6月3日(木) その2「ぞうさんのおはな」は、子ども達に馴染みのある動物たちのやり取りを描いた資料です。・・・ある日、子どものぞうは、仲良しのワニやかばが大きくてかっこいい口を持っていることをうらやましく思います。そして、自分の特徴の一つである鼻も、長くてかっこわるいものだと感じてしまいました。その姿を見て母親のぞうが、子どものぞうの鼻は母親である自分と同じもので、高いところの木の実を取ったり、シャワーで水をふきあげたりすることができるとてもいいものであるということを伝えます。それを聞いたぞうは、自分の鼻について改めて考え、あまりいいものでないと思っていた鼻が、特別で自慢できる鼻にかわり、自分の鼻を誇らしく思うようになるのでした。・・・ そういえば、童謡「ぞうさん」の作詞は、本校の校歌を作った まど みちお さんです。シンプルな歌詞の中にも、「自分に自信をもて!」という応援の意味を込めた歌になっています。2年生の子ども達は、このお話を通じて、どんな自分の良さを発見できたでしょうか。(写真上) 6年生は、国語の時間に「たのしみは」という言葉を選んで短歌を作る学習をしています。今日は1組で、自分の作った短歌から秀作を選び、画用紙の短冊に筆で清書して仕上げていました。(写真下) 江戸時代の歌人であった橘 曙覧(たちばな あけみ)は、日常の暮らしの中に楽しみや喜びを見いだして、「たのしみは」で始まり、「時」で結ぶ短歌を書き著しました。その形を真似て自分で短歌を詠む学習です。五・七・五・七・七の31音で作ります。 子ども達の作品に、次のような短歌がありました。「たのしみは じゅく休みの日 校庭で 友達集め サッカーする時」…6年生にもなると、自分の時間が貴重なものになってきます。元気よく遊んでいる姿が浮かんできます。「たのしみは 家に帰りて テレビつけ クーラーつけて ゲームする時」…子どもならではの贅沢な時間の過ごし方ですね。さらに、ジュースとお菓子も身近にありそうです。「たのしみは 家に帰ると ネコがきて 背中に乗ったり ゴロゴロする時」…飼い猫がいるのですね。きっと猫自身も「たのしみは…」と思っていることでしょう。 さて、黒板には、担任の先生の作品が貼ってありました。「たのしみは 駅で見つけた お土産を 家族想って 選ぶその時」…改札を出てすぐに、甘い香りに引き付けられます。家族のためと言いながらも、自分へのご褒美スイーツかもしれません。もう一句、「たのしみは 未来見つめる 二十四の 若者たちと 過ごすこの時」…学級の児童数は24名です。現代版「二十四の瞳」のようですね。(12人の生徒と女教師の物語でしたが…)きっと、「たのしみは」が「くるしみは」の時もあるはずです。しかし、いつも子ども達に笑顔でいるのが我々の務めです。子ども達のお手本の句、そして教師のお手本の一句となりました。 6月3日(木) その1子ども達は、最初に「何を作ろうかな?」と考えながら、大きな粘土のかたまりを一生懸命にこね始めていました。次第に動物や家、乗り物と、作り出すものが子ども自身の中ではっきりとしてきます。一人一人に、粘土で表現したものについて話を聞いてみると、得意になって次々と説明をしてくれます。また、友達の作品からイメージをふくらませたり、お互いの作品をもとに会話がはずんだりと、子ども同士のコミュニケーションが生まれる良さもあります。 今日から、全学年が新体力テストを行っています。昨年は実施しませんでしたが、2年振りに行うことになりました。(ただし、シャトルランと上体起こしは感染症対応で実施しないことにしています。)体育館では反復横跳びと立ち幅跳び、そして校庭ではソフトボール投げの測定を行いました。新体力テストは、この他にも様々な種目があります。長座体前屈や握力、50m走は、各クラスや学年の体育の時間にすでに実施済みです。 今日一日を通して、いろいろな学年の新体力テストの様子を見ました。ソフトボール投げは、瞬発力や運動のタイミングをとる調整能力を調べる目的のテストです。(写真下)測定には、ソフトボール(1号)を直径2mの円内で投げた距離を記録します。全国の小学生男子児童のソフトボール投げ能力は、1年生で平均8.86mで、6年生では平均26.64mとなっています。(女子は、1年生で5.86m、6年生で16.64mです。) 練馬区では、結果を集計して全国平均と比較してみると、毎回多くの学校でソフトボール投げの記録が低くなりがちです。