「わくわく・どきどき」の学びを目指して

10月30日(金)

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 1年生は、国語の授業で「かん字のはなし」という学習をしています。平仮名やカタカナの学習に続き、1年生では2学期から漢字の学習が新たに始まっています。すでに30近い漢字を習いました。今回の学習単元では、短文作りを通して漢字と仮名が交じった文について理解を深めたり、漢字の成り立ちについて学習したりします。
 教科書には、このように書いてあります。「かん字は、はじめは、かんたんなえのようなものでした。」…さらに、山の姿から「山」という漢字ができたことや、水が流れる様子から「水」、空から雨が降る様子から「雨」という漢字ができたことが書かれています。教科書の挿絵とともに漢字をよく見ると、1年生の子ども達にも「なるほど」と思える内容になっていました。
 漢字のでき方は、大きく分けて4種類あります。その分類については、5年生の国語の時間に習うことになっています。1年生で出てきた先ほどの漢字は、「象形文字」になります。他に「指事文字」、「会意文字」、「形声文字」があるのですが、指事文字についても1年生の教科書に載っています。上に物があることを示すことから「上」、下に物があることを示すことから「下」と、2つの漢字ができた由来が書いてありました。(写真上)
 読書旬間を通じて、1年生は自分から本を選んで読むようになってきました。絵本では、漢字に読み仮名がふってあるので、自然に多くの漢字が読めるようになってきます。そういう意味でも、漢字に関心をもつようになる低学年の時期の読書は、とても重要であると言えます。
 4年生は、理科の時間に「わたしたちの体と運動」という学習をしています。人の腕や足は、関節を中心にして、曲げ伸ばしができるようになっています。それは、骨についている筋肉が縮んだりゆるんだりする働きによるものです。1組では、そのことを確かめるために、牛乳パックを使って腕の模型作りをしていました。
 腕に見立てた牛乳パックを2本用意し、上側と下側につけた2本のリボンで連結させます。上のリボンを引っ張ると腕が曲がり、下のリボンを引っ張ると腕が伸びることから、筋肉が縮んだり、ゆるんだりすることで腕が動くことが確認できました。模型を作ったことで、筋肉と骨の動きを楽しく理解することができました。(写真中)
 今週は、バスケットコートから毎日のように、5年生の熱い声が聞こえてきました。5年生は、体育の学習として「バスケットボール」に取り組んでいます。バスケットボールは、5年生から始めるボール運動です。パスがなかなかつながらなかったり、ゴールを決めることができなかったりと、技術的なハードルがゲームを難しくしてしまいがちです。そこで、5年生の先生達が指導法を考え、ゲームの仕方やルールを工夫して取り組むようにしています。子ども達の熱い声は、そのまま先生達の熱い思いでもあります。
 来週木曜日の6校時に、5年1組が研究授業を行います。どのクラスの子ども達も、チームの作戦を生かして動きがよくなってきました。進んで体を動かし、がんばる姿が光っていました。(写真下)

10月29日(木)

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 昨日のホームページでお伝えした「ビンゴ集会」が校庭で行われました。集会委員会の児童が、封筒から1〜30の番号が入ったカードを1枚ずつ抜き取り、発表していきました。なんと、5枚目のカードでビンゴになった子がいました。パーフェクトに1列がそろったということです。これには先生達もびっくりでした。
 1位の賞品は、校長、副校長と一緒に撮る『3ショット写真の撮影』でした。(ちなみに、2位,3位の賞品は折り紙作品でした。)見事1位になったのは、6年生でした。集会後、すぐに校庭で写真撮影をしました。両脇に校長と副校長が並び、笑顔で写真を撮りました。本人は真ん中に立ち、手をピースにしてカメラに向かっていましたが、両脇のプレッシャーからか少し表情が硬くなってしまいました。(写真上)できた写真は、A4版にプリントし、ラミネートフィルムでパウチしてプレゼントしました。
 2年生は、国語の授業で「そうだんにのってください」という学習をしています。「話すこと・聞くこと」の単元で、今年度の教科書から新しく入ってきた教材です。お互いの話に関心をもち、相手の発言を受けて話をつなぐことを主なねらいとしています。まさに、「主体的・対話的で深い学び」という新学習指導要領のねらいに即した学習単元と言えます。
 2年1組では、グループになって自分達で決めた話題について話し合い活動をしていました。あるグループでは、図書室で本を選ぶ時にいつも困っているという話題について考えを伝え合っていました。また、別のグループでは、ドッジボールでボールが当たらないようにするための方法についてお互いの考えを伝え合っていました。(写真中)
 「話し上手は聞き上手」と言われるように、まずは友達の考えを最後まで聞くことや、うなずきながら聞くことが大切です。一方、話をする時には、理由をはっきりさせて話したり、考えたことを進んで話したりすることが重要になります。
 6年生は、総合的な学習の時間に、「将来について考えよう」という学習に取り組んでいます。先週金曜日には、田柄中学校で部活動体験がありました。また、今週の月曜日には、田柄中の先生方から出前授業をしていただきました。卒業後の自分の将来に目を向けさせ、希望をもたせるための進路指導(キャリア教育)が、今後の6年生にとって大切な学習となります。
 6年生は、1学期にも職業調べを行っています。その時は、まだ漠然とした職業調べであり、様々な職種や年収などを調べていました。(どうして子ども達は、それぞれの職業の年収を知りたがるのでしょうか…)今回は、自分の目指す職業に焦点をしぼり、より詳しく調べているようです。
 今日は、3組がパソコン室に行き、インターネットや本を使って調べていました。(写真下)保育士や助産婦について調べている子がいました。小さい子どもが好きなのでしょう。先日、エンゼル保育園と1年生との交流会があり、保育園の中に入りました。先生方のていねいな言葉や笑顔に、私自身が安心し癒される気がしました。
 いましたいました…小学校の先生について調べていた子が。うれしいですね。仕事の苦労はやりがいでもあります。「教える」という仕事の喜びは、教職に就いて初めて味わえるでしょう。年収など、全く考える必要はありません。「子どもが大すき」という今の気持ちを大切に、将来をめざしてほしいものです。

10月28日(水)

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 1年生は、算数の時間に「たしざん」の学習を行っています。今まで1年生は、一桁+一桁のたし算を学習してきましたが、答えが10までのたし算でした。今回のたし算は、一桁+一桁で繰り上がりのある場合の計算です。
 3組の様子を見に行くと、「9+4」の計算の仕方を一人ずつ考えていました。まず算数ブロックを取り出し、9個と4個のブロックを机の上に並べました。答えは13個・・・とすぐに求められましたが、大切なのはどのようにブロックを操作して13が出てきたかということです。
 次に、みんなで考え方を発表し合いました。一人目の子の発表は、9個と4個のブロックを一列にくっつけてから数え、「13」となりました。たし算は、「合わせる」という意味なので正解です。しかし、合わせたブロックを端から1,2,3,…と数えていくのは大変です。次に発表した子は、4個のブロックから1個を取り、9個に合わせて「10」を作りました。そして残りが3で「13」となりました。(写真上)
 繰り上がりのあるたし算では、数の分解を利用して10を作ることがポイントになります。この数の分解も、1年生の1学期に学習してきた内容です。「5は、1と4」「5は、2と3」…というように、何度も繰り返し練習してきました。その学習を生かして繰り上がりのたし算があります。算数は、以前習ったことを使って新しい学習へと応用していく教科と言えます。
 3年生は、国語の時間に「ことわざ・故事成語」の学習をしています。ことわざと故事成語の違いは何でしょうか? (この他に、慣用句もありますが…)ことわざは、昔から伝えられてきた人々の生活の知恵や生きていくうえで大切な教え、皮肉や風刺などを含んだ短い文章です。一方の故事成語は、中国の故事をもとにしてできた教訓です。3年生の子ども達にとっては、ことわざの方が良く知っている言葉でしょうか。いろはかるたに出てくる「犬も歩けば棒にあたる」や「花より団子」など、聞いたことがあることわざが多いはずです。しかし、その意味はというと、正確には知り得ていません。
 そこで、まず今日の授業では、ことわざや故事成語の意味を国語辞典を使って調べることから始めました。国語辞典の使い方は、3年生の1学期に初めて習いました。調べ始めて、ことわざを辞典の中に見つけた子が、「あった〜!!」と声を上げて喜んでいました。(写真中)
 時折こうして子ども達の手に触れさせないと、辞典の引き方が上達していきません。インターネットで調べれば早い時代ではありますが、自分の手で辞典を引くことの大切さは残していきたいものです。
 明日の朝は、集会委員会による「ビンゴ集会」が校庭で行われる予定です。手作りのビンゴカードが各クラスに配布され、今日のうちにマス目に数字を記入して準備しておくことになりました。
 1年2組では、5×5のマス目に、1〜30の数字から24個を選んで記入していました。(マス目の中央には数字を入れません。)1年生は、まだ20までの数しか習っていません。先生が黒板に30までの数字を書いてあげていました。
 ビンゴカードには、「1位から3位までの人には、プレゼントがあります。」と書いてあります。さあ、どんなプレゼントがもらえるのでしょうか。特に1年生にとっては初めての取り組みなので、わくわくして明日の集会を迎えることでしょう。(写真下)

