2月19日の給食手作りみかんジャム カラフルポテト ミネストローネ 牛乳 一口メモ 今日は、給食室でみかんジャムを作りました。みかんの缶詰とオレンジジュース、砂糖を煮詰めて作りました。ジャムは、りんごやいちごなどの果物と砂糖でも作ることができます。これは、果物に含まれるペクチンという物質が果物の酸と砂糖で、ゼリーのように固まる性質があるからです。 給食では、一度にたくさんの量を作るので、コーンスターチというとうもろこしのでんぷんも加えて、固まりやすくしています。 みかんのつぶつぶや香りを感じながら、パンと一緒においしく食べられるように作りました。 2月18日(木)今日、2年2組では、モンゴルの民族衣装を画像で紹介するとともに、馬頭琴の実物を子ども達に見せていました。(写真上)この馬頭琴は、3年生の先生の私物です。以前、モンゴルに旅行に行った際に買ってきたそうです。 馬頭琴は、その名の通り、さおの先に馬の彫刻が彫られています。また、弓は馬のしっぽの毛を束ねて作られていて、「草原のチェロ」とも例えられています。二千年以上の歴史があり、モンゴルでは馬頭琴を弾くと、その家に幸福が訪れると言われています。 子ども達からは、当然のように「音が聞きたい」と声が上がりました。来月、馬頭琴奏者の方に来ていただき、演奏を聴く会を開く予定です。それにしても、モンゴルへの旅行の際に、写真を撮ってくるならまだしも、実際に馬頭琴を買ってくる(土産用のものだとしても)というのはすごいことだと思いませんか? 演奏法を学んで自分の趣味にしようという思いで買ったのではありません。「2年生を担任した時に使える」と思って購入してきたはずです。 こういう気持ちは、教員をしていると必ず頭のどこかにあるものです。私はそれを「職業病」と名付けていました。例えば、観光地や名勝地に出かけると、人物を入れない写真も撮っておこうとします。「○年生の社会科で使えるな」とか「○年生の国語で使えそう」とか、すぐに考えてしまうのです。ですから、家族で旅行に行っても、素直に景観にとけこめずに、余計なことを考える自分がいて嫌になる時がありました。 5年生は、社会科の時間に「くらしと産業を変える情報通信技術」の学習をしています。情報通信技術と言うよりも、「ICT」と言った方が一般的な用語でしょうか。社会科の内容は、教科書の改訂のたびにその時代に合ったものへと差し替えられていきます。教科書では、電子マネーや店のレジのPOSシステム、さらにはAI(人工知能)についての内容も掲載されるようになりました。このようなICT活用社会や大量の情報化社会において、今後どのように生活をしていけばよいか、そしてどのようなことに気をつけていかなければならないかを考えさせることを学習のねらいとしています。 5年2組では、ICTを駆使して育てた「ミガキイチゴ」を取り上げて授業をしていました。(写真中)ミガキイチゴとは、宮城県山元町で生まれたブランドイチゴです。1粒1000円の『食べる宝石』とも呼ばれ、全国的に有名になりました。10年前の東日本大震災で被害に遭い、その後ITによるデータ管理システムを取り入れて復活したという経緯があります。長年培ってきた農家の匠の技を全てデータ化することで、今までにない生産体制をつくりあげることに成功しました。以前このニュースを聞いた時、一度食べてみたいとは思ったものの、残念ながらまだ味わったことがありません。 2年生が、自分の成長を振り返る生活科の学習をしていることは、先週お伝えしました。今日3組では、家の人からの手紙を全員に渡し、読んだ感想をまとめさせていました。(写真下) 家の人からの手紙は、子ども達にはサプライズとなるように、あらかじめ学年で各家庭に用意をお願いしてあったものです。どの子も自分のお父さんやお母さんからの手紙をじっと見つめて、何度も何度も読み返していました。 手紙には、小さい時によく泣いていたことや、毎日かわいがって育ててきたことなどが書かれていました。また、小学校に入ってがんばっている様子や成長を感じうれしいこと、さらにこれからも何事にもくじけずにがんばってほしいという希望が書かれていました。(何人かの手紙を見させていただきました。)私までうれしくなる手紙ですから、家の人からの手紙をもらった子ども達は、どんなにかうれしかったことでしょう。これから学校では、感謝の気持ちへと結びつけて学習をさらに深めていきます。 トントンつないで (4年 図工)まずは、動く仕組みをつくり、その仕組みからつくりたいものを考えました。最初はつなげることに苦戦していましたが、のこぎりや金づち、きり、釘などの使い方に慣れ、どんどんとつなげていきました。自分の身長よりも長くつなげた子もいました。 今年度は、のこぎりや金づち、電動糸のこぎり、彫刻刀など、たくさんの用具の使い方を学習しました。新しいことがいろいろできるようになり、意欲的に取り組んでいました。 【ソーラン】6年生から受け継いだもの(5年生)しかしながら、今年度は運動会が行われなかったので、一体どうしたものか…。踊ることなく卒業するのか…。など、いろいろと考えました。 