「わくわく・どきどき」の学びを目指して!! 

3月5日(金)

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 1校時に6年生が体育館に集まり、来週水曜日に行う卒業記念イベントの準備をしていました。今年度、練馬区全校の移動教室が中止となってしまいました。6年生にとっては、小学校最後の移動教室であったため、とても残念な通知でした。
 そこで練馬区では、6年生の卒業記念イベントを各学校で実施し、そのための予算を配当する措置が取られています。田柄小では、来週水曜日の夕方、そのイベントを行います。そして、当日の様子を撮影してもらい、全員にDVDを配布するための予算とすることにしました。(さらに追加予算があり、記念品を購入する予定でいます。)
 夕方5時から行う卒業記念イベントでは、かくれんぼとキャンプファイヤーを予定しているようです。かくれんぼは、校内と中庭、けやき広場などを使って行うとのことです。キャンプファイヤーは、校庭で行います。現在、PTA会長さんを中心に、おやじの会や地域の方々にも協力していただいて準備を進めているところです。
 校庭の火の周りで、子ども達は何を行うのでしょうか? (写真上)を見て、「マイムマイム」と分かった方は鋭いですね…正解です。手をつながずに、「エア マイムマイム」を練習していました。最初、子ども達が楽しそうに練習をしていたところ、学年の先生が並び方について指導し始めました。友達同士でかたまって踊るのではなく、こういう時こそ男女分け隔てなく、そしてクラスも関係なく入り混じって踊る方が思い出になるという話をしました。大切な指導です。
 4年生は、理科の時間に「すがたをかえる水」の学習をしています。今日、1組が実験をしていたのは、水が沸騰した時に出るあわの正体を調べるというものでした。ビーカーの水の中に漏斗(ろうと)を逆さまにして入れ、あわを集めます。漏斗の先に小さなビニール袋を取り付け、最初はしぼませてセットします。沸騰してくると、ビーカーの底からボコボコと泡が出始め、みるみるビニール袋がふくらんできました。そこで火を止めると、またビニール袋はしぼんでいきます。そして、ぺしゃんこになったビニール袋の内側には、水滴が残っていました。(写真中)
 実験を通じて、沸騰した時に出るあわの正体は、水蒸気であるということが分かりました。水蒸気は、水が熱せられて気体になったものです。水蒸気が冷やされると、水に戻ります。4年生のこの単元では、「水蒸気」と「湯気」の違いについても学習しています。湯気は、水蒸気が冷えて水の粒になったものを言います。やかんでお湯を沸かした時のことを思い浮かべてみてください。沸騰すると、やかんの口から白い煙のように出てくるのが湯気です。よく見ると、やかんの口先の辺りは透明で、少し離れたところで湯気が見えます。これは、沸騰したお湯から出てきたあわ(水蒸気)が、やかんの外に出てきて外気に冷やされて湯気として目に見える状態になったということです。ですから、水蒸気は気体で、湯気は液体ということになります。
 先月から、1年生が幼稚園や保育園と交流会を開いてきました。今日は、田柄第二保育園の年長組さんとの交流会でした。今回は、1年1組が担当しました。
 けやき広場でお互いに向き合って、あいさつをしてから始まりました。呼びかけの後、手作りのメダルを一人一人にかけてあげました。また、今回も1年生みんなが出演した「学校紹介DVD」をプレゼントしています。保育園に戻って、みんなで見てくれたでしょうか? 小学校は楽しいところであると感じてもらえたでしょうか?
 最後に、校庭を回って中庭まで案内してあげていました。1組の子ども達とは、そこでお別れをしました。続きは、私が中庭のナビゲーター役になりました。保育園の子ども達は、ミッキー池に興味津々です。「何がいるのだろう?」と、一生懸命にのぞき込んでいました。(写真下)
 火曜日に冬眠から目覚めたカメ吉が、ここ2日間はまた潜ってしまっていました。しかし今日はラッキーなことに、少し眠そうでしたが保育園の子ども達のためにと姿を現していました。みんな大喜びで、カメ吉の泳ぐ様子を追っていました。新1年生の入学まで、1か月となりました。
 昼休みに、カメ助の姿も確認することができました。今日は、二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」の日です。大地が暖まり、冬眠していた虫たちが、春の訪れを感じて穴から出てくる頃と言われています。

3月5日の給食

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献立名           キャロットライス
              キッシュ
              野菜スープ
              牛乳


一口メモ

 今日の給食は、6年2組の家庭科の授業で考えられた献立です。
 献立の「キッシュ」について紹介文が届いているのでお伝えします。
 「主菜に選んだキッシュは、卵の中にたくさんの具材が入っていて、色鮮やかになります。そして、チーズを入れることでみんなが食べやすくなり、さらに血液や筋肉をつくったり、骨を強くしたりしてくれる効果もあります。」
 彩りもよく、野菜もたくさんとれ、丈夫な体が作れる献立になっています。

先生あてクイズ集会

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 3月4日(木)、「先生あてクイズ集会」をZOOMで行いました。
 集会委員が5人の先生たちのエピソード(失敗したことや感動したことなど)を話し、そのエピソードがどの先生のものなのかをあてるクイズです。
 この集会は、もともと校庭で1月に行う予定でした。集会委員は、先生たちに取材をするなど、12月から準備を進めてきました。ところが1月になって緊急事態宣言に入り、全校児童が校庭に集まることができなくなりました。1月にZOOMでやることも考えたのですが、「みんなの反応を見ながら、みんなが集まったところで集会をやりたい」という集会委員の子どもたちの希望で、緊急事態宣言が解除されるのを待ち、延期にしていました。その解除もさらに延期になり、集会をやる最後のチャンスのこの日、やむなくZOOMで行うことにしたのです。
 集会をZOOMでやるのは初めての試みで、差し出した絵や選択肢のカードがちゃんと映るかどうか、全校のみんなに話が伝わるかどうか、直前まで確認して本番に臨みました。正解が出るたびに、各教室から歓声が上がっているのが放送室まで届き、それぞれの教室で楽しんでいることも伝わってきました。
 集会後には、委員の子どもたちから「ZOOMでも、みんなが喜んでくれたみたいで、できてよかった。」「コロナ禍になって、改めてみんなで集まることの大切さ、よさを感じました。」という感想が出ていました。


