「わくわく・どきどき」の学びを目指して

12月25日(金)

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 2学期の最終登校日を迎えました。夏休みの短縮があったため、2学期はいつもの年よりも長い期間となりました。登校後すぐに校庭で終業式を行いました。終業式での私の話は以下の通りです。
・・・『一年の終わりに近づくと、たいていどこの家でも大掃除をします。学校でも同じです。今週に入り、少しずついろいろなところを重点的に掃除してきたクラスもあったようですが、今日大掃除を計画しているクラスが多いようです。日本では昔から、年末には一年間の汚れやほこりを落とし、身の回りをきれいにすることで新年を迎える準備をしました。大掃除をすることは、自分の心をきれいにすることにつながると言われてきました。みんなで学校の中をきれいにして、気持ちよく新年を迎えられるようにしましょう。
 いつもの年であれば、今日、終業式の日にあゆみを渡していました。しかし今年は、1学期の始まりが6月になったため、年2回(10月と3月)の配布になりました。でも、今日通知表をもらわなくても、今学期のがんばりや成長は、自分自身ではっきりとわかっているのではないでしょうか。学校全体では、高学年を中心に、田柄小のあいさつがとてもすばらしい2学期になりました。学校を訪れた多くのお客様から、まずあいさつのすばらしさを褒めてもらえたことが、校長先生は一番うれしかったです。
 また、当初予定していた運動会や学芸会といった全校行事が中止となってしまいましたが、体育発表会や持久走記録会、あるいは長なわ記録会といった運動を通してがんばる姿がたくさん見られました。そして、今週火曜日の子どもまつりも楽しく行うことができました。子どもまつりのことで言うと、6年生が1年生の子ども達を連れてお店を回る姿が印象に残っています。下級生へのやさしさと、常に落ち着いた生活をしている6年生は、田柄小での全てのお手本になっていたなと思います。
 さて、明日から13日間にわたる冬休みに入ります。皆さんも知っているように、この1か月間で、新型コロナウイルス感染症が日本全国にまた広がってきています。冬休み中も、感染症対策には気を引き締めて取り組まなければなりません。書き初めの練習やお手伝いなど、冬休み中の課題にしっかり取り組むとともに、健康で安全な生活を心がけるようにしてください。
 では、1月8日の始業式の日に、また全員そろって元気よく3学期をスタートできるようにしていきましょう。』・・・
 続いて、児童代表の言葉を2年生の子が行いました。(写真上)2学期にがんばったこととして、かけ算九九や持久走記録会のことを発表していました。(持久走記録会の練習のために、家の人と一緒に光が丘公園を走っていたというので驚きです。)
 今日は、様々なクラスで2学期最後の学級活動として「お楽しみ会」が行われていました。教室内だけでなく、校庭や体育館を使ってお楽しみ会をしていたクラスもあり、とても楽しそうでした。2年3組では、お楽しみ会のプログラムに「係の出し物」がありました。クラスのいろいろな係の子ども達が、それぞれに準備した出し物を順番に行っていました。「本読み係」、「クイズと遊び係」、「おもしろお笑い係」、「くじ引き係」、「新聞係」・・・いろいろな楽しい係があることが分かりました。(ボランティア係は、プログラムを模造紙に書く役割をしたようです。)
 くじ引き係の子ども達の出し物は、一人ずつくじを引いてもらい、「当たり」を引いた子に景品をあげるという出し物でした。見ていたら、ほとんどが当たりくじだったようで、次々と景品をもらいに行っていました。景品は、折紙の作品など、手作りのものでした。(写真中)
 終業式で話をしただけあって、どこのクラスも大掃除を一生懸命がんばる様子が見られました。いつもと違うところを掃除することができ、がぜん張り切る子が出てくるのが大掃除です。
 2年2組では、机や椅子を廊下に出し、みんなで床ぶきをしていました。(写真下)また、電子黒板や棚を動かして、教室のすみずみまで雑巾が真っ黒になるまで拭いていました。
 ステイホームの冬休みです。ぜひ明日から計画的に各ご家庭でも大掃除に取りかかってみてください。もちろん、お子さんにもしっかり役割を与えて掃除をするようにしましょう。

 令和2年の田柄小ホームページは、これで終了とします。皆様、どうぞよいお年をお迎えください。そして、来年もよろしくお願いいたします。

12月24日(木)

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 みなさんの家に「ふろしき」はありますか? 言われてみると、子どもの頃(かなり昔ですが…)はよく目にしていましたが、私の家に今はないです。3年生の道徳の教科書に、「ふろしき」というお話があります。今日の授業のために3年1組で声をかけたところ、家から風呂敷を持ってきた子が7名いました。(1/4の家庭に風呂敷があるというのは驚きです。)
 道徳の授業で風呂敷? と思うかもしれませんが、「我が国や郷土の伝統と文化を大切にし、国や郷土を愛する心をもつこと」を目標とした教材です。教科書の内容は、タンスから出てきた風呂敷についてお母さんから説明を聞く女の子のお話になっています。
 風呂敷の良さは何でしょう? まず、機能性に優れているということです。いろいろな形のものを包むことができる便利な布として昔から使われてきました。箱を包むだけでなく、丸いものや大きなビンを包んだりする方法もあります。授業では、実際にペットボトルやスイカを包む方法を動画で見てから、グループごとに身近にあるいろいろなものを実際に風呂敷で包んでみました。(写真上)
 風呂敷の良さ・・・もう一つは、温かみではないでしょうか。教科書には、「お母さん、ふろしきでつつむと、中の物がとても大事な物のような気がするの。ふしぎね。」という女の子のセリフがあります。風呂敷には、様々な色やデザインのものがあります。また、その柔らかさや手触りがまた素敵です。ビニール袋や紙袋に入れて手に持つのとは違った、温かみが感じられるのが風呂敷のすばらしさではないでしょうか。
 2年生は、国語の時間に「冬がいっぱい」という学習をしています。冬を感じる言葉を自分の経験の中から探すことを目標とした学習です。また、冬を感じるものをカードに表して説明する文章を書くことについても指導します。
 2年2組では、教科書の挿絵をヒントに、冬を感じさせる言葉を出し合いました。教科書には、「みのむし、せんりょう、つばき、さざんか、ひいらぎ、ゆず、はくちょう、すいせん、うめの花、まがも、はくさい、みかん」が載っています。また、「ゆき」の歌の歌詞も掲載されています。全体を「動物・植物・食べ物・その他」として、仲間分けしながら言葉を見つけていくと、子ども達からもいろいろなものが出てきました。さすがに今日が24日なので、「クリスマス」や「サンタさん」とノートに書いている子がたくさんいました。(写真中)
 今日は、マリア先生がALTとして勤務されていました。6年生の外国語の授業では、クリスマスカードを作成し、それを友達に受け渡す会話の学習をしていました。最初に、クリスマスカードの中に英語や日本語で友達へのメッセージを記入しました。そして、カードを持って教室内で友達に渡します。
 A「This is for you.」 B「Thank you.」
 A「You`re Welcome.」 B「Merry Christmas.」
 A「Merry Christmas to you too.」
・・・という会話をしながらカードを渡していきました。(写真下)
 クリスマスカードは、あくまでも英語の教材として使っています。ところで、今日の夜中に子ども達はどんなプレゼントをもらうのでしょうか? コロナ禍でもサンタさんはちゃんと来てくれるでしょうか…。1年生の子に聞いたら、自転車をお願いしたそうです。明日の朝、枕元に自転車があったら驚きですね。

12月23日(水)