また、全国的にも他の運動能力に比べてソフトボール投げの能力低下が著しいと言われています。やはり、「投げる」という運動機会が減っていることが第一の要因でしょうか。どこの公園でも硬いボールのキャッチボールは禁止され、草野球をする子が少なくなりました。また、川遊びに行っても、石を投げて水切りを楽しむことさえ危ないからと禁止されているのではないでしょうか。 子ども達の投げるフォームを見ただけで、経験のある・なしがはっきりと表れてくるものです。先週から体育の時間を使い、投げる運動を重点的に指導していたクラスがいくつかありました。しかし、体育の時間のほんの数時間で身につくものではなく、普段から投げる運動に親しんでいなければ獲得できない運動能力です。 6月3日の給食野菜のうま煮 なめこ汁 あじさいゼリー 牛乳 一口メモ 新ごぼうは、春から初夏にかけてとれるごぼうのことを言います。やわらかく、香りが良いのが特徴です。 ごぼうを野菜として食べているのは、日本や韓国などのごく一部の国だけです。中国やヨーロッパでは、野菜としてよりも薬として用いられていることが多いです。 6月2日(水)下水道の仕組みについては、大人でも知らないことが多いものです。昔は川や海に直接下水が流されていました。環境問題への関心が高まり、現在では集めた下水をきれいな水に再生してから流す仕組みになっています。 授業では、まず「沈殿実験」を行いました。ビーカー内で泥水を作り、しばらく置いておくと下に泥が沈殿します。そっと上澄み液だけ別のビーカーに取り分けます。全くきれいになったわけではありませんが、多くの泥を取り除くことができました。水再生センターでは、最初に集まってきた汚水から、まずは沈殿物を取り除いています。 次に、微生物の働きで水を浄化していることを教えてもらいました。目に見えないたくさんの微生物が水中の汚れを分解し、きれいになった水を川や海に戻しています。薬品を混ぜて水をきれいにしていると考えがちですが、下水処理の場合はほとんどが微生物を利用しています。 また、ティッシュペーパーとトイレットペーパーの水の中での変化についても実験で確かめました。トイレットペーパーを水に入れてかき混ぜると、バラバラに分解することが分かりました。ティッシュペーパーを流してはいけないと分かりました。(写真上) 授業の後半では、下水道が町を水害から守っているということを学びました。道路のあちこちに、「雨水(うすい)ます」が設置されていて、雨水を集める仕組みになっています。都内のあちこちに巨大な下水管があり、降り続いた雨をしばらくためておき、水害から町を守っています。 お台場に、虹の下水道館という施設があります。子ども達が楽しく下水道の仕組みを学ぶことができる体験型の施設です。8月の下旬、夏休みの自由研究に困った時に頼りになる場所です。 2年生は、算数の時間に「長さのたんい」の学習をしています。長さを表す単位として、cmやmmがあることを知り、ものさしを使っていろいろなものの長さを測ったりしました。さらに、1cm=10mmであることから、単位の変換についての学習もしました。 2年生では、毎年30cmものさしを全員が用意し、算数の学習で使っています。なぜ、定規ではなく「ものさし」を使うのでしょうか? 定規は線を引くためのもので、0の目盛りの少し前に余白があります。一方のものさしは、物の長さを測るための道具です。余白はなく、端からすぐに目盛りがふられています。測りたいものにぴったりくっつけて長さを調べます。 定規との違いは、目盛りのつけ方にもあります。ものさしには赤や黒の点や線で目盛りがついていて、定規のように数字が書かれていません。数字がないので、自分で数えて目盛りを読む・・・そうすることで、目盛りの読み方を身につけさせていきます。不便に思うかもしれませんが、子どもの思考を高めるために大切な「ものさし」であると言えます。 2組の教室で、ものさしを使って決められた長さの直線を引く学習をしていました。ある点から10cmの直線を引く場合、ものさしを当てて10cm離れたところにもう一つ点を打ちます。そして、2点を結ぶ直線を引く時は・・・ものさしの反対側(目盛りがついていない方)を使って線を書きます。(写真中) 「そんなの初耳!」という方が多いのではないでしょうか。知っていた方は、ご自身の2年生の時の学習をきちんと覚えていらしたのですね。(昔からこのように指導していたはずです。)