ようこそ、練馬区立田柄小学校ホームページへ!  〜「わくわく・どきどき」の学びを目指して〜

1月29日(金)

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 2年生は、図工の時間に「まどのあるたてもの」の製作をしています。2学期の終わりに、カッターナイフの使い方を学習しました。刃の向きやカッターナイフの持ち方、扱い方については学習済みです。3学期はその技能を生かして、色画用紙に切り込みを入れ、たくさんの窓のある素敵な建物を作りました。(写真上)
 窓には、いろいろな大きさや形のものが考えられます。また、切り抜いたり切り起こしたりすることで、窓の表現の仕方を工夫することができます。中には、鉛筆と定規で正確に線を引いて窓を作っている子もいました。
 窓をたくさん作ったら、色画用紙を折って立体の建物にしていきます。実際の建物のようになると、子ども達の想像がまたふくらみ、さらに窓を開けたいなという意欲がわいてきます。平面から立体になった時の驚きや喜びが味わえる作品とも言えます。それぞれのクラスで作った窓のある建物は、2年生の廊下に展示してあります。
 4年生は、理科の時間に「もののあたたまり方」の学習をしています。ものがどのように温まっていくのか、そして金属や水、空気の温まり方の違いについて学習をしていく単元です。
 今日は、4年1組が理科室で、金属の温まり方についての実験をしていました。まず、金属板を使い、実験用コンロの火を当ててどのように温まっていくのかを調べました。金属板の温まり方を目で見て分かるために、ろうを塗る方法を使いました。板の表面に、ろうそくをまんべんなくこすりつけて、ろうを塗りつけます。スタンドで金属板を固定し、カセットコンロの火を中央から当てて結果を調べました。
 点火すると、すぐにろうがとけ始めました。そして、コンロの火が当たったところから先にとけ始め、じわじわと周りに広がっていく様子が分かりました。(写真中)続いて、金属棒でも同じ要領で実験してみました。やはり、コンロの火が当たった場所が最初に温まり、そこから周りに熱が広がっていくことが分かります。ろうを塗るというのは、この学習で昔から使われている実験方法です。熱伝導を視覚化するということでは、安価で分かりやすい方法であるといえます。教科書には、鍋に火をつけた場合のサーモグラフィーカメラで撮った写真が載っています。いつか未来の理科室にも、こういうハイテク機器が導入される日が来るのかもしれません。
 1年3組で道徳の授業を行っていました。「ちいさな ふとん」という題名の資料を使った、生命の尊重について考える授業でした。・・・よしこは、産まれてきた弟を見て、そのかわいらしさから新たな家族の大切さや愛情を感じるという内容です。さらに、昔そのふとんに寝ていたことを知り、自分も弟と同じように小さかったことや、大きくなった今ではそのふとんに寝られなくなったことなどから、自分の成長に気づくという話です。「生きている証」としての自身の成長に気づき、生きていることの素晴らしさを感じ取らせることをねらいとした内容です。
 授業では、布団の横に並んで寝てみたよしこの気持ちを考えさせていました。お母さんが、「よしこは、もうこのおふとんではねられなくなったわね。」と言った時のよしこの気持ちを、一人ずつ前に出てきて発表させていました。お母さん役は先生で、布団で寝ている赤ちゃん役は、教室にあったぬいぐるみです。(写真下)
 「わたし、こんなに小さかったんだ。」と発表した子や、「大きくなってうれしいな。」と発表した子がいました。低学年の道徳では、心情を考えさせるために動作化をよく取り入れて指導します。さらにこの後、「自分が大きくなったなと感じるのは、どんな時か」を考えさせました。1年生は、どういう時に自分の成長を感じていると思いますか? 上履きがきつくなったとか、洋服が小さくなったことから成長を感じる子がいるでしょう。体の成長についての気づきです。一方で、自分でできることが増えたとか、ちょっとしたことで泣かないようになった、食べ物の好き嫌いがなくなってきた…と考えた子は、心の成長に気がついたことになります。

1月28日(木) その2

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 5校時に、音楽と理科の授業観察を行いました。前半は音楽室に行き、6年3組の授業を見ました。6年生は、合奏「東京VICTORY」(サザンオールスターズ)の練習をしています。2学期から各自の楽器を決めながら取り組んできました。また、休み時間に音楽室で熱心に練習する音もよく聞こえてきます。
 最初に、クラス全員で通して演奏してみました。音楽専科の先生はさすがだなと思うのは、全ての音を聴き分けているところです。全員が音を出していても、どこの楽器の音がでていないとか、音がずれているというのを瞬時に見つけて、すぐに指導に回っていました。日本を代表する指揮者である小澤征爾さんは、オーケストラ一人一人の音をしっかり聴き分ける能力が高いことで有名です。小澤さんが若い頃の話ですが、たくさんいる弦楽器の一人の音が微妙にずれていることをすぐに指摘する場面をテレビで見たことがあります。
 ところで、3学期の音楽の授業は、区のガイドラインにより、かなり内容が制限されています。まず、歌うことができなくなりました。通常の年であれば、今の時期の6年生は、卒業式に歌う曲を練習している頃です。(卒業式のガイドラインも示され、式中に歌はありません。)また、リコーダーの演奏も3学期から行えなくなりました。合奏でリコーダーに決まっていた子は、ミニキーボードに振り替えました。(写真上の手前の楽器がミニキーボードです。)コロナ対応の予算が配当され、何台か買うことができました。
 5校時の後半は、理科室で5年3組の「電磁石の性質」の授業を見に行きました。前時までに、電磁石の実験セットを組み立てるところまで終わっていました。いよいよ電磁石に電流を流して、その性質を確かめていく内容でした。そして、3年生の頃に学習した永久磁石との違いを見つけました。
 永久磁石では、鉄くぎを引きつけたり、方位磁針を使ってN極とS極があることなどを学習してきました。そこでまず、電磁石でも同じような性質があるかどうかを確かめていきました。電磁石は、電流を流した時だけ磁石のはたらきをします。そこが永久磁石との大きな違いです。また、今後実験をする内容ですが、電流の向きを変えた場合の変化も重要な特徴となります。
 スイッチを入れているのに釘がつかないという子がいました。電磁石のどの部分が磁石のはたらきをするのかということは、たっぷり時間をとって試行錯誤する中から見つけていきます。(写真中)
 5校時の途中から外の様子が変わっきました。雨から雪に変わってきて、どこの教室からも子ども達が喜ぶ声が聞こえてきました。予報では、夕方にかけて雨となっていましたが、気温が低くなり、雪に変わったのでしょう。昇降口には、低学年の保護者の方々が何名か、傘を持って迎えに来られていました。子ども達は、雪が舞う中を大喜びで帰っていきました。(写真下)

1月28日(木) その1

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 1校時に、3年3組の授業観察に行きました。道徳の教科書に載っている「ありがとうの気持ちをこめて」という資料を使い、「感謝」について考える授業でした。
 資料は、東日本大震災直後のお話です。つかさは、一時的に避難していた町からやっと自分の家に戻ることになりました。そこで見たのは、警察や自衛隊、消防の人たちが必死に災害救助に尽くしている姿でした。そのような人たちに向けて、つかさは挨拶を始めます。やがて姉も加わり、毎日手を振って感謝の気持ちを伝えていきました。・・・授業では、2人の姿を通して、自分たちの生活を支えてくれている人々にどのような思いを伝えたいかについて考えさせていきます。そして、その人たちの存在意義に対する理解を深め、尊敬と感謝の気持ちをもとうとする実践意欲と態度を育てることをねらいとして授業を進めていきます。
 この資料は、実話に基づいて作られています。実際に東日本大震災の直後に、2人の姉弟が救助活動をする人たちに向かって3か月以上も感謝の気持ちを伝え続けていたことが新聞に載りました。『夕方、福島市飯野町青木の峠道。警視庁のパトカーが来た。2人はカレンダー裏に書いた「おかえり!!」「いつもありがとう」のメッセージを急いで広げ、手を振って「お疲れさまでした」と大きな声をかけた。警察官も手を振り返した。・・・(朝日新聞より)』
 実話は説得力があります。最初は教科書の挿絵と文章で考えていた子ども達でしたが、先生から新聞記事になったことを伝えられると、スッと背筋を伸ばして写真に見入っていました。(写真上)
 2校時は、6年3組の国語の授業観察に行きました。「漢字を正しく使えるように」という言葉の学習についての授業でした。同じ読み方をする漢字について、適切な字を選択する方法を知ることをねらいとした授業内容でした。いわゆる「同音異義語」を正しく選択して使うという学習です。(写真下)
 「しょう人数で学習する。」の「しょう」は、「小」か「少」か? 正解は、「少人数」です。同じ音(ショウ)の場合は、訓読みを考えると分かりやすくなります。「少」は、訓読みで「少ない」なので、「少人数」となります。では、同じ訓読みの漢字ではどうでしょうか。「破れる」と「破れる」の漢字を例にします。「試合にやぶれる」は、「敗れる」の方を使います。敗北や敗退なと、熟語で考えるとその文にふさわしい漢字が分かってきます。
 パソコンで文章を作ると、自動変換してくれるので便利です。一方で、どちらの漢字を使うのか、いつも迷う字があります。「始め」と「初め」です。「一日のはじめに顔を洗います」・・・どちらの漢字を使いますか? 「開始」という意味なので、「始め」ですよね。「はじめはできなかったが、次にできるようになった」は、「最初」という意味から「初め」です。「始め」と「初め」の違いは、「開始」なのか「最初」なのかにありますが、とても微妙な場合があるので、悩む時が多いです。

