箏「さくらさくら」(4年生)ほとんどの子供たちにとっては、目の前で見るのも実際に自分が演奏するのも、初めての楽器です。毎時間、グループの友達と協力しながら、箏を載せる台を組み立てて、楽器を運んできて、爪を用意してと、準備にも時間がかかります。しかし、初めの頃に比べると、ずいぶん短い時間で手際よく進められるようになってきました。 通常、お箏の爪は右手の親指と人差し指と中指の3本の指にはめるのですが、「さくらさくら」の曲は親指の爪だけで演奏することができます。4年生の子供たちの指はまだ弱々しくて、お箏の糸をしっかり弾くことができない子が多いのですが、それも何回か練習しているうちに、ずいぶんしっかりとしたいい音が出るようになってきました。 今日で3時間目の授業ですが、すでに1曲通して演奏できる子が何人もいるのには驚きです。七七八・七七ハ・七八九八七八七六〜 「さくらさくら」を糸の名前で歌うとこうなります。ドレミとは違う和楽器の音色が、心地よく耳に響いてきます。今までリコーダーや鍵盤ハーモニカで苦労していた子が、すばらしい演奏を聴かせてくれて大活躍していたりもします。子供たちの可能性が広がる学習なので、これからも大切にしていきたいと思っています。 |
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