5月12日(木) その2![]() ![]() ![]() ![]() ・・・主人公のひろ子に、転校した仲よしの正子から料金不足の絵はがきが届きます。ひろ子は、正子に料金不足であったことを教えるかどうか迷います。そして、「正子なら、きっとわかってくれる」と、友達を信じることの大切さに気付いて、手紙を書き始めます。 授業の中で、自分だったら料金不足だったことを伝えるかどうかについて、手を挙げさせていました。「伝える」と手を挙げた子が多数いて、「伝えない」に手を挙げた子は数名でした。実際に自分だったら…と考えさせることは、道徳の授業ではとても大切なことです。しかし、本当にその立場にならなければ、真の自分の心は見えてこないかもしれません。実際は、「伝えない」という子がほとんどになるのではないでしょうか。大人を相手にこの授業をしてみたいものです。親しい間柄だったら、料金不足のことを伝えるでしょうか? 少なくとも私はできません。 しかし、資料の中のひろ子は手紙を書き始めました。どういう気持ちでそういう行動ができたのかを考えさせます。そして、本当の友達とは表面的な仲のよさだけでなく、互いに注意し合ったり、意見を言い合ったりすることのできる関係であることに気づかせていきます。 4校時に、3年1組の音楽の授業がありました。「茶つみ」の歌の学習をしていました。この歌は、誰もが知っている日本の歌であり、文部省唱歌として親しまれてきました。(作詞作曲は不詳となっています。) まず、歌の意味を指導しなければなりません。歌は、「夏も近づく八十八夜 野にも山にも若葉が茂る」で始まります。八十八夜について、まず教えていました。立春から数えて88日目を指しているので、毎年5月2日頃がこの日にあたります。八十八夜を過ぎると、すぐに立夏を迎えます。(今年は5月6日でした。)それで、「夏も近づく〜」というわけです。 続いて歌は、「あれに見えるは茶摘じゃないか あかねだすきにすげの笠」となります。あかねだすき(茜襷)とすげ(菅)の笠については、茶摘み娘の写真を見せて説明していました。今では観光用で衣装が使われることが多いと思いますが、昔は女性がお茶の葉を摘む時の服装として使われていました。(写真下) 昨日は5年生が調理実習でお茶をいれていましたが、今の子ども達は茶葉を見たことがない子がいるかもしれません。音楽専科の先生が、実際に煎茶の茶葉を用意して子ども達に見せてから「茶つみ」の歌の指導を行っていました。 |
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