30日(木)は、全校遠足があります。お弁当の用意をよろしくお願いいたします。

5月23日(木)

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 1年生は、算数の時間に「あわせていくつ ふえるといくつ」という学習に入りました。この1か月半、1から10までの数を数えたり、数の分解・合成を中心に学習をしてきました。いよいよ「たし算」の学習単元です。今までは、一回り大きなワークブックタイプの教科書を使っていましたが、今日からは通常サイズの算数の教科書を使うことになります。
 たし算には、大きく分けて2種類の場合があります。「合併」(2つのものの集まりを1つにまとめた時の全体の要素数)と「増加」(すでにあるものの集まりに新たな要素を追加したときの全体の要素数)の場合にたし算を使います。「合併」の場合が「あわせていくつ」で、「増加」の場合が「ふえるといくつ」に相当します。
 1組では、「あわせていくつ」の最初の場面の学習をしていました。教科書の絵から、「女の子は、金魚を3匹水槽に入れました。男の子は、金魚を2匹入れました。水槽の中の金魚は、合わせて何匹になりましたか。」という問題場面を確認し、まず算数ブロックを操作していきます。ブロックの3個と2個を合体させて5個を作り、「3と2を合わせると、5になる」ということを確認しました。
 そして、さらにこの状態を式に表す方法についても指導しています。「3+2=5」と書き表す「たし算の式と答え」について教えていました。教科書には、「+」と「=」の記号の書き方もきちんと示されています。全員で、記号の書き順について練習をしました。いよいよ、本格的な算数の学習が始まりました。(写真上)
 2年1組の教室で、「角がついた かいじゅう」という資料を使った道徳の授業が行われていました。子ども達が内容をつかみやすいように、漫画で表された資料になっています。して良いことと、してはいけないことについて考える「善悪の判断」についての内容でした。
 のりお君が、粘土で自分の家で飼っている犬を作りました。たくみ君は、それを怪獣だと思い込み、角をつけてあげました。通りがかった女の子が「人の作ったものを勝手にいじっちゃだめ」と注意しました。でも、たくみ君は、「かっこよくしてあげただけだ。」と言いました。そこへ、のりお君がやって来て、「ひどいよ」と悲しい顔をしました。・・・という内容です。
 悪気があってやったことではなくても、常によく考えて行動することが大切です。して良いことか、してはいけないことか、相手の気持ちを考えて行動しなければなりません。善悪の判断が必要な場面は、子ども達の日常生活の中でたくさんあります。道徳の授業は、子ども達の心の中に、そのような気づきを生む役割があります。(写真中)
 5年生は、総合の学習の時間に「米づくり」に挑戦しています。今日は、学校の田んぼを使って「田植え体験」をしました。昇降口の前(図書室の外)に、旭町小の5年生が毎年使っている田んぼがあります。田んぼと言っても、2m四方の狭いスペースですが、水をためて管理できる場所にしてあります。
 稲の苗は、毎年埼玉県の川越の農家から分けていただいています。力強く青々と伸びた苗床から、3〜4本ずつ手でちぎり取って植え付けていきました。一人1回ずつの田植えでしたが、裸足になってにゅるっとした田んぼに入る貴重な体験ができました。(写真下)
 5年生は、同時にバケツ稲にも挑戦していきます。一人ずつバケツを用意し、中庭で土と水を入れて準備をしました。余った苗を使って、明日以降田植えをするようです。
 私の家の周りでは、ほとんどの農家が田植えを終えています。毎日帰る頃には、カエルの大合唱が聞こえてきます。

5月22日(水) その2

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 5年生は、理科の時間に「種子が発芽する条件」についての学習をしています。インゲンマメの種子を使い、発芽するために必要な条件を調べる実験をしています。5年生の理科では、「比較対照実験」の考え方が様々な単元を通して出てきます。その最初となるのが今回の実験です。
 子ども達に発芽に必要なものを予想させると、「光、水、土、空気、適温」などが予想として出てきます。それぞれの条件が発芽に必要かどうかを調べるためには、2つを同時にセットし、発芽したかどうかを比べながら実験をする必要があります。例えば、発芽の条件として「光」が必要であるかどうかを調べるとしたら、片方は光を与え、もう片方は光を与えないインゲンマメを用意します。ただし、他の条件(水や空気、温度など…)は同じように与えることとします。(この条件統一が重要!)
 子ども達は、発芽には光が必要だろうと考える子が多いのですが、暗い箱の中に入れておいたインゲンマメは、ちゃんと発芽してきていました。ただし、もやしのように白っぽく、ひょろりと長く伸びていました。(これは、次に学習する「成長に必要な条件」を考えるヒントになります。)ほとんどの種が土の中にうめてから発芽してくることを考えれば、光は発芽に関係ないことが想像できます。(写真上)
 6年生は、図工の時間に「コマコマアニメーション」という作品に取り組んでいます。タブレットを使った映像を制作する作品です。昨年度の6年生も取り組み、秋の展覧会での共同作品として出品していました。体育館にテレビモニターを入れ、子ども達が作ったコマコマアニメーションを流したところ、大人気でした。今年の6年生にとって、その時の印象が強かったのでしょう。自分たちも昨年の6年生のような作品を作ってみたいと、先週の図工の時間からとても意欲的に取り組んできています。
 家からプラレールや人形を持ってきて、楽しいアニメーションを考えている子がいました。子ども達が持っているタブレットから、ブラウザで使えるコマ撮りアニメーション制作Webアプリを利用して製作していきます。一コマずつ写真を撮り、それを連続して再生する便利なアプリです。よりスムーズな動きになるように、撮影する子と人形を少しずつずらす子が協力して制作していました。床に顔をつけるほどの低姿勢で、夢中になっている様子が伝わってきました。出来栄えはいかに…。(写真中)
 2年生は、生活科の時間に「めざせ、野菜作り名人」という学習をしています。ミニトマトは全員が鉢植えで育てていきますが、その他の野菜も学年の畑(2年1組の外にあります)に苗を植えて育てているところです。
 2組では、野菜や果物の旬の時期を調べる学習を行っていました。生活科の教科書に、「野菜と果物のクイズ」が載っているページがあります。断面図から何の野菜や果物かを当てるクイズと、それぞれの旬の時期を答えるクイズがあります。
 旬の時期を調べるために、タブレットを使いました。「やさいずかん」と「くだものずかん」という食育総合研究所から出されているアプリを使って、いろいろな野菜・果物の旬を調べました。ネギの旬は・・・冬です。いちごの旬は・・・春です。(ハウス栽培で冬から出回っていますが、露地栽培なら春です。)
 では、玉ねぎの旬はいつでしょう・・・調べてびっくり、「春夏秋冬」となっていました。新玉ねぎは「春」ですが、一般的に玉ねぎは様々な産地から時期を選ばずに一年中採れているようです。勉強になりました。(写真下)

5月22日(水) その1

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 教育実習が2週目に入り、2人の実習生が授業実践をしながら力をつけていく時期になりました。
 4年2組では、実習生による道徳の授業が行われていました。「みんな、待っているよ」という資料を使った、「よりよい学校生活、集団生活の充実」に関する授業でした。学校や院内学級のみんなから手紙を受け取り、手術に臨もうとする主人公の姿を通して、よりよい学校生活や集団生活の充実について考えさせていきます。そこから、自らもクラスの一員として明るく過ごしていこうとする心情を育てていく内容になっています。(写真上)
 特別の教科道徳については、旭町小で校内研究として取り組む教科でもあります。まずは、果敢に道徳の授業に向かった実習生を褒めなければなりません。道徳は、教員にとって指導に大きな差が出やすい教科です。というのは、道徳の指導についての研究や研修を受けているかどうかで、指導に違いが出やすいからです。(今年度の校内研究で道徳を取り上げたのは、そのことが一番の理由です。)
 授業の導入から教師の範読(資料提示)、主発問と補助発問、子どもの意見の取り上げ方、ワークシートの活用の仕方、授業の終末の在り方…等々、専門的なことですが、道徳の授業は奥の深いものがあります。
 もう一人、5年1組にも教育実習生が入り、日々たくさんのことを学んでいます。今日は、実習生としての授業実践のスタートとして、体育の授業を行いました。5年生は、校庭での体育として「ハードル走」を行っています。上手な子をお手本として、ハードルの跳び越し方の指導を行っていました。(写真下)
 整列のさせ方や準備運動、用具の準備、練習方法の指導と、体育も多くの指導ポイントがあります。特に校庭での体育は、教師は大きな声が商売道具となります。いかに効率的に練習を行い、指導時間内での運動量を確保するかということも大切です。また、運動中の安全指導にも気を配らなければなりません。
 きっと、指導する側になってみて、子ども達への指示の出し方や支援の仕方が難しいことに気がついたことでしょう。「教える」ということは、ベテランの先生にとっても難しいことです。しかし我々は、経験から多くの有効な指導技術を得ています。それらを一つでも多く、4週間の実習の中で盗んで欲しいと思います。

