ようこそ、練馬区立田柄小学校ホームページへ!  〜「わくわく・どきどき」の学びを目指して〜

7月31日(金)

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 1学期の最終日を迎えました。雨が上がり、校庭で終業式を行うことができました。
 1学期は、4月6日の始業式と入学式でスタートしました。しかし、翌日から2か月間の臨時休業となり、家庭で一人一人が課題に取り組む日々が続きました。ようやく6月1日から学校が再開され、授業が始まりました。こう考えてみると、1学期の4か月間のうちの半分しか学校生活がなかったことが分かります。そして、休業中の2か月間と学校生活があった2か月間とでは、ずいぶん違いを感じるものです。昨日、今学期の振り返りをしたクラスがあり、ある子が「学校があって勉強ができることが、とても楽しいことだと分かりました。」と言っていたそうです。その通りだと思います。子どもにとっては、学校がコミュニティーの場であり、学習以外にも多くのことを学び、経験する大切な場所であるのです。
 終業式の児童代表の言葉は、3年生が行いました。「漢字練習をがんばりたい。」「友達と仲良く過ごしていきたい。」と、2学期に向けた抱負もしっかり発表していました。(写真上)
 終業式に続いて生活指導担当の先生から、夏休み中の生活についての話がありました。色画用紙を見せながら、全校児童に分かりやすく話をしていました。まず、水色の色画用紙です。これは、川や海、プールなどの水遊びでの危険に関する話でした。次は、赤の色画用紙です。花火は、大人の人と一緒に行いましょうという内容でした。続いて黄色の色画用紙です。すぐに「信号機!」という声が1年生から聞こえてきました。その通りで、交通安全に関する話でした。最後は、黒い色画用紙・・・不審者に注意しましょうという話でした。もし雨だったら、校内放送で終業式を行う予定でした。放送だと色画用紙を見せることができません。生活指導の話はどうする予定だったのでしょう?
 2年生の教室で、キャリアパスポートの指導が行われていました。(写真中)キャリアパスポートは、文部科学省から通知が出され、今年度から全国の小・中・高等学校で行われることになったキャリア教育です。文科省のホームページでは、「自らの学習状況やキャリア形成を見通したり振り返ったりしながら、自身の変容や成長を自己評価できるように工夫されたポートフォリオのことである」と定義されています。もっとわかりやすく説明すると、・・・自身の目標や各行事等の振り返りをカードに記録し、ファイルに入れてとっておき、次学年に引き継いでいけるようにするものです。このファイルは、中学校や高等学校に行っても進学先に送って継続して使用していきます。
 とりあえず今年は、学校でクリアファイルを全員分購入し、教室で保管するようにします。2学期には、一度家庭に持ち帰り、家の人からも記入してもらうことがあるかもしれません。毎年積み重ねて用紙が増えてくるので、今後はもっと分厚いファイルが支給されることになるのではないかと思います。
 各クラスで夏休み前の指導が行われていました。夏休みの課題については、本日配布の学年だよりに詳しく書かれていますので、ご家庭で確認の上、毎日計画的に取り組むことができるように見てあげてください。
 1年生は、小学校で初めての夏休みを迎えます。国語や算数の問題が印刷されたプリントを含め、絵日記や読書などが課題に出されているようです。(写真下)今週は、毎日少しずつ荷物を持ち帰っています。今日もたくさんの荷物を持った子ども達が下校していきました。
 午後からは、久し振りに陽が差し始め、いよいよ梅雨明け間近という気配になってきました。しかし、今日もまた東京都の感染者数は記録を更新し、感染の勢いが止まっていません。夏休み中は、感染症に十分に気をつけて生活するようにお願いいたします。学校ホームページは、しばらくお休みになります。1学期の学校教育へのご協力に感謝申し上げます。

7月30日(木)

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 2年生は、国語の授業で「あったらいいな こんなもの」という学習をしています。「話すこと・聞くこと」の学習単元で、自分で考えた道具について、相手に分かりやすいように順序を考えて話すことを主にした学習です。
 教科書には、ドラえもんが大きく描かれていて、子ども達の興味を引きます。ドラえもんが四次元ポケットから出す道具は、子どもだけでなく大人も「あったらいいな」と思うものばかりです。2年生の子ども達は、自分なりにどんな道具を考えたでしょうか…。絵と文章で説明を書き、一人ずつ発表会を行っていました。(写真上)
 大人が考えると、せいぜい「もどり薬」や「リサイクル紙幣」でしょうか。(ちなみに、「もどり薬」は、1錠飲むと10年若返る薬です。「リサイクル紙幣」は、紙ごみを集めて入れると、新札になって出てくる機械です。私が考えました。)
 2年生の子ども達が考えた道具には、夢があるなと思いました。「病気バック」は、病院に行かなくても、なんでも病気を治すことができる道具が入っているバックだそうです。病気かどうかが分かるセンサーや、たくさんの薬が入っているそうです。コロナで大変な今の世の中に、本当にあってほしい道具だと思いました。「三つ目シェフ」は、お母さんの料理を手伝ってくれるぬいぐるみだそうです。お母さんが夏休みにお弁当を作るのが大変そうなので考えついたと書いてありました。家の人の苦労がよく分かっているなと思います。「ホラー読み取りカメラ」は、怖い夢を体から追い出して、楽しい夢ばかりにしてくれる道具だそうです。毎日見ている夢が、ほとんど怖い夢ばかりだから考えついたと書いてありました。子どもの切実な願いから考えついた、面白いアイデアだなと思いました。
 1年3組が、多目的室で学級レクを行っていました。明日で転校してしまう友達のお別れ会を兼ねて行っていたようです。教室から椅子を持って行き、丸くなって座り、フルーツバスケットをしていました。
 一人一人に果物の名札がつけられていて、「りんごとぶどう!」とか「バナナとイチゴ」というように、移動する子を指名していきます。「フルーツバスケット!」と言うと、全員が一斉に移動しなければなりません。みんなキャーキャー言いながら動き回っていて楽しそうでした。見ていると、なんとなく鬼になりたがっていた子が分かってきて面白かったです。(写真中)
 3年生は、1学期の音楽の時間に初めてリコーダーを習いました。しかし、学校では一度も吹いたことがなく、指の動きだけの練習でした。リコーダーの音を知っている4年生以上の子ども達にはそれも仕方ないと思えるのですが、3年生の子ども達は吹いてみたくてうずうずしています。今日は、夏休みの課題として出されたリコーダー練習の説明が行われていました。(写真下)
 簡単な指の動きだけで吹ける曲の練習が課題として出されています。リコーダーの持ち方が左右逆の子が時々見られます。また、吹いてはいけないリコーダー指導で一番難しいのが、「タンギング」です。家庭では、音が出せるだけでうれしくなるリコーダー練習です。思う存分練習できるのは良いのですが、きちんとタンギング(1音ずつ舌でトゥ、トゥ、…と切ること)ができるかをぜひ見てあげてください。

7月29日(水)

