6月10日 その1・・・先週一週間は、代表委員会のみなさんが中心になり、あいさつ運動が行われました。あいさつ運動のための横断幕やプラカードを用意して、やる気満々で毎朝がんばっていました。また、お昼の放送であいさつをがんばっている人たちの紹介もありました。それらの取り組みが全校に伝わり、日に日に旭町小のあいさつが目に見えてよくなりました。きちんと相手を見てあいさつをする子が増えてきました。 今月は、5年生が6日間にわたってあいさつ運動をすることになっています。気持ちのよいあいさつがこれからも続くように、さらにがんばっていきましょう。 ところで、先週から読書旬間が始まっています。先週、図書委員会の子ども達が、低学年の教室で大型絵本を使って読み聞かせをしていました。また、光が丘図書館の方々に来ていただき、おはなし会やブックトークが各クラスで行われています。 読書をすることの良さは、「本からいろいろな言葉や知識を得ることができること」、そして「本の中の世界に入り込み、登場人物と一緒にワクワクドキドキする体験が味わえること」など、いろいろあります。このような読書の楽しさは、「この本を読んで良かった」という思いをした人にしか味わえないものがあります。 校長先生が、小学校の高学年の時に夢中になって読んだ本があります。その本のことは、今でもはっきりと覚えています。江戸川乱歩という人が書いた、「少年探偵団シリーズ」です。怪人二十面相と対決する明智小五郎や、少年探偵団が活躍する推理小説です。一冊読んだのがきっかけで、次から次へと「少年探偵団シリーズ」を借りて読みました。ハラハラドキドキしながらページをめくり、ついつい夜遅くまで夢中になってしまったこともありました。みなさんも、読書旬間を通じて「この本に出合って良かった」という体験ができるとよいですね。 今日は、読書旬間に合わせて、絵本の読み聞かせをします。「ともだちやもんな、ぼくら」という絵本です。 (体育館のスクリーンに絵を映しながら読み聞かせをする。)(写真上) この絵本の作者は、 くすのき しげのり さんです。校長先生は、この作者が書いた絵本が大好きです。今日紹介した絵本の他に、「ぼくのジィちゃんと」と「おこだでませんように」という絵本も借りてきました。しばらく2階の掲示板のところに置いておくので、ぜひ手に取って読んでみてください。・・・ 2階の掲示板前に、さっそく紹介した3冊の絵本を置いたところ、休み時間にたくさんの子ども達がやって来ました。「おこだでませんように」は、特に保護者の皆様や学校の先生に読んでほしい絵本です。(写真下) 6月10日の給食野菜の梅かつお和え なめこ汁 牛乳 一口メモ 今日の6月10日は、「入梅」です。暦の上での梅雨入りの日です。地域や年によって、入梅と実際の梅雨入りの日が違う場合が多いです。しかし、現在のように天気の情報がない昔の人たちは、この入梅を目安に田植えを行っていたそうです。雨が多く降る梅雨の季節を知ることが、田植えを決めるために重要だったのです。 入梅も梅雨も、「梅」という字が使われています。これは、この時期に梅の実が熟すことと関係しています。また、この時期に水揚げされる鰯(いわし)は、「入梅鰯」と呼ばれ、脂がのっていておいしいと言われています。 そこで今日の給食では、入梅にちなんで鰯を使った「いわしのひつまぶし」と、練梅を使った「野菜の梅かつお和え」を作りました。季節の献立を楽しめるようにしています。 代表委員会「あいさつ運動」例年は3日間ですが、今年度の代表委員会では子ども達が話し合いを重ね、1週間の実施を決めました。よりよいあいさつを学校中に知らせ、旭町小を盛り上げたいという思いからです。 また、よくできていた学年や児童を昼の放送で紹介し、よいあいさつを広める活動も行いました。 6日(木)には、豊渓中学校生徒会3年生の皆さんも運動に加わりました。生徒会長から「旭町小学校の元気なあいさつがすばらしい。」という言葉をもらいました。 代表委員会一人一人が旭町小をよくしたいという思いが表れた活動になりました。さらに、日に日にあいさつがよくなっていく友達の姿を見て、やりがいを感じていました。今後も様々な活動に挑戦する代表委員会が楽しみです。 