1月27日(水) その2

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 3年2組が、理科室でマッチのすり方の実習を行っていました。理科の学習ではなく、総合の学習(社会科も関係あり)で行っている、七輪体験のための「火のつけ方」の学習です。
 マッチをするというのは、3年生の子ども達にとっては初めての経験のようです。理科の授業では、4年生からアルコールランプを使う実験があり、指導していました。「指導していました」と書いたのは、現在はアルコールランプが実験用カセットコンロに代わってしまったので、アルコールランプは使っていないということです。ですから、理科の授業でもマッチをする機会がなくなってしまいました。
 2組の子の中には、家でマッチのすり方を予習してきたという子がいました。子どもと一緒にマッチのすり方を指導してくださった保護者の方に、この場を借りてお礼を申し上げます。今は、どの家庭にもマッチ箱さえない時代です。きっと、どこかから苦労して手に入れてくださったのかもしれません。
 さて、理科室に話を戻すと、子ども達は怖がって難しいかな、と思いきや・・・何度かマッチ棒をすりながらも、どの子もちゃんと火をつけることができました。(写真上)マッチ箱には、グループの人数分のマッチしか入れておきません。(指導する際の基本です。)3年2組は、明日いよいよ中庭で七輪体験を行うようです。他のクラスもそうでしたが、今度は人数分のマッチでは足りなくなるでしょう。それよりも一番の問題は、きちんと炭まで火がつくかということです。
 5校時に2つのクラスの授業観察がありました。まず、6年1組の社会科の授業を見に行きました。6年生の社会科は、1学期の途中から日本の歴史の学習に入り、今月初めまでずっと続いてきました。今日の授業で1組が学習していたのは、「歴史の学習を振り返り、学んだことを意見文にして発表し合う」という内容でした。歴史上の人物や出来事から、自分達の暮らしや現在の社会とのつながりを自分の言葉で表現して伝える学習です。
 徳川家康を選んだ子は、「家康のように、先のことを考えて行動したい。」と発表していました。他にも、樋口一葉から「努力してあきらめずにがんばることの大切さ」、中大兄皇子から「挑戦することの大切さ」・・・と、6年生なりに歴史の学習から自身の生活に結び付けて考えていることが伝わってきました。さらに1組では、先生が指名するのではなく、自分から積極的に発言するやり方で進めているのもすごいなと思いました。
 また、社会科の時間の最初には、いつも都道府県の暗唱と地図でポン(地図帳を使った地名さがし)をしています。ちなみに今日は、「鳴門海峡」を地図帳から見つける問題でした。鳴門海峡の画像を見せながら、どんな場所か先生が話してあげていました。(写真中)
 5校時の後半は、4年2組の国語の授業観察に行きました。漢字の広場の学習で、3年生までに習った漢字を使って文章を書く授業でした。国語の教科書には、どの学年にもこのような漢字の広場が用意されています。新出漢字を学習したり、今回のように漢字の復習問題に楽しく取り組める内容になっています。
 教科書に載っている漢字を使い、各自で文章を作りました。そして、班ごとにお互いの文章を発表し合っていました。(写真下)漢字の練習は、どの学年もたいていは宿題に出されるのが定番になっています。学校では、朝のモジュールの時間や、国語の授業の合間に取り組むことが多いです。とにかく繰り返し書くことと、文章の中で漢字を使うようにすることで定着させていくようにしています。
 最後に、カメの話題を・・・6年1組の教室の後ろで、カメを1匹飼っています。とても小さなかわいいカメです。近くに「たと」と書いてある名札がありました。英語でカメは「タートル」なので、「たとちゃん」とのことでした。カメを見ているのも、癒される時間になりますね。

1月27日(水) その1

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 1年生は、算数の時間に「なんじなんぷん」の学習をしています。時計を使って、時刻を読めるようにする学習です。
 時計の学習は、1年生としては2回目になります。最初は、9月に「なんじ なんじはん」という学習がありました。時計の長い針が12のところにある場合の「何時」という言い方と、6のところに長い針がある「○時半」という言い方を習いました。今回は、さらに細かな時刻を読めるようにしていきます。(写真上)
 ひらがなやカタカナはすぐに覚えられても、時計の読み方がなかなか覚えられないという子が結構います。テレビの時刻表示をはじめ、デジタル時計を多く使っている家庭では、時計を習ってもなかなか読めるようにならないという悩みがあるようです。
 2学期に「○時半」を学習したので、「○時30分」は読めています。そこで、数字が書いてあるところに長い針が来た場合の読み方を考えさせ、「5分、10分、15分、20分、25分」と理解させます。(同様に、35分〜55分も)最初は、10分あるいは5分刻みで時間の読み方に慣れさせていきます。後は、短い針の読み方です。学校では、ダイヤルを回して動かす時計を全員に持たせて学習しています。長い針と短い針の動き方に着目させ、長針が1周すると短針が次の数字のところに移動する仕組みに気づかせます。
 以前、2学期の時計の学習の時にもお伝えしましたが、算数の時間として指導するのは2時間程度です。今まで時計の読み方を知らなかった子が、それですぐに時計を読むことができるとは限りません。日常生活の中で、意図的に教えていくようにしてあげることが大切です。
 今週月曜日から、校庭の桜の木の伐採が始まりました。今月の学校だよりでもお伝えしたように、区の樹木診断の結果、腐朽空洞化が進んでいる桜の木が3本見つかりました。台風等で倒木する危険を考え、伐採した方が良いということになりました。4年前にも何本か桜の木を伐採しています。(その時は、しばらくしてからシダレザクラの苗木を植えてもらいました。)
 朝から大型トラックと大きなクレーン車が校庭に入り、1日がかりで1本ずつ伐採作業をしました。月曜日は、校庭南東端のバクネット裏の桜、昨日は、校庭南側の桜、そして今日は、飼育小屋の隣の桜を切りました。(写真下)同時に、周りの桜の木の剪定もしてもらっています。明日は、正門入ってすぐの桜の木を剪定するそうです。
 ソメイヨシノは、日本の桜の代表的な品種と言えますが、昔から日本にある桜の品種とは違います。いわゆる園芸品種と呼ばれるもので、人の手で作り出した新種の桜です。植え付けると10年、20年で大きな幹になるという性質があり、桜の名所をつくるために重宝されてきました。しかしその一方で、病害虫に弱いという性質もあります。一説によると、寿命が60年と言われています。きっと田柄小の桜の木も、それに近い樹齢のはずです。今後、他の木も次々と伐採されることになったら…と思うと、とても残念な気がします。
 そこで、今回伐採した桜に代わる苗木をすぐに植えたいところですが、3本とも根っこが残ったままになっています。来年度以降、抜根の予算を出してくれれば良いのですが、コロナの影響もあり、予算化は厳しいかもしれません。
 今回伐採した桜の木の一部を利用できないか…と考え、来ていただいた業者に依頼して、桜の幹の輪切りをたくさん作ってもらいました。図工の時間に利用する材料として、倉庫にしまってあります。来年度の展覧会の作品として利用されるかもしれません。

