個人面談にご協力いただき、ありがとうございました。19日(金)で1学期が終了いたします。

7月12日(金)

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 6年生は、家庭科の時間に「夏をすずしく さわやかに」という学習をしています。家庭科の授業には、調理や裁縫以外にも、「住まい方」に関する内容が含まれています。この単元では、暑い季節を気持ちよく過ごすための工夫を考え、生活の中に生かすことができるように学習していきます。
 教科書には、「夏の住まい方を見直そう」というページに、部屋の中に風を通して温度や湿度が上がった空気を入れ替えることが書いてあります。今の時期ではかなり気温が高く、さらに6年生の教室がある4階にはなかなかあてはまらないことかもしれません。(外壁工事が始まってきているので、これから足場が組まれ、ますます窓は締め切ったままになります。)
 一方、エアコンの使い方についても書かれていて、こちらはとても参考になります。エアコンと扇風機を併用して部屋の空気を循環させることで、効率よく冷房を使うということです。(写真上)
 先週から猛暑の日々が続きましたが、昨日からようやく暑さがひと段落しました。校舎内全ての教室に冷房が入っていますが、今週の月曜日と火曜日は、4階の教室は30度を超えていました。(それでも30.7度くらいです。)練馬区が普通教室にエアコンを入れてから、15年以上経ちました。その前は、教室の天井に設置されている扇風機だけでした。風を送っても熱風がくるだけで、私がこの学校で担任をしていた頃は、そんな暑さの中でも汗だくで授業をしていました。というか、それが当たり前の時代でした。昔に比べたら、いくら夏の暑い日が増えたとは言え、冷房が完備されているだけ幸せです。
 5年生は、国語の時間に「みんなが使いやすいデザイン」という学習をしています。調べたことをもとに、報告する文章を書くという学習単元です。2組では、まずはユニバーサルデザインがどのようなところに使われているのかをタブレットで調べて、情報を集めることから始めていました。
 高学年は、様々な授業でよくタブレットを使っています。インターネットで検索するのはもちろんですが、調べた内容をタイピングして入力するのにもかなり慣れてきました。しかし、肝心なタブレットを家に忘れてきたり、しっかり充電をしてこなかったりする子がいて残念です。学校でタブレットを使う時にそろわないというのは、今までの教科書やノートの忘れ物とは全く違った重大な学習の遅れにつながります。
 担任の先生が、ウインバードの授業支援コントローラーについて子ども達に説明していました。先生のタブレットからクラス全員のタブレット画面を見ることができる支援ソフトです。子ども達のタブレットの画面を把握することで、必要のないサイトを見ていたり学習に関係のない使い方をしていたりする場合にロックをかける機能があります。他にも、画面を転送したり子どものタブレット画面を比較して示したりと、様々な機能を使って授業に生かすことができます。今後も、タブレットが正しく使われていくように指導していきます。(写真中)
 2年生は、算数の時間に「時こくと時間」の学習をしています。時刻と時間の概念や、日、時、分の単位についての関係を理解させる学習単元です。
 1年生の算数では、「何時や何時半」、さらには「何時何分」という時刻としての時計の読み方を習ってきました。今回は、時刻と時刻の間に存在する「時間」の概念を指導していきます。ただ、この単元は2時間扱いです。日常生活の中で「何分間」や「何時間」という感覚を時間として意識させていくことが大切です。3年生の算数でも「時こくと時間」を学習します。
 1組では、時刻と時間を習得させるために有効なデジタル教材を利用していました。熊本市の教育センターで開発された「スーパー時計(時刻と時間)」というアプリです。2つの時計があり、それぞれに時刻を設定します。(時計の針を回したり、下の目盛りを動かすと時刻が変わるようになっている。)そして、右上の「時間」というところをクリックすると、2つの時刻に対する「時間」が表示されるという仕組みです。
 今までは、算数セットの時計を操作してアナログ式で考えさせていましたが、2つの時刻が比較できるこのソフトは優れものです。子ども達のタブレットでも使えるようにしたので、自由に操作して時刻と時間の関係を学んでいました。(写真下)
 ICTを使った教材がたくさん出てくるようになりました。どの学習でどんなソフトを使ったらよいかということが、先生方の教材準備の一つになってきています。

7月11日(木)

