「わくわく・どきどき」の学びを目指して

2月15日(月) その2

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 5年生は、音楽の時間に「威風堂々」の合奏を練習しています。本来の年であれば、2月〜3月の卒業関連行事に向けて、5年生はリコーダー練習に徹底して取り組む曲です。6年生を送る会の退場時の音楽として、また卒業式の入場の時に5年生が演奏していました。しかし、今年はコロナ禍のため、リコーダー演奏をすることができません。そこで、楽器編成を変えて練習に取り組んできました。
 3学期に入り、クラスごとに練習を積み重ね、合奏が仕上がってきました。今日は、音楽専科の先生がクラスごとの合奏をビデオに収録していました。(写真上)6年生を送る会は、在校生の中でも5年生が最も大切な位置にいます。最高学年を引き継ぐための大切な会になります。今のところ、学年ごとに体育館に行って、6年生に対してお祝いとお礼の気持ちを込めて出し物をすることになっています。5年生の合奏「威風堂々」は、動画に収めて6年生にお祝いの気持ちを伝えていくようにします。
 4年1組では、「祭りだいこ」という資料を使い、「伝統と文化の尊重、郷土愛」について考える道徳の授業をしていました。主人公の良子は、父の進めで山車(だし)のおはやしに取り組むものの、思ったよりも難しさを感じます。しかし、練習を見に集まる村の人々や、熱心な指導者の姿から、祭りに対する願いや思いを知り、次第に心が変化していきました。そして祭り当日、楽しそうな人々の顔を見て、自分の郷土のよさを感じるようになりました。伝統を大切にしていく良子の姿から、自分も郷土の伝統を伝えていくことができることに気付かせていくという内容です。
 田柄の地域の伝統に、どのようなものがあるでしょうか? 道徳の資料と同じく、夏のお祭り(金魚市と盆踊り)は、田柄ならではの伝統行事です。特に金魚市は、田柄小に着任してから様々な方にその歴史を教えていただきました。昔は、縁起物の金魚を売る夜店が、愛宕神社の周りにたくさん並んだそうです。
 そして、田柄の伝統として大切なのは、餅つきです。今年は1月に実施することができませんでしたが、毎年地域の方々が集まり、卒業記念餅つき大会が開かれています。4年生以上の子ども達に、田柄伝統の餅のつき方である「千本突き」を披露していただいています。担任の先生が、昨年の餅つきの写真を子ども達に見せて説明していました。(写真中)きっとこの子ども達の中にも、いつか田柄町会の伝統を引き継ぐ若者が現れ、餅をついたりお祭りで活躍したりしていくことでしょう。
 文化庁の巡回公演として、荒馬座の皆さんに来ていただきました。先週の火曜日に、ソーラン節の踊り方と太鼓のたたき方のワークショップがありました。今回は、本公演を子ども達の前で行っていただきました。午前の部は5年生に、そして午後の部は6年生対象の公演でした。
 本来であれば、全校児童対象に鑑賞教室として行う取り組みです。一学年ずつ体育館に広がって鑑賞するというのは、滅多にできません。コロナ禍ということで、感染症対策を行ったうえで開催できる学校を探しているという情報を得て、田柄小で上演していただく運びとなりました。しかも、無料での鑑賞です。
 3人の代表児童と学年の先生1名が太鼓をたたき、ソーラン節で開幕しました。自分も昔は、この「ソーラン節」を運動会の表現として指導していた時代がありました。懐かしさがこみ上げてきました。
 そして、前半は北海道のアイヌの踊り、後半は沖縄のエイサーを中心とした踊りが上演されました。(写真下)アイヌの踊りは、学芸会で取り入れて指導したことがあります。また、エイサーは、まだ全国的に流行る前に、運動会で指導したことがあります。洗剤の箱を用意させ、一人ずつ手作りの太鼓を作って練習をしました。また、紫色の布を用意して、頭に巻いて子ども達と踊りました。
 最後のぶち合わせ太鼓では、荒馬座の皆さんの力強い太鼓の音が体育館の外まで響き渡りました。コロナ禍で、この一年間は厳しい状況下での公演が続いていると思われます。子ども達に、日本の伝統文化のすばらしさとともに、コロナ禍に負けない熱意を伝えていただけた気がします。

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28            

お知らせ

学校だより

給食だより

献立表

相談室

お知らせ(けやきルーム)