保護者会があります。24日(月)…低学年、25日(火)…中学年、27日(木)…高学年 ご参加をお待ちしております。

6月4日(火)

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 昨日から前期読書旬間が始まりました。読書カードが配られ、毎日読書の記録をつけながら取り組み始めたところです。学校では、この読書旬間を中心に、本に親しむ様々な取り組みを進めています。
 光が丘図書館の方々の協力により、おはなし会(低学年)やブックトーク(中・高学年)を全クラスで実施します。昨日は1年生、今日は2年生と6年生に行ってもらいました。
 また、今週は図書委員会の児童が、低学年に大型絵本の読み聞かせをする取り組みを行っています。朝読書の時間に、1年生と2年生の各教室に図書委員の子ども達が2〜3人ずつ入ってきました。1年1組の教室では、「100かいだてのいえ」という大型絵本の読み聞かせをしました。縦に長い超ビッグな絵本で、1年生の子ども達はその本の大きさにまずびっくりしていました。
 100階建てのてっぺんに住む誰かから、「遊びに来てね」とトチくんは手紙をもらいました。地図を見ながら歩いていくと、急に100階建ての家が目の前に現れました。見上げても、上の方はかすんでよく見えません。中に入り、1階から順に上の階をめざしました。その建物には、いろいろな生き物が住んでいて・・・。
 10階ごとにいろいろな生き物が住んでいる部屋の断面が、とてもカラフルに描かれています。ページをめくるたびに、それらの生き物の部屋が見えてきます。カエル、テントウムシ、ヘビ、ミツバチ…と、縦長のページが開かれるたびに驚きとワクワクが高まる仕組みです。(写真上)
 他の教室では、「ノラネコぐんだん 汽車ぽっぽ」、「そら豆くんのベッド」、「パパ、お月さまとって」が読まれていました。今週の金曜日の朝も、低学年の教室で読み聞かせをする予定です。
 1年生は、国語の時間に「おばさんとおばあさん」という学習をしています。「おばさん」と「おばあさん」の違いは何でしょう? 年齢とかではなく、文字の違いについてです。「おばあさん」は、「ば」の次に「あ」が入ることで、「ば」が伸ばす音(長音)になっています。教科書には、唱え歌のように書かれています。「まほうの ほうきで そら とぶ おばさん。げんきに たいそう おばあさん。」…長音がたくさん含まれているのがお分かりでしょうか。「まほう」、「ほうき」、「たいそう」にも長音が入っています。
 長音にはきまりがあります。ア列の長音は、ア列の仮名に「あ」を添えます。(おかあさん、おばあさん等)同様に、イ列の長音は、イ列の仮名に「い」を添えます。(おにいさん、おじいさん等)そして、ウ列の長音は、ウ列の仮名に「う」を添えます。(くうき、ふうせん等)
 しかし、ここからが難しくなります。エ列の長音はエ列の仮名に「え」を添えるのは「おねえさん」だけです。他は必ずしもそうなりません。エ列の長音はエ列の仮名に「い」を添えることになります。(せんべい、せんせい等)
 さらに難しいのがオ列の長音です。基本的には、オ列の長音はオ列の仮名に「う」を添えます。(おとうさん、おはよう等)しかし、オ列の長音には例外が多く、「おおかみ、こおり、とおい、おおい」など、「お」を添える場合があります。つくづく日本語は難解だと思います。(写真中)
 1週間前、6年生が1年生にタブレットの使い方を教えていました。その後、自分でIDとパスワードを入れて起動させる練習をして、一人でそこまでできるようになりました。今後、少しずつ学習場面で利用していくことになります。
 以前にもお伝えしましたが、1年生に渡されたタブレットは、昨年度の6年生が3年間使用してきた機種です。確認したところ、多くのタブレットに不具合がありましたが、すでに修理済みです。ということで、新品の機種ではありませんが、このタブレットをあと2年近く使用することになります。引き続き大切に扱うように指導します。
 1年生は、本日初めてタブレットを家庭に持ち帰ります。各ご家庭では、プリントを参照しながらパスワードを再設定してください。また、練馬区で貸与されているタブレットを、保護者の方もぜひ手に取ってご確認いただければと思います。(重さや使い勝手等)1週間後(11日)、タブレットを学校に持ってくることになっています。(写真下)

6月3日(月) その2

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 1年生は、算数の時間に「あわせていくつ ふえるといくつ」の単元でのたし算の習熟を図っています。1組では、教科書の計算問題をノートに書き写し、答えを求める学習をしていました。
 1年生が1学期に習うたし算は、「3+5=8」や「4+6=10」のような1桁同士のたし算で、繰り上がりがない場合(答えの最大が10)までです。今までは、たし算のお話に対する式と答えを書いていましたが、今日は数式と答えだけの計算問題でした。いよいよ算数らしくなってきました。
 あちらこちらで、自分の指を使って計算している子が見られました。算数ブロックを使う方法もありますが、子どもにとってブロックに代る一番の計算機は「指」です。計算で指を使うのは、2年生の子にもまだ時折見られます。繰り返し学習していくうちに、数字を見ただけで数の合成・分解ができるようになっていきます。1年生には「計算カード」も配られているようなので、何度も繰り返し練習させることが指折り計算から卒業する第一歩になるでしょう。(写真上)
 1年生が4月に入学し、算数でたし算の学習をしたのは5月末のことでした。小学校で最初に習う算数は、たし算ではありません。数を数えたり、同じ仲間を見つけたり、ものの数と数字を一致させたりすることから始まりました。さらに、数の合成・分解(5は2と3、6は2と4など)や数の大小、順番としての数(右から何列目、上から何番目など)を学んできました。まだ2か月が過ぎたところですが、すでに1年生は、多くのことを積み上げたうえでたし算を学習していることになります。
 2年生は、算数の時間に「長さをはかってあらわそう」という学習をしています。「cm」や「mm」の単位を習ってから、全員にものさしが渡されました。そして、ものさしを使って長さを測る学習が続いています。
 ものさしと定規の違いは何でしょうか? ものさしは長さを測るための道具で、定規は線を引くための道具です。(2年生では、ものさしで直線を引くことも学習内容に入っています。)その大きな違いは、目盛りにあります。定規には0から始まる目盛りが書いてあり、定規の端から余白があって「0」が始まっています。一方のものさしには目盛りの数字がなく、端をそろえて測るように余白がありません。
 すでに定規の目盛りに慣れている子がいるようですが、ものさしの読み方にはどの子も苦戦します。よく見ると、5mmや1cm、5cm、10cmと、分かりやすくはありませんが、目盛りが入っています。最初のうちは、端から「1,2,3,4cm…」と数えていきながら、やっと長さを読む感じです。どんな道具も、繰り返し使いながら慣れてくるものです。顔をものさしの目盛りに目いっぱい近づけながら、正確に測ろうとがんばっていました。(写真中)
 先週から、大谷選手から届いたグローブを使ってキャッチボールや的あてをする遊び場ができました。運動委員会の子ども達が計画し、昼休みに投てき板の近くにそのコーナーを設けることになりました。曜日ごとに学年が割り当てられています。月曜日…1,2年生、火曜日…3年生、水曜日…4年生、木曜日…5年生、金曜日…6年生です。今日は低学年の日ということで、何人かの子が集まってきました。
 投てき板の上の方には、大谷選手の拡大写真が貼ってあります。ボールは、硬式テニス用のボールを使っています。子ども達に聞いてみると、家にグローブがあるという子は少ないようでした。確かに、グローブがあったとしても、硬いボールでキャッチボールができる場所がありません。となると、少年野球に入っている子ぐらいしかグローブを持っていないのではないでしょうか。
 今後も、休み時間にどんどんグローブに触れて、キャッチボールの楽しさを感じてほしいと思います。(写真下)

