12月12日(土) その3今回は、まず国際宇宙ステーション(ISS)を校庭から見ることにしました。雲の間をぬうように、西の空から南の空に向かって、かすかに輝いて動く光を見つけることができました。現在、野口さんが乗っている宇宙ステーションです。ちなみに、輝いて見えるのは、太陽の光を反射しているからだそうです。 続いて、初めにとらえていた木星と土星の観測を行いました。しかし、次第に雲が広がり始め、難しくなってきました。その後、体育館に移動して「星空宇宙クイズ」がありました。そのクイズの中には、「はやぶさ2」から地球に向かってカプセルが飛んで来た様子も出題されました。実際の映像がスクリーンに映し出され、子ども達も関心を持って見ていました。 続いて、プラネタリウムの投影があってから終了となりました。帰り際、天体望遠鏡は、東の空にスバル(プレアデス星団)をとらえていました。子ども達は望遠鏡をのぞき込み、たくさんある星の数を一生懸命数えていました。 明日の夜中には、ふたご座の流星群が見られる予定です。また、21日にかけて、木星と土星が最接近するという情報も教えていただきました。(これほど接近するのは、次回は60年後とのことです。) いつもの年だと、おやじの会特製の豚汁が味わえるのですが、今回は袋菓子を一人ずつに渡しました。他にも感染症対策をしっかり行ったうえで開催をしていただきました。関係の皆様に感謝申し上げます。 12月12日(土) その2校庭には、普段のトラックの外側に、持久走用の周回コースが引いてありました。1周が200mのコースです。低学年は4周(800m)、中学年は5周(1000m)、高学年は7周(1400m)で練習をしてきました。低学年は、最後までしっかり走って完走することを、そして3年生以上の学年は、自己ベストタイムを出すことを目標として取り組みました。 ゴールした子ども達の笑顔の爽やかなこと…。コロナ禍の中ではありますが、やはり子ども達にとっては、このような体験をたくさんさせてあげることが大切であると感じました。 子ども達一人一人のがんばりは、記録にもしっかりと表れていたようです。自己ベストタイムを出した子がたくさんいたと、各学年の先生方から話を聞きました。日頃の努力の積み重ねとともに、ご家庭からの応援のおかげです。どうもありがとうございました。 ※持久走記録会のプリントにも記載しましたが、マスクを外して走るように指導しました。子ども同士が密になるということから、感染症対策に反する対応のように感じますが、マスクをしての激しい運動は心肺に大きな負担をかけることになります。練馬区からの指示もあり、持久走等の激しい運動の際は、命にかかわる危険性を重視した指導をすることとしました。 12月12日(土) その1例年、開会式は体育館で行っていますが、今年はZoomを使って各教室と職員室をつないで行いました。私が話した内容は、以下の通りです。 ・・・『田柄小学校では、毎年この時期に持久走月間に取り組み、その成果を確認するために持久走記録会を行っています。そもそも持久走は、どういうねらいがあって行う運動なのでしょうか? きっと中には「疲れるからいやだなあ」とか、「苦しくなるからいやだなあ」と感じている子がいるのではないでしょうか? 持久走は、まさにそういう気持ちを克服するための運動であると言えます。「持久走は人との競争ではなく、自分との戦いである。」と言われています。速さを競い合う他の運動とは違い、自分自身の心に打ち勝つための運動です。身体能力を高めたり、呼吸機能を高めたりする運動でもありますが、「持久走は心を丈夫にする運動である」と言ってもいいでしょう。 持久走をがんばった子は、運動面だけでなく、いろいろなところでのがまん強さが身についてきます。こうして黙って話を聞くことも、がまん強さが関係しています。また、苦手な勉強にもがんばろうとする気持ちや、好き嫌いをせずに体の健康を考えて食事をすること、そして人の行いを許してあげることもがまん強さの一つです。 さあ、持久走は自分の心との戦いです。苦しくなっても自分のペースで最後まで走り切るがんばりに期待をしています。』・・・ 3年生から始まり、6年、1年、4年、2年、5年の順で行いました。どの学年も、中庭でしっかり準備運動を行うとともに、気合をしっかり入れて校庭に入ってきました。 各学年の写真を1枚ずつ載せます。(上から3年生、6年生、1年生の写真です。) 12月11日(金)この単元では、「言葉には意味によるまとまりがあること、さらには、一つ一つの名称(下位語)と全体の名称(上位語)という関係があること」を学習します。例えば、「くだもの」という上位語に対して、「バナナ」や「りんご」、「みかん」という下位語があるということを理解させます。 そして、様々な言葉集めをする学習を通して、「お店屋さんごっこ」の活動へと結び付けていきます。「お店の名前(上位語)は何にするか」と「どんな品物(下位語)を置くか」をグループで話し合わせ、品物の絵を描いてお店屋さんごっこの準備を進めていきます。 3組では、今日の1校時に、お店ごとのリハーサルをしていました。この単元のもう一つのねらいは、「話すこと・聞くこと」です。