6月30日(木)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 教科書に載っている夏を感じさせる語句をヒントに、今日は俳句作りを行っていました。教科書には、「蚊取り線香、すだれ、うちわ、打ち上げ花火」の絵が描かれていました。蚊取り線香の絵は、ブタさんの入れ物に渦巻き状の蚊取り線香が煙を上げているイラストです。現在は、電子式の蚊取り器がほとんどでしょうか? 私もしばらく火をつけるタイプの蚊取り線香は購入していません。 続いて教科書には、「暑い夏をのりきるための工夫です。」と書かれ、「風鈴、網戸、扇風機」の絵が載っていました。風鈴を知らない子が多いのではないでしょうか? 音で涼しさを得ていた昔の人の風情は、窓を閉め切ってエアコンをつけている現代人とは真逆の発想です。 さらに、「夏には、冷たくてのどごしのよいものが喜ばれます。」と書いてあり、「ところてん、そうめん、白玉、みつまめ、水ようかん」が描かれています。子ども達に聞けば、アイスクリームやかき氷など、次々と思い浮かぶものが出てきそうです。大人は、泡の出る飲み物でしょうか…。 ところで、子ども達は五・七・五の俳句を作らなければなりません。思いついた子から画用紙に下書きをして、先生のところに見せに行っていました。指を折りながら音数を数えて、俳句作りに取り組む様子が見られました。(写真上) 2組の俳句からいくつかを紹介しましょう。「ひまわりが 日がいるほうに 向いている」…ひまわりが一斉に同じ方向を向いて咲いている様子ですね。「夏の夜 花火大会 きれいだな」…今年は3年ぶりに花火大会があるでしょうか。「夏休み かとり線香 外におく」…外におくという言葉がいいですね。家族で花火や夕涼みでもするのでしょうか。「ひまわりが キラッとかがやく 夏の空」…暑い中でも元気なひまわりの様子がよく表現されています。季重なりの句が多く見られましたが、今日の夜の番組に出せそうな俳句が出来上がりました。 2年生が、生活科で育てている野菜の畑の手入れをしていました。ミニトマトや中庭の観察をさせながら、何人かずつ交代で畑の作業を行っていました。 最初のグループの子は、まず草取りからです。しっかり根を張った雑草は、抜くのが大変そうでした。次のグループはスコップで土を耕し、さらに次のグループはたい肥を入れてかき混ぜ…と、次第に畑の土の改良が進んでいきました。(写真中) 今回、畑の土に牛糞たい肥をまいて混ぜ込んだのは、先日「野菜名人」として来ていただいた農家やJAの方のアドバイスを受けてのことです。本来なら、最初に畑の土づくりをしてから苗を植え付けるべきでした。この段階で、一度生育している苗を移植してしまって大丈夫なのかどうかは心配ですが、今後うまく育ってほしいものです。 牛糞たい肥は、有機質の肥料成分からできているため、土をふかふかにするはたらきがあります。粒の細かい畑の土をそのまま使っていると、硬く締まってきます。そのために植物の根が十分に張ることができず、生育が悪くなります。根をしっかりと張らせることが、野菜のみならず植物全般に言える重要ポイントです。 5校時に、1年2組で「きんのおの」という道徳の授業がありました。木こりが池に斧を落としてしまうと、池の中から神様が金の斧を持って現れ、「おまえの落とした斧は、これであろう。」と聞きます。木こりが正直に「違います。」と伝える…という、有名なイソップ寓話のお話です。正直でいることの大切さについて考えさせ、うそをついたりごまかしたりしないで、誠実に生きようとする心情を育てることをねらいとした授業でした。(写真下) このお話では、正直な木こりが自分の斧だけでなく、金と銀の斧まで手に入れます。一方、欲が出た友達の木こりは、金銀だけでなく、自分の斧まで失ってしまいます。日常生活の中で、大なり小なりうそをついてしまうことは誰にでもあることです。このお話の登場人物で例えれば、子ども達はみんながみんな「正直に言う!」と答えるでしょう。そこをどう一般化して、「正直に言えなくて、いやな気持ちになった経験」を引き出すことができるかが大切になります。 大人向けにこの授業をやってみたいものです。きっと誰もが、「うそをついて、後味の悪いことを経験した」とか、「正直に言えないことだってあるよ…」と本音が出たりする展開になるのではないでしょうか。 |
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