3月15日(月) その2第2部は、暗くなってきた校内を使って、ナイトハイク(肝試し)がありました。中には思わず泣いてしまった子も…。実際の移動教室でも、宿舎の館内を使って肝試しをよく行います。夜の校内を歩くのがいかに怖いことか、よく分かったと思います。夜、真っ暗な階段から降りてくる先生と出くわして、「うぉっ」という声が聞こえる時があるほどですから、先生達も毎日怖い思いをしています。 第3部は、再び体育館で送り火の集いをしました。出張から帰ってきた火の神が登場し、締めくくりの話をしました。6年生に向けて、学年の絆を深めるイベントとなりました。 今日、2組の教室では、そのイベントの振り返りをしていました。タブレットを使い、移動しない教室の感想をそれぞれが作成し、クラス全体で友達の考えを共有し合いました。文章はもちろん、絵も入れて感想をまとめていた子がいました。(写真上) 4年生の理科「すがたをかえる水」の学習では、先週までは水を温める実験をしてきました。今度は、水を冷やした場合の変化を調べています。「水を冷やし続けると、水の温度と様子はどのようになるのだろうか?」という疑問をテーマに、実験を行いました。 大きなビーカーに氷水と食塩を入れ、試験管の中の水を冷やしていきます。棒温度計の目盛りを2分おきに読みながら、同時に試験管の中の変化も観察していきました。(写真中) 実験前の子ども達の予想は、様々だったようです。「0度まで下がる。」や「0度で氷になる。」と予想した子は多かったのですが、それ以上に温度が下がるかどうかは、いろいろな意見に分かれました。 実験すると、先週まで学習していた水が沸騰する時の温度変化によく似ていることが分かりました。沸騰する時は、約100度まで上昇すると、そのまま一定の温度が続きました。水を冷やした時は0度まで下がり、同じようにそのまま一定の温度(0度)が続きます。ただ、沸騰の場合と違うのは、しばらくすると(水が氷に変わると)さらに温度が下がっていくということでした。マイナス10度以下の目盛りを指し、子ども達はびっくりしていました。 6年生の卒業式の練習が今日から始まりました。まず、1校時に5年生の子ども達が準備してくれた椅子に座り、卒業式の意義について指導がありました。儀式的行事であることや、6年間の集大成として卒業式があることなど、みんな真剣に話を聞いていました。次に、具体的な動き方の練習もしました。証書の授与では、舞台上で返事をしてから演台のところに行って証書を受け取ります。(写真下)今後は、入場や退場の仕方も含めて、少しずつ本番に近づけていく予定です。 6年生は、90名近い人数であるため、今年度も5年生は参加させません。また、保護者は各家庭2名までの参加としています。写真では、子ども同士の間が狭くなっています。放課後、先生達で椅子の間隔を調整して広げました。また、演台の上には、アクリル板を設置する予定です。 【念願の】移動しない教室を行いました【実施!】(5年生)それは、子どもたちが小学校生活の中で最も楽しみにしている行事の1つです。残念ながら今年度は実施できなかったのですが、私たちの心に灯る火を消すことはだれにもできません。昨年秋から『移動しない教室』の実施に係る構想を練っていました。 そしてやっと『移動しない教室』を行うことができました。今回はいろいろな制限があり、簡易な形での形式で「キャンドルファイヤー」をメインに行いました。 本行事は3部構成です。 ● 第1部『キャンドルファイヤー❶』テーマ:おごそかに ● 第2部『田柄ナイトハイクミッション』テーマ:なごやかに ● 第3部『キャンドルファイヤー❷』テーマ:おごそかに 第1部では、火の神さまから聖なる5つの力の火をいただきました。 そうです!この火こそ、昨年から投げかけていた学年だよりのサブタイトル、『5つの力を手に入れろ!』のエレメントです。 『協力の火!』 『努力の火!』 『元気の火!』 『希望の火!』 『考動の火!』 みんなで、共に声に出して、誓い合いました! 第2部は、もう子どもたちのお楽しみ『ナイトハイク』です。まだ明るいかなと思われましたが、廊下は意外と薄暗く雰囲気が出ていました。内容は、3人でくじを引いて1組となり、「音楽室」「パソコン室」「理科室」にある『ラッキーカード(卒業までのお守り)』を手に入れるミッションです。お化け役の子ども、ボランティアの保護者のみなさんのご協力で、ステキな?演出が用意されていました。 興奮して体育館に帰ってくる子どもたちの顔が印象的でした。 第3部は、再び体育館でキャンドルファイヤーの続きとふり返りをしました。 本来であれば、もっとゲームをしたり、踊ったりと盛りだくさんで行います。