そこで、「6年生にソーラン節を教えてもらおう!」ということになり、6年生を送る会実行委員の子どもたちが、6年生の各クラスに出向いて、「ソーラン節を教えてください!」と直談判に行きました。6年生は快く「いいよ!」と応えてくれて、この日を迎えました。 さて本番。6年1組は5年1組へ、6年2組は5年2組へ、6年3組は5年3組へ、クラスごとに時間をずらして、けやき広場で『ソーラン伝承』を行いました。 さすがに6年生!目の前で迫力のあるソーラン節を見せてくれました。そうですよね。6年生が踊ったのは約2年前。そして今やもう卒業目前です。体も大きくなっていますね。 さて、5年生は6年生の踊りを見た後、今度は一緒にスローで踊りました。必死に見よう見まねで踊ります。もう必死です…。本当は、体育館で6年生とペアを組み、それぞれみっちり教えてもらう予定だったのですが、残念。 最後に、1番だけ普通の速さで踊りました。さすがの6年生も疲れていました。 この「ソーラン伝承」を次の学年につなげると伝えた5年生。6年生を送る会で教えてもらったお礼に踊って見せて恩返しをする予定です。さてどのように仕上がるのでしょうか? 2月18日の給食ほっけの文化干し焼き 野菜の煮物 きゅうりのもみ漬け 牛乳 一口メモ 今日の魚は、「ほっけ」という魚です。漢字で書くと、「魚へんに花」と書き「𩸽」となります。ほっけの赤ちゃんが群れで水面に向かって泳ぐ様子が花のようにきれいに見えることから、このような漢字になったそうです。 ほっけは、北海道より北の寒い海にすんでいます。すぐに鮮度が落ちてしまうので、北海道以外の地域では、このような干物にして全国各地に届けられています。文化干しは、開いた魚に冷たい風をあてて干物にします。干物にすることで、魚の旨味がギュッと濃縮され、おいしさが増します。ほっけには、細い骨があります。はしを上手に使って、骨をはずして食べるように指導しています。 エンゼル保育園との交流会(1年生)年長の子ども達からもお礼の言葉をもらい、笑顔でお見送りをしました。年長さんの前で、堂々とした立派な態度を見せることができました。1年間の成長を感じました。 2月17日(水)5年生は、1学期から百人一首に熱心に取り組んできました。20首ずつ覚える期間を決めて、クラスで対戦を重ねた後、学年で「百人一首チャンピオンシップ」を開いてきました。いよいよ明日、最後の20首の学年チャンピオンシップが開かれる予定です。 小学生のうちに覚えた記憶は、一生の財産になると言われています。私は、4年生の時に都道府県と県庁所在地を覚えました。当時の担任の先生の指導で、夕方6時から放送していた「こどもニュース」を見て、白地図に記入する宿題が大好きでした。そのおかげで、日本の地理が好きになりました。 百人一首は、親戚の家で「坊主めくり」をしたのがきっかけで、買ってもらったことがあります。その後、高学年の時に学校の授業で指導があったのでしょう、何首か覚えたことがあります。それらの句は、今でも強く記憶に残っています。 「衣干すてふ 天の香具山」を書いていた子がいました。(写真上)「春過ぎて夏来にけらし 白妙の 衣干すてふ 天の香具山」という持統天皇の一首です。この句は、「もう春が過ぎて夏が来たようだ。天の香具山では、真っ白な衣を干す景色が見られるというが、なるほど衣替えの季節で、白い衣がはためいている。」という意味で詠まれています。 しかし、私が小学生の頃に先生から教わったのは、もう一つの解釈の仕方があるということでした。「てふ」は「ちょう」と読みます。「蝶々」のことでもあることから、羽を休めて乾かす蝶々の様子と重ねて詠んだ句であると習いました。そういうこともずっと後まで残る記憶になるものです。 今日から、連合図工展に出品する作品の校内展示が始まりました。南校舎1階の保健室前の掲示板に、各クラスの代表作品が展示してあります。学校だよりでもお伝えしたように、区の連合図工展は、書き初め展と同様に中止となりました。本来であれば、区立美術館に区内全校の作品が集まり、盛大に図工展が開催されていたところでした。今年は、各学校で開催することになりました。田柄小では、4年生と6年生はクラス2点ずつ、他の学年はクラス1点ずつ作品が選ばれています。後日、代表に選ばれた子ども達には、出品証の表彰をする予定です。 休み時間や体育館への行き来の際に、作品に引き寄せられるようにして足を止める姿が見られます。近づいてみたり離れてみたりしながら、細かくていねいに作られた作品の様子に見入っていました。(写真中) 5校時に、6年生が5年生に「田柄ソーラン」の踊り方を伝授する会を開いていました。けやき広場を使い、5,6年生がクラス単位で外に出て、6年生のソーランの踊り方をじっくりと見せてもらっていました。(写真下) 今年度は、秋の運動会が中止になりました。本来だったら、5年生が地域の方から指導していただき、運動会で披露していたはずの田柄ソーランでした。今回教えてもらうことになったのは、6年生の卒業前に自分達がソーランを受け継ぎ、田柄小の伝統を守っていきたいということからです。