ようこそ、練馬区立田柄小学校ホームページへ!  〜「わくわく・どきどき」の学びを目指して〜

3月2日(火)

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 今日も暖かな朝を迎えました。先日、桜の開花予想が出され、東京は17日(水)と発表されていました。今日の南風で、さらに早まるかもしれません。
 その桜よりも早く、田柄小のコブシの花が開き始めています。コブシの木は、中庭の1年1組の教室前にあります。登校してきた子ども達が窓から顔を出し、先週金曜日から咲き始めていたことを教えてくれました。(写真上)
 コブシは、日本各地の野山を白い花で彩り、桜とともに春の訪れを告げる花木です。また、コブシといえば、真っ白の花を咲かせるという印象がありますが、学校にあるのは淡いピンク色の花を咲かせる「シデコブシ」という仲間です。普通のコブシは、花びらの枚数が6枚であるのに対して、シデコブシの花びらはその倍以上あり、細いリボンのような形状をしています。野生のシデコブシは、土地造成などが進んだ結果として、大変少なくなってきています。年々自然個体群は減少を続け、準絶滅危惧種にまで指定されてしまったそうです。そう考えると、大切に育てていきたい花木と言えます。
 午前中は、久し振りに参集型の校長会がありました。駅に向かう途中、マンサクの花が咲いているのを見かけました。錦糸卵のような、細長い鮮やかな黄色い花びらが特徴の花です。これから次々と春の花が見られる時期になっていきます。
 5年生は、理科の時間に「人のたんじょう」の学習をしています。受精卵から始まり、母体内での胎児の成長の様子や、養分の受け取り方と胎盤の働きについて学習していきます。また、1学期には、「メダカのたんじょう」の学習があり、卵の中でメダカがどのように成長していくのかを学んできました。今回、人の誕生について学習し、他の動物と比較することでさらに学習が深まります。また、5年生では、インゲンマメを使って発芽の条件や仕組みを学んだり、花の実や種のでき方についても学習したりしてきました。植物と動物の発生を比べながら学習することもできます。
 理科室でも、各自に1台ずつ配備されたタブレットパソコンが活用されていました。特に人の誕生の単元では、映像資料等が必須になります。タブレットパソコンをインターネットにつなぎ、母親のお腹の中で育つ胎児の映像を見ながら、各自で調べ学習を行っていました。(写真中)
 ところで、「個体発生は系統発生を繰り返す」という言葉をご存知でしょうか? 個体発生とは、ある生き物が受精卵から誕生することを言います。系統発生とは、その生物がたどってきた進化の過程を言います。人間で例えると、人が受精卵から母親のお腹の中で育っていく様子は、人間の進化の道筋と同じであるということです。
 確かに、受精卵が変化して胎児が人間らしい姿になるまでには、しっぽのようなものがあったり、ギョロっとした目が爬虫類のようであったりします。それが、人間の進化の過程に似ているというわけです。現在では、この説は王道ではないようですが、私は大学の生物学の授業でこの話を聞いて、なるほどと思いました。そう信じた方が、生命がとても神秘的でかけがえのないものに感じられてきます。
 昨日の朝会の際に、6年生を送る会の写真を映しながら話をしたということをホームページでお伝えしました。実は、最初にミッキー池のカメ吉の写真も子ども達に見せていました。(昨年の春に撮った写真です)そして、「カメ吉は、去年は3月10日に姿を現しました。今年はいつごろ出てくるでしょうか…。」という話をしていました。
 その矢先、今日の昼休みに、なんとひょっこりと姿を現したではないですか!! 池の中まで朝会の話が聞こえていたのでしょうか。今年の「カメ吉が目覚めた日」は、3月2日になりました。すぐにカメ吉に気づいた子ども達が集まり、久し振りの姿に見入っていました。(写真下)
 冬眠に入ったのは、10月の終わり〜11月上旬頃です。まるまる4か月間、カメ吉は冬眠していたことになります。冬の間は水が澄んでいるので、池の底までよく見えます。泥や落ち葉しか見えないので、カメ吉は泥の中に潜っていたのでしょうか? 呼吸もせずに・・・それも不思議なことです。

3月1日(月) その2

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 4年1組で道徳の授業がありました。「ブラッドレーのせい求書」という資料を使った「父母、祖父母を敬愛し、家族みんなで協力し合って楽しい家庭をつくること」を主な指導のねらいとした授業でした。このお話は、以前から様々な会社の道徳の教科書(以前は副読本)に掲載されてきている有名な資料です。
 ある朝、ブラッドレーが母親の皿の横に、「お使い代1ドル、留守番代2ドルなどの請求書を置きました。昼食の時、ブラッドレーの皿の横には、請求したお金と一緒に母親からの請求書が置いてありました。そこには、全て0ドルと書かれていました。ブラッドレーの目は涙であふれ、母親に謝ってお金を返したという内容です。
 子ども達にとっては、日常的によく家庭で経験することではないでしょうか。授業では、「お母さんの請求書を見て、ブラッドレーはどんなことを思ったのでしょう。」という発問を主に考えさせていました。道徳の授業では、こういう中心発問に対して、ワークシートに自分の考えを記入させる場合が多いです。お母さんも請求書を出してきたこと、そしてそこには全て0ドルと書かれていたことから、ブラッドレーは大切なことに気がつきました。
 4年生だと、あくまでも「自分だったらお手伝いの時にお金を請求し続ける」と考える子がいるものです。しかし、先週二分の一成人式を終えた4年生の子ども達の多くは、いかに家族が普段の自分の生活を支えてくれているのかを感じ取っています。ワークシートに、すぐに自分の考えを書き始める子ども達の姿がありました。(写真上)
 昔からよく言われてきました。親は、やたらと子どもにお金を与えてはいけないと…。お手伝いをしたからといっておこづかいを渡す、あるいはテストの結果によってお金を与える…全て子どもの心をダメにする行いです。私たち大人も、この道徳の資料をよく読まなければなりません。
 6年生は、理科の時間にマイクロビットという教材を使ったプログラミング教育に取り組んでいます。今年度から始まった新学習指導要領の柱の一つに、プログラミング教育があります。これは、プログラミングのための新たな教科ができたのではなく、各教科での学習の中に指導が含まれています。プログラミング的な思考を育むことがほとんどなので、教科書のこの部分に含まれているのかなというものがほとんどです。その中でも、必修化されているものの一つが、6年生の理科「私たちの生活と電気」にあります。1月から学習してきたこの単元では、「電気は,つくりだしたり蓄えたりすることができること」や「電気は、光、音、熱、運動などに変換することができること」を学んできました。そこで、生活に役立つ電気の使い方を考える発展的な学習場面において、プログラミング的な思考を取り入れて学習をしています。
 マイクロビットは、イギリスのBBC(英国放送協会)が中心となって開発した、小さなコンピュータです。様々なセンサーやLED、出力端子を備えています。パソコンと接続してからwebブラウザを使い、ブロック状の指令を組み合わせてプログラミングした内容を読み込ませます。
 いろいろなセンサーのうち、一番わかりやすいのが人感センサーや明るさセンサーです。「人が来たら電気がつく、人がいなくなったら電気が消える」や、「暗くなったら電気がつく、明るくなったら電気が消える」というプログラミングは、日常の様々なところの電化製品や街灯、トイレの電気などに使われています。
 子ども達は、パソコンの画面上でプログラムを組み、実際にマイクロビットのLEDが点灯・消灯するかを確かめていました。(写真中)
 土日にタブレットパソコンを持ち帰り、各自がパスワードを変更して登校してきました。今週から、少しずつ教室でタブレットパソコンの活用の仕方を指導していきます。
 今日、2年生以上の学年で主に使っていたのは、ミライシードというアプリでした。学年や単元に合わせて、国語や算数のドリル学習が行えるアプリです。その中の漢字ドリルを使い、正しい書き順に沿ってなぞる問題や、タッチペンで漢字を書く問題に取り組んでいたクラスがありました。採点機能がついていて、入力した文字が間違っていたり雑に書いたりすると、「×」がついて正解が示されます。できた問題に合わせてポイントがたまっていくなど、子どもの気持ちを高める工夫もされています。また家庭に持ち帰って、ミライシードを使って復習問題に取り組みたいという子がたくさんいそうです。
 ところで、ミライシードに入ると、最初に自分の利き手を選択する画面が出てきます。漢字を入力する枠が右側に来るか左側に来るか、利き手に合わせて画面を変えてくれる機能のようです。(写真下)ユニバーサルデザインの一つとして導入されているのでしょう。普段使っている教材の多くが、当たり前のように右利きを基本としている感覚を改めていかなければなりません。