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 1年生の教室で、交通安全の指導をしていました。警察署からいただいたDVDを使いながら、道路や横断歩道を歩く時の交通安全について学習しました。(写真上)
 例年は、1学期中に1年生の交通安全教室を開き、歩行訓練も実施しています。昨年も光が丘警察からお巡りさんに来ていただき、道路標識や信号機の説明を聞いてから、実際に学校の周りの道路を歩いていました。昨日のニュースでは、コロナの影響で外出が少なくなったたこともあり、全国的に交通事故の件数は減っているそうです。しかし、特にこれからは、夏休み中の交通事故が心配です。信号のない交差点が多かったり、道幅が狭いわりに車がスピードを出す道路が多かったりします。夏休み中は自転車の乗り方に気をつけるとともに、各家庭で交通安全を十分に意識した生活ができるようにお願いします。
 2年生が、ミッキー池でザリガニ釣りをしていました。昨年度、1年生の時にもザリガニ釣りをしているので、とても手慣れていました。たくさん釣れた中からグループで1匹を残し、池に逃がしてあげました。
 2年生は生活科の時間に、「めざせ生き物はかせ」という学習をしています。身近な生き物に関心をもち、観察したり飼育したりしていきます。今日は、田柄小で一番身近な生き物であるザリガニをつかまえて、観察することになったようです。
 大切な1匹を飼育ケースに入れて教室に戻ると、さっそくみんなで観察カードに記録をしました。形や色、大きさを調べて、絵と文で仕上げました。何人もの子が平気な顔でザリガニを手でつかみ、いろいろな向きから観察をしていました。(写真中)多分、他の学校よりも田柄小の子ども達の方が、ザリガニを手で持ち上げることができる子が圧倒的に多いはずです。
 3年生は、総合の学習の時間にカイコを育ててきました。今月上旬には、たくさんの繭を作りました。担任の先生が、繭を集めて冷蔵庫に入れてしまっておきました。カイコが繭から出てくると、繭玉に穴が開き、工作ができなくなってしまうからです。(どんなカイコの成虫(蛾)が出てくるのかは、教室で何匹かそのまま育てて見せています。)
 今日は、繭玉を一人2個ずつ使って工作をしました。あらかじめどんなものを作りたいかを考えて、使う材料を用意させてきていました。クラス全体でいろいろなアイデアにあふれる作品が出来上がりました。半分にした繭玉の中に小さな鈴を上手に入れていた子がいました。(写真下)また、キーホルダーの金具を用意してきて、繭玉の人形を取り付けた子もいます。大切に育てたカイコが、思い出に残る作品に生まれ変わりました。
 カッターナイフで繭玉を2つに割ると、中からさなぎが出てきました。冷蔵庫に入れてあったので、もう動きません。さなぎを大切にボンドで貼り付け、作品として飾った子がいました。また、クラスみんなのさなぎを集めて、クワの木の根元にお墓を作ってきた子達もいました。カイコを育てたことで、大切な命の学習にも結び付きました。

※3年生のカイコの学習に関して、あさって配布の学校だより巻頭言にも記載しました。ぜひお読みください。

7月28日(火)

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 登校後すぐに、広報委員会の児童が手分けをして全校の各教室に行きました。広報委員会で作成した第1号の新聞が出来上がり、全校児童に配布するためです。広報委員会で新聞を作成したことを説明し、一人ずつに配布しました。(写真上)
 広報委員会は、田柄小に今年度新しくできた委員会活動です。学校の様々な情報を集め、新聞を発行して全校児童に広める役割を担っていきます。第1号の新聞は、校長室にも掲示しました。最初の新聞にふさわしく、盛りだくさんのニュースが書かれています。
 まず、17学級全ての学級目標が掲載されています。クラスごとに個性あふれる学級目標があり、面白いなと思いました。また、「芝生ロボ参上!」というニュースが目を引きました。田柄小には、校庭の南校舎側に広い芝生があります。その芝刈りをするロボットが導入されたというニュースです。(写真入りです。)昼間は国旗掲揚塔近くの青い木の箱の中に収められていますが、夜になると毎日決まった時間に動きまわり、芝生をきれいに刈り取っていきます。上手に取材して記事にしてあるなと思いました。
 全員に1枚ずつ配布してあるので、ぜひご家庭で実物をご覧ください。第2号の新聞は2学期になるでしょうか。今後も、広報委員会の新聞を楽しみにしていきたいと思います。
 学期末となり、今週は様々なクラスでテストに取り組む様子が見られます。5,6年生の外国語も同様です。6年生の教室では、英語の聞き取りテストがあったようで、英語の発音を聞きながら、ワークテストの問題に答えていました。
 一方、5年生の外国語の授業では、ALTのマイケル先生と1対1で英会話をする簡易な試験が行われていました。英語であいさつを交わしたり、マイケル先生が質問をして誕生日を答えさせたりしていました。(写真中)
 中には、英語で何を聞かれたのかわからずに、黙り込んでしまった子もいました。マイケル先生がそっと日本語で「プレゼントニ ナニ モライタイデスカ」と教えてあげていました。間違えても良いから、自信をもって英語の発音をしていくことが大切です。
 5年生の家庭科の学習で、お茶を入れる実習を行っていました。家庭科の調理実習は、1学期の間は控えてきました。しかし、お茶の実習は直接食べ物を扱わないことや、ガスコンロの使い方等の基本を学んでおく必要があることから、今学期中に実施することにしました。
 まず、やかんに分量の水を入れ、コンロにかけてお湯を沸かします。急須には、緑茶かほうじ茶を選んでグループの人数分の茶葉を入れます。お湯を注いで湯飲みにつぎ分けるだけのことですが、全体を見ていると「お茶を入れるのは、今日が初めての経験」とすぐに分かりました。確かに今の時代、電気ポットが代わりになり、やかんを火にかけてお湯を沸かすことは大人でもなかなかしなくなったことです。(私は、家でコーヒーを入れる時はやかんを火にかけますが…)
 そもそも、「急須が家にあるか」ということ自体、どうなのでしょう? ほとんどの子が「自分の家にはない」と言っていました。熱いお茶は家で入れることがなくなったという生活様式の違いが感じられます。「紅茶を入れるポットはある」と言っていた子がいました。飲んでいるものが違うのですね。お茶と言ったら、今は冷たいペットボトルのお茶のことをイメージする時代です。
 熱いお茶を恐る恐るつぎ分けていた子ども達の様子を見ていて、貴重な経験をしているなと思いました。(写真下)

7月27日(月)