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 学校では、国語や算数などの教科指導を行っていますが、それ以外の指導も重要です。教科外の活動は、「特別活動」と呼ばれています。(略して「特活」とも言う)そして、小学校での特別活動には、「学級活動」「児童会活動」「クラブ活動」「学校行事」があります。中でも「学級活動」は、一年間の学級経営を充実させていくために特に重要です。
 子ども達の時間割に「学活」(学級活動)がありますが、どんなことをしているのかご存知でしょうか。学級活動には、大きく分けて「学級や学校の生活づくり」と「日常の生活や学習への適応及び健康安全」があります。前者は、学級会を開いて話し合いをしたり、クラスの係活動を決めたりする活動が入ります。後者は、目標を立てさせたり、清掃や給食の指導をしたりする活動が入ります。また、「望ましい人間関係の形成」も含まれるため、クラス内での諸問題を取り上げながら子ども達に考えさせる時間として指導することもあります。
 1校時に、6年1組で学級活動の授業が行われていました。若手教員への育成も含めて、特活を専門とする副校長先生が授業を行っていました。「1学期を振り返り、クラスや自分自身の行動を見つめ直そう」という内容の授業でした。夏休みに向けた指導も欠かせませんが、学級全体を振り返ってみることは、この時期にとても大切な指導です。
 まず、4月からの3か月を振り返り、クラスの良いところや課題・改善点等を出し合いました。よいところがたくさん出てきたのはすばらしいことです。「男女仲良し」や「にぎやか」、「給食をよく食べる」など、明るいクラスの様子がうかがえました。また、課題・改善点では、「悪ふざけをする」、「私語が多い、「言われて嫌な言葉が聞こえてくる」など、いろいろ出てきました。(素直にこういう課題が言えるという雰囲気は良いことです。)
 そこから改善策を全体で話し合った後、一人一人の行動目標を書かせる活動へとつなげていきました。1時間の授業を通じて、クラスの子ども達がお互いを見つめ直し、具体的な行動に移していこうとする気持ちが高まりました。(写真上)
 2年生は、道徳の時間に「ありがとうの手紙」という資料を使った授業を行っていました。(2校時に1組、3校時に2組で授業がありました。)日頃お世話になっている人に、感謝の気持ちを伝えることについて考えさせる内容です。
 教科書には、お父さんに向けて感謝の気持ちを伝えた感謝状や、ぶどう農園をしているおじいちゃんに宛てた手紙が載っています。自分だったら、誰にどんなことを「ありがとう」と伝えたいかを考えさせていきました。そして、家族や友達に向けた「ありがとうカード」を書く活動に結び付けていました。(写真中)
 よく、「感謝するということを子どもに押し付けるのはどうか」ということを聞く時があります。私は、「感謝する気持ちは、子どもの時にしっかり教えてあげるべきである」と考えます。「どういう時に相手はどんな気持ちになり、『ありがとう』と伝えるんだよ」ということは、自然発生的に子どもから生まれるものではありません。指導すべき事柄です。
 また、感謝する気持ちをもたせるためには、人から感謝される経験も重要です。日常生活の中で、感謝したりされたりすることをたくさん経験させていきたいものです。
 1年2組では、図工の時間にパフェの絵を描いていました。大きな器が印刷された画用紙を前に、「どんなパフェにしようかな」と一生懸命考えてからクレヨンを手にしました。
 様々なフルーツが入っていたり、大きなプリンがのっていたり…それは大人の考えそうなパフェです。1年生の子ども達には、もっと自由な発想があります。お菓子がたくさん入っているものや、動物や人の顔が登場したりと、楽しいパフェができ上がっていきました。器からはみ出しそうな「大盛りパフェ」や「よくばりパフェ」がたくさん描けたようです。(写真下)

7月10日(水)

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 1,2校時に、体育館でセーフティ教室が行われました。旭町小では、毎年夏休み前のこの時期に実施しています。1校時は、3,4年生に対する「万引き防止」に関する指導がありました。万引きは重大な犯罪です。コンビニやスーパーで、あるいは本屋で万引きをする小学生が全国的に増えてきています。そして、その多くは、友達に誘われて…というのが理由のようです。これから夏休みを迎えますが、交友関係を保護者がしっかり把握しておくことが重要です。
 2校時は、1,2年生に対する「連れ去り被害防止」に関する指導でした。最初に、「いかのおすし」の合言葉について、DVDを見ながら学びました。「いかのおすし」は、子どもが不審者から身を守るために大切な5つの行動を、覚えやすいフレーズで示した合い言葉です。元々は警視庁少年育成課と東京都が、子どもの防犯学習のために考案した標語です。親しみやすくインパクトのある響きがポイントとなっていて、今では全国に広がっている合い言葉になっています。
 (ついて)「いか」ない。(車に)「の」らない。「お」お声を出す。「す」ぐ逃げる。(人に)「し」らせる。・・・頭文字をとって「いかのおすし」です。今日のセーフティ教室は、光が丘警察署のスクールサポーターの方々に指導をしていただきました。知らない人に声をかけられた時には、相手との距離をしっかり取るように指導がありました。手作りのランドセルと黄色い校帽をかぶり、小学生になり切って演じてくれました。大人にとってはその姿が笑えるポイントとなっているのですが、低学年の子ども達は真剣に見ていました。(写真上)
 その後、2年生から3名の子が前に出て、不審者から逃げる場面のロールプレイを行いました。今は、寂しい気もしますが、声をかけられたら不審者と疑うように教える時代です。しかし、子ども達は「不審者=黒っぽい服を着た人」と思っています。いろいろな服装の不審者がいることや、男女関係なく不審者になり得ることを知っておく必要があります。
 5年生は、家庭科の時間に「ひと針に心をこめて」という裁縫の実習を続けてきました。玉結びから玉止め、ボタン付けまで学習し、いよいよフェルトを使った「小物入れ」の制作に取りかかっています。
 2組では、上手に仕上がった子がミニ先生となり、縫い方を友達に教えてあげていました。教科書には、いろいろな縫い方として、「なみ縫い」「本返し縫い」「半返し縫い」「かがり縫い」が載っています。その中でも「かがり縫い」は、布と布を綴じたり、布の端をほつれないようにしたりする時に使う縫い方です。フェルトとフェルトを重ねて、上手にかがり縫いをしている子がいました。(写真中)
 5年生は、まだ家庭科が始まったばかりではありますが、裁縫に興味をもっている子が多いようです。夏休みの自由研究・自由制作に、裁縫道具を使って挑戦してみるのも良いと思います。
 6年2組の教室で、もくもくと鉛筆を走らせる子ども達の姿が見られました。6年生は、1学期の使用教材の一つに「書く力トレーニング うつしまる」という視写教材を購入して使っています。お手本となる文章があり、それを見ながらマス目に視写するという教材です。今日は、10分間でどれだけていねいに、そして素早く書くことができるかを練習していました。
 昔から、「読み・書き・そろばん」と言われてきました。「書くこと」は、昔は視写が中心でした。視写は、子ども達に様々な力をつけます。「速く文字を書けるようになる」ということだけがメリットではありません。視写力が上がると、文節のまとまりや言葉のまとまり、さらには意味のまとまりをとらえる力が身につきます。そして、「まとまり」で文章をとらえられるようになると、一度に記憶できる情報量が増えることにもつながります。
 そのため、視写をする時に子どもたちに意識させるのは、一字ずつ写すのではなく、「言葉のまとまりで覚えて写す」ということです。これを繰り返すことで、文章の意味が素早く読み取れるようになります。継続は力なり…集中力を高めるためにも効果がありそうです。(写真下)