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 校庭の陽だまりは、とても暖かく感じます。北風と太陽の話がありますが、太陽の力は改めてすごいなと思います。ですから、休み時間は外に出て太陽の光を浴びて遊ぶのが一番です。特に日当たりの良い校庭の芝生広場には、いつもたくさんの子ども達が遊びに来ています。
 校庭の花壇は今、白いスイセンの花が満開に咲いています。実はこのスイセン、田柄小の敷地内のあちこちで見ることができるほど植えられている種類です。スイセンは、1本の茎に1輪の花が咲く種類と、たくさんの花をつける種類とがあります。房のようにたくさんの花をつける種類なので、「フサザキスイセン」と呼ばれる仲間に入ります。(よく見かけるニホンズイセンもこの仲間です。)さらに、全体が真っ白なので、シロバナスイセン(別名「ペーパーホワイト」)という名前が正式名称になっています。
 スイセンの花は早春のイメージがありますが、このシロバナスイセンは冬の時期に咲く品種です。花の白さが輝くような純白で目を引きます。スイセンの原産地は、地中海沿岸地域と言われています。球根植物なので、何もしなくても毎年その場所に咲いてくれます。きっとこの校庭側の花壇は日当たりが良いので、毎年少しずつ球根が増えてきているのでしょう。
 集まってきた子ども達の中に、スイセンには毒があるということを知っている子がいました。(写真上)球根に有害となる物質が多く含まれているようですが、手で触る分には問題はありません。そして、もう一つこのシロバナスイセンには難点があります。それは、良い香りがしないということです。たいていのスイセンは、一輪生けておくだけで部屋中が香るほどいい匂いがします。残念ながら、このスイセンは香りに期待することができません。
 2学期の学校生活も、今日を入れて残り3日になりました。どこのクラスを回っても、学期末のまとめのテストを実施したり、復習プリントに取り組んだりする様子が見られます。
 2年1組では、最近実施したテストが返却され、各自で間違えたところを直して先生のところに丸をもらいに行っていました。テストは、自分の学習理解度を確認するために行っています。そして、自分自身のつまずきに気づき、それを改めていくことが重要です。一度直してもまた違っていたらまた直し…を繰り返していた子もいました。一人一人のテスト直しに丸をつけてあげる先生も大変ですが、全員が100点のテストになって家に持ち帰ってもらいたいという思いで指導をしています。(写真中)
 1年生の子ども達の遊び場で人気なのは、校庭の遊具のある場所です。築山周辺では、鬼ごっこや探検ごっこが流行っているようです。最近よく1年生の遊びの様子を見に行っていますが、起伏や障害物のあるところを走り回るのが小さな子ども達にとって楽しい遊びになっていることがよく分かります。
 また、ジャングルジムや登り棒、うんていも、低学年の子ども達がよく利用しています。今日、中休みも昼休みもうんていにつかまって、何度も挑戦している子がいました。(写真下)うんていを使って運動をすることにより、握力や腕力、バランス感覚を養うことができます。そして、握力とともに指の力も強くなるのではないでしょうか。また、バランス感覚として体幹が鍛えられ、姿勢がよくなる効果も期待ができます。よく朝会や集会時にフラフラとじっとしていられないタイプの子は、きっとうんていで体幹を鍛えると違ってくるでしょう。さらに、姿勢がよくなると書く文字も整ってくるはずです。
 遊具は危ないから…と、全国的に撤去することを進めていた時期がありました。しかし、子ども達の体力や運動能力を高めていくためにも、今後も残していきたいという気がします。

12月22日(火) その2

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 校内を回っていると、子ども達の創意工夫のすばらしさとともに、子ども同士の交流の温かさをたくさん感じることができました。
 ホームページ「その1」の(写真上)は、3年1組の「コマは自分、サイコロふって GO TO ジャンボすごろく」の様子です。大きなサイコロを振り、出た目の数だけ進んでいきます。すごろくの『駒』は自分自身が行います。止まったフラフープの中に問題が書いてあり、それを解きながらゴールを目指します。3年1組の店番の子は、お客さん1人ずつに対応して、クイズの答えが合っているかを聞きながらエスコートする役です。
 「その1」の(写真中)は、6年2組の教室での1シーンです。6年2組は、「ぶらりストーリクイズの旅 田柄スペシャル」という題名の店で、教室にはルール説明の係しかいませんでした。校内の廊下に出没する係の子を見つけ、劇を見せてもらいクイズに答えるという内容でした。写真を見て分かるように、6年生が他のお店に遊びに行く時間帯は、必ず担当する1年生の子と一緒に行動するようにさせました。6年生は、全員がきちんと担当する1年生の子ども達を引き連れて、ペアの子が楽しめるようにお世話をしていました。子どもまつりを通して、1年生の子ども達の笑顔がたくさん見られました。
 「その1」の(写真下)は、2年2組の「たたいてそうかい モグラたたき」の様子です。手作りのもぐらたたきゲームは、先週から何度も作っては試してを繰り返してきました。モグラを下から出す役の子やストップウォッチで時間を計る子、たたいた点数を数える子と、役割分担もしっかり行っていました。
 「その2(この文章の上の写真)」の(写真上)は、4年1組の「ねらえストライク!! 田柄ボーリング」です。ペットボトルに色水を入れてボーリングのピンにしています。教室内にいろいろなボーリングのレーンがあり、簡単コースから上級者コースまで作られていました。ストライクが出ると、ハンドベルを鳴らして盛り上げていました。
 (写真中)は、2年2組の「ウイルスに負けるな 楽しい射的屋さん」のお店の様子です。教室全体が様々な射的場になっていて、折紙で作られた手裏剣を的に当てたり、割りばし製のパチンコでウイルスを退治したりするお店になっていました。手作り感満載のお店で、クラスの子ども達みんなでたくさん準備してきた様子が伝わってきました。
 (写真下)は、6年1組の「いつわりの鏡の館 まちがいを探せ!」の様子です。カーテンを開けた風景を何秒間か見せた後、一度カーテンが閉まります。再びカーテンが開いたら、前回と違うところを3か所見つけるというゲームです。お面をかぶっている人が替わっていたり、上着を身につけたところが変わったりと、お客さん側の子ども達はしっかり間違いを見つけていました。
 今回の子どもまつりでは、事前に先生方で感染症対策の指導の打ち合わせをしてから臨んでいます。換気やマスクをきちんと着用させることはもちろんですが、教室内が密にならないようにすることや、大声を出さない、1回ずつ手を洗わせる等の指導を決めました。実際は、楽しさのあまりに大きな声を出してしまったり、混み合う場面も見られました。でも、2学期最後の全校行事として行い、子ども達の笑顔がたくさん見られたことは、田柄小にとってとても幸せでした。

12月22日(火) その1

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 今日は、全校児童が楽しみにしていた「子どもまつり」がありました。この日のために、2年生以上のクラスでは、学級会を開いてどんなお店にするのかを話し合ったり、みんなで材料を用意して道具を作ったりしてきました。
 登校後、各クラスでお店の準備をしてから、放送で開会式を行いました。開会式は代表委員会が司会をして、はじめの言葉を全校に伝えました。また、私が話したのは、以下の通りです。
・・・『みなさんが楽しみにしている子どもまつりの日になりました。クラスの友だちと協力して、どこのお店もよく工夫され、しっかり準備を進めてきました。
 今年の子どもまつりは、本来は5月に行う予定でしたが、臨時休校のために一旦は中止になりました。しかし、2学期に入り、何かみんなで思い出となる行事ができないかということで、12月のこの時期に実施することにしました。
 楽しい子どもまつりですが、感染症対策の約束はしっかり守るようにしましょう。大声を出したり密になることを避け、全員しっかりマスクをつけて行うようにしてください。
 今年は、毎年7月に行っている葉かげの集いも中止になりました。そこで、青少年委員をされている小島さんから、葉かげの集いの予算を使って、全校の皆さんにマスク入れを買っていただきました。今日、各クラスで配布してもらいます。家に持ち帰り、名前を書いてから使うようにしましょう。
 では、楽しい子どもまつりになるように期待しています。どんなお店の工夫があるか、校長先生も楽しみに校内を回りたいと思います。』・・・
 1校時から3校時を使い、学校全体が一つのテーマパークのような楽しい空間になりました。

※本日、全校児童にマスク入れを配布しています。上記のように、青少年委員さんのご厚意によるものです。

12月21日(月)