10月27日(火)

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 1年生が、エンゼル保育園とサクラ草交流会を行いました。毎年、田柄幼稚園と交流会を行っていますが、エンゼル保育園とは初めての取り組みです。(田柄幼稚園との交流会は、来週実施する予定です。)
 中休みの時間帯を使い、学年から9名の代表の子ども達が参加することになりました。苗をビニール袋に分けて入れ、合計30株のサクラ草を手に出発しました。
 エンゼル保育園に着くと、年長組の子ども達が首を長くして待っていました。交流会でサクラ草の苗をプレゼントすると、お礼に折り紙で作った作品やヒマワリの種を手渡してくれました。さらに、素敵な歌のプレゼントもありました。・・・「小さな世界」の歌を、年長組のみなさんがとても明るく元気よく歌ってくれました。9名の子ども達も一緒に歌い、温かな交流会になりました。(写真上)
 代表になった子ども達の中には、エンゼル保育園を卒園した子が何人かいました。懐かしい先生方に声をかけていただき、とてもうれしかったようです。来週の月曜日には、来年度入学する新1年生の就学時健康診断が田柄小であります。きっと今日の交流会に参加していた年長組のうち、何人かは田柄小に来てくれるのでしょう。保育園の子ども達にとって、小学校の入学に希望をもつきっかけとなる交流会になったはずです。
 6年生は、外の体育の時間に「短距離走・リレー」(陸上競技)の学習をしています。別の時間に、2年生が学年合同で50m走のタイムを取っていましたが、それぞれ来月の体育発表会(田柄陸上)に向けた準備が始まっています。
 高学年になると、「自分は足が遅いから、走る競技は苦手」と思っている子が出てきやすいものです。確かに短距離走では、友達と足の速さを比較してしまい、自信がもてない子がいるのではないでしょうか。しかし、リレーは唯一、陸上運動の中でチーム競技となっています。また、バトンパスには技術が必要とされ、チームワークとともにそれらを合わせて走力をカバーできるため、勝敗に意外性がある運動とされています。そのため、自分たちで決めたルールでオーダーやバトンパスを工夫することで、チーム同士で勝ち負けを競い合う楽しい運動にすることが可能です。また、チームの記録に挑戦して、記録を達成することの楽しさや喜びを味わうことのできる運動でもあります。
 6年1組のリレーの授業を、校長室の窓から望遠レンズで撮影してみました。(写真中)高学年の走りは力強さを感じます。また、同じチームの子ども達が温かな声援とアドバイスを送り、友達同士の高まりも伝わってきました。練習とはいえ、バトンパスの瞬間の表情は真剣そのものです。来月にはさらに力強い走りを保護者の方々にご覧いただけるように、今後も練習を重ねていきます。
 1年生は、先週光が丘公園の遠足に行き、どんぐりや落ち葉を拾ってきました。集めたどんぐりを机の上に並べてみると、いろいろな大きさのものがあることが分かります。今週はそれらを使い、生活科の学習として「アサガオのリース作り」に取り組み始めました。
 もととなるリースは、以前アサガオのつるを収穫してから教室に吊るしておいたので、すっかり乾いて丈夫になっていました。3組では、ボンドを使いながら、どんぐりや落ち葉を思い思いの場所につけていました。また、家から持ってきたモールやテープも使い、リースに飾っていきました。とっても素敵なアサガオのリースが出来上がり、みんな大喜びでした。(写真下)

10月26日(月)

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 気持ちのよい秋晴れの朝を迎えました。今日の全校朝会では、来週行うクリーン運動についての話をしました。
・・・『10月の最後の一週間に入ります。いよいよ秋の深まりを感じる頃です。毎朝、田柄公園の脇を通って学校まで来ています。朝早くから、毎日必ず公園で作業をしている人がいます。何をしている人か分かりますか? そうです、公園の掃除をしている方々です。毎朝、竹ぼうきを手に、たくさんのごみを集める仕事をしています。垣根の間に入って空き缶やビニールごみを集めたり、落ち葉を集めたりと、忙しそうに働いている姿を見かけます。先ほど「ごみを集める仕事をしています」と言いましたが、実は仕事としてこれらの作業をしているのではありません。ボランティアとして働いているのです。
 ボランティアというのは、自分でできることをすすんでみんなのために働く活動のことをいいます。そして、一番大切なのは、無償で行うこと…つまり、お金をもらわずに行う仕事であるということです。
 来週から11月に入ります。そして、来週の金曜日にはクリーン運動が行われます。1年生から4年生は学校の敷地内を、そして高学年は愛宕神社の掃除をします。6年生は来週、5年生は翌週の金曜日に行うことになっています。クリーン運動は、みんなで力を合わせて、学校や地域をきれいにする活動です。学年ごとに分担した場所のごみを拾ったり、石拾いをしたりします。また、落ち葉を一つずつ手で拾います。みんなで行えば、たくさんの落ち葉もあっという間に片付けることができます。でも、普段は用務主事さん達が一人で何倍も働いてきれいにしてくださっていることを忘れてはなりません。ですから、みんなで一斉に外に出てクリーン運動をしたことで終わりにしてはいけないのです。毎日行っている掃除の時間も大切にしていかなければなりません。ほうきや雑巾を使って、決められた当番の場所をいつもがんばって掃除をしているでしょうか。11月のクリーン運動を機会に、普段の掃除当番の取り組みも含めて、学校をきれいにしていく気持ちを高めていきたいものです。』・・・(後半は、ふれあい月間についても話しましたが、省略します。)
 全校朝会が終わって教室に入る前に、高学年の子ども達にサクラ草の鉢の移動作業をしてもらいました。5,6年生が自分用の鉢とともに植え替えをした学校用のサクラ草です。学校用の鉢は、約200鉢あります。1か月前に植え替えてから、中庭の日陰で育ててきました。今日からはけやき広場の西側に並べ、少しずつ秋の陽に当てていきます。
 5年生が中庭から昇降口に運び、それを6年生が受け取り、けやき広場に並べていきました。(写真上)全校児童の鉢も含めて、今のところヨトウムシによる被害がなく、順調に育ってきています。本格的な寒さが来る前に根をしっかり張らせて、12月頃から花をつけていく予定です。
 1校時から3校時にかけて、4年生がカブの種まき体験に行きました。毎年4年生は、吉田さんのご自宅の畑のビニールハウスに行き、体験をさせていただいています。そして、その「体験」というのは、単にカブの種をまくだけの体験ではありません。土づくりから畑の準備を含めた農業体験活動であるところが重要です。(そのため、3時間かけて実施しています。)
 まず、みんなで手分けをしてたい肥をビニールハウスに運ぶ作業をしました。吉田さんの畑の一画に、たい肥を積んだ巨大な山があります。馬糞や敷き藁を発酵させた堆肥で、吉田さんの畑の土が肥えていて、野菜がおいしい理由はここにあります。子ども達は、慣れない手つきでシャベルで堆肥を一輪車(通称…ネコ)に載せ、慣れない手つきでビニールハウスまで運んでいました。
 堆肥運びが終わると、見学の時間です。大型トラクターがビニールハウス内に入り、すみずみまでしっかり耕していきます。次に、ビニールマルチを張る機械を使ってカブの種をまく畝を作っていきました。全て吉田さんが機械を操作し、手際よく作業をされていました。(さすがプロです!)
 さあいよいよ、種まき体験です。広いビニールハウス内に子ども達が広がり、たくさんのビニールマルチの穴1か所に2粒ずつ種をまいていきました。大変根気のいる作業であるとともに、じわじわとハウス内の気温が上がり、汗が流れ出てくるほどでした。(写真中)
 今晩、水やりをして、その後は一切水をやらずに育てるそうです。おいしいカブを作るプロのこだわりを感じます。また、ビニールハウス内で育てるため、無農薬で栽培できるそうです。
 5校時に、田柄中学校の先生方による6年生への出前授業がありました。1組は社会科の先生に授業をしていただきました。世界の様々な国について学ぶ内容でした。(写真下)2組は国語の先生の指導で、説明文の読み取り方についての授業でした。3組は、音楽の先生に指導していただきました。三部合唱や英語の歌とボディパーカッション、そしてリズム学習の授業でした。
 中学校区別協議会の一環として行った出前授業でした。放課後、協議会を開き、小中連携の会議を行いました。授業をした田柄中の先生方からは、「どの子もしっかり話を聞いていて、とても授業がしやすかった。」という話をいただきました。また、一緒に参加された田柄第二小の先生方からは、学校全体にあいさつがすばらしいと感想をいただきました。