5月21日(火)

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 1校時に、3年1組の授業観察がありました。外国語活動の授業で、担任とALTの先生とで授業が進められていました。今日は、「How many?」(数えて遊ぼう)という単元での「11〜20の数の言い方や尋ね方に慣れ親しむ」ことを目標とした授業でした。
 以前は高学年の5,6年生に外国語活動が位置付けられていましたが、4年前の指導要領の改訂により、3年生から外国語活動を始めることになりました。小学校3,4年生の外国語活動では「聞くこと」「話すこと」を中心に外国語に慣れ親しみます。さらに5,6年生の外国語科では、文字を「読むこと」と「書くこと」も加えた教科学習を行うことになっています。
 小学校に外国語活動及び外国語科が入ったのは、中学校への接続を図ることが大きなねらいです。小学校のうちに、外国語を聞く・話す・読む・書くことに慣れ親しんでおくことで、中学校でより積極的に外国語教育に向かえるようにしていきます。
 今日の1組の授業では、まず11〜20の数の英語での発音を学びました。次に、電子黒板に示した数を英語で言ったり、ゲームを通じて数を英語で言い表したりする活動を行いました。低学年の時は、年に数回しかなかった外国語活動でしたが、3年生になってからは毎週1時間ずつ学んでいます。(写真上)
 3校時は、5年2組の授業観察がありました。国語の「きいて、きいて、きいてみよう」という学習でした。この単元では、友達の魅力を引き出すという目的で「きき手」「話し手」「記録者」の3人が一組になってインタビューをします。そして、インタビューの展開に沿った質問や応答の仕方を学んでいきます。
 途中で、インタビューを実際に行っている子ども達の動画を視聴しました。「話すこと」「聞くこと」の国語教材では、以前は指導書についてきたCDを流したものでした。しかし、それだと音声のみの「お手本」です。今年からデジタル教科書になり、お手本インタビューの様子を動画で視聴することができるようになりました。女の子が男の子に、「がんばっている野球のこと」についてインタビューをしている動画でした。話し手も聞き手も、いかにも「デキスギ君」という感じのお手本動画でしたが、子ども達は真剣に見ていました。教科書の下の方にあるQRコードからも、同じ動画を見ることができます。(写真中)
 今日の授業では、インタビューをする側とされる側でどんなことに気をつけたらよいか、さらには記録者のメモの取り方の練習をしました。実際にインタビューをするのは、明日以降に行うようです。
 続いて4校時に、4年1組の授業観察に行きました。「動物のからだのつくりと運動」という理科の学習が行われていました。前時は、腕の骨のつくりに着目して学習してきました。骨と骨が関節で曲がる仕組みになっているということを学んでいます。今日は、その骨を動かす筋肉の仕組みについての学習でした。
 腕の骨には、内側と外側のそれぞれに筋肉がついています。そして、片方が縮むと反対側の筋肉がゆるむようになっています。その筋肉の伸び縮みによって、腕が曲がるという仕組みです。授業では、まず自分の腕の曲げ伸ばしをしながら、実際に筋肉の感触をみんなで確かめてみました。(写真下)
 関節部分で曲がる仕組みは、両側についている筋肉の収縮と弛緩によって起こります。授業の後半は、各自でタブレットを使い、骨を動かす筋肉の仕組みについて調べ学習をしました。教科書のQRコードからも様々な資料を見ることができます。また、足の屈伸をした時の腿の筋肉も、自分で触りながら確かめやすい部分です。腿の前と後ろ側の筋肉が、屈伸するたびに縮んだり緩んだりする様子が分かります。

5月20日(月) その2

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 1年生は、生活科の時間にいろいろな草花の栽培に挑戦していきます。アサガオは、全員が一鉢ずつ大切に育てています。それとは別に、様々な草花の種まきをして、学年全員で育てていくことになりました。
 1組では、これから育てていく花の種の観察をしていました。学年の先生方が用意したのは、「ヒマワリ」「オシロイバナ」「コスモス」「マリーゴールド」「マツバボタン」「ホウセンカ」「ヒャクニチソウ」の7種類です。プリンカップに入った種を手に取り、よく観察しながらカードに絵を描いていきました。
 植物によって、種の形や大きさ、色が様々です。マツバボタンの種は、とても細かい粒々にしか見えません。こんな小さな種からどんな花が咲くのだろうと、想像をふくらませながら観察をしていきました。(写真上)
 1年生の学年園は、1組の教室の外にあります。近日中に種まきをすることでしょう。種まきと言えば・・・サクラ草の種を先週まきました。昨年度育ててきたサクラ草から種をとり、中庭の日陰に育苗箱を用意して種まきをしました。2週間ぐらいで小さな芽が出てくる予定です。
 4校時に、2年1組の国語の授業観察がありました。「たんぽぽのちえ」の説明文の学習でした。いよいよこの単元のまとめとして、一番かしこいと思ったたんぽぽの知恵について、友達と意見交流をする学習場面でした。
 説明文では、たんぽぽの知恵として4つのことが書かれています。(1)花がしぼむと黒くなり、軸が倒れて栄養を送る知恵 (2)らっかさんのような白い綿毛ができる知恵 (3)花の軸が起き上がり、どんどん背伸びをしていく知恵 (4)晴れて風のある日はらっかさんの綿毛が開き、湿り気の多い日や雨の日はしぼむ知恵 ・・・どれもすごい知恵だと感じられますが、子ども達は特に(4)の知恵に関心したようでした。
 ところで、2年生の子ども達は「落下傘(らっかさん)」という言葉の意味を知っているのでしょうか? 教科書には、「このわた毛の一つ一つは、ひろがると、ちょうどらっかさんのようになります。」と書いてあります。脚注には、「パラシュートともいう。」と書いてあり、簡単な絵も載っています。パラシュートなら知っているでしょうか? さらに、パラシュートがふわりと空を漂う動画を見せてあげれば「なるほど…」と思うでしょう。
 どの学年でも、国語の学習では繰り返し教科書の音読が宿題として出されています。教科書を読むということは、子どもにとって様々な言葉を獲得していくうえで、とても大切な学習となっています。(写真中)
 北校舎1階の給食室前に、「おはしの名人になろう!」という掲示物が用意されました。(栄養士さんの力作です。)正しい箸の持ち方や箸の利用の仕方、やってはいけない箸の使い方について掲示してあります。
 図を見ながら箸の持ち方が練習できるように、2色に分けた箸が用意してあります。さっそく低学年の子ども達が休み時間にやって来て、箸を手にしてみました。自分では正しく箸を使えていると思っていても、正式な持ち方ができている子は少ないのではないでしょうか。
 2本のうち上の箸は、鉛筆の要領で持ちます。下の箸は、中指と薬指の間に入れて固定します。物をつまむときは、中指と人差し指と親指で上の箸を動かすようにします。下の箸は動かしません。(写真下)
 「人のどんなところにがっかりしますか?」という質問では、「箸が正しく持てない人にがっかりする」という場合が多いそうです。確かに、グルメ番組を見ていて、どんなに美しい人がおいしそうなものを食べていても、箸の持ち方が酷いとがっかりしてしまいます。
 箸の持ち方は「文化」として継承されてきているものです。古くから、親から子へと正しい箸の持ち方が受け継がれてきました。しつけや親子のコミュニケーションとしてもとても重要で、家族がそろって食卓を囲むことの継承にもつながっているように思います。

