6月16日(木)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 今回の単元では、3種類のひき算について学習をします。「ひき算に種類なんてあるの?」と思われるかもしれませんが、例題を示しますので、よくお考えください。 (1) 8人遊んでいました。3人帰りました。残りは何人ですか? (2) 子どもが8人います。男の子は3人です。女の子は何人ですか? (3) 男の子が8人、女の子が3人います。どちらが何人多いですか? 式と答えは、どれも「8−3=5」になります。しかし、これら全てがひき算になることを1年生が理解するのは、とても難しいことです。 一番分かりやすいのは、(1)の引き算で、算数用語で「求残」と名付けられています。「〜個取ると」「〜個なくなると」「〜人減ると」「〜本使うと」など、問題文から少なくなることがイメージしやすいのが「求残」の場合です。 一方、今日2組で学習していたのは、(2)の場合のひき算でした。「求補」と名付けられているひき算です。求補は、何かが減るわけではありませんが、やり方は求残と似ています。分かっているものを減らすと、分からないものが残るという考え方です。授業では、算数ブロックを動かしながら、ひき算で答えが求まることを何度も確認していきました。(写真上) ちなみに、(3)は「求差」というひき算です。多い方から少ない方をひくことや、どちらが何人多いという答え方まで、1年生にとっては難関です。算数の文章題の難しさは、もうすでに1年生の時から始まっています。 3年2組で、毛筆による書写の授業がありました。3年生から毛筆を習いますが、その最初の授業でした。子ども達は、真新しい習字道具を早く使いたくて仕方がない様子でした。 まず、習字セットの一つ一つの使い方について、先生から説明を聞きました。そして、机の上にどの様に準備をするかということや、汚さないように使うコツなどの指導がありました。その後、墨汁をすずりに出し、筆に墨をつけて半紙に試し書きをしました。縦や横の線を引いたり、丸を書いてみたりと、いろいろな太さで書けることが分かってきました。教室中に墨汁のにおいが漂う中、初めての作品にみんな満足そうでした。(写真中) 2年生に、野菜名人による授業がありました。各教室に2名の野菜名人が訪れ、1時間ずつ授業をしていただきました。野菜名人とは、農家の相原さんとJAにお勤めの岩井さんのお二人です。今年度から始まった「練馬区農業者と連携した教育活動」では、区内の農業関係者を学校に派遣する事業を推進しています。先月申し込みをしたところ、まず2年生に野菜名人として授業をしていただくことになりました。 2年生は、生活科でミニトマトを全員が育てています。また、学年の畑では、ナスやキュウリ、オクラなどの苗を植えました。その後の管理について、野菜名人から詳しく話を聞くことができました。 相原さんは、光が丘公園の近くで農家をされている方です。インターネットで相原さんの畑の作物を見せてもらうと、ナスやキュウリもオクラも、学校のものとは比較にならないくらい元気に育っていました。学校の野菜苗が元気がないのは、土が固くなっているからとのことでした。4月に苗を購入して、そのまま畑に植え付けたのですが、たい肥をすき込んでいませんでした。牛糞たい肥を買って、もう一度よく耕してから植え付けると良いそうです。(写真下) JAの岩井さんからは、ミニトマトの間引きについて説明を聞きました。2年生は、種をまいてミニトマトを育てています。10本以上苗が茂ってきました。しかし、このままだと全体の生育が悪くなってしまいます。間引きは、土の中の養分を集中させて生育を良くするためと、病気にかかりにくくするために行います。 先生用のミニトマトの鉢を使い、実際に間引きのやり方を見せていただきました。大きく育っているものを残して、はさみで根元から次々と切っていきました。子ども達からは、「かわいそう…」という声が聞こえてきました。岩井さんは「このままだと、全部の育ちが悪くなるから、その方がかわいそうだよ」と言い聞かせながら切っていきました。明日以降、2年生は自分のミニトマトの間引きをしっかり行うことができるでしょうか。 |
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