6月8日(土)1年生は、1,2校時に「チョッキンパでかざろう」という図工の授業がありました。折り紙を折り、はさみで切れ込みを入れてから開くと、すてきな模様ができます。折り紙の折り方は、三角に折ったり四角に折ったり、さらに重ねて折ったりと、いろいろな工夫の仕方があります。また、はさみで切れ込みを入れるのも、折り紙のどの部分を切るのかで、模様の出方に違いが生まれます。子ども達は、何枚も使って作品を作っていくうちに、「どこをどう切り取るとこうなるんだな…」ということが分かってきます。 はさみは、幼稚園や保育園でも使ってきた道具です。学校では、図工の時間以外でもよく使うため、道具箱に入れてあります。はさみの持ち方や使い方は、日頃から使いながら慣れていくことが大切です。はさみは、刃の奥から刃先の手前までを使って切るようにします。また、はさみで曲線を切る場合は、紙を動かしながら切るようにするのが基本です。低学年ではまだ難しいかもしれませんが、繰り返し使っていくうちにきれいに切る方法が身についていくことでしょう。(写真上) 昨日で教育実習が終わりましたが、実習生がいたら1年生の授業を見せながら、教員の動きについて教えてあげていたでしょう。子ども達が作品を作っている間、担任の先生は机間指導をしながら一人一人をよく見ていきます。作品が進まない子に声をかけたり、折り紙が足らない子にそっと学校の折り紙を渡したりしていました。また、椅子の座り方を個別に指導したり、机をまっすぐにそろえてあげたりもしていました。その間、次々と子ども達が「見て見て!」と先生を呼びます。そういう声の一つ一つにも笑顔を絶やさないようにします。 朝、南門で登校指導をしていた時に、飼育ケースを大切に持ちながら登校してきた子がいました。後でその子のいる2年2組の教室に行ってみて分かりました。カナヘビ(正式には「ニホンカナヘビ」)が入っていました。登校班の集合場所で見つけたそうです。 子ども達は、生きものを飼うのが大好きです。特にこういう爬虫類を捕まえてきたら、一躍「今日のヒーロー」になった気分でしょう。ところで、今後はどのように世話をしていくのでしょうか? 餌は、生きたコオロギやバッタなどを捕食するようです。 一方、このクラスには、変わった植物も後ろのロッカーの上に置いてあります。「ハエトリグサ」という食虫植物です。子ども達に聞いてみたら、生きもの係の子が持ってきたそうです。葉の縁にギザギザがついていて、その中に虫がとまると葉が閉じる仕組みになっています。挟まれた虫は、植物から分泌される液体でじわじわと溶かされていきます。ハエトリグサの葉っぱの表面には、センサーのような細かい突起物があり、虫がそこに触れると葉が閉じていきます。面白がって葉をつついて何度も開閉させると、植物自体が弱っていくので要注意です。(写真中) 3校時に、6年生が体育館で軽井沢移動教室の事前指導をしていました。1日目の夜は、宿舎の中庭を使ってキャンプファイヤーを行います。レク係の子ども達が中心になり、点火式やゲーム、フォークダンスを行う予定です。今年の6年生は、5年生の時の2月に岩井移動教室に行っています。2泊した夜は、体育館レクと肝試しを行っていました。キャンプファイヤーは、今回が初めての取組になります。 フォークダンスは「マイムマイム」を踊ります。係の子ども達が見本となって踊った後、全員で練習をしました。ご覧になった保護者の方々は気がつかれたと思いますが、6年生にしてはかなり幼い行動をとる子が目立ちました。それを「かわいい」と感じるか「大変だな」ととらえるかは様々だと思いますが、6年の先生方は課題ととらえています。6年生になって2か月が経過しました。委員会活動や登校班、たてわり班でがんばっている6年生ですが、ところどころで自分よがりな行動や調子にのって指導されている場面を見かけます。17日からの軽井沢移動教室を通じて、心の成長が図れるように指導していきます。(写真下) 6月7日(金) その26年生は、算数の時間に「分数でわる計算を考えよう」という学習をしています。分数のわり算の意味について考えるとともに、分数÷分数の計算の仕方について理解させる単元です。