5月20日(月) その1

 このところ、週の始まりは雨の日が続いているようです。今週も、全校朝会は体育館で行いました。今日は、「自分の役割をしっかり果たそう」というテーマで話をしました。
・・・先週、とてもうれしかったことがありました。まず、給食についてのことです。月曜日に1年生がそら豆のさやむきを行いました。旭町小学校では、隣の豊渓中学校の給食も一緒に作っているので、1年生は500人分以上のそら豆のさやをむかなければなりませんでした。その日の給食では、そら豆が塩ゆでになって出され、おいしくいただくことができました。また、木曜日は、2年生がグリンピースのさやむきに挑戦しました。グリンピースがコロコロと転がってしまい苦戦していましたが、みんなでたくさんのグリンピースのさやをむくことができました。この日の給食では、グリンピースご飯としておいしくいただきました。そら豆もグリンピースも、採れたての旬のおいしさを味わうことができて良かったなと思いました。そして、さらに1年生と2年生一人一人のがんばりがあったからこそ、おいしい給食になったのだなと感じました。
 次にうれしかったことは、たてわり班活動が始まったことです。旭町小では、毎年たてわり班活動が盛んに行われています。先週火曜日に、今年のたてわり班のメンバーが集まり、顔合わせ会と全校遠足に向けた話し合いを行い、さらには室内遊びを楽しみました。どのたてわり班でも、6年生がきちんと司会をしてリードしていて立派でした。きっと、1年生から5年生のみなさんは、自分の班になった6年生の態度を見て、安心するとともに「すごいなあ」という気持ちをもったことでしょう。来週木曜日の全校遠足が楽しみになってきました。また、たてわり班で掃除をするたてわり清掃も始まっていきます。さらに、毎月1回、たてわり班で遊ぶ日もあります。6年生のますますのがんばりに期待しています。
 もう一つ、うれしかったことがありました。先週水曜日に委員会活動がありました。5,6年生が全員どこかの委員会に入り、学校全体の大切な仕事を担っていくのが委員会活動です。1年生から4年生のみなさんが休み時間に遊んでいる間でも、委員会の仕事をがんばっている高学年の子がいます。先週の委員会の時間に、代表委員会の人たちが、来月行うあいさつ運動について話し合いをしていました。昨年までは、あいさつ運動は3日間行うことになっていました。今年の代表委員会の人たちは、1週間あいさつ運動をした方が良いと考え、校長先生のところにそのことを伝えにやって来ました。もちろん校長先生は、「1週間、がんばってください。」と励ましました。自分たちで進んで学校を良くしたいという気持ちが感じられ、とてもうれしくなりました。他にも、新しい取り組みを計画している委員会があるようなので、高学年の人たちの取り組みを楽しみにしています。
 そら豆やグリンピースのさやむきをした1,2年生のみなさん、たてわり班の中心になって活躍している6年生、そして委員会活動をがんばっている高学年のみなさん…今日のお話で共通しているのは、「自分の役割をしっかり行うことのすばらしさ」です。各教室でも、日直の仕事や係の仕事、給食当番や掃除当番の仕事と、自分の役割がいろいろあります。それぞれの自分の役割をしっかり果たし、がんばっていきましょう。・・・

5月17日(金)

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 1年生がアサガオの種まきをしたのは、先週の水曜日のことでした。今日でちようど10日目になります。今週からもう芽が出始めた子がいて、自慢げに話をしていました。その後、日に日に「わたしも…」「ぼくも…」と芽が出始め、ようやく全員の鉢にかわいらしい双葉が見られるようになりました。種まきの翌日からせっせと水やりをしていた1年生の子ども達は、双葉が見えてきたことで一層水やりの意欲が増してきたようです。登校後、すぐに外に出て、自分の鉢に水やりをしています。(写真上)
 種は7粒まきました。全部発芽したものもありますが、まだ2〜3個という鉢も見られます。教材屋さんのアサガオセットに入っている種は、発芽率が良いものを選んで入れてあります。たぶん、もうしばらくしたら芽が出そろうはずです。アサガオの種の発芽適温は25度と、かなり高めです。これから気温がぐんぐん上がれば、きちんと他の芽の生育に追いついていくので大丈夫です。子どもの成長と似たところがあり、アサガオも一粒一粒の種に個性があるようです。
 4年生が、学年合同で体育の授業をしていました。校庭に真っすぐなラインが引いてあり、50m走のタイムをとっていました。来月上旬に体力テストがありますが、50m走は各学年で記録しておくことになっています。どの学年も、何回かタイムを計測し、その中から体力テストの記録にしていきます。
 4年生ともなると、手の振り方や足の上げ方など、すばらしい走りを見せる子が増えてきます。「コロナ禍で子ども達の体力が落ちた」と言われていますが、私はそうは思いません。特に旭町小の子ども達は、休み時間も放課後もよく外で遊んでいる姿を見かけます。学校での体育の授業は、多くて週に3時間です。それだけの時間で、子どもの体力が向上するわけではありません。外遊びの経験こそ体力向上、運動能力の向上につながります。
 4年生の先生が、走っている子ども達に声をかけていました。「全力、全力!」、「よし、走り抜けろ!」・・・先生の励ましで、コンマ何秒速くなったことでしょう。ゴール地点での先生の激励で、記録が伸びた子が多かったはずです。(写真中)
 2校時に、1年1組の授業観察がありました。音楽の授業で、鍵盤ハーモニカを使う最初の指導場面でした。2名の教育実習生も参観に来ていました。「低学年の指導は、このように行うべし」という模範的な指導がされていたので、実習生の勉強にもなりました。
 保育園や幼稚園でも、鍵盤ハーモニカを使ってきた子が多かったようです。しかし、ただ吹けるだけでなく、正しくきれいな音で演奏するという技能を高めるには、一つ一つ扱い方や音が出る仕組みを理解させていくことが大切です。息の強さの違いや音の高さの違い、さらには音の長さを変えながら、鍵盤ハーモニカの演奏の仕方を指導していきました。これから少しずつ音階を練習し、いろいろな曲が演奏できるようにしていきます。(写真下)
 ところで、授業の初めには、校歌と「かたつむり」の歌唱指導がありました。1年生の元気な歌声が響きました。かたつむりの歌の中に、「つのだせ やりだせ あたまだせ」とあります。「つの」は、かたつむりの頭の先から伸びてくる細長いものを言うのでしょう。では、「やり」とはどの部分なのか・・・これには様々な説があります。かたつむりの体のつくりをよく見ると、頭から4本の触覚のようなものが生えています。長い2本は、先ほどの「つの」に当たるもので、先に目の働きをする器官がついています。その下の小さな2本が「やり」ではないかという説があります。(実際に、あるテレビ番組で紹介されました。)
 もう一つの説は、「恋矢(れんし)」と呼ばれる白い槍状の器官のことではないか、とのことです。普段は頭の下の方に隠れていて、いざという時(プロポーズや交尾中)に出てきて、恋の矢として相手に突き刺すものがあるそうです。こちらの方が有力な説のようですが、この歌が作られたはるか昔に、そんなところまで観察して歌詞を作ったのでしょうか?