6月3日(月) その1

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 朝、代表委員会の子ども達があいさつ運動を行っていました。今日から土曜日までの一週間、あいさつ運動を実施します。(写真)
 昨日までの大雨で校庭の状態が良くなかったため、体育館で全校朝会を行いました。今日は、「みんなちがって、みんないい」という話をしました。
・・・先週の木曜日に、全校遠足がありました。たてわり班ごとに並んで光が丘公園に行き、ポイントラリーや班遊びを楽しみました。全校遠足の様子から、とても心が温かくなる光景をたくさん見ることができました。
 あるポイントでは、平仮名のカードが示されて、「この文字で始まる言葉を一人ずつ言っていきましょう。」という問題が出されていました。他の人が出した言葉以外のものを言わなければならないので、低学年から順に言わせていきました。でも、急に問題を出されて、1年生ではなかなか言葉が見つからずに困っている子が多かったようです。ある班の子ども達は、そっとヒントを伝えてあげていました。また、ケンケンリレーのポイントでは、2人組でタオルをつかんでケンケンし、往復する時間を競いました。当然高学年の方が速い子が多いのですが、ペアになった学年の子に合わせてスピードを調節してあげている子がいました。
 お弁当を食べている時にも、心が温かくなる様子があちこちで見られました。シートをくっつけて一緒にお弁当を食べながら、高学年の子が年下の学年の子にいろいろと話しかけてあげていたのです。いくら公園でお弁当を食べたとしても、黙ってぽつんと一人で食べていたら楽しくはありません。ちゃんと班の6年生が気を利かせて、いろいろな学年の子に声をかけてあげていました。これこそ、たてわり班の意義をしっかり考えた高学年としての優しさであると感じました。
 今、「優しさ」という言葉を使いました。みなさんは、日頃どんなところに友達の優しさを感じているでしょうか。先ほどのポイントラリーの話では、「1年生にヒントを伝えてあげたこと」や「ペアになった子の速さに合わせてケンケンをしたこと」が優しさになります。つまり、相手のできる力を考えて配慮してあげることは、すばらしい思いやりの心であり、優しさです。また、お弁当の場面で低学年に声をかけてあげた6年生も、すばらしい思いやりの心があると言えます。「声をかけてあげる」ということは、相手が安心することであり、優しさなのです。
 人に対する優しさは、一人一人違いがあるということを認識するところから生まれます。つまり、自分と違う考え方や行動の仕方をきちんと認めてあげることが優しさなのです。ここに、金子みすゞさんが作った「わたしと小鳥と鈴と」という詩があります。(詩を読んで紹介する)小鳥と鈴、そして人間である私、どれも全く違うものではあるけれど、それぞれに良さがあります。そしてその良いところは、他の人がまねのできないものなのです。今ここにいる300人の旭町小の子ども達も、一人一人違った考えや得意なところがあります。その一人一人の違いが大切なのであり、「みんな違って、みんないい」のです。
 今日から6月の学校生活が始まりました。毎年6月は、練馬区全ての学校で「ふれあい月間」として、いじめを絶対に許さないという姿勢で取り組みます。いじめは、身近なところから起こります。人をからかったり、仲間外れにしたり、悪口を言ったりということから大きないじめに発展します。自分達の周りに、いじめやいじめにつながるようなことはないでしょうか? 「人に言われて嫌なことは言わないこと」「人にされて嫌なことはしないこと」、いじめは心の問題であり、なかなか目に見えにくいものです。もし、心配なことや困っていることがあったら、必ず学校の先生や相談室の先生、あるいは家の人に話をするようにしてください。
 今日からあいさつ運動が始まっています。あいさつを進んで行う子は、人をいじめたりしません。明るい心、正しい心を広めていくためにあいさつ運動があります。自分から進んであいさつをして、旭町小学校があいさつでいっぱいの学校になるようにしていきましょう。・・・

5月31日(金)

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 今日で5月が終わり、来週から6月の学校生活が始まります。6年生にとっては、楽しみな軽井沢移動教室が近づいてきました。(17日から2泊3日で行ってきます。)
 6年生は、総合の学習の時間を通じて、軽井沢に関する調べ学習を続けてきました。各自で調べるテーマを決めて、タブレットのスライドを使ってまとめています。1校時に、1組でその発表会がありました。
 軽井沢の気候について調べた子は、東京との気温の違いが大きいことをグラフなどを使って発表していました。移動教室は6月中旬にありますが、東京よりも8度ほど低いことを頭に入れいおく必要があります。練馬区の軽井沢少年自然の家(ベルデ軽井沢)があるところは、海抜1000mを超える位置にあります。また、軽井沢は昔から避暑地として有名なところです。冬の寒さだけでなく、夏も涼しいということを考えておかなければなりません。特に、初日の夜にキャンプファイヤーを予定しているため、防寒対策が必要になります。
 軽井沢の特産品やお土産について調べた発表もありました。特産品として、高原野菜やジャム・ジュース、信州牛を挙げていました。軽井沢方面の移動教室では、嬬恋高原まで行ってキャベツの収穫体験をする学校もあります。(最近、軽井沢のコースに入れることができるようになりました。)お土産は、ベルデの研修室で購入する時間があります。お土産屋さんが移動販売に来てくれて、宿舎の中で買い物をします。(写真上)
 4年生は、算数の時間に「角の大きさの表し方を調べよう」という学習をしています。角度の大きさについての概念をとらえ、角度の単位について学びます。また、分度器の使い方を知り、角度を測るとともに、角度を作図する方法について学習する単元でもあります。
 分度器は4年生のこの時期に初めて使います。分度器を使った角度の測り方を身に付けさせるには、4年生のうちに何度も繰り返し習熟を図ることが大切です。(意外に高学年になっても、分度器の使い方が身についていない子が見られます。)
 分度器の使い方で難しいのは、まず測る角への合わせ方です。分度器の中心と角の頂点がぴったりと合うようにするとともに、角度の一辺が0度に合わせるようにしなければなりません。これが難しい理由は、分度器にいろいろなタイプのものがあることが原因になっています。大きさや目盛りのつき方など、クラス内だけでも様々なタイプの分度器があります。90度よりも小さい角度か、または大きい角度の目盛りを読むのか、慣れないうちはどこの目盛りを使うのかでつまづく子が多いものです。
 さらに、角度がいろいろな方向を向いている問題があると、分度器をどの向きにするかで迷います。(問題用紙を回転させれば見やすくなるのですが、子どもは自分が回転しようとする。)そして、90度よりも大きい角度、さらには180度よりも大きい角度の読み方にも苦戦します。しかし、習うより慣れろです。自分で分度器と格闘しない限り、理屈を聞いているだけで身につくものではありません。(写真中)
 6年生は、国語の時間に「時計の時間と心の時間」という説明文の学習をしています。「時計の時間」は、時計の針が示している時間(時刻と時刻の間の時間)です。一方、「心の時間」は、私たちが体感している時間のことです。筆者は、「様々な事柄の影響を受けて進み方が変わったり、人によって感覚が違ったりする」のが心の時間であるとしています。(写真下)
 その一つの具体例として、「朝や夜の方が、昼間よりも時間が速く経つように感じる」と書いてあります。これは、体の動きに関係しているようであると作者は論じています。私は、「朝は時間に追われているため、速く時間が過ぎるように感じる」と思っていました。
 40日間ある夏休みも、最初と最後で心の時間はずいぶん変化して感じられるものです。8月最後の数日間は、なんと速く過ぎ去るものだといつも思います。それが歳をとると、さらに心の時間はとてつもなく速くなっていくのですから…。

5月30日(木)

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 今日は、子ども達が楽しみにしていた全校遠足の日でした。全く天気の心配がいらない絶好の遠足日和になりました。昨日までは、天気が良すぎて暑くなるのではと心配がありました。しかし、学校を出発する頃から雲が出てきて、予想外に過ごしやすい天候になりました。
 校庭にたてわり班ごとに整列してから、光が丘公園をめざして歩いて行きました。先頭を歩く6年生が、後ろを時々振り返りながら、低学年の歩幅を気にしてあげていました。旭町小学校は、すぐ近くに光が丘公園があります。これほど恵まれた環境にある学校はありません。とても幸せに思います。
 芝生広場にある建物を本部とするために、朝早くから主事さんがビニールシートを敷いて場所を確保しておいてくれました。たてわり班ごとに集合し、「始めの会」を行いました。終わりの会も含めて、司会や児童代表の言葉は、全て班長の中から代表の子ども達が率先して担当していました。
 最初に、ポイントラリーを楽しみました。広い芝生広場の7か所にポイントが設置され、教員が2名ずつ担当していました。各ポイントの内容は、次の通りです。「はい!ポーズ」…写真屋さんに班の集合写真を撮ってもらうポイントです。すてきな笑顔で撮れたことでしょう。「暗号を解読しよう」…カードを見ながら暗号を解読するポイントです。国語が得意そうな子が大活躍でした。「順番に並ぼう」…今朝起きた順や名前順など、班のメンバー内で並び替えます。お互いのコミュニケーションが大切なポイントでした。「〇のつく言葉集め」…お題として提示された文字がつく言葉を全員が1つずつ言っていきます。言葉が出てこない子には、ヒントを教えてあげるなど、優しさが見られました。「ケンケンリレー」…2人一組でタオルをつかみ、ケンケンでの往復の時間を競いました。みんな必死でした。「池に落ちてはいけません」…大きな円の中にあるペットボトルを、2本のロープを使って円の外に出す方法を考えます。ロープの使い方を工夫して、あっという間にクリアした班がありました。「あなたの好きを教えて」…リズムに合わせて、好きな色や好きな食べ物など、お題に沿った答えを一人ずつ言っていきました。
 各ポイントをクリアすると、文字か書かれたシールを受け取ることができます。7か所全てのシールが集まると、合い言葉が完成しました。ポイントラリーは1時間ほどありましたが、どの班も全てのポイントをクリアすることができました。
 お弁当は、たてわり班ごとにシートを敷いて食べました。広々とした公園で食べるお弁当は、とてもおいしく感じられたことでしょう。いろいろな学年の子ども同士で会話がはずむ時間にもなりました。
 その後、たてわり班で自由に遊ぶ時間が30分間ありました。だるまさんが転んだやドンチケタ、氷おにや増やしおになど、元気いっぱいに遊び回る姿が見られました。たてわり班でたっぷり遊んでたっぷり楽しみ、仲間同士の絆が一層深まった全校遠足になりました。

