5月25日(水)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 2年前から新しい教科書になり、今まで小学校で習っていなかった漢字を新しく4年生で学習することになりました。それが、次の20個の漢字です。「茨、媛、岡、潟、岐、熊、香、佐、埼、崎、滋、鹿、縄、井、沖、栃、奈、梨、阪、阜」さらに、以前5年生で習っていた漢字の「賀、群、徳、富」と6年生で習っていた「城」も4年生で学習することになりました。これらの漢字の共通点は何でしょう? 正解は、都道府県名に使われている漢字です。 4年生は、社会科の授業で47都道府県を学習します。全て漢字で書くことができるようにと、国語の新出漢字に追加されました。正直な話、大人でもあやふやな都道府県名の漢字がたくさんあります。特に、新潟県の「潟」の字は、正しく書ける大人は何パーセントいるのでしょうか? 私は新潟県出身なので、子どもの時から正しく書くことができました。子どもの頃、自分の両親宛てに届く年賀状を見て、唖然としたことがあります。ほとんどの人が「潟」の字を間違えていたのです。「潟」の最後の点4つを、「場」のように払い2本で書く誤りが多いのですが、もっと多い誤字が「臼」の部分にあります。説明が難しいのでこのくらいにしますが、4年生の保護者のみなさんは、一度お子さんの漢字ドリルを調べてみてください。きっと、「えっ、この字も4年生で書けるようにするの?」と思うくらい大人が戸惑う漢字がいくつもあります。(写真上) 中休みに、5年2組の子ども達がメダカをつかまえるために、中庭に来ていました。理科の授業で、池にいるメダカを使おうということのようでした。 何人かの子ども達を呼んで、サクラ草の種をまいた育苗ケースを見せてあげました。サクラ草の種は、昨年度育てた鉢から、連休中に種をとりました。そして、2週間ほど前に、中庭の日陰の場所で種まきをしました。もうすでに、小さな芽がびっしりと出始めています。子ども達は、自分たちが育てたサクラ草の苗からは想像もできないくらい小さな芽に、びっくりしていました。(写真中) サクラ草にとっては、これからの時期が重要です。日本の蒸し暑さにはとても弱い植物なので、これから真夏にかけていかに暑さを乗り切り、株を大きく育てていくかがポイントになります。9月下旬から始まる植え替え作業のために、7月〜8月にビニールポットに鉢上げしておかなければなりません。さらにそのためには、夏の猛暑の頃までにある程度大きく育てておく必要があります。…と、園芸作業は、先の先から逆算しながら行うことが大切です。 3,4校時に、4年生にふれあい環境学習の出前授業がありました。毎年、練馬清掃事務所の方々から、ごみの分別やリサイクル等の環境に関する授業をしていただいています。視聴覚室でごみの分別に関する説明を聞くクラスと、玄関前でスケルトン清掃車の説明と実演を見せてもらうクラスに分かれて、授業が進められていきました。(写真下) 玄関前での授業では、最後に「海洋プラスチック問題」についての話もしていただきました。海に流れ着いたプラスチックごみが、細かなマイクロプラスチックとなり、生態系に影響を及ぼしているという内容です。その説明のために、河川敷で行ったごみの調査資料が示されました。一番多かったのが「ペットボトル」で、次に「お菓子の包装紙」とのことでした。その他に、ビニール袋や食品トレーなど、ほとんどがプラスチック製品だったそうです。 授業の後半は、視聴覚室に集まって、清掃工場の役割やごみのゆくえについての説明を聞きました。生ごみを含む可燃ごみは、清掃工場で燃やされます。しかし、その際に灰が残るため、それをさらに熱処理して体積の小さい「スラグ」にし、舗装材等に利用しています。一方、不燃ごみや粗大ごみなどは、リサイクルできる資源ごみを取り除いても、どうしても埋立て地(最終処分場)にもっていかなければならない物質が生じます。東京湾にあるごみの最終処分場は、あと50年でいっぱいになるそうです。それまでに、今後のごみ問題を解決していかなければなりません。 清掃事務所の方々の話を聞く子ども達の反応の良さと、たくさんの子が進んで質問をしようとする姿に、学びの多い授業であったことがうかがえました。 |
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