5月16日(木)

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 1校時に、2年生がグリンピースのさやむき体験を行いました。大きなボールには、まさに今が旬のグリンピースがたっぷりと入っていました。まず、栄養士さんからグリンピースについての話を聞きました。
 最初にクイズが出されました。さやに入った5種類の豆の写真から、どれがグリンピースであるかを当てるクイズです。そら豆、インゲンマメ、スナップエンドウ、絹さや、そしてグリンピースのさやの写真が写っていました。スナップエンドウとグリンピースはよく似ていますが、グリンピースをさやごと食べられるように品種改良したものがスナップエンドウです。また、絹さやは、グリンピースを若いうちに採り、さやごと食べるものです。絹さやがそのまま熟していけば、やがてグリンピースになります。
 1年生のそら豆のさやむきと同様に、2年生も紙で作った箱を用意してありました。さやから取り出したグリンピースを箱の中に入れながら、次々とさやむきをしていきました。毎年、グリンピースがコロコロ転がって、教室中にグリンピースが散らかります。今年も学年の先生が、「箱の上でさやむきをして、絶対にグリンピースを落とさないように…」と事前指導で伝えていました。しかし、あっちでコロコロこっちでコロコロと、今年もグリンピースが転がってしまったようでした。それでもみんなでがんばって、全員の箱いっぱいにたくさんのグリンピースが集まりました。
 最初に栄養士さんが2年生の子ども達に聞いていました。「グリンピースが苦手な子はいますか?」・・・子どもは正直です。半数近くの子が手を挙げていました。しかし、今日は自分たちでさやむきをしたグリンピースが給食になっただけあり、「グリンピースご飯がとてもおいしかった。」と言っていました。
 私も給食で味わいましたが、冷凍のグリンピースでは絶対に味わえないおいしさでした。栄養士さんいわく…今年のグリンピースはとても高価だったそうです。例年の何倍もの値段だったとか。今年度から給食費は無償化になりましたが、決められた予算で毎月の給食を作っていくことには変わりありません。栄養士さんの工夫と努力にも感謝です。
 3校時に、4年2組で教育実習生の授業がありました。「カンジーはかせの都道府県の旅」という国語の授業でした。今週の月曜日から教育実習が始まり、この時間が初めての授業となりました。
 すばらしかったのは、終始笑顔で子ども達に指導していたことです。また、子ども一人一人にていねいにかかわる姿は、指導技術より大切な教師の心構えととらえることができました。クラスの子ども達も、「実習生の先生の授業だから」という気持ちで臨んでいたようです。窓側で見守っていた指導教官の担任が、一番落ち着かない気持ちだったのかもしれません。(写真中)
 4年生は、1学期中に47都道府県の漢字を全て習います。この単元では、北海道から三重県までの都道府県の漢字を学習することになっています。タブレットで各都道府県の名産を調べながら、文章作りを行っていきました。
 都道府県の漢字の中には、大人でも間違えやすいものが多々あります。新潟県の「潟」は、果たして何%の人が正しく書くことができるでしょうか。実習生が新潟県の入った例文を板書しましたが、正しく書けていました。(書き順も含めて、あらかじめ練習したのでしょう。)私は新潟県の出身なので、子どもの時から「潟」の字は漢字で書くことができました。しかし、親戚や友達から届く手紙に書かれた「潟」が、ほとんど間違っていた記憶があります。この他にも、「茨城」や「岐阜」など、都道府県名以外には使いそうにない漢字を4年生で習うことになっています。
 5年生は、社会科の時間に「国土の気候と地形」の学習をしています。2組では、日本の様々な気候区分についての学習をしていました。一年間の降水量と気温を表す雨温図を比較しながら、日本の各地での気候の特色を調べていきます。
 日本は、他の国に比べて国土が狭い割に、様々な気候区分に分けられます。島国であることや、地形や海流など、いろいろな要因が気候の特色に関係しています。中でも地形と季節風との関係は大きなものがあり、冬の日本海側と太平洋側の気候に大きく影響しています。
 先ほど、4年生で47都道府県の漢字を全て習うということをお伝えしました。さらに4年生の社会科では、都道府県名とその位置について学習します。それらが全て学習済みということが前提で、5年生の社会科の学習があります。気候区分の資料を見ながら、その都道府県がきちんと理解できているでしょうか。(写真下)

5月15日(水)

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 1年生は、図工の時間に「あじさい きれいだね」という作品に取り組んでいます。小さな折り紙を使って、アジサイの花びらを作っていきます。今日は、1組でその折り方の指導をしていました。
 まず、普通サイズの大きな折り紙を使って、アジサイの折り方の練習をしました。先生が折り方のお手本を見せながら、一折りずつみんなで挑戦していきました。折り紙で作るアジサイの花は、いろいろな折り方があります。その中でも最も簡単な折り方を教えていました。(折り紙が1枚で一つの花になるのではなく、何枚も作って合わせることできれいなアジサイの花になる作品です。)
 三角に折って、またそれを半分に三角に折って…この辺りまでは良かったのですが、「三角の袋になっている部分を開いて、四角に折りたたんで…」というところから難しくなってきました。すかさず、できた子が「先生」となって近くの子を教えに行ってあげていました。その後も難しさが続き、やっとできたと思ったら、これからが本番でした。一回り小さな折り紙で何枚も花びらを作り、画用紙に貼ってアジサイを完成させていく予定です。(写真上)
 「三角の袋になっている部分を開いて、四角に折りたたんで…」というところまでは、ツルの折り方と同じです。何人かの子に聞いてみましたが、折り紙で飛行機を作ったことがある子はいましたが、ツルを折った経験がある子は少ないようです。それよりも、折り紙自体今まであまりやったことがないという子の方が多く見られました。
 折り紙の力には、すごいものがあります。小さい頃に折り紙に親しむということは、子どもが発達していくうえで、とても大切な力につながります。折り紙の角を合わせてしっかり折るという動きを繰り返すことで、手指の器用さを高め、目と手の協応性も育まれます。他にも、集中力や根気強さ、想像力が高まります。本を見ながら自分で折り方を学ばせると、さらにそれらの力がしっかり身につくことでしょう。
 1,2校時に、2年生がミニトマトの苗の植え付け作業をしていました。生活科の学習として、毎年2年生はミニトマトを育てています。野菜の苗の中でも、比較的育てやすく、短期間で大きく成長して実がなるもの…ということでミニトマトがどこの学校でも選ばれているようです。
 1年生の時にアサガオやサクラ草、チューリップを育てた鉢が、2年生でも大活躍です。培養土を入れ、苗を植え付けていきました。今回、牛乳パックを2本分切り開いて用意し、鉢の周りに入れました。アサガオ用の鉢は花を育てるのには適していますが、野菜作りには深さが足りません。そこで、牛乳パックで壁を作り、培養土がたくさん入るようにしました。野菜作りでは、根をしっかり張らせることが重要です。(写真中)
 今回購入した苗は、「めちゃなり! トゥインクル」という名前がついています。某有名ケチャップメーカーから出ている苗で、「一房に、ぶどうのようにたくさんできる甘さ抜群なミニトマト」という説明が書いてあります。(おまけに、病気にも強い品種です。)
 さあ、1つの苗から何個のミニトマトが収穫できるでしょうか。明日から毎朝水やりをしながら観察を続けていきます。
 5校時に、5年1組の授業観察に行きました。「道案内」という資料を使った道徳の授業でした。「親切、思いやり」についての内容で、親切な行いをする時に大切なことは何かを考えさせていきました。
 2人の男の子たちは、道に迷っているおばあさんを見かけます。説明をしたけれど伝わらないと思い、行先までの地図を書いて渡してあげました。「やっぱり、いいことをした後は気持ちがいいなぁ。」と2人は喜びました。しかしその後、おばあさんがまた迷っている光景を目にします。中学生3人が声をかけると、おばあさんは地図をもらったものの、字が小さくて見えなかったようでした。そこで中学生たちは、「私たちがご案内します。一緒に行きましょう。」と言って、おばあさんと歩き出したのでした。・・・とても微妙な資料です。微妙というのは、2人が行った行為は親切と言えたのかどうかという疑問が残るからです。
 子ども達からは、「相手の気持ちを考えて親切をすることが大切だ」という考えが多く出されました。しかし、この資料の2人のとった行動は、十分に相手の気持ちを考えた親切と考えられます。(言葉で言っても伝わらないと思い、地図を書いてあげている。)また、その時点ではおばあさんはとても喜んでいて、字が小さくて見えない様子ではありませんでした。それ以上この2人に親切を要求するのは酷なことです。
 さらに、中学生がとった行動を見て、「ちょっと足りなかった」と言っていること自体、優しさが満ちあふれているように感じます。(写真下)

5月14日(火)