ぜひ今回の行事をよい経験の1つとして、6年生での移動教室に生かしてもらいたいと思います。 ご多用の中、子どもたちの迎えに来たり、イベントを手伝っていただいたり、多くのご協力をありがとうございました。 3月15日(月) その1・・・『校庭の桜の木が、少しピンクがかった色になってきました。桜の木の近くに行って見上げてみると、つぼみがかなりふくらんできていることが分かります。東京の桜が昨日から咲き始めたようなので、きっと田柄小の桜の開花もすぐに始まることでしょう。今年は、いつもの年よりもずいぶん早く桜の花が見られることになります。 校庭に植えられている桜の木は、50年近い歴史があり、だいぶ古くなってきました。大きな幹の中が空洞化して倒れる危険があるということで、1月の下旬に校庭にあった3本の桜を伐採しました。大きな桜の木がなくなってしまうのは、学校にとってとても寂しいことです。そのことを知った地域の方から、ぜひ田柄小に桜の苗木をプレゼントしたいという声が寄せられました。とてもうれしいことですね。そこで、6年生の卒業に合わせた「卒業記念樹」として桜の苗木を来週植えることにしました。 「記念樹」というと、けやき広場のベンチの脇に、3年前の開校60周年記念の時に植えた桜の木があります。それと同じように、来週植える桜の苗木は、今年の6年生の卒業を記念する桜とすることにしました。現在の1年生から5年生のみなさんも、来週植える桜の木のことをしっかり覚えていてください。いつか田柄小を卒業して巣立っていった後も、桜の木はこの学校に残り、すくすくと成長して大きくなっていくでしょう。そして、何年か後に田柄小を訪れ、「あの時の卒業生のために植えた桜の木だったなぁ」と、懐かしく思い出す時がやってくるはずです。 一方、田柄小のシンボルツリーとなっているのは「けやきの木」です。児童玄関前にあり、みなさんの登下校や休み時間に遊んでいる様子を一年中見守ってくれている木です。学校を訪れたお客さん達が、「立派なけやきですね。」とよく驚かれます。正門から入って歩いてきて、まず目に飛び込んでくる大きな木であり、玄関前の広場の中央に位置しているからでしょう。校長先生も、このけやきの木が大好きです。一年中、たくさんの小鳥がけやきの木のてっぺんにやって来ます。きっと、鳥たちもけやきの木が好きなんだろうなと思います。 ところで、気がついた子がいるでしょうか? 冬の間、全て葉っぱを落としていたけやきの木が、春の暖かさで、動き始めています。枝先をよく見ると、新芽が伸び始めています。これから緑色の新芽がグングン伸び始めてきます。毎日枝先の様子を観察してみてください。今日よりも明日、明日よりも明後日と、日に日に成長していくことに気がつくでしょう。田柄小の子ども達もこのけやきの木のように、毎日少しずつ、そして確実に伸びていっているんだなと思います。だから校長先生は、この田柄小のけやきの木が大好きです。』・・・ 写真上・・・今朝の桜の木の写真です。もう少しで咲きそうです。 写真中・・・今朝撮った、けやきの木の全景です。 写真下・・・けやきの枝先の様子です。新芽が伸びてきました。 (子ども達に見せた写真は、他にも何枚かあります。) 午後3時に校庭の桜を見回りましたが、まだ開花宣言とはいきませんでした。 朝会の終わりに、3年前の60周年の時に使った写真も何枚か紹介しました。昔の校舎や子ども達の学校生活の様子の写真です。 3月15日の給食家常豆腐(チャージャンドウフ) わかめサラダ 牛乳 一口メモ 今日は、厚揚げと豚肉、野菜を炒め、ピリ辛のみそ味で味付けした「家常豆腐」の献立です。中国の家庭料理の一つで、家でよく作る豆腐料理ということで、このような名前がついています。 日本では厚揚げで作るのが一般的ですが、中国では豆腐を油で揚げることで豆腐の水分が抜け、栄養がぎゅっと濃縮されます。しかし、そのまま使うと揚げた油が残り味にも影響があるため、熱湯をかけて周りの油を落としてから使うとおいしく食べることができます。 今日の家常豆腐には、にんじんやキャベツ、たけのこというように、野菜もたくさん使われています。 3月12日(金)1組では、ミライシードの「オクリンク」という授業支援ソフトの使い方の学習をしていました。オクリンクは、他の子の考えに触れながら自分の思考を深め、考えの筋道を立てて表現する力を養う学習ツールです。扱いやすいソフトなので、全国的によくつかわれているようです。授業内では、先生がパソコン上で作成したカードを子ども達に送ったり、子ども達が自分の考えを書いたカードを教員に送ったりすることで、教室全体での意見を共有することが可能になります。 子ども達のタブレット画面が、小さなホワイトボードのような役割をします。