つまり、お店側の子は、お客さんに対して「いらっしゃいませ。」や「何にしましょうか。」と話します。一方、お客さん側の子は、「○○をください。」とか「○○はありますか。」と聞きます。たずねたり応答したりという会話のやり取りを学習する内容でもあるわけです。子ども達は、実際にお店屋さんごっこをする本番の日を楽しみにしているようでした。(写真上) ところで、子どもは「ごっこ遊び」を通じて、多くの能力を身につけることができると言われています。表現力や想像力、言語力やコミュニケーション力、さらにはルールを守る社会性も含めて、幼児期から学童期にかけて身につけさせたい力がたくさんあるのが「ごっこ遊び」です。再来週には全校で子どもまつりがありますが、これも大切な「ごっこ遊び」と言えます。 今週火曜日に、4年2組が理科室で実験をしている様子をお伝えしました。空気の温度と体積の変化についての実験でした。今日は、1組が「水の温度と体積の変化」を調べる実験を行っていました。 試験管の上まで水をいっぱいに入れ、その試験管を熱湯で温めていきます。しばらくすると、水面がふくらんでくる様子を見ることができます。(写真中)つまり、水を温めると体積が増えるということが確かめられました。 空気を温めると体積が増えるということは、子ども達は日常生活の中でとらえている場合が多いです。へこんだピンポン玉をお湯に入れて膨らませたり、浮き輪を日向に置いておいたらパンパンに膨らんだ・・・という経験をしたことがある子がいるのではないでしょうか。一方、水の温度による体積の変化は、空気の変化よりもわずかなため、日常生活で気がつくことはあまりありません。やかんでお湯を沸かしても、それほど目に見えて増えるというわけではありません。(逆に、水蒸気になって出ていくものもある。) 水ではありませんが、液体を温めると体積が増えるということを知らせる例として、日本酒があります。とっくりに日本酒を入れて燗をすると、常温の時よりも増えている様子がはっきりと分かります。 5年生は、音楽の時間に鑑賞教材「剣の舞」の学習をしています。まず1回目の鑑賞では、全曲を聴いて感想を自由に書き出していきます。(写真下)音楽が始まるやいなや、体を上下に揺らしながら聴いていた子が何人かいました。また、「あっ!」という声も…テレビやCMなどでも聴いたことがある曲です。「運動会だ」と言っていた子もいました。 剣の舞は、ロシアの作曲家ハチャトゥリアンの代表的な曲です。もともとは、バレエ音楽「ガイーヌ」の中の1曲です。ハチャトゥリアンは、ロシアといってもコーカサス地方の出身で、東洋と西洋の様々な民族音楽が混じり合う土地で育ちました。民族音楽の専門家から作曲の道に入ったという経歴があり、どの曲にも独特な「土臭さ」が感じられます。興味のある方は、組曲「仮面舞踏会」のワルツをぜひ聴いてみてください。ハチャトゥリアンらしい、なんとも魅力的な曲です。 12月11日の給食ニラ入り卵焼き ごまキムチスープ 牛乳 一口メモ 今日のスープには、韓国の漬物「キムチ」が入っています。 キムチは、白菜やニラ、にんじんなどの野菜を唐辛子や魚介のエキスと一緒に漬けこんで作られます。唐辛子には、カプサイシンという成分が入っているので、食欲増進や体を温める働きがあります。寒い季節にはぴったりの食材です。 ピリッとした辛さもありますが、味噌やごまが辛みを和らげてくれます。キムチの他に、白菜やにんじん、チンゲン菜などの野菜や豆腐が入り、具だくさんのスープになっています。 12月10日(木)2年生では、九九の定着のために「かけ算マスターへの道」というカードを使っています。なわとびカードのように検定試験があり、合格するとシールを貼ることができるカードです。(写真上)九九の各段に対して、「見てスラスラ」、「見ないでスラスラ」、「さかさま」、「バラバラ」、「2回連続」、「3回連続」という欄があります。「さかさま」は、「下がり九九」とも呼ばれているもので、「2×9、2×8。2×7・・・」のようにかける数を9から順に少なくしていく唱え方です。「バラバラ」は、先生がランダムに出題した九九をすぐ言えなければなりません。 毎日全員の九九検定をしてあげる先生も大変ですが、一日の学校生活の中で時間をとって行っています。合格のシールが増えていくことを励みに、毎日の九九の暗唱に取り組ませていきます。 余談ですが…2年1組の教室の後ろに水槽があり、ドジョウが元気よく泳ぎ回っていました。エサとしてパンくずのようなものを与えているようです。10月頃、生き物係の子ども達がミッキー池でつかまえたドジョウです。きっと他のドジョウたちは、冷たい池の中で眠っている毎日のはずです。教室のドジョウ達は、2年1組の子ども達につかまえてもらってよかったと思っているのかもしれません。 6年生は、家庭科の時間に「まかせてね 今日の食事」という学習をしています。1食分の献立を考え、調理実習を行う学習単元です。(調理実習は、各家庭で行っていただく予定) 1食分の献立を立てる際に大切なのが、栄養のバランスがとれた食事になっているかということです。そのことを学習するために、すばらしいお手本が学校にはあります。毎日の給食です。 