「わくわく・どきどき」の学びを目指して

2月3日(水)

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 今日の1,2校時は、けやきルームで個別指導の授業観察を行いました。
 けやきルームでの個別指導は、教員と子どもが1対1で授業を行っています。個別指導の内容は、学校生活や日常での活動を円滑に過ごせるための力を養うことを目的としています。子ども自らが、主体的で積極的な活動を通して自立を目指すということから、自立活動とも呼ばれる指導です。さらにその指導内容は、「健康の保持」、「心理的な安定」、「人間関係の形成」、「環境の把握」、「身体の動き」、「コミュニケーション」の6つの区分に分類することができます。
 子どもがそれぞれの課題をもって巡回指導を受けているわけですが、一人一人の課題は異なります。指導にあたっている先生方は、個々の課題に合った教材を工夫して日々の指導にあたっています。
 1校時は、最初に「ナンバータッチ」をしました。(写真上)ホワイトボードに1〜20までの数字カードを貼り、数字を探して素早くタッチしていきます。最初は1から20まで順に探していきました。次に、先生が言った数字をタッチします。難易度を上げて、3つ(あるいは4つ)言われた数字を覚えておき、「ハイ」という合図でタッチしていきました。さらに難易度を上げて、複数個言われた数字を小さい順にタッチしていくということにもチャレンジしていました。最近、物忘れが目立ってきた私にはぴったりのトレーニングになりそうです。
 ナンバータッチは、眼球運動として素早く正確に対象を見る力を養うことに効果があります。(スマホやパソコンを見る時間が多い方々にもぴったりなトレーニングです。)また、広い視野でものを見る力や、手と目の動きを連動させる力をつけるためにも効果があると言われています。それだけに、スポーツ選手も取り入れている訓練です。
 その他にも、2枚の絵を見比べて間違いを探すプリントや、漢字の読み方のフラッシュカードに取り組んでいました。また、2校時の個別指導でも、ビジョントレーニング(眼球運動)や、続けて書かれた文字から言葉を見つけるプリントを使うなど、それぞれの子ども達の課題に合わせて指導が行われている様子がうかがえました。
 3校時は、1年2組と1年3組の授業観察に行きました。2組では、「どちらがひろい」という算数の学習をしていました。1年生の算数では、1学期に「どちらがながい」という単元において、長さ比べの学習をしています。また、2学期には、「どちらがおおい」という単元で、かさ(体積)の大きさを比べる学習がありました。3学期の「どちらがひろい」では、面積の概念を扱う学習になっています。
 教科書には、2つのレジャーシートの広さを比べる問題や、2つのお皿の大きさを比べる問題が載っています。「広さ」を比べる方法には、どのようなことが考えられるでしょうか。見た目で比べるというのも一つの方法ですが、正確性に欠けます。子ども達からは、2つを重ねてみるという考えが出されました。さらに、「端と端をくっつけて比べる」や「向きを合わせて比べる」というように、きちんと調べようとする考えが発表されていました。(写真中)
 また、直接比較できない場合には、同じ大きさのタイルの数で比べるという問題にも取り組みました。4年生の面積の学習にそのままつながる内容となっています。
 3組では、国語の「どうぶつの赤ちゃん」の授業を参観しました。この単元の最初の時間として、内容が今まで学習してきた「くちばし」や「じどうしゃくらべ」と同じ説明文であることをまず確認しました。そして、先生の範読を聞きながら教科書に線を引き、初発の感想をまとめていきました。ライオンやシマウマ、カンガルーの赤ちゃんについて書かれている説明文です。初めて知ったことやびっくりしたこと、すごいと思ったことをきちんと感想にまとめていました。
 さらに、隣同士で自分の感想を発表し合う活動も取り入れて学習を深めていました。(写真下)緊急事態宣言の延長により、学校公開が再度中止せざるを得なくなりました。(本日、プリントを配布しています。)きっと、今日の1年生各クラスの授業の様子をご覧になられたら、10月の公開日からの成長をしっかり感じ取っていただけたことでしょう。

2月3日の給食

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献立名           麦ご飯
              豆腐とえびのチリソース
              きゅべつとザーサイの炒め物
              牛乳


