ようこそ、練馬区立田柄小学校ホームページへ!  〜「わくわく・どきどき」の学びを目指して〜

11月30日(月)

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 今朝は、3週間振りに全校朝会がありました。今日は、「毎日続けること」という題名で話をしました。
・・・みなさんにとって「毎日続けていること」に、どんなことがあるでしょうか? 学校生活に関係があることで言えば、あいさつもそうですし、毎朝検温カードを提出すること、学校内では必ずマスクをすること、そして宿題をすることも毎日続けていることの一つです。あることを最後まで続けていくということは、とても大切なことです。続けるということは、がまん強さでもあり、ねばり強さにもつながります。特に、学習をするうえで重要なのが、このがまん強さやねばり強さであると言えます。
 2年生のみなさんは、算数の時間にかけ算九九の学習をしています。かけ算九九は、1日や2日、一週間で身につくものではありません。毎日毎日何度も繰り返して、お経のように唱えながら覚えることが大切です。3年生以上のみなさんもそのようにして覚えてきました。そして、2年生のうちにしっかり九九を覚えておかないと、3年生以上の算数の学習で大変苦労するということも知っています。
 3年生は、体育の時間に鉄棒の学習に取り組んでいます。また、4年生は、マット運動に挑戦しています。鉄棒もマット運動も、誰もが1回の練習できれいに技ができるようになるわけではありません。何度も何度も練習を続けることでできるようになっていきます。「きっと自分にはできない」とあきらめてしまうか、「絶対にできるまでがんばろう」と思って挑戦し続けるか、自分自身の心のもち様で決まってくるのです。
 先週から持久走月間が始まりました。休み時間に校庭を元気よく走る子が増えてきました。持久走は、まさに毎日続けることが重要です。そして、自分で「今日は何周走る!」と決めたら、最後までしっかり走り切るように続けていくことが大切です。来週の土曜日に、持久走記録会があります。毎日校庭を走ることを続けていき、最後まで走り切るがまん強さ、ねばり強さを身につけていきましょう。・・・
 続いて、サクラ草のことについても話しました。すでに花が咲き始めた鉢があることや、今の時期の手入れのポイントについて話しました。手入れで大切なのは、鉢の中の落ち葉や枯れた葉を取り除くことと、水やりをたっぷり行うことです。葉っぱが茂ってきているので、土にしっかりしみ込ませるように水をあげなければなりません。サクラ草に水やりと愛情を注ぐことも、「毎日続けること」として取り組んでいくように伝えました。
 2,3校時に、2年生が生活科の学習で、町探検に出かけました。学校を出発してから、まず光が丘公園にある区立図書館をめざして歩いて行きました。光が丘図書館は、団体貸し出しで学校でもよく利用させてもらっています。2年生の子ども達も、たくさんの子が利用カードを持っていると話していました。
 続いて、公園の芝生広場まで歩いて行きました。1年生の春、みんなで遠足に来てお弁当を食べた場所です。大きなイチョウの木が黄色く染まる下で、しばらく自由遊びの時間を過ごしました。(写真上)今日は日差しがとても暖かく、芝生広場で伸び伸びと遊ぶことができました。公園内では、ところどころで犬を連れた人たちの集まりが見られました。犬も人間も、広い公園内でゆったりと過ごす時間はとても幸せそうでした。
 2年生の町探検は、帰りに光が丘第八小とけやき台団地、近隣の文具店、田柄公園を通って学校に無事到着しました。
 1年生は、「家族にこにこ大作戦」に取り組んでいます。生活科の学習として、「家庭生活を支えている家族のことや、自分でできることなどについて考え、自分の役割を積極的に果たすこと」をめあてとした学習です。
 まず、「家族がにこにこしている時とは、どんな時であるのか」について考えました。(写真中)クラス全体で出てきた意見では、『みんなで一緒に過ごしている時』(食事やテレビ、お出かけなど)が多く出されていたようです。次に、『家族のために何かをした時』です。これは、お手伝い関係のことを指しています。日頃から「自分のできるお手伝いをしていこう」という気持ちに結び付けていきます。もう一つは、『自分ががんばっている姿を見た時』です。勉強をがんばっている様子や、体育発表会でがんばった姿は、家の人がにこにこするということが分かりました。
 4年生は、これから理科室を使った実験内容が多くなってきます。今まで理科の授業は、教室で行っていました。アルコールランプや実験用コンロを使うなど、いよいよ高学年の理科に近い内容になっていきます。そこで、理科室がどんなところかを知る「理科室探検」を行いました。
 顕微鏡やビーカーなど、理科室ならではの物品がたくさん並んでいることが分かりました。中でも、4年生の子ども達にとっては、理科室の棚の上に置いてあったニワトリや魚の標本が真っ先に気になっていたようでした。(写真下)

11月28日(土)

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 今日は、4年生から6年生の体育発表会「田柄陸上」がありました。前回の低学年の部に続いて快晴に恵まれ、子ども達が力いっぱい走る姿を保護者の皆様にご覧いただくことができました。
 本来であれば、各教室での授業の様子を公開したいところです。(写真上)は、3年1組の道徳の授業の様子です。保護者の参観が無くてもこんなにみんな張り切って手を挙げているのですから、きっとどの子も家の人に普段の授業の様子を見てもらいたいと思っているはずです。
 今後の学校公開の予定については、来週月曜日に配布する学校だよりに記載しました。10月は、1年生のみ3日間教室の授業公開を行いました。2〜6年生は、体育館と校庭の体育の授業を参観していただきました。今月は学年ごとに体育発表会を公開し、12月は第二土曜の持久走記録会を公開します。
 教室内の授業公開は、1月と2月に予定しています。各学年とも、平日の3日間を授業公開とするように考えています。なるべく分散して授業を見ていただけるように計画中です。
 1校時は、4年生の体育発表会でした。80m走の後のリレーは、学年全体を4チームに分けて行っていました。半周ずつの全員リレーは、大接戦となりました。4年生は、学年で実行委員を決めて取り組んできました。司会や代表の言葉を話す子が、ところどころでマイクを持つ場面がありました。学年が一体となって取り組んできた様子が伝わったことと思います。
 5年生は、1校時に屋上に集まり、チームごとに作戦会議を開く時間をとりました。(写真中)リレーは、学年全体を6チームに分け、3チームずつ競い合いました。走順はもちろん、バトンゾーンをどのように使ってバトンを渡したらよいかということは、作戦としてとても重要です。友達同士で教え合う姿に、5年生としての成長を感じました。2校時の本番での走りに、練習の成果が全て表れていたように思います。
 6年生は、小学校最後の運動会が行えず、今日の「田柄陸上」がその代替行事となりました。ところどころに児童代表の言葉を入れ、子ども達の思いを伝えるように構成されていました。夏休み後、急に大きくなった6年生を見ていると、運動会の最後を飾る組体操でどんな姿を見せていたのだろうかという思いをもちます。組体操が終わり、フィナーレで6年生全員が清々しい表情で集まり「ありがとうございました!」とあいさつをして退場していく・・・整然と集合している姿から、きっと毎年活躍してきた6年生のように、あるいはそれ以上の感動を伝えてくれたのだろうという思いをもちました。(写真下)
 力強い走りの100mに続き、リレーは学年全体を4つのチームに分けて競い合いました。バトンパスの練習を何度も繰り返してきたことが感じられるすばらしい戦いでした。子ども達一人一人が、達成感や充実感がたっぷり味わえた田柄陸上になりました。

11月27日(金)

