中)
 ちなみに、「0」を下から時計回りにぐるりと書くのは、「〇(まる)」を書く時です。
 6年生は、先月の図工の時間に、「切って開いて生まれた世界」という作品に挑戦してきました。グラデーションのように色を塗った下地に、黒い色画用紙をカッターで切り開いた切り絵作品を重ねます。切り絵がカッターの鋭い切り口の美であるのに対し、絵の具のグラデーションが効果的に映える作品です。
 今日は、次の学習に入る前に、友達同士の作品を鑑賞し合いました。そして、友達の作品のすばらしさを何人かが発表していました。友達に認めてもらえると、ますます作品が輝いて見えてきます。(写真下)

7月3日(金)

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 3年生の各教室でカブトムシを飼育しています。3年生の先生が田舎の方から各クラス用に取り寄せたもので、蛹(さなぎ)の状態で先月から教室に置いてありました。カブトムシは、幼虫の期間が一番長く、9月頃に卵からふ化すると、専用の土の中で過ごします。5〜6月頃が蛹の期間で、土の中に蛹室を作ってじっとしています。最初の頃は珍しがって飼育ケースをのぞき込んでいた子ども達は、じっとして動かない蛹にちょっと興味が薄れてきていました。また、3年生は日に日に大きくなっていくカイコの世話に手がかかり、カブトムシどころではなくなってきていました。それが一転、真っ黒のテカテカ光るカブトムシの成虫が誕生すると、子ども達の関心を一気に集めることになりました。(写真上)
 カブトムシの成虫の寿命は、2〜3か月くらいです。子どもの頃、よく家に飛んできたカブトムシを育てたことがありますが、そんなに長生きをしたためしがありません。今から思うには、飼育の仕方が間違っていたからです。昔は、カブトムシやクワガタを育てるために、スイカやモモを与えたものでした。今のような昆虫ゼリーがなかった時代です。虫たちは、お腹をこわして寿命を縮めてしまったのでしょう。
 しかし、田舎に住んでいたため、カブトムシやクワガタ、カミキリムシなど、子ども達が虫かごに常備する虫を捕まえる環境は整っていました。夜になると、家の網戸には、たいてい何らかの虫が光に誘われてやって来ていたからです。他にも必要のない虫たちがたくさんいました。網戸をすり抜けて、家の中は蚊取り線香をたいてもいろいろな虫が飛び交っていました。今の子ども達がそんな時代に行ったとしたら、家の中の虫の多さにまずびっくりすることでしょう。
 4年生の理科「とじこめた空気や水」の学習として、空気でっぽうの実験セットで遊ぶ様子を先日お伝えしました。今日は、教室で同じ実験セットを使い、水と空気の縮み方の違いを確かめていました。
 プラスチックの筒の中に、水と空気が半分ずつ入っています。棒を上から押し込み、筒の中の様子を観察しました。(写真中)結果は、水の目盛りは変わらず、空気の部分だけ縮まりました。この結果から、空気は押し縮めることができても、水は押し縮めることができないということが分かりました。(さらに、水だけで実験してみると、全く押し縮めることができないことが分かります。)
 教科書には、お店で売られているパック詰めの豆腐の写真が載っていて、「積み重ねられていても、中身の豆腐がつぶれない理由を考えよう」と書いてあります。豆腐の入れ物は、豆腐以外の部分は水で満たされています。水が縮まないということが理解できれば、「なるほど、そういうわけか…」と納得できます。
 一方、3年生の理科の学習では、「ゴムや風でものをうごかそう」という実験をしています。3年生では、今まで生き物教材を中心に理科の学習が進められていました。初めての実験内容です。ゴムは、伸ばしたりねじったりすると、元に戻ろうとする性質があります。3年生も実験セットを購入し、楽しみながら学んでいます。ゴムの伸び縮みで発射する車を使い、ゴムを少し伸ばした時とたくさん伸ばした時とで、どれだけ車が遠くまで動いたかを調べます。
 ちょうど3年生は、算数の時間に長さの学習で巻き尺の使い方を習ったばかりです。友達と協力して、何m何cm動いたかを一生懸命調べていました。(写真下)

7月2日(木)

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 1年生は、生活科の学習としてミッキー池でザリガニ釣りをすることになりました。今日は、1組の子ども達が釣りざおを手に中庭に出てきました。
 釣りざおに結ばれたタコ糸の先には、餌としてスルメイカがついています。グループで順番に釣りざおを持つことになっていて、さっそく子ども達が池をのぞき込みながら糸を垂らしていきました。
 池の中は、スイレンの葉が生い茂っているものの、あちこちにザリガニの赤いハサミが見え隠れしています。今年度に入ってザリガニ釣りをしたのは、今日の1年1組が最初でした。池の中のザリガニ達も、両手のハサミをバンザイさせながら、待ち構えていたかのように顔をのぞかせてきました。それほど待つ間もなく、あっという間にザリガニが釣り上げられ、子ども達から歓声が沸き上がりました。(写真上)
 ザリガニの寿命は6〜7年と言われています。1年生が生まれた頃からミッキー池にいたザリガニも多くいるということになります。釣り上げられたザリガニは、グループごとに丸い水槽の中に集められました。大きな年代物のザリガニもいれば、小ぶりなザリガニもいます。子ども達が水槽をのぞき込むたびに、バシャバシャと元気よく跳ね回っていました。
 後で給食の様子を見に行きながら、後ろのロッカーの上に置かれた水槽をのぞいてみました。水槽の中に入って観念したのか、24匹のザリガニ達はすっかりおなしくなっていました。一方、1年生の子ども達は、今日の給食のたこめしをおいしそうに食べていました。(その後、ザリガニは水槽に1匹ずつにして、あとは逃がしてあげました。)
 2年生は、算数の時間に「長さのたんい」の学習をしています。1年生の頃の長さ比べの学習では、直接長さを比較したり、任意の物を使って「何個分」というように比べたりしてきました。2年生では、普遍的な単位のmmとcmを知り、ものさしの使い方を学習します。
 今日は、ものさしを使って長さを実際に測ったり、ものさしの読み方について学習していました。(写真中)ものさしは、学校で人数分をそろえて使わせています。昔は各家庭で購入してもらっていましたが、ものさしよりも定規を使う方が一般的なため、学校で貸し出すようにしています。
 ちなみに、ものさしと定規の違いは何でしょうか? ものさしは、長さを測るためのものです。目盛りは必ず一番端が0になっています。また、材質は竹かステンレスでできていて、伸び縮みしにくいものになっています。一方の定規は、長さを測るだけでなく、直線を引くためのものです。そして、定規には目盛りに数字が書いてあります。
 ものさしには、目盛りの他に黒と赤の点が書いてあるだけです。長さを測るためにものさしを2年生で使う理由は、この目盛りの打ち方がポイントになっています。5mmや1cmの区切りや、5cmと10cmごとに大きな目盛りがついています。数字が書かれていないだけに、自分で目盛りを数えて長さを測ることになります。そうすることで、目盛りの数え方が身についていきます。さらに、長さの感覚も次第に身につくというわけです。
 1年生は、図工の時間に多目的室に行き、「いろいろならべて」という造形遊びを楽しんでいます。大きさや色が様々に用意された色画用紙を用いて、それらを自由に組み合わせることで自分の好きな形を作っていきます。(写真下)円や正方形、長方形の色画用紙を手に、「何を作ろうかな?」と考えながら、乗り物や建物、動物・・・と、想像が広がっていきました。
 できた作品は、先生が写真に撮ってくれます。後でクラスの子ども達の作品をスライドショーで見せ合えば、立派な鑑賞会を行うことができます。

