ようこそ、練馬区立田柄小学校ホームページへ!  〜「わくわく・どきどき」の学びを目指して〜

9月30日(水)

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 2校時に、1年1組の授業観察がありました。「二わのことり」という資料を使った道徳の授業でした。「友情・信頼」について考えさせる内容です。
 「二わのことり」は、低学年資料の定番とも言えるほどよく取り上げられるお話です。・・・主人公の「みそさざい」は、「やまがら」のお誕生会に行こうか,「うぐいす」の音楽会の練習に行こうか迷います。小鳥たちはみんな「うぐいす」の家に行きます。「みそさざい」も「うぐいす」の家に行きますが、誰も行こうとしない「やまがら」のことが気になってしかたがありません。迷ったあげく、「みそさざい」は「やまがら」の家に行きます。「お祝いに来たよ。」とみそさざいが言うと、やまがらは喜んで小さな目に涙を浮かべたのでした。・・・というお話です。
 道徳の授業では、資料提示の仕方が重要です。全員が教科書を開いて先生が読むというやり方もありますが、紙芝居を使った資料提示の方が子ども達は集中し、内容が心に残るものです。短いお話ですが、先生が一場面ずつていねいに語っていきました。(写真上)
 4校時は、5年3組の授業観察がありました。校庭での体育の授業を参観しました。5年生は、体育の時間に「走り幅跳び」に取り組んでいます。助走や踏み切り、空中での動作、着地と、より遠くへ跳ぶために必要な技能がいくつかあります。毎時間、自分のめあてを決めて練習に取り組んでいます。
 校庭にホワイトボードを用意し、練習に入る前に走り幅跳びの練習ポイントを全員で確認しました。(写真中)助走…「スピードを上げる」、踏み切り…「足の裏で踏み切る」「水平よりやや上」、空中姿勢…「大きくバンザイ」、着地…「両手を大きく振り下ろす」
 言われるだけではなかなか分かりにくいものです。また、跳んでいる時も、自分自身では正しいフォームであるかが分かりにくいものです。そこで、デジタルカメラの動画機能を使い、跳んでいる様子を撮影して確認する…ことになっていました。その様子を見たかったのですが…残念、授業の後半は次の授業観察があり、その場を離れることになりました。後半は、副校長先生に見てもらっています。
 4校時の後半は、けやきルームの個別指導の様子を見に行きました。個別指導は、担当の先生と子どもが1対1で授業を行っています。それぞれの子どもに合った指導内容を工夫したり、教材を準備したりしています。
 そっと教室に入ると、ビジョントレーニングを行っていました。見る力「ビジョン」を高めるトレーニングです。日頃学習している時には、子ども達の目は「教科書に書いてある文字を追う」、「黒板とノートを交互に見る」、「一つのものを集中して見続ける」など、様々な見る力を用いています。「ビジョン」は発達とともに身についていくものなので、小学生の時期にトレーニングすることがとても有効です。今日の授業では、先生が持つペンを目で追わせる眼球運動や、迷路を鉛筆でなぞらせる活動などを取り入れていました。
 授業の終わりには、アイロンビーズに取り組んでいました。細かなパーツをピンセットでつまみながら行う作業は、集中力を高めることにつながります。(写真下)

9月29日(火) その2

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 4校時は、4年1組の体育館体育の授業観察に行きました。走・跳の運動「高跳び」の授業でした。4年生は、来週木曜日の6校時に2組がこの単元の研究授業を行う予定です。研究授業が行えるのは各学年とも1クラスのみですが、研究授業を行わないクラスも同様に研究に取り組んでいます。4年生は2クラスなので、1組がまず先行して高跳びの授業を実施し、改善点を生かしながら2組の授業へと研究を深めています。
 体育館に高跳びの4つの場をつくり、自分の課題に合わせて練習をしていました。高跳びでは、踏み切る足と振り上げ足の動かし方が大切です。踏み切りを意識させるために、各自踏み切る方の足首にリストバンドを目印としてつけさせていたのが工夫の一つでした。また、今日は助走の2歩目に踏み切り板を置き、「1…、2…、123」という助走になるようにさせていました。(写真上)
 授業後半の記録に挑戦する時間では、自身の記録を更新した子が何人かいたようでした。どの子も、とても意欲的に高跳びに挑戦していた授業でした。
 5校時の前半は、5年2組の道徳の授業を参観しました。「だれもが幸せになれる社会を」という資料を使い、「公正、公平、社会正義」について考える内容でした。(写真中)
 ハンセン病患者であるきみ江さんの姿を通して、誰もが幸せになれる社会とはどのようなものであるのかを考えさせていきます。ハンセン病の差別や偏見は、日本の歴史の中でも大きな出来事でした。人権問題としても深く考えなければならない内容です。5年生には少し難しいかなと思いましたが、クラスの子ども達は真剣に考え、発表していました。
 ちょうど今年は、コロナウイルス関連による差別や偏見が様々なところで起きています。身の回りで起こり得ることとして、私たち大人も真剣に考えたい内容であると思いました。
 5校時後半は、理科室で行われていた6年2組の授業観察に行きました。「水溶液の性質」の学習で、5種類の水溶液の性質をリトマス紙やBTB溶液を使って調べる実験を行っていました。
 塩酸やアンモニア水、石灰水は、はっきりとした反応が出やすい水溶液です。一方、食塩水や炭酸水は、中性や弱酸性の反応が明確に示されにくい水溶液です。特にリトマス紙の反応は判断しにくい部分が出てきます。そこでBTB溶液が重要になります。子ども達は、試験管の中の水溶液が様々な色に変化する様子に、関心をもって取り組んでいました。(写真下)

9月29日(火) その1

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 1年生が、学年合同で50m走の練習をしていました。南校舎前から神社側に向けて、校庭に真っすぐなラインが引いてありました。幼稚園や保育園では、なかなか50mの直線をしっかり走るという経験はなかったと思います。1年生の体育の授業として指導するのは、まず自分のコースを守ってまっすぐ走り通すということです。
 一度練習をした後、全員のタイムを先生達が計測していました。(写真上)昨日の配布物に、11月の体育発表会(田柄陸上)のプリントがありました。運動会の代替行事として、学年ごとに体育発表会を行います。内容は、どの学年も「徒競走」と「リレー」です。ちなみに、リレーは全員が走ります。
 当日までは、まだ1か月以上あります。日頃の休み時間や体育の授業を含め、しっかり体を動かして力いっぱいの走りを見せることができるように練習していきます。
 3校時に、1年2組と音楽室の授業観察に行きました。1年2組では、算数の「10より大きい数」の学習が行われていました。今までは、ひと桁の数を数えたり、ひと桁のたし算やひき算を学習してきました。算数ブロックが10個で足りていたわけです。それが今度は、10よりも大きい数を数える学習に発展しました。
 子ども達は、今まで数を正確に数えるために、算数ブロックに置き換えて数えてきています。そこで、プリントの絵にブロックを一度置いてから、まっすぐにブロックを並び換えて数えていきました。算数ブロックには、10のまとまりをそろえるケースがあります。10のまとまりとあと何個ブロックがあるかで10より大きい数の大きさをとらえていきました。(写真中)
 ブロックを用意したり、プリントに名前を書いたりと、授業の中で「先生の指示通り」に行うのが1年生の学習の基本です。1年生の授業公開が来月の中旬に予定されていますので、ぜひそのような様子をご覧いただければと思います。
 3校時の後半は音楽室に行き、3年2組のリコーダーの指導を参観しました。1学期は、まだリコーダーに指を置くだけでしたが、2学期からは少しずつ音を出す練習が始まっています。今日は、「シシララソー」の指使いとタンギングで吹く練習をしていました。
 リコーダーをみんなで練習する時は、半数ずつ(2人組の右側と左側の列ずつ)行います。(写真下)みんなで吹くととてもきれいな音が出ていたように感じましたが、最後に一人ずつ確認すると、なかなかうまくいきません。やはり一人で吹くという緊張感からでしょうか。全員のリコーダーの音を一人ずつ聞き取っていく先生も大変だなと思いました。

9月28日(月)