10月24日(土)

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 ようやく5年生の稲刈りが始まりました。先陣を切って田んぼに入ったのは、5年1組でした。(写真上)
 今年は、10月の天候が例年よりも不安定で、晴天が長続きしませんでした。しっかり田んぼを乾かしてから稲刈りをしようと考えているうちに雨の日が続き、実施するタイミングがどんどん先延ばしになってしまいました。これからしばらくは天候が良さそうなので、来週初めには他のクラスも稲刈り体験ができると思います。
 9月末頃から、毎朝たくさんのスズメが来るようになりました。あわてて5年生の先生達が鳥除けのネットを張りましたが、スズメはその網から少しでもついばめる稲穂をねらって毎朝飛んできていました。よく見ると、青いネットに接している穂は、中身がすっかり食べられていました。
 本来の年であれば、バスで埼玉県川島町の島村農園さんの田んぼに行き、6月の田植え体験と10月の稲刈り体験に行っていたはずです。20年以上にわたって伝統的に行われてきた体験活動が、コロナ禍の影響で実施できなかったのはとても残念でした。5年生にとっては、実際の田んぼに足を入れたり、辺り一面黄金色に実った風景を見るという実体験が、何よりも一番の学習となり得ていたはずでした。
 学校の田んぼで刈り取った稲は、しばらく干して乾燥させ、脱穀作業を行っていく予定です。
 4年1組で、足育の授業が行われていました。1学期に各クラス1時間ずつ足育の授業を行いました。今学期も、それに続く足育を子ども達に指導していきます。
 今日の授業では、まず「足の土踏まずは、3つのアーチが組み合わさってできている」ということを学びました。さらに、アーチはクッションやバネの役割があり、走ったり跳んだりする時に重要な働きをするということも学習しました。
 そこで授業の後半では、正しい靴のはき方について実践を通して学んでいきました。あらかじめ、教室に外ばきの靴を用意していました。4年生では、マジックテープ式の外靴が多いようですが、ひも靴の子も何人かいました。正しい靴のはき方は、マジックテープをはがし(あるいはひもをほどき)、足を入れてかかとをトントンと地面に打ちつけます。(写真中)そしてマジックテープを引っ張って留めます。(あるいはひもをきつく引っ張って結びます。)
 特にひも靴の子は、普段はひもをほどかずに靴を脱いだりはいたりしているのではないでしょうか。かかとを靴にぴったりと固定し、足指が動く状態で歩いたり運動したりすることが大切です。私は、夏休み中に校内で足育の研修を受けて以来、必ずひも靴を毎回ほどき、はく時にきつく結ぶことを実践しています。運動靴をはくのは、土日の犬の散歩の時くらいですが、こんなにも足の感覚が違うものかと感じています。ぜひ保護者の方々も、ひも靴をはく時に実践してみてください。(その前に、靴の大きさの正しい選び方も重要です。)
 1年生は、算数の時間に「どちらがおおい」という学習をしています。身の回りにあるもののかさに関心をもち、2つの入れ物に入っている水のかさを比較する学習です。ちなみに、「かさ」というのは算数用語で、5年生で「体積」という言葉を習うまでは、3次元的な量を「かさ」と呼んでいます。
 1年生の算数では、いろいろな形や大きさのペットボトルに入っている水のかさを、どちらが多いかという観点で比較し、その調べ方を考えさせていきます。形の違う2つのペットボトルがあった場合、どのように比べたら中に入る水の量の違いが分かるでしょうか。3組では、まず直接比較する方法で調べていました。・・・片方のペットボトルに水をいっぱいに入れ、もう片方のペットボトルに移し替えていきます。移し替えたペットボトルがいっぱいになり、水が余ったら最初のペットボトルの方がたくさん入るということが分かります。(ここが大切!)こぼさないように、2人組で慎重に水を移し替えていました。(写真下)

10月23日(金)

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 6年生は、算数の時間に「並べ方と組み合わせ方」の単元に入りました。まず、今日の学習では、順列について、落ちや重なりがないように調べる方法を考えていました。
 「遊園地に行ったら、観覧車とジェットコースター、ゴーカート、メリーゴーランドの4つの乗り物がありました。それぞれ1回ずつ乗るとしたら、どのような順番で乗る場合が考えられますか。」という問題でした。これは、「並べ方」の問題です。選んだものに順番をつける場合の考え方です。4つの乗り物のカードを並び替えながら、ノートに一つ一つの組み合わせを記録していきました。(写真上)落ちや重なりがないように調べるということから、記号化したり樹形図を書いたりする方法を見つけていきます。
 一方、この後で学習する「組み合わせ方」は、4枚のカードから2枚を取るという場合の考え方です。(「AとB」も「BとA」も同じものとする考え方です。)この場合は、表に書いて表すと分かりやすくなります。
 昔は、小学校で「確率」の問題を指導していました。その学習が中学校に移行してから、もうだいぶ経ちます。現在はその前段階の学習として、6年生でこの単元を学習しています。
 3年生は、国語の時間に「班で意見をまとめよう」という学習をしています。3年生では、先日の総合の学習での商店街見学のように、グループで活動する学習形態を日常的に多く取り入れています。その中で、自分の意見をうまく伝えられなかったり、全員の考えをうまくまとめることができなかったりすることを経験しています。そこでこの単元では、「1年生に絵本の読み聞かせをする」という具体的な活動を通じて、自分の役割を意識して話し合ったり、話し合いの整理の仕方を学んだりしていきます。
 1組では、すでに今まで何回か班での話し合い活動が行われ、読み聞かせをする絵本や役割分担が決まり、練習も行ってきました。今日は、教室でそれぞれの班が読み聞かせのリハーサルを行い、お互いの班の発表を聞き合っていました。(写真中)
 班ごとに絵本の読み聞かせの仕方に工夫があり、とても上手にできていました。絵本の選定も、全て子ども達が話し合う中で決めたそうです。1年生の教室に行って読み聞かせをしてあげたら、きっと1年生は喜ぶことでしょう。
 午後から6年生は、田柄中学校に行き、部活動体験をしてきました。毎年この時期に部活動体験がありますが、今年は田柄第二小学校も一緒に行うことになりました。
 体育館に2校の6年生が集まり、生徒会の皆さんの進行で始まりました。まず、中学校と小学校の違いを、パワーポイントを使って分かりやすく説明してもらいました。教科担任制や制服のこと、新しく名前が変わる教科(数学、技術・家庭…など)、生活時程、年間の行事等、聞いていると小学校との違いがたくさんあることに気がつきます。
 いよいよ部活動体験となり、あらかじめ希望した部活動の場所に分かれて行きました。田柄中には、全部で16もの部活動があります。男子と女子のバスケ部は、隣の田柄第二小の体育館に移動して体験を行いました。雨が降っていたので、残念ながら外で行う部活動は、通常の活動ができませんでした。教室に移動して紹介ビデオを見たり、話を聞いたりする体験活動となりました。
 どの部活動も、中1と中2の生徒達が、とても親切に6年生の指導をしていました。よく見ると、昨年や一昨年まで田柄小にいた子達であることに気がつきました。大きくなったなという印象とともに、はきはきとした態度で6年生に接している姿が、とても頼もしく感じられました。(写真下)

10月22日(木)