一つ前の単元は、「分数をかける計算を考えよう」でした。分数×分数の意味や計算の仕方を学習してきています。 日常生活の中で、分数をかける(分数倍する)場面はそうあるものではありません。それでありながら、さらに分数でわる(しかも、分数を分数でわる)ということはなかなか具体的な場面では思いつかないものです。教科書には、「3/4dlのペンキで、板を2/5平方メートルぬれました。このペンキ1dlでは、板を何平方メートルぬれますか。」という問題が出ています。分数の数字を簡単な整数に置き換えて考えると、塗った面積を使ったペンキの量でわればよいので、「2/5÷3/4」という式になります。分数を分数でわるのは初めてのことです。では、どのように計算したらよいのでしょうか。 いろいろな考え方があります。まず、分数÷整数はすでに学習済みなので、わる数の3/4を整数にする方法を考えると・・・わられる数とわる数の両方に4をかければよいことになります。また、3/4に4/3をかければ1になることを利用して、わられる数とわる数の両方に4/3をかけるという方法もあります。 さらに、図を使いながら、1/4dlでは何平方メートル塗ることができるのかを考えます。(2/5÷3をする)次に、その4倍が1dlなので、4をかければよいことになります。 これらのことから、分数でわる場合は、その逆数をかければよいということが分かってきます。(写真中) 1年生のアサガオが、ぐんぐん成長してきました。本葉がたくさん茂ってくるとともに、つるが伸び始めてきた鉢がたくさん見られます。そこで、学年全員で校庭に鉢を移動し、支柱立ての作業をしました。 毎年いろいろなアサガオの栽培セットを注文していますが、今年の支柱も優れものです。折り畳み式で場所を取らずに収納できて、使う時には子ども達の背の高さぐらいまでしっかりアサガオ全体を支えることができるようになっています。取り付けが終わり、また教室の外に並べました。今後も毎日たっぷり水やりをして育てていきます。(写真下) 6月7日(金) その1事前に校内の先生方にも伝えてあったので、たくさんの先生が研究授業を見に来ていました。また、実習生の大学からも、担当の先生が様子を見に来られていました。2人とも緊張の気配もなく、いつも通りの元気の良さで子ども達に指導していました。授業内容も大切ですが、何よりも意欲的に子ども達に向かう姿勢に好感がもてます。また、子ども達の態度からは、「実習生の先生の大切な授業だから…」という気持ちがよく伝わってきました。 4年2組の社会科は、「わたしたちのくらしと水」の単元での「ダムのはたらき」について学ぶ授業でした。様々な動画や写真資料を使って、子ども達に分かりやすく指導しようとする工夫が見られました。(写真上) 5年1組の保健は、「心の健康」の単元の「不安や悩みへの対処」について考えさせる授業でした。心に不安や悩みをかかえた時に、どんな対処の仕方があるのかを具体的な場面で考えさせていきました。(写真中) 教育実習の最終日ということで、それぞれのクラスではお別れ会が行われていました。5校時に、4年2組の教室から楽しそうな声が聞こえてきました。黒板が賑やかに飾られ、子ども達が実習生の先生のために会を準備したことが伝わってきました。また、タブレットのスライドを使ってクイズを考えてきた子がいたようで、みんなで大いに盛り上がっていました。外国から転入してきた子も参加できるようにと、その国のことをクイズにして出題していました。クラスの温かな雰囲気が感じられるお別れ会でした。(写真下) 図書委員会の読み聞かせ1、2年生にもよくわかるような内容の絵本を選び、何度も練習しました。声の大きさ、読むスピード、会話の部分の読み方など、それぞれのグループで工夫をしながら読み聞かせを行いました。どのクラスもみんな、楽しそうに聞いていました。 普段の学習で行う音読と、相手がいる読み聞かせでは読み方も変わってきます。図書委員会の児童にとっても、いい経験になったと思います。 6月7日の給食チリコンカン カラフルソテー 牛乳 一口メモ 今月の給食目標は、「清潔に気をつけて食事をしよう」です。これから暑くなると、食中毒などの原因になるばい菌が増えてきます。