まず、給食の写真(ホームページで毎日紹介しているもの)を子ども達に見せて、何種類の食材を使っているのかを考えさせました。1日の給食メニューだけでも、スープやサラダ、ご飯に混ぜ込んだりと、実に多くの食材が使われていることが分かりました。 次に、毎月配られている献立表(給食だよりの裏面)を全員に配布し、気がついたことをワークシートに書き出していきました。(写真中)献立表から様々なことが分かります。毎日のメニューに対して、使われている食材が赤・黄・緑に細かく示されています。どの日も必ずそれぞれの仲間に入る食材がたくさん記されています。また、エネルギーやたんぱく質、脂質、カルシウムなどが全て計算されていて、小学生が必要な分量に合わせるように考えられていることも分かってきました。 子ども達が大すきなメニューばかりを出していたら、きっと栄養価は偏ってしまうでしょう。「栄養士さんはすごいな…」と6年生なりに感じることができたのではないでしょうか。1日に30品目の食材を食べるとよいと言われています。なかなか30品目は難しいことですが、昼間の給食で結構たくさんの食材をまかなっています。1日3食のうちの2食は、各家庭での食事です。子ども達の各家の栄養士さん達もがんばってください。 3年生は、理科の時間に「電気の通り道」の学習をしています。豆電球の明かりをつけるために、乾電池と導線を使っていろいろ工夫して配線を考えてきました。豆電球の明かりをつけるためには、電池の+極と−極から出た導線が、豆電球を通って一つの輪になるように配線することが大切であるということが分かりました。(回路という言葉を教えます。) そこで3年2組では、「豆電球をソケットなしで明かりをつけるにはどうすればよいだろう」ということをテーマに実験を行いました。使うものは、ソケットをはずした豆電球と乾電池、導線2本です。いろいろな予想が出てきたつなぎ方を試していく中で、明かりがつくつなぎ方を発見した子ども達から声が上がりました。そして、教室内から次々と「わかった!」という声が聞こえるようになりました。(写真下) 豆電球やソケットのつくりを教科書で確かめてみると、電球の中のフィラメントも含めて一つの通り道になっていることが分かります。 12月10日の給食きゃべつとベーコンのスープ スイートポテト 牛乳 一口メモ 今日の「海の幸ピラフ」は、魚介類のえびと帆立貝が入っています。帆立貝は、青森県・岩手県・北海道などの寒い地域が主な産地で、冬の時期が旬になります。 帆立貝の名前の由来は、移動のスピードがとても速く、まるで貝殻を船の帆のように立てているようだと例えられたことから「帆立貝」という名前がついたそうです。貝のエキスが他の具材やご飯にも混ざり、とてもおいしく仕上がっています。 デザートのスイートポテトは、たくさんのさつま芋を使って作りました。さつま芋の甘みがたっぷり味わえるスイートポテトになっています。 12月9日(水)3年生の国語の教科書には、それぞれの季節に応じて「春のくらし」から「冬のくらし」までの単元があり、2時間扱いで1学期から学習をしてきました。ちなみに、2年生は「〇がいっぱい」、4年生は「〇のたのしみ」(〇には、春夏秋冬が入る)という季節の単元が同じようにあります。 3年生の教科書には、まず「ゆき」という川崎 洋さんの詩が載っています。(写真上)「はつゆき ふった こなゆき だった くつの下で きゅっきゅっとないた どかゆき ふった のしのし ふって ずんずん つもり ねゆきに なった べたゆき ふって ぼたゆき ふって ざらめゆきに なって もうすぐ 春だ」 新潟生まれの私にとっては、この詩に出てくるどの雪も、とても身近なものとして育ちました。「ねゆき」は漢字では「根雪」と書きます。3年生の子ども達はいろいろ想像していたようですが、これこそ雪国で生活した人でないと分からないでしょう。11月の下旬頃から、雨が次第にみぞれ混じりになり、地面に雪が積もるようになってきます。しかしそれらの雪は、晴れた日や雨の日になると融けてしまい、また地面が見えてきます。それをしばらく繰り返した後、12月下旬に一度大雪の日がやってきます。するとその雪は全て融けずに残り、1月、2月と降り続く雪の土台となって残っていきます。それを「根雪」と言います。 「ドカ雪」は「大雪」のことで、一晩で本当に1m以上積もる時があります。大雪が降る時は不思議と静かで、しんしんと積もっていきます。気温が低いと粉雪になりますが、日本海側では「べた雪」と呼ばれる湿った雪が降ることが多いです。「ぼた雪」も同様に湿り気が多く、雪の結晶がくっつき合って大きめの雪がぼたぼたと落ちてくるから「ぼた雪」です。2月に入ると、昼間のうちに表面が融け、翌朝の冷え込みでまた凍るを繰り返すようになってきます。そうするうちに、一度積もった雪の上の部分がまるでザラメのような氷の粒状に変わっていきます。これが「ザラメ雪」です。雪国にも晴れる日が少しずつ見られるようになってきた証拠で、待望の春が近づいてきたことを感じさせてくれます。 5年生は、理科「もののとけ方」の学習で、水溶液の水分を蒸発させて溶けている物質を取り出せることを学びました。そこで、発展的な学習として、食塩の結晶作りに挑戦していました。