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 6年生は、家庭科の時間に「まかせてね! 今日の食事」という学習をしています。1食分の献立を考え、家族と共に楽しい食事のひと時をつくろうとする学習です。自分の好きなおかずを考えるのではなく、家族全員のことを考えた献立にしなければなりません。また、家庭科の学習なので当然のことですが、栄養のバランスを考えた1食分の献立になるようにすることも大切です。
 3組では、まず「昨日の夕食を思い出してみよう」ということで、担任の先生の夕食の献立が画面に映し出されました。「ごはん・みそ汁(玉ねぎ)・あじの干物・豆腐(ザーサイとごま油)・きゅうりの漬物(酢と塩昆布)」でした。
 まず、先生の昨日の夕食メニューについて、みんなで話し合いました。点数をつけるとしたら何点か…厳しい点数をつけた子もいましたが、80点を超える点数をつけた子もいました。理由を発表した子の中には、「野菜が足りないのでは」とか、「彩りがよくない」という意見がありました。確かに、トマトやカラフルなサラダを添えると違ってきます。玉ねぎの具だけのみそ汁も工夫が必要です。干物に大根おろしを添えた方が良いという意見も出ました。なかなか子どもなりによく考えるものです。(先生の健康を気づかってか…)
 さらに、こんな意見もありました。「一品で一皿ずつになっているので、洗い物が大変になる」・・・すごいですね。すぐにでも主婦や家政婦さんになれそうです。
 それにしても、担任の先生の勇気に関心しました。自分の家庭における食事を、ちゃんと子ども達に見せて教材化しているのですから。さらに、こうして学校ホームページでも紹介されることになったのですから。(写真上)
 1年生は、図工の時間に「せんのかんじ いいかんじ」という絵の具の使い方に関する学習をしています。1年生は、今まで色を塗る時にクーピーやクレヨンを使って図工の学習をしてきました。先日、絵の具のセットが届きました。真新しい道具を手に、待ちに待った絵の具の学習の第一歩となりました。
 まず、道具の用意の仕方や片付け方について学習しました。これから6年間、図工の時間で一番使うのが絵の具セットです。道具の扱い方の指導は、最初が肝心です。
 今日は、自分の好きな色を1色選び、線を引いてみました。筆に少し水を含ませ、パレットの上で絵の具を溶く感覚がまた楽しかったようです。画用紙にいろいろな線が描かれていきました。鮮やかな色の線がたくさん引けて、どの子もとても楽しそうでした。(写真中)
 3年生は、社会科の時間に「火事からまちを守る」という学習をしています。火災から人々を守るための仕組みや、消防署や消防団で働く人達の工夫・努力について調べる内容です。
 今日は、3組の子ども達が学校にある消防設備について調べていました。校内には、消火器や消火栓、防火扉、熱感知器などがあちこちに設置されています。教室で事前指導を受けた子ども達が、グループごとに手分けをして調べていました。校長室を調べる担当となったグループの子ども達が、校舎配置図を手にやってきました。校長室には、部屋の天井に熱感知器が1つあります。時々正常に作動するかを調べるために、点検に来てもらっていることを話してあげました。今回校長室を訪れた4人は、とても礼儀正しい子ども達でした。(写真下)

10月21日(水)

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 中休みに、美化・環境委員会の子ども達をけやき広場に集合させました。先日注文したパンジーの苗が学校に届いたので、サクラ草の苗とともに植え替え作業の指導をしました。(写真上)
 植え付けた場所は、正門を入ってからけやき広場に向かう途中のコンクリート製の花壇プランターと、けやきの木の周りの花壇の2か所です。今年も、パンジーの苗は黄色系の花色にそろえました。パンジーは、今の時期によくホームセンターで売られています。この時期に植え付けると、4月下旬まで約半年以上も花を楽しむことができます。寒さにも強く、日当たりが良ければ次々と花をつけるので、とても便利な草花です。
 パンジーの良さは、安くて花色が豊富なところにもあります。黄色の他に、白・赤・青系の色があり、花の大きさや形など、実に様々な品種があります。そして毎年新品種が出てくるので、ホームセンターの園芸コーナーにちょくちょく出かけて苗をチェックするのも楽しいものです。
 今日は、あまっているサクラ草の苗を一緒に植え付けました。サクラ草の赤やピンク、白の花色が、黄色いパンジーをさらに引き立ててくれるでしょう。
 1校時から3校時に、6年生の各クラスに1時間ずつ、「環境教育出前授業」がありました。6年生の理科の学習に、「生物と地球環境」という単元があります。3学期の学習内容ではありますが、現在とても重要な環境問題にまずは関心をもたせようと、出前授業を計画しました。指導に来てもらったのは、大学1年生で環境問題の活動に取り組んでいる安居院(あぐい)君です。(本校教員がかつて勤務していた学校の卒業生です。)全国の大学生とともに、海洋プラスチックごみの問題についての絵本を作り、途上国に届けるための取り組みをしているそうです。(写真中)
 授業では、パワーポイントや写真などを使い、6年生に分かりやすく指導してもらいました。毎年大量にプラスチックごみが海に出されていること。そのほとんどが街由来の生活ごみであること。また、日本では他の国に比べて多くのプラスチック製品を消費しており、その規制が遅れていることなど・・・詳細なデータをもとに話を聞いていると、驚くべきことがたくさん見つかりました。
 3Rについては、4年生の頃に学習をしています。リデュース、リユース、リサイクルですが、それぞれの意味を忘れている子が多かったようです。今日は、さらに2つのR(リフューズとリペア)を加えた5Rが大切であることを学びました。リフューズは、「ごみとなるものを断ること」です。「レジ袋は要りません。」と断ることもリフューズです。リペアは、修理をすることです。確かに、ちょっと壊れたからとすぐに新しいものを買おうとするのは、ごみを増やすことになります。授業の後半は、グループで話し合い活動もしました。「今、自分の生活でごみを減らすために何ができるか。」というテーマで、様々な意見を出し合いました。
 授業の終わりに、安居院君は次のように6年生に熱く語りました。「環境問題の怖さは、気づいたときにはもう間に合わないところにあります。」・・・確かに、温暖化や異常気象が多発している実態は感じていますが、いつかさらに大きなことが起きてからでは遅いのでしょう。「私たちは、環境問題の被害を受ける最初の世代であり、阻止することのできる最後の世代である。」というスライドが最後に映し出されていました。こういう立派な若者に未来を担ってもらいたいという思いと同時に、自分自身もごみを減らすための小さな努力をしようという気持ちを強くもちました。
 5校時に、2年1組の研究授業がありました。「どうぶつに へ〜んしん!」という体育科の表現・リズム遊びの単元でした。小学校の体育の授業では、ボール運動や陸上競技のような運動を中心に連想しがちです。しかし、「表現やリズム」も体育科で学ぶ重要な内容の一つです。たいていは、運動会の表現(ダンス等)で指導を振り替えてしまうことが多く、今回初めて単元計画をしっかりと立てた授業に出合ったというのが正直なところです。
 45分間、運動量がとても多く、子ども達がよく体を動かしていました。(先生もです。)音楽に合わせて準備運動をするところから、体を様々に動かしていました。そして今日は、動物(うさぎやサル)になって、表現遊びを楽しみました。また、後半はグループで好きな動物になりきり、体全体を使って工夫した動きをする様子も見られました。(写真下)

10月20日(火)

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 爽やかな秋晴れに恵まれ、遠足日和になりました。今日は、1年生の光が丘公園の遠足があり、引率として一日一緒に出かけてきました。
 毎年1年生は、5月に光が丘公園まで遠足に行っています。そして、10月には生活科見学として、午前中にどんぐりや落ち葉を拾うために再度光が丘公園に出かけています。今年は、その2回分を1回にしての実施です。
 光が丘公園までの道を歩いていると、少しずつ秋の気配があちらこちらで見られました。色づいた葉っぱを拾い、大切そうにリュックにしまっていた子もいました。光が丘公園は、多くの子ども達が何度か訪れた経験がある場所です。家族で出かけたり、幼稚園や保育園でも遠足で行ったことがあると話していました。
 光が丘公園に着いてまず最初に向かった場所が、「ちびっこ広場」です。様々な遊具があり、たっぷりと時間をとって遊ぶことができました。すべり台やブランコの他にターザンロープやスパイダーロープがあり、子ども達に人気の遊び場になっていました。スパイダーロープでは、ゆらゆらと揺れるロープにつかまりながら、すいすいとてっぺんまで登っていく子がたくさんいました。(写真上)また、ターザンロープでは、子ども同士で協力してロープを渡してあげながら、上手に遊んでいました。
 たくさん遊んだ後は、芝生広場に移動してお弁当の時間にしました。クラスの友達とシートを広げ、笑顔いっぱいでお弁当を食べていました。用意してきたおやつもしっかりと食べ、大満足のようでした。
 荷物をまとめてから、クラス遊びの時間を取りました。しっぽ取りやハンカチ落とし、だるまさんがころんだなど、クラスで話し合って決めておいた遊びをみんなで楽しみました。(写真中)
 帰りは、光が丘公園内てのところどころに立ち寄り、どんぐり拾いをしました。ビニール袋を手に、大きなどんぐりをたくさん見つけていた子がいました。拾ったどんぐりや落ち葉は、今後アサガオのリースの飾りとして使う予定です。赤や黄色の落ち葉をたくさん集めていた子もいました。(写真下)
 公園内でたっぷりと遊んだこともあり、帰り道はとても疲れていた様子でした。遠足は、大切な校外学習の場でもあります。集合や整列を何度もしたり、自分の荷物を自分でまとめたりしなければなりません。また、友達と一緒に行動するということを学ぶ機会にもなり、1年生なりに集団行動を身につける大切な学習になりました。今年は5,6年生の移動教室が中止になってしまいましたが、低学年からのこうした集団行動の積み重ねが大切な力として蓄積していくのだということを感じました。また、今年は運動会も中止となったため、1年生にとっては学年全体で行動する貴重な経験にもなりました。

10月19日(月)