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 1校時に、4年1組が体育館でマット運動の授業を行っていました。体育館にたくさんの練習場所を設け、各自の課題に合わせていろいろな技の練習ができるように工夫されていました。開脚前転と開脚後転の他に、側転を練習していた子がたくさんいました。
 器械運動の練習では、自分自身で技の評価を行うのはとても難しいものです。「もっと足を真っすぐ上に振り上げる」とか、「膝を伸ばして」ということは、やっている本人にはなかなか感じ取れません。そこで、友達同士で見合う・教え合うという活動が大切になります。そのためにも、学習に入る前に、各技のポイントをしっかり伝えて授業を進めるようにしています。また、拡大した掲示物を用意し、子ども達が技のポイントを振り返ることができるようにもしています。
 ところで、(写真上)は何という技でしょうか? 「補助倒立ブリッジ」の練習をしているところです。補助をする2人組が手をつなぎ、まず倒立をする子の肩に腕が当たるように支えます。次に、倒立をして体が倒れてきたところの腰の部分にもう片方の腕をあてがいます。(写真上はちょうどその瞬間)最後に、ブリッジの姿勢を保持するように支えます。
 これを練習していくと、次第に補助なしで「倒立ブリッジ」ができるようになっていきます。最初のうちは、倒立してそのまま背中からマットに落ちてしまう子がほとんどです。まず、腕を真っすぐに伸ばした壁倒立を練習していくことが第一段階です。そして、ブリッジをしっかり練習することです。倒立からブリッジに移るには、相当な衝撃に耐えなければブリッジが崩れてしまいます。それができたところで補助を入れて練習すると、次第に一人で技ができるようになっていきます。
 2年1組の教室で、「いじめ撲滅宣言」の作成に取り組んでいました。(写真中)今月は、6月に続いて2回目のふれあい月間です。毎年練馬区では、11月のふれあい月間に合わせて、いじめをなくすための取り組みを全小中学校で実施しています。「いじめ防止ポスター」や「いじめ防止標語」を募集する年がありますが、今年は各学校で「いじめ撲滅宣言」の作成に取り組むことになりました。
 低学年には「撲滅宣言」という言葉は難しいのですが、「いじめについて自分はどうしたいですか? 言葉に表してみましょう。」という投げかけで指導しています。2年1組の子ども達からは、「みんなでいじめをなくそう」、「だれにでもなかよくしよう」、「見て見ぬふりをしないようにしよう」、「かならずきみをたすけるよ」という言葉が見られました。
 今後は、各学年から代表作品を選び、校内に掲示するとともに、区の募集に提出します。また、全校児童の作品も各教室に掲示する期間を設ける予定です。
 6年生は、国語の時間に狂言「柿山伏」の学習をしています。日本の文化や伝統に関心をもたせるとともに、音読を通して狂言の面白さを表現する力を身につけることを目的とした学習です。「柿山伏」は、主人公「山伏」が柿を盗もうとしたところ、柿の持ち主に見つかり、猿や鳶(トビ)などのまねをさせられ、自分の罪をおおい隠そうとする姿を面白おかしく描いている作品です。日本の伝統文化である狂言を、「柿山伏」の物語を通して理解することで、伝統芸能の面白さや、昔の人々の生き方を考えさせていくことにつなげていきます。
 6年1組では、狂言「柿山伏」の動画を視聴し、実際の舞台の様子をつかんでいました。(写真下)狂言は、独特なリズムや言い回しが随所に見られます。今年の6年生の子ども達にとっては、狂言は少し身近なものなのかもしれません。それは、最近よくテレビで、日本の伝統芸能の狂言ネタでブレイクしている芸人さんを見かけるからです。「〜でござる。」とか「〜じゃ。」、「そろりと参ろう。」など、テレビの番組でよく出てくる言葉として知っているかもしれません。確かに、狂言は当時の庶民にとっての娯楽として親しまれ、今でいう「コント」のようなものでした。

11月26日(木)

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 今日の外国語の授業では、ALTとしてマイケル先生に来ていただきました。木曜日はマリア先生の日ですが、急遽代役としての指導です。マイケル先生と言えば、先月アメリカに帰国した先生の名前です。子ども達から「えっ、もう日本に戻ってきたの?」という声が聞かれましたが、そのマイケル先生とは違う別のマイケル先生でした。
 6年2組の外国語の授業では、子ども達がALTの先生のところに行って、1対1で会話をする学習をしていました。カードに英語で自己紹介を書き、その内容をマイケル先生に伝えます。また、マイケル先生に質問する英文を考え、会話文に入れていました。(写真上)
 子ども達からの質問・・・「好きなことは何ですか?」に対して、「shogi(将棋)」という言葉が返ってきたのにはびっくりしました。後でマイケル先生に聞いてみると、チェスが得意で、将棋は少しできる程度と話されていました。とても気さくな先生で、私も片言の英語交じりの日本語でしばらく話をしてみました。・・・日本には1年前から来ているそうです。スウェーデンの出身とのことでした。スウェーデンは寒い国ですよねと聞くと(これは日本語です)、日本の気候はちょうどいいと言っていました。中庭で話をしていたので、子ども達のサクラ草を指さして「サクラ草です・・・え〜と、プリムラです。」と説明しましたが、「???」のようでした。「食べるのですか?」と聞かれたので、「ノーノー、notベジタブル・・・フラワー」と言ったら通じたようでした。
 今日は校庭で、4,5,6年生のリレーの練習が、それぞれ1時間ずつ行われていました。あさっての体育発表会に向けた学年練習です。どの学年も、バトンの受け渡しがとても上手になりました。また、チームごとに応援をする姿も見られ、子ども同士で高め合っていく様子にも高学年らしさを感じます。
 4年生は、2クラスを4つのチームに分けて学年リレーを行います。一人半周ずつ走ってバトンをつないでいきます。(5,6年生は、一人1周ずつのリレーです。)バトンゾーンをたっぷり使いながらも、ラインをオーバーしないように気をつけていました。走りは真剣そのものです。(写真中)今のところ、あさっての天気も良さそうです。どうぞお楽しみに…。
 6年3組が、パソコン室でプログラミングの授業を行っていました。算数の教科書会社からリンクしているソフトを使ったプログラミングでした。10人の子ども達がいて、身長の小さい順に並び換えるためのプログラムを考えるという内容でした。大きい数が小さい数よりも前にあったら、どんなプログラムを組み合わせて指示を出していけばよいのかを考えていきます。
 「もし身長が隣の選手と比べて今の選手が大きければ順番を入れ換える」と「小さければ順番を入れ換えない」という「if」に相当する指示を、端から順に繰り返しながら並び換えをしていきます。そして、並び換えがなくなったところで終わりにするという指示も出さなければなりません。プログラミング的思考の初歩的なものなのかもしれませんが、大人でも迷うほどなかなか正解が見つからない難しい問題でした。(写真下)
 自分が大学生の頃は、もちろん今のようなパソコンは存在していませんでした。大学の4年間、地球物理の気象に関する研究室に入っていました。気象研はデータ解析がほとんどだったので、大学の工学センターのコンピュータをよく使っていました。自分で数式のプログラムを組み、穴を開けたカードを読み込ませてコンピュータで計算させるということをよくやっていました。・・・あれから数十年経ち、パソコンなしではいられない世界になっています。そして、プログラミング的な思考を生かした仕事をしている人がたくさんいる世の中でもあります。未来で活躍する子ども達に不可欠な力として、これからさらに学校教育に導入されていく気配を感じます。

11月25日(水)

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 1年生は、算数の時間に「かたちあそび」の学習をしています。先週から、手さげにいろいろな箱を詰め込んで1年生が登校してきていました。「図工の時間に何か作るのかな?」と思っていましたが、算数の学習で使う箱でした。
 「かたちあそび」の単元は、1年生にとって初めての習う図形の学習です。身の回りにあるいろいろな立体について、その特徴をとらえることがねらいとなっています。そして、立体図形の構成要素としての平面図形の理解を図っていきます。
 1組では、まず持ってきたいろいろな箱を使い、グループごとに東京タワーを作りました。(写真上)子ども達が家から集めてきた箱は、大きさも形も様々なものがあります。中でも一番多かったのが、お菓子の箱です。ふたを開けてクンクンと匂いを確かめている子もいました。その他には、マスクの箱も見られました。今年ならではの光景です。
 何度か箱を積み上げていくうちに、土台とする箱や上の方にふさわしい箱などの気づきが生まれてきます。また、箱の向きも大切な要素であることが分かってきます。形の概念は、こうした遊びを通じて形成されていくわけです。昔から、小さな子どもの遊び道具として、積み木が使われてきました。色や大きさ、面の形と、知らず知らずのうちに算数の基本となる形の概念を育てることにつながってきていたわけです。
 ちょうど1週間前、5年生の図工作品「色を重ねて ゆめを広げて」という彫り進み版画についてお伝えしました。今日は、その作品を利用してカレンダー作りに取り組んでいました。(写真中)
 印刷した版画作品を切り取り、2021年のカレンダーの台紙に貼り付けます。さらに、空いているスペースに自分へのメッセージを入れて出来上がりです。まさに、自分だけのオリジナルカレンダーが完成しました。
 来年の自分へのメッセージは、どの子も真剣に考えていました。「勇気をもって 楽しい一年に」「何事にもあきらめない心を大切に」「明るく 楽しく 前向きに」「自分を信じて生きる一年間」・・・どれもすばらしい言葉です。作品を持ち帰ったら、ぜひ各ご家庭で利用してもらいたいと思います。カレンダーは、一年間部屋に飾るものなので、常に視界に入って自分自身を奮い立たせてくれることでしょう。
 今年もあと一か月余りとなりました。確かにそろそろカレンダーを準備する頃です。私が買うのは、いつも花か犬のカレンダーです。校長室は犬のカレンダーで、すでに先日買ってきました。(ポメラニアンの俊介くんのカレンダーにしました。2年前に亡くなってからも、相変わらず人気のようです。)花のカレンダーは、吉見町のガーデンセンターでいつももらってきます。この連休中に行ってきました。親戚にシクラメンの鉢を選んで贈り、レジでカレンダーをもらうのが我が家の定番コースです。
 先週の5年生に続き、6年生もクラスごとに学力テストの問題に取り組んでいます。今日、6年2組では、算数のテスト問題に真剣に向かう姿が見られました。(写真下)
 当初、4月に実施する予定だった「全国学力学習状況調査」です。全国の小学6年生全員が一斉に受けるテストなので、かなり大掛かりなものですが、1学期早々に中止という連絡が入りました。その後、各学校にテスト用紙が届き、「12月末までに活用すること」と通知が来ました。田柄小では、クラスごとに実施するとともに、昨年度までの既習内容の復習に役立てるために活用していきます。
 このテストは、知識理解だけでなく、様々な知識や技能をもとに、それらを活用する力を試す内容となっています。普段のワークテストとはまた違った試験として、子ども達にとっては難しかったのではないでしょうか。