7月1日(水)

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 3年生の朝の会の様子を見に行きました。登校後、8時30分から45分までは朝モジュールの時間です。(先週と今週は読書旬間のため、全校で朝読書に取り組んでいます。)朝の会は、8時45分から55分までの10分間あります。日直の当番の子が前に出てきて、みんなで朝のあいさつをしてから始まります。3年1組では、その後に1分間スピーチを行っていました。その日の日直が、最近の出来事をみんなの前で話すことになっています。友達と一緒に遊んだことを上手に発表していました。スピーチが終わってから、「何か質問はありませんか?」と聞くと、何人かの子の手が挙がりました。(写真上)
 私も担任をしていた時は、必ず1分間スピーチを朝の会に取り入れていました。子どもにとって、クラス全員の前で話をするということは、とても大切な機会になります。日頃よく発表している子はともかく、なかなか発表する機会がなかったり発表することが苦手だったりする子にとっては、かなりのプレッシャーになるようです。しかし、それだけ重要な経験となり、話す力を身につける大切な場にもなります。2人ずつ毎日行っていくので、1か月に1〜2回順番が回ってきます。繰り返していくことで、話す内容を考えてくるようになったり、自信をもって話すことができるようになったりしていきます。
 また、クラスの子ども達にとっては、「聞くこと」の学習にもなります。友達のスピーチを聞いて質問ができるということは、しっかり内容を聞いていたということです。担任の先生は、その日のスピーチをした子だけでなく、質問をした子についても評価をしています。
 本日、全校で腎臓健診(尿検査)の容器を配布しました。明日は、朝一番の尿を採って、忘れずに提出するようにさせてください。各教室では、養護教諭が作成した資料を基に、何のために尿検査を行うのかを指導していました。1年生の教室でも、担任の先生が分かりやすく教えてあげていました。(写真中)
 「おしっこは、腎臓でつくられます。腎臓は、そら豆のような形をしていて、背中側の腰の上に左右1個ずつあります。」…図には、血管と腎臓、膀胱の絵と説明が書いてあります。「腎臓は、体の中の血をざるでこしていらないものを出しておしっこをつくり、体の外に出しています。」…血液の中に含まれる老廃物を尿として体外に出しているわけです。「尿検査は、おしっこの中の成分を調べます。本来は、体に必要なものまでおしっことして体の外に出てしまっている時、腎臓や膀胱などがうまく働いていないことがあります。おしっこは、体の外側から見たのではわからない病気を知らせてくれる、大切なものです。」…最初に尿検査の容器を見せて「キャー」とか「ワ〜」とか言っていた子たちが、しっかり説明を聞くようになります。
 資料には、明日の朝、尿検査を忘れない方法も書いてありました。「枕元やトイレに検査キットを置いておく」「トイレのドアにメモやプリントを貼っておく」…どの家庭でも、いろいろな工夫をして忘れないように心がけているのではないでしょうか。
 4年生は、図工の時間に「木のパズル」を製作しています。板に絵を描き、パズルのピースのように切り取るために、電動糸のこを使用します。今日は、機械の使い方に慣れるために、段ボールを切って練習をしました。(写真下)
 直線やカーブ、ジグザグ、描いた線の通りに切るなど、段ボールを使って練習をしておくだけで技能が上達します。4年生にとっては、最初はちょっと緊張する道具ではありますが、思い通りに板を切ることができる喜びが味わえます。糸のこの刃の替え方も含めて、安全に使うことができるように指導していきます。

6月30日(火)

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 今日で6月が終わります。梅雨の真っ只中ということで、今日から雨の日がまた続く予報が出ています。梅雨の時期から夏にかけて咲く花として有名なのが、アガパンサスです。アガパンサスはさわやかな涼感のあるブルーの花を多数咲かせ、立ち姿が優雅で美しい植物です。
 田柄小には、中庭のプランターに植えられていて、先週から花が咲き始めています。全く手のかからない丈夫な花で、毎年何も手入れをしていないはずなのに、この時期にきれいな花を咲かせています。(写真上)アガパンサスの花色は、薄紫〜ブルーがほとんどですが、時折白いアガパンサスを見かける時があります。
 登校後、1〜3年生の子ども達はすぐ中庭に出て、自分の鉢の水やりを行います。1年生のアサガオは、赤や青の花が咲き始めてきました。つるがどんどん伸びてきて、立てた支柱の上からはみ出るほどになってきました。2年生の野菜の鉢は、ピーマンを育てている子はすでに1個目を収穫したようです。ミニトマトは、青い小さな実がつき始めています。3年生は、ダイズとホウセンカの種を3週間前にまきました。種まきの時期は遅くなったものの、発芽後はぐんぐん成長してきています。
 水やりが終わってすぐ教室に戻るはずが、ついつい池の中をのぞき込んでザリガニやカメに気を取られてしまうようです。先生の声が聞こえて、あわてて昇降口に向かっていきました。
 6年生は、総合的な学習の時間に「世界の中のわたしたち」というテーマで、「世界遺産調べ」に取り組んでいます。まず、世界遺産の写真が載っているカードを基に、興味をもって調べてみたいものを一人一つずつ決めました。世界遺産は、ユネスコ総会で採択された世界遺産条約に基づいて登録された、文化財や景観、自然などの人類が共有すべき価値をもつものを言います。(現在、世界中で1121件の世界遺産が登録されているそうです。)
 日本にも、文化遺産が19件、自然遺産が4件、合計23件の世界遺産が登録されています。一覧を見ると、今まで自分が旅行で行った場所が世界遺産に登録されていた(あるいは後から登録された)場所であることに気がつきました。
 調べたい世界遺産を決めた子は、さっそくパソコンを使って情報を得ていました。(写真中)世界各地の有名な建物や自然であるだけに、誰もが一目で行ってみたいと思うようなすばらしい写真ばかりでした。今後、どのようにまとめをして発表原稿に仕上げていくかが大切です。
 5年生は、理科の時間に「メダカのたんじょう」についての学習をしています。5年生の各教室では、今月からメダカを飼っています。これも休校が長引いたことが影響していて、本来ならば1か月前にメダカを飼い始めておきたかったところです。メダカは、水槽内の環境が落ち着き、水温の上昇とともに卵を産み始めます。
 今日は、メダカのオスとメスの体のちがいについて調べていました。オスとメスは、お腹のふくらみのちがいの他に、背びれとしりびれにそれぞれ特徴があります。(写真下)
 ところで、メダカは絶滅危惧種に指定されています。もう20年ほど前になりますが、このニュースが流れた時は驚きました。日本中の田んぼや池、小川にたくさんいるはずと思っていたメダカが絶滅危惧種というのですから…。ただこれは、急激に絶滅危機にあるというのではなく、今後の環境が大切であるという警鐘ともとれる話題でした。ヒメダカ(学校で購入したオレンジ色のメダカ)のように、品種改良されたメダカを放流すると、野生のメダカの遺伝子が失われていく原因になると言われています。鑑賞用に作り出した生き物のしっぺ返しが、「絶滅危惧種」という言葉として返ってきているわけです。