7月9日(火) その2

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 4年生は、国語の時間に「新聞をつくろう」という学習をしています。新聞記事は、限られた紙面の中で情報を正確に知らせるとともに、読み手に分かりやすく伝えるための工夫をしています。実際に調べたりインタビューしたことを基にして、グループで協力して壁新聞を作るという単元です。
 1校時に4年生の教室に向かうと、廊下に子ども達が集まって打ち合わせをしていました。インタビューに行く子ども達が、質問が重ならないように話し合いをしながら調整していたようです。今回の学習でのインタビューは、学年の2人の先生と私に対して行うことになっていました。一方、教室の中では、壁新聞の紙面をどんなニュースでまとめようかと話し合いが行われていました。4人のグループで1枚の新聞にまとめるので、協力してニュースを集めながらも、全体の調和がとれていなければなりません。(写真上)
 2校時に、校長室に4人の子がインタビューにやって来ました。「なぜ校長先生になったのですか」という質問から「趣味について」まで、いろいろなことを聞かれました。また、「どうしてリラックマが好きなんですか?」という質問もありました。
 結局、どの質問にもたくさん答え過ぎました。インタビューに答えた内容をノートに必死にメモをしている姿を見ながらも、次々と話しました。そのメモをもとに新聞にまとめていくのが、今回の国語の大切な学習です。さて、どんな新聞が出来上がるのか、とても楽しみになってきました。
 4校時に、4年1組の子ども達が理科の観察で中庭にやって来ました。南校舎の外壁及び屋上防水の工事が昨日から始まりました。今週末からは南校舎全体に足場が組まれ、中庭になかなか入れない状態になります。
 その中庭では、今年もサクラ草の種を5月にまいて、苗づくりをしています。種まきをして2か月が経つ頃ですが、まだ小さな芽がぎっしりと出たままの状態です。夏休み中に、この小さな芽を割りばしですくって、ビニールポットに植え付けていく作業が待っています。昨年は、あまりの蒸し暑さに苗が溶けてしまい、大苦戦しました。今年も最近急に熱くなってきたので、心配がよぎります。日陰に置いて、なるべく涼しくなるように管理しています。毎朝ジョーロで苗床やその周りに水をまき、温度を下げる努力もしています。(写真下)
 ちなみに、育苗箱の上にカゴをのせてあるのは、ネコのトイレにならないようにするためです。(特許出願中)

7月9日(火) その1

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 朝、1年2組の教室が大騒ぎになっていました。教室にカブトムシがいたと言って、一人の女の子が捕まえたカブトムシ(メス)を見せてくれました。子ども達に聞くと、教室ではカブトムシを飼っていないと言います。「どこからやって来たんだろうね〜」と話していて思いついたのは、隣りの2年生の教室です。
 2年1組では、大きな飼育ケースが2つあり、クワガタやカブトムシを育てていました。すぐに2年生の子ども達がケースを持って、逃げ出したカブトムシを引き取りに来ました。(写真上)
 カブトムシを入れているケースには、オス1匹とメス2匹が入っているそうです。卵の時から育てていると言っていたので、昨年の夏に孵化させ、幼虫時代を大切に育ててきたのでしょう。昆虫ゼリーを与えながらお世話をしていたようですが、あまりの元気の良さに夜中に飛び出して来たようです。
 一方、クワガタを持ってきた子は、近所の公園で捕まえたと話していました。旭町付近は、近くに光が丘公園があるので、いろいろな虫を見つけることができます。私も子どもの頃は、夏になるとよく虫かごにカブトムシやクワガタを入れて育てていました。友達に自慢げに見せるのがうれしくて、夢中で探したものです。(特に、ミヤマクワガタやノコギリクワガタのオスです)しかし、その当時は今のような昆虫ゼリーがなく、スイカやきゅうりを与えていました。寿命を縮めてしまっていたことに、当時は気づいていませんでした。
 母親の実家はさらに田舎に行ったところにあり、外の街灯にわんさかとカブトムシやクワガタが集まってきていました。あんなに苦労して見つけていた貴重な虫たちが、こんなに簡単に捕れるなんて…と思ったものです。
 2年生は、国語の時間に「夏がいっぱい」という学習をしています。夏を感じるものを見つけて、自分の感想を添えた夏のカードを作るという学習です。
 教科書には、「どんなものを見た時に『夏だなあ』と感じますか。カードに書きましょう。」と書いてあります。そして、ひまわりやピーマン、すいか、とうもろこし、せみ、つゆ草など、様々な夏の食べ物や虫、花がイラストになって載っています。今日の給食にメロンが出ました。最近は一年中メロンを見ますが、夏の果物の代表格と言えるでしょう。子ども達は、どんなものに夏を感じるでしょうか? (写真下)
 教科書には、谷川俊太郎の「みんみん」という詩も載っています。「みんみんなくのは せみ」から始まり、最後は「まっかに みのった ぐみ」で終わる詩です。この最後の「ぐみ」とは何か・・・お菓子のグミではありません。
 「グミ」という木の実のことです。グミの木は、夏に真っ赤な実をつけます。形はゼリービーンズ(昭和のお菓子)に似ていて、いかにもおいしそうですが、とても酸っぱい実です。先日、散歩をしていたら、何十年振りかでグミの木を見つけました。たくさん実がついていましたが、その後近くを通った時にはすっかりなくなっていました。その家の人が収穫したのか、鳥に食べられたのか…。