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 2学期最後の全校朝会がありました。今日は風もなく、陽だまりでは暖かさを感じることができました。しかし、今日は「冬至」ということもあり、太陽は一年で一番低い位置を通ります。そう言われてみると、確かに夏場とはずいぶん太陽の位置が違っているように感じます。
 ということで、全校朝会の前半は、冬至についての話をしました。今日の給食では、かぼちゃとゆずを使った冬至にちなんだメニューになっていました。きっと各ご家庭でも、今日の夕食にかぼちゃが出たり、ゆず湯に入ったりすることでしょう。
 朝会の後半は、「自分自身と比べよう」というテーマで話をしました。
・・・『ところで、先週の金曜日に、体育朝会として長なわの記録会を行いました。当日までに、体育の時間や休み時間を使って、クラスごとに練習をがんばる様子が見られました。本番当日は、跳んだ回数を数える声が校庭のあちこちから元気良く聞こえてきました。5分間が終わり、クラスみんなで喜び合う姿も見られましたが、一方で「ああ、残念…」という表情のクラスもありました。それは、練習の時の記録よりも伸びなかったという残念な気持ちであり、もっといい記録が出せたのにという表れだったようです。もちろん、練習の成果が十分に出せたクラスもがんばりましたが、くやしい気持ちを残したクラスも良くがんばっていました。それで良いと思います。というのは、他のクラスと比べた結果ではなく、自分のクラスの練習の時と本番とを比べた結果で振り返りをしていたからです。
 何事も、人と比べて評価をするのではなく、自分自身がどう変わったか、どう成長したかを評価することが重要です。先日、「校長先生、漢字50問テストに合格しました!」とうれしそうに報告してきた子がいました。きっとその子は、1学期の漢字50問テストではなかなか合格できなかったのでしょう。以前の自分と比べてがんばったと、自分自身と比較したわけです。
 今週で2学期の学校生活が終わります。今週1週間で、2学期の学習のまとめをしっかり行うとともに、今学期にできるようになったことをきちんと振り返ってみてください。国語や算数の学習も、そして音楽や図工、体育の学習でも、多くのことが2学期の学習の成果として見えてくるはずです。振り返りで大切なことは、人と比べるのではなく、自分自身がどう成長し伸びてきたかということです。』・・・
 子どもは、人の家の子と比べられたり、兄弟で比較されるのを嫌がるものです。大人だって、他の人と比べて評価されるのは嫌なはずです。ついつい言ってしまいがちなNGワードです。気をつけましょう。
 1年生は、算数の時間に「おおきいかず」の学習をしています。2学期の始めに、「10よりおおきいかず」の単元があり、40までの数の数え方や書き表し方を学習してきました。今度は、一気に数が増え、120程度までの数の数え方や書き表し方について学びます。
 まず、教科書の落ち葉の絵を見て、何枚あるのかを数えました。鉛筆で10ずつのまとまりに線を引いて数えていくと、10のまとまりが10個あることが分かりました。99よりも大きい数として「100」という言い表し方を習いました。(写真上)
 6年生は、理科の時間に「てこのはたらき」について学習をしています。てこのはたらきにより、重いものを小さな力で持ち上げられることを学習してきました。また、てこのはたらきでの「支点・力点・作用点」についても学習しています。
 そこで、生活に使われている道具の中から、てこのはたらきが使われているものについて考えました。理科室に用意したペンチや洗濯ばさみ、栓抜き、くぎ抜きなどの道具を手にして、どこに3つの点(支点・力点・作用点)があるのかを考えていきました。(写真中)
 栓抜きや缶切りもてこのはたらきが使われている道具ですが、今の時代ではなかなか使う機会がなくなってきています。ビンジュースはほとんど見られなくなり、缶ジュースになっています。また、缶詰めも缶切りを必要としない開け方になっています。しかし、缶ジュースのプルタブも缶詰めの蓋も、よくよく見るとてこの原理を使ったつくりになっていることが分かります。
 明日は、全校で「子どもまつり」があります。今日の午後、2年生以上のクラスでは、どこも明日のお店の準備に追われていました。お店の内容は、学年やクラスに応じて様々です。ほとんどのお店が、教室に入ってきた子ども達に楽しんでもらえるようなゲームを用意しています。
 そのような中で、ちょっと趣向が違うのが6年3組の「田柄劇場」です。「田柄劇場」は、教室に来た子たちにマジックやダンス、劇を見せて楽しんでもらおうというお店です。今日は最終段階として、前半チームと後半チームに分かれて、お互いの出し物を見せ合ってチェックしていました。「桃太郎」の劇では、かなりテンポよく演じていかないと楽しさが伝わりません。明日が本番なのにこんな状態でいいのかと、担任の先生が入りながら指導を繰り返していました。明日はどうなるでしょうか。(写真下)

12月19日(土)

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 1年生の国語の教科書に、「わらしべちょうじゃ」の学習があります。2ページにわたってわらしべ長者のお話の挿絵が載っていて、それを見ながらお話を聞く学習です。昔話の読み聞かせを聞いて、我が国の伝統的な言語文化に親しむことを目的とした単元です。(写真上)
 1年生の子ども達は、どのような昔話を知っているでしょうか? わらしべ長者は、日本のおとぎ話のひとつで、「今昔物語」や「宇治拾遺物語」に原話が見られるそうです。1本の藁(わら)から始まり、物々交換の末に大金持ちになるという話の展開です。藁からみかん、布、馬、家と交換していき、最後はすばらしい屋敷を手に入れて裕福になるというお話です。
 「わらしべ長者」を読むと、ものの価値は人それぞれで、だからこそどんなものも大切にしなければいけないと気付かされます。また、ものとものとを交換することで大きな価値を手に入れることができたというところが大切です。現代で言うならば、お金を持っているだけではなく、有効に活用することで本当の価値が生まれるということでしょうか。
 また、観音様の言うことを素直に守ったところや、人に親切にしたことから幸運をつかんだととらえれば、正直に生きることや思いやりの心が大切であることを知らせる昔話ともとらえられます。
 今日は、高学年で書き初めの練習をしていたクラスがいくつかありました。5年生の書き初めでは、「新しい風」を書きます。昔から「新」の字は、よく書き初めのお手本に入ってくる漢字です。一方、「風」が入っているのは初めて見ました。文字の組み立て方がとても難しい漢字です。特に、2画目の筆づかいが難しそうです。横画から筆の向きを入れ替えて反るように縦画を引き、勢いよくはねます。はねる方向もポイントとなります。(写真中)
 お手本の文字の何と美しいことか・・・大人でもなかなかお手本通りには書けないものです。練習を何度も繰り返すことがもちろん大切ですが、その前に筆がしっかりとしたものであるかを冬休み中に確認してください。まず道具が良い状態でなければ美しい文字は書けません。そして、筆を新しく購入する時は、少しでも高い筆を選んだ方が良いと言われています。
 光が丘警察の方々に来ていただき、1年生と3年生にセーフティ教室がありました。体育館に1学年ずつ集まり、2校時に1年生、3校時に3年生が指導を受けました。
 1年生は、不審者に気をつけて生活するための「いかのおすし」の指導でした。「(知らない人には、ついて)いかない」、「(声をかけられても車には)のらない」、「(連れていかれそうになったら)おおごえをだす」、「(声をかけられたり追いかけられたりしたら)すぐにげる」、「(大人に)しらせる」・・・という言葉を合わせたものが「いかのおすし」です。
 DVDを見た後のロールプレイでは、学年の先生達が子ども役となって演じました。知らない大人の人とは、少し距離をとっておくようにすること。そして、連れていかれそうになった場合は、防犯ブザーを鳴らしたり大声を出すということを教えてもらいました。(写真下)
 3年生は、万引きは重大な犯罪であるという内容のDVDをもとに、非行防止の指導をしていただきました。やはりロールプレイでは、お母さん役を学年の先生が行いました。警察の人が厳しく母親役の先生を叱りつける場面を見て、子ども達も怖い思いをもったことでしょう。
 ところで、光が丘警察の3人の方々から、田柄小の子ども達のすばらしさをたくさん褒めていただきました。1年生も3年生もあいさつがすばらしく、話の聞き方がとっても良かったとのことでした。

12月18日(金)