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 いよいよ1学期最後の一週間が始まりました。普段の年であれば、今頃はセミの大合唱が聞こえてきているはずです。しかし、相変わらずはっきりとしない天候に、控えめなセミの声しか聞こえてきません。今日は、まず校庭で全校朝会を行いました。
 今朝は、「簡単なことほど難しい」という話をしました。先週の避難訓練では、ところどころで移動する列を止めて、先頭を歩く先生達が注意を与えていました。途中でしゃべった子がいたからです。「だまって歩く」…これほど簡単なことはないのに、時と場合によっては難しいことになります。
・・・(前半省略)学校生活の中には、簡単なことであるのに難しいことが他にもたくさんあります。例えば、この全校朝会の後、昇降口で靴をぬぎ、うわばきをはきます。今はいている外靴は、つま先を奥にして靴箱に入れることになっています。向きをそろえて靴を入れるという簡単なことではありますが、全員の靴がしっかりそろって入れられていることはなかなかありません。違う方向を向いている靴があったり、片方の靴が落ちていたりすることがあります。特に、休み時間の終わりにあわてて戻ってきたからなのでしょうか、きちんとそろっていない靴を見かけることが多いです。ぬいだ靴を手で持って靴箱に入れる…こんな簡単なことなのですが、毎回しっかり行うことは難しいことなのですね。
 「簡単なことほど難しい」…学習中も、そのように感じる場面がたくさんあります。例えば、先生の指示で教科書を開くということです。「○ページを開きなさい。」と言われてすぐに教科書を開いているでしょうか? これもとても簡単なことだと思うのですが、各教室の授業を見に行くと、何人かが教科書をすぐに開いていない場面を見かけます。授業中に違うことを考えていたリ、みんなと違うことをしていたりすると、先生が指示した内容を聞きのがし、教科書を開くのが遅れてしまいます。
 「簡単なことほど難しい」…話を聞くことだけでなく、書くことにもそれは言えます。授業中は、黒板に書かれた文字をノートに書き写す時間があります。学習のめあてをノートに書いたり、学習のまとめを書き写したりします。「黒板の文字を見て、その通りにノートに書き写す」…1年生の時から授業中に行ってきていることです。特に難しく考えることはなく、黒板を見て自分のノートに書くだけであるのに、一人一人に差が生じることがあります。書き始めるのに時間がかかる子がいたり、黒板に書かれている通りに書き写せていない子がいたりします。
 その他にも、学校生活の中には、簡単なことほどきちんとできていないことがたくさんあります。手をしっかり洗うこと、ハンカチで手をふくこと、登下校では校帽をきちんとかぶること、名前を呼ばれたら「ハイ」と返事をすること、週末にうわばきを持ち帰ること…全て簡単なことの積み重ねで学校生活が行われています。今週一週間で、いよいよ1学期の学校生活が終了します。今学期のまとめをするにあたり、日常の簡単なことがしっかりできていたのかを振り返ってみましょう。・・・
 3年生は、体育の時間に「ティーボール」というベースボール型のゲームを行っています。初めて野球をするうえで一番技術的に難しいのが、投げたボールを打つことです。ティーボールでは、それを解消するために、ボールをティーの上に置き、バッターが打つというルールで行っています。他にも、打ったボールをファーストに投げるのではなく、守備位置にボールを戻したところでバッターアウトになります。それまでに打者が進んだ塁(三角コーンの上に卓上ベルが置いてあります)が得点になります。また、打った後に打者がバットを指定の位置に置くだけでも1点が入るというルールです。工夫次第で全員が楽しめるゲームができるものです。(写真上)
 6年生の理科の時間に、「生物どうしの関わり」を学習しています。生き物の世界には、「食物連鎖」の関係があることを学びます。NHKの動画クリップを使い、授業が行われていました。ニジマスを解剖して胃の中を開くと、たくさんの小魚(ワカサギ)が出てきました。(写真中)さらにそのワカサギの胃袋の中からは、水中の微生物であるミジンコが出てきました。では、ミジンコは何を食べているのかというと、さらに小さな水中の微生物をエサにしています。
 1年生の教室では、今学期のまとめのプリントを行っていました。(写真下)1学期の学習は、実質先月と今月の2か月間ではありましたが、いろいろなことを習いました。国語は、ひらがな五十音の書き方や簡単な文章の書き方を習いました。算数では、答えがひと桁のたし算とひき算まで学習しています。
 夏休み中も課題が出て、毎日1学期の復習をすることになります。2学期の学習につなげていくためにも、夏休みの宿題にしっかり取り組めるようにさせたいものです。

7月22日(水)

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 朝学習の時間に、1年1組で足育の授業が行われていました。「かかとのはたらき」について考える内容でした。
 まず、足の部分の名前を確認しました。足の指とかかとは分かりますが、「土踏まず」を知らない子がほとんどでした。次に、歩く時に最初に地面につく場所を考えさせました。1年生の子ども達だと、頭で考えるよりも実際に歩いてみる方が分かりやすいようです。教室内を歩かせてみると、かかとが最初に床につくことが分かりました。
 赤ちゃんがつかまり立ちをしている写真が映し出されました。赤ちゃんは、初めて歩き始める時はつま先立ちの状態です。しかし、しばらくして歩くことができるようになると、かかとをついてかかとから歩き始めるようになります。では、人はなぜかかとを使って歩くようになっているのでしょう。・・・それを知るために、片足の靴と靴下をぬいで、自分のかかとに触らせてみました。「かたい」と言った子もいれば、「プニプニしている」と表現した子もいました。
 実は、このプニプニがヒントになっています。つまり、かかとの辺りは皮膚が他の部分よりも固くなっているものの、骨との間に脂肪があり、クッションのような役割をしています。そこで、「かかとのクッションを使って歩こう」ということを学習のまとめとしました。(写真上)
 また、うわばきや外靴のかかとをつぶしてはいている子がいないかということも話題にしています。かかとをつぶして靴をはくと、スリッパをはいた時のようになり、かかとをしっかり使った歩き方になりません。「靴は、かかとをつぶさないではこう」ということも学習のまとめとして指導しています。
 1校時の後半に、火災の避難訓練を行いました。先月は地震の訓練をしましたが、教室での対応で終わりにし、放送で振り返り指導を行っていました。通常通りに校庭まで避難したのは、今年度初めてのことです。
 防災頭巾を身につけて、静かに全校児童が校庭南側に集まってきました。児童の整列・点呼が終わると、各担任が副校長先生に報告をします。(写真中)避難開始の放送から全員の避難を確認するまで、5分近くかかります。
 避難訓練は、毎月1回実施しています。その訓練を真剣に行うことが、自分の命とともに周りの人の命を救うことにつながります。まず非常時には、だまって話を聞くことが重要です。1年生は、初めて校庭への避難を経験しましたが、事前指導の成果もあり、きちんと行動することができました。
 3年生は、理科の時間に「植物を育てよう」という学習をしています。1学期の始めから2学期に植物が枯れるまで、継続して観察していく学習です。あおぞら農園に行き、3年生の畑の花や作物の様子を観察記録に残していました。
 花はひまわりとホウセンカ、野菜は大豆とオクラを種から育てています。種をまいたのは、5月の臨時休業中のことです。ちょうど種まきから2か月が経ちました。ひまわりは、子ども達の胸の高さまで成長してきています。つぼみはまだ見られず、花は夏休み中に咲きそうです。ホウセンカは、白い花がたくさん咲き始めていました。休業中に種をまいたのは3年生の先生達でした。(当時、その様子を動画配信していました。)ホウセンカの種はたくさんあったのでしょうか…ホウセンカは、苗がびっしりと茂っています。大豆は、すっかり枝豆が実っていました。収穫したくなりますが、これは理科の勉強なので、2学期に枯れて大豆になるまでそのままにしておかなければなりません。オクラも花が咲いた後に実がなっていました。それもちょうどよい収穫サイズのオクラで、とてもおいしそうでした。(写真下)
 昔、趣味で畑を借りて野菜を育てた経験があります。オクラも毎年挑戦しましたが、土日だけの畑管理には不向きの作物でした。オクラは1日ですぐに実が大きくなります。あまり大きく育ったオクラは固くて食べられません。来週になると、3年生のオクラもお化けのように大きくなっていることでしょう。

7月21日(火)