7月8日(月)

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 1校時に、4年生が算数の授業で「そろばん」の学習をしていました。小学校の算数では、3年生と4年生にそろばんの学習が位置づけられています。今年の4年生は、3年生の終わり頃に、そろばん教室の先生から各クラスに2時間ずつ指導していただきました。そして、そろばんの基本的な扱い方や数の置き方、簡単なたし算・ひき算を習いました。
 4年生の算数では、扱う数を大きな数(億や兆の位まで)や小数にまで広げていきます。そして、それらの数のたし算やひき算の場合の珠の動かし方について学習します。と、言葉で言い表すのは簡単ですが、3年生も4年生もそれぞれ2時間扱いの単元です。ほとんどの子が4か月前に初めてそろばんに触り、それ以来久し振りに手にしました。ですから、3年生の既習内容に続けてすいすいと学習が進むとは思えません。2時間扱いで3,4年生にそろばんを指導する必要があるのか、あるいは指導するのならもっと時間をかけて行わなければ身につかないのではないかという疑問が当然あります。大いに検討の余地がある学習であり、中途半端に残っているという感が否めません。(写真上)
 小学校の先生も大変です。私は子どもの頃の習い事として、そろばんの経験があります。しかし、多分若い先生方は、そろばんは子どもの頃の算数の時間以来触ることがなかったというのが実情でしょう。それでありながら、子ども達に指導しなければならないのですから…。しかし、今年からリニューアルされた教科書が、ある面助けてくれています。教科書のそろばんのページについているQRコードを読み取ると、そろばんのアプリが立ち上がります。数字を入れると、そろばんの珠の動かし方が分かるようになっています。(珠が動く速さも変えることができます)
 1学期の学校生活も、残すところあと2週間となりました。学期末を迎えた校内を回っていると、静かにテスト用紙に向かっている教室が多くなったことに気がつきます。
 1年2組では、国語の「聞くこと・話すこと」のテストが行われていました。CDによる問題文のお話を聞いた後、テスト用紙を裏返して問題に答えます。1年生の1学期の「聞き方のテスト」は、とても短いお話を聞いて答える内容になっています。外を歩いていたらどんな花が咲いていて、何の動物がいて、誰に出会ったかという話でした。それに対する設問は、「見たものを3つ選んで〇をつけましょう。」となっていました。
 一方、「話すことのテスト」にはどんな問題が出ているのかも気になるところです。「絵に合うあいさつを下の四角から選んで書きましょう。」という設問があり、給食を食べる場面や友達と手を振り合っている場面の絵が載っていました。1年生にとっての「話すこと」として、まずはあいさつが大切です。いつどんなあいさつをしているか、というのが「話すことのテスト」として問われていました。(写真中)
 1年1組の教室では、国語の時間に絵日記の書き方の指導が行われていました。「こんな ことが あったよ」という国語の単元では、経験したことから書きたいことを見つけて、絵日記に表す学習をしていきます。1年生は、先週の生活科の時間に、みんなで水遊びをしました。そのことを思い出させ、校庭で水遊びをしている絵を描くとともに、文章でも書き表す絵日記にしてみました。
 絵は、クレヨンを使って描かせていました。1年生の子ども達がクレヨンで描く絵は、とても味わいがあっていいものです。下段の文は、「したこと、見たこと、聞いたこと、思ったこと」などを書くように指導しました。(写真下)
 夏休み前に何度か絵日記の書き方を練習しておくようにします。夏休みの宿題として、絵日記を2枚書くことになっています。そのために、特別どこかに出かける必要はありません。家族でスイカを食べたことでも、ラジオ体操に出席したことでも絵日記になります。夏休み明けにどんな絵日記が集まるか、楽しみにしていたいと思います。

7月5日(金)

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 3年2組が、理科の時間に校庭の畑に行き、植物の観察をしていました。3年生の理科では、いろいろな花の種をまいてその成長を観察するという学習があります。5月に、ホウセンカやヒマワリ、ダイズ、オクラ、ピーマンの種をまきました。校庭の西側の畑は、大きな桜の木が近くにあるため、あまり日当たりのよい場所ではありません。そのせいか、ホウセンカやヒマワリは、別の場所で育てている他学年の方が成長が良いようです。
 一方、ダイズとピーマンは順調に生育していました。共に花が咲き始めていて、ピーマンは実がついていました。ダイズは、白い小さな花が咲きます。「これがダイズの花だよ」と教えてあげなければ、きっと子ども達は気づかないでしょう。数週間後には実がつき、枝豆になります。
 ピーマンの花も白い色をしています。星型のかわいらしい花です。これからどんどん実がついていきそうなので、支柱を立ててあげる必要があります。収穫したてのピーマンは、甘味が感じられるほどおいしいものです。(写真上)
 5年生は、家庭科の時間に「ゆでる調理をしよう」という学習をしています。今日は、1,2校時に1組、3,4校時に2組が調理実習を行っていました。ゆでる調理として、3つの食材を使っていました。じゃがいもとキャベツ、卵です。教科書では、「青菜のおひたし」(ホウレン草や小松菜)と「ゆでいも」が紹介されています。今年の5年生は、キャベツと卵をゆでることにも挑戦しました。それも、一度に3つの食材をゆでるという、超豪華な調理実習になりました。
 じゃがいもは、ピーラーで皮をむくとともに芽をかき、そのまま鍋に入れてゆで始めました。ひと口大に切ってからゆでるのが一般的だと思うのですが、切ると栄養分が出ていってしまうという理由のようです。(でも、家庭では先に切りませんか?)丸ごとのじゃがいもだったので、20分以上ゆでていました。(写真中)
 1回目の調理実習は「お茶の入れ方」だったので、包丁を使うのは今回が初めてでした。子ども達の包丁の持ち方を見ていると、経験のある無しがよく分かります。ピーラーを使わずに、包丁でじゃがいもの皮をむいていた子がいました。皮むきの時は、包丁の刃に親指を添えて持つようにします。家庭できちんと教えてもらっている子がいて感心しました。危ないからさせないのではなく、危ないから正しい扱い方を教えてあげることが重要です。
 4年生は、社会科の時間に「ごみはどこへ」という学習をしています。家庭から出るごみを収集し、清掃工場に運んで処分をする仕組みについて学んできました。今日は、実際に光が丘清掃工場に社会科見学に行き、ごみが燃やされていく様子を調べてきました。
 光が丘清掃工場は、3年前まで建て替え工事が行われていました。以前の清掃工場も何回か行ったことがありますが、最新の設備のある現在の工場は「すばらしい」の一言です。まず、臭いが一切感じられません。光が丘団地の中央に位置する清掃工場であるだけに、外部に臭いが出ないように細心の注意が払われているようです。また、煙突からの煙も一切ありません。燃えた後の煙は、様々な機械や薬品できれいにした後、大気中に放出しているという説明がありました。
 さらに、清掃工場としてごみを燃やすだけでなく、熱を利用した発電を行う様子も見せてもらいました。焼却炉で発生する熱を使って高温の蒸気を発生させ、タービンを回して発電します。生成した電気は、清掃工場で使う他、電力会社に売っているそうです。それら全ての管理は、中央制御室で行われています。ごみバンカーで動いているクレーンなど、以前は人が操作していましたが、今はほとんどオートメーション化されていました。(写真下)
 見学コースには、タッチパネル式のクイズや写真を撮影するコーナーがあり、子ども達が楽しめるようになっていました。ごみの分別やごみを減らす意識につながる社会科見学になりました。