(写真中) まず、水に食塩をこれ以上溶けきれなくなるまで溶かし、飽和水溶液を作ります。モールで好きな形を作り、糸でしばって水溶液につかるようにします。後は、静かな場所に置いて何日か待つだけです。この「静かな場所」が大切で、なるべく振動のない戸棚などに置いておくのが一番です。数日後には、モールの周りに食塩の結晶がついてくるのが確認できます。 さらに大きな結晶を作る場合は、一度できた食塩の結晶を核にして糸でつるし、数か月かけて放置しておくようにします。また、ミョウバンを使うと、食塩よりも手軽に大きな結晶を作ることができます。 5年生は、算数の時間に「面積の求め方を考えよう」という学習をしています。まず、この単元の最初に、平行四辺形の面積の求め方について学習しました。平行四辺形を同じ大きさの長方形に形を変えることで、「底辺×高さ」の公式を導き出しました。そこで今日は、三角形の面積の公式について考えました。(写真下) 算数の学習で基本となるのは、「既習事項を使って新しい学習を解決する」ということです。ここまで、正方形や長方形、平行四辺形の面積の公式は学習済みです。ということは、三角形の面積をこのいずれかの図形に変形できれば、公式を生み出すことができるということです。いろいろな変換の仕方がありますが、合同な三角形を2つ合わせると平行四辺形ができます。平行四辺形の面積は「底辺×高さ」なので、それを半分にするので、「底辺×高さ÷2」という公式が導き出せます。 「わかった!」とか、「なるほと!」と思えた子は、算数の面白さが感じられた子です。実は教員側も、この学習は算数を教えていて「面白い!」と思える単元なのです。 12月9日の給食春雨スープ 牛乳 一口メモ 今日のスープには、透明な春雨が入っています。春雨の原料には、中国が産地の緑豆(りょくとう)という豆や、サツマイモやじゃがいものでんぷんが使われています。緑豆を使った春雨はとても細く、こしがあります。一方、芋を使ったものは、緑豆よりも太く、真っすぐなのが特徴です。給食では、芋のでんぷんの春雨を使っています。 春雨とよく似た食べ物にビーフンがあります。ビーフンは、米の粉から作られ、白い色をしています。 今日の給食では、春雨の他にチンゲン菜やえのきだけ、ニンジンなども入り、具だくさんのスープになっています。 12月8日(火)カッターナイフは、はさみで切るのとは違い、鋭角な切り口や滑らかな曲線を切り出すことができます。また、はさみが入らない部分でも、カッターナイフであれば容易に切り込みを入れることができて便利です。さらに何よりも、紙をきれいに切る快さが味わえることこそカッターナイフの持ち味と言えるでしょう。 先生から十分な安全指導がなされてから、全員に1本ずつカッターナイフが渡されました。(もちろん、カッターマットを敷いたうえで行います。)今日は、色画用紙にクレパスで描いた家の周りをカッターナイフで切る練習を行いました。(写真上) まず、カッターナイフの持ち方が大切です。小さな部分を切る時には鉛筆のように持ち、大きなものや長い部分を切る時には上から押さえるように持つことが基本となります。さらに、カッターナイフの刃が紙に接する角度が重要なポイントです。しかし、これは自分でやりながらつかんでいく感覚です。「どうしたらどうなる」ということは、何度も経験しながら上達していくものです。なかなか思うように切れなくて苦戦していた子もいたようですが、少しずつカッターナイフの切り口の美しさが分かってきたようでした。 4年生は、理科の時間に「ものの温度と体積」の学習をしています。初めて理科室で行う実験内容です。空気や水、金属の体積の変化に着目して、それらと温度の変化とを関係付けて調べることを目的とした学習です。さらに、実験器具の扱い方の技能も身につけていきます。 今日は、4年2組の子ども達が、「空気の温度と体積の変化」の実験を行っていました。試験管の中の空気が、温かくなった時と冷たくなった時とでどのように変化するのかを実験で確かめました。試験管の口に石鹸水で膜をつけ、お湯の入ったビーカーや氷水の入ったビーカーに入れて実験しました。・・・試験管をお湯につけると、石鹸水の膜がシャボン玉のように膨らんできました。(写真中)逆に、氷水で冷やすと、膜が試験管の中に入っていきます。これらのことから、空気は温まると体積が増え、冷たくなると体積が減るということが分かりました。 続いて次の時間に、温度による水の体積の変化についても実験しました。水は、温度による体積の変化があるでしょうか? ・・・空気ほど顕著ではありませんが、水も同様に温めると体積が増え、冷やすと減るということが確かめられます。この単元に入り、いかにも理科の実験という感じが高まってきました。子ども達の興味・関心も同様に高まってきたことでしょう。 3年生は、図工の時間に「初めてのくぎ打ち」の授業をしています。1学期にのこぎりの使い方を学習して作品づくりをしましたが、今度は金づちを使ってくぎの打ち方を学んでいきます。(金づちの持ち運び方や、くぎの管理についても指導しています。) 金づちは、打ち始めと打ち込み、打ち終わりがそれぞれ大切です。打ち始めは、くぎを手で支えて板に立つようにさせます。