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 今日の全校朝会では、「自然に『ありがとう』と言える子に」というテーマで話をしました。
 最初は、先週行ったサクラ草の植え替え(2年生2クラスと1年生3クラス)の様子について話をしました。(前半省略)・・・『植え替えが終わったら、どのクラスも水やりをする前に、一人ずつ校長先生の点検を受けることになっていました。培養土が足りなかったり、苗が浮き上がったりしていた鉢は、一つずつ直してあげて合格になりました。「水をたっぷりあげてきてね。」とか「しっかり持って落とさないようにね。」と声をかけながら合格した植木鉢を渡しました。
 その時です…「ありがとうございます」と自然にお礼のあいつができていた子がたくさんいました。植え替え作業をする前と終わりの「よろしくお願いします」と「ありがうございました」のあいさつは、全員で言うのですから当然のことです。それに対して、一人一人何かしてもらった時に言う「ありがとうございます」は、もっと心のこもった、相手に感謝の気持ちが伝わるあいさつであると受け取れます。
 先週金曜日は、担任の先生から通知表をいただきました。1年生の教室でその様子を見ていました。1年生にとっては、小学校で初めて手にする通知表でした。両手で先生から通知表を受け取り、「ありがとうございます」とあいさつをしていた子が何人かいました。他の学年のみなさんはどうだったでしょう。
 普段から「ありがとう」という言葉を言っている子は、自然にいつでも「ありがとうございます」というあいさつを言うことができます。教室でプリントを配る時に、前から順に自分の分を取って後ろに回していきます。「はい、どうぞ」と言って渡し、それを後ろの子が「ありがとう」と言って受け取ります。給食を配膳する時に、当番の子がみんなの分を運んでいきます。自分の机に給食が届きました。「ありがとう」とすぐに伝えていますか。身近な生活の中で、「ありがとう」という言葉を言う機会はたくさんあります。意識して「ありがとう」を使うようにしてみましょう。
 先週、3年生が総合の学習で、ハッスル通り商店街の見学に行きました。お店の人にインタビューをして、たくさん勉強をすることができました。一人一人がお店の人に、「ありがとうございました」とあいさつをして帰ってきました。買い物をしていたお客さんから、「とても礼儀正しい学校ですね。」と褒めていただきました。「ありがとうございます」という言葉は、感謝の気持ちを伝えるとともに、礼儀正しさにもつながるのですね。』・・・
 5年生が折り紙を使ってメダル作りをしていました。11月2日に、来年度入学予定の子ども達が健診を受けに来る「就学時健康診断」があります。以前は5年生の子ども達が当日の係を担当し、園児たちと手をつないで検査の部屋をまわってあげていました。何年か前からそのやり方を止め、全て教職員で対応するようにしています。しかし、来春に6年生になる現5年生にとっては、新1年生とのつながりを今からもっておきたいところです。そこで、当日必要な番号札代わりになるメダルを全員で手作りすることになりました。
 メダルの一つ一つに、ていねいな文字でメッセージも入れました。「学校はとてもたのしいところだよ。」「入学するのを楽しみに待っているからね。」首からぶら下げたメダルは、そのまま一人一人へのプレゼントになります。半年後にどんな1年生と出会えるのかを楽しみにしながら、心をこめて製作していました。(写真上)
 1年生の教室では、明日の遠足の事前指導が行われていました。しおりには、遠足のめあてや注意事項、持ち物などが書いてあります。担任の先生が一つずつ説明を付け加えながら話をしていきました。(写真中)
 田柄小では、1,2年生の遠足の時だけ、持ち物に「おやつ」か入っています。しおりには、「ほんのすこし・たべられるだけ あめやガムはだめ」と書いてあります。おやつは、お昼の時間にお弁当を食べ終わった子から食べてよいことになっています。それほど時間もなく、お弁当で十分にお腹がいっぱいになることから「ほんのすこし」という表現にしています。でも、子ども達にとってはとても楽しみなおやつの時間になるはずです。
 今日はお昼前から雨が降り始めましたが、今のところ明日は晴れの予報が出ています。
 5年生は、総合的な学習の時間に「共に生きる 2」の学習をしてきました。いよいよ各自がテーマを設定して調べた内容を発表する段階になりました。先日は、グループの友達とお互いのまとめを発表し合う活動を行っていました。今回はクラス全体での発表会です。
 ユニバーサルデザインについて調べた内容や、盲導犬や点字・手話について調べたこと、そして車椅子を乗せる介護カーについて調べた子もいました。調べた内容を自分の言葉で説明できるようにするということも、総合の学習において大切な力です。担任の先生が、発表の様子をビデオに収めていました。今後、どのように活用するのでしょうか。(写真下)

10月16日(金)

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 1校時に、1年生の交通安全教室がありました。光が丘警察から2人のお巡りさんに来てもらい、子ども達への交通安全指導を行っていただきました。いつもの年であれば、1学期の最初に交通安全教室を行っています。1年生は、来週火曜日に光が丘公園に行く遠足が控えています。安全に気をつけて遠足に行けるように、道路の歩き方を実践を含めて学習しました。(写真上)
 まず、けやき広場では、信号や道路標識についての話を聞きました。歩行者用の信号機には、赤と青の2色しかありません。信号機の黄色に相当するのが「青の点滅」です。「点滅したら道路をわたってはいけませんよ。」とお巡りさんが話したら、「ぼくのお父さんがこの間わたってた。」と正直に話した子がいました。お巡りさんは苦笑いしながら、「お父さんにお話ししておいてね。」と伝えていました。
 次に、横断歩道をわたる時の安全確認の仕方を習いました。右・左・右を確認してから、手をしっかり上げて道路をわたります。手を上げるのは、車を運転する人に自分の存在を知らせるためです。
 そしていよいよ、実際に学校周辺の道路を歩いてみました。お巡りさんに教えてもらったように、道路をわたる時にしっかり左右の確認をしてから、手をまっすぐに上げてわたっていました。学校で心配をしているのは、普段の下校時の歩き方です。安全に道路を歩くことができるように、今後も指導していきます。
 3年生は、3,4校時にハッスル通り商店街の見学に出かけました。2学期に入ってから、総合的な学習の時間に「商店街を調べよう」という、地域理解に関する学習をしています。総合的な学習の時間には、「自分達の地域のことを知るとともに、進んで地域にかかわろうとする態度を育成する」という内容が含まれています。また、今回の学習は、あいさつや質問内容などを考えて、インタビューの仕方を身につける学習でもありました。
 ハッスル通り商店街のお店には、毎年3年生がこの学習でお世話になっています。どのお店の方も、いつも気持ちよく子ども達を受け入れていただけるので、とても助かっています。青果店やお茶屋さん、洋品店、クリーニング屋さん、お肉屋さん(焼き鳥がおいしい!)など、たくさんのお店にそれぞれのグループが分かれて見学に行きました。いざお店に入ると、緊張気味の子が多かったようですが、たどたどしくてもしっかりと質問をしたりメモを取ったりすることができました。(写真中)
 道路の歩き方も含めて、買い物に来ていた方に「とてもすばらしい子ども達ですね。」と声をかけていただきました。成長した3年生の姿を地域の方々に認めていただき、とてもうれしい気持ちになりました。
 今年度は、第1期と第2期の2回に分けて通知表を渡すことになっています。学期ごとの区切りは3学期制のままです。ですから、終業式等があるわけではなく、通知表のみを各教室で渡す日ということです。
 各教室では、担任の先生から一人ずつ呼ばれて通知表(あゆみ)を受け取る姿が見られました。1年生は、小学校に入って初めての通知表です。保護者向けに書かれている通知表なので、1年生には所見欄の内容が難しいところがあります。担任の先生が、一人ずつその子のがんばりをていねいに話してあげながら通知表を渡していました。家に帰ってから、通知表をもとにたくさん褒めてもらえるといいなと思いました。(写真下)

10月15日(木)