7月4日(木)

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 七夕の日が近づいてきました。1,2年生の廊下には、今年も七夕用の笹が届きました。今週に入り、クラスごとに短冊や七夕飾りを取り付ける様子が見られるようになりました。
 1年1組では、まず願いごとを書いた短冊を笹に付け、その後に図工の時間に作った飾りを取り付けていました。短冊には、いろいろな願いごとが書いてありました。多かったのは、「たくさんおよげるようになりたい」とか「なわとびがじょうずになりますように」といった、現在のなりたい自分の姿を書いたものでした。また、「かぞくがしあわせでいられますように」や「みんながけんこうでいられますように」という自分の家族のことを願いごとに書いたものもありました。(写真上)
 さらに、将来の職業についてお願いしたものもたくさん見られました。「パティシエになれますように」や「けいさつかんになりたい」というのもあれば、「しょうがっこうのせんせいになりたい」と書かれた短冊もありました。・・・大丈夫です。その気持ちがあれば、必ず小学校の先生になれるでしょう。「教員採用試験を受ける15年後まで、今の気持ちをもち続けていますように!」(私からの願いでした。)
 1年生は、図工の時間に、初めて絵の具の道具を使いました。どの子も、真新しい絵の具セットを手にして以来、いつ使うのかとこの日を楽しみにしていました。
 絵の具は、小学校の6年間にわたる図工の授業において、一番使う道具です。2組では、絵の具セットの使い方から色の塗り方、水入れの使い方まで、一つ一つていねいに指導していました。
 水入れ一つとっても、いろいろな約束を指導しています。旭町小では、1年生の図工の授業は教室で行います。水入れは机の上に置きますが、隣の座席側に置くようにしています。また、水入れの「部屋」の使い方についても細かく指導しています。水入れには、筆の汚れを洗う部屋やゆすぐ部屋があり、使い分けるようにさせています。その他、パレットへの絵の具の出し方など、ていねいに最初の指導が行われていました。
 今日は、5色(赤、オレンジ、黄色、緑、青)の風船を画用紙いっぱいに描きました。最初にクレヨンで風船を描いてから、絵の具で色を塗っていきます。筆に絵の具をつけてから画用紙に塗り始めると、「わぁ、きれい」とみんな喜んでいました。筆を使って色をつけていく感触や、水の含み具合いで濃さが変わることなど、いろいろな発見をしていました。パレットを手に持つ姿が、様になっていました。(写真中)
 6校時に6年生の部活動体験がありました。豊渓中学校とは隣り同士のため、移動距離が短いのが何よりも連携のしやすさになっています。事前にバスケットボール部とバドミントン部、軟式テニス部、吹奏楽部から希望をとり、体験する部活動が決めてありました。
 視聴覚室で全体会をした後、それぞれの部の先生に連れられて、活動場所に行きました。中1と中2のたくさんの先輩に囲まれて、緊張の面持ちであいさつをしてから体験が始まりました。運動部では、まず準備運動やランニングがありました。男子中学生の太い声でかけ声がかかり、6年生の動きもいつもよりきびきびとしたものになりました。
 どの部活動も、基本的な技能をていねいに教えてもらうことができました。吹奏楽部では、学校からトランペットを用意していった子が何人かいました。現在、マーチングでトランペットを練習している子ども達です。音の出し方から教えようと思っていた中学生が、いきなり音階が吹けるのでびっくりしていたようです。
 6年生にとって、中学校への進学に向けての第一歩になりました。さらに、中学校の先輩たちの優しさに触れ、安心感をもつこともできました。(写真下)