また、来週金曜日にある「6年生を送る会」までに練習し、6年生の前で踊る姿を見せたいという思いもありました。 6年生にお手本を見せてもらった後は、5年生も参加して踊り方を練習しました。ビデオに3クラス分を収めたので、これから5年生は、練習を毎日重ねていくことでしょう。 ところで、6年生は昨年度の運動会で踊ったソーランをよく覚えていたものです。・・・6年生の先生方に聞いてみると、5年生から話をもらい、学年で必死になって踊り方の練習に取り組んできたそうです。6年生にとっても、卒業前に田柄小の伝統を守る大切な使命を果たすことができたという満足感が得られたのではないでしょうか。 2月17日の給食フレンチサラダ いちご 牛乳 一口メモ 今日のくだものは、今が旬のいちごです。風邪を予防するビタミンCがたくさん含まれていて、7粒位で1日に必要なビタミンCがとれてしまうほどです。いちごは、栃木県や福岡県、熊本県で多く栽培されています。 日本に伝えられたのは、江戸時代の終わり頃の今から160年ほど前です。その頃は、食用ではなく飾って観賞するものでした。その後、アメリカやイギリスから伝えられたものが食用として品種改良され、今のようないちごになりました。 今日のいちごは、「やよいひめ」というかわいい名前がついた種類のいちごです。 【4年生】ユニバーサルデザイン出前授業
2月16日に、ユニバーサルデザインの出前授業がありました。1・2校時は4年2組、3・4校時は4年1組で行いました。今回は緊急事態宣言中なので、ZOOMを使ってリモートで行いました。
生まれつき目の不自由な原口さんが、講師として様々なお話をしてくださいました。質問コーナーでは、「自宅では夜、電気をつけて生活をするのですか」と質問をした子がいました。多くの子供は「電気代がもったいないから、電気を消したほうがよいのでは」と思っていたようです。 しかし原口さんは、「真っ暗の中で生活をすると、周りの方々が驚きます。だから、夜は電気をつけて生活しているのです。」と教えてくださいました。 また、原口さんは、「初めての場所に行くときなどは、周りの方々に助けてもらうこともあります。」と話されていました。授業を受けた子供たちが、困っている人に自ら声をかけることが少しずつ増えていくようにと願っています。 2月16日(火)クラスごとに踊る順番があり、1曲を3分の1ずつに分けて踊るようです。(これも、体育館で密にならないための工夫でしょうか。)今後は、それぞれのクラスの踊り担当の子達の動画を見ながら、各クラスで練習をしていくことでしょう。 今年度は運動会がなかったので、1年生のダンスを見るのは初めてのことになります。体育館のひな壇に座る6年生に向けて、どんな出し物になるのか楽しみです。踊っていた曲名は、今流行りの曲だと思います。(私には全く分かりませんでした。)ただただ、今の子ども達はリズム感がよく、ダンスがうまいという印象だけ残りました。(追伸・・・嵐の「サクラ咲け」♪でした。) 4年生に、ユニバーサルデザインの出前授業がありました。1,2校時は2組、3,4校時は1組に、それぞれ教室のモニターを使ったオンラインでの出前授業として行われました。今回の出前授業は、練馬区福祉部管理係で推進している事業のようで、区から担当の方が2名来て授業支援をしていただきました。講師は、視覚障害のある原口さんです。原口さんには、大阪からZoomで参加していただき、4年生の子ども達に画面を通じて授業をしてもらいました。本来であれば、体育館に学年が集まって直接お話を聞くところですが、コロナ対応の授業として、オンラインで実施することになったというわけです。 最初に、原口さんの自己紹介がありました。生まれながらにして視覚障害があったものの、みんなと一緒に遊んだり自転車に乗ったりしていたそうです。(5歳で自転車に乗れるようになったと話していました。自転車と一緒に写っている写真を見せてもらいました。)目が見えないことは、とても大きな障害であると我々は考えます。でも、「ちょっとした工夫と周りの人のサポートで、みんなと同じように生活ができる。」と、原口さんは話されていました。 原口さんは、ブラインドサッカーのチームに所属しているそうです。(写真中)周りで見ているガイド役の人(選手に指示を出す)やゴールキーパーは目が見える人達で、目が見えない選手と協力して行うスポーツであるということを教えてもらいました。 4年生は、2学期にユニバーサルデザインについて調べ学習を行ってきました。身近なユニバーサルデザインについて、原口さんの質問にどちらのクラスもよく答えていました。また、ワークシートの絵の中から困っている人を探し、自分だったらどうやって解決するかを考え、発表し合いました。 出前授業を通じて、相手の立場に立って想像してみることの大切さや、話しかけて本人の気持ちを聞くことの大切さを学ぶことができました。そして、「ユニバーサルマナーな心で声をかけよう」と話されていたのが印象的でした。 今週の1年生の図工の学習は、「青空に紙飛行機」です。A4の紙を折って、紙飛行機を作りました。まず初めに、先生に折り方の見本を見せてもらいながら、練習用の1枚を折りました。