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 朝学習の時間を使って、1年生に足育の指導が行われました。以前からお伝えしているように、田柄小では今年度の体育の校内研究に「足育」を含めて取り組んでいます。1年生にも行える足育として、今回は「足の清潔」を取り上げました。先週から養護教諭が1年生の各クラスをまわり、「足を清潔にしよう」という内容で15分ほどの指導を行っています。今日は、1年3組で指導を行いました。
 普段の学校では、「手洗い」の指導は頻繁に行ってきています。しかし、足の清潔に関しては指導した覚えがありません。せいぜい週末に、「うわばきをきちんと持ち帰って、よく洗ってきなさい。」と声をかけるくらいです。直接足を洗うのは、家庭でお風呂に入る時ぐらいのことなので、学校では指導範囲外と考えがちです。
 まず、体のどの部分に汗をかくか、子ども達に聞いてみました。頭や顔、わきの下、背中…と、いろいろな部位が出てきた中で、足という意見もありました。そこで、足の裏も汗をかくことを伝え、1日にどれだけの汗が足の裏から出ているのかをクイズにしました。・・・答えが牛乳瓶1本分(200ml)と知り、みんなびっくりしていました。
 次に、実際に足をどのようにして洗ったらよいのかを学習しました。うわばきと靴下をぬぎ、かかとからつま先、さらには足の指の間までしっかり洗うように、先生のまねをしながら練習しました。(写真上)
 短時間での足育授業でしたが、足を清潔にするために「靴や靴下をきちんと洗うこと」と「足は、指の間や爪までていねいに洗うこと」が大切であると分かりました。「今日、お風呂でやってみたい!」と、とても反応の良い子ども達でした。
 1年生の生活科では、シャボン玉遊びに続いて「砂遊び」の学習が行われています。(生活科の「なつとともだちになろう」の学習です。)今日は、1,2校時に1組、3,4校時に2組が校庭の砂場に行って授業をしました。
 あらかじめ連絡してあったので、家からお砂場セットやペットボトルなどを用意してきていました。砂遊びが開始になると、友達と一緒に川や海を作ったり、泥だんごを作ったりと、いろいろな発想が次々とうかんできました。バケツやペットボトルを使って水をくんでくると、様々な世界が広がり始めました。(写真中)
 裸足で泥水の中に入ったりすることで、足の感触を楽しんでいた子もいます。子どもの発育にとって、砂遊びや泥遊びはとても大切なものであると言われています。単に造形する喜びを味わうだけでなく、手や足の感覚を通じて得るものがあります。今年の夏休みは、海水浴に行くのが難しいかもしれません。学校の砂場を使うことで、浜辺での砂遊びの気分が少しは味わえたかもしれません。
 5校時に、3年1組で足育の授業がありました。3年生の足育では、自分のはいている靴に着目し、正しい靴のはき方を中心に指導をします。自身が現在使っている外靴を用意し、普段どのようにはいているのかを確認し合いました。(写真下)
 3年生では、マジックテープ式の外靴をはいている子がほとんどです。中にはそのまま足を突っ込んで終わりという子も見られました。多くの子は、マジックテープを一旦はがしてから足を入れ、テープで固定していました。しかし、正しい靴のはき方は、さらにコツがあります。
 オノマトペを使うと、「ベリベリ、トントン、ギュウ・ピタ」が正しい靴のはき方です。ベリベリでマジックテープをはがします。トントンは、かかとを地面に打ちつける音です。そうすることによって、靴に足がフィットするとともに、つま先側に少しすき間が生まれます。(靴の中で自由に足指が動かせる)最後のギュウ・ピタは、マジックテープをしっかり引っ張って留めることを指します。
 考えてみると、大人も運動靴をはく時に、ひもを毎回ほどいてからトントンし、靴ひもをしばっているでしょうか? 私は土日に散歩をする時に運動靴をはいていますが、足を突っ込んでいるだけでした。これからはひもを毎回ほどいてから足を入れ、トントンしてからひもをしばりたいと思います。

7月20日(月) その2

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 2年生が生活科で育てているピーマンとミニトマトが次々と実り、収穫時期を迎えています。(写真上)しかし、今年は雨の日が多く、ミニトマトは実がはじけてしまったものがたくさん見られました。
 先の3年生が見学に行った吉田さんのミニトマトは、ビニールハウスで育てていました。しかも、苗を植え付けてから1滴も水を与えていないと言われていました。それだけトマトは乾燥した場所でよく育つとともに、むしろ水を切った方が甘みが凝縮するのです。
 一方、ピーマンを育てている子も、気温の上昇とともにあっという間に実が大きくなってきていました。ピーマンも収穫時期を逃してしまうと、色が赤く変色してしまいます。
 野菜の栽培では、根をしっかり張らせることが大切です。小学校のアサガオ用のプラ鉢では、土が入る量が少ないため、ある程度まで育ったところで苗が弱ってきてしまいます。子ども達の鉢の大きさが、さらに縦に3倍、横に2倍以上あれば、ずいぶん成長が違っていたことでしょう。
 4年2組の教室では、保健の授業が行われていました。4年生の保健の授業では、「育ちゆく体とわたし」という学習をします。今日はその第一時、「変化してきたわたしの体」を学習していました。(写真下)
 子ども達は、年間に何度か行われている計測を経験しているので、身長や体重が少しずつ増えてきていることに気がついています。身長の伸びに注目すると、小学校〜中学校〜高校とぐんぐん伸びていくことが分かります。しかし、みんながみんな同じ身長の伸び方であるとは限りません。高学年になって急激に身長が伸びる子もいれば、中学生になってから身長が一気に伸びる子もいます。体の変化には、個人差があるということを学んでいました。
 毎日子どもと接していると、身長の伸びはなかなか気がつかないものです。しかし、夏休み中に田舎に行ったりすると、久し振りに会った親戚の方々から「大きくなったなぁ」と言われます。特に高学年の子ども達は、この夏を越えた頃、背の順が変わってくるほど成長が顕著にみられるものです。

7月20日(月) その1

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 昨日から、久し振りに夏の日差しが戻ってきました。今日の全校朝会は、校庭で行いました。
 今日は、「『心づかい』と『思いやり』」という話をしました。前半は、まず先週までの「ふれあい月間」を振り返りました。「ふれあい月間」は、人と人との温かな心のつながりを確認するためにあります。そして、いじめや差別のない学校生活にしていくためにも行っています。次に、新型コロナウイルスの感染症により、新たな差別・偏見が問題になっている事実を取り上げました。感染症にかかった人やその家族、医療関係者やその家族…と、様々な人に対する差別や偏見が広がっていて、大きな社会問題にもなっています。世の中から差別や偏見がなくなるためには、全ての人が温かい心と人への思いやりをもつことが大切です。そこで、話の後半では、子ども達の身近な生活を取り上げて話をしました。
・・・以前、テレビのCMで「『心』は誰にも見えないけれど、『心づかい』は見える。『思い』は見えないけれど、『思いやり』は誰にでも見える」というメッセージが流れていました。その通りだなと思います。人が何を考えているか、という心の中は見えません。でも、その人がしたちょっとした行動から「心づかい」が見えてきます。例えば…授業中、音をたてないように静かに廊下を歩いている子がいました。どんな「心づかい」であるか分かりますか? 授業をしているクラスに迷惑がかからないように、という「心づかい」です。また、提出物を出す時に、相手の方に向きをそろえて出すというのも「心づかい」です。
 一方、人が何を思っているかという「思い」も目には見えません。でも、「思いやり」のある行動は、はっきりと目で見ることができます。例えば…先日、登校班で先頭を歩いていた班長の子が、時々後ろを振り返って歩くスピードを調節してあげていました。同じ登校班の低学年の子ども達への「思いやり」です。
 このように、学校生活のところどころで田柄小の子ども達の「心づかい」や「思いやり」を見ることができます。これからも、このような温かい心がたくさん見られる学校になっていくようにしていきましょう。社会全体の差別や偏見をなくしていくために、まずは自分の身近なところから「心づかい」と「思いやり」の行動を増やしていくことが大切です。・・・
 3年生は、社会科の時間に「農家の仕事」について学習をしています。練馬区では、キャベツや大根を作っている農家が多いことを学びました。さらに、農家の人たちの苦労や工夫を調べることも大切な学習となります。田柄小の近所には、すばらしい「畑の先生」がいらっしゃいます。各学年の農業体験や、学校給食でお世話になっている吉田さんです。今日は、直接吉田さんの畑にうかがい、たくさんの農家の秘密を聞くことができました。
 「吉田さんの畑で採れる野菜は、なぜおいしいか?」子ども達の様々な質問に答える中から、土にこだわりがある栽培方法に秘密が隠されていることが分かりました。堆肥をたっぷりとすき込み、化学肥料や農薬を最小限に抑えた農法(有機栽培)が行われています。説明している吉田さんの後ろには、藁や米ぬかを発酵させて作っている堆肥が、山のように積み上げられていました。(写真上)
 ミニトマトは、ビニールハウスの中で作られています。一切水を与えないことで、糖度の高い甘みを作り出しています。(ミニトマトは、売り物用には作っていないというから驚きです。)そんなミニトマトを、先生達が代表して何種類か味見をさせていただきました。トマトベリー(本当にイチゴのような形をしています!)やプヨ姫(本当に手触りがプヨプヨしています!)など、こんなにもミニトマトがフルーティで甘く、おいしいものかとびっくりしました。(写真下)
 田柄の地には多くの畑があり、吉田さんの他にも情熱をもって農業をされている方がたくさんいらっしゃいます。この学習を通じて、子ども達が農業の大切さを理解するとともに、練馬区を誇りに思えるようになってほしいと願っています。