11月24日(火)

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 1,2校時に、3年3組が図工の授業を行っていました。3年生は、先月から今月にかけて、「なかよしハウス」という作品に取り組んできました。段ボールを専用のカッターで切る学習から始まり、自分が考えた楽しい家になるように製作を続けてきました。家の中に登場する主人公(人や動物など)や家具、遊び道具、食べ物などは、全て絵の具で色づけしたクラフト粘土で作ってあります。長年にわたって愛され続けている人気おもちゃ、「〇〇ファミリー」シリーズのような趣のある作品が出来上がりました。
 今日は、完成した作品の発表(鑑賞会)の時間でした。「友だちの家に遊びに行って、よいところや工夫しているところを見つけよう」というめあてで授業が始まりました。まず、自分と同じテーブルの友達との作品交流を行いました。自分の作品で作った主人公を手に、友達の「なかよしハウス」に遊びに行きます。女の子2人が、それぞれ自分のマスコットを手にして男の子のハウスの前にやって来ました。「ピンポーン、こんにちは!」…すでに女子の2人は自分のマスコットになり切っています。「遊びに来ました。家の中を見せてください。」と言ったかと思うと、マスコットを家の中に入れていきました。
 最初はそういう設定に照れていた男の子でしたが、ようやくその「ごっこ遊び」に慣れてきたのか、家の中にあるものを紹介し始めました。たくさんのおにぎりが作ってあるハウスでした。(写真上)
 授業中にマンガを読んでいるのではありません。2年1組で道徳の授業が行われていました。道徳の授業は、教科書に書かれているいろいろなお話を読む中から、自分の心や行動を考える時間にしていきます。しかし、毎回文章ばかりの読み物資料とは限りません。今回の「どうしよう」という内容は、場面絵をもとに構成されたマンガのようになっています。(写真中)
 教室に忘れ物をした私が戻って来ると、ちょうど花瓶を割ってしまったゆかちゃんを見つけます。ゆかちゃんは、誰も見ていないことを確認して、教室からそっと出ていきました。そして最後の絵は、私が割れた花瓶を前に「どうしよう。」と悩む場面で終わっています。
 この授業でねらいとする価値は、「善悪の判断」です。花瓶を割ってしまったゆかちゃんを見つけた「私」の立場で考えさせます。(ゆかちゃんの立場で授業を展開すると、「正直・誠実」の価値項目になります。)自分が正しいと思うことでも、他人の目や人間関係を気にすると、なかなか行動に移すことができないということがあるものです。そして、他人が悪いことをしていると思っていても、それを見過ごしてしまった経験は誰にでもあるでしょう。そうした人間の弱さを乗り越えて、自分がよいと判断したことを積極的に行えるように考えさせていきます。
 3年生は、理科の時間に「電気の通り道」の学習をしています。豆電球がつく時の回路について学んだり、電気を通すものと通さないものがあることを実験で確かめる学習です。学年で各自の実験用セットを購入し、授業を進めていきます。3年1組では、今日はまず電池ボックスや導線の準備から行いました。実験セットは、全てが完成した状態で箱に入っているわけではありません。導線を同じ長さに切り分けたり、電池ボックスにつなぐところのビニールをむいたりと、説明書を見ながらの準備が必要です。実は、その準備自体が電気の通り道を理解するうえで重要な工程となっています。
 昔と違って、乾電池(単一)と豆電球を初めて手にしたという子がたくさんいたようです。豆電球は、ソケットに回して入れなければ使えません。感心したのは、子ども同士の教え合いです。豆電球がついた子が、他の子のところに行ってつなぎ方を見てあげていました。(写真下)

11月20日(金)

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 3年3組では、朝からみんなで教室の大掃除をしていました。(写真上)昨日、教室の換気をするために窓を開けていたところ、校庭からの強風でかなり砂が入ってきてしまいました。みんなで雑巾を手に床ぶきをしていくと、雑巾が真っ黒になるほど砂ぼこりが取れました。
 11月の中旬を過ぎていますが、今週はとても暖かな日が続いています。昨日は、練馬区で25度近くまで気温が上がりました。先月、ラニーニャ現象がまだ続いているという情報がありました。ラニーニャ現象とは、南米ペルー沖の海面水温が平年より低い状態が続くことを言います。ラニーニャ現象が起こると、日本付近では夏季に太平洋高気圧が北に張り出しやすくなり、気温が高くなる傾向にあります。一方、冬季は、西高東低の冬型の気圧配置が強まり、気温が低くなる傾向となります。(エルニーニョ現象の逆)実際に、12月や1月の長期予報では、平年よりも全国的に気温が低くなるのではないかということが伝えられています。
 今月、気温が高くて好都合だったのは、まず第一に校庭での体育の授業でした。今月は、体育発表会が行われるために、どのクラス・学年も走る練習を盛んに行ってきました。(高学年は、来週の発表会に向けて、今まさにがんばっているところです。)
 もう1つは、全校で育てているサクラ草にとって都合のよい気候であるということです。今日気がついたのですが、6年生のサクラ草の中に、ピンク色の花をつけた鉢を1つ見つけました。20年近くサクラ草を育ててきましたが、こんなに早く花を咲かせたのは初めてです。確かに全校で最初に植え替え作業をしたのは6年生からでしたが、きっと他の学年の鉢からも、今後花芽が伸びてくることでしょう。
 サクラ草の生育に差が出る要因の一つに、植え替え時期があります。これは、他の全ての植物(特に野菜)にも言えることですが、いかに根をしっかり張らせるかということにかかわってきます。暖かいうちにしっかり根を張ることで、苗が立派に育っていきます。
 4年生は、理科の時間に「季節と生き物」の学習をしています。年間の季節に合わせて行っている学習で、今まで春〜夏〜秋の植物や動物の様子について調べてきました。今回は、冬の生き物の様子について調べます。と言っても、先ほどお伝えしたように11月の気温が高いので、まだ秋という感じがする中での学習となりました。
 動物は、冬の間をどのように過ごしているでしょうか。特に、春から夏にかけてたくさん見られた昆虫は、最近見かけなくなっています。カマキリのように卵で冬を過ごすものもあれば、カブトムシのように幼虫で冬を越すものもいます。では、テントウムシはどうでしょうか? テントウムシやダンゴムシ、カメムシなどは、成虫のまま越冬するものがほとんどです。たいてい、落ち葉や木の皮の下に集まってじっとしています。それにしても…テントウムシが1匹ずつではなく、集団で冬を越すというのが不思議です。みんなで体を寄せ合うことで暖が取れるということなのでしょうか。(写真中)
 そう言えば、ミッキー池のカメ吉もカメ助も、そしてザリガニも姿を見せなくなりました。10月下旬頃から見かけません。きっと池の底の泥の中で暖かな春を待っているのでしょう。
 今日も南風が時折強く吹き、校庭に砂ぼこりが舞い上がっていました。そんな中でも、子ども達は元気よく遊んだり運動したりしていました。4校時に校庭で体育の学習をしていた1年1組は、ボールを使った運動遊びを行っていました。
 2人組で向かい合い、ボールを投げたり捕ったりというキャッチボールの学習をまず行いました。投げ方をいろいろと工夫し、上から投げたり下から投げたり、両手で投げたり、バウンドさせて投げたりと、ボールに慣れることから始めていきます。(写真下)
 「投げる」という運動では、まずたくさん経験させることが大切です。普段スポーツを習っていなければ、なかなかボールを投げるという動作をする機会がありません。小さい頃からのキャッチボールはとても大切な運動経験になります。ぜひご家庭でも、親子でキャッチボールをしてみてください。

11月18日(水)