馬頭琴 演奏会(2年生)

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2年生は、国語で「スーホの白い馬」を学習しています。物語に出てきた、モンゴルを代表する楽器の馬頭琴やモンゴルのことについて知るために、ゲストティーチャーとしてエルデン・ダライさんをお迎えしました。
前半は、馬頭琴の演奏をしてもらいました。初めて聴く馬頭琴の音色に子どもたちはとても感動していました。後半は、モンゴルのことについて教えていただきました。モンゴルの挨拶や文化などを学ぶことができました。
今回の演奏会を通じて、スーホの白い馬の学習が深まりました。また他国の文化を知るよい機会になりました。この経験を今後の成長に生かしていければと思います。

3月4日(木)

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 6年生は、先月初めに家庭科の時間を使って、在校生へのプレゼントとなる雑巾づくりに取り組んできました。すでに全てのクラスに届けられるように、メッセージをつけて準備が整っています。
 家庭科の時間に次に取り組んでいるのは、「気持ちを伝えよう」という裁縫の学習です。感謝の気持ちを伝えたい人を思い浮かべ、誰に何を作って渡そうかと計画を立ててきました。今日は、3組が家庭科室で授業をしていました。どの子も熱心にミシンに向かい、心を込めて裁縫に取り組んでいました。(写真上)
 素敵なポーチを作っている子がいました。きっとお母さんは喜ぶでしょう。また、自分と入れ替わりに来年度入学してくる弟のために、給食ナフキンを作っている子がいました。男の子が喜びそうな生地を使い、大きさを考えて作っていました。弟はもちろん、お母さんも喜ぶと思います。その他にも、クッションやウォールポケットなど、自分の家族のために、実用的なものを考えて作っていました。
 感心したのは、家族以外の人にプレゼントしたいと製作していた2人です。6年間お世話になった文具店のおばさんに贈るための作品でした。1人はマスクを、そしてもう1人はクッションを作っていました。「お店の方が椅子に座っている時に、腰がつらそうだったから…」と話していました。
 25日の卒業式まで、ちょうど3週間となりました。こんなにも温かな気持ちに満ちあふれた6年生が巣立っていくのかと思うと、急に寂しさが感じられるようになってきました。
 1,2校時に、馬頭琴奏者のエルデンさんに来ていただき、馬頭琴演奏会がありました。体育館に2年生が集まり、国語の「スーホの白い馬」に登場する馬頭琴を見せていただくとともに、いろいろな曲の演奏を聴きました。エルデンさんには、毎年田柄小に来ていただいています。昨年は3月の休校があったため、2年ぶりの演奏会となりました。
 エルデンさんは、日本に来て18年経つそうです。いつも、モンゴルの民族衣装を着て馬頭琴を演奏してくれます。馬頭琴の弦は、馬のしっぽの毛を束ねてできています。また、弓も馬の毛を張って作られています。その音色は、「草原のチェロ」とも形容され、素朴でありながら力強さも感じさせてくれます。
 授業の前半は、馬頭琴でいろいろな曲の演奏を聴きました。モンゴルの民謡の多くは、雄大な草原を包み込むような温もりと、自由に駆け回る馬を表すはずむリズムが印象的でした。モンゴルには一度も行ったことはありませんが、なんとなく景色が思い浮かぶような気がしました。日本の曲(おぼろ月夜)の演奏も、とても味わいのある響きでした。(写真中)
 後半は、子ども達の質問に答えながら、モンゴルのことについて教えてもらいました。食べ物や街の様子など、子ども達の質問は尽きません。意外だなと思ったのは、モンゴルには野菜の種類が少ないということです。ジャガイモや玉ねぎ、にんじんと、数え上げられるくらいしかなく、日本のように様々な野菜は売っていないそうです。また、日本の国の印象を質問した子がいました。最初に日本に来た時に、とてもきれいで礼儀正しい国であると感じたそうです。
 3年生の算数の学習には、「そろばん」の単元があります。現在は、教科書で2時間扱いとなっており、以前よりも指導時数がかなり減ってしまいました。今日は、講師の先生に来ていただき、各クラスに1時間ずつ指導をしてもらいました。(そろばん塾で指導されいる先生で、3年生の中にも習っている子が数名いたようです。)来週も来ていただき、もう1時間ずつ授業があります。(写真下)
 ほとんどの子ども達は、今日初めてそろばんを手にしました。そろばんの珠をそろえる「ジャラッ」という音や、珠をはじく「パチパチ」という音が、子ども達にはとても新鮮に響いていました。
 3年生では、「そろばんによる数の表し方について理解し、簡単な加法と減法の計算ができるようにする」ことを目標としています。しかし、2時間程度ではなかなか身につかないでしょうし、継続して学習していく教材でないところが残念です。昔から使われてきたそろばんの仕組みを知る程度で終わってしまうのかもしれません。
 今日は、繰り上がりのあるたし算まで指導がありました。「4+7」をそろばんで行う場合は、7があと3で10になることから、まず1珠の4から3を除きます。そして十の位の1珠を1つ上げます。(答えは「11」となる)この「足す数があといくつで10になるかをすぐに思いつく」ことがそろばんのミソとなっています。
 若手の先生方は、そろばんを知らない(小学校での授業以来触ったことがない)先生が多いと思います。子どもの頃の習い事でそろばん教室に行っていなければ、それは仕方のないことです。私の世代は、子どもの習い事といったら、まず習字とそろばんでした。ということで、私も田舎育ちでありながら、どちらも習いに行って(行かされて)いました。習字は高学年の頃まで続けましたが、そろばんは数か月でやめてしまいました。2年生の終わり頃のことだったと思います。かけ算とわり算まで教えてもらっていましたが、どうしても続かなくなりました。苦い思い出ではありますが、多少なりともそろばんの扱いを知っているのは、その時の経験のおかげです。
 昔から、日本の教育の原点は「読み・書き・そろばん」と言われてきました。算数が算術であった頃、そろばんは今のタブレットのような存在だったのです。

3月4日の給食

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献立名           麦ご飯
              魚のごま味噌焼き
              大根のゆかり和え
              ちくわぶ汁
              牛乳


