展覧会プログラム創造する喜びを五感を通して味わう実に的を得た表現ですね。触感がたまらなく心地よいです。よーく練った後にコロコロ丸くしてくぼみを付けます。そこに「ちょうどよく」絵の具を垂らして何度も練るうちに次第に色が付いていきます。 ビニールにはカラフルな羽の模様がつぎつぎに出来上がります。クラスいっぱいに「スマイル」があふれます。 「いつでーもスマイルしようね」。 ゆめの中のわくわく虫ランド 1年生学びに向かう力を高めあう広がる創造力、湧き出すアイディアを引き出す一つ目は、「繰り返し刷ることが出来る」教材の特性です。まず単色で刷ってみます。すると次には色の組み合わせのアイディアが沸きます。ボードは水洗いをすれば落とすことが出来ます。「グラデーション」という技法も取り入れることでイメージがどんどん膨らみます。 二つ目は「作成の過程を自分で選べる自由度」がもてるようにすることです。そうすることで、作品の完成をイメージしながら作る子や、なんでもかまわないから模様を付け、一度刷ってみてから少しずつ完成のイメージをもつ子など多くの創作プロセスが生まれます。 スチレンボード版画 5年生待ったからこそ引き出される表現力(学びに向かう力)学習の進め方を理解してからの集中力は素晴らしい。カラフルな虹がたくさん出来上がりました。今日は、カラフルな鳥を描いて切り抜くところまでやりました。展覧会では、多くの「にじに浮かぶ鳥」がご覧いただけると思います。 乞うご期待! 水彩画「にじのとり」 2年生そんな素敵な世界を水彩画で表現します。前回までに画用紙に虹の枠の線を引いて、模様(星形や果物や花丸などなど)を描き込みました。今日は、いよいよ虹色を水彩で彩ります。写真は、今日のめざす作品の例です。黒板に貼ったりデジタルテレビに映したりして見通しをもちます。 メタ認知を価値づける魔法の言葉作業が始まると、緊張感の中、黙々と取り組む子供たちの姿が頼もしい限りです。「生命線の30分」が先生と子供たちの合作であったことがわかります。 「まるで宇宙の始まりのような素敵な絵ですね」「よく先生の見本の刷り方を見ていたね」「6年生の集中力みたいです」肯定的な言葉かけが児童の意欲を高め、「メタ認知」を高めます。一生けん命やっても間違えることもあります。「表と裏を間違えた」「少し汚れた」子に対して、「これだけよく刷れていればかえって見栄えがよくなるかも」「傑作は失敗から生まれることもある」 メタ認知は、プラスのことだけではなく、そうでないことに対しての価値づけでも高まると言われます。先生の個々に照らし合わせた言葉は「魔法の言葉」です。 ち密なプログラムと集中力の合作https://cms.nerima-tky.ed.jp/swas/index.php?id=... 今日はさらに集中力の高さに感心します。 30分の説明もおおむね4段階に分かれます。一度に全部の作品(和紙と版画)を置くと混乱が生じます。段階的に配布をしたり、それぞれの使い方を映像で、児童の頭に文字通り「刷り込んで」いきます。先生のち密なプログラムとそれを実現させるための児童の集中力の合作が今日の作品となります。 学びに向かう力を育てるための生命線https://cms.nerima-tky.ed.jp/swas/index.php?id=... 何時間もかけた二つの学習を作品として完成させる重要なミッションです。少しの気のゆるみや間違えたやり方をしたら作品の完成に至りません。2時間の授業のうちに、実際に刷る作業は、「一人わずか10分程度です」その貴重な10分のミッションをコンプリートさせるための大事なポイントを「映像」や「黒板」「具体物」を通して順序だててじっくりと理解させる時間を取りました。今日は「最初の30分が生命線」です。 「ほると出てくるふしぎな花」4年生「この作品は、展覧会に出品します」先生の発表に、一気に表情が引き締まります。意欲がみなぎる雰囲気がひしひし伝わります。 メタ認知が高まった場面終業式の日に、その子は嬉しそうに図画工作の先生と校長室を訪れました。先生にお聞きすると、その子は誰の手も借りずに全て自分でやり通したそうです。「学びに向かう力」で言えば「粘り強い姿勢」「見通す力」です。遠近感のある下絵をかいた時に、先生が視点の素晴らしさを大いにほめて、技能との価値づけをされていました。「どんな作品になるか楽しみですね」と声をかけたことをよく覚えていました。「これからの作品づくりや算数の図形の勉強にも役立ちますね」「この才能は将来の仕事にも生かされるかもしれませんね」その子のメタ認知が大いに高まったことがわかる場面でした。 先生のカリキュラムマネジメントの見せ所下絵のデザインは、遠近感があります。こういった作品に対して、子供たちの技能や視点などの価値づけをすることも「メタ認知」を高める効果があります。 慎重に丁寧に集中してどうです、この真剣な姿、きちんと写されているかを何度も確認しながら細心の注意を払って作業を進めます。 慎重に丁寧に集中してどうです、この真剣な姿、きちんと写されているかを何度も確認しながら細心の注意を払って作業を進めます。 生命線は、最初の10分の指導黒板に矢印が貼られています。この時間に全員がめざすゴールです。作業が始まるとそれぞれの目標に向かって作品作りに没頭する様子が至る所に見られました。 「学びに向かう力を育てる」ための環境づくりがいかに大切であるかが実感されます。 学びに向かう力を育てるための基本やるべきことをきちんとやるからこそ「楽しい授業」になる。学びに向かう力を育てるための基本です。 「今の気分は〇〇もよう(一版連結版画)」 6年生6年生ともなると、このようなレベルの高い版画にも挑戦します。写真は完成の見本です。 絵の具島 2年生「わたしは、おかしのしまをつくりました。かわいくデコッて、キャンディーもつくりました。」「ぼうにんげんがすむしまです。サッカーをして遊んでいます」「いろんな色で、よつばじまをつくりました。いろんな色でつくったらきれいになると思ったからです」 どのコメントがどの絵かわかりますか? |
|