5月29日(水)

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 1校時に、4年2組の授業観察がありました。「絵はがきと切手」という資料を使った「友情・信頼」に関する道徳の授業でした。
 教材資料の内容は、転校した友人から料金不足の絵はがきが届いたことから始まります。料金不足だったことを教えるべきか、お礼だけの返信にするか、主人公が葛藤する話です。・・・広子は、転校した正子から大きな絵はがきが届いて喜びました。しかし、料金不足であることが分かりました。兄は「同じ失敗を他の友達にしてはいけないから、正子に料金不足を教えた方がよい」と言います。悩んだ広子が母に相談したところ、「正子が嫌な気持ちになるからお礼だけにした方がいい」と言いました。広子は正子に返事を書こうとしますが、どうしたらよいか迷ってしまいました。今までの正子と過ごした日々を思い出し、正子なら料金不足を教えても嫌な気持ちにならず、きっと分かってくれると信じて、教えることにしました。・・・
 兄が言っていることも、母が言っていることも、どちらも友達の正子のためを考えた助言になっています。道徳の授業では、資料に出てくる登場人物の気持ちを考えた後、自分の生活に置き換えて考える「一般化」をします。つまり、自分だったらどうするだろうか、と考えてみることが重要です。私だったら、料金不足のことは伝えません。仲の良い友人ほど伝えられないでしょう。多分、子ども達は「きちんと伝えてあげた方がいい」とか、「正しく教えてあげることが本当の友達だ」と言うでしょう。大人と子どもの「友情」の違いがあるような気がします。
 4年2組の授業のことに戻ります。授業の後半にタブレットを使っていました。道徳の授業でタブレットを活用するというのは、とても意欲的な挑戦でした。(ただし、それが本当に効果的であったかどうかは議論の余地がありますが…)子ども達が自分のワークシートを写真に撮って共有することで、意見交流に生かすことができました。(写真上)
 続いて2校時に、教育アドバイザー訪問の授業がありました。若手教員の育成のために行われている取り組みで、初任の先生に対して毎学期1回ずつ教育アドバイザーの先生が来校し、授業を参観して指導していただきます。今年も前任の道山校長先生に教育アドバイザーとして来ていただきました。3年2組の国語の授業を参観し、指導・助言をしていただきました。
 授業は、「漢字の広場」という言語活動の単元でした。2年生までに習った漢字を使って、物語を作っていく学習でした。
 教科書の場面絵に書かれた言葉には、2年生で学習した漢字が使われています。場面絵をつないでお話を作り、書かれている漢字や言葉を使いながら書いていきます。その中で、今まで習った配当漢字を正しく書いたり、文章の中で正しく使ったりできるようにしていきます。(写真中)
 道山先生が感心されていたことの一つに、校内の先生方がたくさん授業を見に来ていたことです。若手の先生方を中心に、入れ代わり立ち代わり多くの先生が教室に入ってきていました。私には、初任の先生のがんばりをみんなで励ましているように受け取れました。
 2年生が育てているミニトマトが、順調に成長して大きくなってきました。苗を植え替えたのは、今月の15日(水)だったので、ちょうど2週間経ったことになります。支柱を立てて毎日水やりを欠かさずに行っています。
 1組の子ども達が外に出て、観察記録を書いていました。よく見ると、茎の脇芽から黄色い花が咲いていました。5枚の花びらが、小さな星のように開いています。中には、すでに緑色の小さな実がつき始めている鉢もありました。
 子ども達は、自分のミニトマトの花を触りながら観察していました。実は、これはミニトマトにとっても、大変重要なこととして役立っています。咲いた花を揺らすことで、受粉をうながすことにつながります。子ども達は、知らないうちにミツバチと同じ役割を果たしているのです。(写真下)

5月28日(火) その2

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 先週木曜日に、1年生の算数「あわせていくつ ふえるといくつ」の授業を紹介しました。1年生にとって初めて習う「たし算」の学習です。1組では、昨日までは「あわせていくつ」のたし算について学習してきました。2つの量を合併させるたし算です。金魚を3匹袋に入れている子と2匹袋に入れている子が、1つの水槽に金魚を移し入れたら、「3+2=5」になります。この時に動かす算数ブロックは、3個と2個とを両側から移動させる動きになります。
 今日は、「ふえるといくつ」のたし算について学習していました。水槽に金魚が5匹入っているところに、新たに3匹入れます。「5+3=8」になりますが、この場合の算数ブロックは、5個のブロックに横から3個のブロックが移動してきて合わさる動きになります。(最初の5個は動かさない。)こういう場合(増加する場合)もたし算であるということを理解させていきます。(写真上)
 中休みに、6年生の子が校長室にやって来ました。6年生は、国語の時間に「聞いて、考えを深めよう」という「話すこと・聞くこと」の学習をしています。話を聞きたい相手にインタビューをして、自分の考えを深めていくという学習です。
 「この学校になって(着任して)良かったことは何ですか?」という質問がありました。「練馬区の中でも、特に自然が多いところです。光が丘公園が近くにあり、いろいろな鳥がやって来るのもとても気に入っています。」と答えました。次に、「学校の中で好きな場所はどこですか?」と聞かれました。すかさず答えたのは、中庭です。「サクラ草を育てたり、池にはいろいろな生き物がいて楽しいところです。今は、大好きなバラの花が咲いています。」…こういう質問には、ついペラペラとしゃべってしまいます。さらに、「植物が好きなようですが、花を育てているとどんな気持ちになりますか?」という質問がありました。なかなかインタビュー名人な子です。話の流れをきちんとつかんで、相手から聞き出そうという気配りが感じられました。他の子ども達は、校内の主事さんや栄養士さん、副校長先生にインタビューをしているようです。今後、聞いた内容に対して自分の考えをどのように深め、クラスで発表し合っていくのか、楽しみにしていきたいと思います。
 4校時に、1年1組の子ども達が、6年生からタブレットの使い方を教えてもらっていました。たてわり班の1年生と6年生が一緒になり、1年1組と6年1組の教室に分かれて行いました。
 1年生にとっては、初めて学校のタブレットを使うことになります。まずは、ドングルを接続したり、初期設定の仕方を6年生から教えてもらいました。
 タブレットケースとタッチペンは、新たに区から配布された新品です。一方、タブレットとその周辺機器は、昨年度の6年生が使用していたものが貸与されています。1年生は、しばらくは自分のIDとパスワードを入れる練習から少しずつ行っていくことになります。実際にタブレットを活用していくのは、2学期以降になると思います。(写真下)

5月28日(火) その1

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 昨日の全校朝会で、保健・給食委員会から連絡があったように、ハンカチ・ティッシュ調べが全校で行われました。委員会の子ども達が全12学級に分担して行き、クラスで何名の子がハンカチやティッシュを持ってきているのかを調べました。
 昨日、2年生のあるクラスでは、ハンカチを持ってきていない子が多いことに先生がびっくりしていました。驚いた先生が、「トイレから出てきた時や給食前に、いつもどうしているの?」と話すと、「だいじようぶだよ。」と子ども達は口々に言っていました。何が大丈夫なのでしょう・・・服やズボンで手を拭いているのか、そのままにしているのでしょうか?
 保健・給食委員会の子ども達は、年間何回かこの取り組みを行っています。毎回事前に予告をするので、どのクラスもハンカチの携帯率は非常に高くなっています。それよりも、実際にハンカチを使うことが重要です。せっかくハンカチを持っていながら、違うところで手を拭いてしまっている子がいるのではないでしょうか。
 1年生の教室で、委員会の子が最後にハンカチ占いをしていました。「今日ラッキーな人は、ピンク色のハンカチを持っている人です!」と話したら、ピンクの柄のハンカチを持っていた子が喜んでいました。(写真上)
 4年2組の教室で、教育実習生による社会科の授業がありました。4年生では、社会科の時間に「わたしたちのくらしと水」という学習をしています。私たちの生活に必要な水道水が、どこでどのようにつくられているのかを調べ、大切な資源としての水を大切にしようという気持ちをもたせていきます。
 単元の最初として、各家庭で水道水がどれくらい使われているのかを調べていました。子ども達の宿題になっていたようで、家庭でのトイレや手洗い、お風呂などの様子から、おおよそ使用した水の量を計算してきていました。一般的に、「1日に一人が使う水の量は、200〜300リットル」と言われています。これをペットボトルに換算したら、相当な量の水が使われていることが分かります。
 授業では、続けて日本の水道水のすばらしさについて子ども達に指導していました。水道の蛇口を回すと「飲める水が出てくる」というのは、日本に住んでいる我々にとっては当たり前のことです。しかし、世界では、わずか12か国しか水道の水が飲めないそうです。さらには、水道のない国もたくさんあります。今日の授業で、水道水のすばらしさに関心をもたせることができました。今後は、どのような仕組みで水道の水が家庭まで届いているのか、詳しく調べていきます。来週金曜日に、教育実習生の研究授業があります。社会科の授業を計画しているようです。(写真下)

