9月19日の給食◆ 萩ごはん ◆ 赤魚の照り焼き ◆ 豚汁 今日は「彼岸の入り」です。 主に春と秋のお彼岸の前後に多く売り出される「あんころ餅」ですが、春は「ぼたもち」、秋は「おはぎ」と区別されます。 それぞれ、その季節に咲く代表的な花を冠したもので、春は牡丹が咲くため「牡丹餅」、同じく秋は「お萩」と表すのです。 また、一説によると、春の「ぼたもち」はこしあん、秋の「おはぎ」はつぶしあんと使い分けていて、つぶしあんは萩の花を表している、と言われています。 給食でおはぎを出すことは難しいため、さつまいもと黒米を加えて炊いた「萩ごはん」にしました。 黒米の濃い紫色の粒が「萩の花」を表しています。また、黒米が入ることで全体が淡い紫色になりますし、さつまいもの黄色・枝豆の黄緑色も引き立った、彩りのよいごはんです。 赤魚はスズキの仲間の魚です。「魚の皮は苦手」と言う児童がいましたが、「皮は薄いし、たれの味がよくわかるよ」と伝えたところ、「少しだけ食べてみる」と一口かじり、「これなら大丈夫」と全てきれいに食べてくれました。苦手な(苦手と思っていた)ものに挑戦し、食べられるものが増えた瞬間に立ち会うことができました。 9月18日の給食
◆ 牛乳
◆ チリ・コン・カンドック ◆ コーンチャウダー ◆ フレンチサラダ ★ 画像はありません ★ 今日は「チリ・コン・カンドック」を出しました。 チリ・コン・カンは、「Tex-mex(テックスメックス)」と呼ばれる料理のひとつで、アメリカとメキシコの国境付近でそれぞれの国の食文化が混ざり合ったものと言われています。 メキシコの公用語であるスペイン語で「チリ」は「唐辛子」、「コン」は「○○と■■」というような接続詞で、英語の「&」と同じです。「カルネ」は「(牛)肉」を表し、直訳すると「唐辛子と肉」になります。 名前のとおり、唐辛子を使った肉の煮込みで、必ず「チリパウダー」を使うのだそうです。 「チリパウダーの香りのしないものはチリ・コン・カルネとは呼べない」と言う人までいるとか。 もちろん給食でも、辛くなりすぎないように気をつけながらチリパウダーを使用して仕上げました。 豆は苦手とされがちな食材ですが、チリパウダーの香りなどのおかげか食べやすかったようで、低学年の児童もよく食べていました。 9月18日(水)「名前ア〜ト」を制作していました。 自分の名前をデザインして絵を描いています。 4年生は、今年度10歳になります。 10歳の今の自分の好きな色、好きなことなどを メモに書き出してデザインを考えました。 メインになる名前をのデザインを 漢字を元にした人、 ローマ字にした人、 ひらがなにした人 カタカナにした人など 様々でした。 名前は黒でデザインします、 背景などに使う色は、 季節ごとの色をイメージしたり、 好きなものを入れたりと 工夫していて、 すてきな仕上がりになりそうです。 9月17日の給食◆ チャプチェ丼 ◆ ナムル ◆ お月見だんご 今日はお月見、「十五夜」です。お月見にちなんで、「お月見だんご」を出しました。 冷凍の一口サイズの白玉団子もありますが、本校では白玉粉と絹ごし豆腐を練り合わせて手作りしています。手作りならではの、滑らかな口あたりのだんごです。 また、月の色を表すために、かぼちゃのペーストも加えています。淡くきれいな黄色は、まさにイメージどおりの月の色でした。 みたらしあんを絡めるのでわかりにくいかと思い、1年生の教室で「一口かじってごらん。月と同じ色をしているよ」と伝えると、児童たちにとっては思いがけないことだったようで、「きれい!」「本当に黄色だ!」と驚きの声が上がりました。おかわりじゃんけんにも熱がこもっていました。 今ではすすきを飾ってお月見をするお宅も少なくなりましたが、中国から伝わり、大切に受け継がれてきた行事です。これからも年中行事・行事食としてしっかり伝えていきたいです。 9月17日(火)「森の子もり歌」という歌を初めて聴きました。 歌詞に「ピラロ ルラ」という鳥の鳴き声が入った歌です。 この「ピラロ ルラ」の歌い方の工夫を グループごとに考えを出し合いました。 