7月3日(水) その2

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 北校舎1階の給食室前に、栄養士さんが作った「夏野菜だいすき大作戦!」という掲示物が登場しました。夏場は、いろいろな野菜がたくさん採れるシーズンです。そのおいしさと栄養について、子ども達が分かりやすく学べる掲示物になっています。
 掲示物の上には、「夏野菜はビタミンがたっぷりで、水分が多いのが特徴です。夏を元気にのり切るために、夏野菜をたくさん食べましょう。」と書いてあります。そして、きゅうりやナス、オクラ、トウモロコシ、トマト、ピーマンなど、たくさんの夏野菜の食べ方や特徴が、かわいらしいイラストとともにレイアウトされています。(写真上)
 最近の子ども達は、「ナスやトマトが嫌い」という子が多いようです。畑で採れたばかりの野菜のおいしさを知ったら、すぐに好きな野菜になること間違いなしなのですが…。また、調理の仕方次第でも、子ども達の食への関心が大きく変わります。テレビをつければ、どのチャンネルもグルメ番組ばかりの昨今です。旬の食材のおいしさを楽しめるように、家庭でのメニューもちょっと工夫してみたらどうでしょうか。
 昔、近くの畑を借りて、家庭菜園を趣味にしていたことがありました。きゅうりやナスがどっさりできて、浅漬けにして毎日食べていました。採れたてはこんなにおいしいものかと思ったものでした。また、モロヘイヤやツルムラサキも、自分で作ったことがきっかけで大好きになりました。
 2校時に、体育館で情報モラル教室がありました。本校では、毎年5,6年生が授業を受けるようにしています。講師として、区で委託しているプライムシステムズ株式会社の方に授業をしていただきました。
 「自分と友達を守る ネットとスマホとのかしこい付き合い方」というテーマで、スライドや動画を使って指導がありました。現在の子ども達は、パソコンやタブレット、スマホ、ゲーム機と、様々な通信機器に囲まれた環境にいます。インターネットやSNSを使用するうえで、きちんとした情報モラルを得ていなければ、人を傷つけたり重大な犯罪に巻き込まれたりする危険性があります。授業では、練馬区のSNSルール(旭町小のSNSルールも同様です。)に基づいて、きちんと家庭で約束を決めて使うことが大切であるという話がありました。(写真下)
 子ども達への授業の後、保護者向けの講習会も行われました。インターネットは、世界中で52億人もの人が使っています。ということは、インターネットを通じて52億人とつながっているということを認識していなければなりません。そのため、インターネットは「世界最大の都市」とも呼ばれているそうです。
 ネット依存は、子どもも大人も重大な問題になりつつあります。特に学校に通っている子ども達にとっては、ネット依存によって学習にまで影響する場合があります。改めて家庭でのルール作りの大切さ、そして保護者が責任をもって管理することの重要性を学ぶことができました。
 子ども達は、これから中学・高校と進学していっても、毎年のように情報モラルの指導は行われていくでしょう。それだけ重大な社会問題と隣り合わせにある教育課題です。しかし、実際に使用するのは各家庭でのことです。保護者の方々が正しい知識とモラルを兼ね備え、子どもの情報機器の管理と見守りをきちんと行わなければなりません。今日の保護者向け講習会への参加が少なかったことに、大きな心配を感じています。

7月3日(水) その1

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 1年生が生活科の学習で育てているアサガオの鉢に、毎日たくさんの花が咲いています。1年生の子ども達は、登校後の準備を済ませると、すぐに水やりのために外に出てきます。今日はいくつ咲いたよと、うれしそうに教えにやって来ます。
 今年のアサガオは、つるの勢いがとても旺盛です。隣の鉢同士のつるが仲良くからまり合い、外すのが大変なほどです。支柱を立ててあるのですが、それをはるかに超えてつるが伸びてきています。つかまる場所を探して、手を一生懸命伸ばしているかのようです。(写真上)
 アサガオの鉢は、それぞれの教室の外に並べてあります。クラスの鉢がずらりと並んでいると、いろいろな花色や咲き方があることに気がつきます。鮮やかな赤紫色の花もあれば、ブルーのアサガオ、さらには薄いピンクや水色もあります。今日咲いていた子の鉢には、珍しいことに薄茶色の花が咲いていました。和モダンな花色というか、落ち着いたくすんだ赤色のアサガオでした。最近は、バラの花色にもこういう色合いがあり、人気になっています。もうすぐ東京の入谷で「朝顔まつり」が行われますが、行灯仕立てで売られるアサガオにぴったりの色合いだなと思いました。
 1年生の保護者会や学年だよりで伝えられているように、来週の金曜日までに鉢を持ち帰るようにお願いいたします。今度の土日に持ち帰られても結構です。(来週の金曜日を過ぎると、外壁工事のために鉢を置くことができなくなります。)
 1年生の各ご家庭では、夏休み中も管理していただくことになります。毎日(朝のうちに)たっぷり水やりをしてください。アサガオは、特に水切れしやすいので注意です。日当たりはそれほど必要ありません。午前中に陽が当たる場所か、一日3〜4時間程度の日当たりで十分です。9月頃までに、たくさんの種が採れることでしょう。
 2校時に、2年2組で教育アドバイザー訪問としての授業観察がありました。若手の先生方の育成を図るために、今回も本校の前校長の道山先生に教育アドバイザーとして来ていただきました。
 授業は、国語の「あったらいいなこんなもの」という学習が行われていました。この単元では、「あったらいいな」と思う道具について、友達と交流することを中心に進めていきます。相手の話の内容をとらえて質問をしたり、感想を伝え合ったりする力を育んでいきます。
 教室内でペアを見つけて、お互いの考えた道具についてまず発表し合いました。そして、聞いたことをもとに相手に質問をしていました。質問をするには、相手の発表をよく聞いていなければなりません。2年生なりに、「聞くこと・話すこと」の大切な学習をしている様子がよく伝わってきました。(写真下)

7月2日(火)