タッチペンを使って文字や絵を自由に描くことができます。それを「オクルボタン」にドラッグ&ドロップすると、教室の電子黒板にすぐにデータが共有されるという仕組みになっています。 子ども達は、動物の絵を描いて先生に送りました。クラス全員の絵をみんなで見ながら、感想を発表し合っていました。これは、まだ使い方に慣れるテスト段階です。というのも、先生側も操作の仕方に慣れなければなりません。子ども達と一緒に研修中です。でも、子ども達はとっても楽しそうでした。タブレットの活用で、積極的ないい手がたくさん挙がりそうです。(写真上) 2年2組が、図工の時間に折り紙で「つる」を作っていました。折り方の図を電子黒板に映しながら、ていねいに折っていきました。何人かの子に聞いてみましたが、つるを折るのは初めてという子がほとんどでした。つるを折れる子が数名いたようで、周りの子に教えてあげる姿も見られました。(写真中) 折り紙は、日本の伝承遊びの一つですが、たくさんのメリットがあります。まず、折り紙は手先を使って特定の形を作り上げていく遊びであることから、手先が器用になります。手先を器用に動かす能力を「巧緻性(こうちせい)」と言い、巧緻性に優れている子どもは運動神経やリズム感覚にも優れていると言われています。また、折り紙は完成図までの道のりを考えるため、子どもの想像力を養うことにも有効です。(プログラミング的な思考力にも関係があります!!)さらに、集中力を高めることや、空間認知能力を育てることにも効果があります。(先日もホームページでお伝えしましたが、算数の立体の学習に重要となる力です。) 昔、担任をしていた時に、クラスの子が入院することになり、みんなで千羽鶴を作ろうということになりました。小さな折紙を使って、毎日少しずつみんなで折っていきました。折り紙を家に持ち帰って、翌日どっさり折り鶴を持ってきた子もいました。千羽とはいきませんでしたが、最後に糸でつなげてお見舞いに行った覚えがあります。 給食後〜お昼休みにかけて、6年生が卒業前のボランティア活動を行いました。校庭やけやき広場、中庭を担当した子ども達は、落ち葉や石拾いをしました。また、図書室やパソコン室を担当した子ども達は、先生の指示で様々な片付け作業を進んで行いました。さらに、各教室の廊下に置いてある牛乳パックを入るトレーを集めて、家庭科室で洗っていた子ども達もいました。(写真下) 「立つ鳥跡を濁さず」と言われますが、学校をきれいにすることで感謝の気持ちを表そうという姿勢がうれしいなと思いました。きっと、活動していた6年生自身の心がすっきりとしたはずです。そして、「さあ、来週からいよいよ卒業式の練習だ!」という気持ちの切り替えにもなったことでしょう。 お箏で卒演(6年生)その後、曲の最初の部分を演奏することに挑戦しました。4年生のときに「さくらさくら」を演奏した以来のお箏演奏でしたが、友達と協力し、和の響きを味わうことができました。 そしてもう一曲。卒業演奏ということで「海の声」にもチャレンジしました。爪が痛かったり、どこを弾いているかわからなくなったりもしましたが、一生懸命演奏し、美しい箏の音色が音楽室に響きました。 3年生にメッセージを贈る会この日までに在校生は、各クラスでメッセージを書き、それを5年生が色紙にまとめていました。 当初は、1年生から6年生までがたてわり班ごとに集まって、6年生にメッセージを贈る予定でした。しかし、緊急事態宣言が延長され、異学年同士で集まることができなくなったため、ZOOMで 5,6年生の代表がメッセージの受け渡しをしました。 その後、たてわり班の代表として5年生が6年生の教室に行き、それぞれの班のメッセージを渡しました。 6年生からは、家庭科の時間に作ったぞうきんが、各クラスにプレゼントされました。 国語「わたしたちの学校じまん」(3年生)
国語で、「伝えたいことを理由をあげて話そう・わたしたちの学校じまん」という学習をしました。1年間の学習のまとめとして、2年生に向けて「じまんしたいこと」を発表しました。