練習用は、何度もやり直したのか、いろいろな折り目がついた力作ぞろいでした。次は、本番用の紙飛行機作りです。ていねいに角と角を合わせながら、どの子も慎重に折っていきました。(写真下) 今日、子ども達が作っていたのは、「イカ飛行機」です。懐かしいですね・・・何年振りにイカ飛行機に出合ったことか。子どもの頃、よくチラシを折って作ったのがイカ飛行機でした。イカ飛行機は真っすぐに飛ぶ特徴があります。子ども達は、出来上がった飛行機を楽しそうに飛ばしていました。 2月16日の給食さばの甘辛煮 浅漬け 野菜入りかきたま汁 牛乳 一口メモ 今日の魚は「さば」です。お店では、干物や切り身として、一年中見かける魚です。歯がとても小さいことから、「小さい歯(さば)」という名前がつけられました。 さばの脂には、血液をサラサラにして病気を予防する成分がたくさん含まれています。今日は、生姜やねぎをたくさん使って魚の臭みを消し、甘辛のしょう油味でじっくり煮つけています。 魚の横に添えられた浅漬けは、きゃべつや大根、にんじんを甘酸っぱいたれに漬け込んで作りました。野菜のシャキシャキの食感も味わえるようにしています。 荒馬座巡回公演(5,6年生)荒馬座は、日本全国各地に伝わる民族芸能を舞台の上で演じるプロの集団です。今回の公演は「祈りの祭り」というタイトルで、日本列島の北の北海道と、南の沖縄の芸能を中心に、その地に伝わる芸能を見せてくださいました。 「巡回公演」は、児童参加型の公演にするという取り組みで、先週も荒馬座員のみなさんが来てソーラン節の太鼓と踊りの体験をしました。そして公演当日は、各クラスの代表が1名ずつ出て太鼓をたたき、それに合わせて荒馬座のみなさんがソーラン節を踊りました。また、公演中にはアイヌの祈りの所作や沖縄のカチャーシーという踊りも教えていただき、子ども達は参加しながら公演を楽しむことができました。 「南と北では、踊りや歌は全く違うけど、感謝の気持ちを踊りや歌に込めているのは同じだとおっしゃっていたことが、演技を見ていてよく分かりました」「みなさんのいきいきとした姿に元気づけられました」「音が変わるところや変化するところがすごいと思いました。」「剣の舞で剣の音がギンギン鳴っていたのがかっこよかったです」「シーサーが目の前でパクンとかんだのが迫力がありました」などなど、公演後は、さまざまな感想が子ども達から出されました。 コロナ禍で、この1年、荒馬座は今回のような学校公演はほとんどできず、この「祈りの祭り」が関東で上演できたのは田柄小学校だけだったようです。子ども達にとっても、この状況の中で、今回の公演を観て、聞いて、参加できたことは貴重な体験となったことと思います。 2月15日(月) その23学期に入り、クラスごとに練習を積み重ね、合奏が仕上がってきました。今日は、音楽専科の先生がクラスごとの合奏をビデオに収録していました。(写真上)6年生を送る会は、在校生の中でも5年生が最も大切な位置にいます。最高学年を引き継ぐための大切な会になります。今のところ、学年ごとに体育館に行って、6年生に対してお祝いとお礼の気持ちを込めて出し物をすることになっています。5年生の合奏「威風堂々」は、動画に収めて6年生にお祝いの気持ちを伝えていくようにします。 4年1組では、「祭りだいこ」という資料を使い、「伝統と文化の尊重、郷土愛」について考える道徳の授業をしていました。主人公の良子は、父の進めで山車(だし)のおはやしに取り組むものの、思ったよりも難しさを感じます。しかし、練習を見に集まる村の人々や、熱心な指導者の姿から、祭りに対する願いや思いを知り、次第に心が変化していきました。そして祭り当日、楽しそうな人々の顔を見て、自分の郷土のよさを感じるようになりました。伝統を大切にしていく良子の姿から、自分も郷土の伝統を伝えていくことができることに気付かせていくという内容です。 田柄の地域の伝統に、どのようなものがあるでしょうか? 道徳の資料と同じく、夏のお祭り(金魚市と盆踊り)は、田柄ならではの伝統行事です。特に金魚市は、田柄小に着任してから様々な方にその歴史を教えていただきました。昔は、縁起物の金魚を売る夜店が、愛宕神社の周りにたくさん並んだそうです。 そして、田柄の伝統として大切なのは、餅つきです。今年は1月に実施することができませんでしたが、毎年地域の方々が集まり、卒業記念餅つき大会が開かれています。4年生以上の子ども達に、田柄伝統の餅のつき方である「千本突き」を披露していただいています。担任の先生が、昨年の餅つきの写真を子ども達に見せて説明していました。(写真中)きっとこの子ども達の中にも、いつか田柄町会の伝統を引き継ぐ若者が現れ、餅をついたりお祭りで活躍したりしていくことでしょう。 文化庁の巡回公演として、荒馬座の皆さんに来ていただきました。先週の火曜日に、ソーラン節の踊り方と太鼓のたたき方のワークショップがありました。今回は、本公演を子ども達の前で行っていただきました。午前の部は5年生に、そして午後の部は6年生対象の公演でした。 本来であれば、全校児童対象に鑑賞教室として行う取り組みです。