6月20日(木)その6年生は、今日からまた登校班の先頭に立ち、疲れも見せずに元気よく学校にやって来ました。6年生の国語の教科書に、「たのしみは」という単元があります。江戸時代の幕末期の国学者であり、歌人でもあった橘曙覧(たちばな あけみ)の短歌をもとに、「たのしみは」で始まり、「時」で終わる短歌を作る学習です。毎年、廊下に掲示されるのですが、6年生ならではの楽しい作品が集まります。 教科書には、2つの短歌が掲載されています。「たのしみは 妻子むつまじく うちつどい 頭ならべて 物をくふ時」…いつの時代でも、一家だんらんの食事というのは楽しいひと時です。今はテレビを見ながらの食事が多いかもしれませんが、昔は家族が丸くなって楽しく会話しながら食事を楽しんでいたのでしょう。「たのしみは 朝おきいでて 昨日まで 無かりし花の 咲ける見る時」…昨日までまだ咲いてなかった花を見つけた時とは、何とすてきな楽しみなのでしょう。私は、軽井沢の森の中やハイキングの時に、ところどころに咲くアヤメを見つけてうれしい気持ちになりました。 6年生は、日常生活の中でどんな楽しみを見つけ、どのように短歌として表現したでしょうか。(写真上) 1年生は、国語の時間に「つぼみ」という説明文の学習をしています。1年生にとって、初めての説明文になります。昨年度までは、「くちばし」という説明文でした。キツツキやオウム、ハチドリのくちばしを紹介した説明文で、鳥の写真が出てくることもあり、子ども達に人気の説明文でした。その長い歴史に終止符を打ち、教科書のマイナーチェンジとともに、今回初めて登場した教材の一つが「つぼみ」です。 題材が鳥から花に替わりましたが、説明文の基本的な文章形式である「問い」と「答え」を学ぶという点では一緒です。扱われている花のつぼみは、アサガオとハス、キキョウの3種類です。どこの学校でも生活科でアサガオを育てています。そのことから、1年生にはとても身近な説明文で分かりやすいだろうということから、新たな教材になったのでしょうか。 アサガオは「先がねじれたつぼみ」と表現されていて、ハスのつぼみは「大きくふくらんだつぼみ」、キキョウは「ふうせんのような形をしたつぼみ」と書かれています。また、それらの花の開き方についても様々な表現で書かれています。1組では、教科書の文章をよく読みながら、ワークシートにキーワードとなる語句を書き込んでいました。(写真中) 1年生の先生方は、教科書に書かれている3つの花以外にも続きとなる説明文を用意しています。花の本を購入して、つぼみと花の咲き方を調べたうえで資料を作成しました。このような先生方の教材開発の努力は、きっと子ども達の関心・意欲に結びついていくはずです。 5年生は、家庭科の時間に「ひと針に心をこめて」という学習をしています。裁縫道具を使って、手縫いの基本を学習するとともに、フェルトを使った小物入れを制作します。 2組の教室では、まず裁縫道具の名称や使い方について説明がありました。裁ちばさみや糸切りばさみ、針刺し、リッパーなど、安全面の注意とともに正しい使い方を一つずつ学んでいきます。 次に、針に糸を通し、「玉結び」と「玉どめ」の練習をしました。玉結びは、親指で押さえてから、糸によりをかけるようにして人差し指を抜くところがポイントになります。慣れてくれば片手でスイスイとできるようになります。一方の玉どめは、子ども達にはさらに難易度が高かったようです。縫い終わりの部分に針を当てて、親指の爪で糸と針の交点をしっかり押さえるところがポイントになります。子ども達の様子を見ていると、押さえが弱かったりずれていたりしたために、フェルトから離れたところに玉ができてしまったようでした。 デジタル教科書の動画を再生してやり方を見たり、先生のお手本を見て学んでいました。とにかく自分の手を使って何度も挑戦することが大切です。上手になるには、どうやったらどうなるかという試行錯誤が必要です。糸が短すぎると玉どめができないということも分かってくるでしょう。 今後は、ボタンのつけ方についても実習し、フェルトの小物入れを完成させていく予定です。(写真下) |
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