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 6年生は、家庭科の時間に「朝食から健康な1日の生活を」という学習をしています。なぜ朝食が大切なのか、朝食の役割を考えるとともに、健康な生活を送るための調理について学んでいきます。そして、栄養のバランスの良い朝食の計画を立て、調理実習の実践に生かしていきます。
 2組では、家庭科ノートに載っている3日間の朝食の写真を見ながら、よい点と課題点について考えていきました。1日目の朝食は、「ご飯、鮭(大根おろし付き)、味噌汁(玉ねぎ、カブ、ねぎ入り)」です。2日目は「コーンフレークと牛乳」で、3日目は「トースト、スクランブルエッグ、ウインナー」です。(教科書にも同じ写真があります)各自の考えを発表させてみると、課題点が多く挙げられました。「野菜がない」(2,3日目)、「量が少ない」(2日目)の他に、「作るのに時間がかかる」(1日目)という意見もありました。子どもながらにそう考えたか…という感じがします。では、よい点はというと、「バランスがとれている」(1日目)、「簡単に作れて早く食べられる」(2,3日目)という意見でした。(写真上)
 教科書には、朝食の役割について、次のように記載してあります。「朝食は、1日の始まりのエネルギーを得るために大切な食事です。朝食を食べることによって、体温を上げ、脳や体を目覚めさせることにつながります。また、腸のはたらきをよくし、排せつのリズムを作る役割もあります。健康な生活を送るために、毎日の朝食を欠かすことができません。」まさにその通りです。高学年で1校時からぐったりとしている子、眠そうにしている子がいますが、朝食をしっかり摂って登校しているでしょうか。
 2年生は、国語の時間に「たんぽぽのちえ」という説明文の学習をしています。この学習を通して、順序を考えながら内容の大体をとらえて読む力を付けさせていきます。そのために、「いつ」、「どんなちえ」につながる言葉に着目させて読み取りをしていきます。
 たんぽぽは、ちょうど今の時期にたくさん見られます。子ども達にとって、一番身近な植物と言えます。そのたんぽぽが、一体どんな「知恵」をもっているのか、文章の中からていねいに見つけていくことが大切です。(写真中)
 私は、この説明文に出会うまでは、「たんぽぽは、花が咲き終わってからそのままの状態で綿毛ができる」と思っていました。しかし・・・「花が終わった後、一度花と軸が地面に倒れて種に養分を蓄えること」、「そして、種ができたら、また軸が起き上がってきて、遠くに飛ばすようにぐんぐん伸び上がること」、この2つのことは、全く知りませんでした。言われてみれば、綿毛を飛ばし終わった後のたんぽぽの軸が、ひょろひょろと背が高かったように感じます。
 学校の校庭の端や中庭には、たくさんのたんぽぽが咲いています。これからは、よく注意して見てみたいと思いました。
 4校時に、音楽の授業観察に行きました。5年2組が音楽室で授業をしていました。授業の前半は、「輪唱の歌い方」についての学習でした。「花のおくりもの」という短い歌ですが、3つのグループに分けて輪唱すると、とてもきれいなハーモニーが生まれます。輪唱は、同じ旋律を2つ以上の声部が一定の間隔をおいて追いかけるように歌うことです。低学年では、カエルの合唱が有名です。
 一つのメロディを複数のパートが追いかけるように演奏していく演奏様式に「カノン」があります。子ども達が歌う「花のおくりもの」の輪唱を聞いていて、パッヘルベルのカノンを聞いているような感覚になりました。歌っていた子ども達も、クラス全体が素敵な感じに響き合う実感が得られ、とてもうれしそうでした。(写真下)
 授業の後半は、「茶色の小びん」の合奏練習を行いました。各自練習したい楽器がいろいろ決めてあるようでした。真っ先に自分が選んだ楽器のところに向かい、熱心に練習していました。

5月13日(月) その2

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 1校時に、1年生が「そら豆のさやむき体験」を行いました。そら豆は旬の時期がとても短く、まさに今が旬の真っ盛りです。全校朝会から戻ってくると、すでに教室前にはたくさんのそら豆が給食室から運ばれてきていました。
 最初に、栄養士さんからそら豆の写真をもとに、いろいろな話を聞きました。そら豆の花は、同じマメ科のスイートピーに似ていて、とても美しい姿をしています。花色は紫と白の複色で、野菜の花の中でも特に華やかに感じられます。旭町小の周りには畑が少ないので、見たことがない子が多いかもしれません。そら豆が植えてある畑では、とても目を引く花です。
 さらに、そら豆の実のつき方が分かる写真も見せてもらいました。そら豆の実がふくらみ始めると、さやの先が空を向くようになります。だから「そら豆」と言われるようになりました。次第に実が大きくなってくると、その重さでさやが下向きになってきます。それが収穫適期の合図です。
 いよいよさやむきが始まると、中から次々と出てくる大きなそら豆にみんな大喜びでした。また、先週読み聞かせをしてもらった「そら豆のベッド」のことを思い出し、実際に手でさやの中の感触を確かめてみたりもしました。ふわふわのベッドであることがよく分かりました。
 しかし、そうゆっくりとさやむきをしている場合ではありません。全校分、さらには隣の中学校の給食分のそら豆を、1年生が全てさやむきしなければなりません。みんなでがんばり、ようやく全てのさやむきが終わりました。
 給食の時間にも1年生の教室を見に行くと、塩ゆでされたそら豆をおいしそうに食べていました。そら豆は、なかなか家庭では食べ慣れていない食材の一つかもしれません。食育として位置付け、子どもに調理の一部を経験させることで、食への関心が違ってきます。ぜひご家庭でもさやむきから一緒に行い、家族で味わってみてください。(写真上)
 3校時に、1年1組の教室で連絡帳の指導が行われていました。今まで連絡帳は、家の人と担任とで連絡を伝え合うために使っていました。今日から連絡帳を子ども達に書かせて、明日の用意をするために活用していきます。
 月日を書いた後、丸で囲った「じ」と書いてあり、その下には(1)こ(2)さ(3)た(4)こ・・・と書いてありました。「じ」は時間割りで、国語・算数・体育・国語の4時間授業という意味です。さらに2行目は、まるで囲った「し」の下に、「おん、ひらがな(さ)」と書いてありました。「し」は宿題のことで、「音読とひらがなプリントの『さ』をやりましょう」ということを示しています。最後の行には、まるで囲った「れ」(連絡という意味)の下に、「えのぐのもうしこみ14、15にち」と書いてありました。
 連絡帳に3行書くだけですが、なんと時間のかかることでしょう。1年生にとって初めて連絡帳を書くということと、黒板を見て書き写すということが初めてだったのですから仕方がありません。さらに、まだ習っていないひらがなもあります。担任の先生は、一人ずつきちんとかけているのかを確かめながら、ゆっくりと指導していました。(写真中)
 毎日連絡帳を書くことを続けていると、次第に短時間で書けるようになってきます。まずは、自分が書いた連絡帳を見て明日の用意をする習慣がつくように、各ご家庭で見てあげてください。
 4校時に、算数少人数教室で3年生(ステップコース)の授業観察を行いました。3年生は、今月から算数で「わり算」の学習をしています。わり算は、3年生で初めて習う学習です。
 先週、この単元の初めに出てきた問題は、「クッキーが12個あります。3人で同じ数ずつ分けると、1人分は何個になりますか。」でした。12個のおはじきを実際に動かしながら、1人分が4個ずつになることを確認しました。そして、「12÷3=4」というわり算の式を新たに習いました。つまり、何人かでおなし数ずつ分ける場合に「わり算」を使うということを勉強しました。
 一方、今日の問題は、「パイが12個あります。1人に3個ずつ分けると、何人に分けられますか。」でした。先ほどのクッキーの問題との違いは何でしょうか? これもおはじきを具体的に操作してみると分かります。3人に1個ずつおはじきを配っていく動かし方の「クッキーの問題」に対して、おはじきを3個ずつまとめて動かしていくのが「パイの問題」です。今日の問題も、「12÷3=4」という式でわり算になります。しかし、わり算の意味としては先週のものとは違います。クッキーの問題は「等分除」、パイの問題は「包含除」というわり算です。もちろん、等分除や包含除という言葉を子ども達に教えるわけではありません。同じわり算でも、意味が異なるということを指導しています。(写真下)