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 今日は、久し振りに秋晴れの朝を迎えました。校庭に全校児童が集まり、気持ちよく全校朝会を行うことができました。今日の全校朝会では、「共に生きる」という5年生の障害者理解教育に関する話をしました。
 最初は、現在5年生が総合的な学習の時間に取り組んでいる学習内容や、先週金曜日に行った講演会(視覚障害のある方からの話)について話しました。
 (前半省略)・・・お2人にお会いするまでは、目が見えないことでいろいろな苦労や不便なことがあるのだろうなと思っていました。しかし、目が見えない日常生活の過ごし方を、とても明るく、そして楽しそうに話していただき、考え方を変えなければいけないなと思うようになりました。ご本人たちも、「困っていることはどんなことですか?」という質問に対して、「困っていることはありません。」と答えられていました。
 講演会の最後に、次のようなメッセージを伝えていただきました。「目が見える見えないにかかわらず、お互い人として大切に思うこと。」そして、「だれにでも得意なこともあれば不得意なこともあるので、困っている人がいたら同じ一人の人間として助けてあげるようにしましょう。」という内容でした。
 私達の身の回りにも様々な障害があり、たくさんの人が日常生活を送ることができるようにがんばっています。例えば、視力が悪い子は、メガネを使ったり、座席を前の方にしてもらったりしています。校長先生も、時々メガネを使っています。また、耳に障害がある子は、補聴器という小さな機械を使って音を聞くようにしています。練馬区のいくつかの学校に「聞こえの教室」があり、専門の指導を受けている子が区内にたくさんいます。同じように「ことばの教室」があり、発音や話し言葉の専門指導を受けている子がいます。さらに、「けやきルーム」での指導を受けながら、落ち着いて学校生活が送れるようにがんばっている子もいます。
 他にも、ぜんそくなどのアレルギーがある子や、食べ物のアレルギーがあって、給食を別なものに替えて食べている子がいます。大切なのは、どんな障害があっても、一人一人を認め合い、大切にしなければならないということです。そして、困っていたら助けてあげるやさしさが必要であるということです。・・・
 考えてみると、みんな何かしらの障害があって生活をしています。配慮をしてもらったり、理解してもらいながら助け合っているということを忘れてはなりません。
 さて、今日からいよいよサクラ草の植え替え作業が始まりました。先週6年生の3クラスの植え替え指導をする予定でしたが、雨のために今週の実施になりました。今日は、2校時に5年2組、3校時に5年3組、5校時に6年2組の植え替え指導を行いました。
 5年生は、私が田柄小に着任した年に入学してきたので、1年生の時からサクラ草を育てています。今年は高学年になったので、自分の鉢の他に学校用の鉢も植え替えをしました。学校用の鉢は、200鉢あります。毎年5,6年生が1鉢ずつ植え替えをし、自分の鉢同様に大切に育てていきます。3月の卒業式や4月の入学式の会場を飾るために、これから半年間しっかり愛情を込めて水やりをしていきます。(写真上)
 秋を代表する魚といえば、「さんま」です。今日の給食では「さんまのおろしソース」が献立にあがりました。給食では、筒状に切ってあるさんまを塩焼きにし、大根おろしをかけて食べるようになっていました。さんまの背骨は、自分の箸を使って取り除かなければなりません。1年生の子ども達はじょうずに食べているだろうかと、各教室を回ってみました。
 箸を両手に一本ずつ持って、一生懸命身をほぐしながら骨を探している子がいました。また、器用に箸を使い、きれいに取れた背骨を見せてくれた子もいます。みんなおいしそうに秋の味覚を味わっていました。(写真中)
 今年はさんまが獲れず、高値がついています。昨日、川越のあるスーパーで、ようやく200円位に下がってきたさんまを見かけましたが、なんとなく小さく感じました。日本の近海にさんまが下りてくるまで、まだ数日かかるそうです。だんだんさんまが高級魚として扱われるようになってくるのかもしれません。
 今月から、スクールカウンセラーの長嶋先生による5年生の全員面接が始まりました。相談室に5人ずつ呼ばれ、長嶋先生と気軽にお話をする機会をもっています。(写真下)
 相談室に初めて入ったという子や、長嶋先生と話をするのが初めてという子がたくさんいました。スクールカウンセラーの勤務日が週1日であることと、特定の子や保護者の予約が入っていることが多いということもあるのでしょう。相談室は自分の心を開く場所であり、どんな小さなことでも自由に話せる場所です。そのことが分かり、子ども達は安心したようです。悩みごとや困ったことがあったら、まず誰かに話をすることが大切です。

9月26日(土)

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 4年生は、理科の時間に「雨水のゆくえ」の学習をしています。雨が降った後の地面の様子を見て、水は高いところから低いところへと流れることや、水のしみ込み方は土の粒の大きさに関係があることなどを実験で確かめます。
 雨が降って水たまりができても、しばらくすると校庭で遊ぶことができるようになります。子ども達は、時間が経つと土に水がしみこんでいくということを今までの経験から感じ取っています。しかし、「コンクリートや金属の上にたまった水はどこに行ったのか」と考えさせると、水はしみこむだけではないということに気がつきます。つまり、水は空気中に蒸発していくという考えです。
 4年2組では、水が空気中に出ていくかどうかを確かめる実験を班ごとに用意しました。透明な容器を2つ使い、同じ量の水を入れます。片方はサランラップで密閉し、2つとも同じ場所に置きました。(写真上)今日は、教室の後ろのロッカーの上に置きましたが、日当たりのよいところでも実験してみたいものです。
 何人かの子に予想を聞いてみると、「月曜日の朝には、密閉していない方は水が半分以上なくなっていると思う。」と答えていた子がたくさんいました。一方のサランラップをした方は、「水は減らないと思う。」や「サランラップの内側に水滴がついている。」と予想した子がいました。あさっての朝、どうなっているか楽しみです。
 教科書会社は同じですが、昨年度は「自然の中の水」という単元名で、3学期の最後に指導する内容でした。今年の教科書では、9〜10月の単元になっています。理科の指導内容は、季節や気候に影響するものが多く、指導時期がとても重要です。単元名の「雨水のゆくえ」からして、雨の日が多いこの時期に合わせたというのが一番の理由でしょう。また、今後の実験の中に、空気中の水蒸気を水に戻す(結露を発生させる)実験があります。今まで行ってきた冬場は、乾燥した空気と温度差が少なく作りづらいという実態がありました。年間の単元配列は、教科書会社によってよく考えたうえで決められています。
 6年生は、家庭科の時間に「生活に役立つ布製品」の製作をしています。各自でどんな布製品があると便利かを考え、形や大きさ、使う材料の計画を立ててから取り組み始めています。6年3組では、家庭科室でミシンやアイロンを使いながら自分の作品の製作に励んでいました。
 丸い白い生地に青いフェルト、さらに目と赤い鼻…ひときわ目を引く、大きなドラえもんのクッションを製作中の子がいました。裏側の青い生地を合わせて丸くミシンをかけるのは大変だと思いますが、今後の仕上がりが楽しみになりました。(写真中)
 ドラえもんといえば…今年3月に公開される予定だった新作の映画が、8月に延期になりました。きっと多くの子が夏休み中に見に行ったのではないかと思いますが、かく言う私もその一人です。卵から産まれた2匹の恐竜のかわいらしさと、のび太くんを始めとした仲間たちの個性が生かされた内容で、とてもおもしろく見ることができました。ただ・・・昔のドラえもんが染みついているためか、「声優さんがずいぶん変わったな」という違和感と、主題歌の新鮮さが印象に残りました。
 3年生は、総合的な学習の時間に「商店街を調べよう」という学習をしています。毎年3年生は、田柄小の近くにあるハッスル通り商店街の見学に行っています。社会科の学習のようにも感じますが、教員が先導して見学をする社会科見学とは違います。子ども達が調べることを計画し、当日はグループで協力して地域の人とかかわることをねらいとしています。
 3年生の先生達が事前に商店街の方々と打ち合わせ、9つのお店に協力していただけることになりました。青果店や焼き鳥屋さん、お茶屋さんや美容院もあります。子ども達の希望を調整し、9つのお店をさらにA・Bの2グループに分け、全18グループになるように学年全体で決めました。
 今日は、そのグループの顔合わせの日でした。4〜5人のメンバーがそろい、役割分担などを話し合って決めました。(写真下)今後は、調べる内容を話し合ったり、見学の練習をしていきます。

9月25日(金)

