7月9日の給食ゼリーフライ 繭玉汁 メロン 牛乳 一口メモ 今日は、「埼玉県の郷土料理」の献立になっています。 「かてめし」は、埼玉県秩父地方に伝わる郷土料理です。昔、米は貴重な食べ物でした。季節の野菜や山菜を混ぜてボリュームを出したことから、混ぜ合わせるという意味の「かてる」が語源となり、「かてめし」と言われるようになりました。今日は、高野豆腐や刻み昆布、油揚げなどを入れて作っています。いろいろな具材から出るうま味がたっぷりと入り、とてもおいしく仕上がりました。 「ゼリーフライ」は、埼玉県行田市に伝わる郷土料理です。形が小判(銭)にそっくりだったことから、「セニーフライ」となり、そこから「ゼリーフライ」に変わったと言われています。衣がついていないコロッケのような料理です。行田市は、足袋を中心とした工場が多く、そこで働く人たちがおやつとして食べていたそうです。 7月8日の給食パリパリサラダ ABCトマトスープ 冷凍パイン 牛乳 一口メモ ABCトマトスープは、トマトのスープに人気のABCマカロニを入れて作りました。 トマトは、昔は鮮やかな赤い色から、毒があると言われていました。そのため、鑑賞用、つまり見るだけの植物として育てられていました。しかしその後、「トマトが赤くなると医者が青くなる」ということわざがあるほど、トマトには健康に良い成分が含まれていることが分かりました。 また、昆布やかつお節、しいたけに代表される「うま味」は、トマトにも含まれていることが分かっています。トマトには、うま味の成分である「グルタミン酸」がたっぷり入っています。ですからイタリアでは、トマトソースは日本でいう昆布やかつお節の出汁のように、いろいろな料理に使われています。 7月5日の給食七夕汁 七夕サイダーゼリー 牛乳 一口メモ 今日の給食は、七夕にちなんだ献立です。 七夕の行事食では、「そうめん」を食べることが多いです。これは、そうめんを七夕の伝説に出てくる織姫がつむぐ糸や天の川に見立てているからです。今日の給食の七夕汁には、そうめんの他に短冊状に切ったにんじんや星形のかまぼこを入れました。 デザートは、サイダーのゼリーに缶詰のパインや星型の寒天をのせて作りました。サイダーの炭酸の粒がキラキラと星のように見えます。 あなごちらし寿司には、調理員さんたちが型抜きをしてくれたにんじんをトッピングしてあります。 七夕の夜は、晴れてきれいな星空が見られるといいですね。 7月4日の給食夏野菜のクリーム煮 バジドレサラダ 牛乳 一口メモ 今日のクリーム煮は、かぼちゃ、ズッキーニ、ナス、ピーマンなどを入れて、色鮮やかな仕上がりになっています。 夏に採れる野菜は、緑色や黄色、紫色、赤など、色がとても鮮やかで、見ているだけでも元気が出るような野菜が多いです。なぜこのような色合いの野菜が多いのでしょうか? 野菜は、一度根っこを下ろしたら、どんなに暑い日でもその場所から移動することができません。そこで、強い日差しから身を守るために、鮮やかな色をしていると言われています。 では、秋から冬にかけては、どんな色の野菜が出回ることが多いでしょうか。また、なぜそのような色をしているのか、調べてみるとおもしろいですね。 7月3日の給食ひじきキャベサラダ 実だくさん味噌汁 牛乳 一口メモ 今月の給食目標は、「決められた時間内に食べよう」です。給食は、限られた時間の中で準備をし、食事をして片付けまでしなければなりません。そこで大切なのは、準備に早く取りかかることです。4時間目が終わったら、給食当番は手を洗い、身じたくを整えるようにします。他の子も手を洗い、自分の席に座って配膳を待つようにします。 食事の時間が短くなってしまうと、せっかくの給食を味わって食べることができません。また、時間がないと、早食いになってしまって消化によくありません。楽しく話ながら食べることも大切ですが、お昼の放送時や静かに食べる時間には、食べることに集中するように指導しています。 7月2日の給食ピーマンのふりかけ 和風ヘルシーバーグ 味噌けんちん汁 牛乳 一口メモ 今日は、ピーマンを使ったふりかけを作りました。