5月27日(金)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() たし算とひき算の筆算は、2年生が今月学習していました。ですから、2位数同士のたし算やひき算の筆算は、すでに2年生で学習済みということです。3年生は、3位数〜4位数・・・つまり、千の位までの大きい数についての筆算を学習していきます。 今日学習していたのは、「1000−265」という問題でした。筆算を思い浮かべていただくと分かりますが、繰り下がりのある筆算で、しかも何度も繰り下げてこないとできない問題です。千の位から百の位に、さらに十の位に、そして一の位に…と繰り下げてくると、千の位が「0」、百の位が「9」、十の位が「9」、そして一の位が「10」という補助数字が入ります。授業では、具体物を操作させながら、その繰り下がりの仕組みを一人一人に理解させていきました。(写真上) 2校時は、3年2組の国語の授業観察に行きました。「漢字の広場」の学習内容でした。国語の教科書には、ところどころにこの漢字の広場があります。前学年までに習った漢字の復習をするミニ単元です。 4月に学習した漢字の広場では、2年生で習った漢字を使った短文作りを行いました。2回目となる今回の漢字の広場では、絵を見ながらお話作りをするようにレベルアップされています。さらに、「そこで」や「けれども」を用いた接続詞を使うようにもさせていきます。子ども達にとっては、お話作りは興味・関心のある学習ですが、接続詞を使うということを条件としているので、難しさもあります。取り組み始めると、楽しみながら夢中になって漢字の復習ができるように工夫されていました。(写真中) ところで、3年生の教室の後ろで、カイコの飼育が始まっています。総合の学習の時間に、「カイコを育てよう」という学習に取り組んでいます。イチゴパックの中に、まだ数ミリ程度の小さなカイコがいました。最初は黒い小さな点々しか目に留まらなかったのですが、「それはカイコのフンだよ」と子ども達に教えられました。カイコのいる場所を聞いてやっと確認することができました。子ども達は、毎日記録をつけながら観察をしているようです。最初はこんな小さな命からの出発なんだと、後々のカイコの大きさを知っているだけに、私にとっては驚きでした。 続いて3校時は、2年2組の授業観察がありました。算数の「どんな計算になるのかな?」という学習をしていました。2年生は、先日まで2位数同士のたし算とひき算の筆算を勉強してきました。その計算方法を利用した文章問題に挑戦するのが今日の学習内容でした。 教科書には、校庭で遊んでいる子ども達の楽しそうな絵が載っています。その絵のあちこちに、たし算やひき算で求める問題が書かれていて、立式して答えを求めるようになっていました。すぐに式が立てられそうな問題もあれば、「たし算かな? それともひき算かな?」と迷ってしまうような問題もありました。(写真下) 文章題が苦手という子は、昔も今も多いのではないでしょうか。算数のアンケート調査をすると、「計算は好きだけど、文章題はきらい」という傾向が明らかです。文章題でのつまずきの大きな原因となっているのは、読解力が必要となるからです。問題文が何を聞いているのか分からない、あるいは問題の場面が頭に浮かんでこないというのは、読解力によるものです。 では、どうしたらよいか・・・そこが難しいところです。まず、繰り返し問題文を読ませることです。1回読んだだけで、何がどうなったのか、何を聞いているのかが分かる子は少ないでしょう。声に出して繰り返し読ませます。次に、問題文から分かっていることを見つけさせます。(何が何本ある…など)そして、聞いていることは何かをはっきりさせます。さらに必要なのは、具体物で操作させたり、図を描かせたりする手立てです。図を描かせることで、何算を使えばよいかが分かりやすくなります。 しかし、結局は国語の読み解く力(読解力)が大きいと思われます。社会科や理科のテストでも、大元の読解力がなければ問題を解くことができません。だから小学校では毎日音読の宿題があり、読書をしましょうと盛んに言っているわけです。 |
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