6月29日(月)

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 校庭で全校朝会を行いました。学校が再開してから、全校朝会は放送で行ってきていました。校庭に全校児童が集合して朝会を行うのは、久し振りのことです。「大きく前へならえ」をして、前後の間隔を十分にとってから始めました。
 今日は、「自分のクラスを好きになろう、学校を好きになろう」という話をしました。分散登校後、クラスの仲間が全員そろって学校生活が始まり、2週間が経ちました。先週までの様子を見ていると、学級目標をクラスみんなで話し合ったり、クラス遊びを楽しんだりする姿が見られました。新しいクラスの仲間づくりをしている今の時期に合わせて、まず自分のクラスをよく知るとともに、クラスを好きになろうという内容で話をしました。
・・・学習も生活も、この一年間一緒に過ごしていく仲間、それが自分のクラスです。担任の先生を中心に、この一年間みんなでなかよく楽しく過ごし、すばらしいクラスにしていきたいですね。まずは、「自分のクラスが大好き!」と思えることが大切です。そしてそのためには、担任の先生やいろいろな友達とたくさん会話をすることが必要です。今年度の終わりの3月末、一年間の学校生活が終わった時に、「あぁ、このクラスでよかったな。」と思えるようでありたいものです。・・・
 子ども達には、田柄小を好きになり、自分の母校としての誇りを持ち続けてほしいものです。続いて、全校朝会の後半は、学校を好きになろうという話をしました。
・・・さて、次は自分達の学校、田柄小を好きになろうという話です。みなさんは、田柄小学校のどんなところが好きですか? 広い校庭や芝生で遊べるところ、大きなけやきの木があるところ、中庭にミッキー池がありいろいろな生き物がいるところ…校長先生も同じ思いでこの田柄小学校が大好きです。他にも、こんなところが大好きです。上級生が下級生にやさしいところ、あいさつをしっかりするところ、先生に注意されると素直に直そうとするところ…全て田柄小のすばらしいところです。みなさんも、田柄小の良いところ、すばらしいところをたくさん見つけてみてください。
 ところで、そんなすばらしい田柄小の子どもとしての証になるのが校帽です。(実物を見せながら)この田柄小の校帽も校長先生は大好きです。いろいろな学校に校帽がありますが、黄色や青色の帽子の学校がほとんどです。この校帽の色は、田柄小のトレードマークの緑色です。そして、田柄小を表しているのがここについている学校のマーク(校章)です。
 (校章の拡大図を見せながら)63年前、田柄小学校ができてすぐに学校のマークを作ることになりました。たくさんの応募作品の中から選ばれたのがこの校章でした。校章をよく見ると、中心に田柄小と書いてあり、周りに花びらのような形が描かれています。これは、大根の花びらをデザインしたものです。田柄小学校ができた頃は、この辺り一面が大根畑だったそうです。どんな場所にも適応し、すくすくと成長する大根のように、子ども達がたくましく育ってほしいという願いが込められてこの校章ができました。
 そんな田柄小を誇りに思い、校帽をしっかりかぶって登下校するようにしましょう。そして、もっともっと田柄小のことが大好きと思えるようになってほしいと思います。・・・
 1年生にとって、初めての全校朝会でしたが、最後までしっかりお話を聞いていました。(写真上)
 先週の金曜日に、今年度最初の委員会活動がありました。さっそく今日から、それぞれの委員会児童による当番活動が始まっています。放送委員会は、朝の放送からお昼の放送まで、活動の様子が全校放送によってよく伝わってきます。特にお昼の放送は、給食委員会の児童と一緒に、放送室から全校に情報を届けています。(写真中)
 4年生は、理科の時間に「とじこめた空気や水」の学習をしています。理科の実験を通じて楽しく学習を進めるために、実験セットを購入しました。空気を押し縮めた時の手ごたえを確かめたり、体積の変化を調べたりする透明の筒は、そのまま空気でっぽうとして遊ぶことができます。今日は、外に出てみんなで空気でっぽうを思う存分楽しみました。(写真下)
 理科の授業では、実験道具を使った遊びの中から疑問や発見が生まれてくるものです。

6月26日(金)

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 田柄小学校では、昨年度に引き続き練馬区教育課題研究指定校として、体育の研究に取り組んでいます。1学期は研究授業を行うことができませんでしたが、2学期には各学年の授業研究を実践していく予定です。また、体育科の研究として、校庭や体育館で行う「運動」だけでなく、「保健」の授業や「足育」の授業にも取り組んでいきます。
 「足育」とは、足についての正しい知識を得て、正しい靴の選び方や履き方などを知ることで、いつまでもトラブルのない足を育てるという教育からできた言葉です。昨年度末に、1年生と4年生(現在の2年生と5年生)の足型を計測しました。今週は、今年の1年生の足型を測りとったところです。足型をとってみると、土踏まずがどれだけできているかということや、足の指がしっかり地面をとらえているかということなどが分かってきます。
 足育の研究に向けて、子ども達へのアンケート調査も行っています。運動することが好きかどうかから始まり、普段の生活の様子を聞く項目、そして自身の外靴に関する質問などからなるアンケート調査です。(写真上)
 校内で履くうわばきについては、昨年度全校に呼びかけたこともあり、学校で推奨するくつを使っている子がほとんどになりました。体育館で運動する授業が始まってきたので、今までのうわばきとの違いを感じている子も多いのではないでしょうか。
 一方、子ども達の外靴は、様々なものが使われています。小学校ではマジックテープ式の靴を使っている子がほとんどです。高学年にななると、ひも靴の子どもの割合が高くなりますが、2〜4年生でもひも靴の子を見かけます。ただ、そのひも靴も、履くたびにひもを結び直しているかどうかが重要です。
 今年度一年間かけて足育に取り組み、どのような成果を得ることができるのかを楽しみにしたいと思います。
 学校が再開して、今日で4週間が経過しました。学校生活になじめるように、段階を踏んで授業や給食への取り組みを行ってきただけに、生活リズムが順調にできつつあるように感じます。また、各教室での学習進度も、休校分を取り戻すように順調に進められています。様々なクラスで、テスト用紙に取り組む姿も見られるようになりました。
 今日は、1年生の教室で算数のテストが行われていました。(写真中)1年生は、先週から算数の時間に「いくつといくつ」の学習をしてきました。「5は、4と□」のように、数を分解する問題がありました。指を折りながら、一生懸命考えて答えを書いていた子が見られました。
 6校時に、今年度最初の委員会活動がありました。5,6年生の子ども達が、10の委員会に分かれて所属し、学校の大切な仕事を担います。田柄小では、一年間を通して同じ委員会を続けていきます。
 今年から新しい委員会ができました。昨年度まであった音楽委員会を取りやめ、新たに「広報委員会」ができました。新聞等を作成し、全校児童に様々な情報を伝える委員会です。
 今日は、まず各委員会の組織づくりを行いました。委員長や副委員長、書記の役割を決めます。広報委員会の委員長決めでは、ほとんどの6年生が立候補し、前に出てきました。(写真下)委員長になることができるのは1名ですが、こういう意気込みがきっと一年間仕事を継続していくうえでの大きな力になることでしょう。
 放送委員会や給食委員会も来週から仕事が始まります。先週から毎日、副校長先生が給食の放送をしていましたが、その任がやっと終わったようです。