5月27日(月) その2

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 2年2組が、体育の時間にソフトボール投げの練習をしていました。校庭に並び、ソフトボールを力いっぱい投げる練習を繰り返し行っていました。
 来週、全校で新体力テストがあります。ソフトボール投げもその中の一種目です。2回投げて、遠くまで飛んだ距離が記録されます。本番で2回しか投げることができないので、事前にしっかり練習しておくことが大切です。さらに当日は、中心角30度の測定範囲内に投げないと、「ファール」として記録になりません。ボールを投げることに慣れておかなければ、良い記録を出すことは難しいでしょう。
 ソフトボールは、1号ボールを使います。高学年の子どもでもしっかり握るのに苦労するくらいなので、低学年にはとても大きく重く感じられるはずです。しかし、何度か投げる練習をしているうちに、足を振り上げたり、もう一方の手を前に突き出したりと、体全体で投げられるようになってきます。練習の成果は、きっと新体力テストの結果に表れてくることでしょう。(写真上)
 都や区の新体力テストの傾向として、ソフトボール投げの記録の低さがよく話題になります。昔に比べて、ボールを投げる力が伸び悩んでいると言われいています。「投げる」という運動は、経験がなければ力がついていきません。公園でキャッチボールをする子がいなくなった。河原で石を投げる「水切り」をした経験がない。…これらは、「公園で硬いボールを使ってはいけない」とか「石を投げてはいけない」という、危険のために大人が禁止してきたことが影響しています。だからと言って危ないことをして良いというわけではありませんが、子どもの頃から様々な運動機能を使う「遊び」が必要な気がします。
 4校時に、6年1組の授業観察がありました。担任とALTの先生とで行う外国語の授業が行われていました。ALTの勤務の関係で、土曜公開の日に外国語の授業を入れることがなかなかできません。普段、どのように外国語の授業が行われているのか、きっと多くの保護者の方々が知りたいはずです。
 授業を見れば、「今は小学校でもこういうことまで指導しているのか…」と思われることでしょう。授業の初めに、「hの発音」を聞き取る学習が行われていました。hの発音は、日本人にとって発音しにくい音です。口を軽く開けて、のどの奥から「ハッ」と息を出しますが、声帯は振動させません。ALTがいくつかの単語を発音し、「h」が含まれていたかどうかを子ども達に聞き取らせていました。
 また、外国語の授業では、英語を「聞く」「話す」「読む」「書く」ことと合わせて、様々な活動を入れています。電子黒板に動画を流し、リズムに合わせて発音するチャンツを楽しみます。さらに、単語が書かれているカードをすばやく取り合うゲームも行います。そして、学習の中心となる定型文を使った英語での会話を練習します。…というように、盛りだくさんの授業でした。(写真中)
 今日から1年生が、5時間授業になりました。先週までは、給食の片づけが終わると下校していました。5時間授業になったことで、昼休みと掃除の時間も新たに始まりました。先週からたてわり清掃(たてわり班ごとに集まって掃除をします。)が始まっているので、今日から1年生も掃除の仲間入りです。
 1年2組では、5校時に国語の授業がありました。「ねことねっこ」という促音について学ぶ学習単元でした。子ども達には「促音」とは言わずに、「つまる音」という呼び方をしています。
 教科書には、促音がたくさん入った楽しい唱え歌が載っています。「ねこが いっぴき、はらっぱ はしる。ねっこ とびこえ、ばったと かけっこ。」この中からつまる音としての小さな「っ」を探していくと、たくさん見つけることができます。さらに、身近な言葉の中からつまる音が入る言葉を見つけていきます。(写真下)
 促音として「っ」が書いてあっても、実際には「つ」と読まない文字です。「ねっこ」のように「つまる音」は、母音を急に止めてしばらくそのままにしておく音です。つまる音はそれだけで発音することはできないので、前の音節と合わせて長い1音節となります。よって、「ねっこ」は2拍分の長い音節になります。手をたたきながら発音させるという指導法がありますが、子ども達はどちらかというと促音を「書くこと」の方がつまづきやすいものです。これから文を書く練習をしていきながら、少しずつ獲得させていくことが大切です。

5月27日(月) その1

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 久し振りに校庭で全校朝会を行うことができました。今日は、「子どもはすぐに・・・」という話をしました。
・・・みなさんに問題を出します。だまって自分の頭の中で考えてみてください。「子どもはすぐに…」と書いてあります。(1枚目の紙を見せる)校長先生が考えた「子どもだからよくしてしまうこと」、「子どもだからついついやってしまうこと」が2つあります。それは何でしょう? というのが今日のお話です。
 つけ加えて説明しておくと、大人からするとやってもらっては困ることです。でも、子どもだからどうしてもそういうことをしてしまい、仕方のないところもあります。この場合の「子ども」というのは、幼い子どもであり、小学生で言うと1,2年生、さらには3年生ぐらいまでの年齢の子を示しています。ということは、4年生ぐらいからは、こういうことはしなくなるだろうなと思っています。さあ、子どもはすぐに、何をしてしまうのでしょうか?
 では、答えの発表です。1つ目の答えは、「子どもはすぐに、『走る』」です。(答えの紙を見せる)学校の中では、廊下を走っている子をよく見かけます。何も急ぐ必要もないのに、子どもはすぐに走り出します。なぜ先生方は廊下を走らないのでしょう。それは、人とぶつかったら危険だといつも考えているからです。あるいは、廊下をバタバタと走ったら、授業をしているクラスに迷惑がかかるからです。先週、トイレから出ようとして暖簾をくぐろうとしたら、飛び込んで入って来た子と危うくぶつかりそうになりました。また、廊下を走っていて転んでけがをした子が、全校で何人かいました。
 外の道路でも同じです。飛び出しをして交通事故にあうのは、低学年の子どもが圧倒的に多いそうです。友達の姿が見えた…と、すぐに走り出す。ボールが転がって行った…と、すぐに走り出す。そうして事故にあうそうです。大人は、どんな時でも自転車や車は来ないかなと確認してから道路を歩きます。
 次に、2つ目の答えです。それは、「子どもはすぐに、『しゃべる』」です。答えの紙を見せる)今日、このお話をする時に、「だまって自分の頭の中で考えてみてください。」と言いました。どうでしたか? 低学年の人たちは、しゃべってしまった子が何人かいたのはないでしょうか? 確かに、だまって話を聞いていられないのが幼い子どもの特徴ではあります。「先生がみんなに質問をしているのに、勝手に答えをしゃべってしまう子」「絵本を読み聞かせしてもらっている時に、ついついしゃべってしまう子」…みなさんの教室に行くと、こういう子をよく見かけます。大人はだまって人の話を聞いています。周りの人の気持ちを考えているからです。
 「子どもはすぐに、『走る』」そして、「子どもはすぐに、『しゃべる』」ということは、最初に話したように、幼い子どもにとっての特徴です。しかし、だんだん成長していくと、「すぐに走らない」、「すぐにしゃべらない」といった大人に近づいた子どもになっていくのです。5年生のみなさんは、保健の授業で「心の発達」について勉強しました。心が発達してきた子は、廊下を走らなくなるし、だまって話を聞くことができるようになってきます。4年生から6年生のみなさん、自分自身を振り返ってみてください。「すぐに走らない」、「すぐにしゃべらない」はできていますか? 心が発達してきていますか? ・・・
 続けて、委員会からの連絡が3つありました。まず、保健委員会から、ハンカチ・ティッシュ調べについての連絡でした。今回は、ハンカチ占いを取り入れながら、楽しい取り組みを考えているようです。(写真上)
 続いて、大谷選手から届いたグローブの活用について、運動委員会のお知らせがありました。昼休みに、投てき板のところでキャッチボールや的あてができるコーナーを設けました。学年で曜日が決められていて、ゼッケンをつけた運動委員会がつき、グローブやボールの管理をします。全校児童に遊び方の見本を見せて説明しました。(写真中)
 最後に、代表委員会からあいさつ運動のお知らせがありました。来週一週間をあいさつ運動期間とし、代表委員が玄関前に立ちます。大きなポスターを示して全校に呼びかけていました。また、あいさつの上手な子を、お昼の放送で紹介したりもするそうです。(写真下)

5月24日(金)

