6月8日(水)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 折り紙の折り方や、はさみで切り込みを入れる場所と大きさ・形によって、様々な模様が出来上がります。どんな模様ができるのか、開いてみないと分からないところにこの作品のおもしろさがあります。 はさみは、保育園や幼稚園でもよく使ってきた道具です。小学校では、道具箱の中に入れておき、のりとともによく使う文房具です。今日のような細かな作業は、はさみの使い方を上達させることにもつながります。例えば、折り紙の一辺を三角に切り取る場合は、2方向からはさみを入れ、ちょうど切り込みが接するところで切り落とさなければなりません。そういう場合は、はさみの先ではなく、刃の元の部分を使って切る必要があります。はさみの力加減を上手にコントロールできるように練習することで、だんだんきれいに切るコツがつかめていきます。(写真上) 2年生は、算数の時間に「長さを はかって あらわそう」という学習をしています。小学校で初めて長さの単位を習うのが2年生のこの時期です。ものさしを使って、「cm」と「mm」の単位を学習していきます。 ものさしは、長さを測り取るだけの道具ではありません。決められた長さの直線を引くためにも使われます。今日は、2組の教室で直線を引く学習をしていました。 子ども達は、すでにものさしの目盛りの読み方は学習済みです。10cmの直線を引く場合には、まず起点となる場所と、そこから10cm離れた位置に点を打ちます。次に、ものさしをその2点が通るようにあてがい、鉛筆で線を引きます。(写真中) 途中で線が曲がってしまって、きれいな直線が引けなくて何度もやり直している子がいました。鉛筆で線を引くことに夢中になると、ものさしを押さえる手が緩んでしまいます。また、点の中心を通っていない直線も多く見られました。きれいな直線を引くには、鉛筆の芯の幅だけものさしを下にずらしておく必要があります。そのようなコツは、自分で何度も失敗しながらつかんでいくことが大切です。小学校では、いろいろな教科を通じて、様々な道具の使い方を獲得させていきます。 理科室を使って、4年生の下水道局による出前授業がありました。1,2校時は2組、3,4校時は1組が授業を受けました。現在4年生は、社会科で「ごみのゆくえ」についての学習をしています。その後に「わたしたちのくらしと水」の学習を行う予定です。水道水がどのようにつくられていくのかを学ぶとともに、下水道についても学習します。今日の出前授業によって、水の学習に大いに関心をもたせることができました。 出前授業は、お兄さんとお姉さんの掛け合いで楽しく進められていきました。また、子ども達が実際に器具を手にして行う実験も用意されていて、楽しみながら学ぶことができました。トイレットペーパーとティッシュペーパーをビーカーの水に入れてかき混ぜる実験もありました。数回かき混ぜると、トイレットペーパーの方は水の中で細かくなっていきます。トイレットペーパー以外のものはトイレに流してはいけないということが分かりました。(写真下) 昨年と比べて、指導内容がさらにグレードアップしていることに気がつきました。SDGsに関する話をところどころに入れていて、下水道の役割がいかに環境に大切であるかを説明していました。川をきれいにするだけでなく、水再生センターでは発電も行い、エネルギーを再生することにも役立っているという話がありました。 下水をきれいにして川や海に水を返すために、一番重要なはたらきをしているのが微生物です。マクロビオツス(通称名「クマムシ」)の顕微鏡写真やその動く姿を見せてもらいました。1mlに数千万〜数億匹いて、汚れた水を分解するはたらきをしてくれます。クマムシが、「地上最強生物」と言われているゆえんです。他の微生物からも、人間は多くの恩恵を受けて生きています。恐るべし微生物の力です。 |
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