4月25日(月) その1![]() ![]() ![]() ![]() ・・・新年度スタートのこの時期は、「礼儀」に関する道徳の授業が、いろいろなクラスで行われています。「礼儀」というのは、「人とかかわる時の正しい態度」のことを言います。例えば、今この全校朝会では、校長先生の話を向かい合って聞いているという「人と人とのかかわり」があります。その場合の正しい態度(礼儀)は、だまって話を聞くことです。さらに、話が終わったら、気をつけの姿勢をしてそろってお辞儀をすることも「礼儀」です。他にも、学校の先生のような年上の人に対する言葉づかいや、職員室に用事があって来た時の話し方にも「礼儀」が必要です。では、友達の家に遊びに行き、家に上がらせてもらう時の礼儀はどうでしょう。「おじゃまします。」と言って、靴をそろえて上がらせてもらうのが礼儀です。きちんとできていますか? 先週、5年生の教室で、「あいさつって」という道徳の授業がありました。あいさつや礼儀は、どうして大切なのだろうと考えさせられる内容でした。教科書には3つの場面が紹介されていて、主人公の康平君をもとに、あいさつについて考えるようになっていました。 (それぞれの場面の絵を見せながら話をする。)(1)康平君は、お母さんと一緒にデパートに出かけました。そこで、お母さんの友達と出会いました。「こんにちは。お買い物? こちら、息子さん?」と女の人が言ったので、お母さんは「そうなの。今、5年生よ。ほら、康平、ごあいさつして。」と背中をぽんとたたきました。康平君は、かすかに頭を下げることしかできませんでした。その後、お母さんに「5年生にもなって、あいさつもできないの。」と注意されてしまいました。康平君は、「自分の知り合いでもないのに、なんであいさつしなきゃならないのだろう。」と考え、腹が立ちました。 (2)学校であいさつ週間が始まりました。康平君は児童会の役員に入っていたので、門の前に立ち、登校してくる子ども達に「おはようございます。」とあいさつをしていました。あいさつをすると、みんな「おはようございます。」とあいさつを返してくれたので、うれしくなりました。ところが、6年生の子に声をかけた時のことです。その子は、康平君の方も見ないで、だまって通り過ぎていきました。康平君は、むっとすると同時に、デパートでのことを思い出しました。 (3)康平君は、休みの日にお父さんと山登りに出かけました。登り始めて2時間が経ち、疲れてきた時に、山から下りてくる人に出会いました。「こんにちは。いいお天気ですね。頂上まであと少しですよ。がんばって。」と帽子に手をやり、頭を下げながら声をかけてくれました。康平君は、思わず「ありがとうございます。がんばります。」と声を出しました。その時、康平君は、あいさつや礼儀が大切なわけが分かったような気がしました。 みなさんもこういう経験があるのではないでしょうか。親戚の人の前などで、きちんとあいさつができないと、家の人に注意されたりしますよね。あるいは、自分の知らない人なのに、なんであいさつをしなければならないのだろうと思った時もあったことでしょう。それは、あいさつをされる側になったことがないから分からないのだと思います。康平君のように、あいさつをしてもらって「うれしいな」という心が温かくなる経験がある子は、きちんと礼儀正しくあいさつができるようになっていきます。 朝、登校してきた時はもちろんですが、廊下で人と出会った時にすすんで「こんにちは」と言えている子が増えてきました。また、学校には先生方以外にも事務室や主事室、給食室で働いている方がいらっしゃいます。そういう方々にもきちんとあいさつをしている子は、さらにすばらしいですね。旭町小の子ども達全員が、礼儀正しく、あいさつがしっかりできる子であってほしいと願っています。・・・(写真上) 続いて、ALTのマーク先生の紹介がありました。今年度も、月曜日と火曜日の外国語・外国語活動の授業を担当していただくことになりました。(写真下) ちなみに、木曜日と金曜日はダニア先生です。お2人とも、昨年度も勤務されているので、子ども達に大人気の先生方です。 |
|