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 3年生の各クラスで、初めての書写(毛筆)の授業がありました。(1組は1,2校時、2組は3,4校時)真新しい習字道具を用意し、その中身の扱い方から一つ一つていねいに指導していきました。習字道具を初めて使う子がほとんどだったようです。早く筆で文字を書きたくて、うずうずしている様子が感じられました。
 小学校で学習する毛筆指導は、その最初が肝心です。道具の用意の仕方や書く時の姿勢、書き終わった半紙の扱い方等々、指導すべきことがたくさんあります。この3年生のうちにしっかり指導しておくことで、きちんとした文字が書けるようになります。さらに、「まわりを汚さない&自分も汚れない」ということまで上手になります。ただし、習字道具を使う日は、汚れても良い服装で登校した方がよさそうです。
 授業の後半になり、やっとすずりに墨汁を出し、筆に墨をつけて半紙に試し書きをすることになりました。縦や横の線を引いたり、太い線や細い線を書いてみたりしました。力の入れ加減で、いろいろな太さの線が書けるということが分かってきました。教室中に墨汁のにおいが漂い始め、初めて書いた作品を見て、どの子も満足そうな表情でした。(写真上)
 2年1組の教室で、「いなばの 白うさぎ」という国語の授業が行われていました。神話の読み聞かせを聞き、我が国の伝統的な言語文化に親しむとともに、感想を伝え合う学習内容です。「神話」は、昔から伝えられている神を主人公にした話のことです。その中でも日本の神話は、「古事記」や「日本書紀」に神代の話として書き残されているものをさしています。
 「いなばの 白うさぎ」は、子ども達に分かりやすいように、なかがわ りえこ さんが書き直した物語です。ちなみに、なかがわ りえこ さんは、日本の児童文学作家で、1年生の教科書に載っている「くじらぐも」の作者でもあります。他にも、「ぐりとぐら」など、多数の有名作品を書きました。このお話からは、「うそをついたらいけないこと」や「人に優しくすることの大切さ」を学ぶことができます。
 教科書には、「先生に読んでもらって、お話をたのしみましょう。」と書いてあります。昨年までは、確かに担任の先生が読んであげていました。しかし、教師用の教科書がデジタル化され、電子黒板で絵と朗読を流すことができるようになりました。この動画は、子ども達の教科書にあるQRコードからも読み取ることができます。(写真中)
 4校時に、6年2組の授業観察に行きました。「ロレンゾの友達」という資料を使った「友情、信頼」について考える道徳の授業でした。この資料は、罪を犯したかもしれないロレンゾという親友に対して、アンドレ、サバイユ、ニコライの3人の友達が、自分はどのように対応するか悩み、葛藤していくという内容です。(写真下)
 2組では、ロレンゾに対する3人の考え方の違いを明確にするために、子ども達に役割演技をさせながら考えていきました。最後に、3人のどの考えに一番近いか、色分けしたカードを挙げさせてみました。「自首をすすめる。納得したらつきそっていく。だめだったら警察に知らせる。」というニコライの考えが圧倒的に多かったようです。…やはり、親友のためには、「いけないことはいけないとはっきり伝えることが大切だ。」と考えたのでしょう。
 この資料は、6年生の道徳の定番とも言えるもので、昔からずっと使われてきています。「真の友情」について深く考えることができる資料ではありますが、小学生の道徳の資料としてはどうなのかなと私は思います。扱っている内容が「犯罪を犯したかもしれない友達」であり、「自首をさせるか逃がすか」というようなことを小学生に考えさせるべきでしょうか。さらに、その内容から一般化させる(自身の普段の生活について考えさせる)のには、どう考えても無理があります。

5月23日(木)

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 1年生は、算数の時間に「あわせていくつ ふえるといくつ」という学習に入りました。この1か月半、1から10までの数を数えたり、数の分解・合成を中心に学習をしてきました。いよいよ「たし算」の学習単元です。今までは、一回り大きなワークブックタイプの教科書を使っていましたが、今日からは通常サイズの算数の教科書を使うことになります。
 たし算には、大きく分けて2種類の場合があります。「合併」(2つのものの集まりを1つにまとめた時の全体の要素数)と「増加」(すでにあるものの集まりに新たな要素を追加したときの全体の要素数)の場合にたし算を使います。「合併」の場合が「あわせていくつ」で、「増加」の場合が「ふえるといくつ」に相当します。
 1組では、「あわせていくつ」の最初の場面の学習をしていました。教科書の絵から、「女の子は、金魚を3匹水槽に入れました。男の子は、金魚を2匹入れました。水槽の中の金魚は、合わせて何匹になりましたか。」という問題場面を確認し、まず算数ブロックを操作していきます。ブロックの3個と2個を合体させて5個を作り、「3と2を合わせると、5になる」ということを確認しました。
 そして、さらにこの状態を式に表す方法についても指導しています。「3+2=5」と書き表す「たし算の式と答え」について教えていました。教科書には、「+」と「=」の記号の書き方もきちんと示されています。全員で、記号の書き順について練習をしました。いよいよ、本格的な算数の学習が始まりました。(写真上)
 2年1組の教室で、「角がついた かいじゅう」という資料を使った道徳の授業が行われていました。子ども達が内容をつかみやすいように、漫画で表された資料になっています。して良いことと、してはいけないことについて考える「善悪の判断」についての内容でした。
 のりお君が、粘土で自分の家で飼っている犬を作りました。たくみ君は、それを怪獣だと思い込み、角をつけてあげました。通りがかった女の子が「人の作ったものを勝手にいじっちゃだめ」と注意しました。でも、たくみ君は、「かっこよくしてあげただけだ。」と言いました。そこへ、のりお君がやって来て、「ひどいよ」と悲しい顔をしました。・・・という内容です。
 悪気があってやったことではなくても、常によく考えて行動することが大切です。して良いことか、してはいけないことか、相手の気持ちを考えて行動しなければなりません。善悪の判断が必要な場面は、子ども達の日常生活の中でたくさんあります。道徳の授業は、子ども達の心の中に、そのような気づきを生む役割があります。(写真中)
 5年生は、総合の学習の時間に「米づくり」に挑戦しています。今日は、学校の田んぼを使って「田植え体験」をしました。昇降口の前(図書室の外)に、旭町小の5年生が毎年使っている田んぼがあります。田んぼと言っても、2m四方の狭いスペースですが、水をためて管理できる場所にしてあります。
 稲の苗は、毎年埼玉県の川越の農家から分けていただいています。力強く青々と伸びた苗床から、3〜4本ずつ手でちぎり取って植え付けていきました。一人1回ずつの田植えでしたが、裸足になってにゅるっとした田んぼに入る貴重な体験ができました。(写真下)
 5年生は、同時にバケツ稲にも挑戦していきます。一人ずつバケツを用意し、中庭で土と水を入れて準備をしました。余った苗を使って、明日以降田植えをするようです。
 私の家の周りでは、ほとんどの農家が田植えを終えています。毎日帰る頃には、カエルの大合唱が聞こえてきます。

5月22日(水) その2

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 5年生は、理科の時間に「種子が発芽する条件」についての学習をしています。インゲンマメの種子を使い、発芽するために必要な条件を調べる実験をしています。5年生の理科では、「比較対照実験」の考え方が様々な単元を通して出てきます。その最初となるのが今回の実験です。
 子ども達に発芽に必要なものを予想させると、「光、水、土、空気、適温」などが予想として出てきます。それぞれの条件が発芽に必要かどうかを調べるためには、2つを同時にセットし、発芽したかどうかを比べながら実験をする必要があります。例えば、発芽の条件として「光」が必要であるかどうかを調べるとしたら、片方は光を与え、もう片方は光を与えないインゲンマメを用意します。ただし、他の条件(水や空気、温度など…)は同じように与えることとします。(この条件統一が重要!)
 子ども達は、発芽には光が必要だろうと考える子が多いのですが、暗い箱の中に入れておいたインゲンマメは、ちゃんと発芽してきていました。ただし、もやしのように白っぽく、ひょろりと長く伸びていました。(これは、次に学習する「成長に必要な条件」を考えるヒントになります。)ほとんどの種が土の中にうめてから発芽してくることを考えれば、光は発芽に関係ないことが想像できます。(写真上)
 6年生は、図工の時間に「コマコマアニメーション」という作品に取り組んでいます。タブレットを使った映像を制作する作品です。昨年度の6年生も取り組み、秋の展覧会での共同作品として出品していました。体育館にテレビモニターを入れ、子ども達が作ったコマコマアニメーションを流したところ、大人気でした。今年の6年生にとって、その時の印象が強かったのでしょう。自分たちも昨年の6年生のような作品を作ってみたいと、先週の図工の時間からとても意欲的に取り組んできています。
 家からプラレールや人形を持ってきて、楽しいアニメーションを考えている子がいました。子ども達が持っているタブレットから、ブラウザで使えるコマ撮りアニメーション制作Webアプリを利用して製作していきます。一コマずつ写真を撮り、それを連続して再生する便利なアプリです。よりスムーズな動きになるように、撮影する子と人形を少しずつずらす子が協力して制作していました。床に顔をつけるほどの低姿勢で、夢中になっている様子が伝わってきました。出来栄えはいかに…。(写真中)
 2年生は、生活科の時間に「めざせ、野菜作り名人」という学習をしています。ミニトマトは全員が鉢植えで育てていきますが、その他の野菜も学年の畑(2年1組の外にあります)に苗を植えて育てているところです。
 2組では、野菜や果物の旬の時期を調べる学習を行っていました。生活科の教科書に、「野菜と果物のクイズ」が載っているページがあります。断面図から何の野菜や果物かを当てるクイズと、それぞれの旬の時期を答えるクイズがあります。
 旬の時期を調べるために、タブレットを使いました。「やさいずかん」と「くだものずかん」という食育総合研究所から出されているアプリを使って、いろいろな野菜・果物の旬を調べました。ネギの旬は・・・冬です。いちごの旬は・・・春です。(ハウス栽培で冬から出回っていますが、露地栽培なら春です。)
 では、玉ねぎの旬はいつでしょう・・・調べてびっくり、「春夏秋冬」となっていました。新玉ねぎは「春」ですが、一般的に玉ねぎは様々な産地から時期を選ばずに一年中採れているようです。勉強になりました。(写真下)