「母さん鳥が子守歌を歌っているから、声をかけるように優しく歌う」 「ゆったりと、眠くなるよう歌う」 「『よふけのもり』とあるから、声を小さくする。」 「子どもたちが朝、歌っているから元気に歌う」 「みんなを起こすような感じだから、元気に歌う」 「みんなに届くように大きく歌う」 など、歌に合いそうな工夫を言葉で考えられました。 9月13日の給食◆ こぎつねごはん ◆ 五目卵焼き ◆ みそ汁 今日は「こぎつねごはん」です。 油揚げを使った料理に「きつね」という名前がつけられることが多いです。 711年2月最初の午の日に、農業の神である「稲荷大神」が稲荷山に降りてきて以来、「初午祭り」として稲荷大神の祭が行われるようになったことが由来とされています。 稲荷大神の使いが「きつね」とされているのは、きつねは農作物を荒らすネズミなどから守ってくれるからだそうです。 そして、そのきつねは油揚げが大好物であるため、稲荷神社には狛犬ではなく「きつね」がおり、「油揚げ」を供えるようになったと言われています。 油揚を小さく切って甘辛く煮付け、ごはんを入れたものが「おいなりさん」と言われるのはこのことからきているのですね。 練馬区では、炊き上がったごはんに具を混ぜる以外、手を加えることは禁止されているため、「おいなりさん」は出せません。そこで、食べやすい短冊に切り、ごはんに混ぜ込んで「こぎつねごはん」としたのです。 できあがりも「きつね色」で、ふれあい遊びなどで朝からしっかり身体を動かして汗をかいていた児童たちには、よりおいしく感じられたようです。 9月13日(金)アルファベットの小文字を覚えていました。 大文字と形が違う文字(A.aやなど)や 他の文字と似ていて紛らわしい文字 (Iとl, bとd, pとqなど) がありましたが、 いつも見ているような気もしました。 自分が着ているTシャツに 小文字が書いてあるのを見付けた人もいました。 生活の中にアルファベットの小文字も たくさん使われています。 9月12日の給食◆ 七分づきごはん ◆ 畑のお肉ヤンニョムソース ◆ 五目すいとん 南町小学校ではおなじみの「畑のお肉」シリーズです。今日は、コチュジャンやケチャップを使った「ヤンニョム」味です。 ヤンニョムは漢字で「薬念」と書き、韓国における料理の味付けに使われる「合わせ調味料」の総称とのことです。ちなみに、白菜キムチを漬け込む際に白菜の葉の間に塗るものも薬念です。 「また出してください」と言いに来てくれる児童もいたほどの人気でした。 9月12日(木)静かに本を読んでいました。 時間が終わる頃に、 図書館支援の先生に 「お月さまってどんなあじ?」 という本を読んでもらいました。 終わった後に何人かの人が感想を言いました。 「楽しかった」 「最後にお月さまを食べたとき、どんな味がしたのかな。」 「お月さまがかじられたのが、ちょっとかわいそう。」 「ぼくも、お月さまを食べてみたい。」 「お月さまをバナナのように皮をむいて食べたいな。」 まんまるのお月さまのお話でしたが、 確かに、三日月のお月様はバナナのような形ですね。 9月11日の給食◆ みそ煮込みうどん ◆ 大学芋 「煮込み」とありますが、うどんと汁は別々に出しており、汁につけて食べます。これは、盛付けやすさや配膳で運ぶ際の安全を考慮したものです。 塩分量の制限上、しっかりしたみそ味を楽しめるくらいの量は使えないため、鰹と昆布の量を増やしてだしのうまみをしっかり引き出し、豚のバラ肉を使うことでコクも感じられるようにしました。 大学芋は、今から約100年ほど前に、現・東京大学の近辺で売り出されたものです。 当時、食べざかりだがなかなか十分な小遣いがない、という大学生が、「安く、ボリュームのあるものを」と考案したことがきっかけだと言われています。 水あめに水やしょうゆを加えた蜜は、冷めても固まらず、甘さとしょっぱさのバランスもとても素晴らしかったです。調理員の高い技術が存分に発揮されていました。 「蜜だけでもおかわりしたい」と、食缶の底に残った蜜をおたまでていねいにすくっていた児童もいたほどの人気でした。 9月11日(水)
5年生が、理科の時間に、