6月25日(木)

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 家庭科は、日常生活の「衣・食・住」について学ぶ教科です。裁縫道具を使って製作をする「衣」と、調理実習をメインに学習する「食」にばかり目が行きがちですが、「住」についても学習していることを忘れてはなりません。
 6年生は、家庭科の時間に「夏をすずしくさわやかに」という学習をしています。夏の快適な住まい方について学ぶ内容です。教科書や家庭科ノート(ワークブック)の資料を見ながら、普段の生活の中で行われている様々な工夫について考えました。(写真上)
 蒸し暑い夏を快適に…と言えば、まずエアコンや扇風機を思い浮かべます。しかし、電気エネルギーだけに頼らなくても、多くの工夫が行われていることが学習を通じて分かってきました。まずは、「衣替え」です。夏用の衣服や寝具に変えたり、カーペットやカーテンを夏用にすることは、快適に過ごすための工夫です。また、風通しを良くする工夫も各家庭で考えられているはずです。
 さらに、昔から行われてきた日本の風習として、打ち水や風鈴があります。実際に気温を下げるというよりも、音や風情を楽しむことで涼を得てきました。また、直射日光や西日をさえぎるために、簾(すだれ)や葦簀(よしず)を使うのが習わしでした。最近は、簾や葦簀を知らない人たちが増えてきているようです。ホームセンターではまだ売られていますが、都会では需要がないのでしょうか。(あるいは、おしゃれな日よけのタープになってきているためかもしれません。)どちらも日光をさえぎり、風を通す自然素材です。一般に、簾は吊るして使い、細い竹を割って作られています。一方、葦簀は立てかけて使い、植物の葦(あし)を糸でつなげて作られています。
 3年生で書写(毛筆)の指導が始まりました。初めて習字の道具を使う子が多く、みんなとても楽しみにしていたようです。毛筆の指導には、準備やかたづけの仕方も含まれています。今日、実際に書いたのは数枚ですが、多くのことを学んでいました。(写真中)
 まず、書く時の姿勢から筆の持ち方までの指導を受けました。そして、筆は立てるようにして持ち、ひじを平らにして腕全体を動かすようにすること…最初から全てその通りにできるようになるのは難しいことですが、真剣に半紙に向かって書いていました。(今日の作品は、横画と曲線の練習でした。)
 6年生の外国語の学習風景です。(写真下)5,6年生は、昨年度までの外国語活動が教科となり、英語を書いたり読んだりする内容がすでに始まっています。評価も行われることから、ワークテストも当然実施します。あるいは、今後は宿題として英語の課題が出されることもあるでしょう。中学校の英語の授業風景に近づいてきた印象があります。

6月24日(水)

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 登校後の健康観察が終わったクラスから校庭に出て、1年生を迎える会の準備を行いました。いつもの年は体育館で行っているので、校庭でこのような会を実施するのは初めてです。芝生前に1年生が並ぶ場所を作り、他の学年が取り囲むように整列しました。
 まずは、1年生の入場です。4年生が担当する花のアーチをくぐって、担任の先生に先導されて1年生が入ってきました。一人一人の胸には、2年生からもらったドラえもんのペンダントが揺れていました。
 司会進行は、昨年度の代表委員が担当しました。本来ならば、各学年が順番に出し物を行いながら1年生にお祝いのメッセージを届けるところですが、今年は6年生の代表児童による「田柄レンジャー」のみ行いました。これだけは縮小できないプログラムと言いたいところですが、通常は5色のレンジャーが登場するところを3色のレンジャーにして行いました。
 田柄レンジャーは、「たがらっ子宣言7」を伝えるためにいつもやって来ます。あいさつや返事、話の聞き方や言葉づかい、廊下の歩行、外遊びなどについて示された田柄小の基本ルールが「たがらっ子宣言7」です。その中から具体的な場面を劇にして、1年生に分かりやすく演じていました。1年生の子ども達は、今日の出来事で一番印象に残ったのではないかと思うくらいくぎ付けになって見ていました。(写真上)
 2校時の後半に、今年度最初の避難訓練がありました。予告有りの地震の訓練でした。今回は、密になることを考慮し、校庭への避難は行わずに放送での指導のみとしました。
 小学校で初めての避難訓練を行う1年生の様子を見に行きました。10時15分に副校長先生の非常放送が入ると、学習を止めてみんな静かに放送を聞いていました。「地震です。すぐ机の下にもぐり、机の脚をしっかり持って頭を守りなさい。」という放送で、みんなすばやく自分の机の下に入りました。(写真中)
 幼稚園や保育園でも避難訓練を定期的に行ってきたと思います。小学校では、毎月必ず避難訓練を実施します。地震の訓練の他にも、火災や不審者対応等も含め、様々な想定でいざという時の避難の仕方を指導していきます。
 今日は、1日かけて主事さん達が芝生で作業をしていました。委託している会社から何人か人が来て、手伝っていました。これは、自動で芝刈りをする機械を設置するための工事をしているところです。(写真下)
 田柄小の芝生は、一年中手入れがよく行われているので、子ども達の遊び場として有効活用しています。その芝生は、日々の主事さん達の手入れの賜物です。年間に何度も、朝早くから芝刈りをしてもらっています。今回、委託の会社で芝刈りを自動で行うマシンを購入したとのことで、今日から設置して試してみることになりました。
 まず、芝生の周囲を取り巻くようにコードを埋め込みました。自動芝刈り機は、芝生の縁に来るとそれを感知して向きを変えます。機械本体は、国旗掲揚塔付近の箱の中に入っています。夜中に2時間ずつ芝生の上を行ったり来たりして、芝の表面を少しずつ刈り込みます。2時間動いたら元の場所に戻ってきて充電し、しばらくしたらまた芝を刈り…を3回繰り返す設定になっているそうです。動いている最中に機械に触れると警報音が鳴るという優れもので、外国製とのことでした。
 留守中に部屋の掃除をする丸い機械が出回っていますが、「芝生の手入れにもそういう時代が来たか」という感じです。明日の朝、ちゃんと仕事をして箱の中に戻ってきているかを確認したいと思います。