1月26日(火) その2

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 3校時は、3年1組の授業観察がありました。理科「じしゃくのふしぎ」の学習単元でした。今日は、「磁石についた鉄は、磁石になるだろうか」というテーマで実験をしました。
 磁石に鉄釘をくっつけ、そっと磁石から離すと、釘はしばらく何本かくっついたまま残ります。そのことから、釘が磁石になったのかどうかを予想して確かめる実験を考えました。今までの磁石の学習をもとに、子ども達はいろいろな実験方法を考えていました。
 磁石にしばらくっつけておいた釘を別の釘に近づけてみたり、方位磁針に近づける、砂鉄に近づける、水に浮かべてみる…と、様々な方法でしっかり調べていました。(写真上)磁石には、いろいろな不思議がたくさんあります。
 4校時は、3年2組の国語の授業を見に行きました。「伝わる言葉で表そう」という単元の学習でした。言葉には、考えたことや思ったことを表す働きがあります。「とってもおもしろかった。」と言うだけでは、何がどう面白かったのかが伝わりません。状況やできごとが、聞いてる人(読んだ人)に伝わるように表現することが大切です。
 授業では、先生へのインタビューをもとに、どこをどのように直すと伝わりやすい文章になるのかをみんなで考えました。また、近くの友達同士で意見交換もしました。(写真中)
 ところで、授業観察に行くと、いつも授業内容だけでなく、後ろの掲示板にも目が行きます。3年2組の教室には、冬休みの宿題となっていた「冬休み新聞」が掲示してありました。一人一人いろいろな冬休みを過ごしていたことが分かり、見ていてとても面白かったです。
 写真入りの新聞がいくつかあり、目を引きました。中でも特に注目して読んだのが、「誕生日プレゼントにもらった包丁セットで鯛をさばいた」という子の新聞でした。包丁セットには、出刃包丁と刺身包丁と研ぎ石が入っていました。(大きな鯛とともに、写真に立派な包丁が写っています。)3年生で、誕生日に包丁セットをもらうとは…将来は、ぜひ立派な料理人となり、お店に招待してもらいたいものです。さらに、その子の新聞には、子犬を手にしている写真も載っていました。3月に犬を飼う予定で、ペットショップに見学に行って撮った写真のようでした。値段がすごく高かったけどかわいかったということが書いてありました。・・・その通り、最近特にペット(犬)の値段が高くなりました。(ペットを大切に育ててほしいから?)犬を飼うのはおすすめです。癒されます。
 5校時は、5年1組の道徳の授業を見に行きました。「うばわれた自由」という資料を使い、「善悪の判断、自律、自由と責任」について考えさせる内容でした。思いのままに行動することが自由だと思っている王子が、その考えが間違っていることを森の番人ガリューに諭されるが聞き入れませんでした。その後、王になったジェラール王がとらわれの身となり、改めて真の自由とは何かを考えるという内容です。(写真下)
 外国のお話であることと、王様と番人という設定のため、身近な「自由」に置き換えるのが難しい資料でした。でも、5年生ともなると、自由のとらえ違いをして、相手や周りのことを考えずに自分勝手な振る舞いをしてしまうことは誰しもあるものです。「自由の中にもルールを守らなければならない」や「自由なことにも責任をもたなければならない」と、真剣に考えを書いていた子がいました。

1月26日(火) その1

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 今日は、1校時から5校時まで授業観察がありました。1校時の前半は、4年1組の図工の授業を見に行きました。4年生は、「トントンつないで」という木工作に取り組んでいます。角材を切り出し、うすい板と釘を使ってつなぎ合わせることで、角材がへびのおもちゃのようにくねくねと曲がる仕組みを作ることができます。
 4年生になると、木工作で使う道具が多岐にわたります。のこぎりや金づちの他に、きりやくぎ抜きなども使っていました。きりは、くぎを打つ場所の下穴用に使用します。特に今回の作品づくりでは、角材が釘を支点にして自由に動くようにするためにも下穴を開けておくことが重要です。子ども達は、角材をつなぐうすい板の端の方に下穴を上手に開けてから釘を打っていました。(写真上)
 子ども達にとって難しそうだったのは、まず釘打ちです。金づちが垂直に当たらずに途中で曲がってしまい、何度も釘を抜いてやり直しいる子が見られました。また、角材とうすい板の大きさや間隔の取り方によって、曲がる仕組みがうまくいくかどうかが決まります。(ある程度すき間を開けて固定しないと、曲がる「遊び」がなくなってしまいます。)そういう仕組みの理解も、失敗しながら分かっていくのだなと思いました。
 続いて1校時の後半は、5年3組の外国語の授業を見に行きました。好きな季節とその行事にすることを英語で伝え合う授業内容でした。英語での会話文を学習してから、クラス内で友達とペアを組んで実際に会話を練習していきました。外国語の授業では、ここが重要です。いろいろなペアを変えていきながら、何度も発音して英語を身につけていく必要があります。
 今日のALTの先生は、マリアン先生でした。もちろん、マリアン先生も子ども達に積極的に語りかけていきます。相手の好きな季節と行事(やりたいこと)を聞いて、感情を表す言葉も会話文に入っていました。「fan」とか「exciting」などの言葉を言うのですが、さすがマリアン先生は外国の方だなと思いました。喜びや驚きを自然なボディランゲージで伝えていました。外国語の授業では、英語を話すだけでなく、こういう表現力も身につけさせていきたいものだと思いました。(写真中)
 2校時は、1年1組の国語の授業観察に行きました。「かくれていることばを見つけよう」という学習内容でした。『「はちまき」の中には、「○○」がいる。』という問題がありました。言葉をよく見ると、何かがいるみたいです。子ども達から、「あっ、わかった!」と次々と手が挙がりました。「はち」(蜂)と答えた子がいました。正解です。「ほかにもあるよ」と、別の子が「ちまき」や「まき」(薪)を挙げました。でも、文末に注意すると、「ちまきがいる。」とか「まきがいる。」という言い方はしません。「はちがいる。」というように、生き物が入ると「いる。」になります。子ども達は、「なるほど…」という顔をしていました。
 次に、『「すいとう」の中には、「○○」がある。』という、文末が「ある。」になる問題が出てきました。今度は、生き物ではないものが入ります。答えは「いと」(糸)だと簡単に考えていましたが、子ども達からは「とう」(塔)という答えも出てきました。子どもは鋭い・・・確かに正解ですね。
 黒板には、子ども達から出てくる言葉を予想し、かわいらしい絵が用意してありました。板書カードと言いますが、低学年にはこういう準備が大切です。(写真下)

1月25日(月) その2

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 先週は、いくつかの学年の説明文について紹介しました。当然ながら、1年生の国語の教科書にも説明文があります。3学期に学習するのは、「どうぶつの赤ちゃん」という説明文で、ライオンやシマウマ、カンガルーの赤ちゃんについて書かれた文章で構成されています。それぞれの動物の赤ちゃんの特徴や違いなどを考えながら、どんなことがどのように書かれているのかを読み取っていきます。すると、同じ赤ちゃんでも、動物の種類によって生まれたばかりの様子や食べ物などに違いがあることが分かってきます。
 1年1組では、学習の導入として、いろいろな動物の赤ちゃんの画像を見せながら子ども達の興味・関心を高めていました。教室の電子黒板は、パソコンに接続してあり、インターネットで画像を取り込んで映し出すことができます。「動物 赤ちゃん」で画像検索をすると、様々な動物のかわいらしい赤ちゃんの姿を見ることができました。
 ブタの赤ちゃんの写真が画面に出ると、「かわいい〜」という声が教室全体に広がりました。(写真上)小さくてふわふわの体ですが、ちゃんと鼻がブタさんになっています。他にも、カバの赤ちゃん(お母さんの体よりもずっと小さいのに、ちゃんとカバの形をしている)やツキノワグマの赤ちゃん(真っ黒な子犬と言ってもいいくらい愛らしい顔つき)の写真を見ることができました。
 1年生のこの説明文の学習では、本文の学習の後に自分達で動物図鑑を作る学習もします。いろいろな動物に興味をもって調べていけるようにしていきます。それにしても、赤ちゃんはどの動物でもかわいいものです。それは、人間であればなおさらです。赤ちゃんは体に対して頭がずんぐりと大きく、目もくりくりと大きく見えます。手足がぷっくらとしてやわらかく・・・そういうかわいらしさがあることで、親に養育の本能が働き、子どもを大切に育てようとしていくと考えられています。自分のお子さんを改めて見てください。まだまだかわいいじゃありませんか。
 3年生は、理科の時間に「じしゃくのふしぎ」について学習しています。各自が購入した実験セットを使い、磁石の特徴について実験を通して学んでいます。3年2組では、水に浮かべた磁石の向きがどうなるのかを実験していました。磁石には、N極とS極があることを学びました。棒磁石をプラスチック容器に乗せて水に浮かべてみると、赤い印のN極側が必ず北校舎の方を指すことが分かりました。(写真中)
 自分も子どもの頃、3年生か4年生で磁石について勉強したことを覚えています。担任の先生が棒磁石をひもで天井からつるし、N極がどこで止まるのかを何回か実験して見せてくれました。磁石が鉄を引き寄せることは理解できました。しかし、「地球上のどこでどうやってもN極は北を指す」という言葉には、子どもとして納得がいきませんでした。さらに、地球全体が磁石になっていて…と説明されても、小学生の自分には、とうてい信じられなかったのです。
 4校時に、4年1組の国語の授業観察に行きました。先週紹介した「ウナギのなぞを追って」の説明文の授業でした。授業の開始から最後まで、子ども達が積極的に手を挙げ、発言をしていました。説明文全体に対して、段落を追って読み取っていくためのワークシートが有効に使われていました。先生が作った教材は、子ども達の意欲を高めます。1時間の授業で、4年生としてはとてもたくさんの段落を読み取っていきましたが、先生の指示ですぐにワークシートに記入し始めていたのは、今までの学習の積み重ねと言えます。5年生に近づいた4年生の姿を見ることができました。
 ここでも、電子黒板を有効に活用していました。教科書には、「レプトセファルス」というウナギの幼生の名称が繰り返し出てきます。YouTube動画で検索すると、その泳いでいる姿を見ることができます。(写真下)体はウナギのように細長いのですが、無色透明の透き通った体に、子ども達の目が釘付けになりました。広くて深い海の中から、小さなウナギの幼生、さらにはたった1.6mmの卵を見つけるまでの研究の執念に、改めて感動しました。