7月18日(土)

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 1年生は、生活科の「なつとともだちになろう」の学習として、シャボン玉遊びを行いました。雨が降っていたため、体育館に行く渡り廊下を使って遊びました。
 虹色に光る美しいシャボン玉には、子どもを引きつける魅力があります。シャボン玉遊びは、今まで多くの子ども達が経験したことのある遊びです。しかし、経験しているのは、市販の道具でのシャボン玉遊びがほとんどです。生活科の学習では、身近にある道具を使うことで、自分なりに考えたり工夫したりして遊ぶことができるようにしていきます。遊びの中で何度も創意工夫を重ねることで、「次はこうしたい」と考えながら活動していくようになります。
 また、シャボン玉遊びは、個人の「やってみたい」という思いを満たすだけでなく、「ねえ、見て!」と、友達と自然にかかわり合う姿も期待することができます。(写真上)
 今回は、雨のために活動場所が限られたため、ストローで吹くシャボン玉だけを行いました。今後天気が良かったら、他の道具も使い、もっと大きなシャボン玉遊びに挑戦するそうです。
 3年生は、理科の時間に「ゴムや風でものをうごかそう」という学習をしてきました。そのまとめとして、ゴムや風で動くおもちゃ作りに取り組みました。
 材料は、実験セットで使った車を基本とし、遠くまで動くようにさせるためにどんな仕組みを工夫したらよいかを考えさせました。強力なゴムの発射台を考えた子もいれば、風の抵抗を受けやすくするために大きな帆を取り付けた子もいました。
 最後に、体育館にある大型扇風機の前で友達と競走をして遊びました。(写真中)風で動くおもちゃは、単に風を受けるための帆を大きくすれば良いと考えがちですが、そうとも限らないことが分かりました。筒型の帆を考えた子がいて、さまざまな改良を重ねていくうちにかなり遠くまで進むようになっていました。子どもの試行錯誤の力はすごいなと感心させられました。
 4年1組で、足育の授業がありました。まず、自分の足は、体重を支えて毎日歩いているということを再確認しました。1日平均1万歩を歩いているとすると、一年間に換算すると札幌まで歩いていることになります。
 次に、長い距離を歩くことができる足の秘密について学習しました。江戸時代の人の足跡を調べると、足の裏にくぼみがあります。一方、生まれたばかりの赤ちゃんの足裏は平らになっています。これらのことから、人は歩くことによってくぼみ(「土踏まず」という言葉で教えています。)ができていくことが分かりました。
 授業の後半は、土踏まずに3つの役割(「クッション・バネの役割」、「重いものを支える役割」、「バランスをとる役割」)があることを知り、土踏まずを育てる足指体操に全員で取り組みました。
 靴下をぬぎ、足指をしっかりマッサージしたり、足指ジャンケンを行ったりしました。教室で裸足になることはめったにないので、子ども達は開放的になり、とても楽しそうでした。(写真下)

7月17日(金)

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 今日は、1年生がとうもろこしの収穫体験をする日でした。毎年吉田さんの畑に行って、とうもろこしを直接もぎ取り、学校に持ち帰ってから皮むきを行っています。しかし、先週の2年生の枝豆の収穫に続き、今日も残念ながら雨のために、畑に行くのは中止になりました。届けていただいたとうもろこしを、教室で皮をむくことになりました。
 最初に、1年生の各教室に吉田さんに来ていただき、とうもろこしのお話を聞きました。田柄小の給食のために、今朝の5時から畑で収穫したそうです。とうもろこしの品種は、「プレミアムスイート」という名前で、4月25日に種をまいたそうです。吉田さんからは、スーパーや八百屋さんでとうもろこしを買う時に、たくさん実の入ったものを選ぶコツを教えていただきました。とうもろこしの先についている、茶色くなった「ひげ」がたくさんついているものを選ぶようにすると良いそうです。
 その後、一人2本ずつとうもろこしの皮むきをしました。手には軍手を着け、とうもろこしの皮を一生懸命にむいていきました。今年は風が強い日や雨の日が多く、例年よりも実入りがあまり良くないとのことでした。しかし、子ども達が皮をむいてみると、鮮やかな黄色い実がびっしりと並んで見えてきました。(写真上)
 全員で協力して皮をむき終わったとうもろこしは、大きなかごに集めてから給食室に運びました。お昼前からとうもろこしをゆでる良い香りが北校舎から漂ってきました。ゆでとうもろこしとして、給食の時間に全校でいただきました。とても甘くておいしかったです。(1年生は待ちきれなかったのか、何度も給食室をのぞきに来ていました。)
 先週の枝豆の時もそうでしたが、今日のとうもろこしの生ごみは全て吉田さんが回収し、来年の野菜の肥料としてリサイクルするそうです。
 4年生は、理科の時間に「電池のはたらき」の学習をしています。乾電池のつなぎ方とモーターが回る関係などを調べる単元です。今日は、この単元の最初の授業で、「乾電池をモーターにつなげてみよう」という実験をしました。
 ところが、なかなかそこまでたどりつきません・・・各自購入した実験セットを取り出すと、たくさんの部品が入っていました。まずその中から、電池ボックスや導線(エナメル線をむかなければ通電しません)、モーターに取り付ける部品などを組み立てるところから始めなければなりませんでした。
 説明書が入っていて、各部品の名前から組み立て方まで、ていねいにびっしりと書かれています。しかし、なかなかその紙を見て組み立てる子は少ないようです。友達が組み立てるのを見よう見まねで作っていた子がほとんどでした。(我々プラモデル世代からすると、そういう行為は全く邪道です。説明書を端から端までじっくり読みながら、一人で組み立てることに喜びを感じたものでした。)しかし、クラスにはとてもやさしい子が多いなと感じました。一つ組み立て終わると、周りで困っている子にちゃんと教えてあげていました。(写真中)
 5年生の音楽では、鑑賞教材を使った授業が行われていました。まず、オーケストラに使われている楽器群(弦楽器、木管楽器、金管楽器、打楽器)にそれぞれどのような楽器があるのかをDVDを通じて学びました。(写真下)
 本来の年であれば、5年生は11月下旬に練馬文化センターに行き、練馬区連合音楽鑑賞教室に行く予定でした。練馬区教育会主催の連合行事は、今年度実施予定だったものは全て中止となっています。毎年、文化センター大ホールで、プロのオーケストラの音を聴くことができただけに残念です。
 オーケストラの楽器の名前や形、音色が分かったところで、最後に管弦楽曲を聴きました。シベリウス作曲のカレリア組曲から、「行進曲」です。5年生の鑑賞教材になっている曲で、AとBの2つのテーマが交互に登場してきます。さらに、テーマが登場するたびに使われる楽器群が変化に富み、5年生にも理解しやすい曲です。(連合音楽会では、この曲もプログラムに入っています。重ね重ね残念です。)
 ところで、シベリウスというと交響曲やバイオリン協奏曲、管弦楽曲(フィンランディア等)が有名ですが、通好みの隠れた名曲があるのをご存知でしょうか。それは、ピアノ曲です。シベリウスのピアノ曲はあまり知られていませんが、とても素敵な曲がたくさんあります。ピアノのために書かれた小品の数々をぜひ聴いてみてください。