6月23日(火)

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 昨日から、読書旬間が始まりました。田柄小学校では、毎年6月と10月に読書旬間を設け、全校で本に親しめるように指導しています。今年は臨時休業があったため、期間を2週間に縮小して実施することにしました。また、普段の年であれば、PTAの図書ボランティアの方々にお願いして、全クラスに読み聞かせの取り組みも行っていますが、今回はそれも実施することができません。
 しかし、読書の習慣をつけることはとても大切なことです。子ども達の実態に合わせて図書室を利用し、本に親しめるようにしていきます。今週と来週は、8時半からの15分間(朝モジュールの時間)を全校の読書タイムとしています。各教室の様子を見て回ると、自分で借りた本や、学級文庫の本を夢中になって読む様子が見られました。(写真上)
 高学年の中には、自分の家から本を毎日用意してきている子もいます。だんだん自身の読みたいジャンルが決まってくる頃です。社会の変化によって、情報機器を見る機会が圧倒的に増えてきていますが、本を手に取って読書をするという昔ながらの基本的な学習習慣は絶やさないようにしたいものです。
 子どもの頃、町の図書館に行くのが大好きでした。高学年の頃は、江戸川乱歩の少年探偵団シリーズが大好きでした。また、クラスの女の子が読んでいた本を薦められ、そのシリーズを次々と読んだ思い出もあります。自分が読んでいる推理小説とは違い、女の子の淡い青春小説だったので、ドキドキしながら自分の部屋にこもって読みました。
 先月まで、いつも利用している川越の図書館が休館していました。インターネットを通じて2月に予約した本が、今月初めにやっと借りることができました。光が丘図書館も再開しています。土日に家族でぜひ出かけて本を借りてきましょう。
 1年生が体育館に集まり、明日の1年生を迎える会の練習をしていました。(写真中)1年生を迎える会は、当初4月に入学して10日ほど経ったところで行う予定でした。全校児童が体育館に集まり、盛大に行うのが田柄小の毎年の習わしでした。今年は残念ですが、校庭で縮小して行うことにしています。
 プログラムの最後に、「1年生のお礼の言葉」があります。例年は、「お礼の出し物」として「1年生になったら♪」の替え歌をうたったりしています。しかし、今年は元気な歌声を聞かせることもできません。代表児童と1年生全員による呼びかけの形でお礼の言葉を伝えます。
 セリフはこんな内容です。・・・「ぼくたち わたしたちは、1年生になりました。」「とてもうれしいです。」(うれしいです。)「校庭で遊ぶのも楽しみです。」「お兄さん、お姉さん、仲よくしてください。」(仲よくしてください。)「田柄小のことをもっとたくさん知りたいです。」「よろしくおねがいします。」(よろしくおねがいします。)・・・カッコ内は、全員で言うセリフです。
 今日は、2年生からドラえもんペンダントのプレゼントもあったようです。司会の代表委員や6年生の田柄レンジャーの練習も準備されているようです。明日が楽しみです。
 4年生が、図工の時間に製作した作品の鑑賞会を行っていました。「ふしぎなたね」という作品です。絵に貼り付けてある種の部分は、分散登校中に絵の具で染めた紙粘土を使って作りました。先週は、その種からどんな花が咲くかを想像して絵を描いて仕上げました。
 今日は、みんなで教室を回り、一人一人の作品を展覧会のように鑑賞しました。作品の題名を見ながら絵を鑑賞すると、なるほどとうなずけるものがたくさん見つかりました。図工の時間では、「図工ノート」が用意されていて、毎時間の振り返り等が記録できるようになっています。各自の作品は、先生が写真に撮ってノートに記録してくれています。今日は、友達の作品を見て印象に残ったことを記入しました。(写真下)図工の授業は、作品を制作することが主となる活動ですが、「鑑賞すること」も大切な学習の一つとなっています。

6月22日(月) その2

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 今日から登校時は、地区ごとの登校班でそろって学校に来ることになっています。あいにくの雨の中での登校となりましたが、傘をさして1列で歩いてくる様子が見られました。また、各班の高学年の児童が前後につき、新しく登校班に入った1年生を気づかう様子も見られました。
 1年生の教室で音楽の授業を行っていました。感染症拡大予防として、「音楽の授業では歌わない」とか、「リコーダーや鍵盤ハーモニカは吹かない」という制限が現在もあります。低学年は担任の先生が、3年生以上は音楽専科が指導をしていますが、日々工夫を重ねながら授業が行われています。
 本来ならば、1年生の教室から元気のよい歌声が響き渡ってくるのが小学校の風景です。その日常が今は変わってしまっているため、歌声が聞こえないという寂しさを感じます。
 今日は、先生がひく伴奏に合わせてリズムを打つ練習をしていました。(写真上)また、田柄小の校歌を昨年の6年生が歌った音源を使い、歌声を聞く学習をしました。自分の入学した学校の校歌です。まずは元気よく歌わせてあげたいものですが、それはいつになったらできるのでしょうか。
 一方、2年生は、その田柄小の校歌を1年生にプレゼントする準備をしていました。校歌の歌詞を拡大コピーした紙に、クラスのみんなで絵を飾り付けていました。(写真中)
 2年生の生活科の学習として、「1年生にしてあげたいこと」を考える学習があります。あさっては、全校で1年生を迎える会(校庭で行う縮小バージョン)があります。2年生は、1年生へのプレゼントを担当することになっています。その一つとして、校歌の歌詞を毎年渡しています。やはり2年生も、歌詞を渡すだけでなく、実際に歌ってプレゼントしてあげたかったのではないでしょうか。
 3年生は、社会科の時間に練馬区の学習をしています。教科書として使用している「わたしたちの練馬区」には、広げて使える練馬区の大きな地図がついています。練馬区を通っている大きな道路や高速道路、鉄道などを調べたり、どんな施設や場所がどこにあるのかを調べたりしていきます。(写真下)
 地図を見ながら、区内にある様々な場所を探して印をつけていました。「練馬文化センター」は、練馬区の中心部の練馬駅の北側にあります。何人かは催し物を見にホールに行ったことがあるようです。「石神井公園ふるさと文化館」は、3年生の社会科見学で毎年行く場所です。石神井公園の自然豊かな場所と合わせて、ぜひ訪れたいところです。「東映アニメーション」は、東大泉にあります。アニメーションミュージアムとして、館内を見学することができるようになっています。練馬区は、アニメ産業の町としても有名です。
 こうしてみると、練馬区は広いなと思います。この春に、区の人口が74万人を超えたそうです。自分が教員として最初に練馬区に採用になった時は、「人口は60万人」と聞いていました。現在は、23区で第2位の人口を誇る区となりました。一方、農地面積ではナンバーワンです。今後も、この1位は続いてほしいものです。