5月13日(月) その1

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 雨のため、体育館で全校朝会を行いました。今日は、「振り返りを大切にしよう」という話をしました。
・・・みなさんは、山登りを経験したことがありますか? 山に登ることが好きな人から、こんな話を聞いたことがあります。山登りをしている時に、途中で何度か休憩をします。高い山に登る時には、山頂まで歩くのに何時間もかかるので、40分から50分ごとに休憩をするそうです。リュックを下ろし、水筒のお茶を飲みながら体を休めます。それと同時に、これから登っていく山の頂上を見上げます。「あとどれくらい登るのだろう」と、目標を見定めます。さらに重要なのは、山のふもとの方にも必ず目をやるそうです。「ここまでどれくらい登ってきたのだろう。」と、山登りをスタートした時からの自分自身を必ず振り返るそうです。
 山登りの途中で振り返りをすると、「もう少しペースを上げた方がいいかな」とか、「こんなに高いところまで来ることができた。よし、がんばろう。」という気持ちをもつことができます。つまり、振り返りは、新たな目標をもったり自分自身のがんばりを認めたりすることにつながるのです。
 1学期の学校生活がスタートして、5週間が経ちました。ちょうど1学期の3分の1が過ぎたところです。1学期の始めに立てた自分の目標を覚えていますか? 学習や生活の目標をカードに書き、「よし、がんばろう」という気持ちで新しい学年がスタートしたはずです。その目標に対して、この5週間でどれだけ努力し、よりよい自分の姿になることができたでしょうか。
 今、1学期の学校生活という大きな山の3分の1のところにいます。ここでしっかり自分自身を振り返ってみることが重要です。目標に向かってがんばり、よくなってきた自分が見えてきたらすばらしいですね。あるいは、もっとこうがんばってみたいと、自分の目標を修正することが必要な場合があるかもしれません。目標は、最初に立てて終わりではありません。いつも自分の目標を意識して生活することが大切です。
 体育の時間に、カードを使って授業をすることがよくあります。授業の終わりには、そのカードに振り返りを書きます。チームの作戦はどうだったのか、自分が取り組んだ技の出来栄えはどうだったのか…振り返りを行うことで、次の体育の時間への目標をもつことにつながります。
 掃除の時間では、最後にみんなが集まり、反省会をします。しっかり取り組めたか、すみずみまできれいにすることができたかと、振り返りをすることで次回もがんばろうという気持ちがもてます。クラスで行う帰りの会も一日の振り返りです。さらには、授業の終わりにも、その時間に学んだことを振り返る場合があるでしょう。
 人は、いつも先のことを考えて前に進むことも大切ですが、時折後ろを振り返ることも重要です。まずは、1学期の自分の目標を振り返ってみましょう。・・・
 続いて、教育実習生の紹介がありました。今日から2人の実習生が入り、4週間の教育実習を行います。大学4年生の2人の学生で、4年2組と5年1組を中心に実習をします。

5月12日(日)

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 青少年育成第六地区委員会の育成部が主催する「自転車交通安全教室」が開催されました。第六地区委員会の皆様や光が丘警察の方々に運営を支えていただきました。
 自分の自転車に乗って、たくさんの子ども達が集まってきました。開会式の後、まず自転車に乗る時のルールや点検の仕方、走行時の交通安全に関する指導を警察の方々に行っていただきました。
 次に、実際に校庭につくられたコースを使って、自転車走行のお手本を見せてもらいました。駐在所の袖山さんの指導の下で、東京都の自転車検定に出場する子が何名かいます。その中から6年生の子に模範走行をしてもらい、みんなで見学しました。
 次に、子ども達一人一人の実技試験が始まりました。安全確認をしているか、一時停止をしているか、歩道内では車道側を走っているかなど、細かい採点が行われていました。
 閉会式では、高得点をとった3人の子ども達が表彰されました。また、参加した子ども達にもお土産か配られました。ボランティアの小中学生にも多数参加してもらいました。どうもありがとうございました。
 私もよく自転車に乗って出張に出かけます。「自転車は左側通行」を守らない(知らない?)人がいて、危険を感じる時があります。また、スマートフォンを手に持っての運転や、音楽を聴きながら自転車に乗る人が多く、マナーの悪さが目立ちます。大人がまず自転車の正しい乗り方を理解・実践しなければならないと改めて思いました。

5月11日(土) その2

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 5年生の教室では、保健の授業が行われていました。5年生は、1学期の保健の学習として「心の健康」について学んでいきます。1組では、この単元の最初の「心の発達」についての授業をしていました。「心は、どのようなことを通して発達していくのか」ということを中心に学習しました。(写真上)
 年齢とともに心が発達してくるということは、5年生なりに感じ取っています。小さい頃の自身の姿を振り返らせると、心がまだ発達していなかったことが分かります。泣いてばかりいたことや、友達とたくさんけんかしたことなどが思い浮かびます。そこから、どんな経験を通して成長してきたのかを考えさせていきます。様々な学習や読書などもそうですが、一番心が発達することにつながったのは、多くの人との関わりがあったからです。学校の友達や他の学年の子ども達、先生を始め周りの様々な大人…と考えていくと、これからも学校を中心に多くの活動にすすんで取り組んでいくことの大切さが見えてきます。
 2組では、次の学習場面の「心と体のつながり」の授業でした。緊張した時に「汗が出る」「体が震える」「お腹が痛くなる」ということは、どの子も経験したことがあるはずです。心の状態が変化すると、体の状態も変化するということが分かります。逆に、体の状態によって心が変化するということもあります。寝不足であれば、心がすっきりしません。適度な運動は、心が晴れ晴れとします。
 今後は、心に不安や悩みがある場合の対処法について学習していきます。
 6年1組は、2校時に理科室で「だ液のはたらき」についての実験をしていました。「動物のからだのはたらき」の単元での「食べ物のゆくえ」について調べる学習です。白いご飯を口に含み、よく噛んでいると甘味を感じるようになります。このことから、ご飯がだ液と混ざることで、別なものに変化したのではないかという疑問につなげて実験を行いました。
 ご飯粒をもみ出した液を用意し、だ液を含ませた綿棒と水を含ませた綿棒をそれぞれ入れて、変化を調べていきます。小さな袋に入れて、約40度のお湯でどちらも湯煎します。しばらくしてから、ヨウ素液を入れて反応を確かめます。
 これは、人の口の中を再現した実験です。湯煎したのは、口の中の体温に近づけるためです。(だ液の酵素が活性化するには、適温が必要です。)結果、水をしみ込ませた綿棒は青紫色に変化し、でんぷんが残った状態でした。一方のだ液を含ませた綿棒は、ヨウ素液の変化はあまり見られませんでした。でんぷんが別のもの(糖)に変わったということになります。(写真下)