7月16日(木) その2

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 1年生の教室で、道具箱の整理整頓の指導が行われていました。道具箱は、ふたを開けて、机の中に両方が入れ物になるようにして入っています。片方は、その日の学習用具で、朝登校したらランドセルの中身をそちらに移します。もう片方は、ハサミやのり、算数ブロック、クーピーなどが入っています。授業中に何度も道具を出し入れすることもあり、道具箱の中が整っていないと、学習に乗り遅れてしまうきっかけになります。1年生の時から整理整頓がしっかりできるようにさせておきたいものです。
 先生がお手本として、道具箱の中身の置き方を一つずつ指導していましたが、一つ取り出すたびに床に物が落ちてしまう子もいて大変そうでした。(写真上)整理整頓は、物がすぐに取り出せるとともに、使いやすいかどうかということが重要です。学年が上がってくると、大切なプリントが道具箱の奥の方から出てくる(それも、家の人に渡す期限をだいぶ過ぎてから…)という子が見られるようになります。一概には言えませんが、整理整頓が苦手なほど忘れ物が多い傾向になります。
 昔、担任をしていた頃、机の中に配布したプリント類がいつもたまり、道具箱がパンパンになっていた子がいました。時々、その子の机の前方にあるすき間から、古いプリントがシュレッダーのように飛び出してくるほどでした。あまりにも学校からの大切なプリントが届かないので、週末の夕方、そっと家の人が教室に来るようになりました。机の中身を取り出し、プリントを持ち帰り、道具箱をきれいにして帰って行くようになりました。1週間に1回、きれいになる道具箱を見ても、その子は全く気がつかなかったようでした。
 2年生は、生活科の時間に「まちが大すき たんけんたい」という学習をしています。自分が知っている田柄の町の好きな場所について、友達に分かりやすく知らせようという学習です。2年生は、田柄小の学区内をどの程度知っているものなのでしょうか? 自分の家から学校までの通学路、遊びに行く友達の家、公園、よく行くお店や通っていた保育園や幼稚園など…。一方で、知らない場所はその何倍もあるはずです。
 今日の授業では、一人ずつ前に出て、カードに書いたことを発表していました。(写真下)スイミングや学童、児童館、コンビニやスーパーなど、どんなものがあり、どんな場所かを発表していました。2学期の生活科の時間には、いくつかの方面に分かれて町探検に行く予定です。生活科の学習を通じて、田柄の町が大好きな子ども達になってほしいものです。

7月16日(木) その1

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 今朝は、校庭で「委員会発表集会」がありました。各委員会の委員長が前に出て、委員会の仕事の紹介や全校へのお願い事項を伝えていました。1学期は、児童集会や体育朝会、音楽朝会を実施しないことにしています。今回の委員会紹介は、全員がその場で話を聞くだけであることと、委員会が始まったこの時期に行う意義のあるものなので実施することにしました。
 どの委員会の委員長も、話し方や話の内容、そして発表の態度がすばらしく、全校のお手本となる姿でした。2学期は、毎週木曜日の朝、様々な子ども達の集会や体育・音楽朝会ができるようにと願っています。
 図工の話題を3つお伝えします。まず、1年生は図工の時間に、「チョッキン パ でかざろう」という作品に取り組んでいました。折り紙を1/4に折ってから、ハサミで切り込みを入れて開くと、素敵な模様が出来上がります。できた模様をクラスのみんなでつなげると、すばらしい飾りの完成です。折り紙を開いた時にどんな模様が広がるかを想像し、ワクワクしながらハサミを入れていたようです。(写真上)
 ハサミは、幼稚園や保育園でもよく使っていた道具です。折り紙を重ねて切るので、しっかり力を入れて切る必要があります。また、細かな切れ込みを入れるなど、自分の思った方向にハサミを動かすことも大切な勉強になります。図工の学習では、こういう経験がとても重要です。
 3年生は、図工の時間に「光と色のファンタジー」という作品に挑戦しています。ボール紙を一定の太さで切り、接着剤でトーレシングペーパーに自分がデザインした形になるように付けていきます。反対側は、カラーセロハン紙を切って貼り付けます。トレーシングペーパー側が手前になるように窓ガラスにかざすと、光を通して素敵なステンドグラスのような作品が出来上がります。(写真中)
 完成した後は、作品の良さが十分味わえるように、できたら東側〜南側の窓に展示できればと思います。日差しが強く蒸し暑くなるこの時期、幻想的な美しさを通じて、心地よい涼しさを演出してくれることでしょう。
 6年生は、「12年後の私」という題名で、フィギュア芯材と紙粘土を使って未来の自分の姿を想像して作っています。まず、作りたいポーズに合わせて、芯材を自由に曲げていきます。(写真下)次に、絵の具を混ぜ込んだ紙粘土を芯材に取り付け、人間の体に仕上げていきます。
 机や椅子など、人物とセットで必要なものも手作りしていく予定です。スポーツをしているポーズもあれば、様々な仕事をしている場面を表現している作品もあります。6年生にとっての12年後は、24歳です。どんな社会人として活躍しているでしょうか。作品が完成し、全員の未来の姿が一斉に展示されるのを楽しみにしていたいと思います。

7月15日(水)

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 今日は、火災を想定した避難訓練が予定されていました。1校時後半に行う予定でしたが、実施直前になって霧雨が降り始めたため、来週に延期することにしました。
 先月の避難訓練は、教室で放送を聞き、地震の対応(机の下に身をかくす)を行って終了にしました。今月から避難訓練は、いつも通りに校庭に避難するところまで実施します。密を避けることも大切ですが、非常時に命を守ることの方が優先度が高いと判断しました。
 1年生の教室では、火災の場合の訓練があることが先生から伝えられ、防災頭巾をすばやく身につけられるように練習をしていました。入学してから、防災頭巾を取り出すのは初めてだったようです。銀色にピカピカ光る防災頭巾をかぶると、みんなとてもうれしそうにしていました。(写真上)
 給食の時間に、1年生の教室を回ってみました。今日の献立にししゃもが出ていたので、「どうかな〜」と思って様子を見に行きました。(どうかなというのは、ししゃもをちゃんと食べているかどうかということです。)給食が始まって、ちょうど1か月が経ちます。毎日よく食べていた給食でしたが、やはりししゃもがお皿の上にきれいに残っていた子がたくさん見られました。器用に頭と骨を分けながら食べていた子もいました。
 「家で食べたことない」と言っていた子が多かったので、クラス全員に聞いてみました。やはり、6〜7割の子が家ではししゃもを食べたことがないようでした。給食のニュースにもあるように、成長期の子ども達にとって、カルシウムは必要不可欠な栄養素です。また、いろいろな食材に興味をもたせることも、毎日の食事の役割と言えます。
 6年生は、国語の時間に「私と本」という学習をしています。自身の読書の仕方について振り返り、本とのかかわりについて考えさせる学習単元です。今日は、そのまとめとして、子ども達がブックトークを行っていました。(写真中)
 6年生ともなると、自分の好きな本のジャンルはだいたい決まってくるものです。物語やファンタジー、ノンフィクションの本が好きという子もいれば、エッセイ集のような本が好きという子もいるのではないでしょうか。ブックトークでは、自分の好きな本を手にみんなの前に出て、本の内容や感想を伝えていきます。友達が読んでおもしろかったという本は、自然に手にしたくなるものです。今後もぜひ読書に親しみ、多くの種類の本に目を向けてほしいと思います。
 6年生は、家庭科の時間にエプロンの製作に取りかかり始めました。型紙がプリントされた布教材は、以前子ども達にカタログが配布されていました。何種類もある中から、自分の気に入ったデザインのエプロンを注文し、学校に届いていました。今日は、外側の線に沿って布を裁断したり、ミシンを使って縫う作業をしました。
 エプロンのデザインは、年々いろいろなものが見られて楽しいものです。東京オリンピックのエンブレムが入ったものからカップラーメンのキャラクターがデザインされたもの、さらには「自分を超えろ」という文字が大きく書かれたものまでありました。(写真下)
 今年は給食着の代わりにエプロンを着用させているので、2学期からは自分で製作したエプロンを着けて給食当番ができそうです。