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 1年生は、国語の時間に「おおきなかぶ」の学習をしています。1年生の国語の教科書に掲載された歴史は、かなりなものがあります。「おじいさん」がかぶの種を蒔き、それが「あまいあまい、おおきなおおきな」かぶになります。しかし、1人では抜くことができず、2人でも抜けず、3人、さらには1匹…と力が合わさってようやく抜けるという、構成のおもしろさがあります。そして、文章のところどころに愉快な繰り返しのリズム感があるため、子ども達が音読する楽しさを味わうことにも適している教材です。
 また、物語の初めのおじいさんの言葉の後は、繰り返される「うんとこしょ、どっこいしょ。」以外のセリフがないのも特徴と言えます。登場人物の表情や様子などを説明した描写がなく、それが逆に子ども達に役割演技をさせて楽しむ学習へとつながります。(写真上)
 「おおきなかぶ」のお話は、ロシア民話が基になっています。日本語訳として絵本になるには、様々な変更がありました。しかしそれにしても、「うんとこしょ、どっこいしょ。」というかけ声にしたのは大正解でした。また、よく図書室で目にする絵本の挿絵は、かぶが白い色をしています。一方、国語の教科書の挿絵は黄色いかぶとして描かれています。これは、子ども達が使っている教科書会社が、ロシアの画家に絵を依頼したことに関係があるようです。もともとロシアのかぶは黄色くて大きく、スープに入れて食べていたそうです。じゃがいもが主流となる前の主食に使われるほど、ロシアでは貴重な食べ物とされてきたのがかぶでした。
 2年生は、算数の時間に「水のかさのたんい」という学習をしています。1年生の頃、2学期に「どちらがおおい」という学習をしてきました。容器に入った水の体積に関心をもたせ、「水のかさ」という言い方も出てくる学習単元でした。2年生でも、まだ「体積」という用語を使わずに「かさ」という言葉を使って学習をします。そして、かさを表す単位として「dL」(デシリットル)と「L」(リットル)、「mL」(ミリリットル)を習います。
 1組では、1dLますを使って、ペットボトルに入っている水のかさを測定していました。500mLのペットボトルに入った水をdLますに慎重に移し替え、何杯分になったかを調べました。ちょうど5杯分あり、ペットボトルに入る水のかさが5dLであることが分かりました。(写真中)
 ところで、LやmLの単位はよく使われていますが、dLは日常生活であまり見かけない単位ではないでしょうか。小学校の算数では、昔からdLを指導しています。デシ(d)は、「10分の1」という意味があります。1L=10dLを指導するために、とても分かりやすい単位と言えます。1L=1000mLでもありますが、1mLを1000杯分確かめるのは困難なことです。
 6年生は、理科の時間に「植物の水の通り道」の学習をしています。先週は、根から吸い上げられた水が茎を通って葉に届いている様子を、色水を吸わせる実験で確かめました。今日、2組で行っていたのは、ホウセンカの苗をビニール袋でおおい、しばらくしてから袋の様子を見る実験でした。(写真下)
 30分ほどで、葉や茎をおおったビニール袋の内部に水滴がつき始めていました。葉や茎から水分が出てきていることが分かります。(この実験の場合、葉を取り去った苗を用意して、比較実験を行うとはっきりとした結果が出ます。)
 葉の裏には、気孔と呼ばれる穴があり、植物体の中にある水分を蒸発させるはたらきがあります。(これを「蒸散」といいます。)植物が体内の水分を蒸散しているのには、いくつか理由があります。まず、余分な水分を出すためです。この場合、蒸散の他に、葉のふちにある水孔からも水滴を出すはたらきがあります。また、根から水を吸い上げるために蒸散作用がはたらいています。ストローで水を吸い上げるように、蒸散させた圧力を利用して水が吸い上げられる仕組みになっています。
 そしてもう一つは、葉の温度を下げるためです。水が蒸発する時に奪われる気化熱で、葉の温度が上がり過ぎないようにすることができます。緑のカーテンや森の中が涼しい理由は、この蒸散にあります。