顕微鏡を使って アサガオのおしべの先にある粉の観察をしました。 この顕微鏡は、ピントを合わせたり 光の量を調節したりするのが大変ですが、 みんなで協力して 300倍の大きさで見られたグループもありました。 目で見ただけでは分からない、細かなでこぼこや 模様まで見ることができて大満足でした。 9月10日の給食◆ 七分づきごはん ◆ 四川豆腐 ◆ カリカリじゃこサラダ ◆ 梨 甘辛い味付けの四川豆腐をごはんにかけて食べる料理です。蒸し暑い時期には、少し辛みのある料理が食欲を促します。 じゃこは、カタクチイワシの幼魚です。よく見ると、身体の側面にはいわし特有の斑点が並んでいるのが確認できます。 パリパラリンピックや大リーグでは選手たちの活躍が大きな話題になっていますが、アスリートが競技の際に力を出すときには奥歯を強くくいしばっていること、じゃこは骨ごと食べられ、歯や骨を強くする働きをするカルシウムがたくさんとれることを伝えました。 9月10日(火)夏休みに作った作品を みんなで見合っていました。 自分の机の上に作品を置いて作品を紹介するグループと、 席を立って自由に説明を聞きに行くグループに分かれて、 作り方や使い方を上手に紹介していました。 夏休みの間、毎日絵日記をつけている人もいて感心しました。 9月9日の給食◆ わかめごはん ◆ 菊花しゅうまい ◆ 菊花汁 今日は重陽の節句・菊の節句です。 中国から伝わった風習で、1,3,5,7,9の数字には陽の力が宿っているとされ、その中で9は最大の数であり、月日が重なる9月9日は陽の気が最大になる吉日と考えられています。 また、季節の花である菊は解毒作用があるとされ、花びらを茶や酒に浮かべて飲むと健康になると言われています。 更に前夜、菊の花に綿を被せ、翌朝、朝露を含んだその綿で身体を拭き清めて穢れを祓う、「菊の着せ綿(被せ綿)」という風習も残っています。 給食では、給食室で千切りにしたしゅうまいの皮にカレー粉で黄色く色づけをし、丸めた肉団子にまぶして蒸した「菊花しゅうまい」を出しました。菊の花に見えるよう、皮をふんわりと、でも落ちないようにトッピングしました。 菊花汁には、かぼちゃで色づけした菊の形のかまぼこを入れました。 白露も過ぎ、暦の上では初秋です。まだまだ暑さは続くようですが、しっかり食べて元気に過ごしてもらいたいです。 9月6日の給食◆ スパゲティラタトゥーユ ◆ フルーツポンチ 夏休み明けの最初の一週間の最終日です。 昨日は開校記念日で休みでしたが、久しぶりの学校生活で疲労感を感じている児童も多いのでは、ということで、過ぎゆく夏の名残を楽しむ、夏野菜をたっぷり使ったスパゲティと、児童が大好きでさっぱりと食べられるフルーツポンチにしました。 ラタトゥーユはフランスのプロヴァンス地方の代表的な料理ですが、元々はニースの郷土料理です。この地方の言葉で、「ラタ」は「たべもの」、「トゥイユ」は「混ぜる」という意味です。 さまざまなバリエーションがありますが、にんにく・玉ねぎ・トマト・ナス・パプリカを使うのが基本だそうです。 学校給食で夏野菜を出す、というと7月が基本ですが、このところの高温続きで、逆に9月初旬くらいの方が品質が安定していたり(台風さえなければ、ですが…)。味も濃くおいしくなっていたりするのです。 カロテンやビタミンCなど、暑さや紫外線の影響を受けている身体に元気をくれるメニューです。 配膳が効率的にできるよう、今回はスパゲティとソースを和えて出しましたが、黄パプリカの存在がわかりにくくなってしまったので、次回からはソースをかけて食べてもらおう、と話しました。 フルーツポンチもギリギリまで冷蔵庫に保管にしてくれていたので、冷たくておいしかったようです。 しっかり食べて、来週からも元気に過ごしてほしいです。 9月9日(月)
4年生が、音楽の時間に、