ものさしは長さを測る道具であり、目盛り側を傷つけたり汚したりしないという理由のようです。 6年生は、算数の時間に「分数のわり算」の学習をしています。(写真下)分数のたし算、ひき算、かけ算、わり算の中で、最後に学習するのが「分数÷分数」の計算です。1年生の整数のたし算から始まり、分数や小数の計算を様々な学年で学習してきた6年生にとって、最後の四則計算です。 「分数÷分数」は、割る方の分数の逆数をかければよい…と教えてしまえば計算練習で終わりです。しかし、小学校ではそうしません。「分数÷整数」は既習事項なので、なんとかそうなるように式を変えられないかを考えさせたり、図を使って考えさせたりします。「割る数の逆数をかける」ということを苦労して導き出させなければ、理解が深まりません。 教科書には、「3/4dlのペンキで板を2/5平方メートル塗ることができました。このペンキ1dlでは、何平方メートル塗れますか。」という問題が書かれています。小学校の算数では、あくまでも文章題で提示するようにしていますが、ここまでくると無理があるなと思います。日常生活で「分数÷分数」の場面はあまり考えられないものです。 みんなの下水道 出前授業(4年生)6月2日(水)は、東京都下水道局の方に来ていただき、「みんなの下水道」出前授業を実施しました。実験をしたり、お話を聞いたりしながら、下水道にはわたしたちの町を清潔に保つ役割があることや、町から雨水を排出し町の安全を守る役割があることを学びました。 お料理であまった油の正しい処理についても学びました。ぜひ、おうちの人にも学んだことを伝えて欲しいです。 6月2日の給食もやしの中華スープ 牛乳 一口メモ もやしは、大豆や緑豆などの豆が発芽したものです。 芽を出すことで、種の時にはもっていなかった栄養素が作られます。中でも、風邪を予防するビタミンCや、疲れをとる働きがあるアスパラギン酸という栄養素がたくさん作られます。 6月1日(火) その2分度器は、使い慣れるまでに時間がかかる道具です。そして、大人は理解していても、子どもの発達段階を十分に理解して指導することが重要になります。それは、まず「角度」というものの見方から始まります。1本の直線の端から出たもう1本の直線との間を「角」といい、その大きさを「角度」としています。しかし子どもは、三角定規のとがったところを触って角があることは理解できますが、2本の直線が交わった図を見て角度があるとは、最初はなかなか受け取れないものです。(そこで、この単元の最初に、2つの円に切り込みを入れて組み合わせ、回転させることでいろいろな大きさの角度ができることを学習しています。) さて、分度器の難しさは、その目盛りの合わせ方と読み方にあります。角の頂点を分度器の中心に合わせるとともに、角度の一方の直線を0度に重なるように合わせる必要があります。それがいつも同じ向きに角度があるわけではなく、様々な方向に分度器を動かして使えるようにしなければなりません。(写真上) 次に、目盛りの読み方です。90度よりも小さい方の目盛りを読むのか、大きい方の目盛りを読むのかは、角を見て直角よりも大きいか小さいかが分かっていないと混乱します。ということで、最初のうちは先生が一人一人をしっかり見て回る必要があります。他にも、子ども達の分度器が一人ずつ大きさや目盛りの付き方に違いがあることから、子どものつまずきが様々に生じます。 6年生は、社会科の時間にいよいよ歴史の学習が始まりました。6年生にもなると、「歴史を勉強するのが楽しみ」という子が多いのではないでしょうか。縄文時代や弥生時代の想像図や、遺跡から出土した道具の写真を見ながら学習がスタートしました。(写真中) 社会科の学習は、様々な資料を基に授業を行う場面がたくさんあります。教科書だけでなく、資料集を使って学習を進めていきます。多くの情報を読み込んだり、整理したりする力が必要になってきます。きっと今後は、各自のタブレットPCの活用も有効な手立てになるはずです。 3年生は、理科の時間に「こん虫を育てよう」という学習をしています。学校の畑に植えられているキャベツの葉から青虫を見つけ、飼育しながら観察を続けています。今日観察していたモンシロチョウの幼虫は、すでに2センチほどの大きさに成長していました。フンの大きさも以前より大きくなっていたようです。昨日お伝えしたように、3年生は総合の学習でカイコの飼育もしていきます。どちらも、幼虫からさなぎ、成虫への過程を楽しみに観察が続いていきます。