3月1日(月) その1

 今日の全校朝会では、先週金曜日に行った6年生を送る会から、各学年の出し物の写真を見せながら話をしました。それぞれの学年の出し物から、十数枚ずつ写真を選び、ミートの画面に映し出しながら話をしました。説明した内容は、以下の通りです。
・・・『先週金曜日に、今年度最後の全校行事である「6年生を送る会」がありました。どの学年も、もうすぐ卒業していく6年生に「今までありがとう」という感謝の気持ちを込めて、すばらしい出し物を発表することができました。今日は、その時の写真を見せながらお話をします。
 最初に、1年生の出し物です。1年生は、今まで6年生にたくさんお世話になってきました。入学してから、休み時間によく一緒に遊んでもらいました。今でも6年生に遊んでもらっている様子をよく見かけます。1年生は、全員がかわいらしいネコに変身してダンスを披露しました。カチューシャに耳をつけ、しっぽも一人ずつ手作りで用意したそうです。各クラスから「踊り隊係」の子ども達が集まって、ダンスの振り付けを考えました。踊り方をビデオに撮って、クラスで練習をしてきました。曲は、嵐の「サクラ咲け」でした。後ろ向きでおしりを振り振りしたり、振り返って決めポーズをされたりして、6年生はメロメロになってしまいました。当日、6年生が首にかけていたドラえもんペンダントは、1年生の手作りのプレゼントでした。
 次に、2年生の出し物です。2年生は、お世話になった6年生と対決することをテーマに出し物を構成しました。最初になわとび対決をしました。二重跳びとあやとび、後ろ跳びの3種目のなわとびの技で勝負しました。それぞれの種目に2年生と6年生が1対1で対戦し、30秒間で何回跳べたかで競い合いました。6年生は、負けてはならないというプレッシャーがあり、真剣そのものでした。2年生も学年でトップクラスのなわとび名人を選出してきました。競技が始まると、なわとびがビュンビュン回る音が聞こえてきました。結果は、2勝1敗で6年生の勝ちでした。「やっぱり6年生はすごいな」と感心する2年生に対し、ほっと胸をなでおろして戻っていく6年生の姿が対照的でした。続いて、けん玉対決をしました。学童や生活科の授業でけん玉をしている2年生に対し、久し振りにけん玉を手にする6年生が3人ずつ出てきました。対決技は、「回しとめけん」です。剣先に玉を入れる1回勝負でした。緊張感高まる中、2勝1敗でこれも6年生が勝利しました。
 続いて、3年生の出し物です。3年生は、呼びかけと祝いの手打ちでビシッと決めた出し物を披露しました。呼びかけは、鬼滅の刃風の構成になっていました。「全集中!」や「6年生の呼吸」、「1の型」のように、一つ一つのポーズをキリッと決めて発表しました。6年生の型に「折れない心」がありました。様々な行事が中止になっても、6年生の心は折れることなく立派な姿を見せていたことを取り上げていました。出し物の後半は、祝いの手打ちでした。3年生は、実行委員を中心に何週間も前から準備を進めてきました。その練習の成果が良く感じられる発表になりました。練習が始まった最初の頃は、なかなか手拍子がそろわずに、苦労してきました。学年全員の心が一つにならなければ完成しない出し物です。まさに「全集中!」で取り組み、成功した祝いの手打ちでした。6年生の心にも響いたことでしょう。
 次は、4年生の出し物です。出し物の前半は、「田柄小卒業試験」と題した田柄小に関するクイズを出題しました。「6年生なら、きっと知っているはず」と出したクイズでしたが、意外と難しかったようです。3問のうち、正解したのは1問だけでした。6年生の先生は、盛んにダメ出しをして留年を勧めていましたが、台本通りに4年生の子が進行していきました。出し物の後半は、「東京victory」の曲に合わせて、リズムなわとびを学年全員で披露しました。この1か月間、休み時間に4年生の子ども達が、なわとびの練習をがんばる姿をずっと見てきました。この日のために、一人一人しっかり努力してきた成果を見ることができました。二重跳びやはやぶさといった難しい技を、たくさんの子ども達が跳べるようになったこともよく分かりました。4年生は、翌日の土曜日に「二分の一成人式」もあり、その練習も同時に進めてきました。
 次に、5年生の出し物です。5年生は、1つ学年が上の6年生とは、入学してから5年間、ずっとその後姿を追いかけてきました。運動会や学芸会など、大きな行事のたびに一つ上の先輩を見て、自分達も成長してくることができたという思いを新たにしたことでしょう。そこで、今まで6年生が運動会や学芸会で発表した内容をもとにして、出し物が構成されていました。6年生は、4年生の時に「ゆめどろぼうウンパッパ」の劇を学芸会で演じています。王様と家来役の衣装を見て、6年生から「あっ、学芸会の時の…」という声が聞こえてきました。その他にも、グッキーダンスやソーラン節が登場し、今までの6年生の思い出を振り返るような演出になっていました。さらに、ソーランを踊る場面では、6年生も引き入れて全員で踊るという展開になりました。ステージの上にも6年生が、そしてギャラリーにも5年生が広がり、5,6年生が一体となってソーランを踊りました。1週間前に、5年生は6年生から田柄ソーランを引き継ぎ、踊り方を教えてもらいました。6年生の踊り方の動画を見ながら、5年生はソーランを練習してきました。今年度は運動会がありませんでしたが、「田柄小の伝統は、しっかり自分達が引き継ぐぞ」という5年生の強い決意を感じさせてくれた出し物でした。
 最後に、6年生のお礼の出し物です。6年生の出し物は、中庭に楽器を用意して「東京victory」の合奏を披露しました。中庭を囲むように、1年生から5年生の子ども達が窓から応援をする中、すばらしい演奏が始まりました。2学期の後半から準備をしてきた合奏でしたが、3学期になりリコーダーや鍵盤ハーモニカが使えなくなってしまいました。そこで、急遽新しい楽器に挑戦した子もいました。授業時間だけでなく、休み時間にも何度も繰り返し練習をしてきました。その練習の様子は、毎日音楽室から聞こえてきていたので、みなさんもよく知っていると思います。6年生の演奏は、指揮者や楽器を交代して3回演奏されました。楽器を担当しない時は、校舎の方に向かって手拍子と笑顔を送りました。それに合わせて、1年生から5年生、そして全ての先生達が一緒に手拍子をしました。音楽に合わせてピョンピョンと飛び跳ねて応援していた子もいました。田柄小全体が一体となる、とても素敵な、そして幸せな時間をみんなで過ごすことができました。6年生のすばらしい演奏は、田柄小全員の心にしっかりと刻まれました。きっと6年生一人一人の心にも、すばらしい思い出としてこの日の合奏が残ることでしょう。6年生にとっては、小学校で最後の学年合奏であり、全校行事となりました。』・・・
 朝会では、図工展の表彰も行いました。

2月27日(土)

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 1,2校時に、4年生の「二分の一成人式」がありました。当初は、体育館に4年生の保護者の方々に参観していただく予定でした。しかし、緊急事態宣言が延長されたため、無観客での開催となりました。
 4年生は、総合の学習の時間に「自分史作り」を通して、今までの10年間を振り返ってきています。家庭でも学校でも、さらに地域でも、たくさんの人々に育ててもらい成長してきたことを再確認しました。成長した自分の姿を見てもらい、さらに感謝の気持ちを伝えるための取り組みとして「二分の一成人式」を計画しました。
 学年でいくつかのグループに分かれて、できるようになったことや得意なことの発表を中心に練習してきました。跳び箱や楽器演奏、なわとび、長なわ、バスケットボール、竹馬など、全員がそれぞれの発表にきちんと参加していました。お題を決めて絵を描くという特技を発表したグループもありました。
 最初と最後には、クラスごとに練習してきた「さんぽ」の合奏も披露しています。昨日の6年生の合奏と同様に、リコーダーが吹けない状況で、楽器を工夫して完成させた合奏でした。今回の「二分の一成人式」の様子は、学年の先生がビデオに収録していました。来月の保護者会の時に見ていただく予定です。(写真上)
 実行委員の子ども達の司会の様子や、代表児童の言葉、学年そろって行った呼びかけも含めて、直接見ていただけなかったのが残念です。しかし、そのような環境下でも、4年生が高学年に向けて成長してきている様子をしっかりと感じ取ることができました。
 6年生は、国語の時間に「今、わたしは、ぼくは」という学習をしています。話すこと・聞くことの学習単元で、自分の考えが伝わるようにスピーチをすることを目標に学習してきました。クラスごとに、様々なスピーチの様子が見られました。(写真中)
 6年生の多くの子ども達は、委員会活動などを通じて、多くの人の前で話をする経験を積んできています。しかし、それらの多くは、決まりきった連絡を伝えるものである場合がほとんどです。自分の意見や考えを主張する場は、それほど多く経験していません。
 スピーチを通じて相手を納得させるためには、まず自分の考えがしっかりもてなければなりません。そして、それをどう話すかが重要になります。国語の学習を通じて、大切な力を培っていることを感じました。
 5年生の「方言の授業」がありました。今年も講師として説 寿弘先生にお越しいただきました。5年生の各クラスに、楽しく学べる方言の授業をしていただきました。
 説先生は、区内の幼稚園の園長先生をされています。その前は、小学校の校長をされていて、その時の副校長が私でした。鹿児島県の喜界島のご出身で、方言だけで話をされると、「何語?」と思うくらい何を話しているのかさっぱり分かりません。授業では、方言の話だけでなく、喜界島の自然や子どもの頃の話までしていただきました。そして毎回行っていただくのが、サトウキビの皮むきの実演です。田舎から送ってもらったサトウキビを取り出し、犬歯を使って皮をむき、中の繊維質をむしゃむしゃと食べて見せてくれます。(黒糖のもとになる甘い汁を吸って、繊維質は出します。)島では、子ども達のおやつ代わりになっていたそうです。
 説先生は、子ども達の前で相変わらず生き生きと話され、元気いっぱいだなと思いました。手品が得意な先生で、今回も各クラスでいろいろな手品を見せていただきました。(写真下)10年前、私が職員室で副校長の職務に専念していると、決まって休み時間に校長室から子ども達の歓声が聞こえてきたものです。校長室に遊びに来た子ども達に、いつも手品を披露していたのです。(毎年夏休みに、手品の講習会に行っていたくらいですから、研究熱心な先生でもあります。)
 3クラス続けて指導され、校長室に戻って来られた説先生と、一緒に勤務していた頃の話になりました。東日本大震災での対応では、共に苦労を分かち合いました。副校長だった私よりも、当時校長だった説先生の方が何倍も大変だったと思います。あれから、もうすぐ10年が経とうとしています。