5月11日(土) その1

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 今日は、第二土曜学校公開日でした。今年度は、土曜公開日が年間4回になっています。旭町小では、1学期は5月と6月の第二土曜日を公開日にしています。
 1校時から、多くの保護者の方々に参観していただきました。1年生は、小学校に入って初めての学校公開日でした。登校した時から、家の人が来るのを楽しみにしていた子が多かったようです。授業中に何度も後ろを振り返ったり、合図を送ったりしていた子が見られました。2年生以上の子ども達も、新しい学年・クラスでがんばっている様子を家の人に見てもらいたいという気持ちは同じです。少しでも時間をつくって、学校での様子を見てあげることが大切です。
 1年生は、国語の時間に「はなのみち」という学習をしています。小学校で学ぶ最初の物語教材です。この物語は、4つの場面で構成されていて、起承転結が分かりやすいお話になっています。中心人物の「くまさん」が、それぞれの場面で何をしたのか、場面の様子と登場人物の行動を関係付けて、物語をとらえるようにさせていきます。
 きっと毎日の音読の宿題で、家の人たちは何度もこの物語を聞かされていることでしょう。短いながらも、とてもすてきなお話です。しかし、「どうして花の道ができたのかな?」と聞くと、理由がよく分かっていない子がいるものです。授業では、教科書の挿絵と文章を対応させながら、ゆっくり読み取りを進めていきます。(写真上)
 3年生は、総合の学習の時間にカイコの飼育に挑戦していきます。今日は、その初めの学習として、カイコの卵の観察をしました。カイコの卵は、毎年3年生で飼育するために購入しています。学習時期に合わせて冷蔵しておいたので、初めて室温の環境になったばかりの卵です。今まで眠っていた命が、小さな卵の中で動き始めたかもしれません。(観察している途中で、「あっ、動いた!」と言っていた子がいましたが、さすがにそれは気のせいでしょう。)1mmにも満たない小さな卵から、どんな幼虫が出てきてカイコガになっていくのか、とても楽しみになってきました。(写真下)
 これから重要なのは、餌となる桑の葉です。旭町小の敷地内には、何か所か桑の木が植わっています。しかし、学年全員で一斉に育てていると、幼虫が大きくなるにつれて大量の桑の葉が必要になってきます。そこで、毎年人工の餌も購入するようにしています。桑の葉のエキスから作られた練り餌で、幼虫の初期の頃に食べさせるようにします。途中で一度でも本物の桑の葉を与えてしまうと、もう人工の餌は食べなくなってしまうそうです。なるべく学校の桑の葉を温存させるためにも、この人工の餌の使い方がポイントになります。

5月10日(金) その2

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 2校時に、2年生の消防写生会がありました。光が丘消防署の協力で、校庭に消防車(ポンプ車)が入ってきました。あいさつが終わった後、大きな画板とクレヨンの箱を手に、まず場所を決めました。大きくて真っ赤な消防車を目の前にして、どの方向から描くかをずっと考えていた子もいました。
 車体から描いたりタイヤから描いたりと、描き始める場所も様々でした。こんなに目の前で消防車を見るのは初めて、という子が多かったはずです。子どもの目に映る印象は、きっと一人一人違って見えているのでしょう。積んであるホースや大きなフロントガラスなど、形や色をよく見ながら画用紙に描き込んでいきました。
 描いている途中で、消防士さんがモデルとして登場してくれました。消防服に着替えて、消防車の前に立ち、様々なポーズをとってくれました。子ども達は、画用紙に描いていた消防車に、急遽消防士さんの姿を描き加えました。(写真上)
 大人側からすると、「絵を描き始める前から登場していてよ…」と思ってしまいますが、私は何度も消防署見学に行っているのでよく分かります。消防服は、背中にしょっている酸素ボンベを含めて、30kg以上にもなるのです。おまけに今日は、朝からカンカン照りの暑さでした。きっと、消防服を着てホースを構えてポーズを取ってくれた消防士さんは、汗でびっしょりになっていたことでしょう。
 3校時は、教室に戻って仕上げをしました。担任の先生が消防車の写真を撮っておいたので、それを参考にていねいに色を塗っていきました。今日一日で、赤いクレヨンがだいぶ短くなりました。
 5年生の廊下に、メダカの水槽が設置されました。5年生は、6月の理科の単元として、「魚のたんじょう」についての学習をします。しかし、その頃になってメダカを用意したのでは手遅れです。すでにメダカは、どんどん卵を産みつけている時期です。いくつかの単元を同時並行して進めていくようにします。
 メダカは、中庭の池から何匹か捕まえてきました。エアーポンプと水草を入れて用意しました。メダカが慣れてくれば、そのうちに卵を産むはずです。卵を取ることができれば、解剖顕微鏡を使って卵の中の変化を調べることができます。まずは、毎日餌を与えながらメダカの様子を観察していくようにします。タブレットで写真や動画を撮りながら記録を取ることもできます。(写真下)
 生き物がいるだけで、子ども達の笑顔が増えます。1階の主事室前には、カタツムリの入ったケースが置いてあります。主事さんが校庭の草むらで見つけて、1年生のためにと用意してくれました。毎日1年生の子ども達が飼育ケース内をのぞき込んでいます。

5月10日(金) その1

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 1年2組の教室で、「そらまめくんのベッド」という絵本の読み聞かせをしていました。来週月曜日に、1年生は「そら豆のさやむき体験」があります。その事前指導として、この絵本の読み聞かせを行いました。
 そらまめくんの宝物は、雲のようにふわふわで、綿のようにやわらかいベッドです。そのふわふわのベッドをグリンピースくんたちがうらやましがりますが、そらまめくんは絶対に貸そうとしません。ところが、ある日そらまめくんのベッドが見当たらなくなってしまいました。やっと見つけたベッドには、ウズラが卵を生んで温めていました。やがて生まれてきたウズラの赤ちゃんを見て、そらまめくんの気持ちが変わっていきます…。お話の内容も絵も、とてもかわいらしい絵本です。自分の物を誰かに貸してあげることや、困っている友達を助けてあげることの大切さが、きっとこの物語から伝わることでしょう。友達を思いやる気持ちが育まれる一冊でもあります。(写真上)
 この絵本は、作者の なかや みわ さんのデビュー作でした。最初は、福音館書店の月刊誌「こどものとも」に掲載されました。その後、多くの反響があり、絵本となったようです。そらまめくんの絵本はシリーズ化されていて、「そらまめくんの新しいベッド」や「そらまめくんとおまめのなかま」など、どれも楽しい内容になっています。学校の図書室にも置いてあるので、今後手にする子が出てくることでしょう。
 1年生は、さやむきをしたそら豆を入れておく箱も用意してあります。大きな紙を折って箱を作りました。月曜日は、1校時にさやむき体験があります。そら豆のさやの中が、どんなふわふわのベッドになっているのか、とても楽しみになりました。
 4年生は、理科の時間に「動物のからだのつくりと運動」という学習をしています。骨や筋肉のつくりと働きに着目して、人や他の動物の体のつくりと運動との関わりについて調べていく単元です。
 理科の学習には実験や観察がつきものですが、人の体の中の仕組みを調べるのはとても難しいものです。腕が曲がる仕組みは、自分の腕を曲げながら骨や筋肉を触って想像するしかありません。筋肉が伸び縮みしていることはなんとなく分かりますが、骨がどのように曲がる仕組みになっているのかは、調べようがありません。
 1組では、NHKで配信している理科の番組を使って授業を進めていました。特殊なカメラを使うと、人の体の様々な部分が動く様子を見ることができます。エックス線を使った撮影で、体のところどころにある関節で骨が自在に曲がる仕組みになっていることがよく分かりました。けがをして病院に行った時に、レントゲン写真で自分の骨を見たことがある子が何人かいました。手の指の一つ一つにもたくさんの関節があり、自由に動く仕組みになっていることが分かりました。(写真下)

5月9日(木)