ピーマンには、苦味や独特の香りがあり、苦手にしている子が多いかもしれません。そんなピーマンが苦手な子にもおいしく食べてもらえるように、工夫たっぷりに仕上げたふりかけです。 ピーマンの苦味を少なくするための調理のポイントは、(1)ゆでてから使う。(2)繊維にそって切る。(3)油で炒める。(4)しっかりした味つけにする。の4つです。今日は、全てのポイントをしっかりおさえて作りました。 ピーマンは栄養がたっぷりあるので、好き嫌いなく食べてほしい野菜の一つです。苦手な子でもおいしく食べられるように、工夫して作っています。 7月1日の給食イナムドゥチ サーターアンダギー 牛乳 一口メモ 今日の給食は、「沖縄県の郷土料理」の献立です。 「タコライス」は、メキシコ料理であるタコスの具材をご飯にのせた料理です。タコスの具材は、チリパウダーで辛味をつけたひき肉や角切りのトマト、レタス、チーズなどです。今日の給食では、さらにアレンジして、ご飯の上にトマトとチリパウダーで味付けしたミートソースと、ゆでたキャベツとチーズをのせるようにしました。食べる前に、ご飯と具材を軽く混ぜてからいただくようにしています。 「サーターアンダギ」は、黒糖が入った沖縄風のドーナツです。サーターは砂糖、アンダギーは揚げ物や天ぷらという意味です。揚げていると、生地が膨らんで、バカっと割れてきます。この割れたところが笑っているように見えることから、「福を呼ぶ揚げ菓子」とも言われています。 6月28日の給食野菜のペペロンチーノ炒め あじさいゼリー 牛乳 一口メモ 「練馬スパゲティ」は、給食の人気メニューの一つです。今日は、練馬スパゲティを作るために、70kg(約65本)の大根を使いました。 大根をすりおろして、ツナと調味料、だし汁を合わせてじっくりと煮込んで作っています。よく煮込むことで辛味成分がとび、大根の甘味がしっかりと感じられるおいしいソースに仕上がります。1年生は、給食で初めての練馬スパゲティになりました。きっと気に入ったのではないでしょうか。 今日のデザートは、梅雨の時期にきれいに咲くあじさいをイメージした「あじさいゼリー」を作りました。下の白いゼリーはカルピス、上の紫色のゼリーは赤ぶどうジュースを使っています。季節のデザートを楽しめるようにしています。 6月27日の給食生揚げのふきよせ 野菜の土佐漬け 牛乳 一口メモ 「かつおめし」は、高知県の郷土料理の一つです。高知県は、かつおの一本釣りが盛んで、おつおを使った料理が多く作られています。かつおめしは、角切りのかつおとしょう油、砂糖で甘辛く煮て、炊き立てのご飯に青ネギと一緒に混ぜた料理です。 新鮮なかつおは、「たたき」や「刺身」で食べますが、残った刺身を捨てずにおいしく食べるための工夫として生まれたのが「かつおめし」です。昔の人の知恵が詰まった料理と言えます。 土佐漬けの「土佐」とは、昔の高知県のことです。特産品のかつお節を使った料理には、「土佐」という名前が使われることがあります。かつお節は旨味がたっぷりあるので、料理がさらにおいしくなります。 6月26日の給食四川味噌豆腐 春雨サラダ 牛乳 一口メモ フランス料理とトルコ料理、中華料理の3つは、世界三大料理と言われています。その中でも、世界で一番多く食べられているのは、中華料理だそうです。 中華料理と一言で言っても、実は8つもの地域に分けられています。今日は、その中の一つである四川地方で食べられている「四川料理」にちなんだメニューになっています。四川料理は、唐辛子を使った辛い料理が多いのが特徴です。 今日の「四川味噌豆腐」は、鶏肉やにんじん、玉ねぎ、たけのこと、たっぷりの木綿豆腐が入っています。味噌の味に、ラー油と豆板醤という辛い調味料を使っています。1年生から6年生までの全校児童がおいしく食べられるように、辛さは調整してあります。 6月25日の給食ビーフンスープ 冷凍みかん 牛乳 一口メモ ビビンバの「ビビン」とは、どういう意味でしょう? (1) かける (2) のせる (3) 混ぜる 答えは、(3)の「混ぜる」です。