一口メモ

 今日の献立は、ご飯に魚のおかずと野菜のおかず、そして汁物の組み合わせという和食の献立になっています。
 今日の魚は、長崎県の海で獲れた「さわら」を使っています。さわらは、大きさによって名前が「さごし」「なぎ」「さわら」と変わることから、「出世魚」と呼ばれています。今日は、味噌と砂糖、ごまを合わせたたれを魚にぬって焼きました。味噌が魚の生臭さを消してくれています。
 和食の献立は、昔から日本人が食べてきた食事のスタイルで、健康にも良いことから、世界でも注目されています。いろいろな国の料理が食べられる現在も、ご飯を主食とした和食を大切に食べていくとともに、ずっと残していきたいものです。

3月3日(水)

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 今日も、タブレットパソコンの使い方に慣れるための取り組みが、様々なクラスで見られました。
 5年2組では、インターネットのタイピングソフトを利用して、キーボード操作の練習をしていました。キーボードを見ないでタイピングする行為は「ブラインドタッチ」や「タッチタイピング」という言われ方をします。そのブラインドタッチを練習するためのソフトが「タイピングソフト」です。無料で使えるソフトや小学生でも楽しく学べるソフトがいろいろあり、担任の先生が子ども達に紹介していました。
 5年生が懸命に覚えた「百人一首」を使ったタイピング練習コースや、しりとりゲームの練習コースなど、楽しいものばかりです。子ども達は、しばらく夢中になって取り組んでいました。(写真上)
 ブラインドタッチは、パソコンの使い始めに覚えさせることが肝心です。子どもだったら、すぐに覚えるはずです。自転車や一輪車の乗り方を覚えるのと同じです。子どものうちにできるようになれば、大人になってもその感覚は忘れないものです。
 4年生は、算数の時間に「箱の形の特ちょうを調べよう」という学習をしています。単元の初めには、家から空き箱を用意してきて学習していました。直方体と立方体についての学習をしています。
 小学校の算数科では、2年生から5年生にかけて立体図形についての学習があります。2年生は、「はこの形をしらべよう」という学習があり、ちょうど今習っているところです。家から持ってきた空き箱のいろいろな面の形を紙に写し取ったり、粘土と竹ひごで立体を作ったりします。頂点や辺の数に着目させていきます。
 3年生は、「まるい形を調べよう」という円と球について学習する単元があります。どこから見ても円に見える形を「球」ということや、球の中心や半径、直径の意味、球はどこを切っても切り口が円になることを学びます。
 5年生では、直方体と立方体の体積の求め方について学習します。そして、その前段階の4年生では、立体の面・頂点・辺についての特徴を調べたり、展開図を書いたりします。今日は、直方体の展開図を方眼紙に書いて切り取り、組み立てていました。(写真中)
 子どもの空間認知力は、教科書だけの学習では身につかないものです。つまり、2年生以前の遊びや経験が重要であるということです。では、どんな遊びが子どもの空間認知力に影響するのでしょうか。まず、おすすめは「折り紙」です。折り紙をどう折ったらどんな形になるとか、本に書かれている図を見て折り方を考えるという経験はとても重要です。次に、「積み木」や「ブロック」を使った遊びです。小さな子どもがいろいろな形を作って遊ぶ中から、立体物の感覚を身につけていることになります。さらに、「鬼ごっこ」も空間認知力を身につけるために大切な遊びであると言われています。相手のスピードと方向を察知して追いかけることで、空間認知能力を伸ばしているそうです。こう考えると、昔から行われている素朴な遊びがいかに大切であるかということが分かります。
 5校時に、1年3組の子ども達がけやき広場で長なわの練習をしていました。1年生は、今まで「大波小波」で跳んでいました。3学期は、2年生以上と同じ「8の字跳び」でがんばるようです。18日(木)には、2学期に続いて今年度2回目の長なわ記録会があります。それまでに全員が跳べるように練習を続けていきます。(写真下)
 ところで、子ども達の向こう側には、満開に咲いた梅の花が写っています。(写真下)うすいピンク色の八重咲きの品種の花です。近くに行くと、梅の花のとても良い香りが漂ってきます。梅の花は、桜のように華やかさはありませんが、その代わり「香り」という武器をもっています。(さらに、6月の梅の実の香りもいいものです。)
 私の家から車で40分のところに、埼玉県の生越(おごせ)梅林があります。昔は、3月になるとよく行きました。きっと今年もそろそろ満開の時期を迎えるでしょう。梅まつりは中止だと思いますが…。

3月3日の給食

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献立名           穴子ちらし寿司
              菜の花入り白玉だんご汁
              ももゼリー
              牛乳


一口メモ

 今日、3月3日は、ひな祭りです。ひな祭りは、女の子の健やかな成長と幸せを願う行事です。平安時代の頃、紙で作った人形を川や海に流し、悪いものを追い払う風習があり、それがひな祭りの始まりとされています。
 そこで、今日の給食は、ひな祭りにちなんだ献立にしています。ひな祭りによく食べられる料理がちらし寿司です。えびやれんこんなど、縁起の良い食材が使われます。給食では、うなぎによく似た「穴子」のかば焼きをちらし寿司に混ぜた「穴子ちらし寿司」を作りました。
 また、白玉だんご汁には、季節の食材の「菜の花」が彩りに入っています。少し苦みがあるのが菜の花の特徴です。
 さらに、ひな祭りは「桃の節句」とも言われることから、デザートはもものゼリーにしました。ももの香りや甘さを味わえるように作りました。

3月2日(火)