そこで一番大切なのは、給食前の手洗いです。 いろいろなものに触る手には、汚れがたくさんついています。その手を洗わずに食事をしてしまうと、気がつかないうちに菌を体の中に入れてしまうことになります。給食前には、石鹸を使ってよく泡立ててから、隅々までていねいに洗い、きれいなハンカチやタオルで拭くように指導しています。 朝起きてから寝るまでに、何回手を洗うと良いのでしょうか? 1日11回以上が目安だそうです。何回手を洗ったか、一度数えてみると分かると思います。 5年生 調理実習(お茶をいれてみよう)今日は、初めての調理実習で「お茶をいれる」活動に挑戦しました。家庭でお茶をいれたことがない子どもがほとんどで、念入りに流れを確認し、ドキドキワクワクした面持ちで実習をスタートしました。 特に「お湯を沸かす」「お茶をいただく」活動は緊張したようです。ガスコンロのつまみをゆっくりと握り、火の様子を何度も確認していました。また、自分たちでいれたお茶を飲むのは格別だったようで、「苦いけど、、、美味しい」という声が聞こえてきました。 班のみんなで協力し、安全に活動することができました。今後の調理実習も、今日できたことを忘れずに活動していきます。 全国小学生歯みがき大会(5年生)歯のクイズをしたり、歯肉炎がないか自分の歯肉を観察したりしました。実習では、正しいブラッシングやフロスの使い方を学びました。 6月6日(木)まず、ノートに始点となる点を書きます。そこにものさしの端を合わせて、引きたい直線の長さを測って点を打ちます。次に、ものさしの目盛りのない方を使い、2つの点が通るように合わせます。そして、点と点を結ぶように鉛筆で直線を引きます。 2組で直線の引き方を練習していましたが、子ども達にとってはとても難しかったようです。まず、ものさしの目盛りの読み方が習熟できている子がまだ少ないようです。10cmの場所と言っても、1cm、2cm、3cm…と目盛りを一つずつ数えている子が多く見られました。 次に、2点を打つことができても、ものさしの反対側をあてがって線を引いているうちにずれてしまう子がいました。右利きの子は左から右へ、左利きの子は右から左へ直線を引くときれいに書くことができます。さらに、直線が引けたと思ってものさしをどかしてみると、直線が点からわずかにずれた位置にある場合も見られます。厳密な話、点と点をものさしであてがう時には、鉛筆の芯の幅だけ少し下にずらした位置にものさしを置くと、点の中心を通る直線が引けます。こういういくつかのコツを教えながら、繰り返しものさしで線を引く練習をしていくことが大切です。(写真上) ところで、ものさしで直線を引く場合は、なぜ目盛りの反対側を使うのでしょうか? ものさしは竹製であり、目盛りがついている側を汚さないためや傷めないためという理由があります。また、目盛りの無い方には、「溝引き」と言って、筆で直線を引く場合の「溝」がついています。筆と棒1本を一緒に持って、棒の方を定規の溝にあてて、線を引いていきます。ものさし1本にも、様々な歴史と秘密が隠されています。 5年生が、初めて家庭科の調理実習を行いました。5年生の最初の調理実習は、ガスコンロの使い方とお茶の入れ方の実習です。やかんに水を入れて、ガスコンロにかけてお湯を沸かす…簡単なことのように感じますが、意外と家でやったことのない子が多いものです。IH調理器の家庭が増え、ガスの火を見るのが珍しいという子が年々増えてきました。ガス栓を開けてつまみを回して火をつけますが、初めての子にとっては貴重な経験になりました。 さらに、ほとんどの子ども達にとって初めてだったのが、「急須でお茶を入れる」ということです。聞いてみると、「家に急須がない」とか「熱いお茶を飲んだことがない」という子が多数派でした。確かに、今はお茶と言えばペットボトルの冷たいお茶が主流です。「食後に急須でお茶を入れ、家族で湯飲みを手にする」という光景は、日曜日の夕方のサザエさんでしか見られなくなりました。 1,2校時に2組、3,4校時に1組が家庭科室で実習をしました。用意したお茶は、煎茶とほうじ茶の2種類です。両方飲み比べて、お茶のおいしさを味わいました。