金づちの柄の首に近い部分を持ってトントンと打ち、安定したらくぎから手を離します。次の打ち込みは、金づちの柄じりの方を持って、力を入れずに打ち込んでいきます。最後の打ち終わりでは、金づちの丸みのある方で打ち、くぎをしっかりと板の中に納まるようにします。 金づちを使ってくぎを打つだけでも、いくつかの段階とコツがあるものです。2年生のカッターナイフと同様に、まずは何度も試して慣れることです。子ども達は、たくさんのくぎを自由に使って木片に打ち込み、マスコットのような作品を楽しそうに作っていました。(写真下) 関所破りジャンケン集会集会委員の5,6年生を中心に計画しました。事前に集会の流れを確認し、練習をしました。司会やルール説明など、1年生から6年生が楽しめるようにルールを工夫しました。 どの児童もいろいろな先生や友達とジャンケンができて楽しそうでした。次回の集会も楽しみですね! 12月8日の給食里芋と大根のそぼろ煮 ひじきとコーンのサラダ 牛乳 一口メモ 今日は、地元農家の吉田さんの畑で収穫された野菜をたくさん使った献立です。菜飯の大根の葉やそぼろ煮の大根とにんじん、サラダのにんじんとキャベツがそうです。 菜飯は、青々とした大根の葉を細かく刻み、油でいためて味付けし、ご飯に混ぜています。大根の葉は、とても栄養価の高い野菜です。風邪の予防に有効なビタミン類や、骨や歯を丈夫にするカルシウムなどがたくさん含まれていて、普段食べている白い部分よりも栄養が豊富です。葉のシャキシャキの食感も味わいながら食べられるように作ってあります。 12月7日(月)・・・『先週から、書き初めの練習に取り組むクラスが増えてきました。どの学年にも、冬休みの宿題として書き初めの宿題が出されます。また、冬休みが明けて3学期に入るとすぐに書き初めを行い、校内書き初め展が開かれます。そのためにも、まずは今学期中に書き初めの練習にしっかり取り組むことが大切です。 1,2年生は鉛筆で書く「硬筆」、そして3年生以上は習字道具を使って書く「毛筆」による書き初めです。硬筆も毛筆も、書き初めを行う上でまず一番大切なことは、「お手本をしっかり見る」ということです。書き初めを行う時には、左側にお手本を置き、筆を入れる位置や文字の長さ、文字の太さなどを確認しながら書いていきます。上手に書く人は、必ずお手本と自分が書く用紙を見比べながら、ゆっくりと書き進めていきます。ですから、書き初めを上手に書こうと思ったら、何度もお手本を見ながら一画ずつていねいに書いていくことが大切です。 次に、一枚書き終わったら、自分が書いた作品とお手本をよく見比べてみましょう。中心が少しずれていたり、漢字とひらがなのバランスが取れていなかったりと、いろいろな改善点に気がつくはずです。完全にお手本通りに書ける人はいません。お手本と見比べることで、次の一枚を書く時に自分はどこに気をつけたら良いかという目標が見つかります。 最後に、学年と名前もていねいに書くようにすることが大切です。3年生以上の毛筆では、学年と名前を書く位置も重要になってきます。これもお手本を参考にしてみてください。書き初めは、自分の学年と名前も作品の一つです。最後までていねいに取り組み、自分の納得のいく作品が書けるようにがんばりましょう。』・・・(後半は、いじめ撲滅宣言と暴力はいけないという話をしました。) 2年3組では、さっそく朝会が終わった1校時に、書き初めの練習を行っていました。2年生は、硬筆で「きれいなはつ日の出を見ました。新しい一年がはじまります。」と書きます。 担任の先生が、それぞれの文字のポイントを説明し、一行ずつていねいに練習するように指導していました。また、姿勢を正して書くように子ども達に声をかけていました。低学年の硬筆での書き初めでは、間違えても消しゴムを使ってはいけないことになっています。どれだけ集中して書くことができるかということも大切です。(写真上) 今日から中休みに5分間走が始まりました。土曜日の持久走記録会に向けて、全校児童が一斉に校庭を走ります。低学年は内側の周回コースを、そして高学年は外側の周回コースを走ります。学年ごとにスタート地点を変えて、なるべく分散するように取り組ませていきます。 6年生は、学年合同で体育の授業を行い、記録会に向けた練習を重ねています。5,6年生は、1400m(200mを7周)走ります。今日で3回目の練習だったようで、だいぶ自分のペースを保ちながら走ることができるようになってきていました。2人組のペアの子が声をかけ、各周回のタイムを伝えてあげていました。(写真中) 今日の給食は、「練馬スパゲティ」でした。子ども達の大好きな献立の一つです。大根おろしにツナを混ぜたソースをかけたスパゲッティで、家庭ではなかなか作らない料理ではないでしょうか。特に今日は、昨日区内で行われた「練馬大根引っこ抜き大会」で収穫された大根を使っています。どこのクラスでも、競ってお代わりに子ども達が並ぶほどの人気でした。 今日の給食に合わせて、3年生の廊下に、いろいろな種類の大根が展示されました。全部で5種類の大根が、それぞれの大根の名前と説明を加えて展示されています。休み時間に、たくさんの子ども達が見に来ていました。(写真下) まず、「練馬大根」です。