写真を使って、田柄小学校の自慢を説明したり、クラスの自慢を発表したりしました。クラスの自慢では、写真の他にも実物を用意するなど工夫しました。自分たちの学校やクラスのよさを再確認しながら発表することができました。2年生も一つ上の学年の発表に興味津々の様子で聞いていました。 1年間で、話し方も上手になりました。声の大きさや話す速さ、間に気をつけて話すことができるようになりました。 3月12日の給食ボルシチ くだもの(いちご・はるみ) 牛乳 一口メモ 今日の給食は、6年3組の家庭科の授業で考えられた献立です。 ボルシチは、豆や肉、野菜などのたくさんの食材が使われていて栄養満点です。きなこ揚げパンとボルシチという給食の人気メニュー同士を組み合わせました。 また、果物は、「いちご」と「はるみ」です。「はるみ」は、みかんの仲間の柑橘類で、ビタミンや食物繊維などの栄養素が含まれています。これらは、お腹の調子を整えたり、疲労回復や視力を正常に保つなど、成長期の子ども達には欠かせないものです。 甘いきなこ揚げパンと味のしっかりしたボルシチを食べた後に、さっぱりとしたデザートの果物を組み合わせています。 3月11日(木)まず、この一年間で「できるようになったこと」や、「がんばったこと」を見つけました。学習を重ねてできるようになったことは、数えきれないくらいたくさんあります。また、勉強以外にも、当番の仕事や友だちと仲よくすること、あるいは好き嫌いなく給食を食べることを振り返っていた子もいました。 1年2組では、作文用紙に自分の成長を書き始めていました。(写真上)なわとびや長なわ(今練習している8の字跳び)、うんてい、鉄棒など、運動面のことを書いている子が多く見られました。たし算やひき算ができるようになったというよりも、1年生の子ども達にとっては、「跳べるようになった」とか「技ができるようになった」の方が「できた!!」という実感があるのでしょう。しかし、私の目からすると、原稿用紙にこのように文章を書いていること自体がすばらしい成長だと思います。 今朝の児童集会は、最初にZoomを使って行いました。5年生が自分のたてわり班の6年生にメッセージを伝えるという集会です。たてわり班ごとに作ったメッセージカードを受け渡すとともに、感謝の言葉を話しました。また、カードをもらった6年生も5年生に対して来年度に向けた励ましの言葉を伝えていました。(その後、5年生全員が6年生の教室を訪れて、同じように行っています。)話す力が試される場面でした。 書く力を向上させるためには、まず話す力を伸ばすことが必要であると言われます。4年生は、国語の時間に、調べたことを基に発表する学習をしています。今日、2組では、発表会を行っていました。 また、お昼休みには、6年生が校内の教職員のところに行き、感謝の気持ちを言葉にして伝えていました。そして、自分達が作った雑巾を渡していました。校長室にも、6年3組から5人の子がやって来ました。担任の先生はどんな指導をしたのだろうとびっくりするくらい立派な話の内容であり、またその話す態度にも感心しました。雑巾が貴重な布のように感じられるくらい、心のこもったメッセージが心に響きました。このような「話す力」は、小学校6年間で繰り返し積み上げて身についてきた成果です。 5年生は、先週まで算数の授業で正多角形の学習をしてきました。その学習の一つとして、プログラミング教材を扱うことになっています。今年度から小学校でプログラミング教育が新しく導入されました。全国共通に必修化されているプログラミング学習は、6年理科の「わたしたちの生活と電気」と5年算数の「正多角形と円周の長さ」の2単元で行うことになっています。 5年3組では、タブレットパソコンを使い、プログルというネット上で使えるプログラミングソフトを使って学習をしていました。「何センチ進む」という指令と、「何度右(左)を向く」という指令に数字を入れ、繰り返し実行させることで正多角形を作図するというプログラミングでした。(写真中)小学生用にプログラミングを手軽に学ぶことができる内容になっています。他にも、算数や理科のプログラミングを学ぶことができるようになっています。ぜひ、ご家庭でも挑戦してみてください。(大人も頭の体操になります。) 今日、3月11日は、東日本大震災からちょうど10年目を迎える日です。もう10年が経ったのか…と思う場合があるかと思うと、遠い過去のように思える時もあります。この10年の間に、東北地方に出かけたことがありますが、様々なところで震災の傷跡を感じる場面を見ました。また、土地や建物が新しく変わったとしても、人々の心の傷は癒えません。 昨日、地震発生を想定した予告なしの避難訓練を行いました。1,2月同様に、校庭に集まることはせず、校内放送で話をしました。東日本大震災についてのニュースをテレビで見るようにということも伝えました。10年前と言うと、6年生でさえ2歳の頃です。あの大きな揺れをはっきりとは覚えていないでしょう。また、「自分の身は自分で守る」ことの重要性についても話しました。日頃の訓練では、放送が入ってから机の下にもぐっています。しかし、実際の大地震では、自らすぐに安全を確保できなければなりません。 今日は、校庭の掲揚塔に半旗を掲げ追悼の意を表しました。(写真下)コロナ禍ではありますが、子ども達は相変わらず元気いっぱいです。