一口メモ

 今日は、中華風の豆腐料理の「豆腐とえびのチリソース」の献立です。
 みそ汁や煮物など、日本人の食事には欠かせない豆腐は、もともとは中国からやってきた食べ物です。豆腐の数え方は、「1丁、2丁…」というように、「丁(ちょう)」という単位を使います。これは、中国から伝わっった数え方で、重さの決まっていないものを数える時に使う単位だそうです。
 もうひとつのおかずの「きゃべつとザーサイの炒め物」に使われている「ザーサイ」も中国で生まれた漬物です。ザーサイは、植物の茎の下にあるコブが大きくなったものです。きゅべつとはまた違ったザーサイの食感が味わえるように調理してあります。

2月2日(火)

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 4年生の理科「もののあたたまり方」の学習は、先週の金属の温まり方に続いて、水の温まり方の実験を行っています。今日は、2組が理科室で実験をしていました。
 まず、500ccのビーカーに水を入れ、濃いめに溶いた絵の具をスポイトでビーカーの底の方にたまるようにそっと注入します。(ビーカーの水全体に混ざらないように、慎重に行うのがポイントです。)次に、ビーカーを実験用コンロに乗せて、底の隅の方に火が当たるようにセットします。そこまで準備ができたら、さあいよいよ実験です。
 コンロを点火すると、すぐに底にたまっていた絵の具が動き始めました。下から上へ、渦を巻き上げるように絵の具が動いていく様子が分かりました。子ども達は、ビーカーの横からその様子を見ながら、はっきりと水の動きを感じ取っていました。(写真上)
 実験を続けていると、その水の動き(対流)が激しくなり、全体の水が混ざり合って絵の具の色が均等になっていきます。今年の教科書から、絵の具を使った実験になりました。昨年度までの教科書は、おがくずを使って水が対流によって温まっていく様子を実験することになっていました。(私が担任をしていた頃は、おがくずの代わりに味噌を使ったものでした。)
 教科書には、示温インクを使った実験も載っています。紫色の液体でできていて、温度が高くなるとピンク色に変色するインクです。しばらく温めていると、ビーカーの上の方が先にピンク色になることが分かります。このことから、水はまず火に近い底の方で温まり、次に上の方に行くということが分かります。
 家庭用のお風呂が、水から沸かすタイプの風呂釜であると、経験のある子がいるのではないでしょうか。お風呂が沸いたと思って入ったら、上の方は熱いのに、下の方がまだ冷たかった…という経験です。
 3校時に6年2組の授業観察がありました。体育館で、走り高跳びの授業を参観しました。子ども達がとても意欲的に授業に取り組み、高跳びのフォームがしっかり身についている様子がよく分かる授業でした。(写真中)
 体育の授業では、「場の設定」がとても重要です。体育館内のスペースをいかに有効に活用し、効率よくまた安全に活動できるかを考えなければなりません。特に安全面では、跳ぶ方向を決まった向きにそろえることが重要です。今日の授業では、全ての場で体育館の中央に向かう方向に跳ぶように設定していました。
 さらに体育の授業では、子ども同士の教え合いも技能を高めていくために大切です。「1・2・123」と、助走のリズムを同じグループの子が発してあげたり、跳んだ後にすぐ改善点を教えてあげたりする様子が見られました。教員は、それぞれ専門とする教科をもっています。自分が専門とする教科は、知らず知らず指導に熱が入ります。高学年の子は、担任の先生のそういうところをしっかり感じ取っているようで、子ども達も自然に先生の専門教科が大好きになっていくものです。
 5校時は、5年2組の保健の授業を見に行きました。5年生は、「けがの防止」について学んでいます。体育の授業で保健の授業があるのは、3年生以上の学年です。保健の学習は、多くても学期に3〜4時間程度しかありません。今日は、けがの種類と原因について考える内容でした。田柄小の保健室に来室する児童のデータを基に、学校内のどこでどんなけがが多いのかを学んでいました。
 授業の後半では、各自の考えをミニホワイトボードに書き出し、黒板に貼って意見集約を行っていました。(写真下)5年生は、学年全体でこのホワイトボードを個人持ちにして授業に活用しています。クラスの子ども達の全員の意見を集めて授業に参加させるためにも、とても便利なボードです。
 今日、ついに田柄小にも、全校児童分のタブレットパソコンが届きました。きっと近い将来、各自の意見をタブレットに入力して先生に送信すると、全員の意見が電子黒板にすぐに表示される…というような授業になっていくのでしょう。
 タブレットパソコンについての保護者向けの説明書と同意書(全家庭に記入して提出していただきます。)は、近日中に配布する予定です。

2月2日の給食

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献立名           やこめ
              イワシのさんが焼き
              沢煮椀
              牛乳