一学年ずつ体育館に広がって鑑賞するというのは、滅多にできません。コロナ禍ということで、感染症対策を行ったうえで開催できる学校を探しているという情報を得て、田柄小で上演していただく運びとなりました。しかも、無料での鑑賞です。 3人の代表児童と学年の先生1名が太鼓をたたき、ソーラン節で開幕しました。自分も昔は、この「ソーラン節」を運動会の表現として指導していた時代がありました。懐かしさがこみ上げてきました。 そして、前半は北海道のアイヌの踊り、後半は沖縄のエイサーを中心とした踊りが上演されました。(写真下)アイヌの踊りは、学芸会で取り入れて指導したことがあります。また、エイサーは、まだ全国的に流行る前に、運動会で指導したことがあります。洗剤の箱を用意させ、一人ずつ手作りの太鼓を作って練習をしました。また、紫色の布を用意して、頭に巻いて子ども達と踊りました。 最後のぶち合わせ太鼓では、荒馬座の皆さんの力強い太鼓の音が体育館の外まで響き渡りました。コロナ禍で、この一年間は厳しい状況下での公演が続いていると思われます。子ども達に、日本の伝統文化のすばらしさとともに、コロナ禍に負けない熱意を伝えていただけた気がします。 2月15日(月) その1・・・『練馬区の全ての小中学校に、一人一台ずつのタブレットパソコンが配布されることになりました。田柄小にも、全校児童分の500台のタブレットパソコンが2週間前に届きました。先生方で一台ずつ番号シールを貼ったり、今後の使い方について話し合いをしたりするなど、準備を進めているところです。 今後みなさんに配布するタブレットパソコンは、練馬区から貸し出しされたものです。来年度に入り、4月に学年が上がっても、卒業するまでは同じものをずっと使っていきます。6年生になって卒業する時に、全て元の状態に戻して学校に返します。6年生が使っていたものは、次に入学してくる1年生に引き継がれていきます。 ではここで、みなさんに貸し出すタブレットパソコンと同じものを見せながら説明しましょう。(実物を見せながら)まず、クロームブックと呼ばれるタブレットパソコンです。キーボードがついているので、開いてノートパソコンのようにして使うことができます。また、形を変えてタブレットとして利用することもできます。写真を撮ったり、動画を撮ったり、入っているアプリを使ってドリル学習をしたりと、様々な利用が可能です。 その他に、一緒に貸し出すものがあります。LTEドングルは、タブレットパソコンの横に差し込んで使います。これを差し込むことで、LTE回線を使ったインターネットに接続することができます。他には、タブレットとして使う時のタッチペンや保護カバー、充電用ケーブルがあります。充電は、自分の家に持ち帰った時に行うようにします。基本、学校では充電をしません。ですから、この充電ケーブルは、持ち帰ったらずっと家に置いたままになります。 タブレットパソコンは、原則として毎日家に持ち帰り、また学校に持ってきて使うようにします。ランドセルに入れて持ち帰ることになりますが、雨にぬれたりすると壊れてしまうので、A4版のビニールケースを用意してもらい、それに入れて持ち帰るようにします。 さて、そもそも全員に一台ずつタブレットパソコンを配布したのは、どういう理由からか分かりますか? 一番大切なのは、「このタブレットパソコンは、自分の学習のために使う」ということです。学校では、今まで3年生以上の学年が、パソコン室に行ってインターネットを使った調べ学習をしていました。これからは、教室にいたまま自分のタブレットパソコンで調べ学習をすることができます。また、写真や動画を撮ることができるので、生き物や花の写真を撮って学習に役立てたり、跳び箱やマット運動の動画を撮って技の確認をしたりすることができます。家庭では、ミライシードというアプリを使って、漢字や計算のドリル学習をすることができます。また、先生から送られてきたプリントに解答し、先生に送り返すといった使い方をするようになるかもしれません。学習のために使うという目的においては、その利用の仕方は無限大にありそうです。 しかし一方で、気をつけなければならないことや、守らなければならないこともあります。まず、インターネットは、何でも自由に使ってはいけないということです。インターネットが利用できるのは、朝6時から夜10時までと決まっています。また、学習に適さないサイトや動画を見ることはできません。一人一人の利用の仕方については、全て練馬区で記録が残ることになっています。さらに、1か月の通信容量が決まっているので、家庭で余計にインターネットを使うと、学校で使う時に利用できなくなる場合があります。 タブレットパソコンを配布する時には、一人一人にID番号と初期パスワードを伝えます。利用する時は、必ず自分のIDとパスワードを使わなければなりません。他人のIDやパスワードを勝手に使ってはいけないことになっています。他にも、学校の行き帰りでタブレットパソコンを使わないこと、無くしたりこわしたりしないように大切にあつかうことなど、きまりをしっかり守って利用するようにしましょう。 予定では、来週の木曜日に一度持ち帰り、充電をしてきます。