2月26日(金) その2

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 3,4校時に、6年生を送る会がありました。朝会や集会を除けば、6月の1年生を迎える会以来の全校行事と言ってよいでしょう。ただ、全校がそろったのは、6年生のお礼の出し物(合奏)の時だけです。でも、昨日お伝えしたように、オンラインで各教室とつないだので、体育館で行われた1年生〜5年生の出し物を全校児童に見せることができました。
 昨日は、1,2,5年生のリハーサルの様子をお伝えしたので、他の学年の出し物についてお伝えします。
 3年生は、今週初めに屋上での練習の様子をお知らせしました。先週からクラスで何度も練習してきた「祝いの手打ち」は、本番で見事な「技」を披露することができました。きっと、ひな壇にいた6年生もびっくりしたことでしょう。(その証拠に、手打ちの最中は、6年生全員が固まったように動けませんでした。)
 鬼滅の刃を取り入れた流れは、3年生らしさを表していました。・・・6年生の「折れない心」を型の一つに入れたのも、3年生の先生方の心憎い演出でした。(写真上)
 4年生は、明日の二分の一成人式の準備もありながら、学年の出し物をよくがんばってきました。前半は、田柄小卒業試験と題して、○×クイズを出しました。6年生の誤りが多く、学年の先生からまさかのダメだしがありましたが、台本通り合格となりました。
 後半は、全員で行うリズムなわとびでした。6年生の合奏曲である「東京VICTORY」を使ったところに心遣いを感じました。今月に入ってなわとび月間が終わっても、4年生が休み時間に一生懸命なわとびをがんばる姿が見られた理由がよく分かりました。音楽に合わせて、全員がしっかりなわとびを跳ぶ様子は、まさに練習の成果です。次第に技が難しいものになっていきましたが、二重跳びやはやぶさを連続で挑戦する子もいて、とても立派でした。(写真中)
 最後に、6年生の合奏についてです。体育館の部が終わり、移動時間になりました。中庭に楽器を準備し、全校に放送が入りました。北校舎の窓や図書室側の渡り廊下の窓やその屋上に、子ども達の顔が並びました。委員会の引き継ぎの後、6年生のお礼の出し物「東京VICTORY」の合奏が始まりました。
 この1か月間、休み時間も授業中も、繰り返し校内に響き渡ってきた音楽です。コの字型に囲まれた中庭での演奏は、校舎に反響することで、一層迫力が増したように感じられました。野外コンサートのような解放感と全校児童の手拍子が一体化し、田柄小全員の心にしっかり届くすばらしい演奏になりました。
 6年生は、クラスごとに練習をしてきたので、楽器を交代しながら3回演奏を繰り返しました。リコーダーや鍵盤ハーモニカの指導ができない現状で、よくここまで工夫して合奏をつくり上げることができたと思うと、感慨深いものがあります。
 6年生は、2学期辺りから一つ一つが「小学校最後の…」という最終回を迎えています。学年全員での合奏も、今日の演奏が小学校での最終回でした。どの子ども達、そして教職員の心にも、今年の6年生の記憶としてしっかり残るすばらしい時間となりました。

2月26日(金) その1

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 昨日は、充電のためにタブレットパソコンを持ち帰りました。今日は、たっぷり充電されたタブレットパソコンを使って、各クラスで起動の仕方とシャットダウンの仕方の指導がありました。
 LTEドングルを接続すると、インターネットにつながります。次に、各自でIDとパスワードを入力すると使えるようになります。担任の先生から、一人一人のIDと初期パスワードが印刷されたプリントをもらい、さっそくキーボードを使って入力してみました。
 高学年はパソコン室をよく利用しているだけあって、すぐに立ち上げることができたようです。低学年の子ども達は、初めてキーボードを操作する子が多かったようで、一つ一つ先生が確認しながら進めていきました。(写真上は1年生、写真中は3年生)
 本日、またタブレットパソコンを持ち帰っています。月曜日までに行ってくることは、初期パスワードを家庭で任意のパスワードに変更することです。必ず忘れないように記録し、学校への提出もお願いします。また、一人でIDとパスワードを入力して立ち上げることができるように、練習の様子を見てあげてください。タブレットパソコンを使う時は、毎回IDとパスワードの入力が必要になります。(Googlechromeを使っているので、ご家庭で利用しているパソコンとはキーボードの配列が違うところがあります。)
 来週からは、学年の実態に合わせて、様々な機能やアプリの使い方を少しずつ指導していく予定です。
 4年生は、理科の時間に「すがたをかえる水」の学習をしています。1,2校時に、4年1組が理科室で実験をしていました。「水を温め続けるとどうなるか」という実験でした。やかんや鍋で水を沸騰させるということは、家庭でも経験がある子がほとんどです。しかし、沸騰するまでの水の変化をじっくりと見たことがある子は少ないのではないでしょうか。透明なやかんや鍋で調理をする家庭はそうありません。
 実験用コンロに、水を入れたビーカーを乗せて火をつけ、沸騰するまでの様子を観察しました。ビーカーの底には、沸騰石を入れています。急に泡が立って、吹き出すのを防ぐためです。
 子ども達は、ビーカー内の変化をじっくりと見て、いろいろなことに気がついていました。ビーカーの中がくもってきたり、小さな泡が底の方に現れたり、湯気が上がってきたりと、沸騰するまでに様々な現象が見られます。(写真下)
 理科では、単に結果だけを求めるのではなく、細かな変化をとらえることが新たな疑問や思考に結び付いていくことになります。
 子どもの頃、私の家にサイフォン式コーヒーがありました。日曜日の午後になると、いつも父親がコーヒーを入れていました。アルコールランプの火で水が沸騰するまでの変化を、毎回じっと見つめていました。沸騰してくると、お湯が自然と上にあがっていくのが不思議でたまりませんでした。子どもの頃からサイフォン式で入れたコーヒーを飲んでいたという、変わった家庭で育ちました。

2月25日(木) その2

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 今日は、1校時から5校時まで、明日の6年生を送る会に向けた全学年のリハーサルが行われました。1〜5年生は体育館で、6年生は昨日と同じく、中庭で行いました。
 ここから先は、少々ネタバレになります…。3校時に、5年生が練習をしていました。6年生を送る会での主役はもちろん6年生ですが、5年生も同等に大切な役割を担っています。最高学年を引き継ぐための大切な会であり、重要な立場にいるのが5年生です。出し物も、かなり迫力のある構成になっています。
 5年生は、先週水曜日に6年生から田柄ソーランを受け継ぎました。もちろん明日の出し物には、そのソーランが出てきます。まだ1週間しか経っていませんが、全員しっかり気合を入れて踊る様子が見られます。また、学芸会の衣装のようなものを着た子が何人か見られます。どうやら、今までの学芸会の取り組みが引用されているようです。(写真上)6年生の皆さん、明日をお楽しみに…。
 4校時は、1年生のリハーサルがありました。全員、頭には三角の耳、お尻にはしっぽがついています。なんと、83匹のネコがそろいました。呼びかけとともに、かわいらしいネコのダンスが披露されます。曲は、嵐の「サクラ咲け」です。
 1年生はずるいですね〜。1年生にこんなダンスをさせてしまったら、絶対かわいいに決まっています。6年生側にお尻を向けて、しっぽを振り振りする姿を明日見たら、6年生はどんな表情をするでしょうか。(写真中)6年生の皆さん、明日をお楽しみに…。
 5校時は、2年生のリハーサルがありました。毎年、6年生を送る会での2年生の役割分担は、田柄ルールでなんとなく決まっています。「6年生との対決」です。いつもの年は、腕相撲をしていましたが、今年は別の対決をします。なわとびとけん玉の勝負です。なわとびは、30秒間で何回跳べたかを競います。二重跳びとあや跳び、後ろ跳びの3選手が登場します。今日、その3人が跳ぶ様子を見ましたが、2年生でも一番跳べる子が代表として出ています。今日のリハーサルでは、6年生が勝ち、「やっぱり6年生はすごいね。」という流れになっていました。明日は大丈夫でしょうか?
 また、けん玉も2年生のチャンピョン級が3人登場します。対戦種目は、「回しとめけん」です。玉を回転させてから、つり下げた玉をまっすぐ引き上げて、玉の穴にけん先を入れる技です。基本級の技ではありますが、全員が見ている前で行うのと1回勝負なので、緊張が左右するでしょう。これも、6年生危うしのような気がします。(写真下)6年生の皆さん、明日をお楽しみに…。
 速報です・・・リハーサルを全て見た私は、ぜひ全学年がお互いの出し物をオンラインで見られないか、と先生方にもちかけました。夕方、暗くなってきましたが、すぐに先生達が体育館にパソコンを持ち込み、映り具合いや音の入りを試してくれました。明日は、体育館の各学年の出し物を教室の電子黒板に映して、全校児童がお互いの出し物を見ることができそうです。全校の皆さん、明日をお楽しみに…。

