9月2日(金)1組では、YouTubeの動画でソプラノ歌手の歌を子ども達に聞かせていました。(写真上)日本の代表的な歌曲なので、よくリサイタルで歌われています。ソプラノだけでなく、男性歌手が歌う場合もあります。作曲当初は、日本の代表的なテノールの藤原義江が歌って有名になりました。 ところで、「からたち」とは、よく垣根などに使われている柑橘系の植物です。ミカンの木にとげがあるように、からたちの木にもとげがあります。それで、「からたちのとげはいたいよ。青い青い針のとげだよ。」という言葉が出てきます。 5年生の各クラスでは、この詩から表現の工夫や気づいたことを話し合っていました。また、最後が「〜よ」と呼びかけの形で書いてあることや、繰り返しの言葉(白い白い、青い青い)が出てくることの効果についても考えました。 他学年も、2学期の国語のスタートは、詩の学習から始まっています。3年生は、「わたしと小鳥とすずと」の詩を学習しています。この詩も歌曲として歌われていて、様々な作曲家のバージョンがあります。お薦めは、テノールの新垣勉さんが歌ったものです。 実は・・・私が旭町小に担任としていた頃(平成19年)、新垣勉さんが来てくれたことがありました。体育館で、子ども達に歌とお話をしていただきました。新垣勉さんは、沖縄出身の盲目歌手です。生まれてすぐに目が見えなくなったことや、自分の声の才能を伸ばしてくれたきっかけなどを話していただきました。そして、その語りの合間に数曲の歌を聴かせてもらいました。 一方、4年生は、「忘れもの」という高田敏子さんの詩を学習しています。夏休みの終わり頃になると、誰もが「ああ、あの自由気ままな日々がまた戻ってきてほしい!」と感じたものです。そんな子ども達の気持ちをそのまま詩に表したのが「忘れもの」です。 「入道雲にのって 夏休みはいってしまった」という言葉で始まります。「終わった」ではなく、「いってしまった」という表現(擬人法)がこの詩のキーポイントになっています。そして、第三連では「だがキミ! 夏休みよ もう一度もどってこないかな 忘れものをとりにさ」と書かれていて、続く第四連では、その忘れものが具体的に示されています。「迷子のセミ」と「麦わら帽子」と「波の音」です。それぞれが体言止めで書いてあるのも印象的です。 4年生では、次の「ぼくは川」の詩と合わせて、気に入った方の詩を画用紙に視写し、イラストを入れて完成させていました。(写真中) 1年2組の教室で、絵日記の発表会を行っていました。1年生は、絵日記2枚が夏休みの宿題になっていました。隣の席の子に絵日記を見せながら、絵の説明をしていました。海に遊びに行ったこと、ニジマスのつかみ取りをしたこと、花火をしたことなど、1年生の絵が加わることで、夏休みの思い出が一層楽しく伝わってきます。中には、隣の席の子に自分の話をたくさんしたくて、ずっとしゃべっていた子がいたほどです。(写真下) ある調査では、「正直、いらないと思う夏休みの宿題ランキング」の1位に絵日記が入っていました。私は、絶対にあった方がいいと思っています。夏休み中にどこかに連れていかなければいけないとか、絵日記のためにイベントを考えなければならない…というのが理由のようですが、果たしてそいうものでしょうか。それは、親側の勝手な思い込みです。家で水遊びをしたことや、スイカを食べたこと、買い物に行ったことなどを絵日記にしている子もいて、それぞれ夏休みらしくていいなと思います。子どもは、友達と比較してどうのこうのという思いはありません。 大きな恐竜の絵が描いてある絵日記を見つけました。その子に聞いてみたら、映画を見に行ったそうです。私もその映画を見に行ったので、会話がはずみました。「長い映画だったよね。」と言ったら、「トイレに行きたくなった。」と話していました。私も同じでした。 |
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