他の大根に比べていかに細長いかがよく分かります。繊維質ですじが多いので、昔からたくあん漬けなどに利用されてきました。次に、最も一般的な「青首大根」です。煮物やサラダ、大根おろしなど、様々な料理で食べられています。次に、白くて大きくて太い「おふくろ大根」です。首が細くて下の方がふっくらとしています。煮物向きの大根です。今の時期は、おでんに最適です。次に、ちょっと変わった大根が2つ・・・「紅心大根」は、丸い形の大根で、やわらかく甘みがあるのが特徴です。甘酢漬けや千枚漬け、サラダで使われる大根です。もう一つは、「紅くるり大根」です。浅漬けやサラダの他に、スープや煮物にも使われるそうです。周りは緑色ですが中が赤い大根なので、煮物やスープにすると赤い色が出てくるそうです。 これら全ては、栄養士さんがいろいろなお店を回り、子ども達のために買い集めてきてくださったとのことでした。 12月7日の給食ホットサラダ 牛乳 一口メモ 今日は、練馬区の小・中学校で練馬大根をいただく、「練馬大根一斉給食の日」です。昨日の日曜日、練馬区にある畑で行われた「練馬大根引っこ抜き大会」で引き抜かれた大根が給食に提供されています。 練馬大根は、昔、練馬を代表する野菜でした。しかし、他の大根に比べて細長く、引き抜くのがとても難しいことや、大根がかかる病気になってしまったことから、60年ほど前には栽培されなくなってしまいました。 しかし平成に入り、農家の人々が練馬の伝統野菜を復活させようと、再び栽培を始めるようになりました。この練馬大根の一斉給食も、もう10年以上続く取り組みになっています。毎年農家の方々が練馬の子ども達においしく食べてもらおうと、大切に育ててくださっています。今日は、たくさんの練馬大根を使って練馬スパゲティを作りました。 また、3年生の廊下に、練馬大根や珍しい大根を展示しています。 12月4日(金)1,2年生は、4周(800m)を走ります。赤白のペアになり、友達が走った周回を記録してあげることも本番に向けた練習として行っています。1年生にとっては、初めての持久走記録会です。今日の1回目の練習では、まだ走るペースがつかめていない子がほとんどでした。かけっこのように全力で走ったかと思うと、つかれて歩き始めたり…という姿があちこちで見られました。「最後まで走り通す」という目標でどれだけがんばれるかが大切です。来週も何度か学年で練習を積み重ねながら本番の日に備えていきます。(写真上) 3年生以上は、ペアの子の周回数を数えるとともに、タイムを計測していきます。持久走用にスポーツタイマーがあるので、1周ごとのタイムを記録することができます。高学年では、後でその記録を振り返り、同じペースで走ることができたかを調べることもしています。 3,4年生は5周(1000m)、5,6年生は7周(1400m)を走ります。自分自身の記録更新をめざして、あと1週間練習を続けていきます。 北校舎の階段の踊り場に、「先生方の足型クイズ」が掲示してあります。保健委員会の子ども達が作成した足育に関する掲示物です。足型の下にある「答え」をめくると、どの先生の足型かが分かります。(写真中) 夏季休業中に、先生達もフットプリントを使って足型を取りました。自分自身で足型を実際に取ってみると、いろいろなことに気がつくものです。足の指が3〜4本しか写っていない「浮き指」であったり、土踏まずの形がいろいろであったりということが分かりました。 「浮き指」の足型は、若い先生に多く見られました。足型を取った学年の子ども達にも、多くの「浮き指」が見られています。浮き指は、体のバランスや姿勢にも影響してくると言われています。田柄小で足育に取り組んだことで、このような足のトラブルについて、先生方も正しい知識を得ることができました。 浮き指の原因の一つとして、靴の選び方が挙げられます。サイズが小さすぎる靴を履いていると、足を締め付けてしまうために成長を阻害します。逆に大きすぎる靴を履いていると、歩くたびに足が靴の中で滑り、つま先が靴の内側に強く当たってしまうため、結果的に浮き指になってしまいます。自分に合った靴を履くことが大切であるということです。 6校時に、2学期最終の委員会活動がありました。美化・環境委員会の子ども達には、毎回委員会の担当の先生にお願いして、様々な作業をしてもらっています。今日は、1か月前に6年生が植え付けたビオラの手入れを全員で行いました。(写真下) 日当たりのよい場所に置いてあるので、次々に花をつけていますが、春まで花を咲かせ続けるには花がら摘みが欠かせません。パンジーやビオラは、花が終わるとすぐに種をつけてしまいます。種をつけるとそのために栄養分が使われるため、花数が少なくなってしまいます。ビオラはパンジーよりも花が小さく、また一株にたくさんの花が咲くため、この作業はとても大変です。委員会の子ども達の手で一斉に行うことができて、とても助かりました。 ところで、(写真下)の右側に咲いているピンクの花が、先日お伝えした学校で一番に咲いた6年生のサクラ草です。さらに次々とつぼみが上がってきているので、今後が楽しみです。(6年生の鉢は、他にも咲き始めているサクラ草がいくつかあります。) 