自然災害の教訓をしっかり未来につなげ、子ども達の将来に役立ててもらえるようにしたいものです。 はじめてのそろばん(3年生)そろばんの講師の先生をお招きして、珠の弾き方や、それぞれの珠の仕組み、計算の仕方をわかりやすく説明していただきました。 今回は簡単な足し算や引き算でしたが、普段やっている計算と違う方法で行うので苦戦している子もいました。次第に理解が進み、説明をしっかり聞いて、集中して行うことができました。 授業が終わると「え〜もう終わり?」「もっとやりたかったな」「難しかったけど楽しかった」などの声が聞かれました。 今回の学習で、そろばんのよさや計算の方法を学び、良い経験になったようです。 3月11日の給食マンダイのかりんとう揚げ ひっつみ汁 牛乳 一口メモ 今日は、東日本大震災の発生から、ちょうど10年目にあたります。田柄小学校の子ども達の多くがまだ生まれる前の災害ですが、震災からの復興はまだ途中です。また、この震災を教訓として、私たちも災害に備えた生活を心がけなければなりません。そこで今日の給食は、復興支援と震災を忘れないために、東北地方に関連する献立にしました。 「マンダイのかりんとう揚げ」は、宮城県の海で獲れた魚「マンダイ」を使っています。「マンダイ」は、よく知られている「マンボウ」のことです。角切りにして下味をつけ、から揚げにし、甘辛いたれをからめています。 汁物の「ひっつみ汁」は、岩手県の郷土料理です。具だくさんの汁に、小麦粉と水をこねて作った団子が入っています。名前の由来は、団子の生地を一口の大きさにひっつまんで汁に入れることから、「ひっつみ汁」と呼ばれるようになったそうです。 地震の直後は、十分に食事が食べられない人も多くいました。温かい食事が食べられることにも感謝して、東北地方の料理を味わっていただきたいと思います。 卒業イベント(6年生)まずは、体育館に集まり、はじめの会。その後は校内すべてを使った「かくれんぼ」を行いました。普段入れない教室に入って隠れたり、ミッションが開催されたり・・・。 続いて、校庭を使ってのキャンプファイヤー。いつも見ている校庭で、これだけ大きな炎を見ることができた子供たち。風向きに合わせて、絶えず火の調節をしてくださったPTAや地域の方々のご協力のおかげでした。火を囲んで、歌やゲーム、フォークダンス、ソーラン節を楽しみました。 夜7時終了。子供たちは充実感いっぱいの表情で、迎えに来てくださった保護者の方々と帰っていきました。 6年生の子供たちに、また一つ素敵な思い出ができました。協力してくださった皆様、本当にありがとうございました。 広報委員会〜田柄CM〜「新聞作り以外にも何かやりたい!」「お知らせは新聞以外でもできないか?」という子供たちの意見から、12月から田柄CM作り(ビデオ作成)をすることになりました。何からやればいいのか子供たちと話し合い、ディレクター、カメラマン、演出(俳優女優)、ナレーション、BGM、、、など必要な役割を分担しました。 田柄小の紹介なので、一日の流れと行事を紹介することとなり、登校シーンから下校シーンまでを映像と写真で構成しました。「元気のいい感じが伝わるように」など何度も子供ディレクター、カメラマンが取り直しをしました。 最終編集は担当教員で行いましたが、子供たち全員で作ったビデオとしてまとまりました。 3月8日(月)の朝会後に、委員長より説明し、各クラスで見てもらいました。どのクラスでも楽しんで見てもらえ、委員会の子供たちも嬉しそうでした。 3月10日(水) その2DVDの製作は、専門の業者にお願いしました。2名のスタッフが、2時間にわたる6年生の楽しそうな活動の様子をビデオやカメラに収めていきました。夕方5時に、一度下校した子ども達が再登校し、体育館での会からスタートしました。会を始める前に、クラスごとの集合カットを撮影しました。DVDのオープニングで使われることになるのでしょうか…。(写真上) 前半は、校内や中庭〜けやき広場を使って、かくれんぼをしました。鬼役の子ども達が、学校内をすみずみまで探しに行きました。撮影が大変だったと思います。スタッフが手分けをしていろいろな子ども達の後を追いかけて動画を録っていました。(写真中)途中、放送で新しいミッションが伝えられると、すかさずその場所にかけつけて行きました。事前に打ち合わせに来ていたことと、早めに到着して校舎のつくりを確認していました。さすがはプロです。 後半の6時からは、校庭に出てキャンプファイヤーをしました。田柄小の校庭でキャンプファイヤーをしたのは、これが初めてのことではないでしょうか。(事前に消防署に許可をもらっています。