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 5年生は、図工の時間に「色を重ねて ゆめを広げて」という掘り進み版画に挑戦しています。彫り進み版画は、「彫る」と「刷る」を色を変えながら何度か繰り返していく版画です。色を考えながら彫り進み、刷るごとに彫った形が表れてくるので、毎回刷った後の感動があります。このことは、実際にやってみると理解できるものの、未経験の子ども達にどこをどの色にするかを考えて彫らせるのはとても難しいことです。しかし、彫り進み版画の仕組みを理解していなくても、何度か刷りを重ねるうちに自然と仕組みが分かってくるものです。彫っては刷り、彫っては刷りを繰り返すので時間はかかりますが、多色刷りの美しさに子ども達は満足していたようでした。(写真上)
 江戸時代に栄えた日本文化の一つ「浮世絵」には、この木版画の多色刷りの技法を使ったものが数多く存在しています。もっとも有名なものに、葛飾北斎の「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」があります。現在の横浜沖から富士を眺めた絵で、「浮世絵と言えば、これ!」というくらい世界的に有名な作品です。北斎が長年に渡って描いてきた波の作品の中でもダイナミックな構図と静と動が交錯する圧巻の浮世絵です。この同じ作品が、世界各地の有名な美術館に存在しているのは、多色刷りの版画であるからです。
 ついでにお話しすると、この北斎の浮世絵は、当時のヨーロッパの芸術家にも大きな衝撃を与えました。作曲家のドビュッシーは、あの有名な交響詩「海」の作曲の際に、浮世絵の影響を受けたのではないかと言われています。
 6年生は、家庭科の学習で「まかせてね今日の食事」という学習をしています。今までの家庭科での学習を生かして、バランスの取れた1食分の献立を考える学習です。とは言っても、6年生になってからまだ調理実習を1回も行っていません。(行うことができない状況です。)本来ならば、1学期から2学期にかけて、炒め物の料理や卵を使った料理の実習が済んでいた頃でした。
 そこで、計画は立てますが、調理は各家庭で行っていただくということで学習を進めています。2組では、炒め物の料理を1品、卵を使った料理を1品ずつ考えさせていました。それぞれ教科書や家庭科ノートにいくつかの料理が載っているので、それらを参考に計画を立てていた子が多かったようです。中には自分のこだわりがあるのか、凝りに凝った料理を計画していた子もいます。(写真中)
 炒め物で悩んでいた子に話を聞くと、「野菜が嫌いなので…」と話していました。自分で作れば、きっとおいしく感じるはずです。そのための家庭科の学習でもあります。
 5年生は、算数の時間に「比べ方を考えよう(単位量あたりの大きさ)」という学習をしています。5年生の算数の学習で一番の山場となるとても大切な単元です。
 先週までは、その前の単元「ならした大きさを考えよう」という「平均」を求める学習をしてきました。今度は、込み具合を比べる学習です。体育館に30人いる場合と教室に30人いる場合では、教室の方が混み合っています。校庭に全校児童がいる場合と校庭に30人がいる場合では、全校児童がいる場合の方が混んでいます。では、体育館に30人いる場合と校庭に全校児童がいる場合とでは、どちらが混み合っているでしょうか? こういう場合に単位量あたりの人数で比較する必要が出てきます。
 今日は、人口密度について学習していました。(写真下)北海道と沖縄県、東京都では、それぞれの人口と面積が様々です。同じ面積(1平方キロメートル)あたりの人数を算出して比べるのが人口密度の考え方です。
 この後、「速さ」についても学習していきます。速さは、同じ単位量(時間)に進んだ距離で表されます。昨年度まで6年生で学習していた内容が、今年から5年生で学習することになりました。

11月17日(火)

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 今朝、東門の前を2年前に卒業した中学生が、ノートを片手に足早に学校に向かっていました。声をかけると、今日から試験が始まるとのことでした。
 小学校には「定期考査」はありませんが、単元ごとのワークテストやプリント類で学習の定着を確認しています。また、国語では漢字テスト、算数では計算テストのようなミニテストがつきものです。1年生でも、2学期から漢字を習い始めているので、漢字テストが時々行われています。
 今日の1校時、2組で行われていた漢字テストでは、「川」や「水」、「空」、「月」などの漢字が出題されていました。「きれいな□(かわ)の□(みず)。」や「□(そら)に□(つき)がでる。」というように、漢字だけではなく、文章の中に出てくる漢字を書く問題になっていました。(写真上)
 漢字を忘れてしまったら、また練習して覚えるしかありません。その繰り返しで、たくさんある漢字を誰もが覚えていくようになるのですから。昔からよく行われてきた漢字練習の方法がいくつかあります。しかし、「同じ漢字だけを何回も書かせるのはムダな練習」と言われてきました。漢字のノートに「川」をマス目に一列書き、次の列は「水」だけ書くというやり方です。私は、子どもの頃の宿題がそのような方法だったような記憶があります。鉛筆を持つ手が真っ黒になったものです。
 自身が教員になって心がけたのは、「文章で書かせて練習する」ということでした。「きれいな川の水」という文章を3回練習させます。そして、ドリルの裏のページ(平仮名だけで書かれた「きれいなかわのみず」)を見ながら、自分でテストしてみるという方法です。漢字は、お手本を見ながら書く練習も大切ですが、覚えたかどうかは何も見ないで書けるかを試すことが重要です。
 最近は、小学生用に楽しく取り組める漢字ドリルが発売されています。漢字練習に対して、いかに興味をもたせるかということも大切ですね。
 6年生の音楽の時間に、「サウンド・オブ・ミュージック」の映画の一部を鑑賞していました。1965年に公開されたジュリー・アンドリュース主演のミュージカル映画です。55年前の映像とは思えないほどきれいな作りの映画です。(写真中)
 「サウンド・オブ・ミュージック」は、もともとは1959年にブロードウェイで初演されたミュージカル作品でした。オーストリアのザルツブルクを舞台にしたこの物語では、「ドレミの歌」や「エーデルワイス」などの多くの名曲が歌われています。それらは、現在の小学校の音楽の授業に欠かせない曲になっています。3年生で「ドレミの歌」、4年生で「エーデルワイス」、そして6年生で「サウンド・オブ・ミュージック」をリコーダー演奏で練習していきます。まさに、名曲は時代を超えて愛され続けるということでしょうか。
 6年生の理科「土地のつくりと変化」の学習では、地層のでき方について学習を進めています。地層は、長い年月をかけてできるものですが、2通りのでき方があります。1つは、流れる水のはたらきでできる地層です。川から運ばれてきた土砂が海底に堆積して地層になるという場合です。もう一つは、火山のはたらきでできる地層です。火山灰や火山弾が堆積して地層ができる場合です。
 今日は、理科室で火山灰の観察をしていました。地学の学習では有名な「椀がけ法」というやり方で、簡単に火山灰に含まれている鉱物を取り出すことができます。まず用意するのは、赤玉土や鹿沼土といった園芸用土です。赤玉土は、関東ローム層を焼いて固めた土です。元々は、昔関東地方に降り積もった火山灰でできた土です。(関東地方のほとんどの表土は、この関東ローム層です。)鹿沼土は、その中でも特に栃木県の鹿沼地方にあるローム層で、赤城山の噴火で積もった火山灰からできています。
 それらの土を蒸発皿に少し入れ、水を加えながら親指の腹でこすっていきます。濁った上澄み液を捨てながら、水を加えて何回か繰り返すとザラザラとした粒状のものが残ります。それらを双眼実態顕微鏡で観察すると、たくさんの鉱物を見ることができます。長石や石英、黒雲母などを確認することができます。また、火山によってこれらの鉱物の成分が違うので、日本の各地の火山灰を集めて比較するのも楽しいものです。
 小学校ではそこまで詳しい内容は学習しませんが、顕微鏡をのぞいてキラキラ光る物体を見つけて、子ども達はとても楽しそうでした。(写真下)

11月16日(月)