ビビンバの「ビビン」は混ぜる、「パ」はご飯という意味で、ビビンバは混ぜご飯を意味する料理です。 今日は給食なので、アレンジしてご飯にひき肉と卵を混ぜています。韓国では、白いご飯の上に野菜のナムル、味を付けた牛肉や豚肉、卵がのせてあり、スプーンでよく混ぜてから食べるようにします。 日本では、お茶碗などは手に持って、箸で食べるようにしています。韓国では、食器は持ち上げずにご飯と汁物はスプーン、その他のおかずは箸で食べるのがマナーだそうです。お隣の国ですが、マナーや食文化に違いがあることが分かります。 6月24日の給食アジのねぎ味噌焼き すき昆布の煮物 ひっつみ 牛乳 一口メモ 今日は、「岩手県の郷土料理」の献立です。 「ひっつみ」は、小麦粉を水で耳たぶくらいの柔らかさまでこね、ひっつまんで(「ひきちぎって」の方言)鍋に入れることから「ひっつみ」の名がつきました。岩手県は寒さが厳しく、お米がとれない年があったので、大麦や小麦、蕎麦の生産も昔から行われていました。そのため、小麦粉などを活用する郷土料理が多く作られてきました。 ひっつみに入れる具材は決まっていませんが、季節の野菜やきのこを使い、しょう油や味噌で味をつけます。ゆでたひっつみをあんこやきな粉、くるみのタレなどと一緒に食べる、甘いおやつのような食べ方もあります。ひっつみは、岩手県内の給食でも人気があるメニューだそうです。 6月21日の給食イカのから揚げ 小松菜とえのきのおかか和え 塩豚汁 牛乳 一口メモ 今日は、短冊切りのイカに下味をつけて、から揚げにしました。今日のイカは、「アカイカ」という種類のイカを使っています。肉厚でやわらかく、とてもおいしい種類のイカです。 イカの種類はとても多く、約500種類ものイカが世界中の海を泳いでいると言われています。大きさもいろいろで、3cmぐらいの小さなものから、15mもの巨大なイカもいるそうです。 クイズです。イカは、敵に襲われそうになった時に墨をはいて逃げますが、何のために墨をはくのでしょうか? (1) 自分の体を黒く染めて隠れるため (2) 敵の目つぶしをするため (3) 自分の分身をつくって敵を混乱させるため 答えは、(3)です。イカのはく墨は、水中でイカと同じような形に広がるので、もう1匹のイカが現れたと勘違いをさせてそのすきに逃げることができます。ちなみに、タコがはく墨は水中でモクモクと広がり、敵が何も見えなくなって困っているすきに逃げているそうです。 6月20日の給食キムチチゲスープ フルーツポンチ 牛乳 一口メモ 「食育」とは、心や体の健康を守るために、食べることについてのいろいろな知識を育むことを言います。 毎月19日は、「1」を「い」、「9」を「く」と読み、「食育の日」と定められています。また、毎年6月は、「食育月間」にもなっています。 1日3食、ただ食事をすればよいわけではありません。健康のために、栄養バランスや量などをきちんと考えて食事をすることが重要です。また、目の前にある食材がどのように運ばれてきて、どのように調理されたかを知ることも大切です。 ぜひ、毎日の食事に興味をもって食べられるようにしてあげてください。このことが、いつまでも健康でいるための元気な体と、豊かな心を育んでいくための第一歩になります。 6月19日の給食厚焼きたまご わかめサラダ 具だくさんみそ汁 牛乳 一口メモ 皆さんはどんな卵料理を食べていますか?卵焼き、ゆで卵、オムレツ、茶碗蒸し、卵かけご飯、目玉焼きなど、いくつも思い浮かべることができると思います。卵は私たちの食生活になくてはならない食材のひとつで、日本人の卵の消費量は世界の中でもトップクラスだそうです。 卵は体をつくるもとになる赤色の仲間の食べ物です。また、ひなが成長するために必要な栄養がバランスよく含まれており、ほとんどの栄養素が含まれているので、「完全栄養食品」とも言われています。しかしビタミンCや食物繊維など不足している栄養素があるので、卵と野菜を一緒に食べると栄養バランスがさらによくなります。 