また、おやじの会や消防団の方々にも来ていただきました。)大きく燃える火の周りで、ゲームをしたりマイムマイムやソーランを踊ったりしました。その暗闇の中でも、しっかりDVD用の撮影が行われていました。照明なしで録っていたので、かなり高性能のカメラだったのでしょう。子ども達の表情を収めるために、火の粉を浴びながらの撮影でした。(写真下) キャンプファイヤーを行うことが決まってから、PTA会長さんを筆頭に、おやじの会の皆さんや吉田さんにすぐに動いていただきました。大量の薪を手配していただくとともに、やぐらを組んだり火の管理をしたりと、全て支えていただきました。田柄の地域の方々の結集があってのキャンプファイヤーでした。きっと子ども達は、大きな火の残像とともに、田柄の人々の熱い思いをしっかりと心に刻んだはずです。 3月10日(水) その16年1組では、1校時の音楽(箏を使って、「春の海」の練習をしていました。)の後、国語と社会科のテストが2時間続きました。当然ですが、みんなシ〜ンとなってテスト用紙に向かっていました。(写真上) 小学校でのこのワークテストは、あと何枚残っているのでしょうか? 1か月後には、制服を着てそれぞれの中学校に進学しています。中学校では、中間テストや期末テストなど、テストと言ったら定期考査を指すことになります。小学校ではほとんどやったことのない「試験勉強」をして定期考査に臨んでいきます。その時になって「ああ、小学校の勉強は良かったな…」と振り返るかもしれません。 一方、1年生の教室でも、学習のまとめをがんばる子ども達の姿が見られました。算数の復習問題のページに取り組んでいました。繰り上がりのあるたし算、ひき算や何十の計算を習ってきました。1年生で習った内容をしっかり理解してから2年生に進級しなければなりません。まだ、両手を使って計算をしている子が見られますが、今後次第に指を使う必要がなくなっていくことでしょう。(写真中) 5校時に、5年生が体育館に集まってきました。金曜日の夕方に行う学年イベント「移動しない教室」のリハーサルを行っていました。(写真下) 6年生の移動教室代替イベントは、今日の夕方に実施予定です。6年生は、学校全体を使ったかくれんぼと、校庭でのキャンプファイヤーを計画しました。一方の5年生は、3部構成を考えています。第一部は、体育館でのセレモニーです。キャンドルファイヤーを灯して厳かに行います。第二部は、校内を使ったナイトハイクです。暗くなった校内を歩くのは、怖くもあり楽しくもあり…どうなるでしょうか。最後の第三部は、エンディングセレモニーです。再び体育館に集まり、ともし火を送る会を行います。 5年生が灯す火は、5つあります。「協力の火」「努力の火」「元気の火」「希望の火」「考動の火」の5つです。「考動」は、考えて動くこと、そして人のために進んで動くことを言います。今年度の5年生の一貫したテーマでもありました。さあ、どんな思い出のイベントになるでしょうか…。 3月10日の給食パリパリワンタンサラダ 牛乳 一口メモ 今日のサラダは、キャベツやきゅうり、にんじんに、すりおろした玉ねぎが入ったドレッシングで味付けをしています。トッピングには、細く切って油でカリッと揚げたワンタンの皮を乗せました。野菜とワンタンの皮は、別々に各教室に届けたので、パリパリの食感を味わうことができます。 ワンタンの皮やぎょうざの皮、シュウマイの皮のどれも小麦粉で作られているので、なかなか区別がつきにくくなっています。でも、それぞれ調理方法の違いがあっても、おいしく食べられるように材料や形、厚さなどに少しずつ違いがあります。家庭でぎょうざやシュウマイを作ることがあったら、ぜひ比べてみてください。 3月9日(火)3年1組は、「わたしたちのクラスじまん」として発表内容を考え、練習に取り組んできました。原稿を見ないで相手を見ながらはっきりと話すことや、必要な資料(写真など)を使いながら分かりやすく話すことが指導されてきました。今まで何度か教室で練習を重ねてきたようでした。しかし、実際に2年生の教室に来て発表するとなると、適度な緊張感が生まれます。一つ年下の2年生とはいえ、顔を真っ赤にしながら緊張の面持ちで発表していました。(写真上) いくつかのグループの発表を聞きましたが、内容がとてもすばらしいと思いました。(担任の先生の指導ももちろんあります。)「先生の話をしっかり聞いて、手をたくさん挙げるクラス」・・・こういう自慢ができるクラスは素敵ですね。発表の最後に、「2年生のみなさんも、3年生になったら進んで発表をがんばってください。」と伝えていました。(かっこいい!…と思われたはずです。)次のグループは、「思い出がたくさん作れて、笑顔になれるクラス」という内容でした。