6月24日(月) その22組の教室では、教科書57ページの「下の数の線を見て答えましょう。」という問題を行っていました。「線の数」とは、数直線のことです。小学校の算数では、4年生で初めて「数直線」という言葉が出てきます。それまでは、「線の数」と呼んでいますが、実質は数直線そのものです。(写真上) 2年生の子ども達にとっては、先月「長さのたんい」のところでものさしの目盛りを読む学習をしてきました。しかし、同じような目盛りがありながらも、1目盛りが「1」とは限らないのが数の線です。まず、数の線が出てきたら、1目盛りがいくつに当たるのかを調べるところから始めなければなりません。(この問題では、1目盛りは「10」になっていました。) 1年生は、算数の時間に「のこりはいくつ ちがいはいくつ」というひき算の学習をしています。ひき算には、「求残」と「求補」、「求差」の3種類があります。「小鳥が3羽います。2羽飛んでいくと、残りは何羽ですか。」(3−2=1)…これは「求残」のひき算です。「求補」のひき算は、「白と黒色のうさぎが全部で8匹います。白いうさぎは3匹です。黒いうさぎは何匹ですか。」(8−3=5)…全体と部分の関係から、もう一方の部分を求める場合のひき算です。 1組では、「求差」のひき算について学習していました。「黄色い折り紙が8枚、緑色の折り紙が5枚あります。黄色の折り紙は、緑色の折り紙より何枚多いですか。」比較する2つの量の差を求めるひき算です。授業では、算数ブロックを操作して、このような場合でもひき算を使って答えが求まることを確かめていました。8個のブロックと5個のブロックを並べて、はみ出した3個が答えであることを確認しました。(写真中) 1年生の段階では、「取ったりいなくなったりすることがひき算である」と考える子が多いものです。しかし、同じひき算でも、2量を比較する場合にも使われます。「どちらが何個多いですか?」という文章表現からひき算に結び付けるのは、1年生にとってはとても難しい思考です。繰り返し具体物を操作しながら考えさせていきます。 5,6校時に、5,6年生が水泳指導を行っていました。高学年にとっては、今年度初めての水泳授業です。旭町小では、1週間前にプール開きを行いましたが、先週は水曜日に3,4年生が実施できただけでした。(低学年は、火曜と金曜に予定していましたが、雨のため実施できませんでした。) 今年度は、低・中・高学年と、2学年合同で水泳指導をするようにしています。コロナ禍前の指導方法と同じです。コロナ禍の際は、子ども同士の間隔をとらなければならず、1学年こどに行っていました。本校は各学年2クラスのため、担任2人では指導体制が十分ではありません。2学年体制で実施することで、指導者とプール内での指導補助、プールサイドからの監視が行えます。 また、今年の水泳指導が始まる前に、更衣室からシャワーに向かう床にシートを敷く工事をしてもらいました。コンクリートの塗装が剥がれている部分が多く危険であったため、急遽工事をお願いしました。本校のプール設備は古く、まだ壁にはひび割れやシダ類が生えてきているなど工事が必要です。来年度に向けて、今後も区に修繕依頼を出していきます。 ところで、6年生の連合水泳記録会は、9月5日(木)に実施予定です。今年度も、各学校ごとに開催することになっています。6年生にとっては、小学校で最後の水泳授業が9月上旬まで続きます。記録会で泳ぐ種目を定めるとともに、自己ベストタイムを更新していけるように練習を重ねていきます。(写真下) |
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