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 3年生は、国語の時間に「すがたをかえる大豆」という説明文の学習をしています。内容は、大豆やその加工食品について書かれたもので、子ども達にとってとても身近な題材になっています。ただ、大豆の加工食品は見ただけでは原料が大豆とは分からないものが多いので、子ども達にとっては驚く内容もあります。また、自分の食生活や日本の食文化を見つめ直すことにもつながるので、食育という観点からも貴重な題材となっています。
 この説明文のつくりは、大豆をおいしく食べるための工夫を5つの例で説明している典型的な解説型の文章となっています。「初め」、「中」、「終わり」の全体の組み立てを読み取った後、「中」の段落が並列の関係にあることを読み取っていきます。
 ここまでは説明文の読み取りで、「読む」力をつける単元です。しかし、それに続けて「書く」内容も入ってきます。「食べ物のひみつを教えます」という単元が続き、自分自身が人に伝えたいと思う食べ物について調べてから、それを説明する文章を書くという学習です。
 まずは、大豆のように様々な料理や食材になっている食品について調べることから始めていきます。3年生は、光が丘図書館からそれらのヒントとなる本をたくさん借りてきました。米や麦などが、様々な食品の素になっている様子を本で知り、子ども達は興味をもって見入っていました。(写真上)米は、お菓子や日本酒の材料、あるいは米粉としてパンにも利用されています。また、麦はうどんやパン、ケーキ、ビールなどに利用されています。今後、調べた内容からどんな説明文に表すことができるでしょうか。
 5年生が各教室で、東京都の学力調査の問題に取り組んでいました。(写真中)毎年7月の初めに、都内の小学5年生に「学力向上を図るための調査」が一斉に実施されてきました。ところが、「今年は実施しない」という通知が、すでに春に示されました。その後、今度はテスト用紙が送られてきて、「学校ごとに2学期中に活用すること」と指示がありました。
 テストは、4年生までの学習内容が出題範囲となっていて、国・社・算・理の4教科があります。田柄小では、各クラスで12月中に取り組むようにしていきます。今年は、個人や学校全体の結果を提出することはしませんが、今後の指導や授業改善に役立てていく予定です。5年生は、来年度になると全国学力学習状況調査が控えています。こういう試験問題のやり方に、少しずつ慣れていく必要があります。
 3年生は、今日の算数の時間から「重さをはかって表そう」という学習に入りました。今まで「量と測定」の学習で習ってきたのは、長さと水のかさの単位についてです。長さの単位は、2年生(mm、cm、m)と3年生(km)で学習しました。水のかさの単位は、2年生(dl、l、ml)で習っています。重さの概念については、3年生で初めて学習することになります。
 授業では、最初に2つの物について「どちらが重いか」を考えさせました。とりあえずは、見た目で判断する方法と、手に持って比べる方法があります。子ども達は、「大きいもの=重いもの」や、「鉄でできているもの=重いもの」と考えやすいものです。また、2つの物を左右の手で持ったとしても、微妙な重さの違いとなると、どちらかを言い当てるのは難しくなります。
 そこで、てんびんを用意して、2つの物の重さ比べをすることにしました。30cmものさしの両側に紙コップをつるし、比べる物を入れて釣り合いを調べる方法です。鉛筆や消しゴム、定規、コンパスなど、身近にある物を取り出して、次々と調べていきました。(写真下)
 今後は、長さやかさの学習で普遍単位を習ったように、重さにも単位(g、kg)があることを習います。そして、さらに大切なのは、ある量がどの程度の重さであるのか、見当をつけられるようにすることです。長さやかさは見当をつけやすいですが、重さの概念を身につけるのは大人でもとても難しいことです。

11月14日(土)

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 気持ちのよい秋晴れのもと、1年生から3年生の体育発表会「田柄陸上」が開催されました。各回とも、たくさんの保護者の皆様にご参観いただき、ありがとうございました。このコロナ禍でも、子ども達が元気いっぱいに過ごしている様子をご覧いただけたのではないでしょうか。
 2校時は、1年生の発表でした。整列も準備運動も、この体育発表会の練習でずいぶん上手にできるようになりました。50m走は、自分のコースを守って真っすぐ走ることをめあてに練習してきました。スタート前に緊張していた子も、全力で走るうちにそんなことも忘れてがんばる姿が見られました。(写真上)リレーも、練習とは違った緊張感をもって臨んでいたようです。たくさんの家の人達にがんばりを見てもらえて大満足の様子でした。
 3校時は、2年生が行いました。練習の時から大接戦の折り返しリレーでしたが、今日はさらに気合が入ったすばらしい競い合いになっていました。2年生になると、自分のチームを盛り立てようと、友達同士の関わり合いが随所に見られるようになります。
 そして、4校時は3年生の発表でした。実行委員が前に出てきて司会やルール説明をするなど、子ども達の手で開催する発表会になっていました。短距離走は、昨年度の運動会よりも30m距離が伸び、さらにコーナーを走る部分もありました。力強さが増した気がします。また、リレーでは、どのチームもバトンパスがとても上手でした。練習の成果を感じました。3年生では、リングバトンを使用する場合が多いのですが、高学年と同じ棒バトンで挑戦していました。
 いつもの年の運動会とは違った取り組みではありましたが、練習によって子ども達が成長した様子を感じる体育発表会になりました。残念だったのは、学年ごとに保護者の参観を入れ替えなければならなかったことです。1年生から3年生までの発表を続けて見てもらえたら、子ども達の発達段階の違いを感じていただけたはずです。また、子ども達がお互いに他の学年の競技を見て学ぶことも重要です。来年は、全校児童と保護者が一堂に会した、いつもの運動会ができるようにと願っています。
 6年生の教室で「租税教室」がありました。練馬東税務署の方を特別ゲストに迎え、子ども達に税金の仕組みを分かりやすく教えていただきました。1校時から3校時まで、各クラスに1時間ずつ出前授業をしていただきました。
 子ども達は、品物を買った時に、消費税が10パーセントつくということは良く知っています。しかし、お店側の立場になると、その消費税分のお金はどうなるのだろうという疑問が生じてきます。そこで、「確定申告」についての説明がありました。
 また、学校や消防署、警察など、税金で運営されている施設がたくさんあることや、税金を公平に集めるための工夫について、ワークシートをもとにみんなで考えました。所得によって税率を変える仕組みについての基礎を子どもなりに考えていました。(写真中)
 5年生が、総合の学習で育ててきた稲の「脱穀ともみすり」の作業を行っていました。(写真下)5年生が学校の田んぼで育てた稲は、先月下旬から刈り取りを始め、しばらく廊下に干してありました。まず、脱穀は手作業です。稲穂から手で種もみを取り除いていきました。牛乳パックや定規、茶わんなどを使って行う方法もよく行われます。
 続いて「もみすり」ですが、田柄小では立派なすり鉢が5年生用に用意してあります。種もみを入れてソフトボールで強く押していくと、もみ殻と玄米に分けることができます。と言っても、結構大変な作業です。現在では全て機械で行われているわけで、昔の人の苦労を感じることができたようです。

11月13日(金)

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 1年生は、国語の時間に「じどう車くらべ」という説明文の学習をしています。
 1学期に1年生は、「くちばし」という説明文を学習してきました。いろいろな鳥のくちばしについて書かれた説明文で、「問い」と「答え」の文章が交互に出てくる構成になっていました。今回の「じどう車くらべ」では、「問い」に対して3つの「答え」が列挙されている作りになっています。さらにその「答え」の部分は、自動車のはたらきを説明するものと、つくりについて書かれた部分とに分かれています。
 1年生の子ども達にとって、自動車を題材にした説明文なので、とても興味を引きやすい内容となっています。最初に出てくるのは、バスや乗用車です。そして次にトラック、さらにクレーン車と続きます。それぞれの自動車の役割と、そのためのつくりの特徴が分かりやすい文章で書かれています。(写真上)
 今回の学習は、説明文の読み取りだけでなく、自分で興味をもった自動車について調べて図鑑を作る活動も含まれています。今後は、消防車や救急車、ミキサー車など、本をもとにその車のはたらきやつくりを調べて、自分で説明文を書いていきます。クラス全員の作品が集まると、すばらしい自動車図鑑が完成するというわけです。
 先週から今週にかけて、様々なクラスで学級会が開かれています。議題は「子どもまつりのお店を決めよう」という内容です。
 当初は、5月に全校行事として「子どもまつり」を行う予定でした。2年生以上がお店を開き、遊びに行く子と店番をする子に分かれ、全校で楽しむ特別活動です。今年は一旦は中止としましたが、2学期に入って様々な行事が中止(特に学芸会や高学年の移動教室の中止)となる状況下に、全校児童で楽しめるものをと考え、12月下旬に実施することにしました。
 もちろん、感染症対策を十分に考えた上で実施する予定です。密になるような遊びのお店にならないことや、当日は換気を十分に行いながら実施すること、1年生を連れていく6年生は、手をつながないようにすることなどです。(そのため、例年のような保護者の参観は行いません。)
 2年1組では、議長団が提案をした直後から、積極的に子ども達の手が挙がりました。理由をつけながら、次々に自分の考えたお店の案を発表していきました。(写真中)
 6年生は、算数の時間に「データの特ちょうを調べて判断しよう」というデータの調べ方についての学習をしています。代表値としての平均値について理解をしたり、様々なデータのまとめ方、活用の仕方について学んでいます。
 たくさんのデータをとった場合、分かりやすく分布状況を知るために、いろいろなグラフや表の使い方があります。「ドットプロット」や「度数分布表」について学習し、今日は「ヒストグラム」を習いました。(写真下)
 今年から新しい学習指導要領による教科書が使われています。算数の改訂の大きな柱の一つに、「データの活用」領域が新たに設けられたことがあります。統計教育の充実を図ることをねらいとして、これまで中学校1年生で学んでいた代表値(平均値や最頻値、中央値)を6年生で指導することになりました。生活の様々な場面で必要なデータを収集し分析する中から、その傾向を基にして、課題解決や意思決定を行う力を身につけさせることをねらいとしています。まさに情報社会、データ管理社会に生きる子ども達にとって、将来必要となる学力として生まれた学習領域であるといえます。