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 1校時に、3年1組の授業観察がありました。国語の物語文「ちいちゃんのかげおくり」の授業でした。6年生の「やまなし」、4年生の「ごんぎつね」と、今週毎日それぞれの学年で扱われている名作の物語を紹介してきましたが、この3年生の「ちいちゃんのかげおくり」もすばらしい作品です。
 このお話も、国語の教科書に長年にわたって掲載されてきている物語の一つです。作者は、あまんきみこさんで、戦争の時代を背景にして書かれています。戦争を批判するような言葉は一つも書かれていないのに、はかなく消えていく小さな女の子の命に、強いメッセージが感じられる内容になっています。
 「かげおくり」というのは、影法師をじっと見つめて10数え、その後すぐ空を見上げると、影が空に映って見えるという遊びです。最初の場面では、ちいちゃんとおにいちゃん、おかあさん、おとうさんの4人で「かげおくり」をしています。出征するおとうさんと家族みんなで行うかげおくりが、幸せな家族の1ページとして描かれています。一方、第4場面では、防空壕にいるちいちゃんが一人で行うかげおくりです。途中から家族の他の3人も加わり、「ちいちゃんの体ががすうっと透き通って空にすいこまれていく…」という表現から、天国にいる家族のもとに旅立ったことが読み取れます。
 今日の1組の授業では、その2つのかげおくりに注目し、どのような違いがあるのかということをめあてにし、深く読み取る授業が行われていました。先日の3組の保健の研究授業でも行われていましたが、グループで意見交換をする活動を取り入れながら考えを深めていました。(写真上)
 「主体的・対話的で深い学び」という言葉が、今年度からスタートしている新学習指導要領のキーワードになっています。(2〜3年前は、「アクティブラーニング」という言葉が盛んに言われていましたが、今は「主体的・対話的で深い学び」に統一されています。)友達との意見交流のために、隣同士で話し合ったり、グループで話し合ったりということは今までも行われてきました。しかし今後は、さらにその力を高めていくことが求められています。・・・来週水曜日に発行する学校だよりの巻頭言に「対話」のことを書きましたので、ぜひお読みください。
 1年3組で、道徳の授業がありました。「やめなさいよ」という資料を使い、善悪の判断について学ぶ授業でした。よくないことを見かけた場合、どんな行動を取ったらよいかを考える授業です。1年生の子ども達にとっては、日常的によくありがちな光景です。
 資料は、最後に「わたし」が深呼吸をしてしんじくんに何かを言うところで終わっています。そこで、自分だったら何と言うかを考え、一人ずつ前に出て演じていました。強い口調で悪いことをやめさせようと、どの子も張り切っていました。(写真中)
 5年生は、総合の学習の時間に「ともに生きる 2」と題して、視覚に障害がある人の学習をしています。今日は、5校時に体育館で講演会がありました。
 子ども達は、昨年度4年生の時に、「ともに生きる」の学習を行ってきています。点字について調べたり、聴覚障害の方のための聴導犬について話を聞いたりしてきました。今回は、さらに学習を広めた障害理解学習として取り組んでいます。
 講演会では、視覚に障害のある中根さんと野澤さんを特別ゲストにお迎えして、貴重なお話をうかがうことができました。お二人とも、小さい頃に障害をもたれたそうです。現在は、IT関連の同じ会社で勤務されています。
 まず子ども達から出た疑問は、パソコンやスマホをどのようにして使うのかということでした。実際にその操作方法を見せていただきましたが、音声アプリを使うことで、なんなく機器を使っていることに私もびっくりしました。(写真下)野澤さんからは、子ども達も大好きなゲームをどのように楽しんでいるのかも実演していただきました。(音声アプリの速さが尋常ではなく速いスピードで、それにも驚かされました。)
 印象的だったのは、「目が見えなくて困っていることは何ですか?」という質問に、2人とも「何だろうなぁ…」と困ったことがないことを答えるのに困った様子だったことです。そして、最後に子ども達に話してくださったのは、障害があるなしにかかわらず、困っている人に手を差し伸べることの大切さについてです。お互い人として大切にし合うことを、子ども達へのメッセージとして伝えていただきました。
 視覚障害をもたれている方の中には、世界で活躍している人がたくさんいます。先日行われた、F1イタリアグランプリの開会セレモニーでは、アンドレア・ボチェッリがイタリア国歌を歌っていました。世界的なテノール歌手です。また、辻井 伸行や梯 剛之(かけはし たけし)といった日本を代表するピアニストも視覚障害がありながら活躍しています。
 今回の学習は、来年実施される予定の東京パラリンピックに向けた学びにも通じるところがあります。障害がある方々への理解とともに、自らの生活を見つめ直すきっかけにしていかなければならないと感じました。5年生の子ども達は、今日の講演会の内容をどのように受け取ることができたでしょうか。6校時に、各教室で振り返りが行われていました。

9月24日(木)

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 1年3組の図工の時間に、「てでさわって かくの きもちいい」という学習が行われていました。液体ねん土と絵の具を混ぜた「とろとろえのぐ」を使って、手や指で絵を描く学習でした。
 初めのうちは、とろとろえのぐの中に手を入れるのをためらっていた子ども達でしたが、「わあ〜、気持ちいい!」、「きれいな色だね!」と言いながら、次々と手のひらを絵の具の中に入れていきました。(写真上)
 この学習は、絵の具の心地よい感触を味わいながら、直接指や手のひらで思いのままに描いたりぬったりする活動を楽しむことをねらいとしています。画用紙に筆を使って描くのではなく、自分の手を自由に使って形や模様を描いていきます。自分で選んだ色の絵の具をしっかり手につけてから、白い画用紙に向かいました。指で模様を描いたり、手をスタンプにしたりと工夫をしながら、画用紙いっぱいに楽しく描いていました。山や海、動物や花・・・画用紙に直接手で描いているうちに、いろいろな形を思いついたり、様々な表現方法の発見があったりしたようです。
 思いついたものを直接画用紙に描いていくという活動を通じて、造形表現活動の快さや楽しさを経験させます。この活動は、子どもの心を開くことにもつながりそうです。低学年の図工の時間は、とっても楽しそうでもあり、一方で子どもの心を育む時間にもなっているのだなと感じさせられました。
 2年生は、算数の時間に「たし算とひき算の筆算」の学習をしています。算数の計算で大切な「筆算」を初めて習うのが2年生です。2年1組の教室では、2ケタ+2ケタのたし算で、繰り上がりのある場合の筆算を指導していました。(写真中)
 繰り上がりの仕組みを理解させるために、具体物となる数え棒やブロックを使用します。10の束ができたら、一つ上の位に「繰り上がる」ということを操作しながら理解させていきます。また、筆算で計算する時の約束として、「必ず一の位から計算をすること」と「繰り上がりは必ずメモをする(小さく1と書くこと)」を指導します。仕組みを理解したら、あとは計算問題を繰り返し練習していきます。
 4年生は、国語の時間に「ごんぎつね」の物語文の学習をしています。この新見南吉の名作は、40年前から4年生の全ての教科書に掲載され続けてきました。(国語の教科書に取り上げられたのは、60年以上前からのようです。)
 ハッピーエンドではない終わり方なだけに、4年生には難しい部分も多い物語です。しかし、教材としてとても重要なものが多く含まれています。それは、物語に書かれた表現から読み取れるものを味わう部分が多いということです。つまり、記述から想像力をはたらかせて、見えない心をどう読み解くのかがポイントとなる教材であるということです。
 4年1組では、最後の場面の兵十やごんの気持ちを読み取っていました。(写真下)本文の言葉をよく見ると、それぞれの気持ちが分かるヒントが隠されています。場面ごとにじっくり時間をかけて読み取りをしていくと、表面的な読み取りであったものが、物語の本質に迫る読み取りへと変わっていきます。
 「ごんぎつね」の最後の一文は、「青いけむりが、まだつつ口から細く出ていました。」と書かれています。この一文の意味するものを考えて意見交流するだけで、様々な考えが出されることでしょう。
 今日で一通りこの物語の読み取りは終わったようです。しかし、学習計画はさらに続いています。次回からは、登場人物についての考えを各自でまとめ、友達と交流し合う活動を行っていきます。

9月23日(水) その2

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 3年生は、社会科の時間に「店ではたらく人と仕事」の学習をしています。スーパーマーケットでは、商品を売るためにどんな工夫が行われているのかを調べています。理科の時間に実験や観察を通して学ぶのと同じで、社会科の時間にも実際に見たり聞いたりすることが一番の勉強となります。そこで、休みの日などを使い、家の人と一緒にスーパーマーケットに行き、お店の工夫を各自調べてくることになっていました。
 本来であれば、社会科見学としてスーパーマーケットに3年生の子ども達を連れて行きたいところです。毎年、田柄小の3年生は氷川台まで電車で行き、駅の近くのスーパーマーケットで見学をさせていただいていました。しかし、今年はコロナ禍のために行くことができません。(後日、ハッスル通り商店街のお店見学には出かける予定です。)
 4校時に1組では、調べてきたことの発表を行い、スーパーマーケットでいろいろな工夫が行われていることを、みんなでまとめていました。新鮮なものをお客さんにたくさん買ってもらうための工夫や、お店で気持ちよく買い物をしてもらうための工夫など、子どもなりにしっかり調べてきた様子がうかがえました。中には、ちゃんとお店の人に聞いて調べた子もいて感心しました。
 今日は、特別ゲストとしてクラスの保護者の方に話をしていただきました。コンビニを経営されているそうで、商品を販売している方の話として、子ども達に直接お話をしていただく貴重な機会となりました。(写真上)
 コンビニは、スーパーマーケットとは店舗の規模やお客さんの目的等が異なるため、工夫の仕方にも違いがあるそうです。店内での滞在時間がなるべく長くなるように商品の配列を工夫していることや、新商品を目の高さに配置することなど、企業秘密のような情報まで教えていただきました。
 5校時に、3年3組の研究授業がありました。保健の「健康な生活」の単元から、体の清潔に関する内容の授業でした。今年度の体育科の校内研究では、「主体的・対話的な指導の充実を目指して」というサブテーマを設けています。3年生の保健の授業では、対話的な学びにつながるように、伝え合う時間を意図的に授業に組み入れました。4人ずつのグループで、自分の考えを伝え合う場面を1時間の授業の中に何度が取り入れ、意見交換をしていました。(写真下)
 先週の1年生の研究授業もそうでしたが、教室の中に全ての先生方が入ると密になるため、リモートを使った参観を行いました。職員室のパソコンをタブレット代わりにして、授業の様子を映します。Zoomを使い、その映像を別の教室のモニターから映し出します。半数の先生方は、その映像を通して授業を見ました。新しい研究授業の在り方とも言えますが、やっぱり直接子ども達の授業の様子を見なければ、教員の学びにはならないものです。