5月22日(水) その1

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 教育実習が2週目に入り、2人の実習生が授業実践をしながら力をつけていく時期になりました。
 4年2組では、実習生による道徳の授業が行われていました。「みんな、待っているよ」という資料を使った、「よりよい学校生活、集団生活の充実」に関する授業でした。学校や院内学級のみんなから手紙を受け取り、手術に臨もうとする主人公の姿を通して、よりよい学校生活や集団生活の充実について考えさせていきます。そこから、自らもクラスの一員として明るく過ごしていこうとする心情を育てていく内容になっています。(写真上)
 特別の教科道徳については、旭町小で校内研究として取り組む教科でもあります。まずは、果敢に道徳の授業に向かった実習生を褒めなければなりません。道徳は、教員にとって指導に大きな差が出やすい教科です。というのは、道徳の指導についての研究や研修を受けているかどうかで、指導に違いが出やすいからです。(今年度の校内研究で道徳を取り上げたのは、そのことが一番の理由です。)
 授業の導入から教師の範読(資料提示)、主発問と補助発問、子どもの意見の取り上げ方、ワークシートの活用の仕方、授業の終末の在り方…等々、専門的なことですが、道徳の授業は奥の深いものがあります。
 もう一人、5年1組にも教育実習生が入り、日々たくさんのことを学んでいます。今日は、実習生としての授業実践のスタートとして、体育の授業を行いました。5年生は、校庭での体育として「ハードル走」を行っています。上手な子をお手本として、ハードルの跳び越し方の指導を行っていました。(写真下)
 整列のさせ方や準備運動、用具の準備、練習方法の指導と、体育も多くの指導ポイントがあります。特に校庭での体育は、教師は大きな声が商売道具となります。いかに効率的に練習を行い、指導時間内での運動量を確保するかということも大切です。また、運動中の安全指導にも気を配らなければなりません。
 きっと、指導する側になってみて、子ども達への指示の出し方や支援の仕方が難しいことに気がついたことでしょう。「教える」ということは、ベテランの先生にとっても難しいことです。しかし我々は、経験から多くの有効な指導技術を得ています。それらを一つでも多く、4週間の実習の中で盗んで欲しいと思います。

5月21日(火)

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 1校時に、3年1組の授業観察がありました。外国語活動の授業で、担任とALTの先生とで授業が進められていました。今日は、「How many?」(数えて遊ぼう)という単元での「11〜20の数の言い方や尋ね方に慣れ親しむ」ことを目標とした授業でした。
 以前は高学年の5,6年生に外国語活動が位置付けられていましたが、4年前の指導要領の改訂により、3年生から外国語活動を始めることになりました。小学校3,4年生の外国語活動では「聞くこと」「話すこと」を中心に外国語に慣れ親しみます。さらに5,6年生の外国語科では、文字を「読むこと」と「書くこと」も加えた教科学習を行うことになっています。
 小学校に外国語活動及び外国語科が入ったのは、中学校への接続を図ることが大きなねらいです。小学校のうちに、外国語を聞く・話す・読む・書くことに慣れ親しんでおくことで、中学校でより積極的に外国語教育に向かえるようにしていきます。
 今日の1組の授業では、まず11〜20の数の英語での発音を学びました。次に、電子黒板に示した数を英語で言ったり、ゲームを通じて数を英語で言い表したりする活動を行いました。低学年の時は、年に数回しかなかった外国語活動でしたが、3年生になってからは毎週1時間ずつ学んでいます。(写真上)
 3校時は、5年2組の授業観察がありました。国語の「きいて、きいて、きいてみよう」という学習でした。この単元では、友達の魅力を引き出すという目的で「きき手」「話し手」「記録者」の3人が一組になってインタビューをします。そして、インタビューの展開に沿った質問や応答の仕方を学んでいきます。
 途中で、インタビューを実際に行っている子ども達の動画を視聴しました。「話すこと」「聞くこと」の国語教材では、以前は指導書についてきたCDを流したものでした。しかし、それだと音声のみの「お手本」です。今年からデジタル教科書になり、お手本インタビューの様子を動画で視聴することができるようになりました。女の子が男の子に、「がんばっている野球のこと」についてインタビューをしている動画でした。話し手も聞き手も、いかにも「デキスギ君」という感じのお手本動画でしたが、子ども達は真剣に見ていました。教科書の下の方にあるQRコードからも、同じ動画を見ることができます。(写真中)
 今日の授業では、インタビューをする側とされる側でどんなことに気をつけたらよいか、さらには記録者のメモの取り方の練習をしました。実際にインタビューをするのは、明日以降に行うようです。
 続いて4校時に、4年1組の授業観察に行きました。「動物のからだのつくりと運動」という理科の学習が行われていました。前時は、腕の骨のつくりに着目して学習してきました。骨と骨が関節で曲がる仕組みになっているということを学んでいます。今日は、その骨を動かす筋肉の仕組みについての学習でした。
 腕の骨には、内側と外側のそれぞれに筋肉がついています。そして、片方が縮むと反対側の筋肉がゆるむようになっています。その筋肉の伸び縮みによって、腕が曲がるという仕組みです。授業では、まず自分の腕の曲げ伸ばしをしながら、実際に筋肉の感触をみんなで確かめてみました。(写真下)
 関節部分で曲がる仕組みは、両側についている筋肉の収縮と弛緩によって起こります。授業の後半は、各自でタブレットを使い、骨を動かす筋肉の仕組みについて調べ学習をしました。教科書のQRコードからも様々な資料を見ることができます。また、足の屈伸をした時の腿の筋肉も、自分で触りながら確かめやすい部分です。腿の前と後ろ側の筋肉が、屈伸するたびに縮んだり緩んだりする様子が分かります。