1月25日(月) その1

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 今朝もZoomを使って全校朝会を行いました。今日は、「適切な返事ができる子に」という題で話をしました。以下、その内容です。
・・・みなさんは、自分の名前を呼ばれてすぐに「はい!」と返事をしていますか? 返事は、あいさつとともに人と人とのコミュニケ―ションを図るうえで、とても重要なことです。
 名前を呼んだのに返事がなかったら、どう思われるでしょうか? 病院の待合室で、あるいはレストランの入口で名前を書いて待っている時のことを考えてみましょう。名前を呼ばれても返事をしなかったら、その人はそこにいないとみなされて順番を飛ばされてしまいます。これは、返事が小さくて相手に聞こえなかったとしても同じことです。まず、返事をする時は、相手に聞こえる声ではっきりとすることが大切です。
 学校で返事をするのは、多くの場合が先生から名前を呼ばれた時にします。朝の健康観察で名前を呼ばれます。また、授業中に手を挙げて、指名された時に名前を呼ばれるでしょう。その時に、どんな「はい」という返事が言えているでしょうか。返事は、短くはっきりと「はい!」と言うものです。「は〜い」という長い返事や「はい…」という暗い返事が返ってきたら、先生はどう感じていると思いますか? きっと、「今日は元気がないのかな。どこか具合が悪いのかな。」と思われたり、授業中の返事であれば、「この子は自信がないんだな。」と感じられたりすることになります。返事一つで、全てのことが相手に伝わってしまうのです。
 「はい」という返事は、約束をする時にも使う言葉です。教科書を忘れてきたとします。先生のところに行き、忘れ物をしたことを伝えました。先生は、「次回から気をつけましょう。」とか「連絡帳をよく見て用意をしてきましょう。」と注意をします。その時に、「はい」と素直な返事ができているかが大切です。先生から注意をされることは他にもいろいろありますよね。廊下を走って注意されるとか、チャイムが鳴り終わってから遅れて教室にもどり注意されるなど、ルールを守っていない時に先生方は注意をします。どの先生方も、注意した子がどれだけ反省をしているか、その子の返事の仕方で判断をしています。先ほど「素直な返事ができているかが大切です。」と言いました。注意されて「はい」と言うのは、「もうしません。気をつけます。」という約束の返事です。「は〜い」とか「はいはい…」という返事をした場合に、それが反省の気持ちを伝えることになるでしょうか。
 その他にも、「はい」と言う返事は、気持ちを入れる時にも使います。「これから1時間目の授業を始めます」と日直が言った後、全員で「はい!」と返事をするようにしているクラスが多いです。その時の全員の「はい!」は、「さあ、勉強をがんばるぞ!」という返事です。
 返事は、たった2つの言葉、「は」と「い」だけで成り立っています。返事の仕方一つで、自分の気持ちが相手に伝わります。あるいは、相手が自分を判断することになります。いつもその場に応じた、適切な返事ができる子に育ってほしいと思います。・・・
 各ご家庭でも、子どもの返事の仕方を意識してみてください。子どもが「はいはい…(わかりましたよ)」みたいな返事をする時ってありませんか? 返事の仕方一つで気持ちが伝わるということを教えてあげたいですね。
 Zoomでの全校朝会では、書き初めの表彰も行いました。まず、1年生から6年生まで、代表作品に選ばれた子ども達の名前が呼ばれました。各教室で、名前を呼ばれた子どもが返事をして立ちました。今年は各クラスから2名ずつ選ばれているので、34名の子ども達が代表になりました。全校を代表して、放送室に待機していた6年生に賞状を渡しました。(写真)

1月23日(土)

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 2年生は、算数の時間に「長い長さを はかってあらわそう」という学習をしています。2年生では、今まで「mm」や「cm」の単位を習ってきました。そして、30cmものさしを使っていろいろなものの長さを測ったり、cmとmmの単位の換算をしたりする学習をしてきました。
 今回は、30cmものさしでは足りない長い長さについての学習です。そこで先生が用意したのが、1mのものさしです。家庭にはなかなかない道具で、洋裁のお店などで生地を測る時に見かけるものさしです。まずは、2人組で手に取り、目盛りの読み方を確認していきました。(写真上)そして、この長いものさし全体で100cmあることから、「100cm=1m」という新しい単位についてまとめました。
 ところで、「あた」、「つか」、「ひろ」という長さをご存知でしょうか? 日本で昔使われていた長さの呼び名です。2年生の算数の教科書に、それぞれが身体のどの部分を使った長さであるかが載っています。「あた」は、親指と中指を広げた長さです。そして、「つか」は握りこぶしの幅、「ひろ」は両腕を広げた長さを言います。しかし、当然のことながら一人一人それらの長さが異なるため、共通の長さの単位としてのものさしが必要になるというわけです。
 3年1組で、「たし算トーク」をしていました。(写真中)ピア・サポート(仲間を支援する、つまり仲間づくりやコミュニケーション活動として使われる言葉です。)の研修等でよく行われるゲームの一つです。子ども同士で楽しく会話をしたり、関心をもって相手の話を聞いたりすることにつながる活動です。
 グループでジャンケンをして、全員が出した指の本数をたし算します。その数をもとにして、たし算トーク用の「話の種シート」からお題を見つけ、みんなで答えていくというゲームです。お題には、「自分の趣味は?」というものから、「無人島に持っていきたいものは?」、「社長と副社長、どちらになりたい?」など、様々なものが書いてありました。
 クラスの仲間とは、いつも一緒に過ごしてきた者同士なのですぐに会話がはずんでいきますが、4月の学級開きの頃にこういう活動を取り入れたらまた面白いだろうなと思いました。人と人との良い関係をつくるためには、コミュニケーションを促進することが重要となります。それは、子ども同士であっても同じで、会話を通じて相手を知ることにつながります。(逆に、自分を知ってもらう機会にもなります。)
 今年も6年生に向けて、PTAおやじの会主催の「キャリア教育の授業」を実施しました。6つのブースに分け、様々な職業の方々を講師として、直接お話を聞く機会となるように企画していただきました。
 おやじの会の皆さんには、昨年度からこのキャリア教育の授業を企画していただいています。今年度は、「警察官」、「保育士」、「ピアノ講師」、「公務員(官公庁)」、「ITエンジニア」、「自動車関連企業」の職業をされている方々にお越しいただきました。事前アンケートをもとに、各自聞いてみたい職業をあらかじめ決めておきました。15分ずつ入れ替えながら、全員が2つの職業について話を聞くことができました。
 どの講師の方々も、6年生向けにとても分かりやすい説明をしてくださいました。仕事の内容やどのようにしたらその仕事に就けるのか、そして仕事のやりがいまで、熱心に子ども達に語りかける姿が見られました。それぞれの仕事に対する子ども達からの質問は、事前にアンケート調査をしておいたので、講師の皆さんも説明がしやすかったようでした。
 6年生の子ども達は、2学期の総合の学習の時間に職業調べをしてきました。どのブースでも、自分の職業について堂々と胸を張って語りかける講師の皆さんの姿は、とても輝いて見えました。卒業を2か月後に控えた6年生です。今日のキャリア教育の授業は、将来へのあこがれや希望をもつための良いきっかけとなったようです。

1月22日(金)