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 今朝は、全校で長なわ朝会がありました。毎年、長なわ記録会は、体育朝会として各学期に1回ずつ実施しています。しかし、今年は1学期に行うことができなかったため、今年度最初の記録会となりました。どのクラスも、今月に入ってから体育の時間や休み時間に練習を重ねてきました。
 1年生は「大波小波」、2年生以上は「8の字跳び」で、5分間に跳んだ回数を記録します。しばらく練習をしてから、本番の5分間が一斉にスタートしました。校庭のあちこちから、跳んだ回数を数える声やかけ声が響き渡ってきました。
 クラスごとの結果は、お昼の放送で発表されました。1番跳んだ回数が多かったのは6年2組で、505回でした。2番目が5年1組(441回)、3番目が5年3組(379回)でした。今回の記録をもとに、次回の長なわ朝会でもがんばってほしいと思います。
 高学年(4年生以上)は、軒並み300回を超える記録を出していました。5分間は300秒間ですから、平均1秒で1回以上跳んでいたことになります。(1回なわに引っかかると、大幅に時間をロスするので難しい。)次回の長なわ記録会は、3か月後の3月に予定しています。
 4年生の理科「ものの温度と体積」の学習では、空気と水に続き、いよいよ金属の温度による変化を調べる実験に入りました。ここまで空気も水も温めると体積が増えるということが分かっていますが、果たして金属はどうでしょうか。
 理科室には、金属球膨張実験器があります。鎖につながれた金属球(真ちゅう製です)をカセットコンロで熱し、同じく金属製の輪を通るかどうかを調べます。熱する前に、金属球が輪を通る状態であることを確かめてから行います。十分にコンロの火で金属球を温めてから行ってみると、輪を通らなくなっていることが分かります。(写真中)このことから、金属は温められたことで体積が増えたということが実証されました。
 線路の継ぎ目は、少しすき間を開けるように設置してあります。夏の高温で線路が膨張するためです。また、ジャムの蓋が開けづらい時は、蓋を温めると簡単に開けることができます。これも金属の熱膨張を利用しています。
 ところで、この実験の前にカセット式コンロの扱い方を全員が練習しました。5,6年生になると理科の実験ではよく使います。(以前のアルコールランプに代わって、カセット式コンロを使うようになりました。)火をつけるには、12時方向のつまみを9時の方向に90度ひねらなければなりません。意外にも、これがなかなかできない子が多いということが分かりました。90度ひねると、カチンと音がして着火するのですが、回す手に力が入らず、ガスがシューッと出ているだけです。よくよく見ると、つまみの持ち方が違っていました。縦になっているつまみを左側に90度回す時に、右手の親指と人差し指ではさんで、そのまま左側に体を傾けるように回していたのです。つまみの右側を親指の腹で押すように回せば力が入り、90度回転させるのが簡単です。(あるいは左手を使う)・・・こういうことも一つ一つ経験させることが大切なのだと感じました。
 1年生の音楽の授業で、「ねこのなきごえであそぼう」という学習があります。ねこの様子や気持ちを想像して鳴き声を考え、表現する活動を通して、様々な声の出し方の特徴に気付くことをねらいとした学習です。教科書には鑑賞教材として「2ひきのねこのゆかいなうた」が紹介されています。CDをかけて子ども達に聴かせて、動物の鳴き声だけで作られた歌の楽しさを味わわせていました。(写真下・・・2匹の猫が交互に出てくる場面や、一緒に出てくるところを聴き分け、2匹が出てきたので両手を挙げています。)
 ところでこの曲は、ソプラノ歌手のコンサートのアンコール曲としても有名です。輝かしい高音を響かせて激情的なオペラアリアを歌ってきたコンサートの終わりに、アンコール曲としてネコの鳴き声だけでできたかわいらしい歌をうたうと、一気に会場が和みます。
 昔は、この曲はイタリアの有名な作曲家、ロッシーニの歌曲とされていました。しかし現在では、パーサール(教科書ではピアソルと書いてあります。)が、他の作曲家の作品とロッシーニの曲をアレンジして作ったものであることが分かっています。

12月17日(木)

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 様々な学年で書き初めの練習が行われています。毛筆は、3年生から学習することになっています。ですから3年生にとっては、毛筆で書き初めを行うのは、今年が初めての挑戦ということです。
 3年1組は、習字道具を持って多目的室に行き、書き初めの練習を行っていました。書き初めは、机の上で書く場合もありますが、正座の姿勢で床に向かって書く方が勢いのある字が書けます。また、年明けには学年ごとに体育館で書き初めを行う予定なので、同じ書き方の方が良いということもあるのでしょう。
 新聞紙を広げて自分の場所を作り、練習が始まりました。3年生が書き初めとして書くのは、「友だち」の3文字です。漢字は「友」の1文字ですが、2画目と3画目、4画目は、全て「はらい」の筆づかいです。左はらいが2つと右はらいが1つあり、左右のはらいは筆づかいがそれぞれ違います。一番のポイントとなるのは、この2種類のはらいの筆づかいです。
 また、漢字とひらがなの筆づかいの違いにも注意して書く必要があります。漢字に比べて、ひらがなの筆づかいは丸みがあり、始筆がやわらかく入るようになっています。
 さらに、1学期から習ってきた毛筆の半紙とは違い、書き初め用の長い半紙に3文字をバランスよく書かなければなりません。中心をそろえて、文字の大きさの検討をつけるように、何度か新聞紙を練習用紙にして書いてから清書に向かっていました。(写真上)
 小筆を使って学年と名前を書くのも、3年生にとってはとても難しい課題です。冬休みの宿題として、書き初めのお手本と清書用紙を持ち帰ることになります。冬休み中にも、何度かしっかり練習をしてから作品に向かうように見てあげてください。
 6年生は、卒業アルバムの文集ページの作成に取りかかっています。文集に載せる各自の作文は、下書きの下書きから始まり、ようやく清書前の段階までたどり着きました。(原稿用紙に作文を書き、担任の先生が直す場所を指導して、また下書きを書き・・・を繰り返してきました。)
 3組では、友達同士でお互いの作文を読み合い、内容についてアドバイスを送ったり、誤りがないかを確認してあげたりしていました。(写真中)
 文集に残した作文は、6年間の成長を振り返って書いたものもあれば、思い出に残った出来事を記したものもあります。11月の体育発表会での全員リレーや、先日の持久走記録会について書いた子が何人かいました。今年度は運動会や学芸会がなかっただけに、卒業アルバムの文集もいつもの年とはまた違った感じになりそうです。
 また、昨年の移動教室について書いた文集もありました。6年生は、昨年度の5年生の時に下田移動教室に行っています。2学期の台風の影響で他の施設が使用できなくなったため、1月の下旬に実施しました。冬の移動教室は私も初めての体験でしたが、子ども達にとっては忘れられない唯一の宿泊行事になりました。重ね重ね、今年度の移動教室がコロナウイルス感染症のために全区的に中止になってしまったことが残念です。現在、3学期に卒業前の思い出作りの行事が実施できないか、学年で検討しているところです。
 3年生の理科「電気の通り道」の学習では、学んだことを生かして深める実験が紹介されています。「遠くにある豆電球に明かりをつけよう」という実験です。今まで、「乾電池と豆電球を導線を使って一つの回路にすると明かりがつく」ということを学習してきました。そこで、導線をつなぎ合わせて大きな回路を作ったら、果たして豆電球をつけることができるだろうかということを確かめることになりました。
 2組では、グループの仲間同士で導線をつなぎ合わせ、大きな回路を作って試してみました。導線がしっかりつながっていなかったためか、なかなか豆電球の明かりがつかなかったグループも、しっかり結ぶとやっと明かりがつきました。(写真下)
 この時、一人で実験していた時よりもなんとなく豆電球の明かりが暗いことに気づいていた子がいました。クラス全員で導線を結んだらどうなるでしょうか? うまくいく場合もありますが、乾電池1個ではなかなか難しいものです。

12月16日(水) その2

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 1年生は、国語の時間に「日づけと よう日」という学習をしています。日付の読み方では、特殊な読み方をする1日〜10日と20日を取り上げて指導します。子ども達が興味をもって何度も繰り返し読みながら覚えられるように、リズム感のある詩になっています。「一月一日 お正月。二月二日は みんなでこたつ。三月三日は ももの 花。四月四日は さくらの花見。・・・」と続き、「十一月十一日 おちばひろい。十二月二十日は、はやく こい こい お正月。」となっています。みんなで声をそろえて、元気よく音読をしていました。(写真上)
 今後は、黒板に書いてある今日の日付を日直の子に読ませてから朝の会をするなど、生活の中に取り入れて使っていくことが大切です。よくお昼の放送で、日付の読み間違いが気になることがあります。放送委員会の高学年の子ども達でしょうか…「〇月20日(にじゅうにち)」や「〇月17日(じゅうなのか)」という放送があり、高学年でもそういう間違いがあるのかと思ってしまいます。
 一方、曜日については、教科書にこう掲載されています。「お日さま 大すき、日よう日。月が 出た 出た、月よう日。・・・」同じ漢字でも、様々な読み方があることを学習していきます。1年生にとって、2学期から習い始めた漢字ですが、これまで多くの漢字を覚えてきました。漢字は、それぞれにいく通りかの読み方があります。そこがまた日本語の難しいところです。
 午前中、特別支援教室の都の視察があり、3名の方々が来校されました。書類の確認や聞き取り調査があった後、3校時の小集団指導を参観していただきました。
 プレイルームでは、6名の子ども達がいろいろなゲームに取り組んでいました。友達や様々な先生達とのゲームでのかかわりを通じて、勝ち負けを気にしないでゲームを楽しむことをねらいとした授業でした。
 ツイスターゲームやジェンガ、ひつじがいっぴき、スピードカップスの4種類のゲームを、時間で区切って順番に行っていきました。感染症対策もしっかり行いつつ、個の課題に応じた指導が行われている様子を参観していただきました。(写真下)