そして、来週の金曜日に学校でタブレットパソコンの立ち上げ方を指導し、家庭に持ち帰って自分でできるように練習してきます。そして3月からは、学校と家庭とで、少しずついろいろな使い方を試していく予定です。 タブレットパソコンを正しく上手に利用して、学習の成果を高めていけるようにしていきたいですね。』・・・ ※保護者の皆様にも、明日の学校説明会(オンラインで実施)の際に紹介します。 2月15日の給食千草焼き さつま汁 牛乳 一口メモ 「千草焼き」は、和食料理の中で、細かく刻んだいろいろな食材を卵に混ぜて焼いた料理のことを言います。今日は、ひき肉やにんじん、ひじき、たけのこが入っています。 卵は「完全食品」とも言われるように、丈夫な体をつくる基になる栄養を始め、体の調子を整える栄養素のビタミンも多く含まれています。ゆでる、炒める、焼くなど、小学生でも簡単に調理して食べることができる卵ですが、世界と比較してみると、一番卵を食べている国は日本のようです。1年間に、一人当たり約330個食べていることになり、2位のアメリカの約255個に比べると、平均して85個も多く食べていることになります。 今日は、ひき肉や野菜の旨味が合わさった卵焼きになっています。 2月13日(土)3学期は、いよいよその学習のまとめとして、「米米プロジェクト発表会」を行います。今年度は残念ながら、実際に埼玉県川島町の田んぼに行って田植え体験や稲刈り体験を行うことができませんでした。しかし、来週の金曜日には、川島町から島村農園の二松さんをお迎えして、5年生の発表を聞いていただく予定です。 3組では、パソコン室に何度か通いながら、発表資料や原稿作りに取り組んできました。パワーポイントを使って、みんなの前で発表する子ども達がたくさんいます。今日は、中間発表として、グループ内でお互いの発表内容を聞き合う活動を行いました。(写真上) インターネットや書籍を使って調べると、米作りで調べたい自分のテーマにかかわる情報は、山ほど出てきます。しかし肝心なのは、それらをどう取り入れてまとめ、分かりやすく人に伝えていくか(発表するか)です。まさに、総合的な学習の時間にめざすべき、「自ら課題を見付け、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、よりよく問題を解決する資質や能力を育てる」という取り組みと言えます。 インターネットで調べたり、パワーポイントを使ってまとめたりという活動は、パソコン室にある20台の機器を使って行っています。もうすぐ田柄小も、一人一台ずつタブレットPCを配布します。そうなれば、パソコン室にわざわざ行ったり、順番を待ってパソコンを使うといった不便さは解消します。タブレットPCについての情報は、来週火曜日の「学校説明会」にて詳しくお伝えする予定です。 6年生の保健の学習では、「病気の予防」について学んできました。喫煙の害や飲酒の害、薬物乱用の害と、人の体に悪い影響を与える物質についての学習をしてきました。保健の授業の最後にあるのが、「地域のさまざまな保健活動」についての学習です。(写真中) 子ども達は、地域で保健や健康に関する様々な活動が行われていることをあまり知りません。それは、自分自身が健康であり、区や地域で行っている保健活動に出合う機会が少ないからです。子ども達は、生まれる前(お母さんのお腹の中にいた時)から出生後しばらくの期間、保健所や保健センターで健診や予防接種でお世話になっていたはずです。そして、今まさにコロナ禍により、今後のワクチン接種でお世話になろうとしています。 この学習は、新学習指導要領になって新しく加わった内容です。保健所や保健センターでは、新生児の健康だけでなく、成人の健康診断も担っています。今後は、がんに関する教育も小中学生に広げていく傾向にあり、その取り組みに向けた改定ではないかと思われます。 3年生は、総合の学習の時間や社会科の学習として、昔の道具について調べてきました。先日は、七輪を使って火をおこす体験を行いました。今日は、3組が家庭科室で、洗濯板を使った体験活動を行っていました。(写真下) 昨日使っていたハンカチを用意して、一人ずつ洗濯板を使って手洗いをしてみました。固形石鹸を使い、ごしごしと板の刻みを使って洗いました。 この洗濯板のギザギザは、緩やかなカーブを描くように作られています。これにはとても大切な理由があります。まず、石鹸をつけて洗う時には、洗濯板のギザギザがUの字になる向きで使います。石鹸水が溝にたまりやすいからです。次に、水ですすぐ際には板を反対向きにして使い、泡がたらいに流れていきやすいようにします。 30年前、私が教員として最初に赴任した下田学園(練馬区の健康学園)では、子ども達が洗濯板を使っていました。親元を離れて生活する全寮制の学校でした。学校の時間が終わり寮に戻ると、子ども達は自分のことは自分で行っていました。その一つに、靴下を洗濯する時間があり、洗濯板を使って洗っていました。最近は、旅行者用に小さな洗濯板が売れているとか…。ホームセンターや百円均一の店で売られているようです。