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 3年生は、音楽の時間に「聖者の行進」の合奏に取り組んでいます。自分のパートの役割を生かして合奏し、アンサンブルの楽しさを味わう教材です。使っている楽器は、鉄琴や木琴、エレクトーン、打楽器類です。リコーダーは使っていません。
 練馬区から示された3学期の感染症対応のガイドラインでは、「音楽における歌唱の活動や管楽器(リコーダーや鍵盤ハーモニカ等)を用いる活動は行わない」と記されています。1学期の音楽の授業もそのような対応でした。2学期に入ってから一旦ガイドラインが緩み、マスク越しの歌唱指導やリコーダー演奏(距離をとって吹く時だけマスクを外す)が認められていました。今学期に入ってから、またもや各校の音楽専科の先生方に指導の工夫が迫られています。
 全体の楽器の数とともに、ソーシャルディスタンスも考え、クラスを半分に分けた人数で合奏するように指導しています。発表する子ども達と聞く子ども達に分かれて、お互いの合奏を確かめ合うようにしていました。(写真上)
 ところで、「聖者の行進」は、日本では「聖者が街にやってくる」とも訳されて、スポーツの応援や吹奏楽で有名な曲です。もともとは、アメリカの黒人霊歌の一つとして歌われていた曲です。それをルイ・アームストロングがジャズにアレンジしたことで、世界的に知られる超有名曲になりました。
 5年生は、理科の時間に「電磁石の性質」の学習をしています。実験セットを購入し、電磁石についての様々な性質を一つずつ実験で確かめていく予定です。
 今日は、さっそく実験セットの中身を取り出し、電磁石となる「コイル」を製作するところから始めました。あらかじめ100回巻きのコイルは実験セットの中に入っていますが、50回巻きのコイルは自分で導線を巻き付けるところから行わなければなりません。いろいろな会社から出されている実験セットの中には、たまに初めから全て完成しているコイルが用意されているものがあります。しかし、自分でコイルを巻くという経験をさせる方が手作り感もあり、また興味・関心をもたせるうえでも必要なことです。(写真中)
 私も高学年の担任をしている時に、このコイル作りの指導で苦労した覚えがあります。当時は、電磁石の学習は6年生の理科の内容でした。そして、使っていたのはエナメル線でした。(今回の5年生のセットは、ビニール線なので巻き付けやすくできています。)エナメル線を使っていてどんなハプニングが生じたかというと、巻き付けているうちに何回巻いたかを忘れてしまい、巻き直そうとしてからまってしまうということでした。放課後、ぐしゃぐしゃにからまったエナメル線と格闘し、翌日までにほどいてあげたことが何回かありました。
 3年生は、社会科や総合の学習の時間に、昔の道具についての勉強をしています。今日は、3年1組が中庭に出て、七輪の使い方の体験学習を行っていました。
 七輪は、電気やガス器具が主流になる昭和の中頃まで、各家庭でよく使われていた道具です。木炭を燃料として火をおこします。もちろん、魚や肉を焼く調理器具としての役割がメインですが、ストーブ代わりとして暖をとるために使われることもありました。毎年、田柄小の3年生には、うまく炭に火がついたところで網を乗せ、おもちを焼いて食べさせていました。しかし、感染症ガイドラインで調理実習が禁止されていることもあり、今年は控えることにしました。炭に火がつき、暖まることで炭おこしの苦労を喜びに代えていました。(写真下)
 あるグループの子ども達に聞いてみると、9本目のマッチでやっと火おこしに成功したそうです。焚きつけ用の新聞紙に火をつけてから、その上に乗せた割りばしを燃やします。炭にきちんと火がつくためには、しばらく割りばしが燃え続けていなければなりません。どのグループもこの段階で火が消えてしまい、苦労するものです。
 炭火の良さは、一度火がつくと長い時間燃え続けるところにあります。また、遠赤外線の作用で、魚も肉もおいしく調理することができます。最近は、七輪が安価で手に入ることもあり、ホームセンターなどでよく売れているそうです。ステイホームの日々が続きそうです。自宅の庭やベランダで、七輪を使ってバーベキューはいかがでしょうか。スルメやサンマを焼いたり、干し芋を焼くのもおすすめです。(ご近所への匂いに注意して)

1月21日(木)

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 昨日は、6年生の説明文についての紹介をしました。今日は、4年生が国語の時間に学習している「ウナギのなぞを追って」の説明文を紹介します。(写真上)
 この説明文は、昨年度までの教科書にも掲載されていました。内容はとてもおもしろいものなのですが、かなり専門的な語句が出てきたり、理科や社会の知識が必要でもあり、4年生には難しい説明文です。「うなぎは、新月の頃に合わせて、一斉にたまごを産んでいるようなのです。」というところでは、月の満ち欠けとの関係が説明されています。(理科に関する部分)また、海流に乗って稚魚が日本に到達することや、地図上の方位を使って流れてくる方向が説明されています。(社会科に関する部分)
 「ウナギのなぞを追って」を書いたのは、海洋生物学者の塚本勝巳さんです。その内容は、大人が読んでも大変興味深いものになっています。川や湖に生息しているウナギについて、その生態は長年にわたり謎とされてきました。「どうも海に行って卵を産んでいるようだ。」ということぐらいしか分かっておらず、海の中のどこで卵を産み、どのようにして川に戻って来るのかということは、なかなか研究が及んでいませんでした。
 この説明文を読んでまず驚くのが、日本中のウナギが二千キロメートルも離れたマリアナ諸島の海底で産卵をしているということです。(説明文では、この場所を突き止めるまでの苦労を、段落ごとに順を追って説明しています。)なぜわざわざそんなに遠いところまで卵を産みにいかなければならないのでしょうか? さらにびっくりするのが、広い海の中でごく小さなウナギの稚魚を探した調査の様子です。プランクトンネットを使って海水の中から数ミリメートルの稚魚を探していくのは、気の遠くなるような作業だったことでしょう。それだけに、1.6ミリメートルの卵をやっと見つけた時の喜びは、計り知れないものがあったはずです。調査を始めてから36年の年月が経っていたというので、これにも驚きます。
 現在は、日本の沿岸にやってきたウナギの稚魚を捕まえで養殖をするのが一般的な方法のようです。しかし最近は、ウナギに卵を産ませて育てていく完全養殖の研究も進んでいます。近い将来、近大マグロならぬ「近代ウナギ」が登場することがあり得るのではないでしょうか。そして、その研究の様子が説明文となり、小学校の教科書に掲載される日が来るかもしれません。
 6年生の英語の授業では、「What`s your best memory?」(一番の思い出は何?)という学習をしていました。6年生は、今月に入って卒業アルバムの文集ページの仕上げを行っているところです。6年間を振り返って作文を書いたり、クラスの寄せ書きページに思い出を載せたりしました。改めて英会話文にして、小学校の思い出を友達同士で楽しく伝え合っていました。さらに、「What did you enjoy?」(何を楽しんだの?)という会話も入れ、進んで友達と英語を通じた交流を行っていました。(写真中)
 自分が使っているスマートフォンには、翻訳アプリが入っています。外国語の授業を見た後、校長室に戻ってきて授業で取り上げていた会話文をスマートフォンに向かって発音してみるようにしています。ショックなのは、自分はうまく発音していると思っていても、全く違う英語が表示される場合が多いことです。ALTの先生を通じて習っている今の子ども達の方が、ずっと発音が良い英語を話せるようになっているはずです。(でも、このアプリがあることで、外国の人に出会っても自信をもって会話ができそうです。日本語で話すと、英語の発音が出てくるという優れものです。)
 3年生は、社会科で「かわる道具とくらし」の学習をしています。学校に保管してあった昔の道具類を廊下に展示し、いつでも見られるようにしています。コロナ禍のために、社会科見学に行けなくなってしまったのが残念でした。毎年3年生の社会科見学として、石神井公園にある「ふるさと文化館」に行っています。展示室にはたくさんの昔の道具があり、詳しく説明を聞くことができます。(ぜひ機会があったら出かけてみてください。)
 今回、廊下に並べた昔の道具は、学校の資料室(北校舎2階の2年1組の隣の部屋)にあったそうです。なかなかおもしろいものがたくさんあります。まず、黒電話です。近くにいた子ども達に電話の使い方を聞いてみました。ダイヤルの番号を回すのは知っていたようですが、「最初に受話器を取る」ということは知らなかったようです。(写真下)
 他には、茶釜と柄杓(ひしゃく)や鰹節削り器がありました。鰹節削り器は、箱を開けるとかんなが入っていて、鰹節を動かして手動で削っていく道具です。下の引き出しに削り節がたまります。子どもの頃、お正月に父親の実家に行くと、いつも鰹節を削るお手伝いをさせてもらいました。削りたての鰹節のいい香りの記憶とともに、祖母の顔を思い出します。

1月20日(水)

