3月3日(水)5年2組では、インターネットのタイピングソフトを利用して、キーボード操作の練習をしていました。キーボードを見ないでタイピングする行為は「ブラインドタッチ」や「タッチタイピング」という言われ方をします。そのブラインドタッチを練習するためのソフトが「タイピングソフト」です。無料で使えるソフトや小学生でも楽しく学べるソフトがいろいろあり、担任の先生が子ども達に紹介していました。 5年生が懸命に覚えた「百人一首」を使ったタイピング練習コースや、しりとりゲームの練習コースなど、楽しいものばかりです。子ども達は、しばらく夢中になって取り組んでいました。(写真上) ブラインドタッチは、パソコンの使い始めに覚えさせることが肝心です。子どもだったら、すぐに覚えるはずです。自転車や一輪車の乗り方を覚えるのと同じです。子どものうちにできるようになれば、大人になってもその感覚は忘れないものです。 4年生は、算数の時間に「箱の形の特ちょうを調べよう」という学習をしています。単元の初めには、家から空き箱を用意してきて学習していました。直方体と立方体についての学習をしています。 小学校の算数科では、2年生から5年生にかけて立体図形についての学習があります。2年生は、「はこの形をしらべよう」という学習があり、ちょうど今習っているところです。家から持ってきた空き箱のいろいろな面の形を紙に写し取ったり、粘土と竹ひごで立体を作ったりします。頂点や辺の数に着目させていきます。 3年生は、「まるい形を調べよう」という円と球について学習する単元があります。どこから見ても円に見える形を「球」ということや、球の中心や半径、直径の意味、球はどこを切っても切り口が円になることを学びます。 5年生では、直方体と立方体の体積の求め方について学習します。そして、その前段階の4年生では、立体の面・頂点・辺についての特徴を調べたり、展開図を書いたりします。今日は、直方体の展開図を方眼紙に書いて切り取り、組み立てていました。(写真中) 子どもの空間認知力は、教科書だけの学習では身につかないものです。つまり、2年生以前の遊びや経験が重要であるということです。では、どんな遊びが子どもの空間認知力に影響するのでしょうか。まず、おすすめは「折り紙」です。折り紙をどう折ったらどんな形になるとか、本に書かれている図を見て折り方を考えるという経験はとても重要です。次に、「積み木」や「ブロック」を使った遊びです。小さな子どもがいろいろな形を作って遊ぶ中から、立体物の感覚を身につけていることになります。さらに、「鬼ごっこ」も空間認知力を身につけるために大切な遊びであると言われています。相手のスピードと方向を察知して追いかけることで、空間認知能力を伸ばしているそうです。こう考えると、昔から行われている素朴な遊びがいかに大切であるかということが分かります。 5校時に、1年3組の子ども達がけやき広場で長なわの練習をしていました。1年生は、今まで「大波小波」で跳んでいました。3学期は、2年生以上と同じ「8の字跳び」でがんばるようです。18日(木)には、2学期に続いて今年度2回目の長なわ記録会があります。それまでに全員が跳べるように練習を続けていきます。(写真下) ところで、子ども達の向こう側には、満開に咲いた梅の花が写っています。(写真下)うすいピンク色の八重咲きの品種の花です。近くに行くと、梅の花のとても良い香りが漂ってきます。梅の花は、桜のように華やかさはありませんが、その代わり「香り」という武器をもっています。(さらに、6月の梅の実の香りもいいものです。) 私の家から車で40分のところに、埼玉県の生越(おごせ)梅林があります。昔は、3月になるとよく行きました。きっと今年もそろそろ満開の時期を迎えるでしょう。梅まつりは中止だと思いますが…。 |
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