が、煎茶の方はとても苦かったようです。急須にお湯を注いで、しばらく置いてから(1分蒸らす)湯飲み茶わんに注ぎます。見ていると、茶わんに注ぐのに時間がかかってしまったのが原因のようでした。お茶を注ぐときには、時間をかけずにサッと入れなければ渋みが出てしまいます。 それでも子ども達は、初めて入れたお茶の味を十分に堪能することができました。苦みや渋みの中にも、お茶の香りや味わいがあります。できれば、甘いお茶菓子があったら最高でした。(写真中) 給食室前に、歯と口の健康週間に合わせた掲示物が登場しました。まず、日本の古代の女王「卑弥呼」について紹介しています。卑弥呼の食事は、噛む回数が現代の食事の6倍だったそうです。そのことから、卑弥呼は良い歯や歯ぐきをしていたと考えられ、「ひみこのはがいーぜ」という食育ワードのキャッチフレーズが生まれました。 ひ…肥満予防、み…味覚の発達、こ…言葉の発音はっきり、の…脳の発達、は…歯の病気予防、が…がん予防、い…胃腸快調、ぜ…全身の体力向上と全力投球・・・よく噛むことは、これだけたくさん体によいことがあるということが分かります。(写真下) 一昨日の給食は、噛み応えのある献立になっていました。硬いものをしっかり食べる習慣は、とても大切なことです。また、少し違う話ですが、その日はカルシウムを多く含むシシャモが出ていました。毎年低学年に聞いてみると、家でシシャモを食べたことがなく、学校の給食て初めて食べたという子がいます。シシャモだけのことではありませんが、改めて様々な食材に出会うことができる給食の大切さを感じます。 6月6日の給食サバの味噌煮 切り干し大根のサラダ 五目汁 牛乳 一口メモ 今日は、サバの味噌煮を作りました。家庭でサバの味噌煮を作る時は、浅い鍋を使って作ることが多いと思います。しかし、給食では大量に作らなければならないので、給食室の大きなオーブンを使って作っています。 鉄板にサバを並べて、味噌やみりん、しょう油などの調味料、魚の臭みを消すための生姜を入れて、オーブンで20分ほど加熱したらでき上がりです。しっかりと味がしみ込んでいて、ふっくらとした仕上がりになっています。ご飯にぴったりの味付けです。 サバには、頭の働きをよくするDPAやEPAという栄養素が多く含まれています。この栄養素は、人の体の中では作ることができません。ですから、サバなどの魚から摂ることが大切です。 6月5日(水)スイミーの原作は、オランダ出身のアメリカの絵本作家レオ・レオニが作った絵本です。それを日本では、谷川俊太郎の翻訳によって「スイミー ちいさなかしこいさかなのはなし」という題名で出版しました。そして、様々な教科書会社で採用されることになりました。原作の英語版がどのような感じかは分かりませんが、谷川俊太郎の翻訳がすばらしいことは間違いありません。文章がとても読みやすく、スイミーの活躍が生き生きと感じられる言葉が選ばれています。 2年生にとっては、まずは繰り返し音読を練習することが重要です。1組での音読の様子を見ましたが、スラスラと読める子もいれば、たどたどしい読み方の子、読み間違えをしている子などいろいろでした。声に出して読む「音読」は、国語の学習の第一歩となります。 ところで、スイミーが教科書に掲載される中、ある変更があったと言われています。もちろん、スイミーの物語自体が変更されることはありません。挿絵の一部に変更がありました。昔の教科書では、スイミーたちが作る大きな魚の向きが左向きになっていたそうです。レオ・レオニが作ったもともとの絵本は、左開き(左側へ本の扉が開く形)になっていました。その関係から、ページが続いていくように魚が右向きに描かれていました。しかし、国語の教科書は右開きです。それに合わせて教科書会社が絵を反転させて、魚の向きを左に変えたそうです。しかし、現在の教科書では原作に忠実にしようと考えたのか、魚の向きは右向きに戻してあります。(写真上) 4年生は、理科の時間に「天気と気温」という学習をしています。天気と気温の変化に着目し、1日の気温の変化を調べる活動を行います。その活動から、天気によって気温の変化が起こることを理解させていきます。