11月12日(木)

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 昨日の2年生の学年練習に続き、今日は1年生が体育発表会のリレーの練習を行っていました。(写真上)
 写真は、北校舎の2階から撮りました。リレーは、校庭中央のフィールド内で行います。クラスを赤白の半分に分け、それぞれの色ごとにクラス対抗での折り返しリレーを行います。
 バトンは、3年生以上は棒バトンを使用しますが、1,2年生はリングバトンになっています。全員が走るリレーなので、受け渡しがしやすいように輪になっているバトンを使うことにしました。また、それぞれのチームの最後の走者にゼッケンをつけさせています。
 特に低学年では、今回の体育発表会の練習において、集合や整列、走り終わった後の待ち方をきちんと指導してきました。普段の年であれば、これらは運動会の練習として重要な部分です。競技だけでなく、整列して移動したり、友達への応援なども含めて、運動会同様に指導しています。
 4校時に、1年3組でどんぐりを使ったおもちゃ作りをしていました。1年生は、先週校庭の南隣にある愛宕神社に行き、たくさんのどんぐりを拾ってきました。そのどんぐりを使い、どんなおもちゃを作ることができるかを考えました。(生活科の教科書にも、様々なおもちゃが紹介されています。)
 箱を用意して、どんぐり迷路を作っている子がいました。箱の中に迷路を作り、ゴールまで箱を傾けながらどんぐりを転がしていくおもちゃです。また、紙コップに毛糸でどんぐりをつなげて、けん玉を作っている子もいました。
 教室には、竹ひごやつま楊枝が用意してあり、どんぐりごまややじろべえを作っていた子もいました。しかし、それらを作るには、どんぐりに穴を開けなければなりません。小さなどんぐりに、キリや千枚通しで穴を開けるのは、大人でも大変なことです。そんな時のために、田柄小には生活科の備品として、超便利な道具が用意されています。木の実専用の穴あけミニドリルです。1年生の子どもでも、ハンドルを回すだけで簡単に穴を開けることができます。(写真中)これがあれば、どんぐりのネックレスも作ることができそうです。
 5年生は、理科の時間に「もののとけ方」の学習をしています。物が水に溶けることに着目して、溶ける量や温度による変化などについて調べる学習です。5年生にとって、「物が水に溶ける」という現象は、どの程度身近なものになっているでしょうか。お湯に粉末のスープを溶かしたり、水に絵の具を溶かしたりという経験はあります。しかし、「水溶液」の定義は、「水に物が溶けた透明な液体」を言います。授業の始めでは、水に食塩や砂糖などが溶けていき、透明になる様子をじっくりと観察させます。すると、子ども達は、「溶ける=見えなくなる」や「溶ける=物がなくなる」ととらえ、食塩や砂糖はどうなったのかという疑問がわいてきます。
 今日は、3組が理科室で実験をしていました。水と食塩のそれぞれの重さを量り、水に食塩を溶かしたら重さがどうなるのかを調べました。実験の前に子ども達に予想させると、「水と食塩を合わせた重さになる」という意見や、「溶けてなくなるから少し軽くなる」という考えが出てきます。電子天秤を使い、容器や薬包紙の重さも考えながら、正確に実験しようと取り組む姿が見られました。(写真下)

11月11日(水)

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 1年生の図工の授業では、「あそぼうよ パクパクさん」という工作の学習をしています。今日は、2組で図工の授業が行われていました。
 低学年の子ども達は、図工の学習が大好きです。絵を描いたり工作をしたり、粘土を使った作品づくりをすることもあります。今度はどんなものを作るのかなと、毎週図工の時間を楽しみにしているようです。
 今回のパクパクさんの工作は、色画用紙を折ったり切ったりするとともに、糊でくっつける作業もあります。仕上げる段階は各自で自由な発想の動物にしていくのですが、基本の仕掛けの部分は共通な作り方です。先生が順を追って作り方を説明するとともに、一つ一つ段階を区切りながらていねいに指導していました。(写真上)
 図工の指導で大切なことの一つに、先生の見本作品の提示があります。どの授業にも「導入」が重要であり、子ども達の学習への興味を高める働きがあります。最初に、先生が作ったパクパクさんを見せると、「わぁ〜、作ってみたいな…」という子ども達の意欲の高まりが生まれました。
 それにしても、図工も他の教科と同様に、「話を見て聞く」ということが大切であると感じました。色画用紙をどのように折るのか、どの部分をはさみで切るのか、どこを糊でつけるのか・・・全て先生が見本をていねいに見せながら、一つ一つ説明してから作業をさせていました。視線をしっかり先生の方に向けている子は、作品づくりにすぐ取りかかることができていました。
 3校時に、校庭で2年生がリレーの練習をしていました。1〜3年生は、今週の土曜日に体育発表会を行います。どの学年も、短距離走と全員リレーを校庭で行い、保護者の方々に参観していただきます。先週まではクラスごとに練習をしていましたが、今週に入ってからは学年練習が行われるようになりました。
 1,2年生のリレーは、折り返しリレーです。スタート地点から15m走ったところのコーンを回り、戻ってきます。次の走者にバトンを渡すのは、スタート地点から10m後ろにあるコーンを回って戻ってきます。2回コーンを折り返し、一人50mを走るリレーとなっています。
 今日は、学年そろっての初めての練習でしたが、2年生はすでに全力モードでがんばっていました。(写真中)バトンを渡すところで転んでしまったり、コーンにぶつかって倒してしまったりと、本番さながらのハプニング続きでした。1,2年生は、各クラスを半分に分けて、クラス対抗のリレーを2回に分けて実施するようです。
 3年生は、理科の時間に「太陽の光」という学習をしています。ひとつ前の単元は、「地面の様子と太陽」でした。太陽が東から南の空を通って西に進んでいることや、日光が当たった地面が温かくなることを学習しています。今回は、太陽の光を当てた時の明るさや暖かさに着目して、光の性質について調べる学習単元です。
 今日の1組の授業では、日光が直進していることを調べる実験を中庭で行っていました。鏡を使って日陰の壁に反射させ、その通り道を調べていきます。下敷きを当てがいながら、日光の通り道に印(赤い缶ぽっくり)を置いていきました。印が一直線に連なっていることから、日光は真っすぐに進むということが分かりました。(写真下)
 ところで、理科の教科書の単元配列は、年間の気候によるところが大きく影響しています。晴れの日が多い10〜11月に太陽の光の単元が入っているのは、そのような理由からです。日本海側の地方では、今頃は雨や曇りの日が多く、単元を変えて実施することもあります。

11月10日(火)

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 今日は、2年生の遠足がありました。雲一つない秋晴れのもと、板橋区にある東京大仏と赤塚植物園、そして赤塚城址公園に行ってきました。
 2年生の遠足は、本来の年であれば、4月〜5月にかけて行っています。新緑の公園に出かけるのとはだいぶ景色が違い、しっかりと秋の深まりを感じながら一日を過ごしてきました。
 予定通り学校を出発し、3組、2組、1組の順で歩いていきました。先頭を歩く先生のハイスピードに、学年全員がしっかりとついていき、予定よりも早めに東京大仏に到着しました。東京大仏は、赤塚の「乗蓮寺」というお寺の中にあります。・・・ちなみに、高さ12.5mの青銅製の鋳造大仏では、奈良・鎌倉に次ぐ日本で3番目の大きさを誇るものだそうです。大仏以外にも、たくさんの石仏がありました。グループごとに写真を撮ってもらったり、いろいろな石仏を見て回ったりもしましたが、子ども達にとっては池の鯉の大きさの方が印象に残ったのかもしれません。
 次に、すぐ隣にある赤塚植物園に行きました。先月、学年の先生達が実地踏査に行った時から工事中であることは聞いていました。それでも、少しでも植物園内を歩くことができればと思っていました。が、…3月の完成に向けてのリニューアル工事はかなり大規模なもので、園内はほとんど見学できずに、隣の農業園に移動しました。ここは、今年の5月にできたばかりの施設のようです。落花生やサツマイモが収穫の時期を迎え、園内で作業をしている方がいました。板橋区内の保育園や小学校で利用している場所のようでした。
 そこからさらに北上したところに城址公園があります。広々とした原っぱで、遊ぶ時間をたっぷりとって学年のみんなで楽しみました。クラス遊びではドロケイが人気のようでした。田柄小以外に団体での利用がなく、広い原っぱをほぼ独占状態で走り回りました。クラス対抗の長なわ大会も行いました。
 1時間以上たっぷり遊んでから、お弁当を広げました。楽しみに用意してきたおやつも含めて、青空のもとでおいしくいただきました。写真を撮りながら、子ども達のお弁当の様子を見て回りました。ある子のお弁当箱に、家の人からの素敵なお手紙が貼ってあることに気がつきました。「コロナで大変な中でも、みんなで遠足に行くことができてよかったね。…」というメッセージが書かれていました。電車やバスで出かけることができずに、どの学校も予定通りの学校行事が行えない状況が続いています。本来は春に行く予定であったとはいえ、遠足を秋に移行して実施することができ、良かったなと改めて思いました。