6月22日(月) その1

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 離任式朝会がありました。校庭で実施する予定でしたが、雨のために放送を通じて行うことにしました。
 最初に、縮小して行う離任式のことと、武井副校長先生の紹介をしました。
・・・本来ならば、体育館にたくさんの離任された職員のみなさんを招いて行う予定でした。しかし、それぞれの学校では授業が再開されたばかりのため、代表として武井副校長先生にお越しいただくことにしました。各クラスで、様々な先生方や主事さん方に手紙を書きました。離任された武井副校長先生以外の教職員の方々へは、みなさんのお手紙を郵便で送る予定です。きっといつか、田柄小でがんばっている姿を見に来てもらえる機会があると思います。どの職員の方々も、みなさんの成長を楽しみにされていることでしょう。
 さて、改めて武井副校長先生を紹介します。田柄小学校で3年間勤務していただきました。校長先生と一緒に、学校全体の運営に関する仕事をしていただきました。武井先生は、算数の専門の先生でもあります。3年生や4年生のそろばんの授業の時に指導していただいた思い出のある子がいるのではないでしょうか。また、コマ回しが得意な先生です。1年生の生活科の授業の時に、コマ回しの達人として指導していただきました。その他にも、運動が得意な先生です。休み時間になわとびの跳び方を教えてもらった子もいましたよね。
 今年度より、武井副校長先生は、同じ練馬区の南町小学校に異動されました。これから2年生の代表の子に手紙を読んでもらいます。今までの感謝の気持ちをもって一緒に聞きましょう。・・・
 代表児童は、2年生から選出されました。手紙を読む子と、花束を渡す子が放送室にやって来ました。心を込めて書いた手紙を全校放送で発表するとともに、感謝の気持ちを鉢花と一緒に渡しました。
 その後、武井副校長先生に各クラスを回ってもらい、子ども達にお別れの挨拶をいただきました。しばらく振りに会った子ども達が、とても落ち着いて生活をしていることを喜ばれていました。離任された他の教職員の方々にも、子ども達の手紙を通じて元気にがんばっている様子がきっと伝わることでしょう。

6月19日(金)

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 4年生は、社会科の時間に「わたしたちの東京都」という教科書を使って学習をしています。3年生の社会科では、練馬区の学習を主として行っていましたが、今度は東京都全体に学習範囲を広げて学んでいきます。
 「わたしたちの東京都」は、練馬区教育委員会で作成している4年生の教科書に合わせた副教材です。昨年までは、「わたしたちの練馬区・東京都」として、2年間使う分厚い冊子でした。今年度から学年ごとに分かれたので、使いやすくなっています。
 今日は、1組で東京都の地形について学習をしていました。(写真上)等高線によって色分けされた東京都全体を調べてみると、地形の特色が見えてきます。山地、丘陵地、台地、低地のそれぞれに色分けされた地図は、西側に行くほど標高が高く、東側に行くほど低くなっています。練馬区に住んでいるだけでは分かりにくいことですが、東京にも山間部があることや、たくさんの島があることを学んでいきます。
 3年生は、算数の時間に「わり算」を学習しています。1年生でたし算とひき算を習い、2年生ではかけ算(九九)を学習してきました。いよいよ四則計算の最後のわり算を学んいきます。
 教科書に、2つの文章題があります。「6個のあめを、2人で同じ数ずつ分けると、1人分は何個になりますか。」「6個のあめを、1人に2個ずつ分けると、何人に分けられますか。」・・・どちらもわり算の式が立てられ、「6÷2=3」で答えを求めることができます。しかし、同じわり算でも意味が全く異なってきます。具体物(おはじき)を操作して2つの文章題を考えてみるとよく分かります。(写真中)
 わり算には、2つの考え方があります。先ほどの文章題の前者を「等分除」、後者を「包含除」と言います。つまり、全体をいくつかに、同じ数ずつに分けるわり算が等分除で、全体をいくつかずつに分けていくわり算が包含除です。わり算は、4年生以上の算数の中で、多くの学習に関係してきます。単位量あたりの大きさや割合を求める問題、平均を求める学習にもわり算がつながっていきます。
 3年生が育てているカイコが大きくなってきました。エサは、人工のものからクワの葉へと切り替え、毎日新鮮な葉っぱをあげながら教室で育てています。カイコの成長は、そのフンの大きさからも分かります。毎朝、飼育している箱の中に大きな黒い粒々が見られるようになってきました。
 2組では、机の上にカイコを1匹ずつ載せて、じっくりと観察をしていました。(写真下)「口は分かるけど、目はどこだろう?」「足は何本あるの?」…と、いろいろな疑問も生まれてきます。総合の学習の時間では、自分の課題を見つけて調べていくことが重要です。観察する中から次の学習へと、また関心が広がっていきました。
 先日、登校途中にダンゴムシをつかまえて、手のひらに乗せてきた子がいました。子どもは、虫が大好きです。いろいろな虫を飼育することは、子どもにとって命の大切さを学ぶ場にもなります。最近、ミッキー池にトンボが現れるようになりました。いよいよ夏本番に近づき、たくさんの虫たちが見られるようになってきます。

6月18日(水)