2月25日(木) その1

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 いよいよ本日、タブレットパソコンを一人一台ずつ配布しました。全校児童分のタブレットを保管していた部屋からそれぞれクラスごとに持ち出し、教室で指導を受ける様子が見られました。担任の先生から、「タブレットPCを使う時の約束」のプリントが配布され、ルールを守って使うことの指導もありました。
 初めてのタブレットパソコンということもあり、どの子も少し緊張気味に手にしていました。(写真上)ソフトカバーからタブレットを取り出す時に、「手の指紋がついちゃうからどうしよう…」と言っていた子がいましたが、そこまで神経質にならなくても大丈夫です。
 タブレットを開くと、ノートパソコンのように使うことができます。また、自動的に電源が入るため、画面に表示が出ます。まだ一人一人のIDとパスワードを教えてないため、その先には進めません。今日は、充電をするために持ち帰らせました。その先の設定については、明日各教室で指導します。(写真中)
 今日、学校で指導したのは、使う時の約束の他にソフトカバーに緑色のタグをつけたことぐらいです。(それでも低学年は、とても時間がかかりました。)明日は、一人一人のIDと初期パスワードが印刷された用紙を渡します。それを見ながら、パソコンを立ちあげるやり方を指導します。そして、また持ち帰らせますので、土日をかけて家でも練習をさせてください。(さらに、パスワードの変更を各家庭で設定してもらいます。)
 タブレットパソコンは、ランドセルに入れて持ち運びをすることにします。水濡れ防止用のカバーを各家庭で用意していただきました。この一週間でいろいろなタイプのカバーが集まりましたが、新たに問題になってきたのが、「果たしてランドセルに収まるか」ということです。やわらかいタイプのカバーであれば良いのですが、硬いプラスチック製のカバーだと、ランドセルに入りきらない場合があります。A4版より少し大きめのものをと言っておきながら、材質がいろいろあることまで考えていませんでした。申し訳ございません。ご家庭でランドセルに入れた状態を見ていただき、もし不都合があるようならば、今後ちょうどよく収まりそうなものを探していただければと思います。
 他校でも話題になっていますが、1.5kgのタブレットパソコンを、今後毎日持ち運びすることになるのは、少し不安な部分があります。特に低学年の子ども達には、置き場所も含めてさらなる検討が必要かもしれません。(写真下)

2月24日(水) その2

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 5校時に、中庭から6年生の合奏が響き渡ってきました。6年生を送る会で行う、6年生のお礼の出し物「東京ビクトリー」の合奏でした。当日は、中庭に楽器を運び、メンバーを入れ替えながら3パターン演奏をする予定です。
 6年生は、北校舎に向いて合奏をします。1,2年生は自分達の教室の窓から、3年生は図書室前の渡り廊下の窓から、4年生は6年生の教室の窓から、そして5年生は渡り廊下の屋上から6年生の出し物を見ることになります。(写真上は5年生の場所、写真中は4年生の場所、写真下は3年生の場所から見た様子です。)
 気がかりなのは、当日の天気です。金曜日の4校時頃は、今朝の予報では雨マークがついていました。先ほど確認した段階では曇りに変わっていました。雨の場合は、6年生の出し物だけ月曜日に行うことになります。どうか降らずに、最後まで行えますように・・・。

2月24日(水) その1

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 3年生が、国語の時間に「コンピュータのローマ字入力」という学習をしていました。(写真上)3年生は、9月にローマ字の学習を行っています。その時に学習したことを利用し、活用する力をつけるのが今回の学習です。ローマ字の学習が4時間扱いであったのと同様に、今回も2時間扱いと大変少ない指導時間です。ちょうどこれからタブレットが導入されていくので、実際にキーボードを使いながら覚えていくことになるでしょう。
 ローマ字には、訓令式と呼ばれる日本式のローマ字と、ヘボン式のローマ字があります。ヘボン式は、日本語表記をラテン文字表記に転写する際の規則で、日本で最も多く用いられているローマ字です。しかし、国語の教科書では、訓令式を教えることになっています。簡単に違いをお伝えすると、訓令式では、「si(し)」「ti(ち)」「tu(つ)」と書きますが、ヘボン式では「shi」「chi」「tsu」と表記します。ただし、パソコンではどちらで入力しても大丈夫なようになっています。
 困るのが、「じ」と「ぢ」を入力する場合です。「zi」でも「ji」でも「じ」と入力されます。「ぢ」を入力したい場合は、「di」と打たなければなりません。同様に、「づ」は「du」です。また、「を」は「wo」、「ん」は「nn」というルールも、パソコン入力で覚えておく必要があります。
 あさっての3,4校時に、6年生を送る会があります。今日も体育館や各教室から、練習に励む音や声が聞こえてきました。中休みには、委員会の引継ぎのリハーサルがありました。各学年の出し物までは、6年生が体育館にいる状態で行います。(出し物を行う学年が順に体育館に行き、6年生の前で披露します。)当日は、5年生までの出し物が終わったところで、会場を中庭に移します。
 6年生が中庭に出て、1〜5年生が窓から中庭を見る隊形です。委員会の引継ぎは、全校児童が見守る中で行います。6年生の各委員会の委員長が一列になり、副委員長の5年生が向き合います。それぞれの委員会を象徴する物をバトン代わりに、6年生から5年生に引き継ぎます。(写真中)
 代表委員会はあいさつ運動の旗を、給食委員会は大きなしゃもじを、図書委員会は大型絵本を・・・というように、6年生から5年生へ委員会の仕事の責任も一緒に受け渡す儀式です。3学期は、緊急事態宣言中ということで、委員会活動が中止になっています。3月に宣言が解除になれば、今年度最後の委員会活動を実施する予定でいます。
 1年生が、田柄幼稚園の年長組さんと交流会を行いました。お互いに3クラスまであるので、クラスごとに向かい合って校庭で行いました。いつもの年であれば、体育館で全体会をした後、1年生の教室で学習用具の説明をしたり、校内を案内したりしていました。また、体育館で一緒にジャンケン列車をしたりもしています。しかし、今年はあいさつとプレゼントを渡す交流会としました。
 ドラえもんペンダントを一人一人にかけてあげ、学校紹介のDVDをプレゼントしました。幼稚園の子ども達は、とても喜んでくれていたようです。幼稚園からのプレゼントは、サクラ草の写真が入ったカードでした。「さくらそうが きれいにさきました。ありがとうございました。」と書いてありました。11月に行った交流会でプレゼントしたサクラ草を大切に育ててくれていたことが伝わってきました。

2月22日(月) その2

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 今日も一気に春本番、というよりも初夏のようなポカポカ陽気になりました。半袖のTシャツ姿で登校してきた子もいたくらいです。全校朝会を通じて、6年生を送る会に向けた感謝の気持ちの伝え方について話をしました。今日から体育館は、各学年の練習割り当てが続きます。当日の出し物を準備するために、様々な学年が体育館で学年練習を行いました。
 1校時に、3年生が屋上で練習をしていました。今日は3年生の体育館の割り当てがなかったので、学年で集まって練習できる場所として屋上を選んだのは正解でした。暖かな日差しを浴びながら、開放感あふれる中での練習でした。(写真上)
 3年生は、「祝いの手打ち」をメインとした出し物です。かけ声と拍手を学年全員で行うのですが、全員の息がそろわなければ成り立たない『技』です。体育館に3年生全員の手打ちがぴったりと決まったら、きっと6年生に感謝の気持ちが伝わるはずです。金曜日の本番への完成を目指し、毎日練習が続きそうです。
 ところで、学校の屋上に出たのは久し振りのことです。屋上から見渡す景色は、まさに春を感じさせるものでした。冬晴れの日は遠くまで空気が澄みわたって見えていましたが、今日は遠くが見えず、さながら「春霞」といった感じでした。冬晴れの日は、池袋や新宿の高層ビル街はもちろんのこと、東京スカイツリーまでよく見えていました。今日は、かろうじてビル街が見える程度でした。
 春霞は、霧(きり)や靄(もや)などによって、景色がぼやけて見える状態を言います。視界が1km未満であれば霧、それ以上であれば靄と呼ぶように定義されています。今日の場合は、靄にあたりそうです。しかも、水蒸気量が増えたための視界の悪さというよりは、花粉が飛んでいるためのような気がしました。
 4年生は、金曜日の6年生を送る会に続いて、土曜日に二分の一成人式も控えています。どちらも自分達の成長を見せるための発表準備があり、学年やグループで練習に励んでいます。
 二分の一成人式を実施するために、3学期に入り各自が自分の生い立ちについて調べたことをまとめてきました。いよいよその締めくくりとして、自分の家族に向けた手紙を書く取り組みに入りました。両親や兄弟に向けて、今までの自分の成長に対する感謝の気持ちを手紙に記していました。(写真中)「私が生まれた頃は、東日本大震災があって大変だったと思います。…」と書いていた子がいました。3月生まれの子は、10年前の東日本大震災の頃に誕生していたのですね。東京も大きな揺れとともに、その後計画停電があるなど、不安な日々を過ごしていた頃でした。子どもが誕生した喜びとともに、大変なご苦労があったことでしょう。
 5校時に、6年生に向けた「ことわざの授業」がありました。毎年、小学校の元校長をされていた、安藤先生に指導していただいています。いつもは教室で行っていますが、今年は体育館を使い、学年単位で授業をしていただきました。
 安藤先生は、毎年10月に洗足学園音楽大学の学生とともに、「たんぽぽの会」を率いて読み聞かせ&生演奏でお世話になっています。今年度、たんぽぽの会は中止になりましたが、6年生へのことわざの授業はなんとか実現することができました。
 ことわざは、調べれば調べるほどたくさんのものが見つかります。大人でも知らないことわざや、意味が分からないことわざがたくさんあるものです。今日の授業では、みんながよく知っていることわざ(いろはカルタなどに出てくるもの)から珍しいものまで、様々なことわざを取り上げて説明していただきました。また、ことわざにちなんだ掛け軸やのれんなども見せていただきました。身近なところにことわざが表現されているという視点をもつと、他にもいろいろ見つかるかもしれません。(写真下)