7月1日(月) その2

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 2年生が、図工の時間に「新聞紙となかよし」という学習をしていました。新聞紙の使い方を考えながら、身につけるものや周りの様子を変えるものなど、自分がやりたい活動を見つけて作って楽しむ学習です。
 新聞紙は、身近に大量にある素材であり、自由に折ったり貼ったり丸めたりちぎったりして楽しめる材料として便利です。さらに、たくさん使っても、後で束ねてリサイクルに出すことができるので、罪悪感がありません。
 1,2校時に1組が、3,4校時に2組が取り組み、図工室が新聞紙だらけになっていました。それだけ子ども達の発想が広がり、存分に新聞紙を使った活動が楽しめたということです。
 新聞紙を使って、帽子や洋服を作って身に付けていた子がいました。筒状にして手や足につけて、ロボットになった気分の子もいました。そう言えば、新聞紙を身にまとうととても温かく感じられます。キャンプの時にマットの下に新聞を敷いたり、寒さをしのぐために体に巻き付けたりする知恵はよく知られています。ついでに言うと、湿気を取るはたらきもあります。湿った長靴を乾かすために、雪国ではよく新聞紙を丸めて入れたものでした。
 テーブルや椅子を並べたところに新聞紙を貼り合わせて、自分たちの家を作っていた子もいました。入口から中に入ると、暗いトンネルをもぞもぞと這っていくのがまた楽しいようです。見ていて、私も子どもの頃に「基地づくり」と称して空き地で遊んでいたことを思い出しました。友達と板や木切れを集めてきて基地をつくり、段ボールや新聞紙を利用して入り口や屋根にしました。薄暗い閉ざされた空間に入り、自分たちだけの秘密基地になった気分を味わったものです。(写真上)
 ところで、こんなに大量の新聞紙は、どうやって集めたのでしょう。今は、新聞を購入している家庭がとても少なくなってきました。隣の豊渓中では、新聞を何種類かとっているため、分けてもらうことにしたそうです。主事さんを通じて、たくさんの新聞紙をいただくことができました。
 3年生は、総合的な学習の時間に、「大豆大作戦」というテーマで大豆についての学習に取り組んでいます。1組では、先週、種の状態の大豆や一晩水につけた大豆を観察していました。さらに、毎日水で洗いながら大豆がどのように変化していくのかも調べてきました。
 今週に入り、大豆を水に浸してから約1週間が経ちました。その間、大豆から根が伸びてくる様子を毎日見ることができました。今日は、その発芽した様子とともに、先生が用意してきた「大豆もやし」とを比較しながら観察していました。(写真中)
 もやしに使われている種には、「緑豆」「黒豆」「大豆」「子大豆」の4種類があると言われています。その中でも、一般的に「もやし」として流通しているのは、緑豆もやしです。しかし、スーパーに行くと、最近では大豆もやしが置いてある場合が多くなってきました。大豆もやしには、緑豆もやしにはない「イソフラボン」がたくさん含まれています。機能性表示食品として販売されるほど、今注目の野菜の一つになりつつあります。ちなみに、大豆もやしの方が、大豆自体の時よりもイソフラボンの割合が高いそうです。
 4年生は、保健の時間に「体の発育・発達」についての学習をしています。2組では、「変化してきたわたしの体」という学習を通じて、身長や体重が年齢とともにどのように変化していくのかを学んでいました。
 教科書の資料には、4人の身長の変化の様子が載っています。年齢とともに毎年同じように身長が伸びていく例もあれば、高学年で急に伸びた例、中学生や高校生になって大きく背が伸びた例が示されていました。大切なのは、体の成長には個人差があるということです。(写真下)
 小学校では、整列をする時に「背の順」がよく使われます。小学校の時にいつも前の方だった子が、中学生になってずいぶん背が伸びるということがよくあります。私自身の経験では、小学校の時に自分よりも背が高かった女の子たちが、中学校に入って小さくなったように感じたものでした。(自分の背が急激に伸びたからです。)背が小さいことを気にしている子がいたら、これから成長期を迎えて伸びていくことを話してあげるようにしてください。

※5,6校時に、高学年の水泳指導がありました。プールサイドに行ってみると、見学者が多くてびっくりしました。雨の予報があり、水泳の用意をしてこなかったようです。梅雨の時期は天候がどうなるか分かりません。きちんと水泳の用意を持たせるようにお願いいたします。

7月1日(月) その1

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 今日から7月に入りました。全校朝会は体育館で行いました。パワーポイントの資料をスクリーンに映しながら、「恥ずべきは…」という話をしました。
・・・「失敗は恥ずかしいことではない。恥ずべきは、そこから立ち上がらないことだ。」作家の三浦綾子さんの言葉です。だれもが日々いろいろな失敗をします。肝心なのは、その失敗から学び、再びがんばろうとする心のもち方であるということを意味しています。
 みなさんは小さい時から、「かけっこをして転んでしまったら、すぐに立ち上がって走りなさい」と言われてきたでしょう。転んでしまったのは仕方のないことです。でも、そこであきらめてしまうのではなく、最後までがんばろうとする気持ちが大切なのです。様々なスポーツでも同じです。自分がしてしまったミス(エラー)はもう仕方のないことです。気持ちを切り替えて次のプレーに集中できるかどうかが大切になります。
 「失敗は恥ずかしいことではない。恥ずべきは、そこから立ち上がらないことだ。」これは、スポーツのことだけではありません。学習に対しても言えることです。学期末となり、どこのクラスでもいろいろなテストが行われている頃です。先週あるクラスで、戻ってきたテスト用紙の間違えを赤鉛筆で直して、先生にまた丸をつけてもらっている姿を見かけました。あるいは、計算ドリルの答え合わせで間違えた問題を見直し、できるまでもう一度やり直しをしている子もいました。答えが違っていて×をつけたままだったら、それはかけっこで転んで立ち上がらないのと同じことです。間違えたところを正しく直すことが、学習においても大切なことなのです。
 「失敗は恥ずかしいことではない。恥ずべきは、そこから立ち上がらないことだ。」最後に、生活面でもこの言葉が大切であるということについてお話をします。学校の先生達は、いろいろな場面でみなさんに注意をします。話を聞く場面でおしゃべりをしていたら、注意されるのは当たり前です。当番の仕事をしないでいたら、注意されるのは当たり前です。そして、注意されてすぐに直せばよいものを直さなかったとしたら、みなさんの先生方は厳しく叱るはずです。それは、一度目の注意で失敗を直そうとしなかった・・・一度転んで立ち上がろうとしなかったから、先生は厳しく叱ったのです。
 先生方は、日頃の学校生活の中で、みなさんの行いを良くしようと思って注意を与えています。せっかく指導しているのに、失敗を取り返そう、立ち直ろう、誤りを直そうとしなければ、さらに厳しく叱るしかありません。先生に厳しく叱られた時、自分自身の行動を振り返ってみてください。一度注意をされたら、きちんと自分の行いを直していたでしょうか? あるいは、同じことを何度も注意されていなかったでしょうか?
 「失敗は恥ずかしいことではない。恥ずべきは、そこから立ち上がらないことだ。」学習面も生活面も、だれもが間違えたり注意をされたりすることがあります。大切なのは、すぐに間違えを直すこと、すぐに正しい行動に移すことです。・・・(写真上)
 続いて、第57回交通安全子供自転車東京大会に出場した子ども達の表彰を行いました。6年生4名が6月24日(日)に行われた大会に出場し、団体で第3位に入賞しました。学校への賞状と盾が授与され、さらに4人にはメダルが届きました。また、個人で第5位に入賞した子には、トロフィーが手渡されました。(写真下)

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