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 6年生は、社会科の時間に「憲法とわたしたちの暮らし」の学習をしています。日本国憲法の3つの柱について学んでから、国会や内閣、裁判所のはたらきについて、学習を進めているところです。
 3組では、内閣のはたらきについて学習をしていました。(写真上)内閣では、国会で決めた予算を使い、国民の暮らしを支える仕事をしています。また、内閣には様々な府や省、庁が置かれ、分担して仕事をしていることも学びます。テレビのニュースをよく見ている子は、総理大臣のみならず、何人かの国会議員の顔と名前を知っているようでした。
 ところで、6年生の社会科と言えば、「日本の歴史」を最初に思い浮かべるのではないでしょうか? 今年から教科書が新しくなり、練馬区で採用している教科書会社では、今まで3学期に指導していた政治分野を1学期の始めに指導するように組み替えました。
 小学生の時から政治に関心を持たせておくことは、とても重要なことです。ドラマやバラエティー番組だけでなく、ニュース番組を見せることで子どもの関心は違ってきます。「10万円の給付金が配られた」とか、「7月からスーパーの袋が有料化になる」、「都知事選が始まる」という、最近の社会的な出来事を知ることにつながります。
 5年生が、学年合同で50m走のタイム測定を行っていました。(写真中)クラス単位の授業だと、担任の先生がストップウォッチを持つので、2人で走らせることになります。しかし、3クラスで一緒に行うことで、6人ずつ走らせることができ、お互いのタイムをグンと伸ばすことができます。
 長い休校で、体力の低下が心配されていました。でも、一人一人の走りを見ていると、高学年らしい力強さを感じることができました。久し振りに全力で走ったこともあり、ゴールした後は芝生で大の字になってハアハア言っている子が多かったようです。
 1年生は、今週から連絡帳に明日の連絡を書くように指導しています。黒板の文字をその通りに書き写すのには、まだだいぶ時間がかかっていますが、小学校6年間を通じてとても大切な習慣です。しっかり連絡帳に書くとともに、家で連絡帳を見て明日の用意をすることができるようにしていきます。(写真下)
 学年が上がるにつれて、忘れ物が少ない子と多い子とにはっきりと分かれてくるものです。どこでどう違ってくるのでしょうか? 高学年で忘れ物が多い子は、担任の先生が毎日連絡帳を書いたかをチェックしてあげても治らないものです。家に帰ってから連絡帳を見ないで用意をしているからです。
 また、学習用具の準備の仕方にも原因がある場合が多いです。よくあるのは、ランドセルの中身から明日の時間割でいらないものを抜き出し、明日必要な教科を追加するやり方です。また、たくさんある教科書やドリル、ノート類から「これは必要」「これはいらない」と、バラバラにランドセルに入れていくやり方をする場合です。明日の1時間目の国語は、国語として1セットまとめて用意(教科書とノート、漢字ドリル、漢字練習帳)し、次に2時間目の算数で必要なものをセットにして用意し・・・と準備をしていくことが大切です。低学年のうちは、きちんとそういうそろえ方ができるように見てあげるのが親の役割となります。
 逆に、親が全部やってしまうのも、高学年になって忘れ物が多い子を生む原因になります。親は子どもに、「手をかけずに目をかけること」が鉄則です。

6月17日(水)

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 1年生が育てているアサガオが、ぐんぐんと成長してきました。1年生は、毎朝登校するとすぐに中庭に出て、自分の鉢にたっぷりと水やりをしています。つるが長く伸び始めてきたので、支柱を立てることにしました。化成肥料を追肥してから、さっそく支柱を組み立てました。(写真上)これから夏の日差しをたっぷりと受けながら、ますます元気に育っていくことでしょう。色とりどりの花が見られるのももう少しです。
 1年生は、今日から給食の時間が始まりました。みんなとても楽しみにしていたようです。今日は初めてだったので、4校時からクラスごとに給食指導が始まりました。手をきれいに洗ったり、準備の仕方について担任の先生から話を聞いたりしていました。
 感染症予防のために、1年生の給食はしばらくの間、給食主事さんや先生達の手で配膳をすることにします。また、1年生には給食用のお盆を全員分購入し、衛生面への対応も行っています。
 今日のメニューは、コメッコカレーライスと牛乳でした。どの子も、「カレーが大好き!」と言っていました。よっぽどおいしかったのか、みんなぺろりと食べてしまいました。
 今週から図書室の利用が始まっています。昨年度末から図書室の本のデータベース化が進められ、休業中に全ての本にバーコードが取り付けられました。今までは借りたい本をカードに書いてスタンプを押してもらう貸し出しが、全てパソコンで管理できるようになりました。(写真中)
 来週から読書旬間が始まります。いつも自分の手元に読みたい本を準備しておき、読書に親しめるように指導をしていきます。しばらくは休み時間の利用はできませんが、各クラスの図書の時間を利用して本を借りるようにさせていきます。
 図書室でも感染症予防の対応を行っています。まず図書室に入ったら、全員がアルコールで手指の消毒をします。また、返却した本はすぐに本棚に戻さずに、書架に保管しておきます。数日経ってから、図書管理員さんに本を戻してもらうようにしています。
 今日からけやきルームの指導がスタートしました。最初は、一人あたり1時間ずつの指導から始めていきます。今日は、2〜3名ずつの子ども達を集めて、小集団指導が行われていました。まずは、一人ずつ前に出て自己紹介を行いました。小集団の学習では、けやきルームの先生達が全員入って指導が行われます。子ども同士だけでなく、今年度指導していただく先生方との新たな出会いの日となりました。
 今日の指導では、離任された先生方への手紙も書きました。けやきルームで昨年度お世話になった先生方へ、気持ちが伝わるようにと考えながら書きました。臨時休校が続き、いつも通りの離任式はできません。来週の月曜日に行うのは、代表で武井副校長先生に来ていただく離任式朝会です。離任された他の先生方へは、子ども達の手紙を郵送する予定です。
 ところで、けやきルームでも感染症予防の対策がきちんと行われていました。飛沫防止のパーテーションとして、子ども達の机の前にアクリル板を立てて対応しています。(写真下)

6月16日(火)

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 今日からALTの先生が入った外国語の授業が始まりました。今年度から5,6年生は外国語が教科となり、年間70時間(週2時間)学習することになります。また、3,4年生の外国語活動も昨年度までの実施時数から増加し、年間35時間(週1時間)行うことになります。
 指導時数が増えることから、ALTが2名体制となり、火曜と水曜はマイケル先生、木曜と金曜はマリア先生に授業支援をしていただきます。マイケル先生は、今年度から田柄小のALTとして着任されたばかりです。今日の授業では、各教室でまず自己紹介をしてもらったり、子ども達からの質問に答えてもらったりしていました。
 マイケル先生は、アメリカ合衆国のジョージア州の出身だそうです。まず、食べ物の話がたくさん出てきました。日本のお寿司が大好きだそうです。さらに、ハンバーガーとポテト、コーラのセットの絵を見せながら、話が盛り上がりました。アメリカでは、フライドポテトとは言わないようです。「フレンチフライ」と言っていました。また、盛んにコーラのことも話されていました。調べてみると、ジョージア州のアトランタにコカ・コーラの本社があるようです。
 「いつから日本に来ているんですか?」という質問に、「three months」・・・なんと、3か月前の3月に来日したそうです。このコロナの影響で、大変だったことでしょう。通りで、日本の好きな場所に「柴又」という答えしか出てこなかったわけです。
 子ども達は、いろいろなことを聞くものです。「好きな花は?」の質問に対して、「ポインセチア」と答えていました。インターネットで検索すると、電子黒板に子ども達も見たことがある花が出てきました。「クリスマスの時の花だ!」(写真上)メキシコ原産の植物なので、温暖なジョージア州ではたくさん自生しているのでしょうか。
 昨日から、校庭で体育の授業が始まっています。今日は、2校時に1年1組が校庭に出て体を動かしていました。体育の授業では、熱中症予防を考えてマスクを外してよいことになっています。(教員はマスク着用です。)しかし、身体接触を伴う活動については制限があり、しばらくは基本的な技能や体力トレーニングを行うこととされています。
 前半に、校庭を広々と使って走る運動をしました。後半は、校庭の南側に移動し、遊具を使った運動遊びを行いました。登り棒やうんてい、ジャングルジムなど、子ども達の大好きなものばかりです。担任の先生も子ども達に負けじと登り棒につかまりました。先生のお手本というのは、とても大切なものです。思わず子ども達から拍手が起こりました。それと同時に、「一番上まで行ってみて!」という声まで上がりました。(写真中)
 先週から5年生の田んぼに水が入りました。代かきをした後の田んぼは、ちょうどいい感じに細かな泥が堆積した状態になっています。今日は、5年1組が先陣をきって田植え体験をしました。(写真下)
 本来ならば、2週間前に埼玉県川島町の島村農園さんの田んぼに行って田植えが終わっていた頃です。今年は実際の田んぼに行くことはできませんでしたが、学校の田んぼを使い、島村農園さんからいただいてきた苗を大切に育てていきたいと思います。
 ミッキー池の1つは、毎年5年生の田んぼとして利用しています。不思議なことに、代かきをしてすぐに水面にびっしりと水草が広がってきました。種として田んぼの土の中に混ざっていたのでしょう。さらに田植えが終わると、なぜか毎年田んぼの中で暮らす生き物たち(ミジンコやミズスマシなど)が現れてきます。いただいた苗についてきたのか、今朝も来ていたカモが運んでくるのか…不思議です。