2月22日(月) その1

 暖かい朝を迎えました。今日の全校朝会もZoomで行いました。・・・と言いたいところですが、今日からグーグル ミートを使って行っています。毎週、Zoomのつながり方が不安定で、全クラスがそろうまでに時間がかかっていました。ミートの方が安定しているという情報があり、今朝からそちらを使うようにしました。
 今日の全校朝会は、「感謝の気持ちを伝えよう」というテーマで話をしました。
・・・『2年生のみなさんは、生活科の時間に「明日へダッシュ」という学習をしています。大きくなった自分の成長を振り返り、今までお世話になった人達に感謝の気持ちを伝えていく学習です。また、4年生は、総合的な学習の時間に「二分の一成人式」に向けた準備をしているところです。4年生は、大人として成人する二十歳の半分にあたる十歳を迎えています。そこで、この十年間を振り返り、自分ができるようになったことや得意なところを発表する会として、「二分の一成人式」を行います。4年生のみなさんは、何のために自分の得意なことやできるようになったことを発表するのでしょうか。それは、成長した自分の姿を見せて、感謝の気持ちを伝えるためです。
 全校児童のみなさんも、これから感謝の気持ちを伝える行事が控えています。今週金曜日に、「6年生を送る会」があります。1年生から5年生全員で、もうすぐ卒業する6年生に対して感謝の気持ちを伝えるための会です。
 感謝の気持ちを伝えるには、まず6年生にどんな場面でお世話になったか、あるいは6年生はすごいなと感じたことを振り返ってみることが大切です。登校班やたてわり班では、リーダーとして先頭に立って活躍していました。また、休み時間に一緒に遊んでもらったことがある子もいるでしょう。高学年は、クラブや委員会活動で一緒に活動してきました。いろいろな場面を通じて、6年生はすごいなと感じたことでしょう。そして、この一年間、田柄小のよきお手本であったことにも感謝しなければなりません。
 感謝の気持ちを伝えるには、もちろん「ありがとうございました」と言葉で伝える方法があります。そして、言葉よりもっと気持ちが伝わるのは、行動で伝えることです。行動は言葉よりもたくさんの労力(練習や準備)が必要となります。それだけに、自分の気持ちや本気度が、言葉よりももっと相手に伝わることになります。先週あたりから、どの学年も、6年生に成長した自分達の姿を見せようと、出し物の練習に取り組んでいます。学年全員で心を一つにして練習し、6年生の前で立派な態度を見せ、「すごいなぁ。成長したなぁ。」と感じてもらえるようにがんばりましょう。
 一方、感謝される側の6年生は、お礼の出し物として合奏の練習に取り組んでいます。最高学年としてのすばらしい姿を全校に見せられるようにがんばっています。「みなさんも田柄小の6年生になったら、このような立派な姿になれるようにがんばってください。」というメッセージを伝えていくことは、そのまま田柄小学校への感謝の気持ちにつながります。
 また、6年生にとっては、1か月後の卒業式も感謝の気持ちを表す場です。12年間育ててくれた家の人達へ、そして田柄小の全教職員に感謝する気持ちが伝わるように、今から気持ちを高めていきましょう。』・・・

2月19日(金)

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 1年生は、国語の時間に「ずうっと、ずっと、大すきだよ」という物語の学習に入り始めました。3組の教室では、この単元の最初の授業をしていました。(写真上)今年もまた、このお話を勉強する時期がやってきたなという思いがあります。
 短いお話でありながら、ペットに対する人間のあり方をテーマにしたすばらしい内容です。主人公「ぼく」と愛犬「エルフ」との心の交流が描かれています。・・・ぼくも家族も、エルフをとても大切に思い、様々な仕方で優しく接します。しかし、ぼくには家族と異なるエルフのかわいがり方があります。それは、「ずうっと、ずっと、大すきだよ」と、実際に言ってやることです。・・・大切な気持ちは心の中で思っているだけでは伝わりません。相手が知らないまま終わらないように、自分が後から後悔しないように、ちゃんと伝えられる自分でありたいと考えさせられる内容です。
 全編を通して、「ぼく」が、死を迎えた老犬「エルフ」の思い出を語るスタイルがとられていて、小さな子どもでも感情移入しやすい構成となっています。「僕がどんなに愛していたかをエルフは知っていた」という信頼関係で、死別の悲しみを乗り越えていく姿にも心が打たれます。
 物語の冒頭は、『エルフのことを話します。エルフは世界で一番すばらしい犬です。ぼくたちは一緒に大きくなった。でもエルフの方がずっと早く大きくなったよ。』と始まります。私も犬を飼っているので、よく分かります。うちの犬は12歳と5か月…すでに、私よりも先に定年を迎えています。
 3,4校時に、5年生が総合の学習の時間に取り組んできた「米米プロジェクト」の発表会を行いました。体育館に5年生が発表の準備をし、地域の吉田さんと埼玉県川島町で島村農園を経営されている二松さんにも発表を聞いていただきました。
 パワーポイントで発表資料を作った子ども達のために、パソコン室からたくさんのパソコンを運び込んで発表ブースを設けました。体育館の壁側全てに長テーブルやパイプ椅子が並び、一斉に発表できるように準備されていました。全体をA〜Cグループに分け、各回とも3分間の発表時間で一人5か所ずつ発表を聞きに行くようにしていました。
 米の品種や米の歴史、栄養や米料理について等、各自が調べたテーマは様々ありました。今年度は、6月の田植え体験や10月の稲刈り体験ができなかったことが、つくづく悔やまれます。しかし、こうして目標をもって米米プロジェクに取り組むことができたのは、5年生の子ども達にとって、とても大きな力になったことでしょう。
 川島町から車でかけつけてくださった二松さんが、子ども達の発表の様子を見て、さかんに感心されていました。今年の5年生は、個別にテーマを設定して発表しましたが、一人ずつよく調べてまとめていました。また、発表者と聞く子ども達とのコミュニケーションを意識した発表会になっていました。(写真中)
 いつもお借りしている田柄小用の田んぼは、今年度は島村農園さんに機械で田植えと稲刈り(その間の管理も含めて)をしていただきました。4か月間の稲の生育の様子が、島村農園さんのホームページに掲載されています。そして、収穫したお米は、10月から給食用として届けられています。練馬区で島村農園さんのおいしいお米を食べることができるのは、田柄小だけです。
 いつもお借りしている島村農園さんの田んぼは、JA川島町農産物直売所の近くにあります。圏央道の川島インターを降りて、東松山方面に車で5分ほどの場所です。ちなみに、農産物直売所は、9時半の開店とともに多くの人が買い物に来るほど人気のスポットです。新鮮野菜と生みたて卵、地元産のいちごが有名です。時々、私も買い物に行っています。
 3月が近づいてきました。3月と言えば、桃の節句です。今年も主事さんにお願いして、倉庫からおひな様を出してもらいました。以前、地域の方から寄贈していただいた、とても立派なおひな様です。保健室前は、現在図工作品を展示しているため、児童玄関側に置くことにしました。
 主事さん達がおひな様を並べている時から、すでに子ども達が次々と見に来ていました。女の子の何人かに聞いてみましたが、「自分の家のおひな様よりもたくさん飾ってあって、すごくきれい!」と言っていました。暖かな春が待ち遠しくなりました。(写真下)

2月18日(木)