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 今日も暖かな朝を迎えました。先日、桜の開花予想が出され、東京は17日(水)と発表されていました。今日の南風で、さらに早まるかもしれません。
 その桜よりも早く、田柄小のコブシの花が開き始めています。コブシの木は、中庭の1年1組の教室前にあります。登校してきた子ども達が窓から顔を出し、先週金曜日から咲き始めていたことを教えてくれました。(写真上)
 コブシは、日本各地の野山を白い花で彩り、桜とともに春の訪れを告げる花木です。また、コブシといえば、真っ白の花を咲かせるという印象がありますが、学校にあるのは淡いピンク色の花を咲かせる「シデコブシ」という仲間です。普通のコブシは、花びらの枚数が6枚であるのに対して、シデコブシの花びらはその倍以上あり、細いリボンのような形状をしています。野生のシデコブシは、土地造成などが進んだ結果として、大変少なくなってきています。年々自然個体群は減少を続け、準絶滅危惧種にまで指定されてしまったそうです。そう考えると、大切に育てていきたい花木と言えます。
 午前中は、久し振りに参集型の校長会がありました。駅に向かう途中、マンサクの花が咲いているのを見かけました。錦糸卵のような、細長い鮮やかな黄色い花びらが特徴の花です。これから次々と春の花が見られる時期になっていきます。
 5年生は、理科の時間に「人のたんじょう」の学習をしています。受精卵から始まり、母体内での胎児の成長の様子や、養分の受け取り方と胎盤の働きについて学習していきます。また、1学期には、「メダカのたんじょう」の学習があり、卵の中でメダカがどのように成長していくのかを学んできました。今回、人の誕生について学習し、他の動物と比較することでさらに学習が深まります。また、5年生では、インゲンマメを使って発芽の条件や仕組みを学んだり、花の実や種のでき方についても学習したりしてきました。植物と動物の発生を比べながら学習することもできます。
 理科室でも、各自に1台ずつ配備されたタブレットパソコンが活用されていました。特に人の誕生の単元では、映像資料等が必須になります。タブレットパソコンをインターネットにつなぎ、母親のお腹の中で育つ胎児の映像を見ながら、各自で調べ学習を行っていました。(写真中)
 ところで、「個体発生は系統発生を繰り返す」という言葉をご存知でしょうか? 個体発生とは、ある生き物が受精卵から誕生することを言います。系統発生とは、その生物がたどってきた進化の過程を言います。人間で例えると、人が受精卵から母親のお腹の中で育っていく様子は、人間の進化の道筋と同じであるということです。
 確かに、受精卵が変化して胎児が人間らしい姿になるまでには、しっぽのようなものがあったり、ギョロっとした目が爬虫類のようであったりします。それが、人間の進化の過程に似ているというわけです。現在では、この説は王道ではないようですが、私は大学の生物学の授業でこの話を聞いて、なるほどと思いました。そう信じた方が、生命がとても神秘的でかけがえのないものに感じられてきます。
 昨日の朝会の際に、6年生を送る会の写真を映しながら話をしたということをホームページでお伝えしました。実は、最初にミッキー池のカメ吉の写真も子ども達に見せていました。(昨年の春に撮った写真です)そして、「カメ吉は、去年は3月10日に姿を現しました。今年はいつごろ出てくるでしょうか…。」という話をしていました。
 その矢先、今日の昼休みに、なんとひょっこりと姿を現したではないですか!! 池の中まで朝会の話が聞こえていたのでしょうか。今年の「カメ吉が目覚めた日」は、3月2日になりました。すぐにカメ吉に気づいた子ども達が集まり、久し振りの姿に見入っていました。(写真下)
 冬眠に入ったのは、10月の終わり〜11月上旬頃です。まるまる4か月間、カメ吉は冬眠していたことになります。冬の間は水が澄んでいるので、池の底までよく見えます。泥や落ち葉しか見えないので、カメ吉は泥の中に潜っていたのでしょうか? 呼吸もせずに・・・それも不思議なことです。

3月2日の給食

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献立名           ハニートースト
              ジャーマンポテト
              コーンチャウダー
              牛乳


一口メモ

 今日は、6年生からのリクエストが多かった「ハニートースト」の献立です。マーガリンとはちみつを合わせてパンに塗り、オーブンでふんわりと焼きました。砂糖とは違うはちみつの香りや甘みを感じながら食べられるようになっています。
 チャウダーは、アメリカのスープの一種で、野菜に魚介類やじゃがいも、ベーコン、牛乳などを入れて煮込んだ具だくさんのスープです。今日は、あさりやインゲン豆のペーストを使用する予定でしたが、食材の納品が遅れたため、コーンや鶏肉、にんじん、玉ねぎを使ったチャウダーにしました。

【4年生】二分の一成人式

 2月27日(土)1・2校時、二分の一成人式を行いました。
 最初に、グループに分かれて自分の得意なことを披露しました。跳び箱、サッカー、長縄など、様々なグループが発表を行いました。竹馬グループの一人は、「ここまで育ててくれて、ありがとうございます。」とメッセージを伝えながら、竹馬の技に取り組んでいました。
 そして、この日は「自分史」を持ち帰り、家で家族への感謝の気持ちを書いた手紙を読んだことと思います。
 学習の振り返りでは、この学習を通して自分自身の成長に気付いたことや、周りの大人への感謝の気持ちなどを書いていました。
 4年生の保護者会では、二分の一成人式のビデオを流しますので、是非ご参加ください。