また、気温を観測するための機器の扱い方を知り、正しい気温を測る技能を習得させます。 1組の教室では、正しい気温の測り方についての学習をしていました。「調べる場所を決め、晴れの日と、曇りや雨の日に、約1時間ごとに同じ場所で気温を測る。」と教科書に書いてあります。この場合、「同じ場所で気温を測る」ということが重要です。もちろん、できれば同じ温度計で、同じ測り方であることも欠かせません。 気温の正しい測り方についても教科書に載っています。「地面から1m20cm〜1m50cmの高さで測ること」、「直射日光を避けて、風通しの良いところで測ること」、さらには棒温度計の目盛りの読み方についても学習しました。 授業の後半には、校庭に出て百葉箱の観察に行きました。旭町小には、校庭の西側の体育倉庫横、飼育小屋の隣に百葉箱があります。先生が百葉箱の扉を開けて、中の様子を見せてあげていました。現在は最高最低温度計や乾湿度計が置いてありますが、自動記録温度計を入れる場合もあります。 全体が木製でできていることや、白い色で塗られていること、正しい気温を測るための高さになっていること、すき間があり風通しがよくなっていることなど、百葉箱には様々な工夫があることが分かりました。(写真中) 6年生は、理科の時間に「動物のからだのはたらき」の学習をしています。2組では、「血液のはたらき」について、実験を通じて学んでいました。人の血液の流れを実験するのは難しいことですが、いくつか手がかりになる実験があります。まず、脈拍を調べることから血液の流れを感じ取ることができます。手首の内側に指の腹を乗せて、脈拍が測れる場所を探しました。自分の脈拍を測ったことがないという子もいたようで、脈の位置を探すのに苦労していました。15秒間で20回前後の子が多かったようです。小学生の脈拍数は、1分間で80〜90回と言われています。(大人よりやや多い) 続いて、聴診器を使って自分の心臓の鼓動を聞いてみました。心臓の位置は、体の中心よりやや左寄りです。自分の心臓の音を初めて聞いて、驚いていたようです。心臓の鼓動と脈拍数がほぼ同じことから、それぞれが関連していることが分かりました。(写真下) 6月5日の給食ねり丸キャベツのポトフ キャベーキ 牛乳 一口メモ 今日は、練馬産キャベツの「ねり丸キャベツ」をたっぷり使った献立になっています。練馬区と地域の農家さんの協力で、前日に収穫されたばかりのキャベツを学校にたくさん届けていただきました。農家のみなさんが大事に育ててくれたキャベツなので、残さず食べてもらえるように心を込めて調理しました。 キャベーキは、なんとキャベツが入ったケーキです。キャベツをみじん切りにしてゆでて、水気を絞ってからケーキの生地に混ぜ、オーブンで焼きました。キャベツのケーキの味はどうだったか、家庭に帰ってどのように伝えるか楽しみです。 ブックトーク(6年)全部で7冊、紹介していただきました。 「メアリー・スミス」「トムは真夜中の庭で」 「なぜこうなった?あの絶景のひみつ」 「300年まえから伝わる とびきりおいしいデザート」 「ベサニーと屋根裏の秘密」「古典がおいしい!平安時代のスイーツ」 「まっている。」 どの本に対しても興味津々で、お話を聞いていました。読書旬間でたくさんの本に親しみ、すすんで読書に取り組んでほしいです。 おはなし会(2年生)どの絵本もとても面白くて、子どもたちは興味津々でした。身近にいるナメクジやカタツムリのお話もあって、大盛りあがりでした。 結末が気になる絵本もたくさんあり、読書への意欲が高まったようです。 6月4日(火)光が丘図書館の方々の協力により、おはなし会(低学年)やブックトーク(中・高学年)を全クラスで実施します。昨日は1年生、今日は2年生と6年生に行ってもらいました。 また、今週は図書委員会の児童が、低学年に大型絵本の読み聞かせをする取り組みを行っています。朝読書の時間に、1年生と2年生の各教室に図書委員の子ども達が2〜3人ずつ入ってきました。1年1組の教室では、「100かいだてのいえ」という大型絵本の読み聞かせをしました。縦に長い超ビッグな絵本で、1年生の子ども達はその本の大きさにまずびっくりしていました。 