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 2年生は、国語の時間に「スーホの白い馬」の物語文の学習に取り組んでいます。この物語は、モンゴルを舞台にしたお話です。スーホという心優しい少年と、白い馬との悲しい物語です。また、この物語では、「馬頭琴」という楽器の起源が描かれています。馬頭琴とは、2本の弦で音を奏でる楽器で、二胡とも言われています。楽器の一番上の部分が馬の形になっているのが、名前の由来です。モンゴルでは国民的な楽器で、広く親しまれています。
 今日、2年2組では、モンゴルの民族衣装を画像で紹介するとともに、馬頭琴の実物を子ども達に見せていました。(写真上)この馬頭琴は、3年生の先生の私物です。以前、モンゴルに旅行に行った際に買ってきたそうです。
 馬頭琴は、その名の通り、さおの先に馬の彫刻が彫られています。また、弓は馬のしっぽの毛を束ねて作られていて、「草原のチェロ」とも例えられています。二千年以上の歴史があり、モンゴルでは馬頭琴を弾くと、その家に幸福が訪れると言われています。
 子ども達からは、当然のように「音が聞きたい」と声が上がりました。来月、馬頭琴奏者の方に来ていただき、演奏を聴く会を開く予定です。それにしても、モンゴルへの旅行の際に、写真を撮ってくるならまだしも、実際に馬頭琴を買ってくる(土産用のものだとしても)というのはすごいことだと思いませんか? 演奏法を学んで自分の趣味にしようという思いで買ったのではありません。「2年生を担任した時に使える」と思って購入してきたはずです。
 こういう気持ちは、教員をしていると必ず頭のどこかにあるものです。私はそれを「職業病」と名付けていました。例えば、観光地や名勝地に出かけると、人物を入れない写真も撮っておこうとします。「○年生の社会科で使えるな」とか「○年生の国語で使えそう」とか、すぐに考えてしまうのです。ですから、家族で旅行に行っても、素直に景観にとけこめずに、余計なことを考える自分がいて嫌になる時がありました。
 5年生は、社会科の時間に「くらしと産業を変える情報通信技術」の学習をしています。情報通信技術と言うよりも、「ICT」と言った方が一般的な用語でしょうか。社会科の内容は、教科書の改訂のたびにその時代に合ったものへと差し替えられていきます。教科書では、電子マネーや店のレジのPOSシステム、さらにはAI(人工知能)についての内容も掲載されるようになりました。このようなICT活用社会や大量の情報化社会において、今後どのように生活をしていけばよいか、そしてどのようなことに気をつけていかなければならないかを考えさせることを学習のねらいとしています。
 5年2組では、ICTを駆使して育てた「ミガキイチゴ」を取り上げて授業をしていました。(写真中)ミガキイチゴとは、宮城県山元町で生まれたブランドイチゴです。1粒1000円の『食べる宝石』とも呼ばれ、全国的に有名になりました。10年前の東日本大震災で被害に遭い、その後ITによるデータ管理システムを取り入れて復活したという経緯があります。長年培ってきた農家の匠の技を全てデータ化することで、今までにない生産体制をつくりあげることに成功しました。以前このニュースを聞いた時、一度食べてみたいとは思ったものの、残念ながらまだ味わったことがありません。
 2年生が、自分の成長を振り返る生活科の学習をしていることは、先週お伝えしました。今日3組では、家の人からの手紙を全員に渡し、読んだ感想をまとめさせていました。(写真下)
 家の人からの手紙は、子ども達にはサプライズとなるように、あらかじめ学年で各家庭に用意をお願いしてあったものです。どの子も自分のお父さんやお母さんからの手紙をじっと見つめて、何度も何度も読み返していました。
 手紙には、小さい時によく泣いていたことや、毎日かわいがって育ててきたことなどが書かれていました。また、小学校に入ってがんばっている様子や成長を感じうれしいこと、さらにこれからも何事にもくじけずにがんばってほしいという希望が書かれていました。(何人かの手紙を見させていただきました。)私までうれしくなる手紙ですから、家の人からの手紙をもらった子ども達は、どんなにかうれしかったことでしょう。これから学校では、感謝の気持ちへと結びつけて学習をさらに深めていきます。

2月17日(水)

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 5年2組では、国語(書写)の時間に、習字道具の小筆を使って百人一首を書いていました。自分のお気に入りの百人一首から、友達と上の句・下の句を分担して書く「共同作品」のようでした。
 5年生は、1学期から百人一首に熱心に取り組んできました。20首ずつ覚える期間を決めて、クラスで対戦を重ねた後、学年で「百人一首チャンピオンシップ」を開いてきました。いよいよ明日、最後の20首の学年チャンピオンシップが開かれる予定です。
 小学生のうちに覚えた記憶は、一生の財産になると言われています。私は、4年生の時に都道府県と県庁所在地を覚えました。当時の担任の先生の指導で、夕方6時から放送していた「こどもニュース」を見て、白地図に記入する宿題が大好きでした。そのおかげで、日本の地理が好きになりました。
 百人一首は、親戚の家で「坊主めくり」をしたのがきっかけで、買ってもらったことがあります。その後、高学年の時に学校の授業で指導があったのでしょう、何首か覚えたことがあります。それらの句は、今でも強く記憶に残っています。
 「衣干すてふ 天の香具山」を書いていた子がいました。(写真上)「春過ぎて夏来にけらし 白妙の 衣干すてふ 天の香具山」という持統天皇の一首です。この句は、「もう春が過ぎて夏が来たようだ。天の香具山では、真っ白な衣を干す景色が見られるというが、なるほど衣替えの季節で、白い衣がはためいている。」という意味で詠まれています。
 しかし、私が小学生の頃に先生から教わったのは、もう一つの解釈の仕方があるということでした。「てふ」は「ちょう」と読みます。「蝶々」のことでもあることから、羽を休めて乾かす蝶々の様子と重ねて詠んだ句であると習いました。そういうこともずっと後まで残る記憶になるものです。
 今日から、連合図工展に出品する作品の校内展示が始まりました。南校舎1階の保健室前の掲示板に、各クラスの代表作品が展示してあります。学校だよりでもお伝えしたように、区の連合図工展は、書き初め展と同様に中止となりました。本来であれば、区立美術館に区内全校の作品が集まり、盛大に図工展が開催されていたところでした。今年は、各学校で開催することになりました。田柄小では、4年生と6年生はクラス2点ずつ、他の学年はクラス1点ずつ作品が選ばれています。後日、代表に選ばれた子ども達には、出品証の表彰をする予定です。
 休み時間や体育館への行き来の際に、作品に引き寄せられるようにして足を止める姿が見られます。近づいてみたり離れてみたりしながら、細かくていねいに作られた作品の様子に見入っていました。(写真中)
 5校時に、6年生が5年生に「田柄ソーラン」の踊り方を伝授する会を開いていました。けやき広場を使い、5,6年生がクラス単位で外に出て、6年生のソーランの踊り方をじっくりと見せてもらっていました。(写真下)
 今年度は、秋の運動会が中止になりました。本来だったら、5年生が地域の方から指導していただき、運動会で披露していたはずの田柄ソーランでした。今回教えてもらうことになったのは、6年生の卒業前に自分達がソーランを受け継ぎ、田柄小の伝統を守っていきたいということからです。また、来週金曜日にある「6年生を送る会」までに練習し、6年生の前で踊る姿を見せたいという思いもありました。
 6年生にお手本を見せてもらった後は、5年生も参加して踊り方を練習しました。ビデオに3クラス分を収めたので、これから5年生は、練習を毎日重ねていくことでしょう。
 ところで、6年生は昨年度の運動会で踊ったソーランをよく覚えていたものです。・・・6年生の先生方に聞いてみると、5年生から話をもらい、学年で必死になって踊り方の練習に取り組んできたそうです。6年生にとっても、卒業前に田柄小の伝統を守る大切な使命を果たすことができたという満足感が得られたのではないでしょうか。

2月16日(火)

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 どの学年も、来週金曜日に行う「6年生を送る会」に向けた準備が始まっています。中休みに、1年生数名が多目的室に集まり、ダンスをしていました。1年生は、送る会の出し物として、6年生にダンスを披露する予定のようです。クラスから代表の子ども達が集まり、曲に合わせた踊りを学年の先生からビデオに撮ってもらっていました。今日撮影したのは、練習用のお手本動画だったようです。(写真上)
 クラスごとに踊る順番があり、1曲を3分の1ずつに分けて踊るようです。(これも、体育館で密にならないための工夫でしょうか。)今後は、それぞれのクラスの踊り担当の子達の動画を見ながら、各クラスで練習をしていくことでしょう。
 今年度は運動会がなかったので、1年生のダンスを見るのは初めてのことになります。体育館のひな壇に座る6年生に向けて、どんな出し物になるのか楽しみです。踊っていた曲名は、今流行りの曲だと思います。(私には全く分かりませんでした。)ただただ、今の子ども達はリズム感がよく、ダンスがうまいという印象だけ残りました。(追伸・・・嵐の「サクラ咲け」♪でした。)
 4年生に、ユニバーサルデザインの出前授業がありました。1,2校時は2組、3,4校時は1組に、それぞれ教室のモニターを使ったオンラインでの出前授業として行われました。今回の出前授業は、練馬区福祉部管理係で推進している事業のようで、区から担当の方が2名来て授業支援をしていただきました。講師は、視覚障害のある原口さんです。原口さんには、大阪からZoomで参加していただき、4年生の子ども達に画面を通じて授業をしてもらいました。本来であれば、体育館に学年が集まって直接お話を聞くところですが、コロナ対応の授業として、オンラインで実施することになったというわけです。
 最初に、原口さんの自己紹介がありました。生まれながらにして視覚障害があったものの、みんなと一緒に遊んだり自転車に乗ったりしていたそうです。(5歳で自転車に乗れるようになったと話していました。自転車と一緒に写っている写真を見せてもらいました。)目が見えないことは、とても大きな障害であると我々は考えます。でも、「ちょっとした工夫と周りの人のサポートで、みんなと同じように生活ができる。」と、原口さんは話されていました。
 原口さんは、ブラインドサッカーのチームに所属しているそうです。(写真中)周りで見ているガイド役の人(選手に指示を出す)やゴールキーパーは目が見える人達で、目が見えない選手と協力して行うスポーツであるということを教えてもらいました。
 4年生は、2学期にユニバーサルデザインについて調べ学習を行ってきました。身近なユニバーサルデザインについて、原口さんの質問にどちらのクラスもよく答えていました。また、ワークシートの絵の中から困っている人を探し、自分だったらどうやって解決するかを考え、発表し合いました。
 出前授業を通じて、相手の立場に立って想像してみることの大切さや、話しかけて本人の気持ちを聞くことの大切さを学ぶことができました。そして、「ユニバーサルマナーな心で声をかけよう」と話されていたのが印象的でした。
 今週の1年生の図工の学習は、「青空に紙飛行機」です。A4の紙を折って、紙飛行機を作りました。まず初めに、先生に折り方の見本を見せてもらいながら、練習用の1枚を折りました。練習用は、何度もやり直したのか、いろいろな折り目がついた力作ぞろいでした。次は、本番用の紙飛行機作りです。ていねいに角と角を合わせながら、どの子も慎重に折っていきました。(写真下)
 今日、子ども達が作っていたのは、「イカ飛行機」です。懐かしいですね・・・何年振りにイカ飛行機に出合ったことか。子どもの頃、よくチラシを折って作ったのがイカ飛行機でした。イカ飛行機は真っすぐに飛ぶ特徴があります。子ども達は、出来上がった飛行機を楽しそうに飛ばしていました。