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3月1日(月) その2

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 4年1組で道徳の授業がありました。「ブラッドレーのせい求書」という資料を使った「父母、祖父母を敬愛し、家族みんなで協力し合って楽しい家庭をつくること」を主な指導のねらいとした授業でした。このお話は、以前から様々な会社の道徳の教科書(以前は副読本)に掲載されてきている有名な資料です。
 ある朝、ブラッドレーが母親の皿の横に、「お使い代1ドル、留守番代2ドルなどの請求書を置きました。昼食の時、ブラッドレーの皿の横には、請求したお金と一緒に母親からの請求書が置いてありました。そこには、全て0ドルと書かれていました。ブラッドレーの目は涙であふれ、母親に謝ってお金を返したという内容です。
 子ども達にとっては、日常的によく家庭で経験することではないでしょうか。授業では、「お母さんの請求書を見て、ブラッドレーはどんなことを思ったのでしょう。」という発問を主に考えさせていました。道徳の授業では、こういう中心発問に対して、ワークシートに自分の考えを記入させる場合が多いです。お母さんも請求書を出してきたこと、そしてそこには全て0ドルと書かれていたことから、ブラッドレーは大切なことに気がつきました。
 4年生だと、あくまでも「自分だったらお手伝いの時にお金を請求し続ける」と考える子がいるものです。しかし、先週二分の一成人式を終えた4年生の子ども達の多くは、いかに家族が普段の自分の生活を支えてくれているのかを感じ取っています。ワークシートに、すぐに自分の考えを書き始める子ども達の姿がありました。(写真上)
 昔からよく言われてきました。親は、やたらと子どもにお金を与えてはいけないと…。お手伝いをしたからといっておこづかいを渡す、あるいはテストの結果によってお金を与える…全て子どもの心をダメにする行いです。私たち大人も、この道徳の資料をよく読まなければなりません。
 6年生は、理科の時間にマイクロビットという教材を使ったプログラミング教育に取り組んでいます。今年度から始まった新学習指導要領の柱の一つに、プログラミング教育があります。これは、プログラミングのための新たな教科ができたのではなく、各教科での学習の中に指導が含まれています。プログラミング的な思考を育むことがほとんどなので、教科書のこの部分に含まれているのかなというものがほとんどです。その中でも、必修化されているものの一つが、6年生の理科「私たちの生活と電気」にあります。1月から学習してきたこの単元では、「電気は,つくりだしたり蓄えたりすることができること」や「電気は、光、音、熱、運動などに変換することができること」を学んできました。そこで、生活に役立つ電気の使い方を考える発展的な学習場面において、プログラミング的な思考を取り入れて学習をしています。
 マイクロビットは、イギリスのBBC(英国放送協会)が中心となって開発した、小さなコンピュータです。様々なセンサーやLED、出力端子を備えています。パソコンと接続してからwebブラウザを使い、ブロック状の指令を組み合わせてプログラミングした内容を読み込ませます。
 いろいろなセンサーのうち、一番わかりやすいのが人感センサーや明るさセンサーです。「人が来たら電気がつく、人がいなくなったら電気が消える」や、「暗くなったら電気がつく、明るくなったら電気が消える」というプログラミングは、日常の様々なところの電化製品や街灯、トイレの電気などに使われています。
 子ども達は、パソコンの画面上でプログラムを組み、実際にマイクロビットのLEDが点灯・消灯するかを確かめていました。(写真中)
 土日にタブレットパソコンを持ち帰り、各自がパスワードを変更して登校してきました。今週から、少しずつ教室でタブレットパソコンの活用の仕方を指導していきます。
 今日、2年生以上の学年で主に使っていたのは、ミライシードというアプリでした。学年や単元に合わせて、国語や算数のドリル学習が行えるアプリです。その中の漢字ドリルを使い、正しい書き順に沿ってなぞる問題や、タッチペンで漢字を書く問題に取り組んでいたクラスがありました。採点機能がついていて、入力した文字が間違っていたり雑に書いたりすると、「×」がついて正解が示されます。できた問題に合わせてポイントがたまっていくなど、子どもの気持ちを高める工夫もされています。また家庭に持ち帰って、ミライシードを使って復習問題に取り組みたいという子がたくさんいそうです。
 ところで、ミライシードに入ると、最初に自分の利き手を選択する画面が出てきます。漢字を入力する枠が右側に来るか左側に来るか、利き手に合わせて画面を変えてくれる機能のようです。(写真下)ユニバーサルデザインの一つとして導入されているのでしょう。普段使っている教材の多くが、当たり前のように右利きを基本としている感覚を改めていかなければなりません。