ハンカチや靴下を自分で洗濯させてみてはいかがでしょうか。 洗濯板を使おう(3年生)事前に洗濯板の使い方を学習している中で、「洗濯板の板目で洗濯物を洗って良いの?」という疑問が生まれました。子どもたちが調べていく中で、「洗濯板の板目は石けん水を洗い落とさないようにするためにある(洗うときには板目がニコニコマークになるようにする必要がある)ことを学習しました。また、洗濯物を洗う際には、板目で擦るのではなく、もみ洗いをすることが大事であるということに気づいたようです。 実際に洗うときには、昔ながらに少ない冷水で洗濯を行いました。子どもたちのふり返りからは、「水が冷たくて、手が痛くなりました。昔の人はすごいなと考えました。」「昔の人に、今はこんな便利な洗濯機が出たよ!と伝えてあげたいです。」など、昔の人の気持ちや想いを考えながら洗濯板を使用することができました。 2月12日(金)この単元では、まず今までの成長を振り返り、自分が大きくなったことや自分でできるようになったこと、役割が増えたことなどを見つめ直します。そして、これまでの自分の成長を支えてくれた人々への感謝の気持ちをもつことができるようにしていき、3年生の進級を期待する希望へとつなげていくことをねらいとします。 2年生の各クラスでは、まずこの一年間でできるようになったことや、得意になったことについて考えさせました。子ども達が書いたまとめを見ると、「九九が言えるようになった」、「足がはやくなった」、「すききらいがなくなった」、「二重とびができるようになった」など、学校での学習の成果を挙げている子が多く見られました。また、「町の人に話をすることができるようになった」とか、「友だちがたくさんできるようになった」といった、心の成長について気がついた子もいました。 しかし、なかなか自分自身では気がつかない成長もあるものです。そこで、今日は2年1組の子ども達が、友達のすてきを探して伝え合う学習を行っていました。友達のよいところや成長したところをカードに書いて交換し合うという活動です。(写真上) 最初は、書く相手をぼんやりと見つめながら考えていたようでしたが、友達のよいところ、すばらしいところ、得意なところはいろいろと見つかるものです。友達が書いてくれたカードが自分のところに届き、いろいろな「すてき」が書かれていたことに、どの子も喜んでいました。友達の良さを改めて知るとともに、自己有用感も高まる学習場面でした。今後は、そんな成長を支えてくれた人たちに向けて、ありがとうを伝える学習に発展させていきます。 火曜日のホームページで、4年生の理科「もののあたたまり方」から「空気の温まり方の実験」についてお伝えしました。密閉したビーカーの中に線香の煙を入れ、インスタントカイロでビーカーの底を温め、対流が起こる様子を調べるという実験でした。線香の煙の量を調節する必要があり、なかなか対流の様子が分かりづらいことから、翌日練馬区の理科部の先生方に他の方法を聞いてみました。経験豊富な理科部の部員は、いろいろな実験方法を知っているものです。水曜日に区内の学校に出張に行った際、示温シートを使って実験すると良いということを教えてもらいました。さらに親切なことに、示温シートを2枚いただくことができました。 今日、4年1組が理科室でその実験を行ってみました。示温シートをビーカーの大きさに切って中に入れます。アルミホイルで蓋をして、線香の煙を入れます。カセットコンロの弱火でビーカーの角を温めていきます。・・・示温シートは、濃い紫色をしていますが、温度が高くなるとピンク色に、さらに高い温度になると白く変色していきます。コンロに火をつけてからしばらくすると、ビーカーの中に煙の対流が起こると同時に、示温シートの色が変化してきました。火が当たっている左隅の方(写真中の青い矢印)から色が変わってきました。さらに時間が経つと、示温シートの上の方(写真中の赤い矢印・・・写真では分かりにくいですが)がピンク色に変わってきました。つまり、ビーカーの底の方で温められた空気が上の方に行き、ビーカー上部の空気が温まることが分かりました。 水の温まり方と空気の温まり方は、共通点があります。温まった水や空気は上の方に行き、対流によって全体が徐々に温まっていくという点です。4年生は、2学期に「ものの温度と体積」の学習をしています。そこでは、「空気も水も、温度が上がると体積が増える」ということを実験を通して学びました。そこから関連付けて考えると、「温まった空気(あるいは水)は、体積が増えるから軽くなり、上の方に行く」という論理に至ります。(小学生では、そこまで考える子はいないでしょうか…) 3年生は、理科の時間に「ものの重さ」の学習をしています。物の形や体積に着目して、重さを比較しながら物の性質を調べる学習です。物は体積が同じでも重さは違うことがあることや、物は形が変わっても重さは変わらないことについて実験を通して確かめる単元です。 1組で今日実験していたのは、「粘土やアルミホイルをいろいろな形に変えると、重さはどうなるか」という実験でした。実験前の子ども達に聞いてみると、「変わらない」という子が多かったのですが、中には、「細長くした方が重くなる」と考えた子もいました。