9月23日(水) その1

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 2校時に、6年1組の授業観察がありました。
 国語「やまなし」の単元の最後のまとめとなる授業内容でした。「やまなし」の作品を通じて、宮沢賢治がこの作品に込めた思いについて考えるとともに、友達同士で伝え合うことをねらいとした授業でした。
 宮沢賢治の作品は、それぞれ独特な世界観が感じられるものばかりです。私も6年生の担任をしていた頃、毎回「下」の教科書に変わる今時に「やまなし」を指導しました。。(何年か前までは、教科書は上下2冊に分かれていたものです。)しかし、もともと理系の私にはなかなか宮沢賢治ワールドが理解できず、指導に困ることがありました。(実は、理系というのは口実で、関係ありません。)でも、子ども達と2つの場面(5月と12月)に出てくる生き物や色、表現に注目してまとめていくと、読み取りが楽しくなっていったのを覚えています。
 1組の教室には、今までこの単元の授業で学んだことが掲示してありました。宮沢賢治の人物像や各自の読みのめあてが、模造紙に記録して貼ってあります。今日の授業は、それらの内容も含めて振り返り、自分なりの考えをまとめるという流れになっていました。
 自分の考えをまとめる視点は3つあり、「なぜ『やまなし』という題名にしたのか」、「なぜ5月と12月の場面設定にしたのか」、「この話を通じて、何を伝えたかったのか」を考えます。・・・まずは各自の考えをノートに書き、次にフリートーキングの形で全員が自由に考えを発表し合いました。(写真上)
 6年生なりに、宮沢賢治の人柄を考えながら意見をまとめていました。特に、この物語が伝えたかったこととして、「自然界のきびしさやすばらしさ」、「自然の魅力」という考えが出ていたことに感心しました。一方、「なぜ『やまなし』という題名か」ということに対する意見はあまり出てきませんでした。「『やまなし』は安らぎを与えてくれる」という意見がありましたが、私もそんな気がしています。この物語の場面は、川の水底です。そこに生きる生物にとって、太陽のような存在が『やまなし』なのではないでしょうか。両方とも丸い形であり、生きる喜びとなる象徴として描かれているのでは…ととらえることができます。(太陽と考えたところは、理系ならでは…)
 3校時は、けやきルームの授業観察がありました。プレイルームを使って、8名の子ども達への小集団指導が行われていました。最初に「ともだちや」という絵本の読み聞かせがあり、次に「ステレオゲーム」をしました。先生達が出題役となって一文字ずつ担当し、一斉に声に出して言った言葉を聞き取るゲームです。集中して先生方の口元を見たり、耳をそばだてたりしていないと正解できません。
 後半は、4人ずつ分かれて「レシピ」というカードゲームを行いました。料理カードに書かれている食材を集めていくゲームです。順番を守ったり、自分の必要なカードが出てこないかしっかり見ていたりしないと上がることができません。先生方に支援してもらいながら、どの子も楽しそうに取り組んでいました。(写真下)

9月18日(金)

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 3年生の音楽の授業で、鑑賞教材の指導をしていました。先週までは、ドヴォルザーク作曲の「ユモレスク」を鑑賞していました。バイオリンの音色と旋律の変化を楽しむ教材です。チェコ出身のドヴォルザークがアメリカに渡り、バカンスの間に作った小品集の1曲が「ユモレスク」です。楽し気な主題が印象的ですが、ボヘミアの哀愁を感じさせる中間部の旋律もすばらしい曲です。
 それに対して今回は、サンサーンス作曲の「白鳥」を鑑賞しました。チェロがピアノの伴奏で奏でる有名な曲です。サンサーンスが作曲した「動物の謝肉祭」という組曲の1曲ですが、いかにも湖面を優雅に進む白鳥の姿を感じさせます。音楽の授業としては、チェロとピアノの旋律の流れを楽しむことをねらいとしています。3年生なりに、バイオリンとの違いを感じ取り、チェロの音色に対して、「ゆったりした感じ」や「音に深みがある」ととらえた子がいました。(写真上)
 できれば子ども達に、生の演奏を聴かせてあげたいものです。毎年10月に「おはなしコンチェルト たんぽぽの会」が体育館で行われています。洗足学園音楽大学の学生さん達が来て、子ども達に絵本の読み聞かせと生演奏を行っていただく会です。今年は、1学期中に中止の連絡が届きました。コロナ禍のために、学生が学校を訪問することを控えたいとのことでした。毎年様々な楽器を子ども達の目の前で演奏してもらっていただけに残念です。
 チェロの音色は、自分も昔から大好きです。バッハの無伴奏チェロ組曲は、自分にとって欠かせない曲です。お経のように、一週間に一度は必ず聞いています。
 3年1組で保健の授業がありました。3年生の保健の授業は4時間扱いで、「健康な生活」についての指導をしています。来週水曜日に3組で行う研究授業は、その内の3時間目の授業です。今日の1組の学習は、最後の4時間目にあたる授業でした。(1組が先行して授業を行い、それを受けて2組、3組と授業を進めています。)
 今日の授業では、健康のためにどのような環境を作ればよいのかを考えさせました。ちょうど今年はコロナウイルスのこともあり、換気の重要性が子ども達にも知られています。たくさんの人が部屋の中にいる場合、換気をどのように行う方がよいのかを考えました。
 換気をする時、窓は一方向だけではなく、部屋の両側の窓を開けることで空気がすばやく入れ替わります。今日の授業では、それを示すために、部屋の模型を作って子ども達に見せていました。箱の中に線香の煙を充満させ、両側の窓を開くと、煙がたくさん外に出ていくのが分かりました。(写真中)
 今日は、2校時に5年1組(体育)、3校時に2年2組(道徳)の授業観察がありました。5年生は、校庭の砂場を使い、走り幅跳びの学習をしていました。助走から空中姿勢まで、何度か練習を積み重ねてきたようで、高学年らしくたくましい幅跳びの様子が見られました。(写真下)
 また、子ども達同士で記録を測定し合い、励まし合っている様子も見られました。そういう点でも、4年生の頃と比べてずいぶん成長したなと感じることができました。全員紅白帽を白にして授業を始めました。自身の新記録が出ると、帽子の色を赤に変えていくのですが、授業の終わりにはほとんどの子が赤帽子になっていました。

9月17日(木)