3月1日(月) その1

 今日の全校朝会では、先週金曜日に行った6年生を送る会から、各学年の出し物の写真を見せながら話をしました。それぞれの学年の出し物から、十数枚ずつ写真を選び、ミートの画面に映し出しながら話をしました。説明した内容は、以下の通りです。
・・・『先週金曜日に、今年度最後の全校行事である「6年生を送る会」がありました。どの学年も、もうすぐ卒業していく6年生に「今までありがとう」という感謝の気持ちを込めて、すばらしい出し物を発表することができました。今日は、その時の写真を見せながらお話をします。
 最初に、1年生の出し物です。1年生は、今まで6年生にたくさんお世話になってきました。入学してから、休み時間によく一緒に遊んでもらいました。今でも6年生に遊んでもらっている様子をよく見かけます。1年生は、全員がかわいらしいネコに変身してダンスを披露しました。カチューシャに耳をつけ、しっぽも一人ずつ手作りで用意したそうです。各クラスから「踊り隊係」の子ども達が集まって、ダンスの振り付けを考えました。踊り方をビデオに撮って、クラスで練習をしてきました。曲は、嵐の「サクラ咲け」でした。後ろ向きでおしりを振り振りしたり、振り返って決めポーズをされたりして、6年生はメロメロになってしまいました。当日、6年生が首にかけていたドラえもんペンダントは、1年生の手作りのプレゼントでした。
 次に、2年生の出し物です。2年生は、お世話になった6年生と対決することをテーマに出し物を構成しました。最初になわとび対決をしました。二重跳びとあやとび、後ろ跳びの3種目のなわとびの技で勝負しました。それぞれの種目に2年生と6年生が1対1で対戦し、30秒間で何回跳べたかで競い合いました。6年生は、負けてはならないというプレッシャーがあり、真剣そのものでした。2年生も学年でトップクラスのなわとび名人を選出してきました。競技が始まると、なわとびがビュンビュン回る音が聞こえてきました。結果は、2勝1敗で6年生の勝ちでした。「やっぱり6年生はすごいな」と感心する2年生に対し、ほっと胸をなでおろして戻っていく6年生の姿が対照的でした。続いて、けん玉対決をしました。学童や生活科の授業でけん玉をしている2年生に対し、久し振りにけん玉を手にする6年生が3人ずつ出てきました。対決技は、「回しとめけん」です。剣先に玉を入れる1回勝負でした。緊張感高まる中、2勝1敗でこれも6年生が勝利しました。
 続いて、3年生の出し物です。3年生は、呼びかけと祝いの手打ちでビシッと決めた出し物を披露しました。呼びかけは、鬼滅の刃風の構成になっていました。「全集中!」や「6年生の呼吸」、「1の型」のように、一つ一つのポーズをキリッと決めて発表しました。6年生の型に「折れない心」がありました。様々な行事が中止になっても、6年生の心は折れることなく立派な姿を見せていたことを取り上げていました。出し物の後半は、祝いの手打ちでした。3年生は、実行委員を中心に何週間も前から準備を進めてきました。その練習の成果が良く感じられる発表になりました。練習が始まった最初の頃は、なかなか手拍子がそろわずに、苦労してきました。学年全員の心が一つにならなければ完成しない出し物です。まさに「全集中!」で取り組み、成功した祝いの手打ちでした。6年生の心にも響いたことでしょう。
 次は、4年生の出し物です。出し物の前半は、「田柄小卒業試験」と題した田柄小に関するクイズを出題しました。「6年生なら、きっと知っているはず」と出したクイズでしたが、意外と難しかったようです。3問のうち、正解したのは1問だけでした。6年生の先生は、盛んにダメ出しをして留年を勧めていましたが、台本通りに4年生の子が進行していきました。出し物の後半は、「東京victory」の曲に合わせて、リズムなわとびを学年全員で披露しました。この1か月間、休み時間に4年生の子ども達が、なわとびの練習をがんばる姿をずっと見てきました。この日のために、一人一人しっかり努力してきた成果を見ることができました。二重跳びやはやぶさといった難しい技を、たくさんの子ども達が跳べるようになったこともよく分かりました。4年生は、翌日の土曜日に「二分の一成人式」もあり、その練習も同時に進めてきました。
 次に、5年生の出し物です。5年生は、1つ学年が上の6年生とは、入学してから5年間、ずっとその後姿を追いかけてきました。運動会や学芸会など、大きな行事のたびに一つ上の先輩を見て、自分達も成長してくることができたという思いを新たにしたことでしょう。そこで、今まで6年生が運動会や学芸会で発表した内容をもとにして、出し物が構成されていました。6年生は、4年生の時に「ゆめどろぼうウンパッパ」の劇を学芸会で演じています。王様と家来役の衣装を見て、6年生から「あっ、学芸会の時の…」という声が聞こえてきました。その他にも、グッキーダンスやソーラン節が登場し、今までの6年生の思い出を振り返るような演出になっていました。さらに、ソーランを踊る場面では、6年生も引き入れて全員で踊るという展開になりました。ステージの上にも6年生が、そしてギャラリーにも5年生が広がり、5,6年生が一体となってソーランを踊りました。1週間前に、5年生は6年生から田柄ソーランを引き継ぎ、踊り方を教えてもらいました。6年生の踊り方の動画を見ながら、5年生はソーランを練習してきました。今年度は運動会がありませんでしたが、「田柄小の伝統は、しっかり自分達が引き継ぐぞ」という5年生の強い決意を感じさせてくれた出し物でした。
 最後に、6年生のお礼の出し物です。6年生の出し物は、中庭に楽器を用意して「東京victory」の合奏を披露しました。中庭を囲むように、1年生から5年生の子ども達が窓から応援をする中、すばらしい演奏が始まりました。2学期の後半から準備をしてきた合奏でしたが、3学期になりリコーダーや鍵盤ハーモニカが使えなくなってしまいました。そこで、急遽新しい楽器に挑戦した子もいました。授業時間だけでなく、休み時間にも何度も繰り返し練習をしてきました。その練習の様子は、毎日音楽室から聞こえてきていたので、みなさんもよく知っていると思います。6年生の演奏は、指揮者や楽器を交代して3回演奏されました。楽器を担当しない時は、校舎の方に向かって手拍子と笑顔を送りました。それに合わせて、1年生から5年生、そして全ての先生達が一緒に手拍子をしました。音楽に合わせてピョンピョンと飛び跳ねて応援していた子もいました。田柄小全体が一体となる、とても素敵な、そして幸せな時間をみんなで過ごすことができました。6年生のすばらしい演奏は、田柄小全員の心にしっかりと刻まれました。きっと6年生一人一人の心にも、すばらしい思い出としてこの日の合奏が残ることでしょう。6年生にとっては、小学校で最後の学年合奏であり、全校行事となりました。』・・・
 朝会では、図工展の表彰も行いました。

3月1日の給食

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献立名           きびご飯
              白身魚のネギソース
              野菜とじゃがいもの煮物
              牛乳


一口メモ

 今日は、黄色いプチプチとしたもちきびを米に混ぜて炊いた「きびご飯」の献立です。
 きびは、米と同じイネ科の植物で、粟・豆・米、麦と並んで、五穀の一つとされています。昔話の桃太郎が鬼退治に持って行ったきび団子は、このきびから作られています。
 きびは秋に花が咲き、実がなります。実の色が黄色いことから、「黄実(きみ)」「きび」という名前がついたと言われています。
 きびには、白い米に不足している栄養素がたくさん含まれています。体の調子を整えてくれるビタミンや、お腹の中を掃除する食物繊維、体のすみずみへ酸素を届けて元気に活動できるようにしてくれる鉄分などがあります。きびのもちもちした食感を感じながら食べられるようにしました。

方言の授業(5年生)

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 2月27日(土)に、各クラスで方言の授業が行われました。講師に前開進第一小学校校長の説 寿弘先生を招いて行われました。説先生は、鹿児島県の喜界島出身で、島の方言を話すことができます。
 教室に入ってきてすぐに方言で話をされて、子供たちは全く聞き取ることができませんでした。しかし表情を見ながら、ヒントを聞きながら、少しずつ意味がわかってきました。全国のさまざまな方言の詩を読みながら、故郷のことについて触れていました。
 きれいな星空や海岸、子供のころから変わらぬサトウキビ畑の景色など、東京とは違った生活に子供たちも興味津々でした。
 他にも、現在の島の学校のお話が印象的でした。島の学校では、生活の週目標に「方言を使わないようにしよう」となることがあるそうです。標準語の定着を狙ったものだそうです。
 最後に、代表児童が標準語と方言で会話をしました。方言をとても身近に感じることができた素敵な1時間を過ごすことができました。

2月27日(土)