実験では、電子はかりを使いました。結果は、粘土を丸くしても平らにしても、細長くしても、細かくちぎっても、全て同じ重さでした。(写真下) では、体重計に乗る時に、両足で立つ場合と片足で立つ場合、しゃがんだ場合とでは、それぞれ体重はどう変わるでしょうか? 今回の3年生の理科の実験と同様に、どれも同じ体重で変わりません。 2月12日の給食たれかつ ごまみそ汁 牛乳 一口メモ 今日は、豚カツに甘辛いたれをかけた「たれかつ」の献立です。豚カツと言えば、ソースをかけて食べることが多いかもしれません。 この甘辛いしょう油だれのソースをかけるのは、新潟県が発祥の料理です。昭和の初め、パン粉をまぶした薄切りの豚肉を、少し多めの油で焼く「カツレツ」が洋食屋さんで食べられるようになりました。新潟県のある洋食屋さんが、このカツレツを砂糖やしょう油で作ったたれにくぐらせて出したのが始まりだそうです。 いつもと違うたれの味で、おいしいたれかつになっています。 2月10日(水)毎年交流会では、1年生がドラえもんペンダントを年長さんにプレゼントするようにしています。今年の1年生も、クラスごとに心をこめてペンダントを作っています。水色の折り紙と丸いシールを使ってドラえもんの顔を作り、裏には一人ずつ手書きのメッセージが貼ってあります。「がっこうは たのしいところだよ」、「いっしょに あそぼうね」、「きゅうしょくは おいしいよ」など、短い言葉でも、入学してくる子ども達を楽しみにしている様子が伝わるペンダントが出来上がりました。(写真上) 交流会は、来週水曜日にエンゼル保育園、さらに次の水曜日に田柄幼稚園と行う予定です。毎年、1年生の子ども達が、ちょっとお兄さん・お姉さん気分になれる交流会です。今年は、感染症対応で縮小した取り組みではありますが、幼保小の連携とともに、お互いの成長と希望を確かめ合える機会にしたいと思います。 6年生は、家庭科の時間に雑巾作りをしています。(写真中)各家庭から古いタオルを持ち寄り、学年全員で一人2枚ずつ雑巾を作ることになっています。これは、6年生が卒業前に在校生に贈るための雑巾です。26日(金)に「6年生を送る会」があります。毎年会の中で、6年生が心を込めて作った雑巾を各学年の代表の子に渡すプログラムがあります。今年は感染症対策のために、全校児童が一堂に会さない方法で計画をしています。雑巾を贈るセレモニーが当日できなかったとしても、何らかの形で在校生に伝わるようにしたいと思います。 6年生が卒業前に学校に残していくものとして、以前から「卒業制作」がありました。どこの学校にも、木彫りの校歌やトーテンポールなど、「昭和○○年 卒業生一同」と書かれた卒業制作が残っているものです。最近(10〜15年くらい前から)は、どこの学校でも大規模な卒業制作は実施しないようになってきています。 理由はたくさんあります。制作のための指導時数が確保できないことや、予算が取れないということが大きな理由です。また、どこの学校も、昔の卒業制作で学校中がいっぱいになっています。これ以上置き場所がないというのも理由の一つです。 そこで考えられたのが、心に残る消耗品を在校生に渡すという取り組みです。雑巾の製作は、家庭科の学習にもなるので、卒業記念品として学校に残していくのにはぴったりです。 3年生の道徳の教科書に、「漢字に思いをこめて」という資料があります。家族愛や家庭生活の充実をねらいとした内容です。それまでの様々なお話を読み取りながら進めていく道徳の資料とは、ちょっと趣向の違う内容になっています。今日は、1組でこの資料を使った授業が行われていました。(写真下) 道徳の教科書には、「家族への思いを漢字一字にこめるとしたら、あなたは、どの漢字に、どんな気持ちをこめてつたえたいと思いますか。」と書いてあり、作品がいくつか載っています。「おじいちゃんに『待』という漢字・・・入院しいるおじいちゃんに早く帰ってきてもらいたい。弟に『遊』という漢字・・・弟といつまでも仲よく遊びたい。」など、漢字一字の意味を考えた家族へのメッセージを考えさせる授業でした。 授業を全て見ることができなかったので、夕方出張から戻ってきて、担任の先生からクラスの何人かの作品を見せてもらいました。 お父さんとお母さんに、「温」の字を伝えたいと書いた子がいました。いつも寝る前にハグをしてくれるそうです。「気持ちがとても温かくなるので、次は自分がお父さんとお母さんの気持ちを温かくしたい。…」と書いてありました。また、お母さんとおばあちゃんに、「食」の字を伝えたいと書いた子がいました。「ぼくは、すごくおいしいご飯を食べられて幸せです。…いつかおいしいご飯を作って食べさせてあげたいです。」授業公開でこういう発表を聞いたら、保護者の方々は泣いてしまいますね。 さらに、自分の名前から一字を挙げた子が何人かいました。「文」、「希」、「夢」など、「すてきな名前をつけてくれてありがとう。」「名前の由来の通りにがんばります。」…親として、こんなにうれしいことはないでしょう。素直に成長している子ども達ですね。うらやましくなりました。 |
|