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 2年生は、算数の時間に「計算のしかたをくふうしよう」という学習をしています。3つの数のたし算は、どこからたしても同じ答えになることを( )の式を用いて確かめます。(結合法則)今日、2組で学習していたのは、たし算を工夫することで、暗算ができるようにする内容でした。
 「26+7」の計算は、筆算を行わないで答えを求めるにはどうしたらよいでしょうか。子ども達から、いろいろな考え方が出てきました。26を20と6に分けて考えると・・・20+6+7から、20+13=33となります。また、26を23と3に分けて考えると・・・23+3+7から、23+10=33となります。さらに、7を4と3に分けて考えると・・・26+4+3=33となります。つまり、2つの数のたし算の一方の数を分解し、3つの数のたし算にすると計算が楽になるということが分かります。
 3年生の算数に「暗算」の単元が出てきます。(2ケタ+2ケタの暗算)その学習にもつながる内容です。計算の工夫は、数のセンスを磨くことにあります。先ほどの26+7の場合、数をどう分解すればちょうどの数字になるかを見つけるところがポイントでした。数を見て、パッと10になる組み合わせが見い出せなければなりません。まさにセンスなのです。
 昔、ボーリング場の点数は、自分で紙に書いて計算していました。あれは暗算にとても良かったと思います。つまり、数のセンスを磨くためにもです。子どもの頃、親戚のおじさんに連れられてボーリング場に行きました。スコアの書き方を教えてもらったのですが、おじさんの計算の速さにびっくりしました。(それもそのはず、おじさんは計理士をしている人でした。)低学年では、繰り上がりや繰り下がりの計算を何度も繰り返して練習します。数のセンスを磨くために、とても大切なことなのです。
 今日から授業観察が始まりました。校長と副校長とで、全ての先生の授業を見て指導し、授業力の向上を図るために実施します。今日は、3校時に図工室の授業を見に行きました。3年2組の「のこぎりひいて、ザク、ザク、ザク」の授業でした。のこぎりで切った木切れの特徴を生かし、組み合わせてできる形を工夫して表現するという内容です。3年生の子ども達は、今月に入り初めてのこぎりの使い方を習っていました。その頃に比べて、ずいぶん上手になったなと感じました。たくさんの木切れを組み合わせて、動物や家、乗り物など、様々な想像が広がった作品が生まれていて、とても楽しそうでした。(写真中)
 面白いなと思ったのは、図工室の掲示物です。「おもいやりの心」「おもいきりの心」「けじめの心」と、3つの心をめあてにして図工の授業をしていることが分かります。「おもいやりの心」は、自分の作品も友達の作品も大切にするということです。「おもいきりの心」は、チャレンジすることを楽しむということです。そして「けじめの心」は、毎回かたづけをきちんとするということです。図工の作品は、子ども達の心を反映します。図工の学習を通じて、子ども達の心を育てているのだなと改めて思いました。
 4年生が、あおぞら農園に行っていました。理科の実験のために土を取りに行ったようでしたが、ツルレイシ(ゴーヤ)がこの前見た時よりもさらに茂っていることに気がつき、驚いていました。また、1年生の畑のヒマワリが一斉に咲き、見頃を迎えていました。(写真下)
 種を密にまいたためか、品種の違いか、3年生のヒマワリよりもスラっと背が高く咲いていました。みんなで背伸びをしているみたいに、競い合って高くなったような気がします。

9月16日(水)

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 今日のALTはマイケル先生の日でした。今までマスク姿だったマイケル先生が、今日からマウスシールドを着用して授業をしていただくことになりました。(写真上)3,4年生の外国語活動や5,6年生の英語の授業では、ALTの先生の発音を真似ながら声に出して覚えていくことが大切です。そのためにも、英語の発音の口の動きを見ることが欠かせません。
 このマウスシールドを購入するために、2か月近く前から注文をしていました。全国で需要が多いためか、2学期のスタートには間に合わず、やっと昨日届きました。全ての先生分を購入しています。体育の授業及び外国語(高学年は英語)の指導の際に着用します。あの猛暑の時に間に合っていれば…という思いもありますが、これで少しは先生方の指導が行いやすくなったはずです。
 ところで、5年3組の英語の授業では、クイズ形式で外国の小学校の様子を出題していました。フランスとイギリス、アメリカ合衆国を取り上げていましたが、いずれの国も学校に保護者が送り迎えをするということに子ども達は驚いていました。また、イギリスの学校では、おやつの時間があり、先生も子ども達も午前中におやつを食べているそうです。それにしても、毎日給食を教室で食べているのは、日本だけのことではないでしょうか。子ども達が、学校教育とは別なところでゆっくりとランチを食べるという時代は、いつになったらやってくるのでしょうか。
 今日の中休みに、ミッキー池は大変な騒ぎになりました。カメ吉よりもずっと小さいカメが姿を現したのです。以前から「ミッキー池にもう1匹カメがいる。」という話は聞いていました。私もだいぶ前にちらっと姿を見たことがありました。しかし、そのカメよりもさらに小さなカメのような気がしました。
 水面に時折顔を出すカメは、小さいだけでかわいらしさが倍増で、あっという間に子ども達の人気の的となりました。逆に、普段は一番人気のカメ吉がふてくされてしまったみたいでした。(写真中・・・赤い矢印がそのカメで、青い矢印がカメ吉です。)
 たまたま昨日買ってきたカメ専用のエサをあげてみたら、小亀もおしいそうに食べていました。毎日エサをあげて、人に寄ってくるようにさせていきたいと思います。「小さい方のカメは、名前なんていうんですか?」と聞いてきた子がいました。今日見に来ていた子ども達の間では、自然に「カメ助」と名前がつけられていました。いつかカメ助も、ミッキー池の真ん中にある島に堂々と乗っかる日が来るかもしれません。あわよくば、カメ吉の背中に乗ってくれたら最高です。
 5校時に、1年3組の足育の研究授業がありました。練馬区の教育課題研究指定校として、いよいよ研究授業のスタートです。日本学校体育研究連合会の足育推進委員会で作成された資料から、1年生用にくつの正しいはき方をメインに授業を組み立てた内容でした。今日の授業のために、1組と2組でも事前授業を行い、指導内容の検討を重ねてきました。
 授業では、実際に教室に用意した自分の外ばきを使って、正しいくつのはき方を試してみました。「べりべり とんとん ぎゅう ぴた」の合言葉でくつをはいた後、教室や廊下を歩いてみました。「足がぴったりな感じ」、「歩きやすい」、「気持ちがいい」…と、子ども達から声が上がりました。(写真下)
 昨年度に続き、研究の講師として土屋先生にお越しいただきました。また、今回は、足育のご専門の校長先生(練馬区内の校長先生です)にも講師としてご指導をいただきました。授業後の協議会では、講師の先生から「足育を授業として位置付けて指導している学校は珍しいです。」という言葉をいただきました。研究発表会に向けて、大きなアピールポイントになりそうです。来週は保健の研究授業、さらに体育の研究授業が続いていきます。

9月15日(火)

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 3年生の理科の時間に、「動物のすみかを調べよう」という学習をしていました。昆虫などの動物を見つけて、どのような動物がどこにいて何をしているのかを調べる学習です。
 観察カードを手に、外に出てきた子ども達は、昆虫のいそうな場所を探し回っていました。中庭のミッキー池付近にいた子ども達は、オレンジ色のチョウチョを見つけました。黒い斑点模様があるキタテハというチョウです。さらに、緑色の光沢のあるカナブンを発見しました。カナブンは、大きな木の樹液を吸いに集まってきます。確かに、近くにクヌギの木がありました。
 一方、学童の建物の近くにも子ども達が集まっていました。学校の敷地内で、唯一草むららしい場所があるところです。(写真上)例年なら、この時期にバッタ類が多く見られる場所なのですが、見つけることができませんでした。今年は9月に入っても残暑が厳しかったためでしょうか。この間見つけたショウリョウバッタも、まだ小さかった気がします。
 虫をつかまえるなら、私の家の近くに招待したいくらいです。土手の草むらにはたくさんの昆虫がいます。また、近くの田んぼでは、恐ろしくなるくらいのイナゴが飛び交っています。
 別の時間に、2年生のクラスも虫探しに外に出ていました。飼育ケースの中には、カマキリが入っていました。つかまえた子ども達が、自慢気に見せてくれました。裏のあおぞら農園にいたそうです。そういえば、あおぞら農園ではたくさんの花や野菜の苗が植えてあるとともに、夏草が生い茂ったままです。新たな虫の住み家ができ上っているのかもしれません。
 5年生は、今日から家庭科の時間に、ミシンの使い方の学習が始まりました。今年も地域連携事業の一つとして、ミシンを使う授業に地域の方に入っていただくようにしています。(写真中)また、保護者の方にも一緒に入ってもらい、糸のかけ方やミシンの操作の支援をしていただきました。
 家庭科室には、2人に1台ずつ使える数のミシンがありますが、一斉に指導が始まると、担任一人では手が足りません。地域の方はもちろんですが、保護者の方々にボランティアで授業支援に入っていただけるのは、とてもありがたいことです。
 1年1組は、給食の時間に牛乳で乾杯をしていました。(写真下)午前中、授業の様子を見に教室に入ったら、「ビー玉がビンの中にいっぱいになりました。」と子ども達が教えてくれました。最初は何のことか分からなかったのですが、いろいろな子ども達に聞いた話を総合するとこういうことです。・・・クラスでいいことがあると、ビー玉貯金がたまっていきます。今日は、クラス全員がチャイム着席をすることができたので、先生がビー玉を入れてくれました。そうしたら、今までためていたビー玉貯金がいっぱいになったというのです。
 ビー玉がビンにいっぱいになると、クラスみんなで「お楽しみ」ができるそうです。そこで今回は、「牛乳で乾杯!」ということになりました。・・・という経過を知るために、何人かの子が説明をしてくれました。なるほど…。