11月9日(月)

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 今日の全校朝会では、「体育の授業と足育」についての話をしました。最初に、田柄小では、一人でも多くの子が体育の授業を好きになり、進んで体を動かして健康な体づくりに向かう子どもを育てるために、体育の授業研究に取り組んでいることを話しました。そして、後半は足育についての話をしました。
・・・『田柄小学校では、今年から体育の学習と関係づけて、足育の学習にも取り組んでいます。足育は、漢字で書くと「足を育てる」という意味になります。運動をするために欠かせない足、日々自分の体重を支えている足をまず健康にする必要があります。ちょうど今まさに成長期である小学生のみなさんにとって、健康な足づくりが最も重要であるわけです。
 どこのクラスでも、足育の勉強として、正しい靴の選び方やはき方について学んでいます。実は校長先生も、今回足育の学習を初めて学び、今まで自分は間違った靴の選び方やはき方をしていたことに気がつきました。夏休み中に、保健室で足の大きさを測ってもらいました。そうしたら、今まで自分がちょうどよいと思って決めていた靴のサイズよりも少し小さいことが分かりました。つまり、いままでずっと何年間も、少し大きめの靴をはいてきたということになります。みなさんの場合で言うと、「これからどうせ足が大きくなっていくから、少し大きめの靴を選べばいいや」と考えて靴を買うのは間違いであるということです。今の足の大きさにぴったり合う靴を選ぶ必要があります。
 次に、靴のはき方の間違いに気がつきました。運動靴をはく時には、いつもひもをしばったまま足を入れてはいていました。いちいちひもをほどくのが面倒だったからです。正しいはき方は、きちんとひもをほどいてから足を入れ、トントンとすることでかかと側に足を固定させます。そしてひもをきつくしっかりしばります。(実際の運動靴で実演する)校長先生がこういう運動靴をはくのは、土日に家の近所を犬と散歩する時ぐらいです。でも、8月からこのはき方をするようになって、歩きやすくなってずいぶん違うなと実感するようになりました。
 さて、今週の土曜日には1年生から3年生、そして28日の土曜日には4年生から6年生の体育発表会(田柄陸上)があります。短距離走や全員リレーをがんばる様子を保護者の方々に見てもらいます。靴を正しくはいて、全力でがんばる姿が見られるように期待しています。』・・・
 朝礼台の上に椅子を置き、運動靴の正しいはき方を実践しながら話をしました。(写真上)
 1校時に、3年生が吉田さんの畑に行き、大根の収穫体験をしてきました。種をまいたのは、9月4日のとても暑い日でした。あれから2か月と5日・・・ずいぶん早く収穫の時期を迎えました。品種名は「夏つかさ」という青首大根です。種をまいた時は、ゴマ粒よりも小さな種で、苦労しながらまきました。びっくりするほど太くて長い大根になっていたことに、驚きを新たにしていました。
 吉田さんの説明を聞いてから、畑に入って一人1本ずつ大根を引き抜きました。たくさん茂った葉っぱを束ねてから真上に力を込めて引き抜くのですが、なかなか抜けなくてみんな苦労していました。(写真中)子ども達の姿勢を見ていて気がついたのですが、普段の生活の中で「下から上に力を入れる」という経験があまりないのでしょう。腰を入れて踏ん張るという姿勢になっていない子が多かったように思えました。
 大きく真っ白な大根がやっと抜けて、どの子も笑顔いっぱいで学校に戻ってきました。さあ、3年生の各家庭では、今日の夕飯に収穫した大根をどのように調理して食べるでしょうか。(大根の葉も、おいしく食べられます。)
 今日からの一週間は、「家庭学習強化週間」です。1学期に続いて2回目の実施となります。昨年度はいくつかの学年で取り組みましたが、今年度は全校一斉に実施しています。
 学習の目安の時間として、学年×10分をめざすように指導しています。(学習は、時間だけではなく中身が大切ですから、あくまでも目安です。)高学年になってくると、5年生で50分、6年生で1時間学習することになります。普段担任の先生から出されている宿題にプラスして、自分から課題を見つけて学習することが大切になってきます。
 1年生の教室でも、1学期に取り組んだカードを示しながら学級指導が行われていました。(写真下)音読や計算問題などが宿題に出ていると思いますが、それ以外の学習として、読書などにも取り組ませてみたらどうでしょうか。

11月6日(金)

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 先週配布された1年生の学年だよりに、定規の用意について記載がありました。長さを測る学習はまだありませんが、ノートに線を引くために使うということが書かれていました。
 1年生の各教室では、算数の「たし算」の学習に毎日取り組んでいます。繰り上がりのあるたし算です。10のまとまりになるように、たす数を分解しながら計算していきます。3組では、だいぶ習熟が進んだようで、今日は練習問題に取り組んでいました。教科書には、文章問題が載っていました。「おやのぺんぎんが9わいます。こどものぺんぎんが6わいます。ぺんぎんはぜんぶでなんわいますか。」という問題で、かわいらしいペンギンの絵が描いてありました。
 文章問題の時には、ノートに式と答えを分けて書くように指導しています。「しき 9+6=15」と書き、次の行に「こたえ 15わ」と書きます。さらに、答えのところに下線を引くように指導していました。そこで定規の登場です。定規を片方の手でしっかり押さえて、鉛筆でまっすぐな線を引いていました。(写真上)
 ノートの使い方をある程度学校全体で統一しておくのは、とても重要なことです。学年が上がり、指導者が代わっても、ノートの書き方が統一されていることで教えやすくなります。また、クラスによって違いがあると、再度指導し直す必要が出てきてしまいます。さらに、定規で線を引くことで、見やすくすっきりとしたノートになります。定規を使うということは、他学年でかけ算やわり算の筆算を書く時にも同様に指導しています。
 6年生は、理科の時間に「土地のつくりと変化」の学習をしています。まず、自分達が住んでいる地面の下の様子について考えました。がけや海岸沿い、あるいは山が削られた場所では、地面の下が縞模様の地層でできている様子を見ることができます。しかし、東京ではなかなかそういう場所に行くことができません。
 そこで、6年生の理科の授業では、ボーリング資料から学校の地面の下の様子を考えるようにしています。学校を建設する際には、地面の何か所かを深く掘り、どのような地層になっているのかを調べています。(ボーリング調査)田柄小の鉄筋校舎は、50年以上前に建てられています。その時の調査資料が残っていて、毎年6年生の理科の授業で活用しています。
 ボーリング資料は、地下20mまで掘り、どの辺りにどんな地層があるのかを図で示してあります。また、それぞれの地層のサンプルが薬ビンに入っている様子も見ることができます。地面の近くから数メートルは関東ローム層で、火山性の赤土です。さらにその下には、粘土質や砂でできた層が続いていることが分かりました。(写真中)
 給食後の掃除の時間から昼休みにかけて、クリーン運動がありました。1〜4年生は、校庭やけやき広場、中庭の落ち葉を集めました。そして6年生は、愛宕神社の境内の落ち葉を掃除してきました。(写真下)
 主事さん方の話によると、今年は桜の葉が例年よりも早めに散ったそうです。また、学校のシンボルツリーのけやきの木は、先月2年振りの剪定が入ったので、比較的いつもの年より落ち葉が少ない状態でした。それでもどの学年の子ども達も、一人一人一生懸命落ち葉を拾い集めていました。低学年の子ども達は、軍手をはめたことがうれしくて、夢中になって掃除をしていました。
 一方、大変やりがいのある場所を担当した6年生は、ごみ袋何杯分もの落ち葉を全員でしっかりと集めていました。(写真下)来週金曜日に、今度は5年生が愛宕神社のクリーン運動を行う予定です。

11月5日(木)