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 今日は、1年生全クラスにサクラ草の植え替えを指導しました。昨日までは雨の予報だったため、1年生の先生達も別の授業を考えていたようです。という私も、今朝になって「あっ、植え替えができる!」と慌てて準備をしました。
 1校時は1組、3校時は2組、そして4校時は3組・・・だったのですが、4校時の途中で雨が降り始めてしまい、途中までで終わりにするというハプニングがありました。その後、なんとか続きを5校時に行うことができました。
 毎年、1年生にサクラ草の植え替え作業をどう指導しようかと悩みます。2年生以上の指導は、最初に全部続けて説明してから作業をさせています。しかし、1年生は植え替えが初めてということもあり、一つ一つていねいに教える必要があります。今年は、前半と後半の2つの作業に分けて指導してみました。
 1年生の植え替えは、毎年チューリップの球根と一緒に植え付けるようにしています。(写真上)植木鉢にチューリップの球根だけ植えておくと、ずっと土しか見えない植木鉢に水やりをすることになります。子ども達の関心が薄れてきやすいものです。サクラ草の苗を一緒に植えることで、毎日の水やりが楽しくなります。
 1年生の子ども達にも、5月から細かい種をまいて育ててきたことや、サクラ草が寒さに丈夫なこと、そして毎日水やりとともに愛情を忘れずにあげることが大切であると話をしました。この「愛情」の話が重要です。2年生以上の子ども達は、毎年この話をしているのでよく知っています。「水やり以外に何をあげたらいいでしょう」と聞くと、「愛情!!」とすぐに答えが返ってきます。
 サクラ草に愛情をあげるとはどういうことでしょうか。私はいつも子ども達に次のように話しています。「愛情とは、毎日見てあげることです。水やりを欠かさずに行うとともに、自分のサクラ草を毎日しっかり見てあげましょう。愛情をたっぷりあげた子は、花が咲いた時に、育ててよかったなという気持ちになりますよ。」
 サクラ草はとても丈夫な植物です。特に寒さに強いので、全校児童の鉢には必ず花が咲くでしょう。しかし、その花を見て感じる心は一人ずつ違ってきます。しっかり水やりをし、愛情も注ぎ続けた子の目には、何倍にも美しい花に見えるはずです。
 火曜日から行った1年生の授業公開が終わりました。3日間の設定にしたことで、分散した参観になりました。2校時に、2組が体育館で体育の授業をしていました。マットを使った運動遊びの授業でした。体育の授業では、道具の準備や片付けも含めて体育の学習ととらえています。マットを運ぶ時には、4人以上で四隅を持ち、安全に移動させなければなりません。低学年の時から、そういうところもしっかり指導していきます。(写真中)
 昨日の6年生の研究授業では、跳び箱やマット、さらにはタブレットパソコンまでを全て子ども達がてきぱきと準備していました。6年生の先生達は、そういうところを何度も子ども達に指導し、練習を重ねてきていました。
 3年生は、算数の時間に「円と球」の学習をしています。円の半径や直径、中心について学習を進め、いよいよ今日からコンパスの使い方を学び始めました。ところが、コンパスを使って様々な模様を描くプリントに、どの子も悪戦苦闘していたようです。
 コンパスを使うには、二つの動作を同時に行う必要があります。針を刺し続ける下に押す力と鉛筆の部分を回転させる力が合わさって初めてきれいな円が描けます。つまり、コンパスを回転させると同時に、鉛筆も下に押しつける必要があります。
 きれいな円を描くには、コンパス全体をちょっと倒した状態にして、斜めに力をかけながら回すのがコツです。初めはどうしてももう片方の手でコンパスの足を持ってしまい、針が中心から外れてしまうという失敗をします。でも、初めて扱う道具ですから、何度も失敗しながらコツをつかんでいくことが大切です。(写真下)

10月14日(水)

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 6年1組の音楽の時間に、鑑賞教材「交響曲第5番『運命』〜第一楽章」(ベートーヴェン作曲)の授業が行われていました。印象的な主題からいきなり始まる有名な交響曲なので、どの子も関心をもって聴いていました。
 6年生の鑑賞教材になっているこの曲は、オーケストラの楽器の響きを味わいながら、指揮者によって音楽表現に違いがある事を聴き取ることをねらいとしています。緊張したテーマと優しいテーマが交互に表れ、その構成の面白さや緊張を高めていくクレッシェンドの効果、フェルマータの効果が特徴的な曲でもあります。それだけに、指揮者による演奏の違いが表れやすい曲です。
 ワークシートには、「思いを生かした表現の魅力を感じ取ろう」とめあてが書いてありました。そして、4人の指揮者の演奏を聴き比べして感想をメモする欄もありました。4人の指揮者として、小澤征爾、カラヤン、ベーム、ジュリーニの名前が書いてありました。重々しい演奏があるかと思えば、流麗な演奏、フェルマータをめいっぱい長く伸ばす演奏と、6年生の子ども達でも比較しやすい演奏が選ばれていました。
 本当に偶然ですが、今朝、通勤中の電車の中で私が聴いていたのがこの曲でした。もう昔から聴いてきた曲なので、めったにベートーヴェンの交響曲は聴かない方です。しかし、今注目の指揮者「クルレンティス」が振った運命は、今年の春にCDが出たばかりで、大変話題になったり演奏です。昔の大指揮者の演奏もたまには聴きますが、若手の斬新な解釈の演奏を好んで聴くようになってきています。
 ところで、今年はベートーヴェンの生誕250年のメモリアルイヤーです。コロナ禍でなければ、きっとあちこちのコンサート会場でベートーヴェンの交響曲がたくさん演奏されていたはずです。安心してコンサートに行けるようになる日が早くきてほしいものです。
 今日は、ALTのマイケル先生の最後の勤務日でした。1校時から4校時まで、それぞれの授業の終わりに、お別れを惜しむ様子が見られました。5年生の教室では、代表の子ども達が英語でお別れとお礼のメッセージを伝えていました。また、マイケル先生からは、「英語の勉強は難しいところもあるけれど、挑戦し続けてがんばってほしい」と子ども達に励ましのメッセージを伝えていただきました。(もちろん、英語で話されていました。)
 マイケル先生の代わりに、来週からマリアン先生がALTとして入っていただきます。昨日から各教室の授業に入り、子ども達の様子を見ていただいています。
 5校時に、6年2組の研究授業がありました。体育の「跳び箱運動」の授業でした。以前から学年で協力して取り組んできた授業です。跳び箱運動では、技を高めていくのはもちろんですが、子ども同士のかかわりも意識させて授業を進めてきました。また、ICTを活用し、タブレットパソコンを使ったところも今回の研究授業の注目すべき点でした。追っかけ再生モードで動画を録り続け、跳び箱を跳び終わった子が自分の動きを確認するために使用していました。また、授業の終わりに一人一人の跳び方を録画し、みんなで再生画像を見て確認し合っていました。(写真下)
 準備から片づけを含めて、常に子ども達がきびきびと活動する授業でした。体育館で行う6年2組の体育は、来週火曜日に公開する予定になっています。今回の跳び箱運動の最後の発表会を行うようです。ぜひ、練習の成果を見てあげてください。

10月13日(月)

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 先週から読書旬間がスタートしています。その一環として、今日から朝読書の時間を使って、各クラスへの読み聞かせが始まりました。図書ボランティアの保護者の方々にご協力をいただき、3日間で各クラス1回ずつの読み聞かせを行います。
 今日は、低学年から高学年まで、8つの教室で読み聞かせが行われていました。低学年では、絵本を電子黒板に映し出しながら読み聞かせをしている様子が見られました。ICTを利用して、子ども達の「密」を避けるための手立てでもあります。普段は担任の先生による読み聞かせがほとんどですが、友達の家の人に読み聞かせをしてもらうと、子ども達の関心も少し変わってきます。
 今年度は、1学期の図書ボランティアの募集を控えていました。(感染症予防のためです。)しかし、2学期から図書ボランティアを募集したところ、今年度も多くの保護者の方々にお手伝いをいただけることになりました。今後もぜひ、田柄小の子ども達の図書環境の充実のために、たくさんの方々にご協力をいただければと思います。
 今日は、ボランティアの人数が足りないところに、副校長先生が読み聞かせに入りました。5年2組の教室です。「5分で落語の読み聞かせ」という本の中のお話を読み聞かせていました。(写真上)ちなみに、副校長先生は国語の専門の先生です。
 今日から3日間、1年生の学校公開が始まりました。午前中の授業を廊下から参観していただく授業公開です。練馬区では、2学期から感染症対策を十分に実施したうえで、授業公開を行っても良いことになりました。1年生の保護者の方々は、まだ入学してから授業の様子を一度もご覧になっていません。そこで今回は、1年生のみ教室での授業を公開することにしました。(ただし、1年生の公開は、1家庭1名の参観としています。)また、2年生以上の学年は、体育の授業を参観していただくように、体育館体育と校庭の体育の時間をクラスごとにお伝えしてあります。(広い場所なので、該当クラスの保護者であれば人数制限はしていません。)
 1校時は、1年生の各クラスとも国語の授業でした。廊下からいろいろな家の人が見ているということを、どの程度意識したいたのでしょうか。私の目からは、ほぼ普段通りの様子であったように思います。このホームページで何度か1年生の教室の様子を紹介してきましたが、学習や生活の基礎基本を学ぶ段階が1年生としての一年間です。座る姿勢や話の聞き方、学習の準備等をご覧いただき、日頃の学校の様子としてとらえていただければと思います。(写真中)
 6校時に、3年生が大根の間引き体験のために吉田さんの畑に向かいました。3年生が大根の種まきをしたのは、9月の上旬のことでした。本来ならそれから3週間後に間引きをさせていただく予定でしたが、天候や吉田さんのご都合があり、子ども達がまいた種はすでに間引きが終了しました。そこで、時期を遅らせてまいた大根の苗を使い、間引き体験をさせていただくことになりました。
 畑に着くと、ニンジンやブロッコリー、大根の青々とした葉が一面に茂っていました。見事!の一言に尽きます。(しかし、吉田さんの話では、今年は雨が多くて成長が少し遅れているそうです。)まず、吉田さんから間引きの仕方を教わりました。3本出てきている苗のうち、丈夫そうな1本を残して他の2本を引き抜きます。「くれぐれも全部引き抜かないように」といつも言われていながら、抜いてしまう子がたまにいます。(今年はいなかったようです。)
 そして、いよいよ畝と畝の間に子ども達が一列になって入って行きました。せっかく出てきた苗を引き抜くというのは、子ども達にとっては抵抗があるのでしょう。本当に抜いていいのだろうか…という心配のためか、最初の1本に取りかかるのに時間がかかっていたようです。しかし全員で間引きが始まると、あっという間に長い畝に茂っていた大根の葉をきれいに間引くことができました。(写真下)
 間引き菜は、各自ビニール袋に入れて大切に持ち帰りました。吉田さんの話では、みそ汁に入れたり炒め物に入れたりと、様々な料理で食べられるそうです。家に持ち帰った間引き菜は、水にしばらく浸しておくとシャキッとなります。ぜひ新鮮なうちに味わってみてください。