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 2校時に、1年2組の授業観察がありました。1年生は、4月から「なかまづくりと かず」という単元の学習を続けてきました。今はその中の「いくつと いくつ」という学習をしています。6から10までの数の合成分解について学ぶ内容です。今日は9の構成をとらえさせ、いくつといくつでできているのかを考えていきました。
 今まで6〜8の数について、具体物の算数ブロックを使って考えてきました。数が増えるにつれて、合成分解の組み合わせも増えてきます。今日の「9」について考える際も、算数ブロックが大活躍していました。9は、「1と8」、「2と7」、「3と6」、「4と5」のように分けられます。この4つの組み合わせと考えがちですが、子どもにとっては「1と8」と「8と1」は別物です。ということは、9の合成・分解は、8通りもの組み合わせがあることになります。担任の先生が、子ども達の座席を回り、ていねいに個別指導をしていました。(写真上)
 1年生の学習が始まり、ちょうど1か月が経ちました。先生の指示で机上の算数ブロックを動かすことができている子は、合成分解についての理解も早いようです。「話をしっかり聞くことから学習が始まり、学力向上の第一歩である」ということは、どの学習場面を見ていても感じられます。あさっては、今年度最初の土曜学校公開日です。教室の後方から参観されると、「聞く」ということがどれほど重要なことか、きっとお分かりいただけるのではないかと思います。
 5年生は、国語の時間に「春の空」という学習をしています。2年生以上の国語の教科書には、「春夏秋冬」に応じてそれぞれの季節の言葉を学ぶ単元が設定されています。5年生では、気象に関する言葉を知るとともに、古文などに記された言葉の響きやリズムに親しむ内容が載っています。
 教科書には、「春はあけぼの。…」で始まる清少納言が書いた「枕草子」が紹介されています。清少納言は、「春は明け方がよい。」としました。次第に明るくなっていく明け方の光景が、生き生きとしたリズムで記されています。2組では、きちんと音読をして暗記するようにさせていました。文語が含まれていますが、たった2行なので子ども達はすぐに覚えてしまいます。教科書の写真から、清少納言の表現した「やうやう(ようよう)白くなりゆく山ぎは(わ)」が感じ取れると良いのですが…。(写真中)
 次のページには、春の気象に関する言葉が載っています。「春風」、「風光る」、「うららか」、「春昼(しゅんちゅう)」とありますが、子ども達はどれだけ日頃の感覚をこのような言葉に表すことができるでしょうか。改めて日本語は美しいなと思わされます。
 4校時は、図工室で3年1組の授業観察を行いました。「ビーンズハウス」という立体作品を制作する最初の授業場面でした。
 まず、先生が子ども達全員に、あるプレゼントを一人ずつ手渡していきました。目を閉じて手の中に入れてもらい、まずはその感触から、どんなものなのかを想像しました。小さな楕円形のものがころころと両手の中に感じられます。みんなで一斉に手を開いてみると、白い花豆が1粒ずつ配られたことが分かりました。(写真下)
 さて、ここからが重要な図工の学習です。「全員が手にした花豆は、『ビーンズくん』です。これから、ビーンズくんの住む家を作っていきます。どんな家にしようか考えながら作りましょう。」と、学習テーマが伝えられました。
 まず、花豆にペンで顔を描き入れました。目と口を入れるだけで、1粒の花豆に命が吹き込まれたようになります。そして子ども達は、ビーンズくんにとって居心地の良い家を作ってあげようと考えを巡らせていきます。
 家となる土台の木や、壁や屋根にするボール紙の材料、そしてボンドやはさみなどを用意し、制作が始まりました。家を2階建てにしたり階段をつけたりと、子ども達のアイデアは次々と生まれてきます。導入の仕方を工夫することで、図工の時間も子ども達の意欲がグンと向上するということが伝わってきました。

5月8日(水) その2

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 4校時の後半に、避難訓練がありました。今月は、不審者対応の訓練を行いました。
 不審者役の教員が校内に入り、子ども達の見えないところで訓練がスタートしました。出会った主事さんが用事を聞いても不審な行動をとるばかりなので、インターホンで職員室の副校長先生に伝えました。職員室では、警察に連絡をするとともに、すぐに全校に放送を入れました。隠語を使って南校舎1階に不審者が来たことを伝えると、各教室のドアがすぐに施錠されることになっていますそして、男性の教員がさす又を手に現場に向かいます。
 さす又を持っていますが、不審者を取り押さえるのではなく、警察が来るまでの時間稼ぎをします。また、児童のいる場所からなるべく遠ざけるようにします。5分ほど経過し、警察が到着したという想定で訓練を終わりにしました。
 雨が降り始めたこともあり、その後の指導は放送で伝えました。不審者対応の訓練は、教職員の対応の仕方を練習する避難訓練です。しかし、授業中に放送が入った場合は、非常時という意識をもつことが大切です。きちんと放送を聞き、先生の指示に従うようにします。
 練馬区では、門に電子錠を設置する工事を進めています。今年度中には全小学校に電子錠が付くことになります。旭町小には、かなり昔から電子錠が設置されています。現在は、機械警備中の夜間に使用しています。昼間の時間帯の施錠については、今後区の通知があれば検討する予定です。
 よく、学校公開で人が出入りしている時の安全について、心配される声を聞く場合があります。それだけに、必ず名札を着用して校内に入るようにしてください。また、たくさんの大人がいることで、子ども達を守ることができます。公開日には、多くの保護者の方々に来ていただくことが学校の安全につながります。

5月8日(水) その1

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 今日から、1学期の授業観察が始まりました。授業観察は、校長と副校長が教員の授業を1時間ずつ見に行き、指導・助言を通して授業力向上を図る取り組みです。旭町小では、毎学期全ての教員に1回ずつ行っています。
 1校時に、2年2組の授業観察を行いました。「ひき算のしかたを考えよう」という算数の単元における「ひき算の筆算」の学習場面でした。筆算は、2年生になって初めて習います。4月にたし算の筆算を指導し、2桁+2桁で繰り上がりがある場合まで教えました。ひき算でも同様に、2桁同士の筆算について学んでいきます。昨日までは、繰り下がりのない場合の筆算でした。たし算の時と同じく、位をそろえて筆算を書き、一の位から順に計算することを学習しています。
 今日の学習課題は、「空位や欠位のある場合の筆算」でした。「36−26」や「36−32」、「36−2」のように、筆算にした場合に一の位が0になったり十の位に0を入れない場合の計算です。まだ繰り下がりはありませんが、昨日までの筆算とちょっと違う計算になると、子どもは必ず迷うものです。
 発表タイムになり、電子黒板のところに出てきて自分の考えを発表していた子ども達がとても立派でした。昨日までの問題との違いをしっかりとらえるとともに、クラス全体にとても分かりやすく説明していました。普段から発表の仕方や聞き方をきちんと指導しているということがよく分かる授業でした。ただし、授業の改善点もいくつかありました。担任には、後でしっかり伝えておきました。(写真上)
 1年生がアサガオの種まきをしました。毎年、この時期に恒例となっている光景です。校庭に学年全員が集まり、真新しい鉢に培養土を入れました。全てアサガオの栽培セットで購入したもので、種や元肥と後から使う折り畳み式の支柱までついています。
 先生の説明を聞きながら、一つずつ確実に種まき、水やりまで行っていきました。アサガオの種は、小さなビニール袋に7粒ずつ入っていました。人差し指の第一関節を使い、培養土に7つ穴を開けてから、ていねいに1粒ずつ種をまきました。(写真中)
 水やりは、家庭で用意してもらった500mlのペットボトルに黄色いシャワーヘッドをつけた「マイジョーロ」を使います。種まきをした鉢は、各教室の外(校庭側)に並べてあります。明日の朝から、登校後せっせと水やりをする1年生の姿が見られることでしょう。
 階段を上がった2階の掲示板前に、2月に大谷選手から送られてきたグローブを展示することにしました。昨年度、練馬区の各学校にグローブが届いたのは、2月上旬のことでした。全校朝会で紹介するとともに、各クラスの代表児童と先生たちとでキャッチボールをしました。また、6年生から順にクラスに回していき、全員に触らせたり体育館でキャッチボールをしたりしました。その後、一旦校長室に置いてありましたが、眠らせておいても意味がありません。大リーグでホームランを打つなど、相変わらず大活躍の大谷選手に注目してもらうためにも、子ども達に触れてもらう機会をもつことにしました。なお、今後は投てき板を使って壁あてのキャッチボールをするなど、グローブのさらなる活用方法を検討していく予定です。(写真下)
 保護者の皆様も、今週土曜日の学校公開の際に、ぜひ手に取ってご覧いただければと思います。また、掲示板には、始業式・入学式や1年生を迎える会、そして先日の離任式の写真資料も掲示してあります。

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学校行事
5/23 定期健康診断終
グリンピースさやむき(2)
租税教室(6)
5/24 移動教室説明会(6)
5/27 AED体験(5・6)

お知らせ

学校だより

相談室だより

給食だより

献立表

証明書

学校経営方針

授業改善プラン

学校評価

きまり・週時程

北地区区民館

南地区区民館

光が丘保健相談所

相談窓口

タブレット関連

第六地区委員会

Sigfy関連