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 6年生は、国語の時間に「メディアと人間社会」という説明文の学習をしています。今年の教科書から新しく入った教材で、作者は池上彰さんです。教科書には、ご本人の写真も載っています。(写真上)池上さんについては、テレビにも多く出演されている方なので、子ども達もよく知っているでしょう。元NHK記者からスタートし、現在はフリージャーナリストとして活躍中です。NHKにいた時は、週刊子どもニュースという番組の初代お父さん役を長らく務めていたことでも有名です。
 NHKを退社後もテレビの各局からの出演依頼が多いのは、その分かりやすい解説の仕方にあるのではないでしょうか。そして、なんでも実によく知っていると感心するほどの情報量をもっている方です。その池上さんが書いた説明的な文章なので、小学生にも受け取りやすいということで教科書に採択されたのでしょう。
 6年生の国語の授業では、文章全体の構成を考えながら読み、各段落の要旨をとらえることを中心に学習を進めていきます。全体は、「始め・中・終わり」に分けられ、「中」にあたる段落では、歴史的な順序に合わせたメディアの登場について説明しています。「文字を使った伝達」から始まり、「電波」、「映像」、「インターネット」と、段落ごとに各メディアについて紹介しています。そして最後の段落では、「人間の欲求を意識してメディアとつき合うことの大切さ」を筆者の主張としてまとめています。いかにもメディアで活躍されている池上さんらしい文章だなと感じました。
 教科書には、続けてもう1つ説明文が掲載されています。「大切な人と深くつながるために」という、鴻上尚史(こうがみしょうじ)さんが書いた文章です。人と会話をする時間を増やしていき、「コミュニケーションの練習をしている」と思い、上達させていくことが大切であること。そして、「大切な人とのコミュニケーションをする機会を増やしていこう」という主旨で書かれた説明文です。
 大人も子どもも、SNSを利用した社会が当たり前になりつつあります。直接会話することの重要性を、国語の教材を通して訴え、警鐘を鳴らしているようにも感じられます。
 3校時は、けやきルームの授業観察に行きました。2つの部屋に分かれて、3人ずつの児童への小集団指導が行われていました。感染症対応として、本来なら全員で行っているところを、2つに分けて人数を減らしていました。また、一人一人の机に飛沫防止のアクリル板を立てて授業を行っていました。(写真中)
 3学期のけやきルームの指導は、今週からスタートしています。そこで、初日の今日は、冬休みの出来事と3学期のめあてを発表するスピーチから始めました。自分の教室のような大人数の中で発表するのが苦手な子も、けやきルームの少人数の場所では、自分の言いたいことをしっかりと話すことができます。けやきルームでは、こういう経験を積ませることによって、自信を高めていくように指導しています。授業の後半は、冬に関する言葉を集めたビンゴゲームをして盛り上がりました。
 4校時は、2年2組の道徳の授業観察を行いました。「空色の自転車」という資料を使った、生命尊重について考える授業でした。交通事故にあって、意識不明の重体になっていたかんた君のところに、先生や友達が次々とお見舞いに来ます。家族の支えもあり、やっと意識が回復して松葉づえをつきながらリハビリに励むようになりました。リハビリをがんばる主人公の気持ちを考えながら、後段では命の大切さについて考えさせました。(写真下)
 道徳の授業では、年間を通じてどの学年もたくさんの内容項目を指導しています。その中で最も指導が難しいのが、「生命尊重」にかかわる内容です。2年生のこの資料では、主人公の命に対し、周りの多くの人たちが心配をするとともに、回復を喜んでくれました。そういう中から「自他の生命を尊重する心」へと結び付けて指導しています。

1月19日(火)

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 3学期も、先生達の授業の様子を見て回る「授業観察」を今日から行っています。校長と副校長で1時間の授業を観察し、後日の面談を通じて、教員の指導力向上に結び付けていきます。
 今日は、2校時に2年1組の道徳の授業を見に行きました。道徳の教科書に掲載されている「おせちのひみつ」という資料を使った授業でした。日本の国の文化に親しみ、愛着をもとうとする心情を育むことをねらいとした授業でした。
 まず、お正月に食べるおせち料理には、どんな意味が込められているのかを学習しました。おせち料理は、昔から日本に伝わる料理で、お祝いの意味合いがあることはなんとなく分かりますが、一つ一つの料理の意味を知っている人は大人でも少ないのではないでしょうか。
 担任の先生が、「おせち料理を食べた人〜」と聞いただけで、子ども達は口々に「栗きんとんがおいしいよ」とか「たくさん食べ過ぎた…」と話していました。(写真上)
 では、子ども達の大好きなその栗きんとんが、どういう意味でおせちに入っているかと言うと・・・「光り輝く黄色で、豊かに暮らせるように」という願いが込められているそうです。黒豆は「まめに働いて過ごせるように」、れんこんは「穴が開いていて先が見えることから」、ごぼうは「長く根を張り、しっかり生きるため」、かまぼこは「紅白のめでたさと、日の出の形から」、昆布巻きは「喜ぶ(こぶ)」、えびは「腰が曲がるまで長生きできるように」・・・と、それぞれ『寿』に通じる意味合いがあります。(道徳の教科書には、おいしそうな写真と説明が載っています。)さらに、おせちを重箱に入れるのにも理由があります。重箱は、重ねる箱です・・・「おめでたいことを重ねる」という意味があるそうです。
 続いて授業の後半は、おせち料理のように人々の願いが込められているものについて考え合いました。お祭りや七五三、ひな祭り、節分など、様々な文化が日本にあります。そして、その多くは、健康や豊作を祈願したことが始まりとなっています。特にそれらの中でも多いのは、子どもの成長を願う行事です。昔は、疫病などで命をおとす子どもがたくさんいました。親の願いは、「まず何よりも、健康な子に育ってほしい」ということであったのです。「勉強ができる子になってほしい」とか、「スポーツ選手になってほしい」という現代の親の希望は、昔の親からしたら贅沢すぎる願いであると言えそうです。
 1年生は、生活科の時間に「きたかぜとあそぼう」という学習をしています。今日は、2組と3組が風車を作って遊んでいました。生活科の教科書には、ぐにゃぐにゃ凧と風車の作り方が載っていて、「かぜにはどんな力があるのかな?」と書いてあります。3年生から始まる理科の学習につながるような言葉です。確かに、1,2年生の生活科は、3年生以上の学年の理科や社会科につながる部分が多くあります。自然の中から遊びを見つけ、楽しむ段階が生活科であり、科学的に確かめていくのが理科の学習とも言えます。
 子ども達が作った風車は、紙コップを切り開いて羽にし、竹ひごやストローで回転する仕組みになっています。作り終わった子から中庭に出て回してみました。勢いよく走ると、すごい勢いで風車が回転しました。体の前に風車を持って、池の周りをぐるぐる走り続ける子もいました。今日は、ちょうど北風が強く吹いていたので、止まって手に持つだけでも羽が回転していました。子ども達は、いろいろな不思議に気がついていたようです。(写真中)
 先週金曜日から、校内書き初め展が始まりました。夕方の4時から行っている書き初め展の公開では、毎日数名の保護者の姿を見かけます。校内でも、他のクラスや学年の作品を見て学ぼうと、クラスごとに書き初めを見に行っています。
 6年生が、同じ階の4年生の書き初めを見学していました。(写真下)3年生以上の毛筆は、今年からお手本の文字が変わりました。ですから、6年生にとっては初めて見る書き初めです。(6年生が4年生の頃は、「流れる星」を書いていました。)

1月18日(月) その2

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 コロナ禍での授業は、区のガイドラインが2学期よりも厳しくなったこともあり、様々な制約のもとで実施をしています。先生が一方的に説明して教え込む授業であれば、感染リスクを減らしてどんどん学習を進めることは可能でしょう。また、そのような授業であれば、オンラインで十分です。しかし、少なくとも小学校の先生達は、そのような授業はしません。「対話的で主体的な学び」という言葉を昨年度まで盛んに聞いているのではないでしょうか。今年度からスタートした学習指導要領の核となる言葉です。
 教師と子ども達、さらには子ども同士の対話がなければ本当の学びのある授業にはなりません。6年生の教室では、4人グループでの話し合いを授業の中で行っていました。もちろん密を避けて、机は極力離すようにしています。(写真上)
 2年生の音楽の授業では、鑑賞教材「ゆかいな時計」を扱っていました。オーケストラで時計の動きを表現した曲です。ウッドブロックが時計の「チック、タック…」と秒針が動く様子を表し、目覚ましのベルの「ジリリリ…」をトライアングルが担当しています。2年生の子ども達にも、すぐに情景が思い浮かび、分かりやすくて楽しい曲です。(写真中)
 正式な曲名は、ルロイ・アンダーソン作曲の「シンコペイテッド・クロック」です。4小節目にシンコペーションが入り、規則正しいはずの秒針が一瞬足踏みをするような動きを見せます。アンダーソンらしい、独特のコミカルさとユーモアを取り入れた小品です。
 放課後、家庭科室にて「地域未来塾」が行われていました。未来塾は、2学期から2年生と3年生の希望者対象に、月1〜2回程度実施しています。5校時が終わった後、2年生の子ども達がやってきました。密にならないように、今年度は全体の人数を減らして実施しています。今日は、2学期に習ったかけ算九九の復習問題にチャレンジしていました。地域の方々が講師となり、丸付けや個別指導をしてくださっています。(写真下)

1月18日(月) その1(全校朝会の話)