(写真下) 6月1日(火) その1・・・『今日から6月になりました。もうすぐ関東地方も蒸し暑い梅雨の時期に入ります。旭町小では、外遊びがとても盛んに行われています。中休みも昼休みも、進んで外に出て遊んでいる子がたくさん見られます。旭町小は、校庭が広いことに加えて、ブランコやジャングルジム、三角すべり台、うんていなど、様々な遊具で遊ぶことができるので、とても恵まれています。 子どものうちに外遊びが大切であると言われるのには、いくつかの理由があります。まず、何よりも健康な体をつくるためです。今、健康であるから良いというのではなく、将来大人になっても健康な暮らしが続けられるようにするために、子どもの頃の外遊びが大切です。そして、丈夫な体の骨や筋肉を身につけるだけでなく、大けがをしないように身をかわしたり、手をついたりという素早い動きを外遊びの経験から獲得することができるのです。 もう一つ外遊びが大切な理由として、学習に集中して取り組むことができるということがあります。一週間の生活の中で、土曜・日曜の休みの日があるように、勉強の合間に休み時間があって、気持ちを切り替えることが必要です。授業中は、45分間席に座っていたり、同じ教室の中で過ごしたりすることがほとんどです。そこで、休み時間に教室から出て外の空気や景色に触れるとともに、体を動かし血液の流れを盛んにすることで頭がすっきりとすることにつながります。ですから、勉強ができる子は、外遊びも上手にできる子なのですね。 さて、今日もう一つ伝えたい話は、「ふれあい月間」についてです。練馬区では、6月を「ふれあい月間」と位置づけ、いじめを絶対に許さないという姿勢で、小中学校全校で取り組むことになっています。いじめは、どこの学校でもどこのクラスでも起こりうることです。人をからかったり、仲間外れにしたり、悪口を言ったりということから大きないじめに発展します。いつも相手の立場にたって、相手の気持ちを考えて行動できる人は、いじめを絶対にしないはずです。「人に言われて嫌なことは言わないこと」「人にされて嫌なことはしないこと」旭町小学校の全員が、この場でしっかり約束をしてください。そして、いじめのない学校にしていきましょう。心配なことや困っていることがあったら、必ず学校の先生や相談室の先生、あるいは家の人に話をするようにしてください。 学校での大切な勉強として、国語や算数といった各教科の学習があります。しかし、学校ではそれ以外にも大事なことを学んでいます。それは、いろいろな友達と仲良くするということです。大人の社会は、人と人とのつながりで成り立っています。ですから、子どものうちに様々な人と接することができる力をつけておくことも大切な勉強なのです。旭町小学校では、クラスの仲間とだけでなく、学年全体で取り組む学習がたくさんあります。また、登校班では近所の仲間と、そしてたてわり班では違う学年の子と一緒に活動していきます。一人一人の顔や体の大きさが違うように、考え方や性格が全て違います。いろいろな人のことを受け止め、理解し、一人でも多くの仲間と楽しく生活する力をつけていくことはとても大切なことです。 旭町小では、ふれあい月間の取り組みとして、来週月曜日からの3日間、あいさつ運動を行います。みんなで明るいあいさつを交わしていけるようにしましょう。』・・・ 続いて、代表委員会からあいさつ運動についての話がありました。(写真上)中休みにも代表委員が集まって来週のあいさつ運動に向けた話し合いをしていたようです。 各階の掲示板に、ふれあい月間の表示を貼りました。あるテレビ局のお天気マスコット(ねこ団長)を入れて作ったのですが…知っている子は少なかったようです。(写真下) 6月1日の給食豚肉の一味焼き 磯和え キャベツの味噌汁 牛乳 一口メモ 6月になりました。もうすぐ梅雨がやってきます。梅雨の時期には、気温や湿度が高くなり、食中毒が起こりやすくなります。 手洗いの仕方を徹底し、しっかりすみずみまで洗うように指導していきます。また、給食当番は白衣と帽子をきちんと身につけ、髪の毛などが給食に入らないように注意させています。そして、給食を受け取る子ども達も、衛生面に気をつけて待つように指導しています。 今日の「豚肉の一味焼き」は、ピリ辛の味付けで豚肉を焼きました。ご飯が進む一品になりました。 |
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