100階建てのてっぺんに住む誰かから、「遊びに来てね」とトチくんは手紙をもらいました。地図を見ながら歩いていくと、急に100階建ての家が目の前に現れました。見上げても、上の方はかすんでよく見えません。中に入り、1階から順に上の階をめざしました。その建物には、いろいろな生き物が住んでいて・・・。 10階ごとにいろいろな生き物が住んでいる部屋の断面が、とてもカラフルに描かれています。ページをめくるたびに、それらの生き物の部屋が見えてきます。カエル、テントウムシ、ヘビ、ミツバチ…と、縦長のページが開かれるたびに驚きとワクワクが高まる仕組みです。(写真上) 他の教室では、「ノラネコぐんだん 汽車ぽっぽ」、「そら豆くんのベッド」、「パパ、お月さまとって」が読まれていました。今週の金曜日の朝も、低学年の教室で読み聞かせをする予定です。 1年生は、国語の時間に「おばさんとおばあさん」という学習をしています。「おばさん」と「おばあさん」の違いは何でしょう? 年齢とかではなく、文字の違いについてです。「おばあさん」は、「ば」の次に「あ」が入ることで、「ば」が伸ばす音(長音)になっています。教科書には、唱え歌のように書かれています。「まほうの ほうきで そら とぶ おばさん。げんきに たいそう おばあさん。」…長音がたくさん含まれているのがお分かりでしょうか。「まほう」、「ほうき」、「たいそう」にも長音が入っています。 長音にはきまりがあります。ア列の長音は、ア列の仮名に「あ」を添えます。(おかあさん、おばあさん等)同様に、イ列の長音は、イ列の仮名に「い」を添えます。(おにいさん、おじいさん等)そして、ウ列の長音は、ウ列の仮名に「う」を添えます。(くうき、ふうせん等) しかし、ここからが難しくなります。エ列の長音はエ列の仮名に「え」を添えるのは「おねえさん」だけです。他は必ずしもそうなりません。エ列の長音はエ列の仮名に「い」を添えることになります。(せんべい、せんせい等) さらに難しいのがオ列の長音です。基本的には、オ列の長音はオ列の仮名に「う」を添えます。(おとうさん、おはよう等)しかし、オ列の長音には例外が多く、「おおかみ、こおり、とおい、おおい」など、「お」を添える場合があります。つくづく日本語は難解だと思います。(写真中) 1週間前、6年生が1年生にタブレットの使い方を教えていました。その後、自分でIDとパスワードを入れて起動させる練習をして、一人でそこまでできるようになりました。今後、少しずつ学習場面で利用していくことになります。 以前にもお伝えしましたが、1年生に渡されたタブレットは、昨年度の6年生が3年間使用してきた機種です。確認したところ、多くのタブレットに不具合がありましたが、すでに修理済みです。ということで、新品の機種ではありませんが、このタブレットをあと2年近く使用することになります。引き続き大切に扱うように指導します。 1年生は、本日初めてタブレットを家庭に持ち帰ります。各ご家庭では、プリントを参照しながらパスワードを再設定してください。また、練馬区で貸与されているタブレットを、保護者の方もぜひ手に取ってご確認いただければと思います。(重さや使い勝手等)1週間後(11日)、タブレットを学校に持ってくることになっています。(写真下) 6月4日の給食シシャモの青のり焼き ごぼうと大豆の甘辛揚げ 根菜たっぷり味噌汁 牛乳 一口メモ 6月4日〜10日は、歯と口の健康週間です。歯と口は、食べ物を食べたり飲んだりする他に、呼吸をしたり話をしたりと、生きていくうえでとても重要な役割をしています。歯と口の健康を保つには、歯みがきはもちろん、よく噛んで食べることがとても重要です。 今日の献立には、たくあんやシシャモ、根菜、揚げた大豆など、歯ごたえがある食材をたくさん使用しています。よく、「一口で30回噛むと良い」と言われています。しかし実際は、平均すると10〜20回くらい噛む程度で、とても少ない回数で食べている人が多いそうです。 30回噛んで食べているのか、いつもどのくらいの回数噛んでいるのか、一度チェックしてみてください。 6月3日(月) その21年生が1学期に習うたし算は、「3+5=8」や「4+6=10」のような1桁同士のたし算で、繰り上がりがない場合(答えの最大が10)までです。