給食室で卵を使う時は、ひとつひとつ小さなボウルに一度割って、カラなどが入っていないかチェックしています。(写真2枚目)卵と野菜などの具材を合わせて卵液を1人分のカップに入れて、オーブンで焼いて作りました。(写真3枚目) 6月16日の給食キャベツのクリームスープ オレンジ 牛乳 一口メモ カレーライスをはじめ、カレーパン、カレーうどんなどカレー料理は大人にも子供にもとても人気がありますね。今日はカレーパンを給食室でも作れるようにアレンジし、揚げるのではなく、オーブンで焼いて作る「焼きカレーパン」を作りました。 最初に豚ひき肉、人参、玉ねぎなどで中の具材となるカレーを作り、パン屋さんが焼いてくれた柏型のパンにカレーをひとつずつはさみます。(写真2枚目)そして、給食室の大きなオーブンで焼きました。(写真3枚目)限られた時間の中で、具を作ってパンにはさまなくてはいけないので、大変な作業ですが、調理員さんたちが頑張って作ってくれました。 6月17日の給食鮭のごまつけ焼き ひじきと枝豆の炒り煮 キャベツの油揚げのみそ汁 牛乳 一口メモ 皆さん「ひじき」は好きですか?ひじきは鉄分、カルシウムが豊富なので成長期の皆さんにはしっかり摂ってもらいたい食材のひとつです。給食でも煮物やサラダ、ハンバーグに混ぜたり、混ぜご飯の具材にしたりと、よく登場する食材です。 今日はひじきを枝豆、油揚げ、人参などと一緒に砂糖、醤油で味を付けた「ひじきと枝豆の炒り煮」を作りました。ご飯によく合うおかずです。 給食で使用するひじきは乾燥したものですが、水で戻すと6〜7倍にも増えます。おいしく仕上げるコツは次のふたつです。 (1)ひじきを水でしっかりと戻すこと。 (2)水で戻したひじきに熱湯をかけるか、さっとゆでること。 おいしく食べてもらうために、しっかりと下ごしらえしてから使っています。 6月14日の給食鶏肉とコーンの揚げ煮 わかめの味噌汁 牛乳 一口メモ 鶏肉とコーンの揚げ煮は、学校給食では定番のメニューの一つです。以前からあるメニューなので、各ご家庭のみなさんも食べたことがあるかもしれません。 作り方は、しょう油や砂糖などで味をつけただし汁の中に、から揚げにした鶏肉と揚げたじゃがいも、にんじん、玉ねぎ、そしてたっぷりのコーンを入れて煮ます。 鶏肉やじゃがいも、コーンは、子ども達が大好きな食材の組み合わせなので、おいしいこと間違いなしです。ご飯にもよく合う味付けになっています。 6月13日の給食じゃがいもの中華スープ ごろごろみかんゼリー 牛乳 一口メモ 今日のみかんゼリーは、見てびっくりのゼリーです。まるまる1個のみかんが入った、見た目も味も楽しめるゼリーになっています。 初めて見る人がいるかもしれませんが、皮をむいたみかんを1個のまま缶詰に加工したものを使っています。フルーツの缶詰というと、みかんを始め、パインや桃、サクランボなどをよく目にします。調べてみると、梨やりんご、ビワ、キウイ、いちご、グレープフルーツといった、様々な種類の缶詰が作られていることが分かります。どんな味がするのか、一度食べてみたいですね。 6月12日の給食キャレットドレッシングのサラダ 牛乳 一口メモ ハヤシライスの名前の由来は、早矢仕さんという人が考えた料理だからという説もありますが、「ハッシュドビーフ・ウィズ・ライス」が変わって「ハヤシライス」になったとも言われています。 「ハッシュ」とは、細かく切ることや細かいものという意味があります。ハヤシライスには、薄切りの牛肉が入っています。(今日の給食では、豚肉を使用しています。) おいしく作るポイントは、玉ねぎをあめ色になるまでよく炒めることです。そして、小麦粉と油が茶色くなるまでじっくりと炒めて作るブラウンルーです。ブラウンルーは、焦げないように作るのがとても難しいので、調理員さんたちの腕が光る料理の一つになっています。 |
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