6月15日(月) その2

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 今日から学校給食が始まりました。昨年度の2月28日以来、3か月半振りの給食です。子ども達も先生達も、そして保護者の皆様も、「待ちに待った給食」となりました。
 しかし、今日の給食再開までに、何度校内の教職員で会議を開いてきたことでしょう。感染症予防対策を厳重に実施しているこの状況下で、一番神経を使うのが給食の提供です。その準備から配膳、食事風景まで、全てが今までにない新しい生活様式へと様変わりしました。
 まず、全員手をよく洗って席に着きます。給食当番は、自分の家から用意してきたエプロンと三角巾を身につけます。さらに当番の子は、再度手を洗うとともに、手指をアルコール消毒します。毎回ビニール手袋が3枚ずつ配布されます。給食を盛り付ける児童がお皿を持つ手にその手袋をつけます。(写真上)
 給食を配る係の子は、お盆に載せてお皿を順に運んでいきます。そして、座って待っている子が自分の食べる給食のお皿を直接受け取るようにします。(配る係の子はお皿に触らないようにする。)全校の給食準備の様子を見て回ると、ここが一番難しかったように思えました。(写真中)
 配膳が終わり、「いただきます」のあいさつは、全員前を向いたまま静かに行われました。今まで4人のグループで机を合わせて楽しく過ごしていた会食の時間が、とても静かなひと時になりました。お皿にスプーンがカチカチと当たる音だけがよく聞こえてきました。(写真下)
 献立は、配膳がしやすいように栄養士さんに考えてもらっています。しばらくは品数が少なくなりますが、感染症予防のための手立てです。何はともあれ、給食をみんなでおいしくいただけたことだけでもありがたいと思わなければなりません。

6月15日(月) その1

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 2週間にわたる分散登校が終了し、今週は全校児童が各教室に入って学習する「第二段階の学校生活」に移行しました。登校の様子を見ていると、全校児童が一斉に正門と東門から入ってきて、学校に活気が戻ったように感じます。密な部分はどうしても避けられないところはありますが、教室に入ると座席は相変わらず隣同士をつけずに離したままです。できる範囲でのソーシャルディスタンスを保つようにしていきます。
 今週も、全校朝会は放送で行いました。・・・先週は、「新しい生活様式」というお話をしました。感染症予防のために、今までと違った生活の仕方を新たに取り入れていくことが大切です。今日登校してきて、「あっ、ここが変わった」と気づいた子がいたのではないでしょうか。手を洗う流しの近くに、赤や黄色のビニールテープで線が引かれました。今日から全員が一度に登校するため、手を洗う時に混み合うことが予想されます。そういう時は、きちんと順番を守るとともに、人と人との間を空けて待つようにします。最近では、スーパーやコンビニのレジを待つ場所にもこういう線が引いてあり、お互いの距離をとって並ぶことが新しい生活様式になっています。
 他にも今日から新たに始まることとして、中休みがあります。1年生のみなさんは、今週は教室で過ごすようにしますが、2年生以上は休み時間に外遊びをすることができます。外遊びをする時は、熱中症予防も考えて、無理のないように遊ぶようにしましょう。外遊びの際は、マスクを外して良いことにします。衛生面を考えて、きちんとマスク入れにしまってから外に行くようにします。
 外で遊ぶ時にも、「新しい生活様式」を考えなければなりません。みなさんは、「3密を避ける」という言葉を知っていますか? 感染症を防ぐためには、3つの密を避けることが必要です。それは、「密閉、密集、密接」の「3つの密」のことを言います。このことは、学校が再開してすぐに、各クラスで担任の先生からも指導がありました。先ほど話した流しの前に並ぶ時の約束は、「密集」を避けるためのものです。一方、休み時間には、「密接」を避けるように意識してください。「鬼ごっこをしていて、友達の背中にタッチ」ならいいのですが、友達に抱きついたり肩を組んだり、手をつないだりというのは「密接」になります。これからの遊びの中では、してはいけないことになります。
 友達とおしゃべりをしたり、一緒に遊んだりできるから学校生活が楽しいものになります。しかし今は、お互いの健康を守ることが第一です。「友達との距離を保ち、密集にならないこと」、そして「友達の身体にくっつかず、密接にならないこと」をしっかり守って、楽しい学校生活を過ごすようにしましょう。・・・
 どのクラスも、今日が本格的な学級開きとなりました。2週間前にも行っていましたが、もう一度クラス全員が集まったところで自己紹介を行う様子が見られました。
 特に1年生は、周りにいる子ども達とはまだお互いのことが良く分かっていません。先週までは、隣や前後の席が空いていたわけですから…。今日初めてクラスの仲間として声を聞いたり話をしたりする子がたくさんいたことでしょう。一人ずつ、自分の名前と「よろしくおねがいします。」という言葉で、自己紹介をしていました。(写真上)
 6年生の各教室では、クラス全員がそろったところで、今年度の委員会活動の所属を話し合って決めました。(写真中)昨年度の3月がまるまる1か月間休校となったことにより、5年生の締めくくりが十分にできずに最高学年を迎えることになりました。さらに、6年生になっても2か月間最高学年としての実感をもてないままこの時期になってしまいました。6年生の先生達は、これから実施できる範囲での様々な取り組みの中で、最高学年としての意識をもたせていくことになります。どの委員会も、学校にとって欠かせない役割であることをしっかりと自覚して取り組んでほしいと思います。
 2年生以上は、中休み(20分休み)の時間が今日から始まりました。熱中症も心配しなければならない時期です。しばらくは、教室で静かに過ごすことも可とします。しかし、どんなに暑くても子ども達は外遊びが大好きです。久し振りに校庭に出て遊ぶ子ども達の楽しそうな声が響き渡りました。
 校庭では、スカシユリがきれいに咲き始めました。暑さに負けずに過ごす子ども達を応援するかのように、見事な花を開いていました。(写真下)

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