12月16日(水) その1

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 今朝は、今シーズン一番の冷え込みになりました。アメダスのデータでは、朝6時の練馬の気温は氷点下1度でした。きっとこの田柄小の辺りはマイナス2度くらいまで下がったはずです。
 朝出勤したら、ミッキー池に氷が張っていることに気がつきました。きっと今日の朝は大騒ぎになるぞと思い、子ども達を迎えました。案の定、登校してきた子ども達やサクラ草の水やりに出てきた子ども達が、次々と池の周りに集まってきました。
 最初はみんな恐る恐る手を伸ばし、氷に触れていました。冷たい感触やかたい感触を指先からしっかり感じていたようです。そして、思い切りのよい子がガバッと腕を突っ込み、透明なガラスのような氷を取り出してみせました。それが合図のように、氷を手にしたり氷を投げて割れる様子を確かめたりする子が出てきました。(写真上)
 子どもには、こうした自然の中での直接体験が必要です。今日のミッキー池の氷はまだ薄っぺらで、お昼までにはすっかり融けてしまいました。来月辺りには、もっと分厚い氷が張るかもしれません。しばらくミッキー池の関心が薄れてきた頃でしたが、また子ども達にとって毎日気になる場所になりそうです。「そういえば、カメ吉は大丈夫かな…」とつぶやいた子がいました。カメ吉は、10月の終わり頃から姿を見せていません。・・・きっと池の底の泥の中で、「今日は、やけに子ども達の声がするな」と感じていたかもしれません。
 3年生の国語の教科書に「冬のくらし」という単元があることは、このホームページで先週お伝えした通りです。この学習では、冬に関する語彙を増やすとともに、冬を感じたことについて「書く」こともねらいとなっています。そこで今日は、身の回りで見つけた冬らしさを感じるものについて文章にし、みんなで読み合う活動をしていました。(写真下)
 先週の学習で、冬を感じるものとして食べ物についても取り上げていたため、食べ物で感じる冬を書いていた子がたくさんいました。「冬になると、よくなべを食べます。豆にゅうなべやしおなべなど、家族で食べるととてもおいしいです。わたしは、なべを食べると冬を感じます。」…子どもなりに、食べ物で季節を感じているのですね。一方、こたつについて取り上げていた子もたくさんいました。「わたしは、寒い季節によくこたつを使います。こたつは、ふつうのつくえにヒーターのようなものがついていて、とても温かいです。温かすぎるので、こたつから出られなくなってしまいます。」…その気持ち、よく分かります。私の家では、飼い犬がすぐこたつの中に入ってしまいます。「わたしは、クリスマスがあると冬だなと思います。クリスマスの1日前の日には、グッスリねられません。クリスマスが楽しみです。」…こういうところはやはり子どもですよね。大人は、クリスマスと言ったらケーキのことを書きそうです。

12月15日(火)

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 1年生の書き初めの練習が始まりました。1年生にとっては、小学校に入って初めての書き初めです。机の上に4Bの濃い鉛筆を用意し、先生の説明をよく聞いてから練習を行いました。(写真上)
 先週紹介した2年生と同じく、1年生も硬筆で書き初めをします。清書用紙では、消しゴムは使えません。1年生が書くのは、「お正月に、おぞうにを食べました。からだがぽかぽかしました。」という2つの文章です。漢字2文字とひらがな24文字の合計26文字で成り立っています。
 書き初めに出題されている文字は、意図があって出されています。「正月」の漢字2文字や、いろいろなひらがなに混ざって「を」が入っているのもそうでしょうか。(2年生の書き初めにも「を」が入っています。)
 きれいな字とは、バランスの取れた文字のことを言います。毛筆もそうですが、作品全体に整っていなければなりません。そのためには、中心や文字の大きさがしっかりとそろっていることが大切です。担任の先生は、まず、座る姿勢のことから指導をしていました。冬休み中の宿題にも書き初めが出されますが、まずは机にしっかり向かって書く姿勢に気を配ってみてください。
 次に、お手本をよく見ることを指導していました。(先週の全校朝会でも話をしました。)硬筆のお手本は、1行ずつ折って使うようにします。つまり、常に文字を書く左側にお手本の文字がくるようにしていきます。お手本を見て、「はねる・とめる・はらう」ところを見つけます。そして、マス目のどの位置から始まっているかを確認します。・・・というように、一文字ずつていねいに練習していくことが大切です。
 1年生でも、26文字(句読点を含めると29文字)を書くのには、かなりの時間を要するものです。それだけに、粘り強さと集中力が必要です。今週と来週で何度か練習を積んでいくことになるでしょう。
 先日もお伝えしましたが、6年生の家庭科「まかせてね 今日の食事」での調理実習は、各家庭で行っていただくことになりました。学校では、子ども達が栄養のバランスを考えた1食分の献立を立てました。実際の計画を見て、「あら、大変!」と思ったご家庭があったかもしれません。そんな中、多くのご家庭でお子さんと一緒に食事を作っていただけたことに感謝申し上げます。子ども達が持ってきた「調理実習トライカード」を見せてもらうと、家庭で温かく支えていただいた様子がよく伝わってきました。
 3組では、友達のカードを交換し合い、どんな調理でどんな工夫がなされていたのかを調べました。「焼きそば」や「サンドイッチ」、「肉野菜炒め」といった、子ども達が好きなメニューがたくさん見られました。しかし、家庭によって入れる具材が異なり、きっと味付けもそれぞれ違っていたはずです。また、「なめこ汁&サツマイモサラダ」や「納豆ご飯と卵焼き」という家庭的な料理もあり、夕食の一こまを垣間見る楽しさもありました。(写真中)
 友達のカードから、いろいろな工夫に気がつきました。料理は見た目も大切です。おいしそうに見える盛り付けの工夫がありました。また、ロールキャベツの具材にキャベツの芯を刻んで入れるなど、無駄のない調理の工夫もありました。「GO TO」の一旦停止に伴い、今年の年末年始はステイホームになりそうです。6年生のいるご家庭は、ぜひお子さんにまた家族の食事を任せてみてください。
 3年生は、理科の時間に「電気の通り道」の学習をしています。電池と豆電球を一つの輪(回路)にすると電気が流れるということを確かめてきました。また、電気を通すものと通さないものについても学習しました。
 この単元のまとめとして、豆電球を使ったおもちゃ作りがあります。1組では、計画を立ててから製作し、完成した作品を持ち寄るとともに友達に紹介し合っていました。
 教科書には、いくつかの作品例が載っています。その中の一つに、アルミニウムはくを接点にして、車を動かすと豆電球がついたり消えたりする仕組みがあります。それを実際に作った子がいたので、びっくりしました。また、導線を穴に差し込み、当たりを選ぶと豆電球が光る「どきどきゲーム」を真似て作った子が何人かいました。思わず私も、「中はどうなっているの?」と聞きながら見せてもらいました。担任の先生によると、教科書の仕組みを見ても、よく理解できていなかった子が多かったそうです。(確かに3年生にとっては難しい仕組みです。)どの子もよく作ってきたなと感心しました。
 中には、教科書の「信号機」の作り方からヒントを得た子が、豆電球6個・乾電池3個を使ったおもちゃを作ってきました。(写真下)実験セットに入っていたのは豆電球1個です。5個は、インターネットで取り寄せたそうです。確かに、豆電球を売っているお店は近くにはないですよね。ネット販売とは…便利な時代になりました。