12月4日の給食魚のチリソース 華風野菜 ニラと卵のスープ 牛乳 一口メモ 今日の魚は、「メルルーサ」という白身の魚です。給食では、時々登場する魚ですが、ヨーロッパのスペインでもよく好まれている魚です。このメルルーサという名前も、スペイン語からつけられています。 日本では、今から60年ぐらい前から食べられるようになり、ファストフードのフィッシュバーガーの材料にも使われています。 今日は、から揚げにした魚に、ケチャップや豆板醤で作ったピリ辛のチリソースをかけました。メルルーサのくせのないあっさりした味に、チリソースがアクセントになっています。 12月3日(木)今日は、6年生が身長と体重の計測を行いました。6年生にとっては、これが小学校で最後の計測となります。この6年間で、どれだけ身長や体重が増えたことでしょう。きっと身長が伸びて、家の人をすでに上回っている子が多いのではないでしょうか。全校朝会で整列している6年生の近くに行くと、目線の位置が1学期と随分変わったことに気がつきます。(写真上) 相変わらず6年生の子ども達は、休み時間によく1年生と遊んでくれています。校帽をかぶって動き回る1年生の相手をしている6年生は、学校の先生がいるのかと見間違うほど体の大きさの違いを感じるものです。先週から持久走月間が始まっていますが、休み時間に校庭を自主的に走っているのは、圧倒的に6年生が多いです。常に全校児童のお手本としてがんばっているなと感心します。 2年2組が、生活科の学習でサクラ草の観察をしていました。毎朝水やりをしていながらも、まじまじと自分の鉢のサクラ草を観察すると、いろいろ気がつくことがあったようです。(写真中) クラスで何人かかわいらしい花を咲かせた子もいますが、ほとんどの子はこれからという状態です。茂ってきた葉をかき分けながら、中心につぼみを見つけて喜んでいました。(ほとんどの子の鉢につぼみが見られるので、冬休み前には多くの花が咲きそうです。) また、葉裏に白い粉がついていることに気がついた子もいました。学校で育てているサクラ草は、正式名称を「プリムラ・マラコイデス」といいます。もともと中国の標高の高い場所に自生していた植物で、園芸用に品種改良されたものです。花の下や葉の裏には、時折白い粉がふいたようになっているものが見られます。プリムラ・マラコイデスの和名が「ケショウザクラ(化粧桜)」と呼ばれる由来はそこにあります。 先月から、ホームセンター等の園芸店で花付きの苗が売られるようになってきました。「マラコイデス」あるいは「メラコ」と書かれている苗がそうです。ただ、売られている苗は矮化剤で処理してあるのか、コンパクトで花茎が短いものが多いです。 同じプリムラの種類に、「ジュリアン」と「ポリアンサ」と「オブコニカ」があります。ポリアンサは、ジュリアンを少し大きくしたタイプです。この2つは寒さに大変強く、とてもカラフルな花色がたくさんあり、寄せ植えなどによく使われています。オブコニカは、マラコイデスの花びらを大きくしたような花姿です。花びらの濃淡の入り方がとてもきれいで、以前よく鉢花を購入していました。(直射日光をそれほど必要としないのですが、寒さに強くないのが難点です。)冬から春の花壇に、パンジーやビオラ、ガーデンシクラメンもいいですが、プリムラの仲間も重宝します。 5年生は、図工の時間に「じっと見つめてみると」という作品に取り組んでいます。自分の靴をじっくりと観察して、絵に表そうという学習です。各自がいつもはいている外靴を用意して、まずはいろいろな角度から観察をしてみました。すり減ってきている部分やひもが食い込んでいるところ、傷がついてしまったところなど、毎日使っている靴なのにいろいろな発見があるものです。 次に、どんな角度から描いたらいいだろうということも考えながら、鉛筆で下書きを始めました。中には、習い事で使っているのかバレエシューズを用意してきた子もいました。きっと、厳しい練習の思い出や発表会の思い出が、たくさんこのシューズにしみ込んでいるのではないでしょうか。いい絵ができそうです。(写真下) 靴の絵には、自分にも忘れられない思い出があります。6年生の頃、小学校の思い出として残したい絵を描いて、自分の卒業アルバムに挟み込むことになりました。ランドセルを描いた子が多かったのですが、自分は運動靴を描きました。大切に使っていた赤いラインの入ったひも靴でした。細いサインペンで輪郭を描き、水彩絵の具で色をつけました。・・・と、何十年も前のことですが、その絵のことをはっきりと覚えているくらい思い入れのある絵が描けたのです。5年生の子ども達にとっても、ずっと記憶に残る作品となるようにがんばってほしいと思います。 12月3日の給食ボルシチ 果物(紅まどんな) 牛乳 一口メモ 今日は、ソフトフランスパンに蜂蜜とマーガリンを塗った「ハニートースト」の献立です。 蜂蜜は、ミツバチが集めた花の蜜をいいます。砂糖と同じような甘さがありますが、花の種類によって香りが違ったり、砂糖よりも体に良い成分が含まれています。 今日の果物は、「紅まどんな」という品種の柑橘類です。2005年に愛媛県で品種登録された、まだ新しい果物です。ちょうど今が出荷の時期になります。ゼリーのような、とろんとした食感と甘さが特徴です。 