2月15日(月) その2

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 5年生は、音楽の時間に「威風堂々」の合奏を練習しています。本来の年であれば、2月〜3月の卒業関連行事に向けて、5年生はリコーダー練習に徹底して取り組む曲です。6年生を送る会の退場時の音楽として、また卒業式の入場の時に5年生が演奏していました。しかし、今年はコロナ禍のため、リコーダー演奏をすることができません。そこで、楽器編成を変えて練習に取り組んできました。
 3学期に入り、クラスごとに練習を積み重ね、合奏が仕上がってきました。今日は、音楽専科の先生がクラスごとの合奏をビデオに収録していました。(写真上)6年生を送る会は、在校生の中でも5年生が最も大切な位置にいます。最高学年を引き継ぐための大切な会になります。今のところ、学年ごとに体育館に行って、6年生に対してお祝いとお礼の気持ちを込めて出し物をすることになっています。5年生の合奏「威風堂々」は、動画に収めて6年生にお祝いの気持ちを伝えていくようにします。
 4年1組では、「祭りだいこ」という資料を使い、「伝統と文化の尊重、郷土愛」について考える道徳の授業をしていました。主人公の良子は、父の進めで山車(だし)のおはやしに取り組むものの、思ったよりも難しさを感じます。しかし、練習を見に集まる村の人々や、熱心な指導者の姿から、祭りに対する願いや思いを知り、次第に心が変化していきました。そして祭り当日、楽しそうな人々の顔を見て、自分の郷土のよさを感じるようになりました。伝統を大切にしていく良子の姿から、自分も郷土の伝統を伝えていくことができることに気付かせていくという内容です。
 田柄の地域の伝統に、どのようなものがあるでしょうか? 道徳の資料と同じく、夏のお祭り(金魚市と盆踊り)は、田柄ならではの伝統行事です。特に金魚市は、田柄小に着任してから様々な方にその歴史を教えていただきました。昔は、縁起物の金魚を売る夜店が、愛宕神社の周りにたくさん並んだそうです。
 そして、田柄の伝統として大切なのは、餅つきです。今年は1月に実施することができませんでしたが、毎年地域の方々が集まり、卒業記念餅つき大会が開かれています。4年生以上の子ども達に、田柄伝統の餅のつき方である「千本突き」を披露していただいています。担任の先生が、昨年の餅つきの写真を子ども達に見せて説明していました。(写真中)きっとこの子ども達の中にも、いつか田柄町会の伝統を引き継ぐ若者が現れ、餅をついたりお祭りで活躍したりしていくことでしょう。
 文化庁の巡回公演として、荒馬座の皆さんに来ていただきました。先週の火曜日に、ソーラン節の踊り方と太鼓のたたき方のワークショップがありました。今回は、本公演を子ども達の前で行っていただきました。午前の部は5年生に、そして午後の部は6年生対象の公演でした。
 本来であれば、全校児童対象に鑑賞教室として行う取り組みです。一学年ずつ体育館に広がって鑑賞するというのは、滅多にできません。コロナ禍ということで、感染症対策を行ったうえで開催できる学校を探しているという情報を得て、田柄小で上演していただく運びとなりました。しかも、無料での鑑賞です。
 3人の代表児童と学年の先生1名が太鼓をたたき、ソーラン節で開幕しました。自分も昔は、この「ソーラン節」を運動会の表現として指導していた時代がありました。懐かしさがこみ上げてきました。
 そして、前半は北海道のアイヌの踊り、後半は沖縄のエイサーを中心とした踊りが上演されました。(写真下)アイヌの踊りは、学芸会で取り入れて指導したことがあります。また、エイサーは、まだ全国的に流行る前に、運動会で指導したことがあります。洗剤の箱を用意させ、一人ずつ手作りの太鼓を作って練習をしました。また、紫色の布を用意して、頭に巻いて子ども達と踊りました。
 最後のぶち合わせ太鼓では、荒馬座の皆さんの力強い太鼓の音が体育館の外まで響き渡りました。コロナ禍で、この一年間は厳しい状況下での公演が続いていると思われます。子ども達に、日本の伝統文化のすばらしさとともに、コロナ禍に負けない熱意を伝えていただけた気がします。

2月15日(月) その1

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 今日の全校朝会もZoomを使って行いました。田柄小では、来週後半からいよいよタブレットパソコンを子ども達に渡します。その事前指導として、実際にタブレットパソコンを見せながら話をしました。(写真上・下)
・・・『練馬区の全ての小中学校に、一人一台ずつのタブレットパソコンが配布されることになりました。田柄小にも、全校児童分の500台のタブレットパソコンが2週間前に届きました。先生方で一台ずつ番号シールを貼ったり、今後の使い方について話し合いをしたりするなど、準備を進めているところです。
 今後みなさんに配布するタブレットパソコンは、練馬区から貸し出しされたものです。来年度に入り、4月に学年が上がっても、卒業するまでは同じものをずっと使っていきます。6年生になって卒業する時に、全て元の状態に戻して学校に返します。6年生が使っていたものは、次に入学してくる1年生に引き継がれていきます。
 ではここで、みなさんに貸し出すタブレットパソコンと同じものを見せながら説明しましょう。(実物を見せながら)まず、クロームブックと呼ばれるタブレットパソコンです。キーボードがついているので、開いてノートパソコンのようにして使うことができます。また、形を変えてタブレットとして利用することもできます。写真を撮ったり、動画を撮ったり、入っているアプリを使ってドリル学習をしたりと、様々な利用が可能です。
 その他に、一緒に貸し出すものがあります。LTEドングルは、タブレットパソコンの横に差し込んで使います。これを差し込むことで、LTE回線を使ったインターネットに接続することができます。他には、タブレットとして使う時のタッチペンや保護カバー、充電用ケーブルがあります。充電は、自分の家に持ち帰った時に行うようにします。基本、学校では充電をしません。ですから、この充電ケーブルは、持ち帰ったらずっと家に置いたままになります。
 タブレットパソコンは、原則として毎日家に持ち帰り、また学校に持ってきて使うようにします。ランドセルに入れて持ち帰ることになりますが、雨にぬれたりすると壊れてしまうので、A4版のビニールケースを用意してもらい、それに入れて持ち帰るようにします。
 さて、そもそも全員に一台ずつタブレットパソコンを配布したのは、どういう理由からか分かりますか? 一番大切なのは、「このタブレットパソコンは、自分の学習のために使う」ということです。学校では、今まで3年生以上の学年が、パソコン室に行ってインターネットを使った調べ学習をしていました。これからは、教室にいたまま自分のタブレットパソコンで調べ学習をすることができます。また、写真や動画を撮ることができるので、生き物や花の写真を撮って学習に役立てたり、跳び箱やマット運動の動画を撮って技の確認をしたりすることができます。家庭では、ミライシードというアプリを使って、漢字や計算のドリル学習をすることができます。また、先生から送られてきたプリントに解答し、先生に送り返すといった使い方をするようになるかもしれません。学習のために使うという目的においては、その利用の仕方は無限大にありそうです。
 しかし一方で、気をつけなければならないことや、守らなければならないこともあります。まず、インターネットは、何でも自由に使ってはいけないということです。インターネットが利用できるのは、朝6時から夜10時までと決まっています。また、学習に適さないサイトや動画を見ることはできません。一人一人の利用の仕方については、全て練馬区で記録が残ることになっています。さらに、1か月の通信容量が決まっているので、家庭で余計にインターネットを使うと、学校で使う時に利用できなくなる場合があります。
 タブレットパソコンを配布する時には、一人一人にID番号と初期パスワードを伝えます。利用する時は、必ず自分のIDとパスワードを使わなければなりません。他人のIDやパスワードを勝手に使ってはいけないことになっています。他にも、学校の行き帰りでタブレットパソコンを使わないこと、無くしたりこわしたりしないように大切にあつかうことなど、きまりをしっかり守って利用するようにしましょう。
 予定では、来週の木曜日に一度持ち帰り、充電をしてきます。そして、来週の金曜日に学校でタブレットパソコンの立ち上げ方を指導し、家庭に持ち帰って自分でできるように練習してきます。そして3月からは、学校と家庭とで、少しずついろいろな使い方を試していく予定です。
 タブレットパソコンを正しく上手に利用して、学習の成果を高めていけるようにしていきたいですね。』・・・