12月14日(月)

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 今日の朝会は、校庭で土曜日の持久走記録会の閉会式を行いました。まず、全校児童に話した内容は、次の通りです。
・・・『土曜日に持久走記録会がありました。低学年・中学年・高学年で校庭を走る距離が違いますが、どの学年の子も最後までしっかり走る姿が見られました。たくさんの家の人達が応援に来て、みんなのがんばりに声援を送っていました。ますますがんばろうという気持ちがわいてきたことでしょう。そんな声援の中、最後まで走り切りゴールした時には、どんな気持ちを味わうことができたでしょうか。
 「練習の時は、いやだなあとか、つらいなと思っていたけれど、本番でしっかり走り通すことができて良かった」と感じることができた子は、心が強くなった証拠です。持久走では、走っている途中でだれもが苦しくなってくるものです。そこであきらめてしまうのか、それとも「あと2周…」、「あと1周…」とがんばっていくのかで、大きな違いが出てきます。たくさんの子があきらめずにがんばっていた姿は、とても輝いて見えました。これから嫌なことがあったとしても、あきらめずにがんばって乗り越えていく、そういう力がついたのではないでしょうか。
 最後まで走り切ったことや、ベストタイムを更新することができたのは、5分間走や体育の時間に持久走の練習をがんばってきた成果です。中には、練習はがんばらなかったけれどいい記録が出たという子がいたかもしれません。そういう子は、普段の練習にしっかり取り組めば、もっと伸びていくということです。
 2学期の学校生活が、残り2週間余りとなりました。学期末のまとめの学習が行われている頃です。持久走記録会でのがんばりを活かして、学習にもねばり強く取り組んでいきましょう。』・・・
 次に、各学年の代表の子に、完走証(1,2年生)や記録証(3〜6年生)を渡しました。続いて、児童代表の言葉は6年生が行いました。朝礼台に上がり、持久走記録会でのがんばりとともに、それに向けて練習してきたことを発表しました。(写真上)
 6年生は、社会科の時間に「戦争と人々の暮らし」の学習をしています。日本の歴史の学習も、いよいよ大詰めの第二次世界大戦の頃まで進んできました。教科書には、戦時中の人々の様子を知る手がかりとなる写真が2枚載っています。1つは、物資の配給をしている写真です。戦時中は物がなく、食べ物や着る物全てが配給制でした。少しでも物を手に入れようと、長い行列をつくっている写真です。そしてもう1つは、街に掲げられている看板の写真です。「日本人なら、ぜいたくは出来ないはずだ。」と書かれています。(写真中)
 これは、当時の政策の一つ、国民精神総動員として掲げられた言葉です。他にも、「欲しがりません勝つまでは」とか、「ぜいたくは敵だ!」という言葉がありました。到底、今の時代からは想像もできない世の中です。その頃のことを知っているお年寄りは、80歳代後半以降の方々ですから、直接お話を聞くことが難しくなってきています。私の父は91歳なので、昔はよく戦時中の話を聞かされたものです。
 今月初めに予定していた6年生の社会科見学は、区のガイドラインに則り、中止となっています。可能であれば、昭和館(九段下の駅の近くにあります。)に子ども達を連れていきたかったのですが、残念です。昭和館には、戦争中の人々の生活から戦後の昭和の様子まで、詳しく展示物が用意されています。機会があれば、ぜひご家族で出かけてみてください。
 6年生は図工の時間に、「芸術家の心にふれて」というテーマで、ゴッホやモネなどの芸術家の作品を鑑賞する学習に取り組んでいます。パソコン室を利用し、昔の芸術家の作品をまとめた本やパソコンで得られる資料から、自分のお気に入りの作品を見つけていました。
 印象派を代表するフランスの画家、クロード・モネの絵に興味をもっていた子が何人かいました。(写真下)『アルジャントゥイユの橋』での水面の表現や、『印象・日の出』の朝日の表現は、自分も昔から好きな絵です。また、この頃の画家たちの間で日本の浮世絵が人気を集め、様々な影響を与えていました。モネの描いた作品では、『睡蓮の池と日本の橋』という絵があります。ちなみに、ゴッホや作曲家のドビュッシーまでも、日本の浮世絵からの影響を受けています。

12月12日(土) その3

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 夕方5時から、「練馬の星空を楽しむ会」とPTAおやじの会の皆様による、星空観察会が行われました。毎年、夏休みの終わり頃と12月のこの時期の年2回、開催されています。今回も、子ども達と保護者を合わせて100名を超える参加がありました。
 今回は、まず国際宇宙ステーション(ISS)を校庭から見ることにしました。雲の間をぬうように、西の空から南の空に向かって、かすかに輝いて動く光を見つけることができました。現在、野口さんが乗っている宇宙ステーションです。ちなみに、輝いて見えるのは、太陽の光を反射しているからだそうです。
 続いて、初めにとらえていた木星と土星の観測を行いました。しかし、次第に雲が広がり始め、難しくなってきました。その後、体育館に移動して「星空宇宙クイズ」がありました。そのクイズの中には、「はやぶさ2」から地球に向かってカプセルが飛んで来た様子も出題されました。実際の映像がスクリーンに映し出され、子ども達も関心を持って見ていました。
 続いて、プラネタリウムの投影があってから終了となりました。帰り際、天体望遠鏡は、東の空にスバル(プレアデス星団)をとらえていました。子ども達は望遠鏡をのぞき込み、たくさんある星の数を一生懸命数えていました。
 明日の夜中には、ふたご座の流星群が見られる予定です。また、21日にかけて、木星と土星が最接近するという情報も教えていただきました。(これほど接近するのは、次回は60年後とのことです。)
 いつもの年だと、おやじの会特製の豚汁が味わえるのですが、今回は袋菓子を一人ずつに渡しました。他にも感染症対策をしっかり行ったうえで開催をしていただきました。関係の皆様に感謝申し上げます。

12月12日(土) その2

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 (上から4年生、2年生、5年生の写真です。)
 校庭には、普段のトラックの外側に、持久走用の周回コースが引いてありました。1周が200mのコースです。低学年は4周(800m)、中学年は5周(1000m)、高学年は7周(1400m)で練習をしてきました。低学年は、最後までしっかり走って完走することを、そして3年生以上の学年は、自己ベストタイムを出すことを目標として取り組みました。
 ゴールした子ども達の笑顔の爽やかなこと…。コロナ禍の中ではありますが、やはり子ども達にとっては、このような体験をたくさんさせてあげることが大切であると感じました。
 子ども達一人一人のがんばりは、記録にもしっかりと表れていたようです。自己ベストタイムを出した子がたくさんいたと、各学年の先生方から話を聞きました。日頃の努力の積み重ねとともに、ご家庭からの応援のおかげです。どうもありがとうございました。

※持久走記録会のプリントにも記載しましたが、マスクを外して走るように指導しました。子ども同士が密になるということから、感染症対策に反する対応のように感じますが、マスクをしての激しい運動は心肺に大きな負担をかけることになります。練馬区からの指示もあり、持久走等の激しい運動の際は、命にかかわる危険性を重視した指導をすることとしました。

12月12日(土) その1

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 朝方は曇っていましたが、風もなく途中から日が差し始め、持久走記録会には絶好の日和となりました。
 例年、開会式は体育館で行っていますが、今年はZoomを使って各教室と職員室をつないで行いました。私が話した内容は、以下の通りです。
・・・『田柄小学校では、毎年この時期に持久走月間に取り組み、その成果を確認するために持久走記録会を行っています。そもそも持久走は、どういうねらいがあって行う運動なのでしょうか? きっと中には「疲れるからいやだなあ」とか、「苦しくなるからいやだなあ」と感じている子がいるのではないでしょうか? 持久走は、まさにそういう気持ちを克服するための運動であると言えます。「持久走は人との競争ではなく、自分との戦いである。」と言われています。速さを競い合う他の運動とは違い、自分自身の心に打ち勝つための運動です。身体能力を高めたり、呼吸機能を高めたりする運動でもありますが、「持久走は心を丈夫にする運動である」と言ってもいいでしょう。
 持久走をがんばった子は、運動面だけでなく、いろいろなところでのがまん強さが身についてきます。こうして黙って話を聞くことも、がまん強さが関係しています。また、苦手な勉強にもがんばろうとする気持ちや、好き嫌いをせずに体の健康を考えて食事をすること、そして人の行いを許してあげることもがまん強さの一つです。
 さあ、持久走は自分の心との戦いです。苦しくなっても自分のペースで最後まで走り切るがんばりに期待をしています。』・・・
 3年生から始まり、6年、1年、4年、2年、5年の順で行いました。どの学年も、中庭でしっかり準備運動を行うとともに、気合をしっかり入れて校庭に入ってきました。
 各学年の写真を1枚ずつ載せます。(上から3年生、6年生、1年生の写真です。)