クラスで企画したレクの写真を効果的に使っていました。(なるほど…)次の発表は、「みんな何でも進んで取り組むクラス」でした。聞き終わった2年生の子が、「自分達は何でもジャンケンで決めるけど、譲り合っていくようにしているというのはいいことだと思いました。」と感想を発表していました。(そういう感想が言えた2年生の子も立派!!)さらに、「進んで外に出て遊ぶクラス」と発表したグループがありました。雨の日は、係の子が教室で遊べることを考えてもいるそうです。まだまだ発表グループがあったので、たくさん自慢のあるクラスなのですね。発表が終わった子ども達は、安堵の表情とともに、なんとなく誇らしそうな顔つきに見えました。 あくまでも国語の学習なので、内容よりも大勢の前で発表する力をつけることがメインです。実はこの単元では、今までクラス内でも「話すこと・聞くこと」を通じて発表会に向けて取り組んできています。発表内容を決め、発表原稿を用意し、さらに資料を用意してと、グループ内で話すこと・聞くことを繰り返してきたわけです。コロナ禍のマスク越しではありますが、「主体的・対話的で深い学び」を意識して取り組んできた学習でした。 4年生は、3学期に入ってから、頻繁に理科室を使った実験が続いています。理科の「すがたをかえる水」の単元では、今後も理科室の使用が続きそうです。今日は、2組が実験をしていました。水を熱し続けた時の温度変化と水の様子を調べる実験でした。子ども達の予想では、100度で沸騰するだろうと考えた子がほとんどのようでした。しかし、そのまま熱し続けると温度がどうなるかということについては、いろいろな考えがあったようです。 実験用コンロに火をつけ、1分ごとに水の温度を測っていきました。ビーカーの中の水を観察していると、しばらくして水蒸気のあわが立ち始め、やがてボコボコと沸騰が始まりました。温度計は、99度近くを示していた班がありましたが、96度〜97度辺りで止まったままの班もありました。(写真中)子ども達にとっては、予想していた100度まであと少しというところで上昇が止まってしまい、「あれっ」という思いだったようです。その後もしばらく沸騰させて様子を見ましたが、温度上昇は見られませんでした。 水の沸点は100度です。しかしこれは、厳密には1気圧の場合です。(気圧の低い山の上では、沸点が下がります。)100度にならなかったのは、気圧の関係でしょうか。それよりも関係があるのは、実験装置です。まず、温度計・・・正確な温度を測るには、棒温度計では無理があります。しかし、もっと関係がありそうなのは、「水」です。純水の沸点が100度なので、水道水には不純物が含まれています。ということで、100度まで到達せずに沸騰することになります。(教書でも「100度くらい」と記載されています。) 6年生の道徳の教科書に「『ありがとう』の気持ちを伝える」という資料があります。家族に日頃の感謝の気持ちを伝えているかという質問に対して、73%もの人が「伝えられていない」「あまり伝えられていない」と答えたそうです。そこで、教科書には2つの作文が紹介されていました。1つは、「言葉に出さないと伝わらない」ということを母親から教えられた男の子の作文です。「ありがとう」の一言を言えない自分・・・こういうことは、日常的によく感じる場面です。私自身の心にもグサリと響いてきました。もう一つは、東日本大震災を経験した女の子の作文です。家族や生活への感謝の気持ちが生まれたという内容でした。 ところで、今日学習していた3組では、道徳の授業でタブレットパソコンを使っていました。ミライシードにある「ムーブノート」というソフトを使い、一人一人の考えを集約する機能を利用して授業が行われていました。(写真下)「だれに感謝の気持ちを伝えたいですか」という先生の問いに対して、クラスの子ども達から様々な意見がタブレットを通して先生の画面に送られてきました。先生側には、子ども達の意見を自動集約する機能があり、クラス全体のまとめを示すことができるようになっています。 3月9日の給食豚肉の生姜炒め ホットサラダ 牛乳 一口メモ 「豚肉の生姜炒め」は、豚肉を玉ねぎやにんじん、キャベツと炒め、生姜のきいたしょうゆ味のたれで味付けしています。 豚肉は、給食でもよく使う肉です。体をつくる基になる「たんぱく質」がたくさん含まれていることと、疲労回復ビタミンとも言える「ビタミンB1」が他の肉に比べて多く含まれているからです。 ビタミンB1は、玉ねぎやニラ、にんにくなど、においの強い野菜と一緒に食べると、より体への吸収が良くなります。豚肉の料理には、ぜひ玉ねぎなどの野菜を一緒に使ってみましょう。 