10月12日(月)

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 今日から、代表委員会の児童によるあいさつ運動が始まりました。いつもの年であれば、1学期のスタートからあいさつ運動の取り組みを積極的に行っていたことでしょう。あいさつを校内で徹底させるためには、特に年度当初や学期のスタート時期の取り組みが重要です。しかし、コロナ禍の影響はこういうところにも響きました。「大声であいさつをしてよいものだろうか…」という考え方があったからです。ですから、1学期はあいさつを推奨しながらも、小さな声でも軽く会釈をすれば良しと見ていた部分もありました。
 2学期に入ってからは、マスク越しではありますが、「きちんと相手に届くあいさつをしよう」と指導しています。2学期が始まって1か月半経ちますが、田柄小のあいさつはどんどん良くなってきています。特に校内の廊下ですれ違う子ども達一人一人が、「こんにちは」とさわやかなあいさつを積極的に行うようになりました。
 今回、代表委員会の児童があいさつ運動を行うのは、「子ども同士でもしっかりあいさつをしよう」というねらいがあります。正門と東門側に分かれるとともに、昇降口付近にも何人か代表委員が立ちました。(密集を避けるためでもあります。)明日以降も、子ども同士のあいさつが交わされていくように指導していきます。(写真上)
 月曜日の朝なので校庭で全校朝会を行う予定でしたが、先週できなかった児童集会を実施しました。先週は木曜日も金曜日も雨が降ってしまい、児童集会の延期が続きました。今週は火曜〜木曜日は本の読み聞かせが予定されています。また、今年度初めての児童集会で、集会委員会の子ども達がずっと前から準備をしてきたこともあり、すぐにやらせてあげたいということから、今日行うことにしました。(児童集会もコロナ禍の影響があります。本来なら、体育館でできる内容でしたが、密集を避けて校庭で行うことにしました。)今日の集会は、今年度新しく田柄小に着任してきた先生に関する3択クイズでした。
 1年生は、算数の時間に「なんじ なんじはん」の学習をしています。時計の長い針と短い針に注目して、「何時」という場合と「何時半」という場合の時刻について学びます。家庭にある時計は、文字盤のあるアナログ時計でしょうか、デジタル式の時計でしょうか? デジタル式は、そのまま数字を読めばいいので分かりやすい…と思うのは大人の感覚です。2年生で「時刻と時間」の学習が出てきますが、時間の感覚はアナログ式の時計を使っていた方が身につきます。
 1年生に話を戻します。この単元では、短い針がちょうどをさす「何時」と、長い針が6のところに来た場合の「何時半」を読むことができればよいのですが、配当されている指導時数は1時間のみです。普段時計を読んだ経験のない子は、日常生活の中で時計に注目をさせながら、今後も引き続き教えていくことが必要です。
 3学期にも時計の単元があり、時計を見ながら「何時何分」を読めるようにします。(それは2時間扱い)ともに算数の時間、そして学校の時間だけで身につくわけではない学習の一つです。授業では、ダイヤルを動かして時計の針を動かす算数用の時計を使わせて学習をしました。(写真中)普段はゆっくり動いている時計の針が、どのように移動していくのかが分かってきます。
 4年1組が、けやき広場でクラス全員の集合写真を撮っていました。(写真下)理由を聞いてみると、ALTのマイケル先生が今週で最後の授業になってしまうので、クラスでお別れの手紙を書き、写真を添えようということになったようです。(マイケル先生は、母国のアメリカ合衆国に帰国されることになりました。すでに代わりの先生が決まっています。)
 やさしい気持ちの子ども達ですね。きっとマイケル先生にも喜んでいただけるでしょう。アメリカで周りの人達に、1組の子ども達の写真を見せながら、日本のことや田柄小のことをどのように話してくれるのでしょうか。

10月10日(土)

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 6年2組の教室に入ったら、全員で真剣に多数決をとっていました。カメの名前を決めるための多数決でした。
 子ども達に聞いてみると、窓側に水槽があり、先生がカメを買ってきてくれたそうです。最初は透明な水しか見えなかったのですが、近くの子に聞いてやっとカメを見つけることができました。カメと言うと、ミッキー池のカメ吉やカメ助(最近見かけるようになったカメです。)を想像してしまいますが、6年2組に新しく入ったカメは、体長3〜4センチほどの小さなカメでした。(写真上)
 ゼニガメの仲間です。ゼニガメという言い方は、イシガメやクサガメの小亀の時の別名になっているようです。ということは、このゼニガメが成長すると、20センチほどのカメになるのでしょうか? ポケモンにもゼニガメが出てきますが、進化していくとカメックスになります。2組の水槽では、ずっとゼニガメでいてもらいたいものです。
 何の生き物もそうですが、体が小さいだけで「かわいい〜」ともてはやされるから得をしている感じがします。でも、確かにかわいいもので、ずっと見ていたくなる気がしました。
 そのゼニガメの名前ですが、たくさん出てきた候補の中から、「ワキアイ」という名前に決まりました。2組の子ども達の雰囲気が和気あいあいというところからつけられたのでしょうか?
 水槽の近くに、カメが入っていたプラスチックパックが置いてあり、マジックで「3980×1」と書いてありました。担任の先生が、ペットショップで購入してきたようです。
 1年2組では、学級活動の時間に、クラス全員でモールを使ったメガネ作りに取り組んでいました。いろいろな色のモールが用意されていて、工夫しながらメガネの形になるように作っていました。どの子も真剣そのもので、すごい集中力でした。クラスに「びっくり工作係」という係があるようで、その係の子ども達からメガネ作りの提案があったようです。
 現在、来週金曜日に渡す通知表の下書きを校長と副校長で点検をしているところです。どの学年も特別活動の記録の「学級活動」の欄に係名が書かれています。クラスによっては、何をする係かな? と思うほどユニークな名前の係があったりします。
 中休みになり、6年生の子ども達が数人1年生の教室に遊びに来ました。(いつも6年生がよく遊んでくれます。)モールで作ったメガネをかけた1年生一人一人に「じょうずだね〜」と声をかけてくれていました。(写真中)
 5年生は、先月から家庭科の時間に、ミシンの使い方の学習をしてきました。保護者や地域の方にも手伝っていただいたおかげで、ミシン縫いの仕方が自分達でできるようになりました。
 5年1組では、家庭からタオルを用意して、雑巾作りに挑戦していました。タオルを折りたたみ、軽く仮縫いをしてからミシン掛けをしました。(写真下)ミシンを使うと、とても簡単に雑巾が出来上がります。でも、きっと自分で作った雑巾は大切な作品でもあるので、しばらくは「もったいない」という気持ちで使えないのかもしれません。
 昔は、雑巾は家で作ったものでした。夏休みや冬休みの終わり頃、たいてい古タオルを使って家の人に縫ってもらったものです。今では、スーパーやコンビニで買うのが当たり前になってしまいました。

10月9日(金)