 月曜日の全校朝会は、放送室からZoomを使って行いました。6年生のあいさつ当番の子ども達(4名)が元気よくあいさつをしてから開始しました。今日は、俳優の福本清三さんについての話をしました。Zoomだと、写真を拡大して画面に映しながら話をすることができます。福本さんについては、先日のニュースで訃報を聞いたばかりでした。ぜひ子ども達に話をしておきたいと考えていた内容です。
・・・『今日は、この写真の人物についてのお話をします。(写真を見せながら)刀を手に持っていますね。昔のお侍さんの格好をしています。昔から時代劇のテレビドラマや映画に出演してきた、役者の福本清三さんです。今までたくさんの時代劇に出演してきましたが、福本さんの顔や名前はあまり知られていません。なぜかというと、福本さんはいつも正義の味方と戦う悪役ばかりで、チャンバラのシーンに登場すると、主役の役者さんに刀で斬られてすぐに倒れて死んでしまう役をしてきたからです。(2枚目と3枚目の写真を見せながら説明する)時代劇に出ては刀で斬られて倒れる…ということを昔からずっと演じてきた、いわゆる『脇役』の役者さんでした。福本さんは、いつかきっと主役になって、時代劇で顔を知られる役につきたいなと考えていました。
 そんな福本さんは、ある時、大俳優の萬屋錦之介さんから声をかけられました。「おい、おまえ、死に方がうまいのぉ。死に方がうまいということは、芝居がうまいということや。」と言われたのです。その言葉を聞いて、福本さんはハッと気がつきました。「萬屋さんのような大俳優が、いい芝居だと言ってくれた…。そうか、主役だけで映画が成り立っているんやない。脇役といっても、おれも映画に必要な俳優の一人なんや。」と考えるようになったのです。
 それから福本さんは、主役の俳優さんが強くかっこよく見えるように、刀で斬られて倒れて死ぬ演技を自ら研究し、工夫していきました。そして、脇役を演じ続けて44年目のある日、「今度、ハリウッドで作られる『ラスト・サムライ』という時代劇映画に出ていただけませんか。」という電話がかかってきました。福本さんは、「どこかでだれかが見ていてくれるんやな。」とつぶやいたそうです。福本さんのこのお話は、以前小学校5年生の道徳の資料として取り上げられたことがありました。みなさんは、福本さんの生き方からどのようなことを感じたでしょうか?
 学校の中では、一人一人がいろいろな役割をもって生活をしています。目立つ役割もあれば、目立たない役割もあるでしょう。でも、それらのどれもが、学校生活においてとても大切な役割となっているのです。12月に行った子どもまつりのことを思い出してみてください。店番の時に、それぞれどんな役割をしていたでしょうか。ゲームの説明をする係や点数を数える係もあれば、受付でハンコを押す係の子もいました。中には、倒れたペットボトルを直す役割や、ストップウォッチで15秒間計るだけの子もいたかもしれません。でも、その役割一つ一つが、自分達のお店のためにとても大切なものであったということを忘れてはなりません。
 高学年の委員会活動でもいろいろな役割があり、目立たないところできちんと仕事をしている姿を見かけます。みんなが休み時間に遊んでいる時に、うさぎのお世話をしている委員会や、竹馬をきれいに直してくれている委員会の子がいます。そういう姿を、きっとだれかがどこかで見ているのです。
 実は、今日お話しした福本清三さんは、今月1日、病気のために亡くなられました。   77歳でした。「日本一の斬られ役」として、映画やテレビで活躍してきた福本さんを惜しむ声が、全国から寄せられたということです。』・・・

1月15日(金)

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 今日から、校内書き初め展が始まりました。各教室の廊下に、3学期に入って書いた全員の力作が展示されています。1,2年生の硬筆で書いた書き初めは、色画用紙の台紙に貼って掲示しました。また、3年生以上の毛筆作品は、雲華紙(うんがし)という台紙に貼るようにしています。
 書き初めは、少し離れた位置から見るとよいと言われます。中心がそろっているか、文字のバランスはどうか、とめ・はね・はらいの筆づかいはどうか・・・様々な視点で見ると、一人ずつの作品の良さが感じられます。
 各学年で選んだ代表児童の作品は、全校分をまとめて南校舎1階に展示しました。(保健室の向かい側の掲示板です。)登校後、さっそくいろいろな学年の子ども達が見に来ていました。(写真上)
 都の書き初め展を始め、区展も今年は中止になってしまいました。本来ならば、練馬区立美術館に代表作品が飾られる予定でした。きっと毎年楽しみにしていた子もいたことでしょう。練馬区では、各校の代表者にいつも通り出品証を用意することにしています。後日、全校朝会で紹介し、表彰をする予定です。
 本日から、保護者の皆様にも書き初め展を公開いたします。平日の16時〜17時に、児童玄関よりお入りください。
 2学期の後半から作成してきた、6年生の卒業文集に向けた取り組みがいよいよ大詰めとなってきました。クラスの寄せ書きページが出来上がりつつあります。また、1組では、作文ページの清書に真剣な表情で取り組む様子が見られました。(写真中)
 下書きを何度も繰り返し、やっと出来上がった原稿を見ながら、ペンを使って清書用紙に向かっていました。当然、間違えたら消しゴムで消すことはできません。先生に修正液で消してもらうことになります。一文を書くたびに、何度も大きく深呼吸をしながら、時間をかけてていねいに書き進めていました。
 文集にした作文の内容は、一人一人いろいろです。6年生の思い出から、体育発表会について書いた子や、6年間の自分の成長について書いた子、あるいは織田信長から学んだことについて書いた子もいました。今年度の卒業アルバムは、卒業後しばらく経ってから届くことになります。作文の内容も、緊張してペン書きした文字も、全て一生の思い出として残ることでしょう。
 1年3組の教室で、道徳の授業がありました。「せかいの こどもたち」という資料を使い、「国際理解、国際親善」にかかわる内容でした。教科書には、6つの国の子ども達が遊んでいる場面の写真が載っています。それぞれに「アメリカ」、「ネパール」、「チリ」、「インドネシア」、「フィンランド」、「トーゴ」という国名がついている他は、文章は何も書いてありません。どうやって授業を進めるのでしょう?
 まず、自分が知っている国の名前を発表し合います。次に、教科書の6つの国の子ども達の写真を見て気がついたことを話し合います。さらに、日本の生活や遊びと似ているところや違うところを探して発表します。そして最後に、世界の子ども達と、どんなことをしてみたいかを考えさせます。
 テレビを通じて、様々な国の気候や生活の様子について知っている子がたくさんいました。先生がフィンランドの写真を出すと、「サンタさんがいる国だ!」とか、「サンタさんは飛行機に乗ってくるんだよ。」という声が飛び交いました。
 また、子ども達が住んでいる地域で、いろいろな国籍の人を見かける場合もあるでしょう。そういう方々への関心を広げていくことも、道徳の学習の一つとなっています。

1月14日(木)

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 みそ汁の塩味が足りない時に、何と言いますか? 「このみそ汁は、○○〇。」
 きっと、「みそ汁の味がうすい」というように、「うすい」を使うと答えた方は、東京(あるいは関東)出身の方ではないでしょうか。私は、(私の両親も含めて)「みそ汁の味があまい」というように「あまい」という言葉を使います。味が薄いことを「あまい」と表現する人たちは、全国的に見ると多いようです。北海道を含めた東日本や九州・中国地方の人たちも「あまい」という言葉を使っているようです。
 5年生の国語の教科書に「方言と共通語」という学習があります。5年1組では、塩味が足りない時の表現について、全国にどのような方言があるのかを学習していました。教科書には、日本地図に方言を色分けした分布図が載っています。先ほどの「うすい」を使う人たちは、関東の他に、静岡県〜紀伊半島、高知県と、太平洋側の地域に分布しているようです。(写真上)
 関西では、塩味が足りない場合に「みずくさい」という言葉を使うようです。子ども達は、びっくりしていました。そしてもう一つ色分けしてあるのは、「しょうむない」あるいは「しょむない」という言葉です。石川県〜富山県の北陸地方の人たちの方言です。
 きっと、さらに詳しく分布を調べると、塩味が足りないことを表すだけで、もっといろいろな方言が使われているのでしょう。ちなみに、塩味が濃いことを何と言いますか? 「味が濃い」が共通語であれば、「からい」は方言なのでしょうか。「このみそ汁は、ちょっとからいな…」は、「辛い」のではなく、「塩味がきつい」ということを言っています。私が幼少期を過ごしてきた新潟では、「しょっかい」という言葉を使っていました。しょっぱい味が濃い時に「しよっかい」です。
 毎年、「方言の授業」を5年生対象に行っています。元小学校の校長をされていた先生に来ていただき、クラスごとに出前授業をしてもらっています。今年は来週の土曜日に行う予定でしたが、来月の27日に延期しました。鹿児島県喜界島出身の先生による授業です。今年も5年生に授業をしていただけるといいなと思っています。
 2年3組で、毛糸を使ってあやとりをしていました。2年生は、生活科の学習として、昔遊びに取り組んでいます。担任の先生から「ほうき」の作り方を教わりながら、指で一生懸命毛糸をたぐっていました。(写真中)
 あやとりは、昔遊びの一つになってしまっているのですね。クラスの子ども達に聞いてみましたが、今日初めてあやとりをしたという子がほとんどでした。私が小学生の頃は、クラスであやとりが流行っていました。女の子だけでなく、男の子も夢中になってやったものです。さかずきや豆電球の作り方は、手に毛糸をかければ今でもできます。東京タワーやはしごを作ったりと、難しい技ができる子がクラスのヒーローになったものでした。また、ひもを長くして、二人で取り合う「二人あやとり」も楽しいものです。
 折り紙もそうですが、手先を使う遊びは、昔遊びと言わずに日本の伝承遊びとしていつまでも残していきたいものです。
 4年生は、社会科の時間に年間を通じて東京都の学習をしています。3学期は、「豊かな自然環境を守り生かす八丈島」の学習からスタートしています。八丈島は、同じ東京都でありながら温暖な気候に恵まれた島であり、観光地としても有名です。1組では、漁業の特色について資料を基に学習をしていました。
 八丈島で獲れる魚の資料には、トビウオやムロアジの名前が載っていました。伊豆諸島の特産品の「くさや」は、このトビウオやムロアジを使って作られています。また、漁獲量で一番多いのは、キンメダイでした。伊豆の旅番組では、必ずと言ってよいほどキンメの煮つけとして登場する高級魚です。
 1年前に、5年生(現6年生)の下田移動教室がありました。2日目の朝、水族館に行く前に、漁港の様子を見学に行き、キンメダイが水揚げされる様子を間近に見ました。水深の深いところにいる魚なので、目が猫の目のように光って見えます。(それで「金目鯛」です)
 教室の電子黒板に真っ赤なキンメダイが映し出されると、子ども達から「おいしそ〜」という声が上がりました。(写真下)今年の4年生は、来年度6月に下田移動教室が予定されています。下田の港で、本物のキンメダイをぜひ見てきたいものです。
 