9月14日(月)

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 朝晩の気温が少し下がりました。今日は、自分の家の近く(埼玉県)でも、そして学校の敷地内でも、シジュウカラのさえずりを久し振りに聞くことができました。急にセミの声が聞かれなくなっただけに、鳥の声が目立つようになったのかもしれません。今日は、校庭で全校朝会を行いました。最初は、先週見つけたあいさつについての話から始めました。
・・・先週、とても素敵なあいさつを発見しました。廊下で出会った子が、「校長先生、おはようございます。」とか、「校長先生、こんにちは。」とあいさつをしてきたのです。「校長先生」と、目の前の相手の名前をつけてあいさつをするだけで、こんなにもすばらしいあいさつになるのだなと、新しい発見をした気分になりました。友達同士でのあいさつにおいても、「○○さん、おはよう。」とか、「○○くん、おはよう。」というように、相手の名前を呼んであいさつをしてみてください。さらに気持ちのよいあいさつが交わせると思います。・・・
 全校朝会での話は、効果バツグンです。今日は、いたるところで「校長先生、こんにちは」とあいさつをしてくる子ども達に出会いました。
 続けて全校朝会では、相手の目を見てあいさつをすることの大切さについて話をしました。そして、話をする時にも目を見ることが大切であるということも。
・・・これは、お話をする時も同じです。学習中に、隣の人同士で自分の考えを伝え合う場面があります。あるいは、グループで意見交換をする時があります。きちんと、自分の考えを伝える相手の方を見て話をしているでしょうか。忘れ物をしたことを先生に伝える時には、きちんと先生を見てお話ができているでしょうか。けんかをしてしまい謝る時に、きちんと相手を見て「ごめんなさい。」と言えているでしょうか。
 「目は口ほどに物を言う」ということわざがあります。普通、言葉は、口を使ってしゃべることで相手に言いたいことを伝えます。一方、人の目も、口で話すのと同じくらい自分の気持ちを相手に伝えることができるというのです。今は感染症予防のために、お互いに向き合い、マスクをしたままで話をすることになります。マスクが無い時と比べて、顔の表情が分かりにくくなっていますが、目だけでちゃんと相手に気持ちを伝えることができます。ただし、相手を見て話をしなければそれは伝わりません。忘れ物をした時の反省した気持ちや、相手に謝る時の「ごめんなさい」という気持ちは、相手の目を見て言わなければ、「反省していないな」ととらえられてしまいます。
 一方、「目で訴える」という言葉もあります。だまっていても、目だけで言いたいことが伝わるということです。授業中に、先生の質問が分かった子は、手を挙げて指名してもらうのを待ちます。指導している先生は、手の挙げ方とともに、一人一人の目を見て評価をしています。「あっ、この子はちゃんと分かっているな。」とか、「少し自信がなさそうだな。」とか、「発表したくてうずうずしているな。」ということが、手を挙げている子の目を見てちゃんと分かっているのです。
 逆に、授業中に先生の目を見て、何を言おうとしているのか感じ取ることができますか? 担任の先生が何も言わなくても、先生の目を見て次に何を話されるのかを感じ取れる子になってください。そのためには、いつも話をされている先生の目をしっかり見ていることが大切です。・・・
 電話で話をするのと直接会って話をするのとでは、どちらがお互いの気持ちが伝わりやすいでしょうか。もちろん、直接会って、面と向かって話をする場合です。それだけ「相手の目を見て話をする」ということは重要なことです。これは、子どもも同じです。ぜひご家庭でも、お子さんの目を見て話をすることを意識してみてください。
 2年生は、生活科の時間に、「作ってためして」という身近な材料を利用して遊ぶものを作る学習をしています。今日は、割りばしと輪ゴムを使って紙玉を飛ばす、パチンコを作っていました。割りばしと割りばしを、輪ゴムを使って組み合わせていくのが難しそうでした。(写真上)
 割りばしは、飲食店ではあまり見かけなくなりました。また、最近の割りばしは、竹製のものが多く出回っています。スーパーでお弁当を買った時にもらえるのは、ほとんどが竹製の割りばしです。竹製の方が丈夫なようですが、工作で使うには不向きかもしれません。
 3年生の理科「音のふしぎ」の学習として、糸電話作りをしていました。音の学習は、今回の教科書から久し振り(20年振りです)に小学校で扱うことになりました。昔は、1,2年生でも理科の授業がありました。紙コップと糸を使って、糸電話でよく遊ばせていたものです。3年生の子ども達は、糸電話を初めて手にした子が多かったようです。糸をピンと張った時に音が良く聞こえることや、糸や紙コップの底が振動して音を伝えていることを確かめていました。(写真中)
 今日から、今年度の放課後学習教室(地域未来塾)を開始しました。2年前から、田柄小で「地域連携事業」の一環として行っています。今年度も、2年生と3年生の子ども達(各学年15〜20名ほど)が放課後参加しています。指導者は、地域にお住まいの協力者の皆様です。算数の基礎・基本のプリントを中心に、既習内容を復習するプリントを使い、さっそく今日からていねいに個別指導をしていただきました。今後も、月2回程度実施していきます。(写真下)

9月12日(土)

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 「1年生が、熱心に新聞を読んでいる!?」と思われそうですが、これは国語のカタカナの学習をしているところです。(写真上)
 1年生は、2学期に入ってから、カタカナの練習をしています。カタカナの読み方や書き方だけでなく、どのような場合にカタカナが使われるのかも学習します。今日は3組で、新聞に書かれている文字を使って、カタカナの学習をしていました。まず、新聞にたくさん書かれている文字の中からカタカナを探し、赤鉛筆で囲みました。ハサミで切り取ってカードに貼ると、カタカナの言葉が集まります。国の名前や外国の人の名前、野菜や果物など、いろいろなカタカナの言葉集めができました。
 1年生は、1学期にひらがなを学習しています。そして、2学期に入ってからは、漢字とカタカナを新たに学習します。1年生で学習する内容は、国語の時間だけでもとても多いことが分かります。カタカナの学習で困るのは、一度全てのカタカナを指導しても、その後の学習の中でそれほど多くカタカナが出てくるわけではないので、なかなか習熟が進まないということです。(それだけに、これからは読書が大切になってくるのですが…)
 中学校の先生方の声として、カタカナが書けない中学生の話を聞いたことがあります。学力が低い子ほどカタカナがすぐに出てこない、あるいは誤りが多いというのです。大人でもカタカナの「シ」と「ツ」や「ソ」と「ン」の書き方が違う人を見かける時があります。小学校での基礎学力の重要性を感じます。
 4年1組が、パソコン室でローマ字入力の練習をしていました。先日は、3年生が国語の時間にローマ字を学習していることをお伝えしたばかりです。これも先ほどのカタカナの学習と一緒で、一時的にローマ字を覚えても、その後の生活で活用しなければなかなか定着していきません。
 ローマ字入力を身につけるには、タイピングソフトを利用するのが一番です。パソコン室には小学生用のタイピングソフトが用意してあるので、楽しみながら学ぶことができます。友達と競い合いながら、ローマ字入力の練習をしていました。(写真中)毎日練習したら、小学生でも簡単にブラインドタッチで入力することができるようになるはずです。
 今日は、パソコン室が盛況でした。続いて6年3組がパソコン室を利用していました。6年生は、総合の学習の時間に、1学期から世界遺産について調べてきています。いよいよ調べたことをまとめて発表をする段階が近づいてきました。
 今日は、パワーポイントを使った発表資料の作成に取り組んでいました。(写真下)スライドに文字を入力したり画像を貼り付けたりしながら作り上げていくと、画用紙や模造紙に書いてまとめるのとは違った感じに仕上がります。
 6年生の子ども達に聞いてみると、家にパソコンがあっても、パワーポイントを使うのは初めてという子がほとんどのようです。練馬区では、今年度末までに児童用タブレットを全小中学校に児童・生徒数分配備する予定とのことです。教育現場のICT化が、急速に進んできています。

9月11日(金)