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 1,2校時に、4年生の「二分の一成人式」がありました。当初は、体育館に4年生の保護者の方々に参観していただく予定でした。しかし、緊急事態宣言が延長されたため、無観客での開催となりました。
 4年生は、総合の学習の時間に「自分史作り」を通して、今までの10年間を振り返ってきています。家庭でも学校でも、さらに地域でも、たくさんの人々に育ててもらい成長してきたことを再確認しました。成長した自分の姿を見てもらい、さらに感謝の気持ちを伝えるための取り組みとして「二分の一成人式」を計画しました。
 学年でいくつかのグループに分かれて、できるようになったことや得意なことの発表を中心に練習してきました。跳び箱や楽器演奏、なわとび、長なわ、バスケットボール、竹馬など、全員がそれぞれの発表にきちんと参加していました。お題を決めて絵を描くという特技を発表したグループもありました。
 最初と最後には、クラスごとに練習してきた「さんぽ」の合奏も披露しています。昨日の6年生の合奏と同様に、リコーダーが吹けない状況で、楽器を工夫して完成させた合奏でした。今回の「二分の一成人式」の様子は、学年の先生がビデオに収録していました。来月の保護者会の時に見ていただく予定です。(写真上)
 実行委員の子ども達の司会の様子や、代表児童の言葉、学年そろって行った呼びかけも含めて、直接見ていただけなかったのが残念です。しかし、そのような環境下でも、4年生が高学年に向けて成長してきている様子をしっかりと感じ取ることができました。
 6年生は、国語の時間に「今、わたしは、ぼくは」という学習をしています。話すこと・聞くことの学習単元で、自分の考えが伝わるようにスピーチをすることを目標に学習してきました。クラスごとに、様々なスピーチの様子が見られました。(写真中)
 6年生の多くの子ども達は、委員会活動などを通じて、多くの人の前で話をする経験を積んできています。しかし、それらの多くは、決まりきった連絡を伝えるものである場合がほとんどです。自分の意見や考えを主張する場は、それほど多く経験していません。
 スピーチを通じて相手を納得させるためには、まず自分の考えがしっかりもてなければなりません。そして、それをどう話すかが重要になります。国語の学習を通じて、大切な力を培っていることを感じました。
 5年生の「方言の授業」がありました。今年も講師として説 寿弘先生にお越しいただきました。5年生の各クラスに、楽しく学べる方言の授業をしていただきました。
 説先生は、区内の幼稚園の園長先生をされています。その前は、小学校の校長をされていて、その時の副校長が私でした。鹿児島県の喜界島のご出身で、方言だけで話をされると、「何語?」と思うくらい何を話しているのかさっぱり分かりません。授業では、方言の話だけでなく、喜界島の自然や子どもの頃の話までしていただきました。そして毎回行っていただくのが、サトウキビの皮むきの実演です。田舎から送ってもらったサトウキビを取り出し、犬歯を使って皮をむき、中の繊維質をむしゃむしゃと食べて見せてくれます。(黒糖のもとになる甘い汁を吸って、繊維質は出します。)島では、子ども達のおやつ代わりになっていたそうです。
 説先生は、子ども達の前で相変わらず生き生きと話され、元気いっぱいだなと思いました。手品が得意な先生で、今回も各クラスでいろいろな手品を見せていただきました。(写真下)10年前、私が職員室で副校長の職務に専念していると、決まって休み時間に校長室から子ども達の歓声が聞こえてきたものです。校長室に遊びに来た子ども達に、いつも手品を披露していたのです。(毎年夏休みに、手品の講習会に行っていたくらいですから、研究熱心な先生でもあります。)
 3クラス続けて指導され、校長室に戻って来られた説先生と、一緒に勤務していた頃の話になりました。東日本大震災での対応では、共に苦労を分かち合いました。副校長だった私よりも、当時校長だった説先生の方が何倍も大変だったと思います。あれから、もうすぐ10年が経とうとしています。

2月26日(金) その2

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 3,4校時に、6年生を送る会がありました。朝会や集会を除けば、6月の1年生を迎える会以来の全校行事と言ってよいでしょう。ただ、全校がそろったのは、6年生のお礼の出し物(合奏)の時だけです。でも、昨日お伝えしたように、オンラインで各教室とつないだので、体育館で行われた1年生〜5年生の出し物を全校児童に見せることができました。
 昨日は、1,2,5年生のリハーサルの様子をお伝えしたので、他の学年の出し物についてお伝えします。
 3年生は、今週初めに屋上での練習の様子をお知らせしました。先週からクラスで何度も練習してきた「祝いの手打ち」は、本番で見事な「技」を披露することができました。きっと、ひな壇にいた6年生もびっくりしたことでしょう。(その証拠に、手打ちの最中は、6年生全員が固まったように動けませんでした。)
 鬼滅の刃を取り入れた流れは、3年生らしさを表していました。・・・6年生の「折れない心」を型の一つに入れたのも、3年生の先生方の心憎い演出でした。(写真上)
 4年生は、明日の二分の一成人式の準備もありながら、学年の出し物をよくがんばってきました。前半は、田柄小卒業試験と題して、○×クイズを出しました。6年生の誤りが多く、学年の先生からまさかのダメだしがありましたが、台本通り合格となりました。
 後半は、全員で行うリズムなわとびでした。6年生の合奏曲である「東京VICTORY」を使ったところに心遣いを感じました。今月に入ってなわとび月間が終わっても、4年生が休み時間に一生懸命なわとびをがんばる姿が見られた理由がよく分かりました。音楽に合わせて、全員がしっかりなわとびを跳ぶ様子は、まさに練習の成果です。次第に技が難しいものになっていきましたが、二重跳びやはやぶさを連続で挑戦する子もいて、とても立派でした。(写真中)
 最後に、6年生の合奏についてです。体育館の部が終わり、移動時間になりました。中庭に楽器を準備し、全校に放送が入りました。北校舎の窓や図書室側の渡り廊下の窓やその屋上に、子ども達の顔が並びました。委員会の引き継ぎの後、6年生のお礼の出し物「東京VICTORY」の合奏が始まりました。
 この1か月間、休み時間も授業中も、繰り返し校内に響き渡ってきた音楽です。コの字型に囲まれた中庭での演奏は、校舎に反響することで、一層迫力が増したように感じられました。野外コンサートのような解放感と全校児童の手拍子が一体化し、田柄小全員の心にしっかり届くすばらしい演奏になりました。
 6年生は、クラスごとに練習をしてきたので、楽器を交代しながら3回演奏を繰り返しました。リコーダーや鍵盤ハーモニカの指導ができない現状で、よくここまで工夫して合奏をつくり上げることができたと思うと、感慨深いものがあります。
 6年生は、2学期辺りから一つ一つが「小学校最後の…」という最終回を迎えています。学年全員での合奏も、今日の演奏が小学校での最終回でした。どの子ども達、そして教職員の心にも、今年の6年生の記憶としてしっかり残るすばらしい時間となりました。