12月11日(金)

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 1年生の子ども達は、「ごっこ遊び」が大好きです。そんな1年生にぴったりの国語教材が「ものの 名まえ」です。
 この単元では、「言葉には意味によるまとまりがあること、さらには、一つ一つの名称(下位語)と全体の名称(上位語)という関係があること」を学習します。例えば、「くだもの」という上位語に対して、「バナナ」や「りんご」、「みかん」という下位語があるということを理解させます。
 そして、様々な言葉集めをする学習を通して、「お店屋さんごっこ」の活動へと結び付けていきます。「お店の名前(上位語)は何にするか」と「どんな品物(下位語)を置くか」をグループで話し合わせ、品物の絵を描いてお店屋さんごっこの準備を進めていきます。
 3組では、今日の1校時に、お店ごとのリハーサルをしていました。この単元のもう一つのねらいは、「話すこと・聞くこと」です。つまり、お店側の子は、お客さんに対して「いらっしゃいませ。」や「何にしましょうか。」と話します。一方、お客さん側の子は、「○○をください。」とか「○○はありますか。」と聞きます。たずねたり応答したりという会話のやり取りを学習する内容でもあるわけです。子ども達は、実際にお店屋さんごっこをする本番の日を楽しみにしているようでした。(写真上)
 ところで、子どもは「ごっこ遊び」を通じて、多くの能力を身につけることができると言われています。表現力や想像力、言語力やコミュニケーション力、さらにはルールを守る社会性も含めて、幼児期から学童期にかけて身につけさせたい力がたくさんあるのが「ごっこ遊び」です。再来週には全校で子どもまつりがありますが、これも大切な「ごっこ遊び」と言えます。
 今週火曜日に、4年2組が理科室で実験をしている様子をお伝えしました。空気の温度と体積の変化についての実験でした。今日は、1組が「水の温度と体積の変化」を調べる実験を行っていました。
 試験管の上まで水をいっぱいに入れ、その試験管を熱湯で温めていきます。しばらくすると、水面がふくらんでくる様子を見ることができます。(写真中)つまり、水を温めると体積が増えるということが確かめられました。
 空気を温めると体積が増えるということは、子ども達は日常生活の中でとらえている場合が多いです。へこんだピンポン玉をお湯に入れて膨らませたり、浮き輪を日向に置いておいたらパンパンに膨らんだ・・・という経験をしたことがある子がいるのではないでしょうか。一方、水の温度による体積の変化は、空気の変化よりもわずかなため、日常生活で気がつくことはあまりありません。やかんでお湯を沸かしても、それほど目に見えて増えるというわけではありません。(逆に、水蒸気になって出ていくものもある。)
 水ではありませんが、液体を温めると体積が増えるということを知らせる例として、日本酒があります。とっくりに日本酒を入れて燗をすると、常温の時よりも増えている様子がはっきりと分かります。
 5年生は、音楽の時間に鑑賞教材「剣の舞」の学習をしています。まず1回目の鑑賞では、全曲を聴いて感想を自由に書き出していきます。(写真下)音楽が始まるやいなや、体を上下に揺らしながら聴いていた子が何人かいました。また、「あっ!」という声も…テレビやCMなどでも聴いたことがある曲です。「運動会だ」と言っていた子もいました。
 剣の舞は、ロシアの作曲家ハチャトゥリアンの代表的な曲です。もともとは、バレエ音楽「ガイーヌ」の中の1曲です。ハチャトゥリアンは、ロシアといってもコーカサス地方の出身で、東洋と西洋の様々な民族音楽が混じり合う土地で育ちました。民族音楽の専門家から作曲の道に入ったという経歴があり、どの曲にも独特な「土臭さ」が感じられます。興味のある方は、組曲「仮面舞踏会」のワルツをぜひ聴いてみてください。ハチャトゥリアンらしい、なんとも魅力的な曲です。

12月10日(木)

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 2年生は、毎日かけ算九九を繰り返し唱えながら覚えています。とにかく毎日続けて練習することが大切で、一度言えるようになったからと安心してはいけません。条件反射的に九九が言えるようになるには、体に染みつくまで覚える繰り返しが欠かせません。また、間違えて覚えてしまった九九があると、それを後から直すのは大変です。学校では先生が、家庭では保護者の方が聞いてあげることが大切です。
 2年生では、九九の定着のために「かけ算マスターへの道」というカードを使っています。なわとびカードのように検定試験があり、合格するとシールを貼ることができるカードです。(写真上)九九の各段に対して、「見てスラスラ」、「見ないでスラスラ」、「さかさま」、「バラバラ」、「2回連続」、「3回連続」という欄があります。「さかさま」は、「下がり九九」とも呼ばれているもので、「2×9、2×8。2×7・・・」のようにかける数を9から順に少なくしていく唱え方です。「バラバラ」は、先生がランダムに出題した九九をすぐ言えなければなりません。
 毎日全員の九九検定をしてあげる先生も大変ですが、一日の学校生活の中で時間をとって行っています。合格のシールが増えていくことを励みに、毎日の九九の暗唱に取り組ませていきます。
 余談ですが…2年1組の教室の後ろに水槽があり、ドジョウが元気よく泳ぎ回っていました。エサとしてパンくずのようなものを与えているようです。10月頃、生き物係の子ども達がミッキー池でつかまえたドジョウです。きっと他のドジョウたちは、冷たい池の中で眠っている毎日のはずです。教室のドジョウ達は、2年1組の子ども達につかまえてもらってよかったと思っているのかもしれません。
 6年生は、家庭科の時間に「まかせてね 今日の食事」という学習をしています。1食分の献立を考え、調理実習を行う学習単元です。(調理実習は、各家庭で行っていただく予定)
 1食分の献立を立てる際に大切なのが、栄養のバランスがとれた食事になっているかということです。そのことを学習するために、すばらしいお手本が学校にはあります。毎日の給食です。
 まず、給食の写真(ホームページで毎日紹介しているもの)を子ども達に見せて、何種類の食材を使っているのかを考えさせました。1日の給食メニューだけでも、スープやサラダ、ご飯に混ぜ込んだりと、実に多くの食材が使われていることが分かりました。
 次に、毎月配られている献立表(給食だよりの裏面)を全員に配布し、気がついたことをワークシートに書き出していきました。(写真中)献立表から様々なことが分かります。毎日のメニューに対して、使われている食材が赤・黄・緑に細かく示されています。どの日も必ずそれぞれの仲間に入る食材がたくさん記されています。また、エネルギーやたんぱく質、脂質、カルシウムなどが全て計算されていて、小学生が必要な分量に合わせるように考えられていることも分かってきました。
 子ども達が大すきなメニューばかりを出していたら、きっと栄養価は偏ってしまうでしょう。「栄養士さんはすごいな…」と6年生なりに感じることができたのではないでしょうか。1日に30品目の食材を食べるとよいと言われています。なかなか30品目は難しいことですが、昼間の給食で結構たくさんの食材をまかなっています。1日3食のうちの2食は、各家庭での食事です。子ども達の各家の栄養士さん達もがんばってください。
 3年生は、理科の時間に「電気の通り道」の学習をしています。豆電球の明かりをつけるために、乾電池と導線を使っていろいろ工夫して配線を考えてきました。豆電球の明かりをつけるためには、電池の+極と−極から出た導線が、豆電球を通って一つの輪になるように配線することが大切であるということが分かりました。(回路という言葉を教えます。)
 そこで3年2組では、「豆電球をソケットなしで明かりをつけるにはどうすればよいだろう」ということをテーマに実験を行いました。使うものは、ソケットをはずした豆電球と乾電池、導線2本です。いろいろな予想が出てきたつなぎ方を試していく中で、明かりがつくつなぎ方を発見した子ども達から声が上がりました。そして、教室内から次々と「わかった!」という声が聞こえるようになりました。(写真下)
 豆電球やソケットのつくりを教科書で確かめてみると、電球の中のフィラメントも含めて一つの通り道になっていることが分かります。