一口メモ

 今日、2月2日は「節分」です。いつもの年は、3日が節分になることが多く、2日が節分になるのは124年振りだそうです。
 節分は、季節の分かれ目を意味していて、もともとは春・夏・秋・冬それぞれに節分がありました。しかし、現在は冬から春に変わる「立春」の前日だけを「節分」と言うようになっています。
 節分では、悪い気を追い払うために豆をまいたり、玄関にイワシの頭やヒイラギを飾る風習があります。そこで、今日の給食では、豆まきの大豆を使った「やこめ」と、イワシを使った「イワシのさんが焼き」を作りました。豆やイワシを残さず食べて、体の中から鬼退治ができるようにしました。

2月1日(月) その2

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 6年生は、社会科の時間に「世界の中の日本」の学習をしています。世界には様々な国があり、生活習慣や文化などに違いがあることや、各国に国旗と国歌があり、その国の象徴として大切にされていることを学習する単元です。3年生から5年生までの社会科でも、日本の国旗について触れる部分がありますが、はっきりと示して指導するのは6年生の社会科のこの単元です。
 地図帳の最終ページを開くと、世界のたくさんの国の国旗を見ることができます。子ども達が知っている国旗がたくさんありました。また、似たような国旗や変わったデザインの国旗もあります。教科書には、日本の国旗の歴史についての記述が載っています。「日本の日章旗(日の丸)は、江戸時代の末、外国の船との区別をはっきりさせるため、幕府が日本船の船印として決めたものです。明治政府も、日本の商船旗と定め、やがて国旗として扱われるようになりました。」と書かれています。
 さらに教科書には、オリンピックなどの世界大会での表彰式の写真が取り上げられています。メダルを獲得した選手の国旗が掲げられ、それぞれの国の象徴として扱われている様子が伝わってきます。(写真上)
 一方、国歌については、教科書にこのように記載があります。「君が代は、平安時代につくられた和歌をもとにして明治時代に今日のような旋律がつけられました。君が代には、日本の国がいつまでも繁栄し続け、平和であることを願う気持ちが込められています。」(さらに、「日の丸と君が代は、平成11年にそれぞれ日本の国旗と国歌に法律で定められました」とも書かれています。)
 ところで、日本の国旗は知っていても、国歌を知らない子(歌えない子)がいるのではないでしょうか。毎年、3月の卒業式の練習とともに、5,6年生が君が代の斉唱を練習しています。今年の卒業式は、6年のみの参加となり、今のところ歌わないことになっています。ピアノ演奏のみの国歌となりそうです。
 3年生は、音楽の時間に鑑賞教材「アルルの女」から「メヌエット」(ビゼー作曲)を聴いていました。ハープの伴奏に乗って、フルートの優美な旋律が奏でられる有名な曲です。3年生の子ども達は、教科書でハープやフルートの写真を目にして、やっと楽器のイメージがもてたようでした。(写真中)
 「アルルの女」は、2つの組曲があり有名ですが、もともとは劇の付随音楽として作曲されました。(メヌエットだけ、他の歌劇からの引用です。)どれもきれいな曲や華やかな曲ばかりですが、「アルルの女」のストーリー自体は、とても小学生に紹介できないような内容です。
 それはともかく、最初に聴いた印象として、「レストランで食事をしている時に流れそうな曲」とプリントに書いていた子がいました。とてもいい感覚をもった子です。ただ気をつけたいのは、曲の後半にオーケストラが和音を強奏するところが出てきます。今日、初めて聴いていた3年生も、全員がそこでビクッと体を震わせていました。
 3年生は、社会科で「かわる道具とくらし」の学習をしています。昔の道具について調べる中から、昔の道具の使われ方や今の道具との違いについて考える単元です。今日は、パソコン室を使って昔の道具について調べていました。洗濯機や炊飯器など、特に家庭用の電化製品は時代とともに移り変わってきた様子が顕著に表れています。そして、昭和を知る(というか昭和で育った)我々世代には、とても懐かしいものばかりに見えました。
 昔のテレビについて調べていた子がいました。(写真下)ブラウン管式の奥行きのある箱型のテレビが並んで写っています。最初は白黒テレビでした。私の小学校時代の途中までは、白黒テレビでした。それでも、ウルトラマンのカラータイマーは、赤く点滅していたように感じます。
 その後のカラーテレビについては、「家具のようなテレビだった」と説明が書いてありました。これも、実物を見て育った方でないと分からないでしょうね。ブラウン管の周りの木の部分がやたら大きく、木目調の大きな箱型のテレビだった時代があります。さらに、なぜか紙芝居の扉のような蓋がついていたりするテレビもありました。最初の頃は、チャンネルはダイヤル式でガチャガチャと回していました。(NHK総合からTBSまでが遠かった。)
 今の子ども達も、現在使っているパソコンやスマートフォン、ゲーム機が、同じように「昔の道具調べ」の中に出てくる頃がやってくるはずです。