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 今朝、正門で登校の様子を見守っていると、飼育ケースを大切そうに抱えた子がやって来ました。聞いてみると、ヤモリが入っていると言います。昨日、ベランダにいたヤモリを家の人がつかまえてくれたそうです。よくカナヘビをつかまえて学校に持ってくる(教室で飼育する)子がいますが、ヤモリは珍しいなと思いました。
 ヤモリは夜行性で、街灯の明かりに寄ってきます。足の裏に特殊な器官があり、壁にぴったりとくっついて歩くことができます。小さな虫を捕えて食べるようです。似たような動物にイモリがいますが、お互いに全く別の生き物です。イモリは水辺に住む両生類であるのに対して、ヤモリは爬虫類です。
 ちなみに、ヤモリを漢字で書くと、「家守」あるいは「守宮」・・・文字の通り、昔から家を守ってくれる動物とされてきました。田柄小の周囲には、いろいろな生き物がいるのだなと思いました。
 3年生の音楽の授業では、リコーダーの練習が始まっています。初めて手にしたリコーダーでしたが、1学期までは学校で音を出すことができませんでした。2学期からは、ハンカチなどを用意して、吹いた後の始末をしながら練習を開始しています。今日は、「シ」の音を使って、タンギングの練習を行っていました。(写真上)
 また、全員が一斉にリコーダーを演奏するのではなく、人数を半分ずつに分けて吹くようにさせています。さらに、リコーダーの練習が終わったら、すぐにマスクをつける約束にもなっています。全員が一斉にリコーダーを吹けるようになれば、もっと練習する時間を取ることができるのですが…。でも、やっと音楽室からいろいろな学年のリコーダーの音色が聞こえてくるようになり、いつもの学校の風景に少し近づいた感があります。
 2年生は、国語の授業で「ことばでみちあんない」という学習をしています。今月、いろいろな学年で紹介している国語の「対話の学習(話す・聞く)」の単元です。教科書には、公園の地図が載っています。女の子が友達に電話で待ち合わせ場所を伝えているのですが、「ばら園の前をしばらく行ったら右に曲がって。そこにあるベンチで待っているよ。」という内容なのですが、道が2本あったりベンチがあちこちにあったりして、待ち合わせ場所が定まりません。自分だったらどういう言葉で説明をするかを考える学習です。(写真中)
 また、友達の説明をメモを取りながら聞き、理解するという「聞くこと」の学習でもあります。さあ、2年生の子ども達は、自分なりにきちんと相手に分かるように説明することができるでしょうか。
 1年生が、生活科の学習で、アサガオの種取りをしていました。毎日暑い日が続く中でも、まだ元気に花を咲かせている鉢もあります。花が終わった後の茶色い実を手に取って中を割ると、黒い種がたくさん出てきました。大切そうに集めて、自分の封筒の中にそっと入れていました。(写真下)
 思い返すと、今年は臨時休校中の5月にアサガオの栽培セットを持ち帰り、各家庭で種まきをしています。その時手にした種と同じものが、何倍にも増えて収穫することができたわけです。今後は、アサガオのつるを利用した生活科の学習も行っていく予定です。

9月10日(木)

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 1年生は、図工の時間に「うきうきボックス」という作品に取り組んでいます。子ども達は、自分の家から集めてきた空き箱を使い、「この箱を何に変身させようかな」と考えながら作っていました。動物や乗り物、宇宙人を作っている子もいました。(写真上)
 空き箱は、事前に学年だよりで連絡をしてあったので、いろいろな形や大きさの箱を持ち寄ることができました。ティッシュペーパーの箱やお菓子の箱の他に、アイスの空き箱を持ってきた子が何人かいました。また、トイレットペーパーの芯を集めてきた子もたくさんいました。様々な形を組み合わせながら、子ども達の頭の中でいろいろな想像がふくらみ、夢のある作品になっていきます。
 今回の工作は、接着剤(木工用ボンド)の使い方について学習する内容にもなっています。全員に学年でまとめて購入したボンドが配られ、箱と箱を接着する際に使わせています。糊よりも強力にくっつくボンドを使うことで、思い通りの作品に仕上げることができます。
 箱の組み立てが終わると、折り紙などできれいに飾って完成になります。最初は「うきうきネコ」という作品名だった子が、なんとなくネズミに見えてきたというので、「うきうきネズミ」という題名に変更していました。1年生なりに、考えに考えて工作に取りかかっているのだなと思いました。
 5年生は、国語の授業で「敬語」の学習をしています。敬語には、丁寧語と尊敬語、謙譲語があることや、それらの敬語には人と人とのつながりを円滑にする働きがあることを学びます。
 日常生活の中に敬語があるということは、5年生なりに理解はしています。しかし、友達に対する言葉づかいが多いためか、先生や目上の人に対する言葉づかいに慣れていない子がほとんどです。語尾に「です」や「ます」をつける丁寧語を使うことができても、尊敬語や謙譲語を正しく使うのは、子どもにとってとても難しいことです。(大人でも、厳密に正しく敬語が使える人は少ないのではないでしょうか。)
 授業では、隣同士で実際に敬語を使いながら会話をしてみました。普段は、「昨日の夜、何食べたの?」と言っている子が、「昨日の夜は、何をお食べになりましたか?」と尋ねていました。子ども同士の会話としては、相当な違和感を感じていたようです。(写真中)
 今日から、今年度の「たがら元気アップタイム」がスタートしました。給食後、掃除の時間と昼休みを合わせ、30分以上もの時間を確保して実施します。17学級、全てのクラスが一斉に運動に親しむ時間で、担任の先生とクラスの子ども達とが一緒になって汗をかく楽しさもあります。
 田柄小は、校庭や体育館以外に、けやき広場や中庭、バスケットコート、芝生など、運動する場所に大変恵まれています。(今日は、屋上も使って実施しました。)学級数に合わせてたくさんの運動種目が用意してあり、次回は種目をローテーションして、いろいろな運動に取り組めるようにしています。今年度田柄小は、区の教育課題研究指定校として、体育科の研究に取り組んでいます。この元気アップタイムの取り組みも研究の一つとしてとらえ、今後も子ども達の体力向上につなげていきます。(写真下)

9月9日(水)

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 今日も朝からギラギラとした太陽が昇り、子ども達は汗だくになって登校してきました。
 1年生の子ども達は、教室での朝の用意が終わると、アサガオの鉢の水やりに出てきます。2学期に入ってから、クラスごとに種取りをしたようですが、引き続き毎日アサガオの花が咲いている鉢があります。
 そんな子ども達を何人か集めて、東門側にあるザクロの木について話をしてあげました。春にオレンジ色の花をつけたザクロの木に、今年はたくさんの実がつきました。今までこんなに実がなったのは、初めてのことです。4年前に、東門が新しく工事されることになり、この辺りにあった木を伐採することになりました。その中から、どうしてもザクロの木だけは残してほしいとお願いし、場所を少しずらして植えてもらいました。木を移植すると、場合によっては枯れてしまうこともあるそうです。しかし、その後ザクロの木は順調に生育し、今年は見事にたくさんの実をつけたというわけです。
 1年生の子ども達にザクロの実を触らせてみました。(写真上)まだ実はかたく、熟すにはあと1〜2か月はかかりそうです。熟してくると、外側がはじけて中の赤い実が見えてきます。子どもの頃は、口の中が赤くなるほど、ザクロの実をよく食べたものでした。ほとんどが種なので、酸っぱい中に感じるかすかな甘い汁を吸いながら、種を吐き出して味わいます。
 2年生は、算数の時間に「時計を生活に生かそう」という学習をしています。1年生の頃、算数で「何時」と「何時半」の時計の読み方を勉強してきています。2年生では、さらに時刻と時間の意味や1時間は60分間あること、午前と午後の意味、1日は24時間あることなどについて学びます。
 時刻と時間の概念は、日常的に使っているものの、2年生にとっては難しい内容です。「時刻」とは、時の流れの1点を示しています。(9時とか、9時15分というように…)一方の「時間」は、時刻と時刻の間の量のことを言います。(15分間とか、30分間というように…)
 その後、時刻と時間を合わせた問題が出てきます。「9時40分の30分後の時刻は?」とか、「9時40分の1時間前の時刻は?」というような問題です。せめて教室の時計を見ながら答えられればよいのですが、時計の長針と短針の関係が分かっていないとそこまで理解がいきません。
 今日の2組の授業では、午前と午後の時間の学習をしていました。教室の時計の針を動かしながら、12時のところで午前と午後が分かれることを指導していました。同じ9時でも、1時間目が始まった午前9時もあれば、夜布団に入る頃の午後9時もあります。子ども達の1日の生活を思い浮かべさせながら、午前と午後の時間について教えていました。(写真中)
 時刻と時間の学習は、理解できたかどうかがはっきりとする内容です。教科書は、2時間扱いになっていますが、それだけで全員に理解させるのは難しいことです。単元名の「時計を生活に生かそう」という名の通り、日常的に時計を読ませたり、「あと何分で何時になる」と考えさせたりすることが大切です。2年生のお子さんがいるご家庭では、ぜひ時計を意識した会話を心がけてみてください。この時期に理解できていなくても、今後どこかで時間や時刻の概念が身についてくるはずです。気長に教えていくことが大切です。
 一方、6年生の算数では、「円の面積」についての学習が進められています。「円の面積=半径×半径×円周率」と教えてしまえば、すぐに練習問題に入っていくことができます。しかし、小学校の算数では、そういう教え方はしません。
 まず、月曜と火曜の算数2時間を使って、おおよその円の面積について考えました。半径10cmの円の面積は、一辺が10cmの正方形の3倍より大きく、4倍よりは小さいということ。さらに、方眼紙を使うことで、曲線部分の面積を概算して求めたりもしました。
 そこで今日は、いよいよ公式に結びつく円の面積の求め方について考えていきました。円を半径で切り分け、並べていくと、限りなく長方形に近い形に置き換えることができます。(写真下)その長方形の縦は「半径」であり、横の部分は「円周の半分」にあたります。「円周の半分」とは、「直径×円周率÷2」であり、「直径÷2=半径」であることから、「半径×円周率」と整理することができます。ということから、円の面積は「半径×半径×円周率」が導かれます。
 これぞ数学的な面白さ・・・なのですが、6年生の何人が「そうか!」や「なるほど!」と思えたでしょうか。