7月14日(火) その2

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 5校時に、2年1組で足育の授業がありました。昨年度より田柄小学校は、練馬区教育課題研究指定校として、体育の授業研究に取り組んできています。今年度は、昨年度の研究成果を基に、保健と足育の分野も取り入れて授業研究を進めていきます。
 「足育」とは聞きなれない言葉ですが、「足についての正しい知識を得て、正しい靴の選び方や履き方などを知ることで、いつまでもトラブルのない足を育てる」ということです。
 今日の2年生の授業では、まずいろいろな動物の足の形から、人間の足の構造との違いを考えさせました。次に、足指体操をしました。つま先やかかとだけで足踏みをしたり、足指ジャンケンをしたりしました。靴と靴下をぬぎ、素足を机の上に出して行う学習は、開放感もあって子ども達は大喜びでした。(写真上)
 足育の授業は、他の学年もそれぞれの発達段階に応じた内容で指導をしていきます。足育を通じて、子ども達が自分の足の健康について少しでも興味をもっていけるように指導していきます。
 1年生が中庭に出て、アサガオの花を使った色水遊びをしていました。ペットボトルに水と今日咲いた花びらを入れてよく振ります。たちまちぶどうジュースやブルーベリージュースの出来上がりです。(写真中)
 アサガオの花びらは、色水遊びに最適です。自分も1年生の頃、子ども用の科学雑誌の付録にあった色水セット(小さなすり鉢と筆がついてきました。)を使って、家に咲いていた花びらを集めて遊んだのを思い出しました。
 アサガオの花から採った汁は、酸性とアルカリ性を調べるリトマス紙の代わりにもなります。アサガオの花の汁に酢やレモン汁などをたらすと、色が様々に変化します。6年生の理科で学習する「水溶液の性質」の発展学習としても最適です。
 理科室では、6年生が葉の気孔細胞の観察を行っていました。葉の裏側の薄皮をはがし、顕微鏡で観察すると、たくさんの気孔細胞を見ることができます。ツユクサの葉は、この薄皮が簡単に取れるのでとても重宝します。
 顕微鏡をのぞきながら、気孔細胞が見えるたびに子ども達は「うわぁ〜」と声を上げていました。人が汗をかくように、植物にも水分を蒸散させる仕組みがちゃんとあることを知ってびっくりしていたようです。(写真下)

7月14日(火) その1

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 6年1組で、保健の授業を行っていました。6年生は、「病気の予防」について保健の時間に学習することになっています。なぜ病気になるのかということや、どうしたら病気を防ぐことができるのかということについて学習を進めていきます。今日は、「病気の起こり方」の学習をしました。(写真上)
 一言で「病気」と言っても、いろいろな病気があります。風邪やインフルエンザ、心臓病やがん、虫歯も病気です。それらの病気にかかってしまう原因を考えると、病原体が身体に入ってくることだけでなく、環境や生活の仕方、体の抵抗力などが関わり合って病気になることが分かります。(同じようにインフルエンザのウイルスが体内に入ってきても、体に抵抗力があれば病気にはなりません。)
 逆に考えるならば、病気にならないための生活の仕方や環境を維持する努力をしなければならないということです。子ども達から、いくつかの意見が出されました。「マスクをしてウイルスが入らないように防ぐ」、「3密にならないようにする」…さすがに、現在のコロナ禍における模範回答が出されました。「遅くまで起きていない。」、「食べ物の好き嫌いをしない。」…さすがは6年生、不摂生は病気のもとということが良く分かっています。大人だと、さらに「飲みすぎない。」、「タバコを吸わない。」、「ストレスをため込まない。」ということが加わるでしょうか。
 1年生の算数の時間が、いよいよ算数らしくなってきました。この1か月半、数を数えたり数の分解をしたりしてきました。今週から「たし算」の学習をしています。お話の内容から、「ある数とある数を合わせること」を「たし算」と言い表すことを学びました。そして、「+」や「=」の記号を使って式に表す方法を学習しています。「算数らしくなってきた」というのは、ノートに式や答えを書く学習になってきたということです。(写真中)
 家庭科室では、5年生がフェルトを使った小物づくりに挑戦していました。先月から家庭科の学習が始まり、玉結びや玉止め、いろいろな縫い方の練習をしてきました。それらの技能を使い、実際にフェルトを縫い付けることで小物の製作に取りかかりました。
 2枚のフェルトを縫い付ける時は、フェルトの端の部分を巻き込むようにして縫う「かがり縫い」をしていきます。ティッシュケースやマスコットを作っている子が多く、どの子も真剣な表情で製作していました。(写真下)

7月14日の給食

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献立名           麦ご飯
              じゃがいものカレー煮
              キャベツの旨味炒め
              牛乳


一口メモ

 今日は、じゃがいものカレー風味の煮物、「じゃがいものカレー煮」の献立です。
 じゃがいもと言えば、給食でもよく登場する熱や力のもとになる食品です。その他にも、体の調子を整えるビタミンCや、お腹の中を掃除する食物繊維も多く含まれています。
 じゃがいもは、南アメリカのアンデス山脈が原産地です。今から400年ほど前に、インドネシアのジャワ島から日本にやって来ました。「ジャガタラ」という場所から来たので、初めは「ジャガタライモ」と呼ばれていたのが、いつの間にか「じゃがいも」に変わったそうです。
 今日ののじゃがいもは、日本に初めてじゃがいもが伝えられた長崎県のものを使っています。