6年生を送る会〜感謝感激〜(6年生)

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 本日、最高の6年生を送る会ができました。

 6年生は、出し物として「東京ビクトリー」の演奏を行いました。感染症対策のために、今年は中庭での演奏となりました。が、これがまた最高の場となりました。中庭に並べられた楽器、6年生を囲むように校舎から覗き込む在校生の姿。最高の舞台の中、演奏することができました。
 リコーダーや鍵盤ハーモニカが使えない中、新しい楽器に挑戦した子供もいました。休み時間に繰り返し練習してきました。昨日のリハーサルでも細かい調整を行い、最後の最後までやりきった6年生。リズムに合わせて揺れながら、手拍子をしながら演奏する姿・・・とても楽しんでいる姿に、見ていて感動しました。そして、とてもかっこよかったです。
 各学年の出し物のお礼としての取り組みでした。しかし、6年生にとっては、数少ない学年での行事として、自分たちの思い出に残る演奏にすることも目標の一つとしていました。感染症でつまらない、我慢の年になりました。が、外でみんなで演奏した今日の会のことは、ずっと思い出として残っていくことでしょう。そして、他の人たちには味わえない達成感と、気持ちよさを味わうことができた行事となりました。

 また、各学年の出し物も大変工夫されていて、6年間を振り返るよいきっかけとなりました。出し物が楽しかったことだけでなく、6年生のために!と準備してくれたことにも子供たちは喜びを感じていました。田柄小学校のみんなのおかげで楽しい時間が過ごせたことを振り返っていました。

 いざ自分たちが送られる立場となり、いよいよ卒業を強く意識するようになってきました。残り数日の学校生活の中で、一人一人が毎日を大切に、そして思い出に残る日々にしていきたいです。

2月26日(金) その1

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 昨日は、充電のためにタブレットパソコンを持ち帰りました。今日は、たっぷり充電されたタブレットパソコンを使って、各クラスで起動の仕方とシャットダウンの仕方の指導がありました。
 LTEドングルを接続すると、インターネットにつながります。次に、各自でIDとパスワードを入力すると使えるようになります。担任の先生から、一人一人のIDと初期パスワードが印刷されたプリントをもらい、さっそくキーボードを使って入力してみました。
 高学年はパソコン室をよく利用しているだけあって、すぐに立ち上げることができたようです。低学年の子ども達は、初めてキーボードを操作する子が多かったようで、一つ一つ先生が確認しながら進めていきました。(写真上は1年生、写真中は3年生)
 本日、またタブレットパソコンを持ち帰っています。月曜日までに行ってくることは、初期パスワードを家庭で任意のパスワードに変更することです。必ず忘れないように記録し、学校への提出もお願いします。また、一人でIDとパスワードを入力して立ち上げることができるように、練習の様子を見てあげてください。タブレットパソコンを使う時は、毎回IDとパスワードの入力が必要になります。(Googlechromeを使っているので、ご家庭で利用しているパソコンとはキーボードの配列が違うところがあります。)
 来週からは、学年の実態に合わせて、様々な機能やアプリの使い方を少しずつ指導していく予定です。
 4年生は、理科の時間に「すがたをかえる水」の学習をしています。1,2校時に、4年1組が理科室で実験をしていました。「水を温め続けるとどうなるか」という実験でした。やかんや鍋で水を沸騰させるということは、家庭でも経験がある子がほとんどです。しかし、沸騰するまでの水の変化をじっくりと見たことがある子は少ないのではないでしょうか。透明なやかんや鍋で調理をする家庭はそうありません。
 実験用コンロに、水を入れたビーカーを乗せて火をつけ、沸騰するまでの様子を観察しました。ビーカーの底には、沸騰石を入れています。急に泡が立って、吹き出すのを防ぐためです。
 子ども達は、ビーカー内の変化をじっくりと見て、いろいろなことに気がついていました。ビーカーの中がくもってきたり、小さな泡が底の方に現れたり、湯気が上がってきたりと、沸騰するまでに様々な現象が見られます。(写真下)
 理科では、単に結果だけを求めるのではなく、細かな変化をとらえることが新たな疑問や思考に結び付いていくことになります。
 子どもの頃、私の家にサイフォン式コーヒーがありました。日曜日の午後になると、いつも父親がコーヒーを入れていました。アルコールランプの火で水が沸騰するまでの変化を、毎回じっと見つめていました。沸騰してくると、お湯が自然と上にあがっていくのが不思議でたまりませんでした。子どもの頃からサイフォン式で入れたコーヒーを飲んでいたという、変わった家庭で育ちました。

6年生を送る会   5年生から6年生への出し物は…?

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「王様!王様!」
「なんじゃ、どうした?」
 王様と兵士の姿が見えると、6年生から笑顔と「あー、王様!!」「懐かしい〜(^-^)」の声が。

「うーーーーーん、おもしろい! よし、没収だ!」
「へいっ! 『〇〇〇〇〇』禁止!」

 6年生にとっては、懐かしの展開。
 4年生の時の学芸会での演目「ウンパッパ」
 他にも運動会での『グッキーダンス』『ソーラン節』などを織り込み、過去の活躍をふり返る内容でした。
 今年度は、体育館に全校児童が集まることができないという残念な状況でしたが、それならばと、最後には6年生と一緒に体育館のステージ、フロアいっぱいに広がってソーラン節を踊りました。5年生にとっても、今日は6年生とともに楽しんだという「6年生を送る会」の思い出を作ることができました。
 6年生のみなさん、ありがとうございました!

 6年生に喜んでもらうにはどうすればいいか、今までの感謝の気持ちを伝えるには…、
そして、これからの田柄小を安心して任せてもらえるには…?

 6年生を送る会実行委員を中心に、アイディアを出し合い、時間を見つけて練習してきました。
 6年生が楽しんでくれている様子に、5年生も大満足。
 やり切りました!


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