お祭りのお囃子を聴いていました。 まず、楽器の演奏を文字に置き換えている言葉、 唱歌(しょうが)を聴きました。 「テンツク」 「チャンチキ」 「オヒャーイト」 「テンヒュー」 など面白い言葉がたくさん出てきました。 この言葉は何の言葉が予想した後、 唱歌だと知りました。 唱歌を唱えながら演奏している様子や 大太鼓、締太鼓、鐘、篠笛で演奏していう様子を視聴して、 この音楽はお祭りの時によく聴いていることに 気付きました。 唱歌は、お祭りを盛り上げる楽しい音楽を 演奏するための言葉だと分かりました。 これから、お囃子を自分たちでも 作ってみるそうです。 9月6日(金)いろいろなお店の工夫について考えました。 夏休みに行った近所のお店を思い出しながら、 気付いたことをノートに箇条書きで書きました。 その後、グループで気付いたことを出し合いました。 ・お店に入ったら声かけをしている。 ・種類ごとに分けている。 ・人気の商品を入口に入ったところに置き、置き方を工夫している ・商品が書いてある札を商品の近くに置いて分かるようにしている。 ・曜日によって安くする。 ・一週間の野菜を新聞に載せて、割引が書いてある。・・・ 友達が同じことに気付いていたら、赤丸をつけます。 自分は気付かなかったことで、友達が気付いたことは、 ノートに赤鉛筆で書いて付け足していました。 実際にお店に行って調べてみたくなりました。 パリパラリンピックの嬉しいお知らせ第二弾です。 2年前に南町小学校にいらした、 ゴールボールの佐野優人選手、宮食行次選手が、 金メダルを取りました。 ゴールボール男子では初めてのメダルです。 昨年度いらした、 トライアスロンの秦由加子選手は、9位と大健闘でした。 パラリンピックをこれからも応援していきましょう。 9月4日の給食◆ 飲むヨーグルト ◆ 古代米のお赤飯 ◆ 枝豆とチーズのつくね焼き ◆ 五目汁 明日、5日は南町小学校の72年目の開校記念日です。 このことをお祝いして、古代米を加えてお赤飯を炊きました。五目汁には、「祝」の文字が入った「なると」も入っています。この文字の色は、トマト由来の色素です。 また、いつもの牛乳に代えて、飲むヨーグルトを出しました。 1年生に説明する際には、「明日は南町小学校のお誕生日」と表現しました。 統廃合が進められている地域・自治体もありますが、これからも地域に大切にしていただける学校として歴史を重ねて行かれたらと思います。 9月3日の給食◆ 七分づきごはん ◆ さばの南部焼き、ごまあえ ◆ けんちん汁 さばの南部焼きは岩手県の郷土料理です。 岩手県と青森県にまたがる南部地域では、昔からごまの栽培が盛んでした。これにより、ごまを使った料理が多いのです。 給食では、甘味噌だれに煎りごまをたっぷりと加えたみそだれを、酒などで下味をつけてこんがりと焼いたさばにかけて食べます。 同じ皿にごまあえも盛り合わせるのですが、みそだれを絡めて食べてもよいと考えてこの組合せにしました。 シンプルなごはんによく合うメニューでした。 魚の盛付ですが、和食の場合、魚を奥に、手前にはじかみなどの添えものという配置が作法です。また、頭部は左側にします。肉料理はこの逆です。 こうした作法も今では曖昧になりがちですが、きちんと伝えていくことも大切かと思います。 9月2日の給食◆ ハンガリアンライス ◆ マスタードサラダ ◆ みかんゼリー 長く暑い夏休みも終わりました。いよいよ2学期のスタートです。 2学期はほかの学期に比べて長丁場です。 運動会や、学芸会などの大きな行事も予定されている、盛りだくさんな学期を元気に、自信をもってスタートできるような献立にしました。 長期休業明け初日の給食には、児童が「好き」で「配膳しやすく」て「食べやすく」て「(比較的)早く食べ終えることのできる」メニューを入れます。 これは(経験上ですが)、久しぶりの学校であり、当番にとっては久しぶりの配膳であり、みんなで食べる給食をスムーズに終了でき、加えて完食やおかわりなどもできれば、以降の給食にもよい影響となるからです。終わり、ももちろんですが、初めよければ全てよし、といったところでしょうか。 トマト味のソースも、ともすれば酸味が立ってしまい、苦手と感じる児童も増えますが、やさしい甘みとコクに仕上がっていました。 サラダも蒸し暑い日には適しており、みかんゼリーものどごしがよかったようで、どのクラスもよく食べていました。 2学期も、しっかり食べて元気に過ごしてもらえればと思います。 |
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