5月20日(月) その2

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 1年生は、生活科の時間にいろいろな草花の栽培に挑戦していきます。アサガオは、全員が一鉢ずつ大切に育てています。それとは別に、様々な草花の種まきをして、学年全員で育てていくことになりました。
 1組では、これから育てていく花の種の観察をしていました。学年の先生方が用意したのは、「ヒマワリ」「オシロイバナ」「コスモス」「マリーゴールド」「マツバボタン」「ホウセンカ」「ヒャクニチソウ」の7種類です。プリンカップに入った種を手に取り、よく観察しながらカードに絵を描いていきました。
 植物によって、種の形や大きさ、色が様々です。マツバボタンの種は、とても細かい粒々にしか見えません。こんな小さな種からどんな花が咲くのだろうと、想像をふくらませながら観察をしていきました。(写真上)
 1年生の学年園は、1組の教室の外にあります。近日中に種まきをすることでしょう。種まきと言えば・・・サクラ草の種を先週まきました。昨年度育ててきたサクラ草から種をとり、中庭の日陰に育苗箱を用意して種まきをしました。2週間ぐらいで小さな芽が出てくる予定です。
 4校時に、2年1組の国語の授業観察がありました。「たんぽぽのちえ」の説明文の学習でした。いよいよこの単元のまとめとして、一番かしこいと思ったたんぽぽの知恵について、友達と意見交流をする学習場面でした。
 説明文では、たんぽぽの知恵として4つのことが書かれています。(1)花がしぼむと黒くなり、軸が倒れて栄養を送る知恵 (2)らっかさんのような白い綿毛ができる知恵 (3)花の軸が起き上がり、どんどん背伸びをしていく知恵 (4)晴れて風のある日はらっかさんの綿毛が開き、湿り気の多い日や雨の日はしぼむ知恵 ・・・どれもすごい知恵だと感じられますが、子ども達は特に(4)の知恵に関心したようでした。
 ところで、2年生の子ども達は「落下傘(らっかさん)」という言葉の意味を知っているのでしょうか? 教科書には、「このわた毛の一つ一つは、ひろがると、ちょうどらっかさんのようになります。」と書いてあります。脚注には、「パラシュートともいう。」と書いてあり、簡単な絵も載っています。パラシュートなら知っているでしょうか? さらに、パラシュートがふわりと空を漂う動画を見せてあげれば「なるほど…」と思うでしょう。
 どの学年でも、国語の学習では繰り返し教科書の音読が宿題として出されています。教科書を読むということは、子どもにとって様々な言葉を獲得していくうえで、とても大切な学習となっています。(写真中)
 北校舎1階の給食室前に、「おはしの名人になろう!」という掲示物が用意されました。(栄養士さんの力作です。)正しい箸の持ち方や箸の利用の仕方、やってはいけない箸の使い方について掲示してあります。
 図を見ながら箸の持ち方が練習できるように、2色に分けた箸が用意してあります。さっそく低学年の子ども達が休み時間にやって来て、箸を手にしてみました。自分では正しく箸を使えていると思っていても、正式な持ち方ができている子は少ないのではないでしょうか。
 2本のうち上の箸は、鉛筆の要領で持ちます。下の箸は、中指と薬指の間に入れて固定します。物をつまむときは、中指と人差し指と親指で上の箸を動かすようにします。下の箸は動かしません。(写真下)
 「人のどんなところにがっかりしますか?」という質問では、「箸が正しく持てない人にがっかりする」という場合が多いそうです。確かに、グルメ番組を見ていて、どんなに美しい人がおいしそうなものを食べていても、箸の持ち方が酷いとがっかりしてしまいます。
 箸の持ち方は「文化」として継承されてきているものです。古くから、親から子へと正しい箸の持ち方が受け継がれてきました。しつけや親子のコミュニケーションとしてもとても重要で、家族がそろって食卓を囲むことの継承にもつながっているように思います。

5月20日(月) その1

 このところ、週の始まりは雨の日が続いているようです。今週も、全校朝会は体育館で行いました。今日は、「自分の役割をしっかり果たそう」というテーマで話をしました。
・・・先週、とてもうれしかったことがありました。まず、給食についてのことです。月曜日に1年生がそら豆のさやむきを行いました。旭町小学校では、隣の豊渓中学校の給食も一緒に作っているので、1年生は500人分以上のそら豆のさやをむかなければなりませんでした。その日の給食では、そら豆が塩ゆでになって出され、おいしくいただくことができました。また、木曜日は、2年生がグリンピースのさやむきに挑戦しました。グリンピースがコロコロと転がってしまい苦戦していましたが、みんなでたくさんのグリンピースのさやをむくことができました。この日の給食では、グリンピースご飯としておいしくいただきました。そら豆もグリンピースも、採れたての旬のおいしさを味わうことができて良かったなと思いました。そして、さらに1年生と2年生一人一人のがんばりがあったからこそ、おいしい給食になったのだなと感じました。
 次にうれしかったことは、たてわり班活動が始まったことです。旭町小では、毎年たてわり班活動が盛んに行われています。先週火曜日に、今年のたてわり班のメンバーが集まり、顔合わせ会と全校遠足に向けた話し合いを行い、さらには室内遊びを楽しみました。どのたてわり班でも、6年生がきちんと司会をしてリードしていて立派でした。きっと、1年生から5年生のみなさんは、自分の班になった6年生の態度を見て、安心するとともに「すごいなあ」という気持ちをもったことでしょう。来週木曜日の全校遠足が楽しみになってきました。また、たてわり班で掃除をするたてわり清掃も始まっていきます。さらに、毎月1回、たてわり班で遊ぶ日もあります。6年生のますますのがんばりに期待しています。
 もう一つ、うれしかったことがありました。先週水曜日に委員会活動がありました。5,6年生が全員どこかの委員会に入り、学校全体の大切な仕事を担っていくのが委員会活動です。1年生から4年生のみなさんが休み時間に遊んでいる間でも、委員会の仕事をがんばっている高学年の子がいます。先週の委員会の時間に、代表委員会の人たちが、来月行うあいさつ運動について話し合いをしていました。昨年までは、あいさつ運動は3日間行うことになっていました。今年の代表委員会の人たちは、1週間あいさつ運動をした方が良いと考え、校長先生のところにそのことを伝えにやって来ました。もちろん校長先生は、「1週間、がんばってください。」と励ましました。自分たちで進んで学校を良くしたいという気持ちが感じられ、とてもうれしくなりました。他にも、新しい取り組みを計画している委員会があるようなので、高学年の人たちの取り組みを楽しみにしています。
 そら豆やグリンピースのさやむきをした1,2年生のみなさん、たてわり班の中心になって活躍している6年生、そして委員会活動をがんばっている高学年のみなさん…今日のお話で共通しているのは、「自分の役割をしっかり行うことのすばらしさ」です。各教室でも、日直の仕事や係の仕事、給食当番や掃除当番の仕事と、自分の役割がいろいろあります。それぞれの自分の役割をしっかり果たし、がんばっていきましょう。・・・

5月17日(金)

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 1年生がアサガオの種まきをしたのは、先週の水曜日のことでした。今日でちようど10日目になります。今週からもう芽が出始めた子がいて、自慢げに話をしていました。その後、日に日に「わたしも…」「ぼくも…」と芽が出始め、ようやく全員の鉢にかわいらしい双葉が見られるようになりました。種まきの翌日からせっせと水やりをしていた1年生の子ども達は、双葉が見えてきたことで一層水やりの意欲が増してきたようです。登校後、すぐに外に出て、自分の鉢に水やりをしています。(写真上)
 種は7粒まきました。全部発芽したものもありますが、まだ2〜3個という鉢も見られます。教材屋さんのアサガオセットに入っている種は、発芽率が良いものを選んで入れてあります。たぶん、もうしばらくしたら芽が出そろうはずです。アサガオの種の発芽適温は25度と、かなり高めです。これから気温がぐんぐん上がれば、きちんと他の芽の生育に追いついていくので大丈夫です。子どもの成長と似たところがあり、アサガオも一粒一粒の種に個性があるようです。
 4年生が、学年合同で体育の授業をしていました。校庭に真っすぐなラインが引いてあり、50m走のタイムをとっていました。来月上旬に体力テストがありますが、50m走は各学年で記録しておくことになっています。どの学年も、何回かタイムを計測し、その中から体力テストの記録にしていきます。
 4年生ともなると、手の振り方や足の上げ方など、すばらしい走りを見せる子が増えてきます。「コロナ禍で子ども達の体力が落ちた」と言われていますが、私はそうは思いません。特に旭町小の子ども達は、休み時間も放課後もよく外で遊んでいる姿を見かけます。学校での体育の授業は、多くて週に3時間です。それだけの時間で、子どもの体力が向上するわけではありません。外遊びの経験こそ体力向上、運動能力の向上につながります。
 4年生の先生が、走っている子ども達に声をかけていました。「全力、全力!」、「よし、走り抜けろ!」・・・先生の励ましで、コンマ何秒速くなったことでしょう。ゴール地点での先生の激励で、記録が伸びた子が多かったはずです。(写真中)
 2校時に、1年1組の授業観察がありました。音楽の授業で、鍵盤ハーモニカを使う最初の指導場面でした。2名の教育実習生も参観に来ていました。「低学年の指導は、このように行うべし」という模範的な指導がされていたので、実習生の勉強にもなりました。
 保育園や幼稚園でも、鍵盤ハーモニカを使ってきた子が多かったようです。しかし、ただ吹けるだけでなく、正しくきれいな音で演奏するという技能を高めるには、一つ一つ扱い方や音が出る仕組みを理解させていくことが大切です。息の強さの違いや音の高さの違い、さらには音の長さを変えながら、鍵盤ハーモニカの演奏の仕方を指導していきました。これから少しずつ音階を練習し、いろいろな曲が演奏できるようにしていきます。(写真下)
 ところで、授業の初めには、校歌と「かたつむり」の歌唱指導がありました。1年生の元気な歌声が響きました。かたつむりの歌の中に、「つのだせ やりだせ あたまだせ」とあります。「つの」は、かたつむりの頭の先から伸びてくる細長いものを言うのでしょう。では、「やり」とはどの部分なのか・・・これには様々な説があります。かたつむりの体のつくりをよく見ると、頭から4本の触覚のようなものが生えています。長い2本は、先ほどの「つの」に当たるもので、先に目の働きをする器官がついています。その下の小さな2本が「やり」ではないかという説があります。(実際に、あるテレビ番組で紹介されました。)
 もう一つの説は、「恋矢(れんし)」と呼ばれる白い槍状の器官のことではないか、とのことです。普段は頭の下の方に隠れていて、いざという時(プロポーズや交尾中)に出てきて、恋の矢として相手に突き刺すものがあるそうです。こちらの方が有力な説のようですが、この歌が作られたはるか昔に、そんなところまで観察して歌詞を作ったのでしょうか?