12月9日(水)

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 3年生の国語の教科書に、「冬のくらし」という単元があります。生活の中で冬らしさを感じる言葉についての語彙を増やしたり、身の回りで冬を感じたものについて文章に表したりする学習をします。
 3年生の国語の教科書には、それぞれの季節に応じて「春のくらし」から「冬のくらし」までの単元があり、2時間扱いで1学期から学習をしてきました。ちなみに、2年生は「〇がいっぱい」、4年生は「〇のたのしみ」(〇には、春夏秋冬が入る)という季節の単元が同じようにあります。
 3年生の教科書には、まず「ゆき」という川崎 洋さんの詩が載っています。(写真上)「はつゆき ふった こなゆき だった くつの下で きゅっきゅっとないた どかゆき ふった のしのし ふって ずんずん つもり ねゆきに なった べたゆき ふって ぼたゆき ふって ざらめゆきに なって もうすぐ 春だ」
 新潟生まれの私にとっては、この詩に出てくるどの雪も、とても身近なものとして育ちました。「ねゆき」は漢字では「根雪」と書きます。3年生の子ども達はいろいろ想像していたようですが、これこそ雪国で生活した人でないと分からないでしょう。11月の下旬頃から、雨が次第にみぞれ混じりになり、地面に雪が積もるようになってきます。しかしそれらの雪は、晴れた日や雨の日になると融けてしまい、また地面が見えてきます。それをしばらく繰り返した後、12月下旬に一度大雪の日がやってきます。するとその雪は全て融けずに残り、1月、2月と降り続く雪の土台となって残っていきます。それを「根雪」と言います。
 「ドカ雪」は「大雪」のことで、一晩で本当に1m以上積もる時があります。大雪が降る時は不思議と静かで、しんしんと積もっていきます。気温が低いと粉雪になりますが、日本海側では「べた雪」と呼ばれる湿った雪が降ることが多いです。「ぼた雪」も同様に湿り気が多く、雪の結晶がくっつき合って大きめの雪がぼたぼたと落ちてくるから「ぼた雪」です。2月に入ると、昼間のうちに表面が融け、翌朝の冷え込みでまた凍るを繰り返すようになってきます。そうするうちに、一度積もった雪の上の部分がまるでザラメのような氷の粒状に変わっていきます。これが「ザラメ雪」です。雪国にも晴れる日が少しずつ見られるようになってきた証拠で、待望の春が近づいてきたことを感じさせてくれます。
 5年生は、理科「もののとけ方」の学習で、水溶液の水分を蒸発させて溶けている物質を取り出せることを学びました。そこで、発展的な学習として、食塩の結晶作りに挑戦していました。(写真中)
 まず、水に食塩をこれ以上溶けきれなくなるまで溶かし、飽和水溶液を作ります。モールで好きな形を作り、糸でしばって水溶液につかるようにします。後は、静かな場所に置いて何日か待つだけです。この「静かな場所」が大切で、なるべく振動のない戸棚などに置いておくのが一番です。数日後には、モールの周りに食塩の結晶がついてくるのが確認できます。
 さらに大きな結晶を作る場合は、一度できた食塩の結晶を核にして糸でつるし、数か月かけて放置しておくようにします。また、ミョウバンを使うと、食塩よりも手軽に大きな結晶を作ることができます。
 5年生は、算数の時間に「面積の求め方を考えよう」という学習をしています。まず、この単元の最初に、平行四辺形の面積の求め方について学習しました。平行四辺形を同じ大きさの長方形に形を変えることで、「底辺×高さ」の公式を導き出しました。そこで今日は、三角形の面積の公式について考えました。(写真下)
 算数の学習で基本となるのは、「既習事項を使って新しい学習を解決する」ということです。ここまで、正方形や長方形、平行四辺形の面積の公式は学習済みです。ということは、三角形の面積をこのいずれかの図形に変形できれば、公式を生み出すことができるということです。いろいろな変換の仕方がありますが、合同な三角形を2つ合わせると平行四辺形ができます。平行四辺形の面積は「底辺×高さ」なので、それを半分にするので、「底辺×高さ÷2」という公式が導き出せます。
 「わかった!」とか、「なるほと!」と思えた子は、算数の面白さが感じられた子です。実は教員側も、この学習は算数を教えていて「面白い!」と思える単元なのです。

12月8日(火)

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 2年生は、今月の図工の時間に「カッターナイフタワー」という作品に取り組み始めています。図工でカッターナイフを扱うのは、2年生が初めての経験となります。そこでまず今週は、カッターナイフの安全な使い方を知り、紙を切り抜いたり切り起こしたりしながら、基本的な技能に慣れるための学習を行っています。
 カッターナイフは、はさみで切るのとは違い、鋭角な切り口や滑らかな曲線を切り出すことができます。また、はさみが入らない部分でも、カッターナイフであれば容易に切り込みを入れることができて便利です。さらに何よりも、紙をきれいに切る快さが味わえることこそカッターナイフの持ち味と言えるでしょう。
 先生から十分な安全指導がなされてから、全員に1本ずつカッターナイフが渡されました。(もちろん、カッターマットを敷いたうえで行います。)今日は、色画用紙にクレパスで描いた家の周りをカッターナイフで切る練習を行いました。(写真上)
 まず、カッターナイフの持ち方が大切です。小さな部分を切る時には鉛筆のように持ち、大きなものや長い部分を切る時には上から押さえるように持つことが基本となります。さらに、カッターナイフの刃が紙に接する角度が重要なポイントです。しかし、これは自分でやりながらつかんでいく感覚です。「どうしたらどうなる」ということは、何度も経験しながら上達していくものです。なかなか思うように切れなくて苦戦していた子もいたようですが、少しずつカッターナイフの切り口の美しさが分かってきたようでした。
 4年生は、理科の時間に「ものの温度と体積」の学習をしています。初めて理科室で行う実験内容です。空気や水、金属の体積の変化に着目して、それらと温度の変化とを関係付けて調べることを目的とした学習です。さらに、実験器具の扱い方の技能も身につけていきます。
 今日は、4年2組の子ども達が、「空気の温度と体積の変化」の実験を行っていました。試験管の中の空気が、温かくなった時と冷たくなった時とでどのように変化するのかを実験で確かめました。試験管の口に石鹸水で膜をつけ、お湯の入ったビーカーや氷水の入ったビーカーに入れて実験しました。・・・試験管をお湯につけると、石鹸水の膜がシャボン玉のように膨らんできました。(写真中)逆に、氷水で冷やすと、膜が試験管の中に入っていきます。これらのことから、空気は温まると体積が増え、冷たくなると体積が減るということが分かりました。
 続いて次の時間に、温度による水の体積の変化についても実験しました。水は、温度による体積の変化があるでしょうか? ・・・空気ほど顕著ではありませんが、水も同様に温めると体積が増え、冷やすと減るということが確かめられます。この単元に入り、いかにも理科の実験という感じが高まってきました。子ども達の興味・関心も同様に高まってきたことでしょう。
 3年生は、図工の時間に「初めてのくぎ打ち」の授業をしています。1学期にのこぎりの使い方を学習して作品づくりをしましたが、今度は金づちを使ってくぎの打ち方を学んでいきます。(金づちの持ち運び方や、くぎの管理についても指導しています。)
 金づちは、打ち始めと打ち込み、打ち終わりがそれぞれ大切です。打ち始めは、くぎを手で支えて板に立つようにさせます。金づちの柄の首に近い部分を持ってトントンと打ち、安定したらくぎから手を離します。次の打ち込みは、金づちの柄じりの方を持って、力を入れずに打ち込んでいきます。最後の打ち終わりでは、金づちの丸みのある方で打ち、くぎをしっかりと板の中に納まるようにします。
 金づちを使ってくぎを打つだけでも、いくつかの段階とコツがあるものです。2年生のカッターナイフと同様に、まずは何度も試して慣れることです。子ども達は、たくさんのくぎを自由に使って木片に打ち込み、マスコットのような作品を楽しそうに作っていました。(写真下)

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