9月8日(火)

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 今朝、東門を出た道路側からフェンス越しに、吉田さんの畑を見に行ってみました。土日や昨日は、どしゃ降りの雨にあたったと思うので、少し心配になりました。しかし、3年生がまいた大根の種は、順調に生育していたようで安心しました。
 ビニールマルチがかかった長いうねが3本あり、一斉に大根の双葉が伸びてきていました。マルチの穴1つに対し、大根の種を3粒まいたのですが、ところどころ1本や2本しか芽が出ていないところがありました。3年生の子がまき忘れたというよりも、中にはうまく発芽しない種が含まれていたということです。それだけに、野菜栽培では複数の種をまき、後から間引きをする方法で育てていくわけです。
 5年1組で、百人一首を行っていました。2人一組で向かい合っての対戦でした。(写真上)田柄小には、百人一首が何セットかあり、よく高学年で年間を通じて取り組むクラスがあります。昨年度4年生の時に取り組んだことがある子が何人かいたようで、張り切って対戦に臨んでいました。
 今日は、上の句と下の句を印刷したプリントを机の上に置き、先生が読む上の句をヒントに取り札を探していました。子どもは覚えが早いので、何度か練習するうちにたくさんの句を暗記してしまいます。子ども達の国語の教科書を開いていただくと分かりますが、どの学年にも日本古来の文学や古典に関する学習がところどころに入ってきています。小学生の頃から、それらの言葉の響きや昔の仮名遣いなどに親しませていくことが重要です。
 4年生は、図工の時間に、「彫って 刷って 見つけて」という作品に取り組んでいます。彫刻刀を使った、木版画の作品を制作します。彫刻刀を使うのは、4年生にとって初めての経験です。まず今日は、彫刻刀の正しい使い方を先生から習い、板の裏側を使って試し彫りに挑戦しました。(写真中)
 彫刻刀を使う授業では、けがをしないようにする指導が重要になります。まず、版画作業版を使い、彫る板が動かないように固定させることが、けがの防止の第一歩といえます。そして、彫刻刀は必ず両手を添えて持つようにさせることです。彫刻刀の刃よりも前に自分の手が出ないようにすれば、けがをすることはまずありません。
 彫刻刀の種類によって、鋭い線ややわらかな線を表現することができます。三角刀や丸刀などを試しながら、どんな削れ方がするかを慎重に試し彫りしていました。
 3年生は、国語の時間にローマ字の学習をしています。現在の教科書では、指導時数は少ないのですが、3,4年生の国語の時間にローマ字の指導をすることになっています。ローマ字指導のねらいは、児童の身近なローマ字表示のものについて、読み書きができるようにするところにあります。(写真下)
 道路標識や駅の表示板など、現在は街を歩けばいたるところにローマ字表記が使われています。また、総合の学習等でパソコン室を利用することが多くなるのも中学年の頃からです。キーボードを打つためにも、ローマ字の習得が欠かせません。
 ローマ字には、大きく分けて「ヘボン式」と「訓令式」とがあります。例えば、「し」はヘボン式では「shi」と表しますが、訓令式では「si」です。国語の時間に指導するローマ字は、訓令式を教えることになっています。しかし、外国語活動が3,4年生で入り、高学年になると英語の時間として書く指導も入ってきています。英語の表記に近いのはヘボン式であることを考えると、今後検討の余地があるのかもしれません。

9月7日(月)

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 台風10号の影響で、昨日から関東地方でも時折強い雨が降っています。今朝は、ちょうど児童が登校する直前から雨が激しくなりました。長靴に履き替えてくるのが間に合わなかったようで、運動靴がびしょぬれになった子がたくさんいました。
 全校朝会は、初めてZoomを使って行いました。職員室のパソコンと各教室のパソコンをZoomでつなぎ、職員室からの映像と音声を教室の電子黒板に映し出すようにしました。全校朝会は、いつも6年生のあいさつ当番の児童が朝礼台の前に来て言葉を言っています。今日は、あらかじめ職員室に4名を呼び、パソコンに向かって全校児童と朝のあいさつをしました。(写真上)校内の様々な教室から、「おはようございます!」という元気のよい声が響いてきました。
 今日は、「1位をめざそう」という内容の話をしました。
・・・(前半省略)校長先生は、全ての子ども達に1位をめざしてもらいたいと思っています。これは、かけっこだけのことではありません。学習面も生活面でも、全てのことについてです。学習面での1位とは何でしょう? テストの点数がクラスで1番ということでしょうか。「自分は無理」と思った子は、こう考えればよいのです。ノートの文字をていねいに書いて、クラスで1番をめざしてください。あるいは、手を挙げて発表する回数を増やして1番をめざしてみましょう。1日の学校生活の中で、きっと誰かがよく発表して1位になっているはずです。あるいは、先生に「教科書を開きましょう」と言われたら、真っ先にそのページを開くことで1位をめざしてください。授業の始めと終わりにあいさつをします。号令がかかったら、真っ先に背筋を伸ばして姿勢をよくして1位になりましょう。
 みんなが1位をめざそうという気持ちになったら、クラスも学年も、そして学校全体もどんどんよくなっていきます。先週水曜日に、たてわり班活動の1回目の集まりがありました。自分の班の6年生は、親切にしてくれましたか? どの班よりも1番だったでしょうか。遊びの計画を立てた後、教室で楽しくゲームをしていた班がありました。この一年間を通じて、田柄小で1番仲良しで楽しいたてわり班をめざしてください。
 先週火曜日には、練馬区の教育指導課から3人のお客様が来て、各クラスの授業の様子を見ていただきました。廊下ですれ違う子の多くが「こんにちは」と気持ちのよいあいさつをしていました。後から、「子ども達のあいさつがすばらしい学校ですね。他のどの学校よりもすばらしいです。」と話されていました。田柄小は、練馬区であいさつが1番の学校であると褒められたのです。
 あいさつも、常に1番をめざしていれば、どんどんよくなっていきます。自分の登校班は、あいさつで1番と言えるでしょうか。校長先生は、今日はこの班が1番かなと感じながらみなさんとあいさつをしています。まずは、自分の登校班の中で一番素敵なあいさつをめざしてみてください。相手の目を見て、相手に届く声で、自分からあいさつをして1番をめざすのです。全てのことに1位になろうとがんばる、そういう田柄小の子どもであってほしいと願っています。・・・
 職員室からは、パソコンの画面に鏡のように映った自分の姿が見えるだけですが、音声だけの放送朝会よりも子ども達に話しかけているという実感は得ることができました。今後も、雨天時の全校朝会などでZoomを利用していきます。
 6年生は、社会科の歴史の学習で、室町文化について学んでいます。室町時代の文化には、現代にまで受け継がれているものが多くあります。文化を学ぶことにより、歴史を過去のものとしてだけとらえるのではなく、現代の人々の生活の基になっているという意識をもたせることにつながります。
 室町文化には、茶の湯や生け花、水墨画といった人々の心に根付く「日本らしさ」がたくさん見られます。今日は、6年2組で水墨画を自ら描いてみることを通じて、室町文化を体験していました。水墨画とは、墨一色で描く絵画のことです。墨汁に水を混ぜて薄墨を作りながら、濃淡を表現していきます。子供たちは、画家雪舟になった気分で、水墨画に挑戦していました。(写真中)
 2学期に入り、低学年の教室から、歌声や鍵盤ハーモニカの音が聞こえてくるようになりました。通常のように大きな声で歌ったり、鍵盤ハーモニカを全員で自由に練習したりとまではいきませんが、感染症に十分気をつけながら、徐々に指導を開始しています。
 2年3組では、鍵盤ハーモニカの指導前にしっかり手洗いとうがいをさせてから、「タンギング」の練習を行っていました。子ども達は、やっと音を出すことができてうれしそうでした。(写真下)

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