2月1日(月) その1

 今日の全校朝会(Zoomによる朝会)では、「立春と節分の話」をしました。
・・・『今日から2月に入りました。カレンダーを見ると、2月3日(水)に「立春」と書いてあります。今までずっと、2月4日が立春と思っていましたが、今年は2月3日になっています。調べてみて初めて分かったのですが、これは124年振りのことだそうです。
 季節を表すために、「二十四節気(にじゅうしせっき)」というものがあります。1年を春夏秋冬の4つに分け、さらにそれぞれを6つに分けているので、4×6で24の季節の移り変わりを表す言葉が決められています。(二十四節気の表を見せながら)春分や夏至、秋分、冬至など、みなさんも聞いたことのある言葉が並んでいます。12月の冬休み前、12月21日に「冬至」の日がありました。カボチャを食べたり、ゆず湯に入ったりした子がいたでしょう。年が明けて1月20日は「大寒」でした。次の「立春」までの2週間が一年で最も寒いと言われる頃です。確かに先週は、雨から雪に変わる寒い日がありましたよね。
 二十四節気を見ると、一年の始まりを立春から始めています。それぞれの季節の分かれ目を「節分」と言いますが、特に一年の始まりとされている立春の前の日を「節分」と呼んでいます。昔は、季節の分かれ目、特に年の分かれ目には邪気が入りやすいと考えられていました。邪気とは、体の具合が悪くなる原因不明のものです。昔は、今ほど医療が発達していませんでした。伝染病や様々な病気は、邪気が体に入ってきたからであると考えられていました。そこで、その邪気を鬼に見立てて、鬼を追い払う豆まきの風習が生まれました。
 今の世の中では、社会の悪い出来事や病気を「鬼」と見立てて豆をまきます。鬼は、人の心の中にも住みつくと言われています。自分自身の心の中に、どんな鬼がいますか? 忘れ物が多い鬼、言葉づかいが悪い鬼、あいさつの声が小さい鬼、チャイムが鳴っているのに遊びをやめない鬼、うわばきをきちんとそろえない鬼・・・いろいろな鬼がいるのではないでしょうか。明日は、それぞれの家で豆まきをするところが多いでしょう。豆まきをすることも大切ですが、自分で自分を変えていこうとする気持ちがなければ、鬼は住みついたままになってしまいますね。
 最後に、ふれあい月間についてのお話をします。練馬区では、毎年6月と11月、そして2月をふれあい月間に位置付けています。11月のふれあい月間には、全員がいじめ撲滅宣言を考え、校内に掲示しました。練馬区の他の学校も、そして全国の様々な小学校でも同じような取り組みをしています。しかし、それでもいじめがなくならないのはなぜでしょうか。「いじめは心の病気である。」とも言われています。まさに、心に鬼が住みついてしまったのかもしれません。しかし、周りの子ども達が「自分は絶対に一緒になっていじめはしない。」とか、「これはいけないことだから先生に伝えてやめさせよう。」という気持ちをもてば、大きないじめになる前にやめさせることができます。一人一人の正義感と勇気が大切です。みんなでいじめのない、楽しい学校生活が送れるように努力していきましょう。』・・・

2月1日の給食

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献立名           麦ご飯
              ししゃもの南蛮漬け
              芋煮
              牛乳


一口メモ

 今日の煮物の「芋煮」は、山形県でよく食べられている料理です。芋煮に使われている芋は、「里芋」です。
 里芋は、地下に伸びた芋の茎が大きく育ったものです。大きくなった親芋の周りには、小さな子芋が育ちます。親から子へつながることから、子孫繁栄の縁起の良い食べ物とされ、お正月のおせち料理にも使われています。
 ジャガイモやサツマイモに比べて、里芋の周りはヌルヌルとしています。このヌルヌルには、胃や腸を守ってくれる働きがあります。
 今日から2月になりました。今日も肌寒い一日ですが、里芋がたっぷり入った芋煮を食べて体を温め、健康に過ごせるようにしていきます。

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