12月2日(水)読書は好きでも、ほとんど物語を読むことが多く、伝記はあまり読んだことがないという子が多いのではないでしょうか。また、アンパンマンのアニメは、5年生の子ども達にとってとてもなじみが深く、絵本やテレビを通して幼い頃から目にしてきています。この教材は、今年度から新しく入ってきました。伝記のジャンルへの取りかかりとして、さらにその内容のすばらしさから、5年生に大変ふさわしい教材であると感じました。(この伝記の作者は、梯 久美子さんです。) 出だしは、東日本大震災の時に被災地のラジオで流れていた「アンパンマンのマーチ」のことから始まります。避難所の子どもたちが、「アンパンマンのマーチ」を大合唱していたというニュースが報じられ、やなせたかしさんは、強く心を動かされました。 「アンパンマンのマーチ」の歌は、やなせたかしさん本人が作詞した歌です。「そうだ うれしいんだ 生きる よろこび たとえ 胸の傷が いたんでも」・・・自分は、今まで何気なくこの歌を聞いていましたが、言われてみれば、震災のような非常時に、どんなに元気づけられる歌でしょうか。それも、被災地の子ども達が繰り返し大合唱していたというのですから…。当時、やなせさんは92歳でした。そのニュースを知ったやなせさんは、「ぼくも何かできることをしなければ」と、力を奮い起こしたといいます。 さらに、やなせさんの漫画家として成功するまでの経歴を読み進めていくと、生き方・考え方のすばらしさが見えてきます。幼かった頃の環境や戦争体験が、大きくやなせさんの生き方に根付いていたことが感じ取れます。本当の正義とは、本当の勇気とは…という思いが、あのアンパンマンのアニメが誕生するきっかけになっていたわけです。 5年生は、教科書の音読の宿題が出されていると思います。ぜひご家庭の皆さんも、やなせたかしさんの伝記に触れてみてください。 4年生の音楽の教科書に、「日本のお祭りをたずねて」というページがあります。2ページに渡り、日本各地の有名なお祭りの写真が紹介されています。4年生の音楽では、日本や世界の国々に伝わる音楽を聴き比べて、表現を工夫する学習を行います。 先週までのソーラン節の学習に続いて、今日は日本の各地のお祭りの様子を動画で鑑賞しました。(写真中)まず、浅草で5月に行われている「三社祭り」です。4年生は、2学期の社会科の学習で習ったばかりなので、よく知っています。続いて、日本の三大祭りの一つである「天神祭り」・・・花火と豪華な船が幻想的なお祭りです。そして、秋田の有名な祭りである「竿灯(かんとう)祭り」・・・連なる提灯を米俵に見立てて、豊作を祈るお祭りです。音楽の授業なので、聞こえてきた音に注目させてDVDを見ました。太鼓や鐘など、日本独特の音とリズムを聴くことができました。 さて、音楽の時間になぜお祭りか・・・これは、音楽の起源に関係があります。人類の歴史にとって、音楽ははるか昔、人間が言葉を話すよりも前に音楽が存在したのではないかとも言われています。そして大切なのは、音楽は祭りや踊り、儀式、祈りの手段として世界的に発展してきたということです。(バロック時代も、教会音楽として栄えた歴史があります。) 日本での「雅楽」も、宮廷や寺院、神社などの行事や儀式で盛んに演奏されてきました。そして、和太鼓は、各地のお祭りでは欠かせない楽器です。 5年生は、理科の時間に「もののとけ方」の学習をしています。今日は、溶け残った食塩やミョウバンをさらに溶かす方法を考えて実験していました。前時に、水溶液には溶けきれなくなる限界があるということを実験しています。食塩水もミョウバン水も、ある程度を越えるといくらかき混ぜても溶けきれずに粒が残ります。 「底に沈んで溶けきれない粒を溶かすにはどうすればよいか」・・・まず子ども達から出てくるのが、「水を増やす(加える)」と「温める」という考え方です。カップ麺の容器にお湯を入れ、湯煎して溶けるかどうかを確かめていました。(写真下) ところで、昨年までは5年生のこの単元では、食塩とホウ酸を使って実験をしていました。今年の教科書では、ホウ酸の代わりにミョウバンが使われています。食塩に対して、温度による溶解度が大きく違う物質として、以前はホウ酸を主に使っていました。ところが、最近は「ホウ酸=害虫駆除」というイメージが強くなったため、漬物などで利用されるミョウバンに換えたようです。また、ミョウバンは大きな結晶を作ることもできるので、もののとけ方の教材として良いのかもしれません。 12月2日の給食ごぼう入りドライカレー オニオンスープ 牛乳 一口メモ 今日のカレーは、ごぼうがたくさん入ったドライカレーです。ごぼうは、土の中で根っこが長く成長する野菜です。料理で使うには、土を落とし、ごぼうの皮を包丁の背中でこそげ落としてと、とても手間がかかります。 きんぴらごぼうは、ごぼうを使った料理で一番有名かもしれません。ごぼうは、とても香りがよく、汁物に入れると味を引き立ててくれます。また、お腹の掃除をしてくれる食物繊維も野菜の中では一番多く含まれています。とても優れた野菜ですが、食用にしているのは日本だけだそうです。 今日は、ごぼうのシャキシャキの食感と香りを感じながら食べられるドライカレーにしています。 |
|