※保護者の皆様にも、明日の学校説明会(オンラインで実施)の際に紹介します。

2月13日(土)

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 5年生は、総合の学習の時間に、年間を通じて「米米プロジェクト」に取り組んできました。米作り体験を実際に行いながら、稲の成長〜収穫についてや稲作農家の様子、日本の米問題など、様々な問題意識をもって調べ学習に発展させてきました。
 3学期は、いよいよその学習のまとめとして、「米米プロジェクト発表会」を行います。今年度は残念ながら、実際に埼玉県川島町の田んぼに行って田植え体験や稲刈り体験を行うことができませんでした。しかし、来週の金曜日には、川島町から島村農園の二松さんをお迎えして、5年生の発表を聞いていただく予定です。
 3組では、パソコン室に何度か通いながら、発表資料や原稿作りに取り組んできました。パワーポイントを使って、みんなの前で発表する子ども達がたくさんいます。今日は、中間発表として、グループ内でお互いの発表内容を聞き合う活動を行いました。(写真上)
 インターネットや書籍を使って調べると、米作りで調べたい自分のテーマにかかわる情報は、山ほど出てきます。しかし肝心なのは、それらをどう取り入れてまとめ、分かりやすく人に伝えていくか(発表するか)です。まさに、総合的な学習の時間にめざすべき、「自ら課題を見付け、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、よりよく問題を解決する資質や能力を育てる」という取り組みと言えます。
 インターネットで調べたり、パワーポイントを使ってまとめたりという活動は、パソコン室にある20台の機器を使って行っています。もうすぐ田柄小も、一人一台ずつタブレットPCを配布します。そうなれば、パソコン室にわざわざ行ったり、順番を待ってパソコンを使うといった不便さは解消します。タブレットPCについての情報は、来週火曜日の「学校説明会」にて詳しくお伝えする予定です。
 6年生の保健の学習では、「病気の予防」について学んできました。喫煙の害や飲酒の害、薬物乱用の害と、人の体に悪い影響を与える物質についての学習をしてきました。保健の授業の最後にあるのが、「地域のさまざまな保健活動」についての学習です。(写真中)
 子ども達は、地域で保健や健康に関する様々な活動が行われていることをあまり知りません。それは、自分自身が健康であり、区や地域で行っている保健活動に出合う機会が少ないからです。子ども達は、生まれる前(お母さんのお腹の中にいた時)から出生後しばらくの期間、保健所や保健センターで健診や予防接種でお世話になっていたはずです。そして、今まさにコロナ禍により、今後のワクチン接種でお世話になろうとしています。
 この学習は、新学習指導要領になって新しく加わった内容です。保健所や保健センターでは、新生児の健康だけでなく、成人の健康診断も担っています。今後は、がんに関する教育も小中学生に広げていく傾向にあり、その取り組みに向けた改定ではないかと思われます。
 3年生は、総合の学習の時間や社会科の学習として、昔の道具について調べてきました。先日は、七輪を使って火をおこす体験を行いました。今日は、3組が家庭科室で、洗濯板を使った体験活動を行っていました。(写真下)
 昨日使っていたハンカチを用意して、一人ずつ洗濯板を使って手洗いをしてみました。固形石鹸を使い、ごしごしと板の刻みを使って洗いました。
 この洗濯板のギザギザは、緩やかなカーブを描くように作られています。これにはとても大切な理由があります。まず、石鹸をつけて洗う時には、洗濯板のギザギザがUの字になる向きで使います。石鹸水が溝にたまりやすいからです。次に、水ですすぐ際には板を反対向きにして使い、泡がたらいに流れていきやすいようにします。
 30年前、私が教員として最初に赴任した下田学園(練馬区の健康学園)では、子ども達が洗濯板を使っていました。親元を離れて生活する全寮制の学校でした。学校の時間が終わり寮に戻ると、子ども達は自分のことは自分で行っていました。その一つに、靴下を洗濯する時間があり、洗濯板を使って洗っていました。最近は、旅行者用に小さな洗濯板が売れているとか…。ホームセンターや百円均一の店で売られているようです。ハンカチや靴下を自分で洗濯させてみてはいかがでしょうか。

2月12日(金)

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 2年生は、生活科の時間に「あしたへダッシュ」という学習をしています。1年生の時から学習してきた生活科のいよいよ最後の単元になりました。
 この単元では、まず今までの成長を振り返り、自分が大きくなったことや自分でできるようになったこと、役割が増えたことなどを見つめ直します。そして、これまでの自分の成長を支えてくれた人々への感謝の気持ちをもつことができるようにしていき、3年生の進級を期待する希望へとつなげていくことをねらいとします。
 2年生の各クラスでは、まずこの一年間でできるようになったことや、得意になったことについて考えさせました。子ども達が書いたまとめを見ると、「九九が言えるようになった」、「足がはやくなった」、「すききらいがなくなった」、「二重とびができるようになった」など、学校での学習の成果を挙げている子が多く見られました。また、「町の人に話をすることができるようになった」とか、「友だちがたくさんできるようになった」といった、心の成長について気がついた子もいました。
 しかし、なかなか自分自身では気がつかない成長もあるものです。そこで、今日は2年1組の子ども達が、友達のすてきを探して伝え合う学習を行っていました。友達のよいところや成長したところをカードに書いて交換し合うという活動です。(写真上)
 最初は、書く相手をぼんやりと見つめながら考えていたようでしたが、友達のよいところ、すばらしいところ、得意なところはいろいろと見つかるものです。友達が書いてくれたカードが自分のところに届き、いろいろな「すてき」が書かれていたことに、どの子も喜んでいました。友達の良さを改めて知るとともに、自己有用感も高まる学習場面でした。今後は、そんな成長を支えてくれた人たちに向けて、ありがとうを伝える学習に発展させていきます。
 火曜日のホームページで、4年生の理科「もののあたたまり方」から「空気の温まり方の実験」についてお伝えしました。密閉したビーカーの中に線香の煙を入れ、インスタントカイロでビーカーの底を温め、対流が起こる様子を調べるという実験でした。線香の煙の量を調節する必要があり、なかなか対流の様子が分かりづらいことから、翌日練馬区の理科部の先生方に他の方法を聞いてみました。経験豊富な理科部の部員は、いろいろな実験方法を知っているものです。水曜日に区内の学校に出張に行った際、示温シートを使って実験すると良いということを教えてもらいました。さらに親切なことに、示温シートを2枚いただくことができました。
 今日、4年1組が理科室でその実験を行ってみました。示温シートをビーカーの大きさに切って中に入れます。アルミホイルで蓋をして、線香の煙を入れます。カセットコンロの弱火でビーカーの角を温めていきます。・・・示温シートは、濃い紫色をしていますが、温度が高くなるとピンク色に、さらに高い温度になると白く変色していきます。コンロに火をつけてからしばらくすると、ビーカーの中に煙の対流が起こると同時に、示温シートの色が変化してきました。火が当たっている左隅の方(写真中の青い矢印)から色が変わってきました。さらに時間が経つと、示温シートの上の方(写真中の赤い矢印・・・写真では分かりにくいですが)がピンク色に変わってきました。つまり、ビーカーの底の方で温められた空気が上の方に行き、ビーカー上部の空気が温まることが分かりました。
 水の温まり方と空気の温まり方は、共通点があります。温まった水や空気は上の方に行き、対流によって全体が徐々に温まっていくという点です。4年生は、2学期に「ものの温度と体積」の学習をしています。そこでは、「空気も水も、温度が上がると体積が増える」ということを実験を通して学びました。そこから関連付けて考えると、「温まった空気(あるいは水)は、体積が増えるから軽くなり、上の方に行く」という論理に至ります。(小学生では、そこまで考える子はいないでしょうか…)
 3年生は、理科の時間に「ものの重さ」の学習をしています。物の形や体積に着目して、重さを比較しながら物の性質を調べる学習です。物は体積が同じでも重さは違うことがあることや、物は形が変わっても重さは変わらないことについて実験を通して確かめる単元です。
 1組で今日実験していたのは、「粘土やアルミホイルをいろいろな形に変えると、重さはどうなるか」という実験でした。実験前の子ども達に聞いてみると、「変わらない」という子が多かったのですが、中には、「細長くした方が重くなる」と考えた子もいました。実験では、電子はかりを使いました。結果は、粘土を丸くしても平らにしても、細長くしても、細かくちぎっても、全て同じ重さでした。(写真下)
 では、体重計に乗る時に、両足で立つ場合と片足で立つ場合、しゃがんだ場合とでは、それぞれ体重はどう変わるでしょうか? 今回の3年生の理科の実験と同様に、どれも同じ体重で変わりません。

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