今までは、たし算のお話に対する式と答えを書いていましたが、今日は数式と答えだけの計算問題でした。いよいよ算数らしくなってきました。 あちらこちらで、自分の指を使って計算している子が見られました。算数ブロックを使う方法もありますが、子どもにとってブロックに代る一番の計算機は「指」です。計算で指を使うのは、2年生の子にもまだ時折見られます。繰り返し学習していくうちに、数字を見ただけで数の合成・分解ができるようになっていきます。1年生には「計算カード」も配られているようなので、何度も繰り返し練習させることが指折り計算から卒業する第一歩になるでしょう。(写真上) 1年生が4月に入学し、算数でたし算の学習をしたのは5月末のことでした。小学校で最初に習う算数は、たし算ではありません。数を数えたり、同じ仲間を見つけたり、ものの数と数字を一致させたりすることから始まりました。さらに、数の合成・分解(5は2と3、6は2と4など)や数の大小、順番としての数(右から何列目、上から何番目など)を学んできました。まだ2か月が過ぎたところですが、すでに1年生は、多くのことを積み上げたうえでたし算を学習していることになります。 2年生は、算数の時間に「長さをはかってあらわそう」という学習をしています。「cm」や「mm」の単位を習ってから、全員にものさしが渡されました。そして、ものさしを使って長さを測る学習が続いています。 ものさしと定規の違いは何でしょうか? ものさしは長さを測るための道具で、定規は線を引くための道具です。(2年生では、ものさしで直線を引くことも学習内容に入っています。)その大きな違いは、目盛りにあります。定規には0から始まる目盛りが書いてあり、定規の端から余白があって「0」が始まっています。一方のものさしには目盛りの数字がなく、端をそろえて測るように余白がありません。 すでに定規の目盛りに慣れている子がいるようですが、ものさしの読み方にはどの子も苦戦します。よく見ると、5mmや1cm、5cm、10cmと、分かりやすくはありませんが、目盛りが入っています。最初のうちは、端から「1,2,3,4cm…」と数えていきながら、やっと長さを読む感じです。どんな道具も、繰り返し使いながら慣れてくるものです。顔をものさしの目盛りに目いっぱい近づけながら、正確に測ろうとがんばっていました。(写真中) 先週から、大谷選手から届いたグローブを使ってキャッチボールや的あてをする遊び場ができました。運動委員会の子ども達が計画し、昼休みに投てき板の近くにそのコーナーを設けることになりました。曜日ごとに学年が割り当てられています。月曜日…1,2年生、火曜日…3年生、水曜日…4年生、木曜日…5年生、金曜日…6年生です。今日は低学年の日ということで、何人かの子が集まってきました。 投てき板の上の方には、大谷選手の拡大写真が貼ってあります。ボールは、硬式テニス用のボールを使っています。子ども達に聞いてみると、家にグローブがあるという子は少ないようでした。確かに、グローブがあったとしても、硬いボールでキャッチボールができる場所がありません。となると、少年野球に入っている子ぐらいしかグローブを持っていないのではないでしょうか。 今後も、休み時間にどんどんグローブに触れて、キャッチボールの楽しさを感じてほしいと思います。(写真下) お話会(1年生)2、3時間目に、光が丘図書館の方が「お話の会」を実施してくださいました。 1年生には、「○○くてびっくり?!」というテーマで、本を紹介していただきました。 胴が長くてびっくりなダックスフントのお話「どうながのプレッツェル」、「このはなだれの?」は、長くてびっくりなぞうの鼻、人間の何倍も匂いを感じる犬の鼻などが紹介されていました。 子どもたちは、楽しそうに歓声を上げたり、笑ったりしながらお話会を楽しんでいました。 「○○くてびっくり?!」にちなんだ本を40冊、新たに貸していただいたので、読書の時間が充実することでしょう。 |
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