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 2年生は、算数の時間にいよいよ「九九の学習」に入りました。かけ算の学習をする中から、かける数と答えの関係を調べていき、さらに暗唱する学習へと進めていきます。九九には1の段から9の段までありますが、最初に学習をするのはどの段からでしょう? 2の段から…と思った方が多いのではないでしょうか。正解は、「5の段」です。1組では、隣の子同士で5の段の九九の問題を出し合いながら楽しく覚えていました。(写真上)
 小学校の算数では、1年生の時から5のまとまりを意識させた授業をしてきています。また、片手の指の数が5本であったりすることから、5の段から九九をスタートさせるようです。5の段の九九の答えは、一の位が0か5になっているということも覚えやすい理由の一つです。
 5の段の次は、2,3,4,6・・・9の段となりますが、昔から難関となるのが6〜8の段でしょうか。間違えやすい九九がいくつか入っている段です。2年生はこれから、毎日何度も何度もお経のように唱えながら覚えていく日々が続きそうです。ちなみに、1の段は一番最後に習います。これも意外と知られていない事実です。
 4校時に、1年生が田柄幼稚園の年長組さんとサクラ草交流会を行いました。いつもの年であれば、幼稚園の園庭に全員で行き、交流会を行っていました。今年は校庭の南側に1クラスずつ来てもらい、1年生も1クラスずつ対面して実施することにしました。また、校庭の遊具で一緒に遊びをする活動も今回は控えることにしました。
 向かい合ってあいさつをした後は、1年生からサクラ草の育て方を説明したり、各クラス10株ずつの苗をプレゼントしたりしました。(写真中)「ありがとうございました。」と元気よくお礼を言う年長さんに対し、1年生の子ども達が「どういたしまして。」と返していたのがかわいいなと思いました。
 参加した子の中には、今週月曜日の就学時健診に来ていた子が何人かいました。サクラ草が満開に咲く頃には、幼稚園を卒園して小学校に入学する時期になります。幼稚園でプランターに植え替え、みんなで水やりをしている姿を思い浮かべながらお別れしました。
 6校時に、5年1組の体育の研究授業がありました。練馬区の研究課題指定校として、9月から始まった研究授業の最後を飾る授業でした。5年生は、ゴール型のボール運動として、「バスケットボール」の授業研究に取り組んできました。ボール運動は、体育の学習の中でも特に子ども達が好きな運動です。しかし、技能的な差が大きく、苦手な子に対してどのように興味をもたせてゲームに参加させるかというところが難しい運動でもあります。
 そこで5年生では、学習過程やルールを工夫し、全員が楽しく学んで活躍できるバスケットボールとなるように研究を進めてきました。授業後半のメインゲームでは、ハーフコートで行う3対3の試合となるようにしました。結果、ボールに向かう子ども達の動きがずいぶん変わってきました。(写真下)
 ところで、授業を行ったのは、東門脇にあるバスケットコートです。3年前に東門の開設とともにつくってもらったバスケットコートで、田柄小の大きな特色の1つとして自慢したい施設です。小学校でこのような立派なバスケットコートがある学校は、今まで見たことがありません。今回、研究発表校として有効活用できたことに大きな喜びを感じています。

11月4日(水)

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 2校時に、6年1組で足育の授業が行われていました。今日、学校にはいてきた外ばきの靴を教室に用意して、授業が始まりました。
 まず、自分の靴のサイズや足の大きさをどの程度把握しているのかを確認しました。さすがに6年生では、ほとんどの子が自分のはいている靴のサイズを知っていました。しかし、足の幅がどのくらいあるのかということは知り得ていません。実際に定規で測らせてみると、同じ足のサイズでも、横幅には個人差があることが分かりました。
 次に、自分の靴を買いに行く時のことを質問しました。これも6年生では、ほとんどの子が家の人と一緒に行って靴を買い求めているようです。しかし、その多くの子が、「今より少し大きめの靴を買うようにしている」と答えていました。(28人中、25人)小学生から中学生にかけての時期は、すぐに足が大きくなってしまうため、やや大きめのサイズを買った方が良いと考える気持ちはよく理解できます。しかし、足育をきちんと学ぶと、実はこれが大きな誤りであるということに気がつきます。成長期の子ども達であるからこそ、ぴったりサイズの靴を選ぶことが大切なのです。
 健康な足に育てていくためには、正しく靴をはくことが重要です。その一つが、今説明した「ぴったりサイズの靴を選ぶこと」であり、もう一つが「正しい靴のはき方をすること」です。そこで、靴の正しいはき方を担任の先生から教えてもらいました。6年生の8割以上の子がひも靴をはいています。しかし、靴をぬいだりはいたりする時に、毎回ひもをゆるめたりしばったりしている子はほとんどいません。ひもをゆるめた状態で足を入れ、一度かかとを地面にトントンと打ちつけます。かかとの部分をぴったりくっつけたまま、次にひもをきつくしばります。こうしてひもをしっかり結ぶことで、かかとから足の甲がしっかりと固定されながらも、足の指先が動く状態になります。(写真上)
 田柄小では、足の甲がしっかり固定されるタイプの上履きを強く推奨しています。今回、新たに足育を考慮して、その上履きが改良される運びとなりました。マジックテープ式(それも左右から)となり、さらに靴の横幅が3種類から選べる上履きを次年度に向けて準備中とのことです。(値段は今のままです。)詳細については、3学期に実際の上履きをお見せしながら説明する機会を設けたいと考えています。
 3校時に、6年生がビオラの植え替え作業を行いました。毎年、地域で花き農家を経営されている吉田さんに直接指導していただいています。例年はパンジーの苗で行っていましたが、今年はビオラの苗を100株持ってきていただきました。植え付けのコツやビオラの管理の仕方について話を聞いてから、グループごとにプランター1つ分の植え付けを担当していきました。(写真中)
 ビオラは、パンジーよりも少し小ぶりですが、その分たくさんの花が咲きます。また、寒さにも丈夫で、日当たりのよいところで管理すれば、これから約半年間も次々と花を楽しむことができます。3月の卒業式、そして来年度入学してくる1年生のためにも、毎日水やりと愛情を込めて育てていきます。
 4校時に、1年1組が愛宕神社にどんぐり拾いに行きました。校庭の南側のフェンスに出入り口があり、愛宕神社に直接行くことができるようになっています。神社の境内を歩くと、たくさんの落ち葉に交じってどんぐりが大量に落ちていました。1年生は、遠足で行った光が丘公園でもどんぐりを拾ってきています。愛宕神社には、その何倍ものどんぐりがありました。また、どんぐりよりも一回り小さな実もたくさん落ちていました。椎の実です。神社をいつも管理されている吉田さんが来て、1年生の子ども達にていねいに教えてくださいました。(写真下)

11月2日(月)

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 1校時に、3年1組で足育の授業がありました。「長く歩ける足の秘密をさぐろう」というテーマでの授業でした。
 江戸時代の人々は、毎日たくさんの距離を歩いていました。今と違って、自転車や車、電車が無い時代ですから、どこに行くにも自分の足で歩いていたわけです。当時の人達は、旅に行く場合も歩いて出かけ、1日に8時間〜10時間も歩き続けていたそうです。
 江戸時代の人の足跡(裸足のもの)と現代の大人の足跡を比べると、土踏まずの大きさに違いがあることが分かります。江戸時代の人の方が土踏まずが大きいのです。一方、生まれたばかりの赤ちゃんの足裏には、土踏まずがまだありません。これらのことから、人はたくさん歩いたり運動したりすることによって土踏まずが形成されていくということが分かります。
 そこで、靴と靴下をぬいで、自分の足の土踏まずの様子を調べてみることにしました。近くの友達の足裏と比べてみると、土踏まずの大きさが一人一人違うことに気がつきました。先生が教室内を回り、クラスの中で一番はっきりと土踏まずが形成されている子を見つけました。前に出させて、拡大投影機のカメラで映し出してみると、クラス中の友達から「すごい!」という声が聞かれまた。また、「よく外で遊んでいるからじゃないの…」と言っていた子がいました。よく遊び、よく運動することが土踏まずを大きくし、丈夫な足になっていくということが分かりました。(写真上)
 5年生は、国語の時間に「よりよい学校生活のために」という学習をしています。互いの立場を明確にして話し合う単元で、「話すこと・聞くこと」を高める学習です。同じ「話す・聞く」学習として、9月に「どちらを選びますか」という討論会の単元がありました。今回の学習では、より自分の立場をはっきりさせるための意見の述べ方や、解決していくための話し方について学んでいきます。
 今日の2組の授業では、「学校にスマホやタブレットを持ってきても良いか」というテーマで話し合いを行いました。賛成派と反対派から一人ずつ意見を述べていきました。5年生なりに、聞いている友達に分かりやすいように理由をつけて、上手に自分の主張を言うことができていました。討論会とは違い、対立する考え方を受け入れながら自分の主張をすることや、考えをまとめる話し合いになるようにしていくことを学習します。やはり、先週の2年生の学習と同じで、上手に話すためには、まず聞き上手でなければなりません。(写真中)
 2年生は、来週火曜日に遠足に行きます。行先は、板橋区にある東京大仏と赤塚植物園、そして赤塚城址公園です。遠足のしおりが配られ、担任の先生による事前指導がありました。(写真下)
 先生からは、遠足の目的や注意事項などの話がありましたが、子ども達にとっては持ち物の「おやつ」が一番気がかりだったようです。1年生の遠足と同様に、しおりには「おやつ 食べられるだけ(アメ・ガムはなし)」と書かれています。今後は、城址公園の原っぱで遊ぶ内容をクラスごとに話し合っていく予定です。

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