※昨日の理科の問題の答えです。正解は、「振り子が往復する時間はどれも同じ」です。おもりの重さによって振り子の振幅は変化しません。言い換えると、木の球と鉄の球を同じ高さから落としても、同時に地面に落ちるということです。(球の大きさは同じとします。)

1月13日(水)

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 3年3組が、1校時にパソコン室を利用していました。3年生は、総合の学習の時間に、お正月について調べる学習をしています。インターネットの検索機能を使って調べてみようということで、パソコン室に来ていたようです。
 パソコン室を使って授業を行う学年は、4年生以上で多く見られます。3年生では、まずパソコンの使い方に慣れさせることから始める必要があります。検索して調べるには、キーワードとなる言葉を入力しなければなりません。3年生は、2学期に国語の時間を使ってローマ字を習いました。ローマ字表を見ながら、そしてキーボードの配列から文字を探しながらパソコンに向かっていました。(写真上)
 コロナ禍の影響もあり、学校におけるICTの推進が急速に求められるようになってきました。以前から教育のICT推進については予算化されてきていましたが、3年計画であったものを前倒しして今年度に移行することになったようです。ということで、練馬区でもいよいよ児童一人に一台のタブレットパソコンが配備されることになりました。今月から来月にかけて、区内の全小中学校にタブレットパソコンが届きます。(本校は、来月上旬に全校児童分が届く予定です。)タブレットパソコンは、学校や家庭での学習に利用していくことになります。つまり、ランドセルに入れて持ち運びながらそれぞれの場所で活用するということです。
 学校では、子ども達への指導にかかわる教員の研修や各学級での指導が必要になります。また、各家庭にプリント等でガイドラインをお伝えしたり、利用における同意書をお願いしたりしていかなければなりません。その準備は、今年度中に始まっていきます。今後、順次お伝えしていくようにします。
 昨日は、2年生の図工の学習についてお伝えしました。今日は、1年生の図工の様子を紹介します。1,2校時に、1年1組で図工の授業が行われていました。題名は、「おしらせします! にっこりニュース」です。2年生の図工と同じく、冬休み中の楽しかった出来事を絵に表す学習でした。
 一人一人の絵を見て回るだけで、とても楽しい冬休みの情景が伝わってきました。たこ揚げや家族で買い物に行った絵、自転車に乗っている場面などが、クレヨンで伸び伸びと描かれていました。昨日の2年生と同じく、ケーキの絵がありました。聞いてみると、やはりお誕生会をみんなでしたそうです。
 きれいな着物を着ている絵がありました。休み中に七五三のお祝いをしたそうです。着物を着て写真を撮ってもらったのでしょうか。そういえば、私の住んでいる隣の市(川越市)の神社では、11月から12月にかけて、毎週のように七五三で訪れる人たちが見られました。今年は、時期をなるべく分散して行うようにしているのかなと感じていたところです。(写真中)
 5年生は、理科の時間に「ふりこの動き」の学習をしています。今日は、理科室で5年1組が実験をしていました。糸に重りをつけた振り子を左右に振り、その振幅がどんな条件によって変わってくるのかを調べる実験です。振り子を左右に振って1往復する時間は、何によって変わってくるでしょうか? まず、実験として考えられるのが、振れ幅です。大きく振った時と小さく振った時とでは、往復する時間に違いが出てくるでしょうか? 次に、糸の長さです。短い糸と長い糸とで、振り子の振幅に差が出てくるでしょうか?
 そしてもう一つは、重りの重さの違いによる実験です。今日は、その実験を行っていました。重りは3種類あります。木製、ガラス製、金属製と3種類の丸い球状の重りです。(大きさは3つとも同じです…これが重要!)
 もちろん、振れ幅と糸の長さは同じにして実験をします。ストップウォッチを手に、10往復の時間を計測します。実験結果を正確にするために、3回実施して平均を出します。みんな真剣な表情で行っていました。(写真下)
 実験の予想を聞いて回ると、それぞれ違った考え方に分かれました。重さが違っても往復する時間は同じという予想。重い方がゆっくりと動きそうだから、軽い方が速いという予想。重い方が力強く感じるから速いという予想。・・・さあ、結果はどうなったと思いますか? 正解は、明日お知らせすることにします。

1月12日(火)

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 2年生は、3学期最初の図工の時間に、「楽しかったよ!」という題名の絵を描いています。冬休みのことを振り返り、楽しかった出来事を絵に表す学習です。画用紙に、それぞれ冬休みのことを思い出しながらクレヨンを手にしていました。
 冬休みに入ってすぐに「GO TO」がストップしたこともあり、家の中で過ごす時間が多かったことでしょう。また、親戚の家などにも行けず、いつもとは全く違う年末年始を過ごした子がほとんどだったのではないでしょうか。
 今日は、1,2校時に3組で図工の授業がありました。子ども達が描いた絵を見て回ると、ステイホームでもとても楽しそうな表情をした人物がたくさん描かれていました。たこ揚げやけん玉、一輪車、家族でトランプをしているところなどが上手に描き表されていました。
 大きなケーキにたくさんのろうそくが灯されている絵を描いていた子がいました。聞いてみると、冬休み中に誕生日を迎え、家族でお祝いしてもらったそうです。チョコレート色をしたホールケーキが、とてもおいしそうでした。(写真上)
 今日から、なわとび月間がスタートしました。なわとび月間中は、休み時間になわとびカードを使って友達と検定をしながら級を進めていきます。すでに先週のうちになわとびカードが配られていたこともあり、カードの色塗りがどんどん進んでいる子がいました。
 全校児童の多くがなわとびに取り組むようになっても、田柄小の敷地は広いので、十分に運動を楽しむことができます。中庭では、1年生から3年生の多くがなわとびに挑戦していました。(写真中)また、東門側のバスケットコートもなわとびの練習場所として開放しています。反対側のけやき広場では、おもに4〜6年生がなわとびを行っていました。高学年は、二重跳びやはやぶさに挑戦している子が多く、回転している縄が見えないほどです。
 なわとびは、呼吸機能を高めるとともに、リズム感や持久力を高めることにもつながる優れた運動です。寒い日でも、すぐに体を温めることができます。今週から4週間かけて、さらに体育の時間も含めてなわとびの技を高めていきます。
 2年1組では、道徳の時間に「お年玉をもらったけれど」という資料を使った授業が行われていました。道徳の内容項目の「節度・節制」にあたる資料です。
 修二君は、お父さんとお年玉を使ってサッカーボールを買おうとしていました。買い物に行く前に友達と出会い、お店でサッカーのカードを買いました。なかなか欲しいカードが出てこなかったので、ついたくさん買ってしまいました。午後、お父さんとスポーツ店に行ったら、残ったお年玉でサッカーボールを買うことができませんでした。・・・お金を無駄遣いしてしまうことは、だれにでもよくあることです。子ども達にとっては、とても考えやすく身近な話題であるだけに、よく手を挙げて意見を発表していました。(写真下)
 自分も2年生か3年生の頃、似たような経験があります。自分が貯金箱代わりにしていたビニール袋に、10円玉が5枚入っていることに気がつきました。喜び勇んで駄菓子屋さんに行き、大盤振る舞いでお菓子を買いあさりました。たくさんの駄菓子を何の疑いもなく買ってしまいました。(その頃の50円は、子どもにとっては大金でした。)
 家に帰ると、「今月のおこづかいを入れといてあげたよ。」と母親に言われてハッとしました。そう言えば、以前から月ごとにおこづかいをもらうことに決まっていたのでした。だまってお金を入れておく母親も母親ですが、何の計画もなくあっという間にお金を使ってしまった自分が情けなくなりました。・・・そういう経験を積んで、子どもはお金の大切さを学んでいくものです。

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