3月8日(月) その2保健室前の廊下に、「校長先生より」の掲示板があります。朝会で使った書き順問題を掲示板に貼ると、さっそく休み時間に子ども達が集まってきました。(写真上) 1年生で習う漢字からは、「田」と「左」、「右」の3つの漢字の書き順を出題しました。「左・右」の漢字の1画目と2画目にそれぞれ違いがあるのは、よくテレビのクイズにも出題されます。この2つは、それぞれの漢字の成り立ちが違うことから書き順に影響しているようです。「田」は、3画目と4画目を逆にする子をよく見かけます。これを間違えている子は、多分いろいろな漢字も書き順を間違えているのではないでしょうか。「田」が入る漢字はたくさんあります。 2年生の漢字からは、「長」を問題にしました。恥ずかしい話ですが、自分自身、教員になるまで書き順を間違えていた漢字の一つでした。1画目を横棒から始めていたのです。 3年生の漢字からは、「発」を出題しました。「はつがしら」の部首の書き方は独特な書き順です。大人でも間違えて覚えている人が多いのではないでしょうか。 最後に取り上げたのが、平仮名の「や」と「も」でした。掲示板のところに来た6年生に聞いてみると、自分のクラスの中にも平仮名の書き順を間違えて覚えていた子がいたそうです。今日の朝会での話をきっかけに、今から正しい書き順に直していけると良いのですが…。平仮名の書き順が違うということは、最低でも6年間ずっと間違えて書いてきたということになります。すぐに直すことができるかが心配です。 6年生は、理科の時間に「生物と地球環境」の学習をしています。水や空気の循環と生物との関係、そして食物連鎖について、さらには人間が地球環境とかかわりながら生きていることについて学習する単元です。理科の学習は、3年生の時から始まりました。6年生にとっては、この単元が小学校で学ぶ理科の最後の学習になります。 今日は、先週から使い始めたタブレットパソコンを理科室に持ち込み、各自が環境問題をテーマにした調べ学習に取り組んでいました。森林破壊について調べている子や、地球温暖化問題、さらには海洋プラスチックごみの問題について調べている子も見られました。(写真中) 6年生は、10月に環境教育の出前授業がありました。大学生が6年生の各教室に入り、海洋プラスチックごみ問題について授業をしてくれました。きっとその時の印象が強かったのでしょう。何人かの子が引き続き関心をもって今回の調べ学習のテーマに選んでいました。 ところで、スーパーの袋が有料化されたのは、いつからのことだったか覚えていますか? 自分もすっかり忘れてしまっていましたが、昨年の7月1日からの施行でした。まだ8か月しか経過していませんが、エコバックを持っていき、ビニール袋なしでの買い物がすっかり当たり前の生活になっています。この取り組みだけでビニールごみが減るというわけではないようですが、人々の意識を変えることは確実にできたと言えるでしょう。ただ、コロナ禍により、今度はテイクアウト用の容器のごみが増えているという問題が生じているようです。 6年生は、国語の時間に「海の命」という物語文の学習をしています。(写真下)物語の初めに、太一が幼い頃海で亡くなった父親についての描写が出てきます。「父はロープを体に巻いたまま、水中でこときれていた。ロープのもう一方の先には、光る緑色の目をしたクエがいたという。父のもりを体につきさした瀬の主は、何人がかりで引こうと全く動かない。まるで岩のような魚だ。結局ロープを切るしか方法がなかったのだった。」・・・その後、太一は与吉じいさに弟子入りして、やがて一人前の漁師に成長していきます。そしてある時、巨大なクエに出合うことになります。そこまでは、読者のだれもが父への復讐を考えてクエに向かう太一を想像することでしょう。しかし、太一はそういう考えではなかった…。この物語のクライマックス場面です。「なぜ、太一はクエを仕留めようとしなかったのか?」6年生にも、そして大人でさえも難しい解釈が必要となる場面です。そこには、「人間と自然との共生」が大きなテーマとなっていて、題名の「海の命」がヒントとして浮かんできます。改めて、作者の立松和平さんの自然派思想と、人間らしさへの回帰を強く感じさせる物語であると思いました。 生前、立松和平さんは、夜のニュース番組にたびたび出演されていました。方言を丸出しにした独特なしゃべりに人気が集まりました。しかし、本人は標準語で普通に話すことができたといいます。きっと、日本各地の自然風景を伝えるのに適した言葉として、わざと方言で話されていたのではないかと思われます。 |
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