5月16日(木)

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 1校時に、2年生がグリンピースのさやむき体験を行いました。大きなボールには、まさに今が旬のグリンピースがたっぷりと入っていました。まず、栄養士さんからグリンピースについての話を聞きました。
 最初にクイズが出されました。さやに入った5種類の豆の写真から、どれがグリンピースであるかを当てるクイズです。そら豆、インゲンマメ、スナップエンドウ、絹さや、そしてグリンピースのさやの写真が写っていました。スナップエンドウとグリンピースはよく似ていますが、グリンピースをさやごと食べられるように品種改良したものがスナップエンドウです。また、絹さやは、グリンピースを若いうちに採り、さやごと食べるものです。絹さやがそのまま熟していけば、やがてグリンピースになります。
 1年生のそら豆のさやむきと同様に、2年生も紙で作った箱を用意してありました。さやから取り出したグリンピースを箱の中に入れながら、次々とさやむきをしていきました。毎年、グリンピースがコロコロ転がって、教室中にグリンピースが散らかります。今年も学年の先生が、「箱の上でさやむきをして、絶対にグリンピースを落とさないように…」と事前指導で伝えていました。しかし、あっちでコロコロこっちでコロコロと、今年もグリンピースが転がってしまったようでした。それでもみんなでがんばって、全員の箱いっぱいにたくさんのグリンピースが集まりました。
 最初に栄養士さんが2年生の子ども達に聞いていました。「グリンピースが苦手な子はいますか?」・・・子どもは正直です。半数近くの子が手を挙げていました。しかし、今日は自分たちでさやむきをしたグリンピースが給食になっただけあり、「グリンピースご飯がとてもおいしかった。」と言っていました。
 私も給食で味わいましたが、冷凍のグリンピースでは絶対に味わえないおいしさでした。栄養士さんいわく…今年のグリンピースはとても高価だったそうです。例年の何倍もの値段だったとか。今年度から給食費は無償化になりましたが、決められた予算で毎月の給食を作っていくことには変わりありません。栄養士さんの工夫と努力にも感謝です。
 3校時に、4年2組で教育実習生の授業がありました。「カンジーはかせの都道府県の旅」という国語の授業でした。今週の月曜日から教育実習が始まり、この時間が初めての授業となりました。
 すばらしかったのは、終始笑顔で子ども達に指導していたことです。また、子ども一人一人にていねいにかかわる姿は、指導技術より大切な教師の心構えととらえることができました。クラスの子ども達も、「実習生の先生の授業だから」という気持ちで臨んでいたようです。窓側で見守っていた指導教官の担任が、一番落ち着かない気持ちだったのかもしれません。(写真中)
 4年生は、1学期中に47都道府県の漢字を全て習います。この単元では、北海道から三重県までの都道府県の漢字を学習することになっています。タブレットで各都道府県の名産を調べながら、文章作りを行っていきました。
 都道府県の漢字の中には、大人でも間違えやすいものが多々あります。新潟県の「潟」は、果たして何%の人が正しく書くことができるでしょうか。実習生が新潟県の入った例文を板書しましたが、正しく書けていました。(書き順も含めて、あらかじめ練習したのでしょう。)私は新潟県の出身なので、子どもの時から「潟」の字は漢字で書くことができました。しかし、親戚や友達から届く手紙に書かれた「潟」が、ほとんど間違っていた記憶があります。この他にも、「茨城」や「岐阜」など、都道府県名以外には使いそうにない漢字を4年生で習うことになっています。
 5年生は、社会科の時間に「国土の気候と地形」の学習をしています。2組では、日本の様々な気候区分についての学習をしていました。一年間の降水量と気温を表す雨温図を比較しながら、日本の各地での気候の特色を調べていきます。
 日本は、他の国に比べて国土が狭い割に、様々な気候区分に分けられます。島国であることや、地形や海流など、いろいろな要因が気候の特色に関係しています。中でも地形と季節風との関係は大きなものがあり、冬の日本海側と太平洋側の気候に大きく影響しています。
 先ほど、4年生で47都道府県の漢字を全て習うということをお伝えしました。さらに4年生の社会科では、都道府県名とその位置について学習します。それらが全て学習済みということが前提で、5年生の社会科の学習があります。気候区分の資料を見ながら、その都道府県がきちんと理解できているでしょうか。(写真下)

5月15日(水)

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 1年生は、図工の時間に「あじさい きれいだね」という作品に取り組んでいます。小さな折り紙を使って、アジサイの花びらを作っていきます。今日は、1組でその折り方の指導をしていました。
 まず、普通サイズの大きな折り紙を使って、アジサイの折り方の練習をしました。先生が折り方のお手本を見せながら、一折りずつみんなで挑戦していきました。折り紙で作るアジサイの花は、いろいろな折り方があります。その中でも最も簡単な折り方を教えていました。(折り紙が1枚で一つの花になるのではなく、何枚も作って合わせることできれいなアジサイの花になる作品です。)
 三角に折って、またそれを半分に三角に折って…この辺りまでは良かったのですが、「三角の袋になっている部分を開いて、四角に折りたたんで…」というところから難しくなってきました。すかさず、できた子が「先生」となって近くの子を教えに行ってあげていました。その後も難しさが続き、やっとできたと思ったら、これからが本番でした。一回り小さな折り紙で何枚も花びらを作り、画用紙に貼ってアジサイを完成させていく予定です。(写真上)
 「三角の袋になっている部分を開いて、四角に折りたたんで…」というところまでは、ツルの折り方と同じです。何人かの子に聞いてみましたが、折り紙で飛行機を作ったことがある子はいましたが、ツルを折った経験がある子は少ないようです。それよりも、折り紙自体今まであまりやったことがないという子の方が多く見られました。
 折り紙の力には、すごいものがあります。小さい頃に折り紙に親しむということは、子どもが発達していくうえで、とても大切な力につながります。折り紙の角を合わせてしっかり折るという動きを繰り返すことで、手指の器用さを高め、目と手の協応性も育まれます。他にも、集中力や根気強さ、想像力が高まります。本を見ながら自分で折り方を学ばせると、さらにそれらの力がしっかり身につくことでしょう。
 1,2校時に、2年生がミニトマトの苗の植え付け作業をしていました。生活科の学習として、毎年2年生はミニトマトを育てています。野菜の苗の中でも、比較的育てやすく、短期間で大きく成長して実がなるもの…ということでミニトマトがどこの学校でも選ばれているようです。
 1年生の時にアサガオやサクラ草、チューリップを育てた鉢が、2年生でも大活躍です。培養土を入れ、苗を植え付けていきました。今回、牛乳パックを2本分切り開いて用意し、鉢の周りに入れました。アサガオ用の鉢は花を育てるのには適していますが、野菜作りには深さが足りません。そこで、牛乳パックで壁を作り、培養土がたくさん入るようにしました。野菜作りでは、根をしっかり張らせることが重要です。(写真中)
 今回購入した苗は、「めちゃなり! トゥインクル」という名前がついています。某有名ケチャップメーカーから出ている苗で、「一房に、ぶどうのようにたくさんできる甘さ抜群なミニトマト」という説明が書いてあります。(おまけに、病気にも強い品種です。)
 さあ、1つの苗から何個のミニトマトが収穫できるでしょうか。明日から毎朝水やりをしながら観察を続けていきます。
 5校時に、5年1組の授業観察に行きました。「道案内」という資料を使った道徳の授業でした。「親切、思いやり」についての内容で、親切な行いをする時に大切なことは何かを考えさせていきました。
 2人の男の子たちは、道に迷っているおばあさんを見かけます。説明をしたけれど伝わらないと思い、行先までの地図を書いて渡してあげました。「やっぱり、いいことをした後は気持ちがいいなぁ。」と2人は喜びました。しかしその後、おばあさんがまた迷っている光景を目にします。中学生3人が声をかけると、おばあさんは地図をもらったものの、字が小さくて見えなかったようでした。そこで中学生たちは、「私たちがご案内します。一緒に行きましょう。」と言って、おばあさんと歩き出したのでした。・・・とても微妙な資料です。微妙というのは、2人が行った行為は親切と言えたのかどうかという疑問が残るからです。
 子ども達からは、「相手の気持ちを考えて親切をすることが大切だ」という考えが多く出されました。しかし、この資料の2人のとった行動は、十分に相手の気持ちを考えた親切と考えられます。(言葉で言っても伝わらないと思い、地図を書いてあげている。)また、その時点ではおばあさんはとても喜んでいて、字が小さくて見えない様子ではありませんでした。それ以上この2人に親切を要求するのは酷なことです。
 さらに、中学生がとった行動を見て、「ちょっと足りなかった」と言っていること自体、優しさが満ちあふれているように感じます。(写真下)

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