7月13日(月) その2

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 先週から、クラスごとに計測と視力検査を実施しています。先週は6年生から始まり、数名ずつ保健室に来て身長と体重の計測と視力検査をしました。今日は、いよいよその最後となる1年生の日でした。1年生にとっては、今年度初めての計測と検査です。保健室に入ったのも初めてという子が多くいました。
 計測は、通常の年であれば年間3回実施しています。4月、9月、1月と、毎学期の最初に行い、身長と体重の変化を見ることができました。しかし今年は、ようやく行うことができたのがこの7月です。今後は、2学期の終わりか3学期にもう一回行うこととし、年間2回の計測とします。
 視力検査は、離れた位置から視力測定器を使って測定します。普段であれば、黒いしゃもじのようなもので片目を隠して行いますが、今年は道具を使わせることができず、自分の手で片目をふさぐ原始的な方法で行いました。(写真上)
 「C」のすき間が空いている方向が合っていれば、見えているということです。視力は、子どもの時から大切にしたいものです。長い休業中に、ゲームの時間が多くなった子ども達は、視力が低下していないでしょうか。学校では、4段階に分けて視力を測定しています。A…「1.0が見える」、B…「0.7が見える」、C…「0.3が見える」、D…「0.3が見えない」の4段階です。
 4年生は、理科の時間に「星の明るさや色」の学習をしています。「星には、明るさや色に違いがあるだろうか。」ということを中心に、夏の大三角形を基に学習していきます。
 今日は、星座早見盤の使い方について学習をしていました。(写真下)しかし、教室でいくら学習しても、実際の星を観測しなければ意味がありません。宿題として、「今日の夜空の星を観測してきましょう。」と言いたいところですが、しばらくは難しそうです。今週もずっと雨マークが並んでいます。次に東京で星を見ることができるのは、いったいいつになるのでしょうか。

7月13日(月) その1

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 全校朝会は、校庭で行いました。コンビニのレジ袋を手にしながら、今月1日から始まった「レジ袋の有料化」についての話をしました。
・・・(前段は省略します)これは、全国で毎日大量に使われているプラスチック製のレジ袋を減らすための取り組みです。今までただでもらえていたものにお金がかかるとなれば、なるべく代わりの入れ物をいつも用意しようという気持ちになります。レジ袋を減らすことでゴミが少なくなります。しかし、それだけの理由でレジ袋の有料化が行われたのではありません。もっと深刻な理由がありました。
 紙袋とレジ袋で説明します。紙袋の原料の「紙」は、木(植物)からできています。ですから、紙袋が捨てられていても、やがては分解されて土に返っていきます。一方のレジ袋は、プラスチックでできています。プラスチックは、石油をもとに工場で作られた新しい物質です。プラスチックが捨てられた場合は、長い年月で細かくはなっていくものの、プラスチックとしての成分は変わらずにずっと残ったままになります。実は、それが地球上での大問題となり、世界中の国々でレジ袋の使用を禁止するようになったのです。
 何年か前に、ウミガメやクジラの胃袋から大量のレジ袋が発見されたというニュースがありました。海に漂っていたレジ袋を誤って飲み込んでしまい、それが原因で死んでしまったそうです。また、小さな魚の体の中からもプラスチックが見つかっています。世界中の海に流れ着いたレジ袋が、長い月日でマイクロプラスチックと呼ばれる目に見えないほどの細かいプラスチック片になっていきます。それが魚の胃袋に入り、さらにその魚を食べた大きな魚の体の中にもマイクロプラスチックが入っていきます。人間も魚を獲って食べますから、私達の食生活にも影響するのではないかと心配されています。
 プラスチックは、人間が考えたとても便利な物質です。レジ袋だけでなく、いろいろなところにプラスチックが使われています。レジ袋の使用を減らすだけでなく、ゴミの分別をしっかり行うことも大切です。東京都では、ペットボトルは専用のゴミ入れに捨てるように決められています。学校では、プラスチック製のゴミは「ブラごみ」として分けて捨てるようにしています。給食で出るストローやストローの袋はきちんと集めて捨てるようにします。遠足でお弁当やおやつを食べた時に、小さなビニールを落としただけでも先生達は厳しく注意をします。少しのゴミでも落とさないようにすること、そして自分が出したゴミはきちんと持ち帰って分別して捨てることを、子どもの時から自然にできるようにしていかなければなりません。みなさんが大人になった時の地球環境のために、一人一人が心がけていくことが重要です。・・・
 自分のかばんの中には、いつもレジ袋を入れるようにしています。しかし、今回の取り組みで日本からレジ袋の使用が減ったとしても、プラスチックごみ全体から見たらほんの数パーセントの削減にしかならないということを知っておく必要もあります。フロンガスの使用を禁止してオゾン層への影響を阻止したように、マイクロプラスチックによる環境破壊への影響は間に合うのでしょうか。
 今日は、教育アドバイザー訪問がありました。新規採用の先生に対して授業を見て助言・指導をしていただきました。2校時は、2年生の算数の授業を、そして3校時は3年生の理科の授業を見ていただきました。
 2年生の算数は、100より大きな数を数える学習でした。10のまとまりを意識して、正確に数えようとがんばっていました。(写真上)
 3年生の理科の授業では、ゴムの伸び縮みの力を使って車を動かす実験を行いました。子ども達が自分の家から様々なゴムを用意してきて、遠くまで車を動かそうと夢中になって実験をしていました。(写真下)

7月11日(土)

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 1年生の道徳の授業で、「きんのおの」の学習がありました。・・・木こりが木を切っている時に、自分の斧を湖に落としてしまいました。湖の中から神様が現れ、金や銀の斧を見せられても自分の斧ではないと言い、鉄の斧を見せられると「私の斧です。」と正直に答えました。その話を聞いた仲間の木こりは、わざと斧を湖に落とし、神様が差し出した金の斧を見て自分の斧であるとうそをつきます。神様は、斧を持ったまま湖の中に姿を消しました。・・・「金の斧、銀の斧」という題名で有名なお話です。
 道徳の授業では、たいてい実際の生活とは違った模範解答を答える子が多いものです。このお話で「自分が木こりだったら…」と問われると、ほとんどの子は「正直に言う」と答えるでしょう。しかし、普段の生活の中では、うそをついてしまったり、ごまかしてしまったりすることは誰にでもあることです。そして、そうした時の後味の悪さも、誰もが経験した覚えがあるものです。
 正直に話をするとどんな気持ちになるのかということを、先生が子ども達に聞いてみると、「すっきりする。」「うれしい。」「気持ちがいい。」「ほっとする。」という言葉が出てきました。逆に、うそをついてしまった時の気持ちも、自分の経験から子ども達はよく分かっています。「だから、いつもうそをつかずに生活をしたいね。」となります。
 授業の最初に、「どうしてうそをついてはいけないのでしょう?」と聞くと、「家の人に叱られるから。」とか、「バチが当たるから。」と子ども達は答えていました。確かに、小さい時からそうやって教えられてきたのでしょう。…それだけで、1年生は正直だなと思います。
 3年生の理科の授業では、ゴムの力に続いて「風の力」の学習をしています。ゴムの力で使っていた実験セットの車に、今度は帆を取り付けて風の力で動く仕組みにしました。最初は、廊下に出て、下敷きであおいで風を送りながら調べてみました。遠くまで車が動くのは、たくさん風を送った時であることが分かりました。次に送風機を使い、強い風と弱い風の場合とで、動く距離の違いを調べる実験をしました。それぞれの違いを正確に実験しようと、真剣に取り組む様子が見られました。(写真中)3年生の子ども達は、理科の勉強は楽しいなと感じることができたはずです。
 4年生は、先週まで学習していた「とじこめた空気」の学習に続いて、「とじこめた水」の実験をしていました。水は、空気のように押し縮めることができません。「水をとじこめて力を加えても体積は変わらない」ということが分かりました。
 その性質を利用して、今までの実験セットを使うと、水鉄砲で遊ぶことができます。校庭に出て、みんなで思いっきり水鉄砲を楽しみました。(写真下)濡れることを覚悟の上か、全員体操着に着替えて実験をしていました。4年生の子ども達は、理科の勉強は楽しいなと感じることができたはずです。

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学校行事
4/5 春季休業日終 前日準備(6)
4/6 始業式・入学式

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