5月29日(水)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 教材資料の内容は、転校した友人から料金不足の絵はがきが届いたことから始まります。料金不足だったことを教えるべきか、お礼だけの返信にするか、主人公が葛藤する話です。・・・広子は、転校した正子から大きな絵はがきが届いて喜びました。しかし、料金不足であることが分かりました。兄は「同じ失敗を他の友達にしてはいけないから、正子に料金不足を教えた方がよい」と言います。悩んだ広子が母に相談したところ、「正子が嫌な気持ちになるからお礼だけにした方がいい」と言いました。広子は正子に返事を書こうとしますが、どうしたらよいか迷ってしまいました。今までの正子と過ごした日々を思い出し、正子なら料金不足を教えても嫌な気持ちにならず、きっと分かってくれると信じて、教えることにしました。・・・ 兄が言っていることも、母が言っていることも、どちらも友達の正子のためを考えた助言になっています。道徳の授業では、資料に出てくる登場人物の気持ちを考えた後、自分の生活に置き換えて考える「一般化」をします。つまり、自分だったらどうするだろうか、と考えてみることが重要です。私だったら、料金不足のことは伝えません。仲の良い友人ほど伝えられないでしょう。多分、子ども達は「きちんと伝えてあげた方がいい」とか、「正しく教えてあげることが本当の友達だ」と言うでしょう。大人と子どもの「友情」の違いがあるような気がします。 4年2組の授業のことに戻ります。授業の後半にタブレットを使っていました。道徳の授業でタブレットを活用するというのは、とても意欲的な挑戦でした。(ただし、それが本当に効果的であったかどうかは議論の余地がありますが…)子ども達が自分のワークシートを写真に撮って共有することで、意見交流に生かすことができました。(写真上) 続いて2校時に、教育アドバイザー訪問の授業がありました。若手教員の育成のために行われている取り組みで、初任の先生に対して毎学期1回ずつ教育アドバイザーの先生が来校し、授業を参観して指導していただきます。今年も前任の道山校長先生に教育アドバイザーとして来ていただきました。3年2組の国語の授業を参観し、指導・助言をしていただきました。 授業は、「漢字の広場」という言語活動の単元でした。2年生までに習った漢字を使って、物語を作っていく学習でした。 教科書の場面絵に書かれた言葉には、2年生で学習した漢字が使われています。場面絵をつないでお話を作り、書かれている漢字や言葉を使いながら書いていきます。その中で、今まで習った配当漢字を正しく書いたり、文章の中で正しく使ったりできるようにしていきます。(写真中) 道山先生が感心されていたことの一つに、校内の先生方がたくさん授業を見に来ていたことです。若手の先生方を中心に、入れ代わり立ち代わり多くの先生が教室に入ってきていました。私には、初任の先生のがんばりをみんなで励ましているように受け取れました。 2年生が育てているミニトマトが、順調に成長して大きくなってきました。苗を植え替えたのは、今月の15日(水)だったので、ちょうど2週間経ったことになります。支柱を立てて毎日水やりを欠かさずに行っています。 1組の子ども達が外に出て、観察記録を書いていました。よく見ると、茎の脇芽から黄色い花が咲いていました。5枚の花びらが、小さな星のように開いています。中には、すでに緑色の小さな実がつき始めている鉢もありました。 子ども達は、自分のミニトマトの花を触りながら観察していました。実は、これはミニトマトにとっても、大変重要なこととして役立っています。咲いた花を揺らすことで、受粉をうながすことにつながります。子ども達は、知らないうちにミツバチと同じ役割を果たしているのです。(写真下) |
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