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 2学期から、たてわり班活動がスタートしています。前回は、各教室で6年生が中心になり、1年生から6年生で構成するたてわり班の顔合わせ会でした。2回目の今回から、たてわり班遊びが始まりました。給食後の掃除の時間から昼休みにかけて、18の教室に全校児童が移動して行いました。
 全てのたてわり班で、教室内でできる遊びを6年生があらかじめ計画していました。ちょうど今日は雨だったので、室内遊びとして過ごすことができました。各教室を回ってみると、全員で円くなって行う遊びが多く見られました。ハンカチ落としや爆弾ゲーム(ボールを手渡していき、音楽が止まったところでボールを持っていた子がアウトになります。)、リーダーさがし(輪になった全員がリーダーの動作の真似をします。鬼の子が中央に入り、誰がリーダーかを探し当てます。)、なんでもバスケットなど、教室内で簡単にできる遊びを行っていました。1年生から6年生まで、まだ2回目の集まりでしたがとても仲よく打ち解け合っている様子が見られました。(写真上)
 1年生の国語の教科書に、「ことばをたのしもう」という学習があります。言葉遊びを楽しんだり、早口言葉に進んで挑戦しようとしたりすることをねらいとした学習です。(写真中)
 教科書には、3つの早口言葉が載っています。「なまむぎ なまごめ なまたまご」・・・大人から子どもまで楽しめる早口言葉ですが、最も有名なのが、「なまむぎ なまごめ なまたまご」です。1年生の子ども達にもおなじみの言葉でした。大人からするとそんなに難しくは無いと思いますが、小さい子どもにとっては、なかなか難しいようです。
 「あおまきがみ あかまきがみ きまきがみ」・・・私は3つの早口言葉の中で、これが最も苦手です。ちなみに、似たような早口言葉として「赤パジャマ 青パジャマ 黄パジャマ 茶パジャマ」があります。
 「かえるぴょこぴょこ 三ぴょこぴょこ あわせてぴょこぴょこ 六ぴょこぴょこ」・・・この早口言葉は、江戸時代の上方の噺家が、弟子達に遊びがてら修行をさせようと生み出したものだそうです。そんなに古い歴史があるのですね。
 早口言葉は、リズムよく音読を繰り返すことで、楽しく学習することができます。また、口をはっきり開けて発音する練習にもなります。教科書には絶対に載らないと思いますが、短い早口言葉に「バスガス爆発(3回繰り返す)」があります。未だに言えません。
 3年生は、総合的な学習の時間に、大根のことを調べています。毎年練馬区から、練馬大根についての資料冊子が3年生に配布されています。区の伝統野菜である練馬大根について、歴史から栽培、加工、楽しみ方まで、3年生用に分かりやすく書かれた冊子です。(写真下)
 練馬大根の栽培は、江戸時代から始まっています。土が大根栽培に適していたそうです。練馬大根はスラっと細長いのが特徴です。よく「大根足」というと悪口のように聞こえますが、本当は「白くて細くて長い足」という褒め言葉だったそうです。(石神井公園のふるさと文化館の人から聞いたことがあります。)
 練馬大根の食べ方で昔から有名なのは、たくあん漬けです。都内のデパートでは、高級品として売られているとか…。でも、3年生の子ども達に人気なのは、「練馬スパゲティ」です。大根おろしにして味つけをし、スパゲティソースにしたもので、いつもお代わりの列が絶えません。

10月8日(木)

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 4年生の書写の時間に、「左右」の二文字の毛筆指導が行われていました。「筆順と字形」について学習する教材です。(写真上)
 毛筆で書かれたお手本の「左」と「右」を比べると、横画は「右」の方が長く、ななめ払いは「左」の方が長くなっています。これは、「左」と「右」の1画目と2画目の書き順が違うことが影響しています。「左」は、横画を書いてからななめ払いを書きます。一方の「右」は、ななめ払いが先で、2画目に横画を書きます。
 筆順の違いは、横画の長さの違いからきています。一般に、「右」のように横画が長く左払いが短い漢字は、左払いを先に書くきまりになっています。ですから、「有・布」も1画目は左払いから書きます。一方、「左」のように、横画が短く左払いが長い漢字は、横画を先に書くきまりになっています。「友・存・在」なども1画目は横画から書きます。
 「右」という漢字の書き順を間違えている子が多いのではないでしょうか。「左」も「右」も1年生で習ってきた漢字です。漢字の書き順は、一度間違えて覚えてしまうとずっと違ったままになってしまいます。文字を正しく整えて書くために、正しい書き順を身につけておきたいものです。さらに、大人になって恥ずかしい思いをしないためにも…。大人になって恥ずかしい思いをする職業のトップにいるのが学校の先生です。「教師でありながら書き順が違うとは!」
と思われてしまっては、情けないことです。という自分も、教員になってから書き順を間違えて覚えていたことに気がついた漢字がいくつかありました。
 6年3組が、家庭科室で授業をしていました。先月ホームページで紹介した「生活に役立つものの製作」がようやく完成し、今日はその発表会を行っていました。私が特に注目していたドラえもんのクッションを作っていた子も、無事に完成したようでした。ここの4人グループは、クッションを製作した子ども達です。各自が制作した作品を手に、工夫したところなどを発表し合っていました。(写真中)
 他の3人は、カービィのクッションやお寿司の形をしたクッションを作りました。お寿司クッションは、一人がたまごのお寿司で、もう一人はマグロです。たまごのお寿司は、黒いフェルトが海苔になっていて、海苔をはずすとシャリとたまごがバラバラになります。マグロのクッションは、下のシャリ部分とは緑色のマジックテープでくっついています。緑色がワサビを表しているのもいいアイデアだと思いました。
 6校時に、4年2組の体育の研究授業がありました。走・跳の運動「高跳び」の授業でした。木曜日の6校時の研究授業ということで、授業カットせずに実施しました。そのため、全ての先生が授業を見に来ることはできませんでしたが、補教体制を組みながら多くの先生方が参観し、放課後すぐに協議会をもちました。
 今年度の田柄小の研究主題は、「わかる・できる喜びを味わい、豊かにかかわり合う子どもの育成」です。今日の授業の前半の「パワーアップタイム」では、自分の課題に合った練習場所で、友達同士で助言し合いながら技を高める姿が見られました。また、後半の「トライタイム」では、各自の記録を更新しようと助走のかけ声をかけ合いながらがんばる様子が見られました。(写真下)

10月7日(水)

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 1校時に、6年3組の授業観察がありました。現在、力を入れて取り組んでいる跳び箱運動の授業でした。ちょうど1週間後の14日(水)に、6年2組が跳び箱運動の研究授業を行う予定です。学年の先生達で、当日の授業に向けて日々様々な検討を行いながら準備を進めているところです。
 今練習している跳び箱の技は、6年生ならではの大技です。(大きな台上前転や首はね跳びなど)跳び箱は、体育の授業の中でも最も危険が伴い、けがが多い運動です。しかし、今日の授業の様子を見ていて、様々な安全対策で指導していることが分かり安心しました。また、子ども達もその分怖がらずに、力いっぱい取り組めているように感じました。
 今日の学習では、「自分の課題に合った場で技の練習をしよう」ということをめあてとしていました。そのための手立てとして、体育館が狭く感じるほどたくさんの練習場所が用意されていました。体育の技、特に跳び箱の技は一瞬で終わります。自身の改善点が何なのか、そしてどこが良くなってきたのかを知る手段が必要になります。そこで6年生では、タブレットパソコンを使って動画を録り、授業に活用することを考えました。
 練馬区では、今回のコロナ禍を機に、今年度末までに全小中学校にタブレットパソコンを児童数分揃える計画があります。しかし、それを田柄小だけ前倒しして配置してもらえるわけにはいきません。今回の校内研究では、5年生もタブレットパソコンを活用する計画があります。研究発表会もあるので、何としても10台近くタブレットをそろえたいと考え、近隣校にお願いしました。区内の学校には、職員室に2台ずつタブレットが配置されています。Zoomを使う時に必要なので、近隣校からは1台ずつ借りてくることにしました。
 跳び箱の横にタブレットをセットし、追っかけ動画再生にしておきます。跳び箱を跳び終わった子がタブレットのところに行くと、自分が跳んでいる姿を動画で見ることができるようになっています。また、授業の最後に各自の成果を録画し、何度も再生して確かめる振り返りとしても使うことができます。(写真上)
 1年1組が、生活科の学校探検として、プールに来ていました。今年は夏の水泳指導が中止だったため、プールサイドに入ったのは初めてのことです。子ども達は、プールの水が緑色になっていたのでびっくりしていたようです。(写真中)
 6月の初めにプール清掃があり、水は一度きれいになっていました。しかし、その後すぐに機械を止めたので、あっという間に藻が生えてしまいました。底が見えないだけに、1年生の子ども達にとっては「ここで泳ぐの?」と少し心配になったかもしれません。水面には、たくさんのアメンボがすいすいと泳いでいました。
 昨日、2年1組の本係の活動を紹介しました。同じクラスの生き物係も負けてはいません。中休みに、ザリガニがいる池の中を網ですくいながら、ドジョウをつかまえていました。後で教室に行ってみたら、飼育ケースの中に3匹のドジョウが元気よく泳いでいました。(写真下)
 ミッキー池にドジョウがいるということは、以前からよく聞いていました。きっと、夏の葉かげの集いでつかまえたドジョウを池に逃がしてあげた子がいたのでしょう。(今年は葉かげの集いは中止だったので、きっと何年か前から住んでいるドジョウです。)ミッキー池のカメがいる方もザリガニがいる方の池も、底には大量の泥が堆積しています。きっと、ドジョウ以外のもっと大物が潜んでいるかもしれません。池の水を全部抜いたらどんな生き物が出てくるか楽しみな気もしますが、それだけはやりたくないなと思います。

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